JP2000113584A - 光ディスク装置及び光ディスク装置の制御方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスク装置の制御方法

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JP2000113584A
JP2000113584A JP10286310A JP28631098A JP2000113584A JP 2000113584 A JP2000113584 A JP 2000113584A JP 10286310 A JP10286310 A JP 10286310A JP 28631098 A JP28631098 A JP 28631098A JP 2000113584 A JP2000113584 A JP 2000113584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク装置及び光ディスク装
置の制御方法に関し、情報記録面については線速度の変
化を何ら考慮することなく、スピンドル駆動機構と光ピ
ックアップ送り機構とに対する負荷を適切に配分して例
えば同時記録再生することができるようにする。 【解決手段】 記録時においては、線速度一定の条件に
より、再生時においては、線速度一定の条件による場合
に比して、直前の記録時における光ディスクの回転速度
に対する回転速度の差分が小さくなるように、光ビーム
の照射位置に応じて光ディスクの回転速度を切り換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置及
び光ディスク装置の制御方法に関し、例えば記録再生の
動作を交互に繰り返して、光ディスクに所望のデータを
記録しながら、この光ディスクに記録されたデータを再
生する場合に適用する。本発明は、記録時においては線
速度一定の条件により、再生時においては、線速度一定
の条件による場合に比して、直前の記録時における光デ
ィスクの回転速度に対する回転速度の差分が小さくなる
ように、光ビームの照射位置に応じて光ディスクの回転
速度を切り換えることにより、情報記録面については線
速度の変化を何ら考慮することなく、スピンドル駆動機
構と光ピックアップ送り機構とに対する負荷を適切に配
分して例えば同時記録再生することができるようにす
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置においては、アクセス対
象である光ディスクの特性に応じて、磁化パターン、相
変化、色素の脱色等により所望のデータを記録するよう
になされている。このような光ディスク装置において
は、記録再生の動作を交互に繰り返すことにより、光デ
ィスクに例えば画像データを記録しながら、この光ディ
スクに別途記録された画像データを再生する方法(以下
同時記録再生と呼ぶ)が提案されている。
【0003】すなわち同時記録再生において、光ディス
ク装置は、例えば外部機器との間で入出力する画像デー
タを時間軸圧縮して高速度により記録すると共に、光デ
ィスクより高速度で再生した画像データを時間軸伸長し
て出力し、この時間軸圧縮した画像データの高速度の記
録再生を交互に繰り返す。光ディスク装置は、この高速
度の記録再生により発生する待ち時間を記録動作と再生
動作との動作切り換えの時間(以下単に動作切り換え時
間と呼ぶ)に割り当て、この動作切り換え時間で光ピッ
クアップをシークさせ、また必要に応じて光ディスクの
回転速度を切り換える。これにより光ディスク装置は、
光ディスク上の異なる記録再生位置をアクセスして、所
望の画像データを同時記録再生するようになされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような同
時記録再生においては、外部機器との間で入出力する画
像データのデータ転送速度が高速度化すると、その分動
作切り換え時間に許される時間が短くなる。因みにこの
動作切り換え時間内で光ピックアップのシーク等が完了
しなくなると、外部機器との間で連続した画像データを
入出力できなくなる。
【0005】線速度一定の条件により光ディスクを回転
駆動する光ディスク装置においては、この動作切り換え
の時間内で光ピックアップをシークさせ、また光ディス
クの回転速度を切り換える必要がある。このスピンドル
モータの切り換えにおいては、光ピックアップのシーク
距離が最も長い最内周と最外周との間で記録再生位置を
切り換える場合に最も時間を要することとなる。
【0006】線速度一定の条件により光ディスクを回転
駆動する光ディスク装置においては、これにより限られ
た時間内で光ディスクの回転速度を大幅に切り換えなけ
ればならず、スピンドルモータ、スピンドルモータの駆
動回路等によるスピンドル駆動機構に過大な負荷がかか
る問題がある。因みに、このような過大な負荷がかかる
と、光ディスク装置においては、スピンドル駆動機構の
消費電力が増大する。また光ディスクをクランプするク
ランプ部においても、急激なトルク変動により滑りが発
生するようになる。
【0007】この問題を解決する1つの方法として、角
速度一定の条件により光ディスクを回転駆動する方法が
考えられる。この方法によれば、スピンドル駆動機構の
負荷を軽減することができる。
【0008】ところが角速度一定の条件により光ディス
クを回転駆動する場合においては、内周側と外周側とで
線速度が大きく異なることにより、記録時における情報
記録膜の線速度の変化幅が大きくなり、その分情報記録
膜の設計が困難になる。
【0009】また内周側と外周側とで光ディスクに対す
るデータ転送速度が大きく異なるようになり、線速度一
定の条件により光ディスクを駆動する場合のデータ転送
速度と、内周側におけるデータ転送速度が一致するよう
に光ディスクを回転駆動する場合には、情報記録膜の設
計がさらに一段と困難になる。
【0010】またこれとは逆に、線速度一定の条件によ
り光ディスクを駆動する場合のデータ転送速度と、外周
側におけるデータ転送速度が一致するように光ディスク
を回転駆動する場合には、動作切り換え時間に余裕が無
くなり、その分光ピックアップをシークさせる送り系機
構の負荷が増大するようになる。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、情報記録面については線速度の変化を何ら考慮する
ことなく、スピンドル駆動機構と光ピックアップ送り機
構とに対する負荷を適切に配分して例えば同時記録再生
することができる光ディスク装置及び光ディスク装置の
制御方法を提案しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、時間軸圧縮データの記録時、記録
時の条件を満足するように、光ディスクを回転駆動し、
再生データの再生時、再生時の条件を満足するように、
光ビームの照射位置に応じて光ディスクを回転駆動し、
この記録時の条件が、光ビームの照射位置における光デ
ィスクの線速度を一定値に保持することであり、再生時
の条件が、先の記録時の条件により光ディスクを回転駆
動する場合に比して、直前の時間軸圧縮データの記録時
における光ディスクの回転速度に対する光ディスクの回
転速度の差を小さくすることであるようにする。
【0013】また、光ディスクへのデータ記録時とデー
タ再生時とに、それぞれこの記録時の条件と再生時の条
件とを適用して、光ディスクのアクセス位置に応じて光
ディスクの回転速度を切り換える。
【0014】記録時の条件を、光ビームの照射位置にお
ける光ディスクの線速度を一定値に保持すれば、情報記
録面については線速度の変化を何ら考慮することなく所
望の時間軸圧縮データを記録することができる。これに
対して再生時の条件を、先の記録時の条件により光ディ
スクを回転駆動する場合に比して、直前の時間軸圧縮デ
ータの記録時における光ディスクの回転速度に対する光
ディスクの回転速度の差を小さくすれば、その分スピン
ドル駆動系においては光ディスクの回転速度を大きく切
り換える必要が無いことにより負担を軽減することがで
きる。また適当に時間的な余裕を確保できることによ
り、その分光ピックアップ送り機構への負荷を軽減する
ことができる。
【0015】また、光ディスクへのデータ記録時とデー
タ再生時とに、それぞれこの記録の条件と再生の条件と
を適用して、光ディスクのアクセス位置に応じて光ディ
スクの回転速度を切り換えれば、スピンドル駆動系と、
光ピックアップ送り機構への負荷を適切に配分すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0017】(1)実施の形態の構成 図2は、本発明の実施の形態に係る光ディスク装置を示
すブロック図である。この光ディスク装置1は、相変化
型の光ディスク2に外部機器より入力される画像データ
DV1を記録し、またこの光ディスク2に記録された画
像データDV2を再生して外部機器に出力する。ここで
光ディスク2は、線速度一定の条件によるデータ記録に
適するように、情報記録面の膜構造が形成されたもので
ある。
【0018】スピンドルモータ3は、所定のクランプ機
構により回転軸に光ディスク2をクランプした状態で、
ドライバ4の駆動によりこの光ディスク2を所定の回転
速度で回転駆動する。ドライバ4は、回転数制御部5の
制御により、スピンドルモータ3を駆動し、回転数制御
部5は、スピンドルサーボ回路を有し、システム制御回
路6との間のデータ通信に従ってドライバ4を制御する
ことにより、このシステム制御回路6で指示される回転
速度で光ディスク2を回転駆動する。
【0019】光ピックアップ(OP)7は、内蔵の半導
体レーザーよりレーザービームを射出し、図示しない対
物レンズを介してこのレーザービームを光ディスク2の
情報記録面に照射する。さらに光ピックアップ7は、こ
の光ディスク2で反射されるレーザービームの戻り光を
所定の受光素子で受光し、その受光結果を出力する。光
ピックアップ7は、この受光結果より、光ピックアップ
7、スピンドルモータ3の制御に必要なトラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号等を生成できるように
なされている。かくするにつき光ディスク装置1は、こ
れらトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号に
基づいて光ピックアップ7の対物レンズを駆動し、これ
によりトラッキング制御及びフォーカス制御する。
【0020】また光ピックアップ7は、受光結果より光
ディスク2に形成されたピット及びランドに応じて信号
レベルが変化する再生信号RFを出力し、これにより光
ディスク装置1では、この再生信号RFを処理して光デ
ィスク2に記録された情報を再生できるようになされて
いる。さらに光ピックアップ7は、データ記録時、駆動
信号S1に再生時の光量より間欠的にレーザービームの
光量を立ち上げ、これにより駆動信号S1に対応するデ
ータを光ディスクに記録できるようになされている。
【0021】さらに光ピックアップ7は、スレッドモー
タ8の駆動により光ディスク2の半径方向に可動できる
ように配置され、スレッドモータ8は、ドライバ9の駆
動により光ピックアップ7を光ディスク2の半径方向に
可動する。ドライバ9は、送り制御部10の制御により
スレッドモータ8を駆動し、送り制御部10は、システ
ム制御回路6との間のデータ通信に従ってドライバ9を
制御することにより、光ピックアップ7を光ディスク2
の半径方向に移動させ、これによりこのシステム制御回
路6で指示される記録再生位置に光ピックアップ7をシ
ークさせる。
【0022】画像記録処理部12は、外部機器よりデー
タ転送速度BV =6.0〔Mbps〕により画像データ
DV1を入力し、この画像データDV1をデータ圧縮す
る。さらに画像記録処理部12は、このデータ圧縮した
画像データDV1を所定のデータ量単位であるフラグメ
ント単位で出力する。なおこのデータ圧縮には、例えば
MPEG(Moving Picture Experts Group)の手法が適
用される。
【0023】記録メモリ13は、この画像記録処理部1
2より出力される画像データを一時保持し、続く記録符
号変調部14の処理に対応してこの保持した画像データ
をフラグメント単位で出力する。なおここで1フラグメ
ントのデータ量は、4.0〔MByte〕である。この
とき記録メモリ13は、入力時に比して高速度により画
像データDV1を出力することにより、このデータ圧縮
された画像データDV1を時間軸圧縮して出力する。
【0024】記録符号変調部14は、この記録メモリ1
3より出力される画像データに誤り訂正用の符号を付加
した後、インターリーブ処理、符号化処理する。記録符
号変調部14は、このように符号化処理して得られる符
号化データを変調し、光ピックアップ7の駆動信号S1
として出力する。
【0025】これらにより光ディスク装置1では、順次
入力される画像データDV1をデータ圧縮、時間軸圧縮
して間欠的に光ディスク2に記録するようになされてい
る。
【0026】再生復調復号部16は、光ピックアップ7
から出力される再生信号RFより、システム制御回路6
の制御により動作する内蔵のPLL回路でクロックを再
生する。再生復調復号部16は、このクロックを基準に
して再生信号RFを処理することにより、再生信号RF
を波形等化し、さらに2値識別し、これにより再生デー
タを検出する。再生復調復号部16は、この再生データ
よりレーザービーム照射位置のアドレスを取得し、この
アドレスをシステム制御回路6に通知する。さらに再生
復調復号部16は、この再生データを復号処理、デイン
ターリーブ処理、誤り訂正処理し、その処理結果である
画像データを再生メモリ17に出力する。再生復調復号
部16は、この再生信号RFの処理を間欠的に実行する
ことにより、連続した画像データを時系列により間欠的
に再生して再生メモリ17に出力する、さらに再生復調
復号部16は、リードインエリアより得られる再生信号
RFを同様に処理することにより、光ディスクに記録さ
れた空き領域の情報等を検出してシステム制御回路6に
通知する。
【0027】再生メモリ17は、再生復調復号部16よ
り出力される画像データを一時保持し、続く画像再生処
理部18の処理に対応してこの保持した画像データを出
力する。このとき再生メモリ17は、入力時に比して低
速度で画像データを出力することにより、画像データを
時間軸伸長して出力する。
【0028】画像再生処理部18は、この再生メモリ1
7より出力される画像データをデータ伸長して出力す
る。これにより光ディスク装置1においては、連続した
時系列により光ディスク2に記録した画像データを、時
系列により間欠的に再生し、この再生した画像データを
時間軸伸長、データ伸長して連続したデータ列として出
力できるようになされている。
【0029】システム制御回路6は、この光ディスク装
置1全体の動作を制御するマイクロコンピュータであ
り、外部機器より入力される制御コマンドに従って、ま
た図示しない操作子の操作に従って、全体の動作を切り
換える。
【0030】すなわちシステム制御回路6は、光ディス
ク2への画像データDV1の記録が指示されると、事前
に光ディスクのリードインエリアより取得した光ディス
ク2の空き領域の情報に従って送り制御部10に光ピッ
クアップ7のシークを順次指示する。さらに線速度一定
の条件により、この光ピックアップ7のシーク先に対応
する光ディスク2の回転速度を回転数制御部5に順次通
知する。さらにシステム制御回路6は、記録系である画
像記録処理部12、記録メモリ13、記録符号変調部1
4の動作を立ち上げ、これらにより順次入力される画像
データDV1をフラグメント単位で処理して間欠的に光
ディスク2に記録する。
【0031】これに対してシステム制御回路6は、光デ
ィスク2の再生が指示されると、光ディスクのリードイ
ンエリアより事前に取得した光ディスク2に記録された
ファイルの情報に従って送り制御部10に光ピックアッ
プ7のシークを順次指示する。さらに線速度一定の条件
により、この光ピックアップ7のシーク先に対応する光
ディスク2の回転速度を回転数制御部5に順次通知す
る。さらにシステム制御回路6は、再生系である再生復
調復号部16、再生メモリ17、画像再生処理部18の
動作を立ち上げ、これらにより順次フラグメント単位で
光ディスク2に記録された画像データDV2を間欠的に
再生し、連続したデータ列により出力する。
【0032】これに対して同時記録再生が指示される
と、システム制御回路6は、フラグメント単位で上述し
た記録再生の動作を交互に繰り返すように、全体の動作
を制御する。なお画像記録処理部12、記録メモリ1
3、再生メモリ17、画像再生処理部18においては、
上述した記録時及び再生時と同様に動作するように制御
する。
【0033】すなわちシステム制御回路6は、光ディス
ク2の空き領域の情報に従って送り制御部10に光ピッ
クアップ7のシークを指示すると共に、光ディスク2の
回転速度を回転数制御部5に通知し、さらに画像記録処
理部12の動作を立ち上げる。システム制御回路6は、
これにより記録メモリ13に記録された画像データDV
1を1フラグメント分記録すると、続いて全体の動作を
再生動作に切り換え、光ディスク2に記録されたファイ
ルの情報に従って送り制御部10に光ピックアップ7の
シークを指示すると共に、光ディスク2の回転速度を回
転数制御部5に通知し、さらに再生復調復号部16の動
作を立ち上げる。
【0034】システム制御回路6は、これにより1フラ
グメント分、光ディスク2に記録された画像データDV
2を再生すると、再び全体の動作を記録モードに切り換
え、これらの処理の繰り返しにより、1つのフラグメン
トを単位にして記録及び再生の動作を交互に切り換え
る。
【0035】このようにして全体の動作を切り換えるに
つき、システム制御回路6は、図1に示すように、記録
時においては、線速度一定の条件に従って光ディスク2
の回転速度を指示する。これに対して再生時において
は、線速度一定の条件による場合に比して、直前の記録
位置における光ディスク2の回転速度と再生位置におけ
る光ディスク2の回転速度との差が小さくなるように、
光ディスク2の回転速度を指示する。なおこの図1にお
いては、直前の記録位置がそれぞれ光ディスク2の最外
周、最内周、最外周と最内周の中間位置における再生時
の回転速度をそれぞれ符号A、B、Cにより示す。な
お、参考のために速度一定の条件及び角速度一定の条件
による回転速度を符号CLV及びCAVにより併せて示
す。
【0036】具体的に、システム制御回路6は、最内周
を記録する際の回転速度をωICLV、この最内周の半径を
I 、最外周の半径をRO とおいたとき、記録により半
径RW の位置(以下記録半径と呼ぶ)をアクセスする場
合、この記録半径RW に対応して次式により示す回転速
度ωW (以下記録回転速度と呼ぶ)に設定し、これによ
り記録時においては、線速度一定の条件により光ディス
ク2を回転駆動する。
【0037】
【数1】
【0038】これに対して再生時においては、記録半径
W に対応して再生位置を再生半径RR とし、スピンド
ルモータ3により光ディスク2の回転加速度をa、光デ
ィスク2の回転速度の加減速に許容する回転加減速時間
をtSSとおいて、次式により示す回転速度ωR (以下再
生回転速度と呼ぶ)に設定する。これによりシステム制
御回路6は、再生時においては、線速度一定の条件によ
る場合に比して、直前の記録半径RW における光ディス
ク2の記録回転速度ωW と再生半径RR における光ディ
スク2の再生回転速度ωR との差が小さくなるように、
光ディスク2を回転駆動する。なお(2)式における記
録半径RW 及び記録回転速度ωw (RW)は、直前の記
録における値である。
【0039】
【数2】
【0040】
【数3】
【0041】かくするにつきこの(2)式及び(3)式
より、より具体的に、システム制御回路6は、直前の時
間軸圧縮した画像データの記録時における光ディスク2
の回転速度と、この再生時における光ディスク2の回転
速度との差が、直前の記録時からの光ピックアップ7の
光ディスク2の半径方向の移動距離に比例した回転数で
あるように、光ディスク2の回転数を指示する。
【0042】これによりシステム制御回路6は、この線
速度一定の条件における光ディスク2に対するデータ転
送速度をBCLV とおいて、それぞれ次式により表される
記録時及び再生時のデータ転送速度BW 及びBR により
画像データを記録再生するように全体の動作を制御す
る。これによりデータ転送速度は、図1との対比によ
り、図3に示すようになる。
【0043】
【数4】
【0044】
【数5】
【0045】なおこの図3において、符号Aは、最内周
で記録した後の再生半径とデータ転送速度を示すもの
で、この場合に線速度一定の場合に比して最外周で回転
数の減速が制限されるため、線速度一定の場合より光デ
ィスク2を高速度で回転した状態で画像データを再生
し、その分高いデータ転送速度で画像データを再生する
ことになる。
【0046】また符号Cは、最外周で記録した後の、再
生半径とデータ転送速度を示すものであり、線速度一定
の場合に比して内周側で回転数の加速が制限されるた
め、線速度一定の場合より光ディスク2を低速度で回転
した状態で画像データを再生し、その分線速度一定の場
合より低いデータ転送速度で画像データを再生すること
になる。
【0047】また符号Bは、内外周のほぼ中間の半径位
置で記録した後の、再生半径とデータ転送速度を示すも
のである。
【0048】システム制御回路6は、このように光ディ
スク2の回転速度を切り換えるにつき、この光ディスク
2の回転速度に対応するように、再生復調復号部16に
PLL回路の目標周波数、イコライザパラメータを設定
する。さらにシステム制御回路6は、回転数制御部5に
指示した目標回転速度に対して、光ディスク2の回転速
度が所定の許容範囲以下に近接すると、回転数制御部5
からの通知に応答して再生復調復号部16よりレーザー
ビーム照射位置のアドレスを取得し、このアドレスに従
って必要に応じて送り制御部10の動作を制御する。
【0049】これによりシステム制御回路6は、所望の
記録再生位置にシークを繰り返して記録再生の動作を交
互に繰り返すように全体の動作を制御する。
【0050】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、光ディスク装置1において(図
2)、画像データDV1の記録が指示されると、この画
像データDV1が画像記録処理部12及び記録メモリ1
3において、データ圧縮、時間軸圧縮された後、記録符
号変調部14に入力され、ここで符号化処理されて光ピ
ックアップ7の駆動信号S1が生成される。光ディスク
装置1においては、この駆動信号S1により光ピックア
ップ7より出射されるレーザービームの光量が間欠的に
立ち上げられ、これにより光ディスク2に順次ピットが
形成されて画像データDV1が記録される。さらに時間
軸圧縮によりこのデータ圧縮した画像データDV1が間
欠的に光ディスク2に記録される。
【0051】これに対して画像データの再生が指示され
ると、光ピックアップ7より得られる再生信号RFが再
生復調復号部16で2値識別、復号化されて再生データ
が検出され、この再生データが処理されて画像データが
再生される。光ディスク装置1では、この画像データが
再生メモリ17、画像再生処理部18を介して、時間軸
伸長、データ伸長されて外部機器に出力される。このと
き光ディスク装置1においては、光ディスク2より間欠
的に再生データが再生され、この再生データが時間軸伸
長、データ伸長されて連続した画像データDV2として
出力される。
【0052】これに対して同時記録再生の動作が選択さ
れると、光ディスク装置1においては、画像データDV
1の記録と画像データDV2の再生とをフラグメント単
位で交互に繰り返す。
【0053】すなわち光ディスク装置1は、画像記録処
理部12を介して連続したデータ列により入力される画
像データDV1を記録メモリ13に1フラグメント蓄積
すると、記録位置に光ピックアップ7をシークさせ、こ
の1フラグメントの画像データDV1を時間軸圧縮して
光ディスク2に記録する。続いて光ディスク装置1で
は、光ピックアップ7を再生位置にシークさせ、この再
生位置より1フラグメントの画像データDV2を再生し
て再生メモリ17に蓄積すると、再び光ピックアップ7
をシークさせて記録メモリ13に保持した画像データD
V1を時間軸圧縮して光ディスク2に記録する。さらに
光ディスク装置1は、このように再生メモリ17に保持
した画像データを時間軸伸長して出力し、これにより記
録再生の動作を繰り返して、外部機器との間では連続し
たデータ列として画像データDV1、DV2を入出力し
ながら、この画像データDV1、DV2の記録再生を1
フラグメント単位で交互に繰り返す。
【0054】このとき光ディスク装置1は(図1)、記
録時においては、(1)式により示すように光ディスク
2の回転速度を制御し、線速度一定の条件により画像デ
ータDV1を光ディスク2に記録する。これにより光デ
ィスク装置1においては、記録時、情報記録面について
は線速度の変化を何ら考慮することなく情報記録膜を簡
易に設計できるようになされている。
【0055】これに対して再生時、光ディスク装置1
は、(2)式及び(3)式により示すように、線速度一
定の条件による場合に比して、直前の記録半径RW にお
ける光ディスク2の記録回転速度ωW と再生半径RR
おける光ディスク2の再生回転速度ωR との差が小さく
なるように、光ディスク2を回転駆動する。
【0056】さらにこのとき光ディスク装置1は、直前
の記録における光ディスク2の回転速度と、再生時にお
ける光ディスク2の回転速度との差が、直前の記録時か
らの光ピックアップ7の半径方向の移動距離に比例した
回転数であるように、光ディスク2を回転駆動する。こ
れにより光ディスク装置1においては、線速度一定の条
件による駆動の場合に比して、動作切り換え時間におけ
る光ディスク2の急激な加減速を低減するようになさ
れ、その分スピンドルモータ3、駆動回路であるドライ
バ4の負荷を軽減して、消費電力の増大を防止すると共
に、クランプ機構における滑りを防止できるようになさ
れている。
【0057】またアクセスに適当な時間を割り当てて時
間的な余裕を確保できるようになされ、その分光ピック
アップ送り機構への負荷を軽減することができるように
なされている。
【0058】かくするにつきこのようにして光ディスク
2を回転駆動する場合、光ディスク装置1においては、
図1において符号Cにより示すように、最外周の記録の
後、最内周を再生する場合に、最も光ディスク2より再
生される画像データDV2のデータ転送速度が低減する
ことになり、この場合に記録再生に最も時間を要するう
ようになる。これにより光ディスク装置1においては、
最外周における記録と、最内周における再生とを繰り返
す場合に、記録再生の動作の切り換え時間に最も余裕が
無くなることになる。
【0059】以下、この最も時間的な条件の厳しい場合
について、線速度一定の条件、角速度一定の条件により
光ディスク2を駆動して同時記録する場合との比較によ
り、これらのスピンドル駆動系、光ピックアップ送り機
構に対する負荷の軽減を検討する。
【0060】なお図4に、線速度一定の条件及び角速度
一定の条件により光ディスクを回転駆動して同時記録再
生する場合に、このような時間的な条件が最も厳しい場
合を参考に示す。この図4においては、光ディスク2の
画像データDV1の記録、消去を繰り返した結果、1フ
ラグメントの画像データが複数箇所に分散してそれぞれ
データブロックx、y、zにより記録されたと仮定した
場合である。
【0061】すなわち角速度一定の条件により光ディス
クを回転駆動する場合には(図4(A))、例えば最内
周でデータブロックwを記録した後、最外周、最内周、
最外周でデータブロックx、y、zを順次再生する場合
に、光ピックアップのシークに時間を要し(図4
(B))、最も時間的な条件が厳しくなる。また線速度
一定の条件により光ディスクを回転駆動する場合には
(図4(C))、例えば最外周でデータブロックwを記
録した後、最内周、最外周、最内周でデータブロック
x、y、zを順次再生する場合に、スピンドルモータの
整定に時間を要し(図4(D))、最も時間的な条件が
厳しくなる。
【0062】ここでこのデータブロックw、x、y、z
のデータ量をそれぞれFw 、Fx 、Fy 、Fz とし、デ
ータブロックwのデータ量Fw をFとおく。さらに説明
の簡略化のために、角速度一定の条件においては、デー
タブロックx、y、zのデータ量をそれぞれFx =0、
y =F、Fz =0とする。また同様に、線速度一定の
条件においては、Fx =F、Fy =0、Fz =0とし、
光ディスク装置1では、Fx =F、Fy =0、Fz =0
とする。なお、これらは、何れも最も時間的な条件が厳
しい場合である。
【0063】この場合に、それぞれ最内周及び最外周の
半径をRI 及びRO とおいて、線速度一定の条件による
光ディスク2の最内周及び最外周の回転速度ωRCLV(R
I )及びωWCLV(RO )、角速度一定の条件による最内
周及び最外周の回転速度ωRCAV(RI )及びωWCAV(R
O )、光ディスク装置1における最内周及び最外周の回
転速度ωR (R1 )及びωW (RO )は、次式により表
される。なおここでは、線速度一定の条件による最内周
の回転速度ωRCLV(RI )は、この光ディスク装置1に
おける最内周の回転速度ωICLVと等しいとし、各回転速
度は、この回転速度ωICLVを基準として示す。また、光
ディスク装置1における最内周回転速度ωR (R1
は、(5)式を変形して係数kを用いて示し、各回転速
度は、それぞれ記録及び再生の動作に動作に対応して符
号W及びRの添え字を付して示す。
【0064】
【数6】
【0065】
【数7】
【0066】
【数8】
【0067】
【数9】
【0068】
【数10】
【0069】
【数11】
【0070】なおここで係数kは、(3)式よりk>1
である(図1参照)。これにより線線速度一定の条件、
角速度一定の条件、光ディスク装置1における記録時間
WCLV、TWCAV、TW は、(6)式から(11)式に用
いた添え字との対応により、線速度一定の条件による最
内周におけるデータ転送速度BCLV を基準にして次式に
より示すことができる。
【0071】
【数12】
【0072】
【数13】
【0073】また線速度一定の条件、角速度一定の条
件、光ディスク装置1における再生時間TRCLV
RCAV、TR は、同様にして次式により示すことができ
る。
【0074】
【数14】
【0075】
【数15】
【0076】
【数16】
【0077】これに対して線速度一定の条件、角速度一
定の条件、光ディスク装置1において加減速に要する時
間tSA.CLV、tSA.CAV、tSA. は、それぞれ線速度一定
の条件、角速度一定の条件、光ディスク装置1における
光ディスク2の加速度aCLV、aCAV 、aを用いて、次
式により表される。
【0078】
【数17】
【0079】
【数18】
【0080】
【数19】
【0081】これに対して光ピックアップ7の移動に要
する時間(スレッディング時間)をtSLEDとすると、各
データブロックw、x、y、z間において、それぞれ目
標アドレスに整定するためであるアクセス時間twx、t
xy、tyz、tzwは、次式により表すことができる。
【0082】
【数20】
【0083】ここで線速度一定の条件及び光ディスク装
置1においては、回転収束時までに光ピックアップ7の
整定が完了しているものとでき、これにより次式の関係
式を得ることができる。
【0084】
【数21】
【0085】
【数22】
【0086】なおここで tSLED,CLV及びtSA,CLVは、
線速度一定の条件による各時間であり、tSLED. 及びt
SA. は、光ディスク装置1における各時間である。これ
により線速度一定の条件による場合と光ディスク装置1
においては、次式の関係式を得ることができる。
【0087】
【数23】
【0088】また角速度一定の条件による場合には、回
転速度は一定であることから、この場合tSA=0であ
る。
【0089】これらの条件の下で、同時記録再生におい
ては、記録メモリ13及び再生メモリ17に保持した対
応する画像データの入出力が完了するまでの間で(すな
わち記録メモリ13においてオーバーフローが発生し、
又は再生メモリ17においてアンダーフローが発生しな
いように)、この図4に示したシーケンスが完了するこ
とが必要である。このためには、画像データDV1、D
V2のデータ転送速度BV に対して線速度一定の条件に
おける光ディスク2に対するデータ転送速度BCLV にお
いては、BV =BCLV /p(p>1)の関係が求められ
る。
【0090】またこのシーケンスに関する時間的な制約
条件に、上述の関係式を適用して、線速度一定の条件に
おいては、以下の関係式を満足することが必要になる。
【0091】
【数24】
【0092】
【数25】
【0093】但しここでtACは、時間的な余裕であり、
次式と置いた。
【0094】
【数26】
【0095】同様にして角速度一定の条件による場合
は、以下の関係式を満足することが必要になる。
【0096】
【数27】
【0097】
【数28】
【0098】これに対して光ディスク装置1において
は、同様にして次式の関係式を満足する必要がある。
【0099】
【数29】
【0100】
【数30】
【0101】これらの結果からスレッディング時間t
SA.CLV、tSA.CAV、tSLED. を比較すると、(25)、
(28)及び(30)式において、1<p<Ro /RI
と設定することから、次式のように表すことができる。
【0102】
【数31】
【0103】これにより一定の時間的余裕を設けて、線
速度一定の条件、角速度一定の条件、光ディスク装置1
におけるスレッディング時間tSA.CLV、tSA.CAV、t
SLED.においては、次式の関係式を得ることができ、こ
れにより角速度一定の条件により光ディスク2を駆動す
る場合に比して、線速度一定の条件により光ディスク2
を駆動する場合の方が、光ピックアップ7を充分な時間
的な余裕を持って移動できることがわかる。すなわち光
ピックアップ7の送り機構の負荷を軽減することができ
ることがわかる。
【0104】
【数32】
【0105】続いてスピンドルモータ3の最小加速度を
比較する。ここで(17)、(19)、(25)及び
(30)式より、それぞれ線速度一定の条件、光ディス
ク装置1による加速度aCLV 及びaは、次式により表す
ことができる。
【0106】
【数33】
【0107】
【数34】
【0108】ここで(33)式及び(34)式におい
て、右辺及び左辺が等しいとおき、このとき得られる加
速度の最小値を添え字MINを付して示し、この各式の
比を取って変形すれば、次式の関係式を得ることができ
る。
【0109】
【数35】
【0110】ここで1/q=RI /RO とおくと、1/
q<1であることから、aCLV.MIN>aMIN が成り立つ
のは、次式の関係に設定されたときである。
【0111】
【数36】
【0112】これにより例えば図5に示すように、適切
に変数kを設定することにより、スピンドルモータの加
速度を低減でき、これによりスピンドル駆動機構につい
ても、負荷を軽減できることが判る。なお図5において
は、光ディスク2の情報記録面の構造をコンパクトディ
スクと同一とし、時間的な余裕tACを0.1〔sec〕
とした。また線速度一定の条件による場合との比較によ
る加速度の比aCLV /a、線速度一定の条件による場合
の最大アクセス時間tSA.CLV.MAX、角速度一定の条件に
よる場合の最大アクセス時間tsLED.CAV.MAXとの対比に
よる最大アクセス時間tSA.MAXを示す。
【0113】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、記録時においては線速度一定の条
件により、再生時においては、線速度一定の条件による
場合に比して、直前の記録時における光ディスクの回転
速度に対する回転速度の差分が小さくなるように、光ビ
ームの照射位置に応じて光ディスクの回転速度を切り換
えることにより、情報記録面については線速度の変化を
何ら考慮することなく、スピンドル駆動機構と光ピック
アップ送り機構とに対する負荷を適切に配分して同時記
録再生することができる。
【0114】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、光ディスク2におけ
る各再生位置である再生半径RR 毎に、(2)式及び
(3)式に従って光ディスク2の回転速度を設定する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1
フラグメントのデータが光ディスクの複数箇所に分散し
て記録された場合にあっては、これら複数箇所間では光
ディスク2の回転速度を切り換えないようにしてもよ
い。このようにすれば、さらにスピンドルモータの加減
速に要する消費電力を低減することができる。
【0115】なおこの場合、図6に示すように、これら
複数の再生箇所をアクセスする間、光ディスクの加減速
の方向が切り換わらないように、このような加減速の方
向が切り換わる箇所については、これより外周側箇所に
おける光ディスクの回転速度を割り当てる方法が考えら
れる。なおこの場合に、記録メモリのオーバーフロー、
再生メモリのアンダーフローを充分に防止できる場合に
は、単にこれら複数の再生箇所をアクセスする間、光デ
ィスクの加減速の方向が切り換わらないように、このよ
うな箇所については、前後の箇所における回転速度によ
り光ディスクを回転駆動することも考えられる。
【0116】また図7に示すように、これら複数箇所の
特定箇所である例えば最内周側の箇所を再生する際の回
転速度と同一の回転速度により、これら複数箇所を再生
することも考えられる。なおこの場合、再生の順序を記
録箇所から距離のある順序に再生するようにしてもよ
い。なお図6及び図7においては、破線により各箇所毎
に回転数を設定する場合を示す。
【0117】また上述の実施の形態においては、記録及
び再生の動作を交互に繰り返して画像データを同時記録
再生する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ランダムな記録再生にも適用することができ、この
場合にはアクセス時の負荷を軽減することができる。
【0118】さらに上述の実施の形態においては、線速
度一定の条件により光ディスクをアクセスする場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、いわゆるZCL
Vの光ディスクについても広く適用することができる。
【0119】さらに上述の実施の形態においては、ピッ
ト及びランドにより所望のデータを記録する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光磁気ディ
スク装置に適用してマーク及びスペースにより所望のデ
ータを記録する場合等にも広く適用することができる。
【0120】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録時に
おいては線速度一定の条件により、再生時においては、
線速度一定の条件による場合に比して、直前の記録時に
おける光ディスクの回転速度に対する回転速度の差分が
小さくなるように、光ビームの照射位置に応じて光ディ
スクの回転速度を切り換えることにより、情報記録面に
ついては線速度の変化を何ら考慮することなく、スピン
ドル駆動機構と光ピックアップ送り機構とに対する負荷
を適切に配分して例えば同時記録再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク装置にお
ける光ディスクの回転速度を示す特性曲線図である。
【図2】図1の特性曲線に係る光ディスク装置である。
【図3】図1の特性曲線に対応してデータ転送速度を示
す特性曲線図である。
【図4】同時記録再生の説明に供するタイムチャートで
ある。
【図5】図2の光ディスク装置の動作の説明に供する図
表である。
【図6】他の実施の形態の説明に供するタイムチャート
である。
【図7】再生時、複数箇所で回転速度を一定に保持した
他の実施の形態の説明に供するタイムチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、3……スピ
ンドルモータ、6……システム制御回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データ列を所定のデータ単位で時間軸
    圧縮して時間軸圧縮データを出力する時間軸圧縮手段
    と、 再生データを時間軸伸長して出力データ列を生成する時
    間軸伸長手段と、 光ディスクに光ビームを照射する光ピックアップを駆動
    して、前記光ディスクへの前記時間軸圧縮データの記録
    と、前記光ディスクからの前記再生データの再生とを交
    互に繰り返す記録再生手段と、 前記記録再生手段の動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記時間軸圧縮データの記録時、記録時の条件を満足す
    るように、前記光ディスクを回転駆動し、 前記再生データの再生時、再生時の条件を満足するよう
    に、前記光ビームの照射位置に応じて前記光ディスクを
    回転駆動し、 前記記録時の条件が、 前記光ビームの照射位置における前記光ディスクの線速
    度を一定値に保持することであり、 前記再生時の条件が、 前記記録時の条件により前記光ディスクを回転駆動する
    場合に比して、直前の前記時間軸圧縮データの記録時に
    おける前記光ディスクの回転速度に対する前記光ディス
    クの回転速度の差を小さくすることであることを特徴と
    する光ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 前記再生データの再生時、 直前の前記時間軸圧縮データの記録時における前記光デ
    ィスクの回転速度と、前記光ディスクの回転速度との差
    が、前記時間軸圧縮データの記録時からの前記光ピック
    アップの光ディスクの半径方向の移動距離に比例した回
    転数であるように、前記光ディスクを回転駆動すること
    により、前記再生時の条件により前記光ディスクを回転
    駆動することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 1回の前記再生データの再生時において、前記光ピック
    アップを前記光ディスクの複数箇所にシークさせて前記
    再生データを再生し、 前記複数箇所からの前記再生データの再生において、最
    初の箇所から最後の箇所までのシークにおいて、前記光
    ディスクの加減速の方向が切り換わらないように、前記
    複数箇所のうちの所定の箇所については、前記再生時の
    条件を除外して前記光ディスクを回転駆動することを特
    徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 前記複数箇所のうちの前記所定の箇所については、前記
    再生時の条件による場合に比して前記光ディスクの回転
    速度を高速度により回転駆動することを特徴とする請求
    項3に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 1回の前記再生データの再生時において、前記光ピック
    アップを前記光ディスクの複数箇所にシークさせて前記
    再生データを再生し、 前記複数箇所のうちの何れかの箇所についてのみ、前記
    再生時の条件により前記光ディスクを回転駆動し、他の
    箇所については、前記何れかの箇所の回転速度により前
    記光ディスクを回転駆動することを特徴とする請求項1
    に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記何れかの箇所が、前記複数の箇所のう
    ちの前記光ディスクの最内周の箇所であることを特徴と
    する請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記何れかの箇所が、前記複数箇所のうち
    の、前記時間軸圧縮データの記録時からの最も前記光デ
    ィスクの半径方向に離間した箇所であることを特徴とす
    る請求項5に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】所定のデータ単位で時間軸圧縮した時間軸
    圧縮データの光ディスクへの記録と、時間軸圧縮して記
    録された記録済データの再生とを交互に繰り返す光ディ
    スク装置の制御方法において、 前記時間軸圧縮データの記録時、記録時の条件を満足す
    るように、前記光ディスクを回転駆動し、 前記記録済データの再生時、再生時の条件を満足するよ
    うに、前記光ビームの照射位置に応じて前記光ディスク
    を回転駆動し、 前記記録時の条件が、 前記光ビームの照射位置における前記光ディスクの線速
    度を一定値に保持することであり、 前記再生時の条件が、 前記記録時の条件により前記光ディスクを回転駆動する
    場合に比して、直前の前記時間軸圧縮データの記録時に
    おける前記光ディスクの回転速度に対する前記光ディス
    クの回転速度の差を小さくすることであることを特徴と
    する光ディスク装置の制御方法。
  9. 【請求項9】前記記録済データの再生時、 直前の前記時間軸圧縮データの記録時における前記光デ
    ィスクの回転速度と、前記光ディスクの回転速度との差
    が、前記時間軸圧縮データの記録時からの前記光ピック
    アップの光ディスクの半径方向の移動距離に比例した回
    転数であるように、前記光ディスクを回転駆動すること
    により、前記再生時の条件により前記光ディスクを回転
    駆動することを特徴とする請求項8に記載の光ディスク
    装置の制御方法。
  10. 【請求項10】1回の前記記録済データの再生時におい
    て、前記光ピックアップを前記光ディスクの複数箇所に
    シークさせて前記記録済データを再生し、 前記複数箇所からの前記記録済データの再生において、
    最初の箇所から最後の箇所までのシークにおいて、前記
    光ディスクの加減速の方向が切り換わらないように、前
    記複数箇所のうちの所定の箇所については、前記再生時
    の条件を除外して前記光ディスクを回転駆動することを
    特徴とする請求項8に記載の光ディスク装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】前記複数箇所のうちの前記所定の箇所に
    ついては、前記再生時の条件による場合に比して前記光
    ディスクの回転速度を高速度により回転駆動することを
    特徴とする請求項10に記載の光ディスク装置の制御方
    法。
  12. 【請求項12】1回の前記記録済データの再生時におい
    て、前記光ピックアップを前記光ディスクの複数箇所に
    シークさせて前記記録済データを再生し、 前記複数箇所のうちの何れかの箇所についてのみ、前記
    再生時の条件により前記光ディスクを回転駆動し、他の
    箇所については、前記何れかの箇所の回転速度により前
    記光ディスクを回転駆動することを特徴とする請求項8
    に記載の光ディスク装置の制御方法。
  13. 【請求項13】前記何れかの箇所が、前記複数箇所のう
    ちの前記光ディスクの最内周の箇所であることを特徴と
    する請求項12に記載の光ディスク装置の制御方法。
  14. 【請求項14】前記何れかの箇所が、前記複数箇所のう
    ちの、前記時間軸圧縮データの記録時からの最も前記光
    ディスクの半径方向に離間した箇所であることを特徴と
    する請求項12に記載の光ディスク装置の制御方法。
  15. 【請求項15】光ディスクへのデータ記録時とデータ再
    生時とでそれぞれ記録時の条件と再生時の条件とにより
    前記光ディスクのアクセス位置に応じて前記光ディスク
    の回転速度を切り換え、 前記記録時の条件が、 光ビームの照射位置における前記光ディスクの線速度を
    一定値に保持するように前記光ディスクを回転駆動する
    ことであり、 前記再生時の条件が、 前記記録時の条件により前記光ディスクを回転駆動する
    場合に比して、直前の記録時における前記光ディスクの
    回転速度に対する前記光ディスクの回転速度の差を小さ
    くすることであることを特徴とする光ディスク装置。
  16. 【請求項16】光ディスクへのデータ記録時とデータ再
    生時とでそれぞれ記録時の条件と再生時の条件とにより
    前記光ディスクのアクセス位置に応じて前記光ディスク
    の回転速度を切り換え、 前記記録時の条件が、 光ビームの照射位置における前記光ディスクの線速度を
    一定値に保持するように前記光ディスクを回転駆動する
    ことであり、 前記再生時の条件が、 前記記録時の条件により前記光ディスクを回転駆動する
    場合に比して、直前の記録時における前記光ディスクの
    回転速度に対する前記光ディスクの回転速度の差を小さ
    くすることであることを特徴とする光ディスク装置の制
    御方法。
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