JP2000114077A - 分離トランス - Google Patents

分離トランス

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JP2000114077A
JP2000114077A JP10278657A JP27865798A JP2000114077A JP 2000114077 A JP2000114077 A JP 2000114077A JP 10278657 A JP10278657 A JP 10278657A JP 27865798 A JP27865798 A JP 27865798A JP 2000114077 A JP2000114077 A JP 2000114077A
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separation transformer
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JP10278657A
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Toji Kin
東治 金
Fumihiko Abe
文彦 安倍
Hajime Mochizuki
肇 望月
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F19/00Fixed transformers or mutual inductances of the signal type
    • H01F19/04Transformers or mutual inductances suitable for handling frequencies considerably beyond the audio range
    • H01F19/08Transformers having magnetic bias, e.g. for handling pulses
    • H01F2019/085Transformer for galvanic isolation

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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防塵性、磁気遮蔽性に優れ、回転時の騒音を
防止できる分離トランスを提供する。 【解決手段】 1次側コア2及び2次側コア4がギャッ
プGを介して相対回転可能に対向配置され、1次側コア
2と2次側コア4との間で電力あるいは電気信号を非接
触で伝送する分離トランス1であって、導電性材料から
成り1次側コア2に装着される第1のカバー3と、導電
性材料から成り円筒壁5bを有する回転体形状に形成さ
れ、2次側コア4に装着される第2のカバー5とを備
え、円筒壁5bはギャップGより1次側コア2側に延設
され、ギャップGより離間した位置で第1のカバー2と
第2のカバー4が隙間Sを存して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに相対回転す
る固定部材と回転部材との間を非接触で電気的に接続
し、両部材間で電力あるいは電気信号を伝送する分離ト
ランスに関し、さらに詳しくは車両のステアリング装置
に取付けられて好適に使用される分離トランスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリングホイール(ハンド
ル)とステアリングコラムのように、互いに相対回転す
る回転部材と固定部材との間を電気的に接続するコネク
タとして、渦巻き状に巻回したフラットケーブルを回転
ケースと固定ケースとによって形成される環状の空間内
に収容した回転コネクタが知られている(例えば、特開
昭59−2148号公報参照)。
【0003】しかし、上述のような回転コネクタは、フ
ラットケーブルを使用し、回転数に制限があり、さらに
は回転時に騒音が発生することから、近年、互いに相対
回転する部材間を非接触で電気的に接続するコネクタと
して分離トランスの使用が検討されている。分離トラン
スは、軟磁性材料からなるコア材に電線を巻回したコイ
ルをそれぞれ備えた1次側コアと2次側コアが所定のギ
ャップを介して対向配置されたもので、電磁誘導によっ
て1次側コアと2次側コアとの間で電力あるいは電気信
号を非接触で伝送することができる。
【0004】このような分離トランスにおいては、一方
のコアには電源装置や制御回路等を接続する必要がない
ため、スペースに制約がある場合に有利であり、例え
ば、自動車のエアバッグ装置に用いることが提案されて
いる。このエアバッグ装置では、例えば、リング状の分
離トランス中心部の軸穴にステアリングシャフトが挿通
されて、ステアリング装置にエアバッグ装置が取付けら
れ、1次側コアは車体側に固定されて電源装置に接続さ
れ、2次側コアはハンドル側に固定されてステアリング
シャフトと一体に回転可能になっている。
【0005】そして、1次側コアのコイルにはインフレ
ータ(窒素ガス発生装置)の制御ユニットが接続され、
2次側コアのコイルには起爆装置(Squib)が接続
されて、2次側コアのコイルに短時間に所定の電流が流
れると起爆装置が作動するように設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分離ト
ランスの1次側コアと2次側コア間のギャップに粉塵等
が混入すると、コアが回転する度に研磨剤として作用
し、分離トランスの長期間の使用によってコア材に巻回
されたコイルの絶縁皮膜を破壊したり、コアの回転を妨
げるおそれがある。
【0007】さらに、分離トランスが交流磁場中に置か
れた場合、1次側コアや2次側コアのコイルに、外部磁
界による好ましくない誘導電流が誘起される可能性があ
る。一方で、分離トランスは種々の回転装置に取付けら
れるものであるため、回転時に騒音を発生させず、回転
動作を妨げないことが必要となってくる。本発明は分離
トランスにおける上記した問題を解決することができ、
防塵性、磁気の遮蔽性に優れ、かつ回転時に騒音が生じ
ない分離トランスの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の本発明においては、1次側コア
及び2次側コアがギャップを介して相対回転可能に対向
配置され1次側コアと2次側コアとの間で電力あるいは
電気信号を非接触で伝送する分離トランスであって、導
電性材料から成り1次側コアに装着される第1のカバー
と、導電性材料から成り円筒壁を有する回転体形状に形
成され、2次側コアに装着される第2のカバーとを備
え、前記円筒壁は前記ギャップより1次側コア側に延設
され、該ギャップより離間した位置で第1のカバーと第
2のカバーが隙間を存して配置されていることを特徴と
する分離トランスが提供される。
【0009】好ましくは、車両のステアリング装置に取
付けられ、1次側コアが固定側に、2次側コアが回転側
にそれぞれ取付けられることを特徴とする分離トランス
が提供される(請求項2)。また、ステアリング装置は
車体側に固定された円板状のステアリングステータを有
し、第1のカバーは該ステータで代用されていることを
特徴とする分離トランスが提供される(請求項3)。
【0010】さらに、第1のカバー及び第2のカバーの
厚みは前記導電性材料の導電率κ(S/m)に対して、 1/√(ω×κ×μ0)(m) (但し、ω:外部磁界の周波数(Hz)、μ0:真空の
透磁率(H/m))で表される値以上であることを特徴
とする分離トランスが提供される(請求項4)。
【0011】
【作用】本発明では、1次側コア及び2次側コアにそれ
ぞれ第1及び第2のカバーが装着され、第2のカバーは
円筒壁を有する回転体形状に形成されその円筒壁が1次
側コア側に延設されてギャップより離間している。従っ
て、ギャップに粉塵等が侵入することを防止し、1次側
コア及び2次側コアを外部磁界から遮蔽する。また、第
1及び第2のカバーの間にはギャップより離間した位置
に隙間を備え、1次側コア及び2次側コアが相対回転す
る際の騒音発生を防止し、回転動作をスムーズにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の分離トランスの実
施形態を断面図1に基づいて詳細に説明する。図1にお
いて、本発明の分離トランス1は、所定のギャップG
(=約2〜0.2mm)を介して対向配置されている1次
側コア2と2次側コア4、1次側コア2に装着される第
1のカバー3、及び2次側コア4に装着される第2のカ
バー5等から成っている。この実施の形態では、2次側
コア4は1次側コア2より上方に位置しており、通常
は、1次側コアに電源回路等が接続され、1次側コアか
ら2次側コアに電力や電気信号が伝送されるが、2次側
コアから1次側コアに電力や電気信号が伝送されるよう
になっていてもよい。要は、後述する粉塵の侵入防止の
点から、本明細書全体を通して、2次側コア4は1次側
コア2より上方に位置するコアと定義し、このコア4に
第2のカバー5が装着されていればよい。
【0013】1次側コア2及び2次側コア4は、それぞ
れコア材2a,4aにコイル2c,4cを巻回すること
によって製造される。コア材2a,4aは中心部に軸穴
を有するリング状に形成され、互いに対向する面の周方
向にはコア材と同心にそれぞれリング状の溝2b,4b
が形成され、各溝に電線を巻回してコイル2c,4cが
構成されている。
【0014】コア材2a,4aとしては、例えば、Ni
−Zn系フェライトやMn−Zn系フェライト等の軟磁
性フェライト粉末をナイロンやポリフェニレンスルフィ
ド(PPS)等の合成樹脂中に所定量混入して成形した
もの(軟磁性材料を含む合成樹脂)や、Ni−Zn系フ
ェライトあるいはMn−Zn系フェライト等にバインダ
ー剤を混ぜて焼結したもの(軟磁性フェライトの焼結
体)を用いることができる。ここで、軟磁性材料とは、
外部磁界によって磁化されやすく、また磁化方向が容易
に反転し、残留磁気が極めて少ない性質を有する材料
(磁心材料)をいう。
【0015】コイル2c,4cは、例えば、ポリウレタ
ン系絶縁被膜の上にポリアミド系融着被膜をオーバーコ
ートした巻線等の電線をそれぞれ使用目的に応じて所定
回数巻回してリング状に成形したもので、一方の巻回端
面がコア2a,4aの対向面に面一に露出している。コ
イル2c,4cは、リング状に成形できれば、前記電線
の導体の断面形状は円形でも矩形でも何でもよい。
【0016】そして、1次側コア2と2次側コア4の中
央軸穴にステアリングシャフト10をそれぞれ挿通し、
1次側コア2は、後述する第1のカバー3を介在させて
ステータ6に螺子で固定され、2次側コア4は、後述す
る第2のカバー5を介在させてローテータ8に螺子で固
定される。このとき、1次側コア2と2次側コア4はギ
ャップGを保持しつつ、ステアリング装置に取付けられ
る。
【0017】次に、第1のカバー3及び第2のカバー5
について説明する。図1において、第1のカバー3は円
板状に形成され、その外径は1次側コアの外径と略同一
になっている。一方、第2のカバー5は円筒壁5bを有
する回転体形状に形成され、その内径は2次側コアの外
径や第1のカバー3の直径より僅かに大きくなってい
る。ここで、円筒壁5bは、ギャップGより図示下方、
すなわち1次側コア側に延設され、1次側コア2および
2次側コア4の側面全体を覆っている。また、第1のカ
バー3は第2のカバー5の内側に遊嵌して配置され、円
筒壁5bの内壁と第1のカバー3の端面の間には隙間S
が形成されている。
【0018】そして、各カバーの中心位置には挿通孔
(3a、5a)が穿設され、ここにステアリングシャフ
ト10を挿通することによって、第1のカバー3は1次
側コア2の外側に、第2のカバー5は2次側コア4の外
側にそれぞれ装着される。図1に示すように、第1のカ
バー3はステータ6に、第2のカバー5はローテータ8
に電気的に接触しており、各カバーは車両のシャーシ等
の金属部分を介して互いに電気的に接続してアースさ
れ、同電位に保持される。
【0019】ここで、ステアリングステータ6とは車体
側に固定され、ステアリングシャフト10を軸支する円
板状の金属製部材を、ステアリングローテータ8とはス
テアリングシャフト10に密着して固定され、ステアリ
ングシャフト10と一体に回転可能になっている金属製
部材をいう。上述のように、円筒壁5bは1次側コア2
側に延設されているため、ギャップGに直接粉塵が侵入
することが防止されるとともに、2次側コア4が磁気的
に遮蔽されることになる。なお、円筒壁5bは、この実
施の形態では1次側コア2の下面より僅かに垂下させる
ように延設したが、理論上、ギャップGから延設する距
離は長ければ長いほどよい。但し、設置スペース、及び
コストを考慮すると、1次側コア2の下面より1mm程
度長くし、例えば厚さ7mmのコアの場合はギャップG
から8mm程度延設するのがよい。
【0020】そして、隙間SはギャップGより下方の離
間した位置に形成されているため、粉塵が隙間Sから侵
入した場合であってもギャップG内に粉塵が到達するこ
とが防止され、さらに外部磁界が1次側コア2や2次側
コア4に貫入することが防止される。また、1次側コア
2と2次側コア4が相対回転する際に、第2のカバー5
が第1のカバー3に接触して騒音が発生することを防止
し、回転をスムーズにしている。
【0021】このようなことから、隙間Sは第1のカバ
ー3と第2のカバー5が接触しない程度に小さければ小
さいほどよく、具体的には組立て誤差や製造誤差を考慮
して、適宜値に設定される。次に、第1及び第2のカバ
ーによって外部磁界を遮蔽する機構について図1に基づ
いて説明する。
【0022】図1において、一点鎖線B(B1、B2、B
3)は外部磁界による磁束を表している。第2のカバー
5の直上から第2のカバー5を横切る磁束B1は、第2
のカバー5表面で磁気的に遮蔽されてコア4への貫入が
防止される。同様にローテータ8を横切る磁束B2はロ
ーテータ8表面で遮蔽され、ステアリングシャフト10
を横切る磁束B3はステアリングシャフト10によって
遮蔽される。このように、1次側コア2及び2次側コア
4の内周面はステアリングシャフトによって遮蔽されて
いるため、コアの内周面にはカバーが延設されている必
要はない。
【0023】ここで、磁気に対する遮蔽効果を生じさせ
るため、各カバーは導電性材料から成っていて、外部磁
界に対して主として渦電流を生じさせることによってカ
バー内部への磁束の貫入を防止している。導電性材料と
しては、例えば、銅,鉄,アルミニウム等の金属や、導
電性の化合物などを用いることができる。さらに、分離
トランスのコンパクト化の点からは、渦電流による磁気
の遮蔽効果を損なわない範囲で、カバーの厚みをできる
だけ薄くするのが好ましく、具体的には導電性材料の導
電率κ(S/m)に対して、 1/√(ω×κ×μ0)(m) (1) (但し、ω:外部磁界の周波数(Hz)、μ0:真空の
透磁率(H/m))で表される値以上の厚みとなってい
ればよい。例えば、外部磁界の周波数が30kHzの場
合、アルミニウムを用いたカバーでは厚みは0.35m
m以上となっていればよいことになる。
【0024】ここで、製品のコスト、カバーの機械的強
度、その安全係数等を考慮して、厚みを1.0mmとし
たアルミニウム製の第1及び第2のカバーを備えた分離
トランスを組み立て、第2のカバー直上に電線を配置し
た。そして、この電線に500Aの交流電流を流して、
表1に示した各周波数の外部磁界を生じさせ、カバー内
部の2次側コアのコイルに誘起された誘導電流を測定し
た。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかなように、第1及び第2の
カバーを備えた本発明の分離トランスでは、外部磁気が
十分に遮蔽され、誘導電流は要求値(例えば0.2A)
より充分に小さい結果が得られた。なお、上述のよう
に、各コア(2,4)は各カバー(3,5)を介在させ
てステータ6やローテータ8に固定され、コアの重量自
体はステータ6やローテータ8に支持されている。その
ため、各カバー(3,5)はそれほど強度を要求され
ず、カバーの厚みを式(1)に従って薄くして、分離ト
ランスをコンパクト化することができる。
【0027】さらに、各カバー(3,5)はそれぞれ別
々にコアに取付けることができるので、分離トランスの
組み立て作業を簡便化することが可能となる。次に、本
発明の他の実施形態について説明する。図2は本発明の
分離トランスの実施形態を示す別の例を示している。図
2において、円板状の第1のカバー3と第2のカバー5
の外径は同一であり、円筒壁5bは1次側コア2の下面
に僅かに届かない位置まで延設されている。そして、隙
間Sは、第1のカバー3の上面端縁と第2のカバー5の
端面の間(1次側コア2の側面)に形成されている。こ
の場合も、隙間SはギャップGと離間しており、実施例
1と同様に、粉塵に対する防塵効果や磁気の遮蔽効果を
有し、さらに、1次側コア2と2次側コア4が相対回転
する際の騒音発生を防止している。
【0028】図3は本発明の分離トランスの実施形態を
示すさらに別の例を示している。図3において、ステア
リングステータ6の直径は第2のカバー5の外径とほぼ
同一となっていて、ステータ6に1次側コア2が直接固
定され、ステータ6が第1のカバーを代用している。こ
のように、ステータ6が1次側コア2の下面全体を覆っ
ている場合には第1のカバー3を代用することが可能と
なる。ここで、ステータ6が第1のカバー3を代用して
いることを除いては、図2と同様である。
【0029】なお、上記した各実施形態においては、第
1のカバー3が円板状である場合について説明したが、
第1のカバー3はこれに限定されることはなく、第2の
カバー5と同様、円筒壁を有する回転体形状であっても
よい。その場合、第1のカバー3及び第2のカバー5は
同一の外径であってもよく、また異なっていてもよい。
【0030】さらに、上記した各実施形態は、分離トラ
ンスを自動車のステアリング装置に搭載する場合につい
て説明したが、本発明の分離トランスはこれに限定され
ることはなく、例えば、自動車のドア等のヒンジ部や回
転の自由度を持つロボットアーム相互間を非接触で電気
的に接続する場合にも使用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、分離トランスの1次側コア及び2次側コアにそ
れぞれカバーが装着されてギャップを覆っているので、
ギャップに粉塵等が侵入することを防止し、1次側コア
及び2次側コアを外部磁界から遮蔽することができる。
【0032】さらに、それぞれのカバーの間にはギャッ
プより離間した位置に隙間を備えているので、1次側コ
アと2次側コアを相対回転させる際に騒音が発生するの
を防止し、回転動作をスムーズにすることができる。ま
た、これらのカバーはコアの重量を直接支えていないの
で、カバーの厚みを薄くすることができ、分離トランス
をコンパクト化することができる。そして、各カバーは
別々に取りつけることができるので、分離トランスの組
み立て作業を簡便化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離トランスの実施形態を示す断面図
である。
【図2】本発明の分離トランスの別の実施形態を示す断
面図である。
【図3】本発明の分離トランスのさらに別の実施形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 1次側コア 2a,4a コア材 2c,4c コイル 3 第1のカバー 3a、5a 挿通孔 4 2次側コア 5 第2のカバー 5b 円筒壁 6 ステアリングステータ 8 ステアリングローテータ 10 ステアリングシャフト G ギャップ S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次側コア及び2次側コアがギャップを
    介して相対回転可能に対向配置され前記1次側コアと2
    次側コアとの間で電力あるいは電気信号を非接触で伝送
    する分離トランスであって、 導電性材料から成り前記1次側コアに装着される第1の
    カバーと、 導電性材料から成り円筒壁を有する回転体形状に形成さ
    れ、前記2次側コアに装着される第2のカバーとを備
    え、 前記円筒壁は前記ギャップより1次側コア側に延設さ
    れ、該ギャップより離間した位置で前記第1のカバーと
    前記第2のカバーが隙間を存して配置されていることを
    特徴とする分離トランス。
  2. 【請求項2】 車両のステアリング装置に取付けられ、
    前記1次側コアが固定側に、前記2次側コアが回転側に
    それぞれ取付けられることを特徴とする請求項1に記載
    の分離トランス。
  3. 【請求項3】 前記ステアリング装置は車体側に固定さ
    れた円板状のステアリングステータを有し、前記第1の
    カバーは該ステータで代用されていることを特徴とする
    請求項2に記載の分離トランス。
  4. 【請求項4】 前記第1のカバー及び前記第2のカバー
    の厚みは前記導電性材料の導電率κ(S/m)に対し
    て、 1/√(ω×κ×μ0)(m) (但し、ω:外部磁界の周波数(Hz)、μ0:真空の
    透磁率(H/m))で表される値以上であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の分離トランス。
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