JP2000115568A - 陰極線管表示装置及び陰極線管表示装置の表示停止方法 - Google Patents

陰極線管表示装置及び陰極線管表示装置の表示停止方法

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JP2000115568A
JP2000115568A JP10279872A JP27987298A JP2000115568A JP 2000115568 A JP2000115568 A JP 2000115568A JP 10279872 A JP10279872 A JP 10279872A JP 27987298 A JP27987298 A JP 27987298A JP 2000115568 A JP2000115568 A JP 2000115568A
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JP
Japan
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ray tube
signal
cathode ray
circuit
scanning signal
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JP10279872A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kaminosono
武志 神之薗
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ処理によって電源オフ時の稲妻状の光の
表示を防止する。 【解決手段】電源オフデータを受けると、垂直走査信号
の終端付近タイミングをコンポジット信号から検出し
て、そのタイミングに垂直走査範囲の最大設定データを
生成し、更にその直後に垂直走査オフデータを生成する
ことにより、スポットキラー回路の動作による稲妻状の
光がブラウン管の表示画面に表示されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管表示装
置および陰極線管表示装置の表示停止方法に関し、特
に、テレビジョンなどの電源オフ時にイオン焼けを防止
するスポットキラー回路を有する陰極線管表示装置及び
同陰極線管表示装置の表示停止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電源オフ時のスポットキラー回路の動作
によって稲妻状の光が画面上に表示されないようにする
装置及び方法として、従来、特願平09−05046号
に示されるものがある。この装置では、電源がオフされ
ると鋸歯状の垂直走査信号を強制的にグランドレベルに
落とし、且つ垂直出力電圧を大きくして垂直方向の振幅
を拡大するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では、トランジスタ回路等のディスクリート部品を
ICに外付けすることによって構成しているために、回
路構造が複雑化すると共に回路全体のデジタル化指向に
そぐわないという不都合があった。
【0004】この発明の目的は、データ処理によって電
源オフ時の稲妻状の光の表示を防止することのできる陰
極線管表示装置及び同表示装置の表示停止方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スポ
ットキラー手段を備える陰極線管表示装置において、走
査信号生成部に対して出力する走査信号制御データを生
成する制御部を備え、該制御部は、走査信号の端部付近
のタイミング時に走査範囲を拡げる走査範囲拡大制御デ
ータを生成し、さらにその直後に走査停止をするための
走査停止制御データを生成することを特徴とする。
【0006】スポットキラー手段は、一般に、輝度調節
回路に備えられたキャパシタによって、ブラウン管の陽
極に充電されていた電荷を短時間に放電させる回路で構
成され、高圧回路への通電が遮断される時にこのスポッ
トキラー回路を作動させて電荷を放電させるようにして
いる。制御部が、リモコン等から電源オフデータを受け
ると、走査信号が画面の端部の位置にくるタイミングを
検出して、その時に走査範囲を広げる走査範囲拡大制御
データを生成する。更に、その直後に走査停止制御デー
タを生成する。このような手順によって、電源オフ時に
スポットキラー回路が動作する時、ブラウン管の陽極に
充電されていた電荷は走査信号が画面外にあるタイミン
グで放電されることになって、稲妻状の光が画面上に表
示されないようになる。
【0007】請求項2の発明は、前記制御部は、陰極線
管の電源オフを制御するための電源オフ信号を、走査停
止制御データを生成した後に生成して陰極線管に出力す
ることを特徴とする。
【0008】スポットキラー回路の動作や走査範囲の拡
大及び走査停止の制御は陰極線管の電源がまだオフして
ない時に行われることが必要である。そこで、この発明
では、これらの動作が終えた後に陰極線管の電源をオフ
する。
【0009】請求項3の発明は、走査信号を垂直走査信
号とし、請求項の4の発明は水平走査信号としたもので
ある。即ち、上記電荷放電は走査信号が垂直走査信号で
あっても水平走査信号であっても、画面外にある時に行
われればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る陰極線管表示装置の要部のブロック図を示している。
【0011】テレビジョンのリモコン1とテレビジョン
本体の受光部2間では、リモコン1側から受光部2に対
して電源オンオフデータや受信チャンネルデータ等を送
信できるようになっている。1チップマイクロコンピュ
ータ3はテレビジョン装置本体の全体の制御を行うもの
であって、各種のデータを一時的に記憶するEP−RO
M4が接続されており、またブラウン管(陰極線管)表
示制御のためのクロマ回路5に接続されている。1チッ
プマイクロコンピュータ3とクロマ回路5はシリアル通
信回路6によってデータの送受が行われ、クロマ回路4
からは1チップマイクロコンピュータ3での同期をとる
ためにコンポジット信号またはその同期信号がライン7
によって送られている。クロマ回路5には、映像信号や
他の信号も入力し、スポットキラー回路へのスポットキ
ラー出力信号や水平ドライブ回路8及び垂直ドライブ回
路9に対しての信号が出力されるようになっている。こ
のクロマ回路5は、水平ドライブ回路8に対しては1
5.734KHzの水平走査パルスが出力されるが、垂
直駆動に関してはランプ制御部5aを内蔵しているため
に、このランプ制御部5aを介して垂直ドライブ回路9
に対して鋸歯状の垂直走査信号を出力するようにしてい
る。
【0012】図2は、ランプ制御部の構成図である。垂
直同期制御部10はランプ回路11に対して60Hzの
垂直走査パルスを出力するとともに、レベル調整回路1
2に対して、ランプ回路11から出力される垂直走査信
号のレベルhを制御する信号を出力する。ランプ回路1
1は、垂直走査パルスを公知の回路によって鋸歯状の信
号に成形する回路であり、そのレベルhはレベル調整回
路12からの信号によって決まる。レベル調整回路12
は、例えば多段トランジスタ直列回路と、それらのトラ
ンジスタの選択端子からなり、選択されたトランジスタ
の段数に応じた電圧をランプ回路11に与えることによ
って該電圧に応じたレベルhの鋸歯状の信号をランプ回
路11で生成する。このようにしてランプ制御部5aで
生成された垂直走査信号が垂直ドライブ回路9を介し
て、ブラウン管の偏向ヨークに出力される。
【0013】以上の回路において1チップマイクロコン
ピュータ3は、クロマ回路5に対して通信線6によって
レベル調整回路12に出力する信号を決めるためのデー
タを送信する。
【0014】次に、上記1チップマイクロコンピュータ
3の電源オフ時の動作を、同1チップマイクロコンピュ
ータ3の動作を示すフローチャート及び垂直走査信号の
波形を示す図4を参照して説明する。
【0015】ST1において、電源オフデータを受信す
ると、垂直走査信号の終端付近のタイミングをクロマ回
路5から入力するコンポジット信号に基づいて把握す
る。この終端付近タイミングになると、ST3におい
て、垂直走査範囲の最大設定データVmax を生成して、
これをレベル調整回路12に対して出力する。この時、
レベル調整回路12は、ランプ回路11からの出力のレ
ベルhが最大になる信号を設定する。続いて、その直後
に、ST4において垂直走査信号が0レベルになるため
のオフデータデータVOFF を生成して、これをレベル調
整回路12に出力する。この瞬間に、ランプ回路11の
出力は0レベルとなる。従って、ランプ回路11から出
力される垂直走査信号Sは、その終端付近のタイミング
t0でレベルhが最大値hmax となり、その直後に0と
なる。この結果、t0のタイミングでは垂直走査信号の
範囲が最大となり、且つその信号の位置は画面の下端部
よりも下方となるため、この時にスポットキラー回路に
よって放電が行われても、画面上には稲妻状の光が表示
されるということがなくなる。なお、上記ST4を終え
ると、1チップマイクロコンピュータ3は、パワーオフ
(P.OFF)データを生成してブラウン管に出力す
る。ブラウン管は、このデータを受けるとブラウン管へ
の電源供給を停止する。
【0016】以上の動作によって、1チップマイクロコ
ンピュータ3の制御だけにより電源オフ時にブラウン管
の画面上に稲妻状の光が表示されるのを防ぐことができ
る。なお、以上の実施形態では、垂直走査信号について
この発明を適用した例を示したが、水平走査信号に対し
てもこの発明を適用することができる。この場合には、
水平走査信号に対するランプ制御部をクロマ回路5に設
け、鋸歯状の水平走査信号をこのランプ制御部で生成す
るようにすると共に、図2と同様にレベル調整回路も設
けて、クロマ回路5から水平ドライブ回路8に対する出
力のレベルhを1チップマイクロコンピュータ3かのデ
ータに基づいて制御するようにすればよい。即ち、電源
オフが検出された時、水平走査信号の範囲を拡大すると
共にその直後にオフすることでブラウン管の画面上にス
ポットキラー回路の動作による稲妻状の光が表示される
のを防ぐことができる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、トランジスタ回路な
どのディスクリート回路を設けなくても、簡単にスポッ
トキラー回路の動作による稲妻状の光が陰極線管上の表
示画面に表示されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン装置の要部の回路図
【図2】ランプ制御部の回路図
【図3】1チップマイクロコンピュータの電源オフ時の
概略動作を示すフローチャート
【図4】垂直走査信号の電源オフ時の波形の変化図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スポットキラー手段を備える陰極線管表
    示装置において、 走査信号生成部に対して出力する走査信号制御データを
    生成する制御部を備え、該制御部は、走査信号の端部付
    近のタイミング時に走査範囲を拡げる走査範囲拡大制御
    データを生成し、さらにその直後に走査停止をするため
    の走査停止制御データを生成することを特徴とする陰極
    線管表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、陰極線管の電源オフを制
    御するための電源オフ信号を、走査停止制御データを生
    成した後に生成して陰極線管に出力することを特徴とす
    る、請求項1記載の陰極線管表示装置。
  3. 【請求項3】 前記走査信号は垂直走査信号である、請
    求項1または2記載の陰極線管表示装置。
  4. 【請求項4】 前記走査信号は水平走査信号である、請
    求項1または2記載の陰極線管表示装置。
  5. 【請求項5】 スポットキラー手段による陰極線管表示
    装置の表示停止を行う際に、走査信号の端部付近のタイ
    ミング時に走査範囲を拡げる走査範囲拡大制御データを
    生成して走査信号生成部に出力し、さらのその直後に走
    査停止をするための走査停止制御データを生成して走査
    信号を出力することを特徴とする、陰極線管表示装置の
    表示停止方法。
JP10279872A 1998-10-01 1998-10-01 陰極線管表示装置及び陰極線管表示装置の表示停止方法 Pending JP2000115568A (ja)

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CN108092651A (zh) * 2018-01-09 2018-05-29 电子科技大学 一种变斜率驱动电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108092651A (zh) * 2018-01-09 2018-05-29 电子科技大学 一种变斜率驱动电路
CN108092651B (zh) * 2018-01-09 2020-03-31 电子科技大学 一种变斜率驱动电路

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