JP2000115227A - 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式 - Google Patents

同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式

Info

Publication number
JP2000115227A
JP2000115227A JP10282281A JP28228198A JP2000115227A JP 2000115227 A JP2000115227 A JP 2000115227A JP 10282281 A JP10282281 A JP 10282281A JP 28228198 A JP28228198 A JP 28228198A JP 2000115227 A JP2000115227 A JP 2000115227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
signal
coaxial cable
management device
data transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10282281A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3583300B2 (ja
Inventor
Masashi Iwai
雅司 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
Priority to JP28228198A priority Critical patent/JP3583300B2/ja
Publication of JP2000115227A publication Critical patent/JP2000115227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3583300B2 publication Critical patent/JP3583300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波的に分岐されたCATV同軸ケーブルを
用いてイーサネット仕様のLANを形成すること。 【解決手段】高周波的に分岐される分岐器20を用いて
同軸ケーブルをツリー状に接続し、端末装置30がツリ
ー状に接続されたLANを構築する。さらにこのLAN
に、各端末装置30からのデータ信号の衝突を避けるた
め、高周波的にその衝突を検知する管理装置70を設け
る。これによりCSMA/CD方式のLANが形成でき
る。さらにこの管理装置70をCATV同軸ケーブル6
0に接続する。LANに使用する周波数帯域とCATV
のそれとを分離することにより、CATV網を使用いて
LANが形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端末装置間で双方向
にデ−タ通信を行うネットワークシステムに関し、特
に、高周波的に分岐された同軸ケーブルを用いて、広範
囲にデータ伝送を可能とするローカルエリアネットワー
クの伝送方式に関する。本発明は、市中から各家庭ある
いは各事業所に配備されたCATVあるいはTVの同軸
ケーブルを用いて、各端末間で高速通信を可能とするロ
ーカルエリアネットワークシステムに適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定のエリア内で複数の端末
器を伝送線に接続し、データをシリアルに送受信するシ
ステムがある。それは、ローカルエリアネットワーク
(以下、LANという)と呼ばれ、データの衝突を監視
するトランシーバ、データの分配器であるハブ、データ
を送受信する各端末器から構成され、トランシーバ間は
同軸ケーブルで、トランシーバとハブ、ハブと各端末器
はツイストペア線によって接続されている。その代表と
してIEEE802に準拠したイーサネットがよく知ら
れている。
【0003】その伝送方式は、0、1のデジタルデータ
を伝送線に送出するベースバンド方式であり、伝送媒体
によって10BASE5,10BASE2,10BAS
E−T等に分けられる。その伝送速度は10Mbps であ
る。また、この場合のアクセス制御方式は、CSMA/
CD(Carrier Sense Multiple Acess with
Collision Detection:搬送波検知多重アクセス/衝
突検出)と同様な方式である。即ち、同軸ケーブル上の
データの有無によりデータの衝突の有無を確認の後、衝
突しない場合にのみ送信先のアドレスと送信元のアドレ
スを付けてデータを送信する方式である。
【0004】具体的には、例えば図10に示すネットワ
ークシステムがある。幹線である同軸ケーブル300に
は複数のトランシーバ200、220が取り付けられ、
その下位には、ツイストペア線を介してハブ100、ハ
ブ120が接続されている。トランシバー200、22
0は、データの中継を行うと共に同軸ケーブル300上
のデータの衝突を監視する。その監視方法は、データの
送出に先立ち直流電流201を同軸ケーブル300の終
端抵抗に送出し、それによる電圧降下値に応じて衝突を
判断する方法である。コンパレータ202で検出される
電圧降下値が所定の2倍になれば、衝突と判断する。
さらにこのハブ120の下位には複数の分岐線を介して
端末器であるコンピュ−タ装置101、121が接続さ
れている。この分岐線は2対のツイストペア線である。
また場合によっては、コンピュ−タ装置に代えてハブ1
10を取り付けて、その下位にさらにコンピュータ装置
が追加される。
【0005】例えば、コンピュ−タ装置101からコン
ピュ−タ装置121にデータを送信する場合、先ずコン
ピュ−タ装置101はデータに送信先のアドレスと送信
元のアドレスを付けてハブにアクセスする。ハブ100
はそれをトランシバー200に伝え、トランシバー20
0はそれに応じて終端抵抗に直流電流を流して、データ
の衝突を監視する。衝突がなければ、その直流電流とハ
ブ100からの送信データを重畳させて同軸ケーブル上
に送出する。送出されたデータはトランシバー220と
ハブ120あるいはハブ110を介して全てのコンピュ
−タ装置に送信される。コンピュ−タ装置121は、ア
ドレスが合致するためそのデータを受信する。このよう
にして、全てのコンピュ−タ装置間でデータの送受信が
行われる。
【0006】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、従来のハ
ブとツイストペア線を用いたLANでは、上述のように
伝送方式に、0、1のデジタルデータが直接送出される
ベースバンド方式がとられる。そして、その規格である
10BASE5では、その幹線長は高々500mであ
り、場合によっては必要なエリアを全てカバーできるも
のではない。また、ハブに接続されるツイストペア線の
長さも高々100m止まりである。さらに、このハブに
接続される端末数にも制約がある。従って、必ずしも広
範囲に自由度の高いLANが構築されるものではなかっ
た。
【0007】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、従来システムの端末
数およびその配置の自由度に関する問題は、上記ツイス
トペア線を使用した伝送方式にあることに着目し、分岐
線に従来のツイストぺア線に代えて同軸ケーブルを採用
し、新たな伝送方式を付加することによって、広範なエ
リアで自由度の高いローカルエリアネットワークシステ
ムを形成することである。また、他の目的は、同軸ケー
ブルによる樹枝路状ネットワークを実現可能とすること
で、多様の端末装置の配置にも対応できるようにするこ
とである。さらに、他の目的は、すでに市中あるいは各
事業所/各家庭に配備されているCATVあるいはTV
の同軸ケーブル線を利用し、TV機能を保持しつつ各事
業所/各家庭の端末間でデータの授受ができるLANに
適用し、その使用コストを下げることである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記の課題
を解決するために、請求項1に記載の同軸ケーブルを用
いたデータ伝送方式では、高周波的に分岐された同軸ケ
ーブルとその同軸ケーブルに接続された複数の端末装置
によってネットワークが構成される。そして、イーサネ
ット仕様のデータにより変調された高周波搬送波が、周
波数が多重化されて、そのネットワークに送出される。
ネットワークに接続された複数の端末装置は、その多重
化された周波数を用いてデータ通信を行なう。同軸ケー
ブルはツイストペア線より長距離の伝送を可能とする。
よって広範囲なネットワークが実現できる。また、同軸
ケーブルは、シールド構造となっており、外部の電磁波
からの影響を受けにくい。さらに、このネットワーク
は、例えばトランス結合で高周波的に分岐され構築され
ている。よって、分岐点での反射がない。これにより、
高品質なデータ伝送が保証され、確実なデータ通信が可
能となる。
【0009】請求項2に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、ネットワークを形成する同軸ケーブル
に分配器あるいは分岐器が接続され、端末装置が階層的
に構築されている。データ伝送に関して、同軸ケーブル
で分岐可能にしているので、樹枝路状ネットワークの構
築が容易にできる。この分配器あるいは分岐器は必要に
応じて任意に取り付け端末を増やすことができる。例え
ば、信号ロスをー30dbまで許す場合、その数は10
00端末も可能である。従って、自由度の高いローカル
エリアネットワークを実現する伝送方式となる。
【0010】請求項3に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項1または請求項2に記載の同軸
ケーブルを用いたデータ伝送方式であって、そのネット
ワークに各端末装置から出力されるデータの衝突を管理
する少なくとも1つの管理装置を備えている。これによ
り、各端末からのデータ信号の衝突が回避される。従っ
て、確実なデータ伝送方式となる。
【0011】請求項4に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項3に記載の同軸ケーブルを用い
たデータ伝送方式であって、その管理装置は分配器を有
し、他の管理装置がその分配器に接続されることにより
複数の管理装置がツリー構造に構築されている。管理装
置は、その管理装置に直接接続された各端末装置間の衝
突を検知する。従って、最も短経路すなわち最短時間で
データの衝突を検出できる。よって、衝突検出を最も効
率よく検出する伝送方式となる。
【0012】請求項5に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項3または請求項4に記載の同軸
ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、端末装置
は管理装置に直接接続されている。従って、分配器ある
いは分岐器を省略できる。よって、省電力、低コストな
伝送方式となる。
【0013】請求項6に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項1乃至請求項5の何れか1つの
同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、搬送
波の振幅、周波数、位相の何れか1つが変調されて通信
が行われる。搬送波の周波数を任意に選べることから、
複数チャネルを介してのデータ通信が可能となる。従っ
て、伝送効率の良い方式となる。また、振幅変調された
信号は、例えば整流回路とローパスフィルタ回路で簡単
に復調することができる。よって低コストな伝送方式と
なる。また、周波数変調あるいは位相変調された信号
は、外乱ノイズによる影響を受けにくい。よって、精度
の高い高品質な伝送方式が可能となる。
【0014】請求項7に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項1乃至請求項6の何れか1つの
同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、その
データ通信は、所定のチャネルの空き時間を利用して行
われる。これにより、所定のチャネルを無駄なく有効に
使用することができる。よって、コスト効率のよい伝送
方式となる。
【0015】請求項8に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項1乃至請求項7の何れか1つの
同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、その
データ通信は、同一チャネルで双方向通信が行なわれて
いる。同一チャネルで双方向通信をする伝送方式は、他
のチャネルを使用しないため、チャネル使用効率がよ
い。従って、広範囲でさらにコスト効率のよい安価な通
信を可能とする伝送方式となる。
【0016】請求項9に記載の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式は、請求項3乃至請求項8に記載の何れか
1つの同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式であって、
そのネットワーク内に、一方向の通信と他方向の通信と
を別チャネルに周波数変換する管理装置を備えている。
これにより送信チャネルと受信チャネルを分離すること
ができ、同時に送受信が可能な全二重の伝送方式とな
る。
【0017】請求項10に記載の同軸ケーブルを用いた
データ伝送方式は、請求項1乃至請求項9の何れか1つ
の同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、そ
のネットワークには、テレビジョン信号とデータ信号が
多重化されている。これにより、データ信号のみならず
テレビジョン信号も受信できる。よって、利便性の高い
伝送方式となる。
【0018】請求項11に記載の同軸ケーブルを用いた
データ伝送方式は、請求項10に記載の同軸ケーブルを
用いたデータ伝送方式であって、そのテレビジョン信号
は管理装置に入力され、その管理装置を介して端末装置
またはTV装置に分配されている。これにより、管理装
置に接続された端末装置によってLANが形成されると
ともに、管理装置に接続されたTV装置によってTV信
号が受信できる。さらに、管理装置をツリー構造に接続
することにより、さらに端末装置あるいはTV装置の数
を増やすことができる。よって、さらに利便性の高い伝
送方式となる。
【0019】請求項12に記載の同軸ケーブルを用いた
データ伝送方式は、請求項10あるいは請求項11に記
載の同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式に適用され、
そのテレビジョン信号はCATV伝送路あるいはTV伝
送路を介して供給されている。これにより、すでに配備
されたCATV伝送路あるいはTV伝送路を利用して、
安価なLANを形成することができる。また、CATV
受信あるいはTV受信にはなんら影響を与えることはな
い。従って、広範囲なデータ通信を可能とするとともに
安価で利便性の高い伝送方式となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本発明は下記実施例
に限定されるものではない。 (第1実施例)図1は本発明の同軸ケーブルを用いたデ
ータ伝送方式の概略構成図である。本発明の同軸ケーブ
ルを用いたデータ伝送方式は、管理装置10、分岐器2
0、端末装置30、入出力装置であるコンピュータ装置
40から構成され、端末装置30とコンピュータ装置4
0間以外は全て同軸ケーブルによってツリー構造に接続
されている。尚、端末装置30とコンピュータ装置40
はツイストペア線によって接続されている。また、分岐
器20はトランス結合された方向性結合器であり、交流
信号は上流から下流へ分岐され、直流電流は伝達されな
い。逆に各端末装置30からの交流信号は、その上流側
にのみ出力される。
【0021】また、管理装置10は、端末装置30から
の同時送信衝突を管理するため、内部に衝突検出部15
を備えている。そして、後述する衝突認識時には衝突信
号Fcをネットワークを介して全ての端末装置30に送
出する。また、端末装置30はデータの送信時には伝送
路の使用状況を例えば、他キャリアあるいは他データの
有無によって判断する。他キャリアあるいは他データが
あれば送信は行わない。
【0022】他キャリアあるいは他データ信号が存在し
ない場合は、データ信号を送出するのであるが、他端末
装置30からほぼ同時に送信する場合がある。そのた
め、端末装置30はそれぞれ内部に衝突判定交流信号発
生部35を備えている。データ信号の送出に先立ち、同
時送信衝突を管理装置10に認識させるため、衝突判定
交流信号発生器35から衝突判定交流信号Fsを送出す
る。各端末装置30は、衝突判定交流信号Fsを送出
後、所定の時間、衝突信号Fcが検出されなければ伝送
路が空き状態であると判断しデータを送信する。逆に、
衝突信号Fcが管理装置10から送信されれば伝送路は
使用中であると判断し、データ送信を行わない。このよ
うに、データ送信時には2段階で送信衝突を検知し、デ
ータ送信を行っているので、確実にデータの送信衝突が
回避される。以下、端末装置30および管理装置10の
構造を示し、本発明の伝送方式を詳細に説明する。
【0023】図2に端末装置30の構成を示す。端末装
置30は、イーサネットインターフェース31、イーサ
ネット仕様のデータ信号で搬送波を変調する変調部3
2、変調された信号からデータを取り出す復調部33、
管理装置10から送信衝突の可能性を受け取る衝突信号
検出部34、管理装置10にその送信衝突を検出させる
ため、高周波信号を送出する衝突判定交流信号発生部3
5およびそれらの高周波信号を入出力させる入出力バッ
ファ装置36、管理装置10から送出されるパイロット
信号を抽出するためのパイロット信号BPF(バンドパ
スフィルタ)38およびそのパイロット信号と基準信号
に基づいて入出力バッファ装置36をフィードバック制
御する差動増幅器37から構成される。
【0024】この入出力バッファ装置36は、例えば電
圧制御型減衰器からなり、伝送による減衰量が一定にな
るよう補正する役割をする。その補正量は、管理装置1
0からパイロット信号Fpを各端末装置30に送り、そ
のレベルを測定すれば、各伝送路の減衰量、即ち各補正
量が求まる。具体的には、管理装置10から送出され、
パイロット信号BPF38を通過したパイロット信号F
pの信号レベルと各端末装置30の有する基準信号のレ
ベルを差動増幅器37によって比較し、その差が常に零
になるように入出力バッファ装置36の減衰量を制御す
る。即ち、(伝送路による減衰量)+(入出力バッファ
装置36による減衰量)が常に一定となるように制御す
る。これにより、逆に各端末装置30から送出されるデ
ータ信号Fuおよび衝突判定交流信号Fsの信号レベル
は上流の管理装置10上では常に一定に保たれる。これ
により、精度のよいデータ通信および衝突検出が保証さ
れる。尚、基準信号は上述の衝突判定交流信号発生部3
5から発せられる衝突判定交流信号の電圧レベルVsに
比例した信号であり、基準信号レベルはAを比例定数と
してVr=A×Vsで表せられる。このようにして、精
度の高い伝送および衝突判定を可能とするのも本発明の
同軸ケーブルを用いた伝送方式の特徴の1つである。
【0025】また、データ通信に使用される変調には、
振幅変調,周波数変調,位相変調の何れか1つが使用さ
れるが、本実施例では振幅変調が使用される。また、そ
の伝送方式は、ブロードバンド方式と呼ばれ、例えば上
りデータには5M〜112MHZ帯が下りデータには15
0MHZ〜450MHZ帯が割り当てられており、双方向通
信となっている。
【0026】コンピュータ装置40から入力されたデー
タ信号は所定の通信形式(10BASE−T)でツイス
トペア線に送出される。ツイストペア線に送出されたデ
ジタル信号はイーサネットインターフェース31を介
し、変調部32に送信される。変調部32では、例えば
上り搬送波Fu(60MHZ)がこのデジタル信号に基づ
いて、振幅変調され、入出力バッファ装置36を介して
同軸ケーブルに送出される。
【0027】また、上述のように、それに先立ち管理装
置10にデータ送信を知らせるため、所定の衝突判定交
流信号Fsを衝突判定交流信号発生部35から送信す
る。管理装置10は、この衝突判定交流信号Fsの重な
りから衝突の有無を検知する。この時、衝突判定交流信
号Fsの信号レベルは上述のように正確に制御されてい
るので、所定のレベル、例えば1波の1.5倍のレベル
を閾値とし、その閾値を越える重畳波信号を検知した場
合、衝突と判定され、各端末装置30に衝突信号Fcが
送出される。この衝突信号Fcは各端末装置30の衝突
信号検出部34で検出される。各端末装置30は、この
信号が検出されるとデータ信号を送出しない。従って、
上りデータの衝突が回避される。このように各端末装置
30からの送信は、そのチャネルの空き時間を利用して
行われる。
【0028】一方、管理装置10から周波数Fdの搬送
波によって送信されたデータ信号は、周波数が異なるた
め、衝突することがなく常時復調部33によってデータ
信号が復調され、ツイストぺア線を介してコンピュータ
装置40に送信される。このように、搬送波の周波数が
多重化されているので、同時に効率よく送受信が可能で
ある。以上が、本発明による同軸ケーブルを用いた伝送
方式に適用される端末装置の動作である。
【0029】次に、管理装置10の構成を図3に示す。
管理装置10は、イーサネット・インターフェース1
1、イーサネット仕様で下り搬送波Fdを変調する変調
部12、上り変調波信号Fuからデータを取り出す復調
部13、各端末装置30から所定の衝突判定交流信号F
sを抽出するBPF14、抽出された衝突判定交流信号
Fsから衝突を判定する衝突検出部15、衝突を知らせ
るために所定の衝突信号を発生する衝突信号発生部1
6、高周波信号の入出力を分配するための高周波信号分
配器17、端末装置30にパイロット信号Fpを送出す
るためのパイロット信号発生器15aおよび直接複数の
コンピュータ装置40を接続させるための分配器である
ハブ18から構成されている。
【0030】高周波信号分配器17には、各端末装置3
0からデータ信号Fuに先だって衝突判定交流信号Fs
が入力される。BPF14によって衝突判定交流信号F
sが抽出され、衝突検出部15に送出される。例えばそ
の周波数は26MHZである。複数の端末装置30から同
時に送信された場合は、衝突検出部15でその重複が検
出される必要がある。そのため、各端末装置30は衝突
判定のための所定の高周波信号を送出する時に、位相あ
るいは周波数を推移させる。これにより、他の端末装置
30が既にこの高周波信号を送出している場合には、2
つの端末装置からの信号波形のピークとピークが重なる
タイミングがある。そのピーク値をホールドし、所定の
閾値、例えば1波の時の1.5倍の信号レベルを閾値と
し、それと比較すれば衝突有無を判定することができ
る。特に、上述のように衝突判定交流信号Fsの信号レ
ベルは正確に制御されているので、正確にその衝突が判
定される。
【0031】送信衝突がない場合、高周波信号分配器1
7に入力されたデータ信号は、復調部13でデジタルデ
ータ信号に復調され、イーサネット・インターフェース
11に取り込まれる。取り込まれたデジタルデータ信号
は、再び変調部12によって周波数Fdの変調信号に変
換され、他の高周波信号分配器17を介して各端末装置
30に送出される。この時、周波数Fuと周波数Fdの
変調波が混在するが、周波数スペクトルが分離されて設
計されているため、衝突することなく通信される。ま
た、一部は復調器13、イーサネット・インターフェー
ス11を介して例えば10BASE−T方式に信号変換
され、ハブ18を介して他のコンピュータ装置40に直
接送出される。
【0032】一方、送信衝突が判定されると、衝突検出
部15は、衝突信号発生部16にトリガをかけ、例えば
30MHZの衝突信号Fcを発生させる。この衝突は、高
周波信号分配器17およびイーサネット・インターフェ
ース11を介して全ての端末装置30に送出される。衝
突判定交流信号Fsを送出した端末装置30が、所定時
間内にこの衝突信号を検出した場合には、送信権が付与
されなかったことになり、データは送信せず、一定時間
の待機の後、同様な手順により伝送路のアクセスを行
う。既に、データを送信している端末は、データ自体の
衝突が起こっている訳ではないために、データの送信は
継続して実行することが可能である。
【0033】また、図3に示すように衝突検出装置10
に接続されたハブ18からツイストペア線を介して直接
データ入力され、送信される場合もある。この時は、イ
ーサネット・インターフェース11のRS端子がアクテ
ィブになる。衝突検出装置10からの直接データ送信と
各端末装置からのデータ送信との送信衝突は、このアク
ティブ信号を用いることにより判定される。
【0034】例えば、何れかの端末装置30から衝突判
定信号Fsが入力されると、衝突検出部15には、図示
はしないが、’H’になる論理回路が備えられている。
この論理回路の出力と先のRS端子のアクティブ信号と
の論理積をAND回路によってとれば、両者の送信衝突
が判定される。即ち、AND回路の出力が’H’になれ
ば衝突と判定される。
【0035】このように、管理装置10と端末装置30
は高周波的に分岐された同軸ケーブルを用いて、連携し
て送信衝突を検出している。よって、高周波的に分岐さ
れたツリー構造のシステムであっても、上述の様な伝送
方式をとれば送信データを衝突させることはない。従っ
て、従来より極めて広範囲に確実なデータ通信を可能と
する優れた伝送方式となる。また、上りデータと下りデ
ータに異なる周波数の搬送波Fu,Fdを用いているの
で、送受信が同時に可能である。従って、効率のよい伝
送方式となる。又、伝送路をトリー状に形成できること
から、伝送路の増設及び延長が極めて簡単となり、端末
装置の多様な配置に対しても簡単に対応することができ
る。
【0036】(第2実施例)図4に本発明の同軸ケーブ
ルを用いた伝送方式の第2実施例を示す。図は、構成図
である。本実施例は、管理装置50の下位に新たに管理
装置50を順次付加している。これにより管理装置50
をツリー状に構築し、結果的にコンピュータ装置40の
接続数を増加させている。すなわちツイストペア線を用
いた分配であるハブに相当する装置を同軸ケーブルで実
現したものである。尚、第1実施例と同じ機能を有する
装置には、同じ番号が付されている。
【0037】図5に管理装置50の構成図を示す。管理
装置50は、第1実施例の管理装置10を利用して形成
される。管理装置50は、その上流側においてデータ信
号である変調信号(RF信号)を入出力させるのが特徴
である。そのため管理装置10のハブ18に図5に示す
A1ブロック回路51と高周波分配器56を付加するこ
とにより、それを達成している。このA1ブロック回路
51は、第1実施例で用いたA1ブロック回路39(図
2)と同等であり、ベースバンドのイーサネット仕様の
データ信号を高周波信号に変調すると共に逆に高周波信
号を復調してイーサネット仕様のデータ信号に復調する
回路である。そして、管理装置50はハブ18をA1ブ
ロック回路と図3のB1ブロック回路19とで挟んで接
続された構造となっている。これにより、管理装置50
では高周波のデータ信号が双方向に下流側には分散、上
流側には統合せられて伝送され、また衝突信号Fcは下
流側に衝突判定交流信号Fsは上流側に伝送される。よ
って、同軸ケーブルを用いたハブとなる。
【0038】管理装置50の動作を詳細に説明すれば、
次のようになる。高周波信号分配器56から入力された
下り変調信号はA1ブロック回路51で一旦10BAS
E−T形式の信号に変換された後、ハブ18、イーサネ
ット・インターフェース11、変調部12を経て再び変
調信号として複数の高周波信号分配器17から出力され
る。この時、搬送波周波数はFdである。このように下
り高周波信号はトリー状の同軸ケーブルを分岐して伝送
することが可能となる。また、逆に、何れかの高周波信
号分配器17から入力された上り搬送波周波数Fuのデ
ータ信号は、逆の経路を経て高周波信号分配器56から
送出される。 この時、上り信号は管理装置50で一部
分岐され、変調周波数が変換されて、再び高周波信号分
配器17から他の端末に送出されるのは、第1実施例と
同じである。さらに、上り変調信号はイーサネットイン
タフェース11で一旦復調されて、ハブ18を介して、
A1ブロック回路51に送出され、A1ブロック回路5
1で再変調して上り変調信号として、上流側に伝送され
る。
【0039】このように形成された管理装置50はツリ
ー状に接続され、それぞれの下位には複数の端末装置3
0およびコンピュータ装置40が接続される。各管理装
置50はその管理装置が支配している端末装置30間の
衝突を検知するので、最短時間でそれを制御することに
なる。従って、効率のよい衝突検出方法となる。また、
各管理装置50は複数の端末装置30およびコンピュ−
タ装置を備えることができる。よって、必要に応じてコ
ンピュータ装置40の接続数を増やすことができる。ま
た第1実施例と同様に分岐器20を挿入することによっ
て、コンピュ−タ装置の接続数を最適に調整することも
できる。従って、端末数の大小にかかわらずアクセス制
御の効率が高く、設計自由度の高いLANが構築できる
伝送方式となる。
【0040】(第3実施例)図6に本発明の同軸ケーブ
ルを用いた伝送方式の第3実施例を示す。図は構成図で
ある。本実施例は、同軸ケーブルを用いて各家庭あるい
はオフィスに配備された既存のCATV網を利用し、ロ
ーカルエリアネットワークを実現するものである。尚、
ここではCATV網を使用するが、局方向に情報通信を
しないならばこれに代えて屋内に配備された通常のTV
網を使用することもできる。CATV伝送に使用される
周波数は2つの帯域に分離されている。1つは10〜5
5MHZの局方向への上り帯域であり、1つは70〜77
0MHZの端末装置側への下り帯域である。上り帯域は主
にデータ情報通信に、下り帯域は映像信号等のテレビジ
ョン信号(以下、TV信号という)に使用されている。
尚、55MHZ〜70MHZは上り帯域と下り帯域を分離す
るためのガードバンドである。本実施例は、これらの帯
域とTV信号を利用して実現せられる。
【0041】本実施例は、CATV同軸ケーブル60か
らTV信号を取り込む管理装置70、TV信号を分岐す
る分岐器20、端末装置30、コンピュータ装置40そ
してTV装置80から構成されるシステムに適用され
る。管理装置70は、TV信号を中継するために、第2
実施例の管理装置50にTV信号を増幅し下位の端末に
送出する増幅器が付加されたことが特徴である。従っ
て、データ信号の変調方式および送受信方式並びに衝突
検出方式は管理装置50と同等である。CATV局から
送出されたTV信号は、光ファイバによって光電変換器
61まで送信され、その後はCATV同軸ケーブルで配
信される。管理装置70はTV信号を取り込み、分岐器
20を介してTV装置80にTV信号を配信する。これ
により第1実施例および第2実施例のLAN機能に加
え、TV受信することができる伝送方式となる。
【0042】図7に管理装置70の概略構成図を示す。
管理装置70は、TV信号、高周波データ信号Fu,F
d、衝突判定交流信号Fsおよび衝突信号Fcを入出力
させる高周波信号分配器71,74、多重化された高周
波信号からテレビジョン信号を抽出するBPF72、T
V信号を増幅させる増幅器73、第1実施例で用いた1
0BASE−T方式のイーサネット使用のデータ信号を
所定の高周波信号に変調し同軸ケーブル上に送出するA
1ブロック回路75、それに加えデータ信号の衝突を検
知する機能を備えたB1ブロック回路76、そして10
BASE−T方式の分配器であるハブ77から構成され
ている。尚、 A1ブロック回路75と第1実施例のA
1ブロック回路39(図2)およびB1ブロック回路7
6とB1ブロック回路19(図3)はそれぞれ同等であ
る。
【0043】CATV局から送出されたTV信号は、上
述のように光ファイバによって光電変換器61まで送信
され、その後はCATV同軸ケーブルで配信される。管
理装置70は高周波信号分配器71によってこのCAT
V同軸ケーブルと接続されている。高周波信号分配器7
1に入力されたTV信号はBPF72によってTV信号
のみ取り出され、増幅器73、高周波信号分配器74を
経て各TV装置80に送信される。これにより通常の小
エリアにおけるCATV網が保たれる。
【0044】一方、このCATV網は同軸ケーブルで構
成されるので、第1実施例および第2実施例で使用した
分岐器20、端末装置30、コンピュータ装置40を接
続することができる。さらに、上記管理装置70との通
信帯域をCATV信号のガードバンドや未使用帯域、例
えば60MHZ帯、770MHZ帯に設定するとCATVシ
ステムに何ら影響を与えることなく独立した小規模LA
Nが形成される。従って、新たにLAN用のケーブルを
配備する必要がない。よって、コストのかからない利便
性の高い小規模LANが実現できる。
【0045】さらに、図8に示すようにCATV同軸ケ
ーブル60上の光電変換器61に同様の管理装置70c
を備えれば、この同軸ケーブル上にLAN1,LAN2
を構築し、双方向通信することもできる。LAN1のコ
ンピュータ装置40aから入力されたデータは、端末装
置30にて例えば60MHZの変調波によって搬送され、
分岐器20、管理装置70aを経てCATV同軸ケーブ
ル上に送出される。管理装置70cは管理装置70aか
ら送出された衝突判定交流信号Fsから衝突の有無を検
出し、その結果を同軸ケーブル60上に送出する。送信
衝突が検出されない場合は、管理装置70aからデータ
が送信され、CATVシステムに何ら影響を与えること
なく隣接したLAN2中を伝播し、例えばコンピュータ
装置40bに受信される。このような中規模LANが実
現できる。
【0046】また、この時の伝送方式は、上述のように
上り帯域にガードバンドを下り帯域に770MHZ以上を
使用するブロードバンド方式でもよいし、1チャンネル
を時分割で使用するキャリアバンド方式でもよい。ま
た、この実施例で使用する周波数帯域は未使用帯域のみ
ならずCATVシステムに支障がない帯域であれば、上
り信号、下り信号に任意の周波数帯を当てることもでき
る。さらに、TV信号の空きチャネルなども使用するこ
とができる。尚、上記実施例ではTV信号としてCAT
VのTV信号を管理装置70に入力したが、放送波、マ
イクロ波、光空間伝送など他の媒体からのTV信号を入
力してもよい。また、特に管理装置70に入力せず、分
岐器20を介して直接同軸ケーブル網に入力してもよ
い。
【0047】(変形例)以上、本発明を表わす1実施例
を示したが、他にさまざまな変形例が考えられる。第1
実施例では、データの送受信を同時に行うため、上りデ
ータ、下りデータに異なる周波数の搬送波を用いたが、
これを同一の周波数の搬送波(チャネル)としてもよ
い。この場合には、上流側の管理装置10等で折り返し
て下り信号とする方式と、伝送路の分岐器、分配器を双
方向性とすることで、上りの高周波データ信号をこれら
の分岐器、分配器で上り方向及び下り方向に伝送させる
ことも可能である。この後者の場合には、伝送路が短く
なるので、伝送速度が向上すると共に、管理装置10内
の変調部12が省略できるので、安価な管理装置とな
る。さらに、これは同一チャネルで空き時間を利用して
通信を行う方式である。よって、負担の少ない小規模の
LANに適用できる。
【0048】また、第1実施例ではデータ通信の変調方
式に振幅変調を用いたが、周波数変調あるいは位相変調
を用いてもよい。周波数変調方式あるいは位相変調方式
は、振幅変調に比べ外乱ノイズを受けにくい特徴があ
る。従って、さらに精度のよい高品質な伝送方式とな
る。なお、ツイストペア線に接続される装置はハブ、コ
ンピュータ装置に限らず、ブリッジ、ルータ等であって
も良い。
【0049】また、第1実施例では、衝突判定交流信号
Fsは各端末装置30ごとに僅かに周波数や位相を変化
させている。これは、各衝突判定交流信号発生部35内
に例えば電圧制御型水晶発振子VCOを用いて三角波を
与え、発生する衝突判定交流信号Fsの周波数あるいは
位相を推移させている。これに代え、安定度10ー5
度の水晶発振子を用いることで、位相を自然的に推移さ
せることで、干渉ピークを短周期で発生させるようにし
ても良い。又、各端末装置30毎に周波数を僅かにずら
せたものとしても良い。これによって、振幅が1つの衝
突判定交流信号の2倍になる位相が存在する。
【0050】また、第2実施例ではハブ18を2つのB
1ブロック回路19、51を挟んで構成し、同軸ケーブ
ルに対するハブを形成することでその衝突検出効率を上
げたが、図9に示すように、スイッチングハブ91をA
1ブロック回路39と複数のB1ブロック回路19で挟
むように構成し、トリー状LANを形成してもよい。同
じ階層に複数の端末装置30を接続することができるの
で、LANの応答を早くすることができる。
【0051】その他様々な変形例が考えられるが、同軸
ケーブルが高周波的に分岐され、端末装置がツリー状、
スター状に構築されたたネットワークにおいて、衝突判
定に交流信号を用い、高周波搬送波をイーサネット仕様
のデータにより変調して周波数多重化して端末装置間で
データ通信を行うデータ伝送方式であればその類を問わ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる同軸ケーブルを用
いたデータ伝送方式の構成図。
【図2】第1実施例に係わる端末装置のブロック回路
図。
【図3】第1実施例に係わる管理装置のブロック回路
図。
【図4】本発明の第2実施例に係わる同軸ケーブルを用
いたデータ伝送方式の構成図。
【図5】第2実施例に係わる管理装置のブロック回路
図。
【図6】本発明の第3実施例に係わる同軸ケーブルを用
いたデータ伝送方式の構成図。
【図7】第3実施例に係わる管理装置のブロック回路
図。
【図8】本発明の第3実施例の変形例を示す同軸ケーブ
ルを用いたデータ伝送方式の構成図。
【図9】本発明の第2実施例の変形例を示す同軸ケーブ
ルを用いたデータ伝送方式の構成図。
【図10】従来の同軸ケーブルを用いた伝送方式の構成
図。
【符号の説明】
10 管理装置 11 イーサネット・インターフェース 12 変調部 13 復調部 14、72 バンドパスフィルタ 15 衝突検出部 16 衝突信号発生部 17 高周波信号分配器 18,77 ハブ 20 分岐器 30 端末装置 40 コンピュータ装置 50 管理装置 56 高周波信号分配器 60 CATV同軸ケーブル 61 光電変換器 70 管理装置 70a、70b 管理装置 70c 管理装置 73 増幅器 71,74 高周波信号分配器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波的に分岐される同軸ケーブルを用い
    たネットワークであって、高周波搬送波をイーサネット
    仕様のデータにより変調して、前記ネットワークに周波
    数多重により送出し、前記ネットワークに接続された端
    末装置間でデータ通信を行うことを特徴とする同軸ケー
    ブルを用いたデータ伝送方式。
  2. 【請求項2】前記ネットワークは分配器あるいは分岐器
    を用いて前記端末装置が階層的に構築されていることを
    特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルを用いたデー
    タ伝送方式。
  3. 【請求項3】前記ネットワークは前記各端末装置から出
    力されるデータの衝突を管理する少なくとも1つの管理
    装置を有することを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式。
  4. 【請求項4】前記管理装置は分配器を有し、他の管理装
    置が該分配器に接続されることにより複数の前記管理装
    置がツリー構造に構築されることを特徴とする請求項3
    に記載の同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式。
  5. 【請求項5】前記端末装置は、前記管理装置に直接接続
    されること特徴とする請求項3または請求項4に記載の
    同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式。
  6. 【請求項6】前記変調は振幅変調、周波数変調、位相変
    調の何れか1つであることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5に記載の何れか一つの同軸ケーブルを用いたデー
    タ伝送方式。
  7. 【請求項7】前記データ通信は、そのデータ通信をする
    ためのチャネルにおける空き時間を利用した多重方式に
    よって行われることを特徴とする請求項1乃至請求項6
    に記載の何れか一つの同軸ケーブルを用いたデータ伝送
    方式。
  8. 【請求項8】前記ネットワークにおける前記データ通信
    は、同一チャネルで双方向通信を行うことを特徴とする
    請求項1乃至請求項7に記載の何れか一つの同軸ケーブ
    ルを用いたデータ伝送方式。
  9. 【請求項9】前記ネットワークにおいて、一方向の通信
    と他の方向の通信とが別のチャネルとなるように前記管
    理装置で周波数変換されることを特徴とする請求項3乃
    至請求項8に記載の何れか1つの同軸ケーブルを用いた
    データ伝送方式。
  10. 【請求項10】前記ネットワークにはテレビジョン信号
    とデータ信号が周波数多重化されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項9に記載の何れか一つの同軸ケー
    ブルを用いたデータ伝送方式。
  11. 【請求項11】前記テレビジョン信号は前記管理装置に
    入力され、該管理装置に接続されている前記端末装置ま
    たはTV装置に分配されることを特徴とする請求項10
    に記載の同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式。
  12. 【請求項12】前記管理装置はCATV伝送路あるいは
    TV伝送路に接続され、前記テレビジョン信号は該CA
    TV伝送路あるいは該TV伝送路から入力されることを
    特徴とする請求項11に記載の同軸ケーブルを用いたデ
    ータ伝送方式。
JP28228198A 1998-10-05 1998-10-05 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式 Expired - Fee Related JP3583300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28228198A JP3583300B2 (ja) 1998-10-05 1998-10-05 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28228198A JP3583300B2 (ja) 1998-10-05 1998-10-05 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000115227A true JP2000115227A (ja) 2000-04-21
JP3583300B2 JP3583300B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=17650397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28228198A Expired - Fee Related JP3583300B2 (ja) 1998-10-05 1998-10-05 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3583300B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352216A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Megachips System Solutions Inc ネットワーク型録画システム
WO2008086671A1 (fr) * 2007-01-15 2008-07-24 Hangzhou H3C Technologies Co., Ltd. Procédé et appareil d'adaptation pour transmission de signal ethernet
KR101286648B1 (ko) 2009-12-21 2013-07-16 한국전자통신연구원 동축 케이블 기반의 댁내 방송통신 융합 장치 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006352216A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Megachips System Solutions Inc ネットワーク型録画システム
WO2008086671A1 (fr) * 2007-01-15 2008-07-24 Hangzhou H3C Technologies Co., Ltd. Procédé et appareil d'adaptation pour transmission de signal ethernet
KR101286648B1 (ko) 2009-12-21 2013-07-16 한국전자통신연구원 동축 케이블 기반의 댁내 방송통신 융합 장치 및 방법
US8879587B2 (en) 2009-12-21 2014-11-04 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for coaxial cable based broadcast and communication convergence in home network

Also Published As

Publication number Publication date
JP3583300B2 (ja) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6493335B1 (en) Method and system for providing low-cost high-speed data services
JPS62136138A (ja) 能動星形接続をセンタ−とする光フアイバロ−カルエリアネツトワ−ク
JPS62116031A (ja) 光通信システム
JPH0616626B2 (ja) 光フアイバ回路網
JPH0799829B2 (ja) マルチ使用者通信システム
EP0113230B1 (en) Data transmission system for a local network
JPS611143A (ja) ロ−カル区域ネツトワ−ク
JP3583300B2 (ja) 同軸ケーブルを用いたデータ伝送方式
US20050058390A1 (en) Optical fiber network system transmission method, optical fiber network system thereof, and central unit thereof
US4776041A (en) Collision detection in a fiber optic local area network
JPH11122177A (ja) 監視制御信号送信装置及び方法
JP3031441B2 (ja) 周波数チャネル内のメッセージ伝送方法及びメッセージ伝送ネットワーク
JP3610475B2 (ja) Lanにおける衝突検出方法および衝突検出装置並びにその端末装置
US4939510A (en) Broadband communications RF packet collision detection
JPH08163048A (ja) 光ネットワークおよびアクセスプロトコル
JP3610478B2 (ja) Lanにおける衝突検出方法およびその端末装置
CN101478504B (zh) 实现光纤与同轴电缆信号转换的多媒体住宅网关及方法
JPH07264160A (ja) 通信ネットワーク及び通信局
JP3487770B2 (ja) Lanにおける衝突検出方法および衝突検出装置並びにその端末装置
JP3756039B2 (ja) 光ファイバケーブルを用いたネットワークシステム
JP4672212B2 (ja) データ信号とテレビジョン信号の多重伝送方式及びその光ノード装置
US6269106B1 (en) Method to provide information concerning a frequency band, a head-end, a network terminator and a terminal realizing such a method and a communication access network including such a head-end, such a network terminator and such a terminal
JP2001119361A (ja) テレビジョン信号多重化伝送方式及びその伝送システム
JP2001275100A (ja) Catvネットワークシステム及びその中継装置並びにその端末装置
US6539146B1 (en) Method and architecture for monitoring optical node health using a modulated return laser dithering signal in a broadband network

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040727

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees