JP2000113964A - セラミックスヒータの製造方法 - Google Patents

セラミックスヒータの製造方法

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JP2000113964A
JP2000113964A JP28152098A JP28152098A JP2000113964A JP 2000113964 A JP2000113964 A JP 2000113964A JP 28152098 A JP28152098 A JP 28152098A JP 28152098 A JP28152098 A JP 28152098A JP 2000113964 A JP2000113964 A JP 2000113964A
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Tomohisa Kito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックスペーストが塗布されたグリーンシ
ート片をセラミックス基材に巻き付けた後に増し締めを
行う際に、両者を確実に密着させ且つ増締作業を速やか
に行う。 【解決手段】セラミックペースト3aを接合材としてセ
ラミックス碍管2にグリーンシート片GPが巻き付けら
れたグリーンシート片RPは、ベルトコンベア92→搬
送ローラ91→増締ローラ群83a→増締ローラ群83
bへ順次自動的に供給される。増締ローラ102aのロ
ーラ軸108aには、付勢装置103aから矢印C方向
に一定の付勢力が付与される。そのため、増締ローラ群
83aの各増締ローラ101a,102aの回転速度の
差に対応し、グリーンシート片RPは両増締ローラの外
周面と摺動しながら回転して両増締ローラの間を通り抜
け、増し締めが行われる。そして、増締ローラ群83b
の各増締ローラ101b,102bにおいても同様な増
し締めが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックスヒータ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種センサの加熱、グローシ
ステム、半導体の加熱、石油ファンヒータの点火などの
用途で、セラミックスヒータが広く使用されている。例
えば、内燃機関の排気管中に装着されて排気ガス中の酸
素濃度を検出する酸素センサでは、特に低温時に酸素セ
ンサを良好に機能させるためにセンサの素子部を加熱す
る必要があり、その加熱用にセラミックスヒータが使用
されている。
【0003】本出願人においても、この種のセラミック
スヒータとして、円筒形のセラミックス碍管(基材)の
表面に、第1のセラミックス層,第2のセラミックス
層,発熱パターン,第3のセラミックス層をこの順番で
積層巻回した構造のものを種々提案している(特開平1
−225087号、特開平4−329291号など)。
【0004】このような構造のセラミックスヒータは以
下の工程を経て製造される。 工程A:第2および第3のセラミックス層を形成するた
めの原料粉末(アルミナ粉末など)を混合してスラリー
状とし、それを薄板状に成形して第1および第2の2枚
の矩形状のグリーンシートを作成する。
【0005】工程B:第2のグリーンシートの表面に、
高融点金属ペースト(タングステンペーストなど)から
成る複数組の発熱パターンをペースト印刷法を用いて形
成する。このとき、発熱パターンの各組が第2のグリー
ンシートの長手方向に配置されるようにする。
【0006】工程C:第2のグリーンシートにおける発
熱パターンが形成された面の上に第1のグリーンシート
を重ね合わせ、第1および第2のグリーンシートを圧着
する。 工程D:発熱パターンが1組ずつ独立するように、積層
した第1および第2のグリーンシートを長手方向に対し
て垂直に切断分離して、短冊状のグリーンシート片を作
成する。
【0007】工程E:第1のセラミックス層を形成する
ための原料粉末(アルミナ粉末など)を混合してスラリ
ー状としたセラミックスペーストを作成する。そして、
当該セラミックスペーストを各グリーンシート片の表面
に塗布する。 工程F:各グリーンシート片のセラミックスペーストが
塗布された面の上に、予め作成しておいたセラミックス
碍管を載置する。このとき、各グリーンシート片の長手
方向に対して平行な所定位置にセラミックス碍管が配置
されるように、各グリーンシート片に対してセラミック
ス碍管を1本ずつ載置する。
【0008】工程G:グリーンシート片をセラミックス
碍管の外周に巻き付け、セラミックスペーストの塗布面
をセラミックス碍管に密着させる。 工程H:セラミックス碍管,セラミックスペースト,第
1のグリーンシート,発熱パターン,第2のグリーンシ
ートを一体焼成して相互に密着固定させる。その結果、
セラミックスペーストが第1のセラミックス層になると
共に、第1および第2のグリーンシートがそれぞれ第2
および第3のセラミックス層になり、丸棒状のセラミッ
クスヒータが完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記工程G
にてグリーンシート片をセラミックス碍管に巻き付ける
際には、例えば、温められたシリコンゴムのシートの上
にセラミックス碍管が載置されたグリーンシート片を置
き、作業者の手作業により、セラミックス碍管を手のひ
らで転がしてグリーンシート片に巻き込むようにしてい
た。
【0010】そのため、巻付作業後においても、セラミ
ックスペーストを介したグリーンシート片とセラミック
ス碍管との密着性が十分にとれない場合があった。その
場合には、以下の(a)(b)のいずれかの方法により
増し締めを行って密着性を高めていた。
【0011】(a)セラミックス碍管に巻き付けられた
グリーンシート片を可撓性を有する2枚の平坦なゴム板
の間に挟み、一方のゴム板を作業者が手で持って動かす
ことにより、セラミックス碍管に巻き付けられたグリー
ンシート片を各ゴム板間で転がして増し締めを行う。
【0012】(b)セラミックス碍管に巻き付けられた
グリーンシート片をゴム製の円筒状パイプ内に挿入し、
当該パイプの周囲に作動油を注入して均一な油圧をか
け、当該パイプの内径を縮めることにより、当該パイプ
の内周面を介してグリーンシート片の外周に均一な圧力
をかけて増し締めを行う。
【0013】しかし、上記(a)の方法では、作業者の
ミスから、セラミックス碍管とグリーンシート片との間
に隙間が生じたり、巻き付けられたグリーンシート片に
ねじれが生じたりして、セラミックス碍管とグリーンシ
ート片とが確実に密着しないおそれがあった。そこで、
セラミックス碍管とグリーンシート片とを確実に密着さ
せるように細心の注意を払いながら増締作業を進めると
なると、増締作業に相当の時間を要することになり、製
造TAT(Turn Around Time)が長くなるという問題
があった。
【0014】それに対して、上記(b)の方法では、手
作業によらずに増締作業を行うため、増締作業の均一化
を図ることが可能になる上に、増締作業に要する時間が
上記(a)の方法に比べれば短くなるため製造TATを
短縮することができる。しかし、セラミックス碍管に巻
き付けられたグリーンシート片を1本ずつ前記パイプ内
に挿入しなければならず、多量のセラミックスヒータを
製造する際には、当該挿入作業に多大な手間がかかるこ
とから、製造TATを十分に短縮することがでいないと
いう問題があった。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、セラミックスペースト
が塗布されたグリーンシート片をセラミックス基材に巻
き付けた後に増し締めを行う際に、グリーンシート片と
セラミック基材とを確実に密着させると共に、増締作業
を速やかに行うことが可能なセラミックスヒータの製造
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、以下の第1〜第
3の工程を備える。第1の工程では、セラミックス原料
粉末に溶剤および結合剤を添加してスラリー状とした後
にシート状に成形したグリーンシート片に、通電される
ことにより発熱する発熱パターンを形成し、そのグリー
ンシート片の表面に、セラミックス原料粉末に溶剤およ
び結合剤を添加してスラリー状としたセラミックスペー
ストを塗布し、そのセラミックスペーストが塗布された
面の上にセラミックス基材を載置する。次に、第2の工
程では、グリーンシート片をセラミックス基材の外周に
巻き付け、セラミックスペーストの塗布面をセラミック
ス基材に密着させる。続いて、第3の工程では、グリー
ンシート片と発熱パターンとセラミックスペーストとセ
ラミックス基材とを一体焼成する。そして、第2の工程
では、セラミックス基材の外周に巻き付けられたグリー
ンシート片を、それぞれのローラ軸が平行に配置されて
同一方向に回動する第1および第2の増締ローラの間を
通過させ、その通過時に、第1および第2の増締ローラ
の外周面と当該グリーンシート片の外周面とを摺動させ
ながら、第1および第2の増締ローラの間で当該グリー
ンシート片を回動させることにより、セラミックスペー
ストの塗布面全面をセラミックス基材の外周面に密着さ
せる増し締めを行う。
【0017】従って、本発明においては、当該グリーン
シート片の外周面が各増締ローラの外周面に当接するた
め、例えば、第1の増締ローラの回転速度を第2の増締
ローラの回転速度よりも低く設定しておけば、各増締ロ
ーラの回動に伴い、各増締ローラからグリーンシート片
に対して、各増締ローラの回動方向とは反対方向に回動
させる力が加えられる。そのため、当該グリーンシート
片は、各増締ローラの外周面から押圧されて当該外周面
と摺動しながら回転し、各増締ローラの間を通り抜け
る。その結果、当該グリーンシート片がセラミックス基
材の外周に強固に巻き付けられ、セラミックスペースト
の塗布面全面がセラミックス碍管の外周面に確実に密着
されて、グリーンシート片の増し締めが行われる。その
後、グリーンシート片は、各増締ローラの間から落下す
る。
【0018】このように、本発明によれば、手作業によ
らずに増締作業を行うため増締作業の均一化を図ること
が可能であり、各増締ローラの間に当該グリーンシート
片を順次供給するだけで自動的に増締が行われ、増締を
終えた当該グリーンシート片は各増締ローラの間から落
下するため、増締作業に要する時間を短くして製造TA
Tを短縮することができる。
【0019】ところで、請求項2に記載の発明のよう
に、請求項1に記載のセラミックスヒータの製造方法に
おいて、前記第1および第2の増締ローラのローラ軸は
共に水平かつ同じ高さに配置してもよい。また、請求項
3に記載の発明のように、請求項1に記載のセラミック
スヒータの製造方法において、前記第2の増締ローラの
ローラ軸に対して、前記第1の増締ローラのローラ軸の
方向に一定の付勢力を付与する付勢手段を備えるように
してもよい。
【0020】従って、本発明によれば、当該グリーンシ
ート片に対して各増締ローラの外周面からの押圧力を確
実に付与することが可能になるため、当該グリーンシー
ト片を各増締ローラの外周面と摺動させながらスムーズ
に回動させることができる。また、請求項4に記載の発
明のように、請求項1に記載のセラミックスヒータの製
造方法において、前記第1および第2の増締ローラの少
なくとも外周面がそれぞれ可撓性を有し、前記グリーン
シート片を前記第1および第2の増締ローラの間を通す
際に、前記セラミックス基材の形状に対応して前記第1
および第2の増締ローラの外周面が変形するようにして
もよい。
【0021】従って、本発明によれば、各増締ローラの
回動に伴って各増締ローラの外周面が前記セラミックス
基材の形状に対応して変形するため、当該グリーンシー
ト片に過大な力を与えて不要な変形を引き起こすことな
く、当該グリーンシート片をスムーズに回動させること
が可能になる。
【0022】また、請求項5に記載の発明のように、請
求項1に記載のセラミックスヒータの製造方法におい
て、前記第1および第2の増締ローラの外周面を加熱す
るようにしてもよい。従って、本発明によれば、各増締
ローラの外周面を介してグリーンシート片を加熱するた
め、グリーンシート片の可撓性を高めることが可能にな
り、増締作業を確実に行うことができる。
【0023】また、請求項6に記載の発明のように、請
求項1に記載のセラミックスヒータの製造方法におい
て、前記第1および第2の増締ローラと前記グリーンシ
ート片とが擦れ合うことによって生じる静電気を除去す
る静電気除去手段を備えてもよい。
【0024】従って、本発明によれば、前記静電気によ
りグリーンシート片が増締ローラに付着するのを防止す
ることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面と共に説明する。図6は、本実施形態により
作成されたセラミックスヒータ1を示す一部断面斜視図
である。
【0026】セラミックスヒータ1は、円筒形のセラミ
ックス碍管(基材)2の表面に、第1のセラミックス層
3、第2のセラミックス層4、発熱パターン5、第3の
セラミックス層6がこの順番で積層巻回されて構成され
ている。図7は、セラミックスヒータ1の各部材3〜6
がセラミックス碍管2に対して積層巻回される前の状態
を示す分解斜視図である。
【0027】発熱パターン5は、発熱部11、コンタク
ト部12,13、リード部14,15から構成されてい
る。発熱部11は、セラミックスヒータ1の先端側に配
置され、セラミックスヒータ1の長手方向に対して垂直
方向に複数回蛇行するように形成されている。尚、発熱
部11の形状および寸法は、セラミックスヒータ1の使
用目的に応じ、加熱対象に合わせて設定されている。ま
た、各コンタクト部12,13はセラミックスヒータ1
の後端側に配置されている。そして、各コンタクト部1
2,13は各リード部14,15を介して発熱部11の
両端部とそれぞれ接続されている。
【0028】セラミックス層6におけるセラミックスヒ
ータ1の表面側には、各コンタクト部12,13とそれ
ぞれ対応する位置に各端子部21,22が設けられてい
る。そして、各端子部21,22は、セラミックス層6
に形成された各スルーホール23,24を介して、各コ
ンタクト部12,13とそれぞれ接続されている。その
ため、各端子部21,22間に電圧を印加すると、各端
子部21,22から各スルーホール23,24および各
コンタクト部12,13を介して発熱パターン5に通電
がなされ、発熱パターン5が発熱する。
【0029】次に、セラミックスヒータ1の製造工程に
ついて、図1〜図11に基づいて説明する。 [工程1(図8参照)]まず、各部材2〜4,6を形成
するためのセラミックス原料粉末を作成する。
【0030】すなわち、平均粒径1.5μm,純度99.
9%の酸化アルミニウム(Al23)粉末を主材料と
し、平均粒径2μm,純度98%の二酸化ケイ素(Si
2)粉末と、平均粒径2μm,純度90%の酸化マグネ
シウム(MgO)粉末と、平均粒径2μm,純度93%
の酸化カルシウム(CaO)粉末とを焼結促進剤とし
て、これらを97.2:2.5:0.1:0.1の割合で配
合し、ボールミルで20〜60時間湿式混合した後で脱
水乾燥することにより、セラミックス原料粉末を作成す
る。
【0031】尚、セラミックス原料粉末の主材料として
はAl23が好適であるが、特に熱伝導特性に優れた高
温高強度材料とするために、Al23の平均結晶粒径は
10μm以下が適当であり(望ましくは2μm以下)、相
対理論密度94%以上、純度90%以上が適当である。
【0032】また、セラミックス原料粉末の主材料とし
ては、高温高強度セラミックスであればどのようなもの
(例えば、ムライトやスピネル等のアルミナ類似のセラ
ミックスなど)を用いてもよい。そして、焼成促進剤と
しては、SiO2,MgO,CaO以外に酸化ホウ素
(B23)を配合してもよく、焼成過程において酸化
物、ひいては所定の網目構造となりえるもの、例えば、
炭酸塩などの各種塩や水酸化物として配合してもよい。
【0033】次に、セラミックス原料粉末からグリーン
シートを作成する。すなわち、セラミックス原料粉末
に、溶剤および結合剤としてポリビニルブチラール8
%,DBP4%,メチルエチルケトン,トルエン70%
を添加し、ボールミルで混合してスラリー状とする。そ
して、減圧脱泡後、加圧成形法(例えば、静水圧成形
法,ドクターブレード法など)または押出成形法によ
り、セラミックス層4と成る厚さ0.05〜0.1mmの矩
形シート状の第1のグリーンシート4aを作成すると共
に、セラミックス層6と成る厚さ0.2〜0.4mmの矩形
シート状の第2のグリーンシート6aを作成する。
【0034】[工程2(図7,図8参照)]まず、グリ
ーンシート6aの表面に、厚さ10〜30μmの高融点
金属ペーストから成る複数組の発熱パターン5をペース
ト印刷法を用いて形成する。このとき、各発熱パターン
5がグリーンシート6aの長手方向に配置されるように
する。
【0035】次に、グリーンシート6aの裏面におい
て、表面側に形成された発熱パターン5の各コンタクト
部12,13とそれぞれ対向する位置に、厚さ10〜3
0μmの高融点金属ペーストから成る各端子部21,2
2をペースト印刷法を用いて形成する。
【0036】続いて、各コンタクト部12,13と各端
子部21,22とをそれぞれ連通する透孔をグリーンシ
ート6aに開口し、当該透孔内に高融点金属ペーストを
充填して各スルーホール23,24を形成する。尚、高
融点金属ペーストとしては、主にタングステン(W)や
モリブデン(Mo)を用い、これに、白金(Pt)やロ
ジウム(Rh)などの高融点金属成分を混合して用いる
とよい。また、抵抗特性の向上のために、PtやRhを
単独で用いてもよい。ちなみに、悪影響を与えない限り
において、セラミックス層3,4,6と同材料の酸化物
等が発熱パターン5の材料中に若干混在していてもよ
い。
【0037】また、発熱パターン5および各端子部2
1,22と成る導電性膜は、ペースト印刷法以外の適宜
な方法(化学メッキ法,CVD(Chemical Vapor Depos
ition)法,PVD(Physical Vapor Deposition)法な
ど)を用いて形成してもよい。
【0038】[工程3(図8参照)]グリーンシート6
aにおける発熱パターン5が形成された面の上にグリー
ンシート4aを重ね合わせ、各グリーンシート4a,6
aを圧着する。 [工程4(図9参照)]各発熱パターン5が独立するよ
うに、積層した各グリーンシート4a,6aを長手方向
に対して垂直に切断して、短冊状の各グリーンシート片
GPを作成する。このとき、各グリーンシート片GPを
分離せずに各グリーンシート片GPがほぼ密着した状態
にして、切断前の各グリーンシート4a,6aの全体の
形状(セラミックスヒータ1の長手方向に対して垂直方
向に長く伸びた形状)が保持されるようにする。
【0039】[工程5(図10参照)]まず、工程1に
て作成したセラミックス原料粉末からセラミックスペー
スト3aを作成する。すなわち、セラミックス原料粉末
に、溶剤および結合剤としてポリビニルブチラール25
%,DBP8%,ブチルカルビドール30%を添加し、
ボールミルで混合してスラリー状にすることにより、セ
ラミックスペースト3aを作成する。
【0040】次に、セラミックスペースト3aを各グリ
ーンシート片GPの表面に塗布する。尚、工程4におい
て切断した各グリーンシート片GPを分離しなかったの
は、スクリーンマスクを使用することにより、各グリー
ンシート片GPの表面に対してセラミックスペースト3
aを均一に且つ一度に塗布するためである。
【0041】[工程6(図11参照)]まず、工程1に
て作成したセラミックス原料粉末からセラミックス碍管
2を作成する。すなわち、セラミックス原料粉末に、溶
剤および結合剤としてメチルセルロース1%,マイクロ
クリスタリンワックス(商品名)15%,水10%を添
加して混練する。そして、押出成形法で円筒状に成形
し、所定寸法に切断後、1200℃で仮焼することによ
り、セラミックス碍管2を作成する。
【0042】次に、各グリーンシート片GPのセラミッ
クスペースト3aが塗布された面の上に、セラミックス
碍管2を載置する。このとき、各グリーンシート片GP
の長手方向に対して平行な所定位置にセラミックス碍管
2が配置されるように、各グリーンシート片GPに対し
てセラミックス碍管2を1本ずつ載置する。
【0043】[工程7(図7,図11参照)]各グリー
ンシート片GPをセラミックス碍管2が載置された状態
で分離する。 [工程8(図1〜6参照)]まず、グリーンシート片G
Pをセラミックス碍管2の外周に巻き付ける。その巻付
方法にはどのような方法を用いてもよいが、例えば、温
められたシリコンゴムのシートの上にセラミックス碍管
2が載置されたグリーンシート片GPを置き、作業者の
手作業により、セラミックス碍管2を手のひらで転がし
てグリーンシート片GPに巻き込めばよい。
【0044】次に、セラミックス碍管2に巻き付けられ
たグリーンシート片GP(以下、グリーンシート片RP
と表記する)を増締装置81へ供給する。図1は、増締
装置81の構造を説明するための概略構成図である。増
締装置81は、搬送装置82,第1の増締ローラ群83
a,第2の増締ローラ群83bから構成されている。
【0045】搬送装置82は、搬送ローラ91およびベ
ルトコンベア92から構成されている。搬送ローラ91
のローラ軸91aは回転可能に枢支されており、円柱形
の搬送ローラ91の外周面にはローラ軸91aと同一方
向に複数の溝91bが掘設されている。そして、搬送ロ
ーラ91は、回動装置(図示略)により、ローラ軸91
aを中心として矢印A方向に回動されるようになってい
る。
【0046】第1の増締ローラ群83aは、2つの増締
ローラ101a,102aおよび付勢装置103aから
構成されている。付勢手段としての付勢装置103a
は、伸縮ロッド104aおよび空圧シリンダ105aか
ら構成されている。伸縮ロッド104aの先端には軸受
106aが設けられ、伸縮ロッド104aの後端は空圧
シリンダ105aに嵌挿されて伸縮されるようになって
いる。
【0047】円柱形の各増締ローラ101a,102a
は可撓性および導電性を有する材質(例えば、カーボン
などの導体が分散されたニトリルゴム材など)によって
形成され、各増締ローラ101a,102aの幅はグリ
ーンシート片RPの長さ以上に設定されている。
【0048】各増締ローラ101a,102aの各ロー
ラ軸107a,108aおよび搬送ローラ91のローラ
軸91aはそれぞれ水平かつ平行に配置されている。ま
た、各増締ローラ101a,102aの各ローラ軸10
7a,108aは同じ高さに配置されている。
【0049】第1の増締ローラ101aのローラ軸10
7aは回転可能に枢支され、そのローラ軸107aの位
置は固定されている。そして、増締ローラ101aは、
回動装置(図示略)により、ローラ軸107aを中心と
して、搬送ローラ91の回動方向(矢印A方向)とは反
対方向(矢印B方向)に回動されるようになっている。
【0050】第2の増締ローラ102aのローラ軸10
8aは、伸縮ロッド104aの先端の軸受106aに嵌
挿されて回転可能に枢支されている。そして、伸縮ロッ
ド104aの伸張により、ローラ軸108aはローラ軸
107aの方向(矢印C方向)に一定の付勢力が付与さ
れて付勢される。また、増締ローラ102aは、回動装
置(図示略)により、ローラ軸108aを中心として、
増締ローラ101aと同一方向(矢印B方向)に回動さ
れるようになっている。
【0051】加えて、金属製の各ローラ軸107a,1
08aはそれぞれ回動装置を介してアースされている。
尚、後述するように、伸縮ロッド104aから増締ロー
ラ102aのローラ軸108aに付与される付勢力は最
適値に設定されている。また、各増締ローラ101a,
102aの直径,硬度,回転速度はそれぞれ最適値に設
定され、各増締ローラ101a,102aの外周面は最
適温度に加熱されている。
【0052】ちなみに、各増締ローラ101a,102
aの加熱は、各増締ローラ101a,102aの内部に
設けられたヒータ(図示略)を用いてもよく、各増締ロ
ーラ101a,102aとは別個に設けられた加熱装置
(図示略)を用いてもよい。また、各増締ローラ101
a,102aを加熱する際には、その外周面のみを加熱
し、その内部については加熱しないようにしてもよい。
【0053】第2の増締ローラ群83bの構成は、第1
の増締ローラ群83aの構成と同じであるため、第1の
増締ローラ群83aの各構成部材101a〜108aの
符号末尾を「b」に変えて区別し、その詳細な説明につ
いては省略する。すなわち、第2の増締ローラ群83b
は、増締ローラ101b,102b、付勢装置103
b、伸縮ロッド104b、空圧シリンダ105b、軸受
106b、ローラ軸107b,108bから構成されて
いる。
【0054】そして、第2の増締ローラ群83bの各増
締ローラ101b,102bは、第1の増締ローラ群8
3aの各増締ローラ101a,102aのそれぞれ直下
に配置されている。このように構成された増締装置81
を用いてグリーンシート片RPを増し締める動作につい
て、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0055】図1に示すように、グリーンシート片RP
は、ベルトコンベア92上を搬送されて搬送ローラ91
の外周面まで送られ、搬送ローラ91の外周面の溝91
bに嵌合されることにより、ベルトコンベア92から搬
送ローラ91に移送される。そして、溝91bに嵌合さ
れたグリーンシート片RPは、搬送ローラ91の回動に
より溝91bに嵌合されたまま搬送ローラ91の外周面
上を搬送され、第1の増締ローラ群83aの各増締ロー
ラ101a,102aの上方まで送られる。その後、搬
送ローラ91がさらに回動すると、グリーンシート片R
Pと溝91bとの嵌合が解除され、グリーンシート片R
Pは溝91bから脱落して各増締ローラ101a,10
2aの間に落下する。このようにして、グリーンシート
片RPは搬送ローラ91から第1の増締ローラ群83a
に供給される。
【0056】ここで、溝91bの幅および深さは、グリ
ーンシート片RPの直径に対応して最適に設定してお
く。これにより、ベルトコンベア92から搬送ローラ9
1にグリーンシート片RPを確実に移送できると共に、
搬送ローラ91の回動中に溝91bからグリーンシート
片RPが脱落するのを防止できる。
【0057】次に、図2に示すように、各増締ローラ1
01a,102aの間に落下したグリーンシート片RP
は、各増締ローラ101a,102aの外周面に当接す
る。ここで、増締ローラ102bのローラ軸108a
は、付勢装置103aの伸縮ロッド104aにより、増
締ローラ101aのローラ軸107aの方向(矢印C方
向)に一定の付勢力が付与されて付勢されている。そし
て、各増締ローラ101a,102aは同一方向(矢印
B方向)に回動している。そのため、例えば、増締ロー
ラ101aの回転速度V1を増締ローラ102aの回転
速度V2よりも低く設定しておけば(V1<V2)、各
増締ローラ101a,102aの回動に伴い、各増締ロ
ーラ101a,102aからグリーンシート片RPに対
して、各増締ローラ101a,102aの回動方向(矢
印B方向)とは反対方向(矢印D方向)に回動させる力
が加えられる。
【0058】そして、図3に示すように、各増締ローラ
101a,102aの回動に伴い、グリーンシート片R
Pは、各増締ローラ101a,102aの外周面から押
圧されて当該外周面と摺動しながら矢印D方向に回転
し、各増締ローラ101a,102aの間を通り抜け
る。その結果、グリーンシート片GPがセラミックス碍
管2の外周に強固に巻き付けられ、セラミックスペース
ト3aの塗布面全面がセラミックス碍管2の外周面に確
実に密着されて、グリーンシート片RPの増し締めが行
われる。その後、グリーンシート片RPは、矢印Eに示
すように、各増締ローラ101a,102aの間に落下
する。このようにして、グリーンシート片RPは第1の
増締ローラ群83aから第2の増締ローラ群83bに供
給される。
【0059】続いて、図4に示すように、各増締ローラ
101b,102bの間に落下したグリーンシート片R
Pは、各増締ローラ101b,102bの外周面に当接
する。ここで、増締ローラ102bのローラ軸108b
は、付勢装置103bの伸縮ロッド104bにより、増
締ローラ101bのローラ軸107bの方向(矢印C方
向)に一定の付勢力が付与されて付勢されている。そし
て、各増締ローラ101b,102bは同一方向(矢印
B方向)に回動している。そのため、例えば、増締ロー
ラ101bの回転速度V3を増締ローラ102bの回転
速度V4よりも低く設定しておけば(V3<V4)、各
増締ローラ101b,102bの回動に伴い、各増締ロ
ーラ101b,102bからグリーンシート片RPに対
して、各増締ローラ101b,102bの回動方向(矢
印B方向)とは反対方向(矢印D方向)に回動させる力
が加えられる。
【0060】そして、図5に示すように、各増締ローラ
101b,102bの回動に伴い、グリーンシート片R
Pは、各増締ローラ101b,102bの外周面から押
圧されて当該外周面と摺動しながら矢印D方向に回転
し、各増締ローラ101b,102bの間を通り抜け
る。その結果、第1の増締ローラ群83aで増し締めが
行われたグリーンシート片RPに対して、第2の増締ロ
ーラ群83bによりさらなる増し締めが行われる。その
後、グリーンシート片RPは、矢印Fに示すように、増
締装置81の下方に落下する。
【0061】ここで、グリーンシート片GPの厚みとセ
ラミックス碍管2の直径とに合わせて(すなわち、グリ
ーンシート片RPの直径に合わせて)、各伸縮ロッド1
04a,104bから各増締ローラ102a,102b
のローラ軸108a,108bに付与される付勢力と、
各増締ローラ101a,102a,101b,102b
の直径,硬度,回転速度とを、それぞれ実験によって求
められた最適値に設定しておく。これにより、各増締ロ
ーラ101a,102a,101b,102bの回動に
伴って、各増締ローラの外周面がセラミックス碍管2の
形状に対応して変形し、グリーンシート片GPに過大な
力を与えて不要な変形を引き起こすことなく、グリーン
シート片RPをスムーズに回転させることが可能にな
る。
【0062】また、各増締ローラ101a,102a,
101b,102bの外周面を実験によって求められた
最適温度に加熱しておくことにより、各増締ローラを介
してグリーンシート片GPを加熱し、グリーンシート片
GPの可撓性を高めることが可能になる。
【0063】尚、各増締ローラ群83a,83bにおい
て、各増締ローラ101a,101bの直径,硬度,温
度を同じに設定する必要はなく、各増締ローラ102
a,102bの直径,硬度,温度を同じに設定する必要
もない。そして、各増締ローラ101a,102a,1
01b,102bを導電性を有する材質によって形成す
ると共に金属製のローラ軸107a,108a,107
b,108bを介してアースしておくことにより、各増
締ローラとグリーンシート片GPとが擦れ合うことによ
って生じる静電気を除去し、当該静電気により各増締ロ
ーラにグリーンシート片GPが付着するのを防止するこ
とが可能になる。
【0064】従って、セラミックスペースト3aの塗布
面全面をセラミックス碍管2の外周面に確実に密着さ
せ、グリーンシート片RPの増し締めを行うことができ
る。そして、グリーンシート片RPをベルトコンベア9
2上に順次載置することにより、当該グリーンシート片
RPは、搬送装置82→第1の増締ローラ群83a→第
2の増締ローラ群83aへと順次自動的に供給されてゆ
く。ここで、搬送ローラ91の外周面における溝91b
の間隔を調整することにより、単位時間当たりに搬送装
置82から第1の増締ローラ群83aへ供給されるグリ
ーンシート片RPの個数を調節することができる。
【0065】従って、各増締ローラ群83a,83bに
おいて各増締ローラ101a,102a,101b,1
02bの間を通り抜けるのに要する時間(すなわち、各
増締ローラ群83a,83bにて増し締めを行う時間)
に合わせて搬送ローラ91の外周面における溝91bの
間隔を調整することにより、各増締ローラ群83a,8
3bにて増締中にグリーンシート片RPが詰まるのを防
ぐことができる。
【0066】[工程9(図6参照)]セラミックスペー
スト3aを接合材としてグリーンシート片GPが巻き付
けられたセラミックス碍管2を250℃で樹脂抜きした
後、水素雰囲気中にて1500〜1600℃で一体焼成
して相互に密着固定させる。その結果、セラミックスペ
ースト3aがセラミックス層3になると共に、各グリー
ンシート4a,6aがそれぞれ各セラミックス層4,6
になり、丸棒状のセラミックスヒータ1が完成する。
【0067】その後、各端子部21,22の表面に防錆
性を高めるためのメッキ処理(例えば、ニッケルメッキ
など)を施してメッキ層(図示略)を形成し、そのメッ
キ層に電源から引き出されたリード線(図示略)をロウ
付けにて接続する。尚、セラミックス碍管2と発熱パタ
ーン5との間にセラミックス層4を挟んであるのは、高
融点金属ペーストから成る発熱パターン5とセラミック
ス碍管2とをセラミックスペースト3aを用いて直接接
合させると、発熱パターン5とセラミックス碍管2との
密着性が不十分になって焼成時に気孔が発生し、その気
孔により発熱パターン5が酸化しやすくなって断線を起
こすおそれがあることから、これを防止するためであ
る。
【0068】また、各部材2〜6の相互密着性を高める
ために同時焼成することが好ましく、その焼成方法とし
ては、型加圧(HP,HIP)焼結,雰囲気加圧焼結,
常圧焼結,反応焼結などを用いればよく、その焼結温度
は1450〜1600℃の範囲から選択するのが適当で
ある。
【0069】また、焼成時の雰囲気は、水素などの還元
雰囲気以外にも、不活性ガス雰囲気(例えば、アルゴン
(Ar),窒素(N2)など),酸化性雰囲気(例え
ば、大気中)としてもよい。このように作成されたセラ
ミックスヒータ1は、特に高温下で長時間使用される内
燃機関の空燃比制御用の酸素センサを加熱するためのヒ
ーターとして好適である。この場合、セラミックスヒー
タ1は、試験管型固体電解質酸素センサ素子の内部に挿
入してもよく、酸素センサ素子に付設してもよい。
【0070】以上詳述したように、本実施形態によれ
ば、工程8にてセラミックスペーストを介したグリーン
シート片GPとセラミックス碍管2との密着性を高める
ための増し締めを行う際に、増締装置81を用いるた
め、グリーンシート片GPとセラミックス碍管2とを確
実に密着させることができる。そして、手作業によらず
に増締作業を行うため、増締作業の均一化を図ることで
きる。
【0071】加えて、増締装置81において、第1の増
締ローラ群83aには搬送装置82からグリーンシート
片RPが自動的に連続して供給され、第2の増締ローラ
群83bには第1の増締ローラ群83aからグリーンシ
ート片RPが自動的に連続して供給される。そのため、
前記(b)の方法のような手間がかからないことから、
増締作業に要する時間を短くすることが可能になり、多
量のセラミックスヒータ1を製造する際には特に製造T
ATを短縮することができる。
【0072】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、以下のように変更してもよく、その場合で
も、上記実施形態と同様の作用および効果を得ることが
できる。 (1)各増締ローラ101a,102a,101b,1
02bの外周面に帯電防止剤を供給するようにしてもよ
い。例えば、帯電防止剤として石鹸水を用いる場合に
は、一定個数のグリーンシート片RPの増し締めを行っ
た後に、各増締ローラ101a,102a,101b,
102bの外周面を石鹸水にて拭くようにする。このよ
うにすれば、各増締ローラ101a,102a,101
b,102bとグリーンシート片GPとが擦れ合うこと
によって生じる静電気をより確実に除去することが可能
になる。尚、帯電防止剤を用いることで静電気を十分に
除去可能な場合には、各増締ローラ101a,102
a,101b,102bの材質に導電性を有する材質を
用いる必要はない。
【0073】(2)上記実施形態において2組の増締ロ
ーラ群83a,83bを設けたのは、より確実な増し締
めを行うためである。従って、第1の増締ローラ群83
aのみで十分な増し締めが可能な場合は、第2の増締ロ
ーラ群83bを省いてもよい。また、2組の増締ローラ
群83a,83bを用いても増し締めが不十分な場合
は、各増締ローラ群83a,83bと同一構成の増締ロ
ーラ群を3組以上設けるようにしてもよい。
【0074】(3)セラミックス碍管2の形状は、円筒
状に限らず、適宜な形状(例えば、四角筒状,多角形筒
状など)にしてもよい。また、セラミックス碍管2を適
宜な形状(例えば、棒状,板状など)のセラミックス基
材に置き換えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態の増締装置の構
造を説明するための概略構成図。
【図2】一実施形態の増締装置の動作を説明するための
説明図。
【図3】一実施形態の増締装置の動作を説明するための
説明図。
【図4】一実施形態の増締装置の動作を説明するための
説明図。
【図5】一実施形態の増締装置の動作を説明するための
説明図。
【図6】一実施形態のセラミックスヒータの一部断面斜
視図。
【図7】一実施形態のセラミックスヒータの製造方法を
説明するための分解斜視図。
【図8】一実施形態のセラミックスヒータの製造方法を
説明するための分解斜視図。
【図9】一実施形態のセラミックスヒータの製造方法を
説明するための斜視図。
【図10】一実施形態のセラミックスヒータの製造方法
を説明するための斜視図。
【図11】一実施形態のセラミックスヒータの製造方法
を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1…セラミックスヒータ 2…セラミックス碍管(基
材) 3a…セラミックスペースト 4a,6a…グリーン
シート 5…発熱パターン GP,RP…グリーンシート片 83a,83b…増締ローラ群 101a,102a,101b,102b…増締ローラ 103a,103b…付勢装置 104a,104b
…伸縮ロッド 105a,105b…空圧シリンダ 106a,10
6b…軸受 107a,107b…ローラ軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス原料粉末に溶剤および結合
    剤を添加してシート状に成形したグリーンシート片に、
    通電されることにより発熱する発熱パターンを形成し、
    そのグリーンシート片の表面に、セラミックス原料粉末
    に溶剤および結合剤を添加したセラミックスペーストを
    塗布し、そのセラミックスペーストが塗布された面の上
    にセラミックス基材を載置する第1の工程と、 グリーンシート片をセラミックス基材の外周に巻き付
    け、セラミックスペーストの塗布面をセラミックス基材
    に密着させる第2の工程と、 グリーンシート片と発熱パターンとセラミックスペース
    トとセラミックス基材とを一体焼成する第3の工程とを
    備えたセラミックスヒータの製造方法であって、 前記第2の工程では、セラミックス基材の外周に巻き付
    けられたグリーンシート片を、それぞれのローラ軸が平
    行に配置されて同一方向に回動する第1および第2の増
    締ローラの間を通過させ、その通過時に、第1および第
    2の増締ローラの外周面と当該グリーンシート片の外周
    面とを摺動させながら、第1および第2の増締ローラの
    間で当該グリーンシート片を回動させることにより、セ
    ラミックスペーストの塗布面全面をセラミックス基材の
    外周面に密着させる増し締めを行うことを特徴とするセ
    ラミックスヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセラミックスヒータの
    製造方法において、 前記第1および第2の増締ローラのローラ軸は共に水平
    かつ同じ高さに配置されていることを特徴とするセラミ
    ックスヒータの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のセラミックスヒータの
    製造方法において、 前記第2の増締ローラのローラ軸に対して、前記第1の
    増締ローラのローラ軸の方向に一定の付勢力を付与する
    付勢手段を備えたことを特徴とするセラミックスヒータ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のセラミックスヒータの
    製造方法において、 前記第1および第2の増締ローラの少なくとも外周面が
    それぞれ可撓性を有し、前記グリーンシート片を前記第
    1および第2の増締ローラの間を通す際に、前記セラミ
    ックス基材の形状に対応して前記第1および第2の増締
    ローラの外周面が変形することを特徴とするセラミック
    スヒータの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のセラミックスヒータの
    製造方法において、 前記第1および第2の増締ローラの外周面が加熱されて
    いることを特徴とするセラミックスヒータの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のセラミックスヒータの
    製造方法において、 前記第1および第2の増締ローラと前記グリーンシート
    片とが擦れ合うことによって生じる静電気を除去する静
    電気除去手段を備えたことを特徴とするセラミックスヒ
    ータの製造方法。
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