JP2010033651A - 再生装置および再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクに効率よく記憶されたリアルタイム性の高いデータを再生したい。
【解決手段】制御情報取得部50は、データストリームを光ディスク20に記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割し、光ディスク20の記憶領域を複数に分割した分割領域にデータブロックを記録した光ディスク20から、光ディスク20に記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を読み出す。領域特定部52とレート特定部54は、制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域、各データブロックに対する転送レートを特定する。データブロック取得部56は、特定した転送レートにて、特定した分割領域からデータブロックを順次読み出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、再生技術に関し、特に光ディスクに記録されたデータを再生する再生装置および再生方法に関する。
現在、記憶容量が大きく安価な記録媒体として光ディスクが広く使用されている。光ディスクの回転方式は、一般的に、CLV(ConstantLinearVelocity:線速度一定)方式と、CAV(ConstantAngularVelocity:角速度一定)方式に分類される。CLV方式は、トラックに沿った線速度を一定に保つことによって、記録密度を高めつつデータ転送レートを維持する。CLV方式では、トラックに沿った線速度を一定に保つので、内周側ではディスクを高速に回転させ、外周側に行くにしたがってディスクの回転速度を遅くするよう制御がなされる。一方、CAV方式は、ディスクの回転速度を一定にする。ディスクの回転速度が一定であるので、内周側と外周側では線速度が変化する。そのため、ディスク読み書き周波数を一定に保った場合、内周側と外周側では記録密度に差が発生し、外周側の記録密度が疎になる。その結果、ディスクの記録密度が低くなる。昨今、この問題に対して、外周側に行くにしたがいより高速に読み書きを行うようディスク読み書き周波数を制御することで対応している。しかし、その場合、内周側と外周側でデータ転送レートに差が発生する。
記録密度とディスク回転速度の上昇にしたがって、回転速度やディスク読み書き周波数の細やかな制御は、システムにとって大きな負荷になる。そこで、ZCAV(ZoneCAV)方式やZCLV(ZoneCLV)方式が、CAV方式、CLV方式の両利点を生かしながらシステム負荷を抑える。これらでは、ディスクを複数ゾーンに分割し、ゾーン単位で回転速度やディスク読み書き周波数を変化させる。ゾーン単位での制御にすることによって、制御の負荷を抑えながら記録密度を高く保つことができる。しかしながら、これらの方式では、外周側に行くにしたがってデータ転送レートが高くなる。そのため、データ転送レートを保証するために、一番低速となる最内周のデータ転送レートが、ディスクの最高データ転送レートとされる。映像や音声などの連続データを記録する場合には、途切れなく記録再生されることが求められる。その結果、ディスクに記録する映像や音声などの連続データのビットレートは、保証すべき最高データ転送レート以下である必要がある。
映像や音声のデータ作成には、より効率よくデータを記録するために、圧縮符号化を行うのが一般的である。難しい部分により多くの符号量を割り当て簡単な部分の符号量を削減するVBR(Variable BitRate:可変ビットレート)符号化は、品質を維持したまま発生符号量を抑えることができるので、高能率符号化として広く使用されている。VBR符号化では、難しい部分に可能な限り高いビットレートを割り当てられることが望ましい。光ディスクでの記録再生を考えた場合、光ディスクの持つ最高データ転送レートが足かせとなる。そこで、光ディスクにおいてより高い最高データ転送レートを実現するために、外周側より順次データを記録することによって、高速かつ効率的なデータ転送が実現される(例えば、特許文献1参照)。また、外周部に動画データを記録し、内周部に静止画を記録する(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−23312号公報 特開平9−186963号公報
しかしながら、外周側より順次データを記録する場合、記録するデータ量が増えるごとに記録する領域が内周側へ向かうため、最高データ転送レートはデータ量に応じて下がっていく。また、内周部に静止画を記録する場合、動画データのようなリアルタイム性の高いデータのみを記録することには適用できない。一方、リアルタイム性の高いデータでは、データ量がある程度多くなる場合がある。そのため、リアルタイム性の高いデータを効率よく光ディスクに記録したり、光ディスクに効率よく記録したリアルタイム性の高いデータを再生したりすることが要求される。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、光ディスクに効率よく記憶されたリアルタイム性の高いデータを再生する技術を提供することである。また、光ディスクのデータ転送レートの低い部分も記録領域として使用されながら、その低いデータ転送レートに縛られないように記録された高いビットレートのデータストリームを再生する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の再生装置は、データストリームを光ディスクに記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割し、光ディスクの記憶領域を複数に分割した分割領域にデータブロックを記録した光ディスクから、光ディスクに記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を読み出す第1取得部と、第1取得部において読み出した制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域を特定する第1特定部と、第1取得部において読み出した制御情報をもとに、各データブロックに対する転送レートを特定する第2特定部と、第2特定部において特定した転送レートにて、第1特定部において特定した分割領域からデータブロックを順次読み出す第2取得部と、第2取得部において順次読み出したデータブロックを合成することによって形成したデータストリームを再生する再生部と、を備える。
この態様によると、分割領域および転送レートに関する制御情報をもとに、転送レートに応じた分割領域へ記録されたデータブロックを再生するので、光ディスクに効率よく記憶されたリアルタイム性の高いデータを再生できる。
本発明の別の態様は、再生方法である。この方法は、データストリームを光ディスクに記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割し、光ディスクの記憶領域を複数に分割した分割領域にデータブロックを記録した光ディスクから、光ディスクに記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を読み出すステップと、読み出した制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域を特定するステップと、読み出した制御情報をもとに、各データブロックに対する転送レートを特定するステップと、特定した転送レートにて、特定した分割領域からデータブロックを順次読み出すステップと、順次読み出したデータブロックを合成することによって形成したデータストリームを再生するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、光ディスクに効率よく記憶されたリアルタイム性の高いデータを再生できる。また、光ディスクのデータ転送レートの低い部分も記録領域として使用されながら、その低いデータ転送レートに縛られないように記録された高いビットレートのデータストリームを再生できる。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例は、データストリームを光ディスクに記録するとともに、光ディスクに記録されたデータストリームを再生する光ディスクシステムに関する。ここで、データストリームは、例えば、動画像データによって形成されており、リアルタイム性が要求されるデータである。このようなデータストリームをスムーズに再生するために、ある程度の転送レートが要求される。なお、光ディスクにおいて、内周側になるほど転送レートが低くなる。このような光ディスクに、要求される転送レートを満たしながら、データストリームを記憶し、データストリームを再生するために、本実施例に係る光ディスクシステムは次の処理を実行する。
光ディスクシステムは、データストリームを一括的に光ディスクへ記憶するのではなく、データストリームを複数に分割した記憶単位(以下、「データブロック」という)ごとに光ディスクへ記憶する。光ディスクシステムは、データブロックごとに、データレートを測定し、測定したデータレートを満たすような転送レートを導出する。また、光ディスクシステムは、光ディスクの記憶領域を複数に分割した分割領域を規定する。ここで、内周側に配置される分割領域の転送レートは、外周側に配置される分割領域の転送レートよりも低くなっている。光ディスクシステムは、データブロックごとの転送レートを満たすような分割領域を特定し、特定した分割領域へデータブロックを記録する。
つまり、転送レートが低くてもよいデータブロックが内周側の分割領域へ記録される。その結果、データストリームは、連続した分割領域に記録されないこともある。このような記録規則にてデータストリームが記録されていても、データストリームの再生を可能にするために、光ディスクシステムは、データブロックと分割領域と転送レートとが対応づけられた制御情報も光ディスクに記録する。データストリームを再生する際には、制御情報が参照されて、データブロックと分割領域と転送レートとが特定される。
図1は、本発明の実施例に係る光ディスクシステム100の構成を示す。光ディスクシステム100は、記録再生装置10、ホストPC12を含む。記録再生装置10は、光ディスク20、スピンドルモータ22、ドライバ24、光ピックアップ26、記録再生制御部28、記録処理部30、再生処理部32、ホストインターフェイス34、装置制御部36を含む。記録再生制御部28は、記録制御部38、再生制御部40を含む。記録処理部30は、測定部42、導出部44、選択部46、生成部48を含む。再生処理部32は、制御情報取得部50、領域特定部52、レート特定部54、データブロック取得部56、合成部58を含む。ホストPC12は、ホストバス70、ホストCPU72、ホストメモリ74、ビデオコーデック76を含む。
光ディスク20は、記録媒体であり、スピンドルモータ22によって回転駆動される。ここでは、CAV方式を対象とするので、光ディスク20は、一定速度で回転される。図2は、光ディスクシステム100に使用される光ディスク20の構成を示す。図示のごとく、光ディスク20の内周側から外周側に向かって順に、最内周位置110、第1内周位置112、第2内周位置114、最外周位置116が配置される。また、光ディスク20の記録領域を複数に分割した分割領域が規定される。例えば、第1分割領域120は、最内周位置110と第1内周位置112とに挟まれる領域であり、第2分割領域122は、第1内周位置112と第2内周位置114とに挟まれる領域であり、第3分割領域124は、第2内周位置114と最外周位置116とに挟まれる領域である。
図3は、CAV方式のディスク位置と回転数および転送レートとの関係を示す。CAV方式では、前述のごとく、光ディスク20の内周側と外周側とにおいて、データ転送レートが変化する。また、CAV方式において、記録密度は一定にされている。横軸が、ディスク位置を示しており、図2に対応するように、第1内周位置112、第2内周位置114、第1分割領域120、第2分割領域122、第3分割領域124が示されている。左側の軸は、回転数を示してしており、その値は、回転数150のごとくディスク位置に関係なく一定である。右側の軸は、データ転送レートを示しており、CAV方式では、回転数が一定であるので、外周側に行くにしたがって線速度が上がる。そのため、記録密度を一定にした場合、図3のごとく転送レート152は、外周側に行くにしたがって高くなる。ここで、データ転送レートは、最内周位置110において第1転送レート160になり、第1内周位置112において第2転送レート162になり、第2内周位置114において第3転送レート164になる。図1に戻る。
スピンドルモータ22は、前述のごとく、光ディスク20を一定速度で回転させる。なお、スピンドルモータ22は、ドライバ24によって制御される。光ピックアップ26は、対物レンズなどのレーザー光学系およびアクチュエータによって構成されており、光ディスク20に対して情報やデータの読み書きを実行する。光ピックアップ26およびドライバ24のサーボ駆動は、図示しないサーボDSPによってなされる。サーボDSPの制御、光ピックアップ26の制御およびデータ出力は、ホストインターフェイス34を介してホストPC12より送られてくる命令をもとに、記録再生制御部28にて実行される。ホストインターフェイス34は、ホストPC12と通信する。
ホストバス70は、ホストPC12内外の各部を接続する。ホストCPU72は、記録再生などを指示する。ホストメモリ74は、所定の情報を記憶する。ビデオコーデック76は、記録すべきビデオ信号(以下、「データストリーム」という)を符号化する。具体的に説明すると、ビデオコーデック76は、ホストCPU72からホストバス70を介して供給された記録指示をもとに、入力されたデータストリームに対して符号化を実行することによって、符号化ビデオ信号(以下、これも「データストリーム」という)を生成する。また、ビデオコーデック76は、ホストバス70を介して、データストリームを記録再生装置10へ供給する。また、ビデオコーデック76は、再生すべき符号化されたビデオ信号(以下、「データストリーム」という)を復号する。つまり、ビデオコーデック76は、データストリームを再生する。
以上の構成を前提として、ここでは、記録再生装置10における記録処理を説明した後に、再生処理を説明する。まず、記録処理を説明する。測定部42は、図示しないバッファを有しており、ホストインターフェイス34からデータストリームを入力して、入力したデータストリームをバッファにて一時記憶する。測定部42は、一時記憶したデータストリームに対するビットレートを検証する。ここで、ビットレートの検証は、光ディスク20にデータストリームを記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割した場合に、データブロックごとになされる。
つまり、測定部42は、各データブロックを再生する際に必要とされるビットレートを測定する。なお、データブロックである記録単位は、例えば、ディスク最外周1トラック分のデータサイズとして規定される。また、ビットレートは、データストリームを途切れなく再生するために必要な最低ビットレートに相当する。測定部42は、データブロックごとに測定したデータレートを導出部44へ出力する。
導出部44は、測定部42において各データブロックに対して測定したビットレートをもとに、各データブロックを光ディスク20から読み出す際に必要とされる転送レートを導出する。このような転送レートは、光ディスク20からの読み出し時に必要となる最低転送レートに相当する。ここで、転送レートは次の式のように導出される。
R=B*Rd/(B−St*Rd) (式1)
なお、Rは、光ディスク20からの読み出し時に必要となる最低データ転送レートであり、Bは、記録単位のデータサイズ、つまりデータブロックのデータサイズであり、Rdは、測定部42において測定したビットレートであり、Stは、シーク時間である。
なお、ビットレートは、記録対象となる連続データの種類に依存しており、例えば、記録対象となる連続データが、映像圧縮符号化方式のMPEG−4AVC(MPEG−4 Part 10 Advanced Video Coding)である場合、HRDを破綻させない最低ビットレートになる。導出部44は、導出した転送レートを(1)第1転送レート160未満、(2)第1転送レート160以上、第2転送レート162未満、(3)第2転送レート162のいずれかに対応づける。このような対応づけは、データブロックごとになされる。導出部44は、対応づけた情報(以下、これも「転送レート」という)を選択部46および生成部48へ出力する。
選択部46は、導出部44において各データブロックに対して導出した転送レートを満たすように、各データブロックに対して分割領域を選択する。つまり、選択部46は、各データブロックに対して、転送レートを満たすような分割領域のうち、最低の転送レートとなる分割領域を選択する。ここでは、分割領域の決定方法を説明する。選択部46は、転送レートが分割領域の最低データ転送レートを超えないような、最内周の分割領域を基本的に選択する。つまり、第1転送レート160の場合には、第1分割領域120が選択され、第1転送レート160以上かつ第2転送レート162未満の場合には、第2分割領域122が選択され、第2転送レート162以上の場合には、第3分割領域124が選択される。つまり、図3のごとく、各分割領域のうちにおいても、転送レートは一定でないが、ここでは、各分割領域内の転送レートは、当該分割領域での最低データ転送レートで一定であると仮定する。そのため、ここでは、光ディスク20の内周側から外周側に向かって、転送レートは、階段状に段階的に増加すると想定される。
選択部46は、所定のデータブロックに対して、最低の転送レートとなる分割領域に記憶可能な領域が存在しない場合、記憶可能な領域が存在し、かつ最低の転送レートよりも高い転送レートとなる分割領域のうち、転送レートが低い分割領域を優先的に選択する。つまり、選択部46は、転送レートが分割領域の最低データ転送レートを超えない最内周の分割領域に、記録できる領域が存在しない場合、一段外周の記憶領域を指定する。例えば、第1転送レート160以下の場合において、すでに第1分割領域120のすべてが記録済みである場合、第1分割領域120の一段外周である第2分割領域122が指定される。さらに第2分割領域122も記録できる領域がない場合、さらに一段外周の第3分割領域124が指定される。選択部46は、選択結果を記録制御部38および生成部48へ出力する。
生成部48は、導出部44から転送レートに関する情報を入力し、選択部46から選択した分割領域に関する情報を入力する。なお、これらの入力は、データブロックごとになされる。生成部48は、入力したこれらの情報をもとに、各データブロックを記録すべき分割領域に関する情報、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を生成する。このような制御情報は、各データブロックを記録したセクタ位置および順序の情報ともいえる。図4(a)−(b)は、生成部48において生成される制御情報のデータ構造を示す。図4(a)には、ファイルID欄200、セクタアドレス欄202、記録ゾーン欄204が含まれる。
図示のごとく、ファイルIDに対して、データブロックが記録されているセクタアドレスおよび記録ゾーンIDが順に記録されている。ここで、ファイルIDは、データストリームと一意に対応する情報である。次に、セクタアドレスは、光ディスク20上のセクタの物理的な位置を一意に示すアドレスであり、セクタは光ディスク20における連続領域の1単位である。また、記録ゾーンIDは、セクタアドレスによって示されたセクタが所属する記録ゾーンを一意に示す情報であり、前述の分割領域のIDに相当する。
生成部48は、各データブロックを記録したセクタのセクタアドレスをもとに、データブロックを記録したセクタ位置および順序の情報を作成し、制御情報に含める。また、図4(b)は、記録ゾーン欄206、必要読み取り速度欄208を含む。生成部48は、図2に示した分割領域と、図3に示した分割領域に対する転送速度をもとに、図4(b)のテーブルを作成し、制御情報に含める。
図5(a)−(c)は、生成部48において生成される制御情報の別のデータ構造を示す。図4(a)では、記録ゾーンIDにより記録ゾーン情報を示したが、セクタアドレスと記録ゾーンの関係を別情報としてもよい。図5(a)−(b)は、記録ゾーンとセクタアドレスの関係を示した情報を別に用意する場合に相当する。図5(a)は、ファイルID欄200、セクタアドレス欄202を含み、セクタアドレスおよび順序の情報との関係を示す。
図5(b)は、開始セクタアドレス欄210、記録ゾーン欄212を含み、セクタアドレスと記録ゾーンとの関係を示す。生成部48は、セクタアドレスと記録ゾーンとの関係情報を予め作成する。次に、生成部48は、データブロックを記録したセクタのセクタアドレスをもとに、データブロックを記録したセクタ位置および順序の情報を作成し、制御情報に含める。例えば、ファイルIDが0のデータストリームの先頭であるセクタアドレス5は、開始セクタアドレスが0で次の記録ゾーンが開始されるセクタアドレス450までの領域に属するために、記録ゾーンIDは0になる。
なお、セクタアドレスと記録ゾーンの関係情報、つまり制御情報は、再生の際に再生側が認識しておればよく、その方式に捕らわれるものではない。例えば、制御情報は、光ディスク20の特定の位置に記録されてもよいし、ネットワークなどの手段で再生側に伝送されてもよいし、予め取り決めた規約として定められてもよい。また、図5(c)のごとく、開始セクタアドレス欄214、必要読み取り速度欄216を含むことによって、記録ゾーンと必要読み取り速度の対応を示す情報を廃し、セクタアドレスと必要読み取り速度の対応を示す情報を使用してもよい。図1に戻る。生成部48は、生成した制御情報を記録制御部38へ記録する。
記録制御部38は、光ピックアップ26を制御しながら、選択部46において選択した光ディスク20での分割領域へ各データブロックを記録する。その際、記録制御部38は、生成部48において生成した制御情報も光ディスク20に記録するように、光ピックアップ26を制御する。なお、前述のごとく、制御情報は、光ディスク20の特定の位置に記録される。ここで、記録制御部38は、各分割領域の内周側から外周側へ向かって追記としてデータブロックの記録を指示する。なお、記録制御部38は、各分割領域の外周側から内周側へ向かって追記としてデータブロックの記録を指示してもよい。
次に、再生処理を説明する。再生制御部40は、再生処理において、記録制御部38と同様の処理を実行する。つまり、再生制御部40は、制御情報取得部50あるいはデータブロック取得部56からの指示をもとに、光ピックアップ26を制御することによって、光ディスク20に記録された制御情報やデータブロックを読み出す。制御情報取得部50は、光ディスク20において制御情報が記録された位置を予め認識しており、認識している位置を再生制御部40へ通知することによって、再生制御部40に光ディスク20から制御情報を読み出させる。また、制御情報取得部50は、再生制御部40から制御情報を入力する。つまり、制御情報取得部50は、光ディスク20に記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を取得する。
領域特定部52は、制御情報取得部50において読み出した制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域および位置を特定する。つまり、制御情報取得部50は、制御情報のうちの図4(a)に示されたテーブルを取得し、データブロックの順番にセクタアドレスと記録ゾーンとを特定する。領域特定部52は、特定したセクタアドレスと記録ゾーンの情報をデータブロックの順番にデータブロック取得部56へ出力する。
レート特定部54は、制御情報取得部50において読み出した制御情報をもとに、各データブロックに対する転送レートを特定する。つまり、制御情報取得部50は、制御情報における図4(a)−(b)に示されたテーブルを取得し、データブロックの順番に記録ゾーンを取得しつつ、記録ゾーンに対応した転送レートを取得する。最終的に、レート特定部54は、データブロックの順番に転送レートを取得する。レート特定部54は、取得した転送レートの情報をデータブロックの順番にデータブロック取得部56へ出力する。
データブロック取得部56は、レート特定部54において特定した転送レートにて、領域特定部52において特定した分割領域および位置からデータブロックを順次読み出すように、再生制御部40へ指示を出力する。その後、データブロック取得部56は、再生制御部40からデータブロックを順次取得する。具体的に説明すると、制御情報取得部50は、ファイルIDに対応するセクタアドレスの順にしたがって、セクタアドレスの示すセクタに記録されているデータブロックを順に読み取っていくように、再生制御部40へ指示する。その際、制御情報取得部50は、テーブルに示された記録ゾーンIDをもとに、記録ゾーンIDが示す記録ゾーンが必要とする読み取り速度以上の速度でデータブロックを読み取るように、再生制御部40へ指示する。
なお、連続データを記録したセクタ位置および順序の情報の方式については、以上に示した方式に縛られるものではなく、連続データを光ディスク上で物理的に離れた位置に記録し、再生することが可能である方式であればよい。例えば、ディスクのファイルシステムである、BDFSやUDF2.5でもよい。最終的に、データブロック取得部56は、順次取得したデータブロックを合成部58へ取得する。合成部58は、データブロック取得部56において順次読み出したデータブロックを合成することによってデータストリームを形成する。合成部58は、形成したデータストリームをホストインターフェイス34へ出力する。装置制御部36は、記録再生装置10全体の動作を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による記録再生装置10の動作を説明する。図6は、記録再生装置10における記録手順を示すフローチャートである。測定部42は、データブロックの番号iを1に設定する(S10)。測定部42は、データブロックに対するビットレートを測定する(S12)。導出部44は、ビットレートをもとに転送レートを導出する(S14)。選択部46は、転送レートをもとに分割領域を選択する(S16)。分割領域に空きがなければ(S18のN)、選択部46は、外周側の分割領域を再選択する(S20)。一方、分割領域に空きがあれば(S18のY)、ステップ20をスキップする。記録制御部38は、光ピックアップ26を介して、データブロックを光ディスク20へ記録する(S22)。測定部42は、iに1を加算する(S24)。iがNよりも大きくなければ(S26のN)、ステップ12へ戻る。一方、iがNよりも大きければ(S26のY)、処理は終了される。
図7は、記録再生装置10における再生手順を示すフローチャートである。領域特定部52およびレート特定部54は、データブロックの番号iを1に設定する(S50)。領域特定部52およびレート特定部54は、制御情報から分割領域、転送レートを取得する(S52)。データブロック取得部56は、再生制御部40に分割領域、転送レートを設定させる(S54)。データブロック取得部56は、データブロックを読み出す(S56)。領域特定部52およびレート特定部54は、iに1を加算する(S58)。iがNよりも大きくなければ(S60のN)、ステップ52へ戻る。一方、iがNよりも大きければ(S60のY)、処理は終了される。
本発明の実施例によれば、データストリームのうち、高い転送レートを必要とする部分はより外周側のゾーンへ、高い転送レートを必要としない部分は内周側のゾーンへ記録させるので、光ディスク全面を記録面として使用しながら、ディスク内周部の低いデータ転送レートに縛られない高いビットレートのデータストリームを記録できる。また、上記のように記録させるので、転送レートの影響を低減できる。また、転送レートに応じて記録すべきゾーンを変更するので、VBR符号化されたデータの記録を有効に実行できる。
また、光ディスク全面を記録面として使用するので、リアルタイム性の高いデータを光ディスクに効率よく記録できる。また、最低データ転送レートに対応した分割領域にデータブロックを記録できない場合に、最低データ転送レートよりも高い転送レートの分割領域を使用するので、転送レートの影響を低減できる。また、転送レートの影響が低減されるので、リアルタイム性の高いデータストリームをスムーズに再生できるように記録できる。また、制御情報も光ディスクに記録するので、連続した分割領域を使用しない場合であっても、再生させることができる。また、制御情報を参照するので、光ディスク上で物理的に離れた位置に記録されたデータストリームを再生できる。また、制御情報をもとに再生するので、効率的に記録されたデータストリームを再生できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、記録処理部30は、各データブロックに分割領域を割り当てた後、データブロックを光ディスク20に記録する。しかしながらこれに限らず例えば、記録処理部30は、図示しない作成部を備え、作成部は、選択部46における選択結果をもとにディスクイメージを作成し、ディスクイメージを記録制御部38へ出力してもよい。ここで、ディスクイメージとは、光ディスク20の記憶領域の内容と構造とを模擬したファイルである。また、ファイルは、イメージファイルと呼ばれることもあり、仮想のファイルである。
作成部は、ディスクイメージを作成する際に、選択部46における選択結果に対して、データブロックと分割領域との組合せを調節する。例えば、データブロック「1」に必要な転送レートがデータブロック「2」に必要な転送レートよりも高いにもかかわらず、データブロック「1」がデータブロック「2」の内周側に記録されている場合、作成部は、これらの記録位置を入れかえる。つまり、作成部は、高い転送レートのデータブロックが外周側に記録されるように、組合せを調節する。なお、生成部48は、組合せの調節にあわせて制御情報を生成する。本変形例によれば、データブロックの転送レートに応じて分割領域を最適に選択できる。
また、記録処理部30の処理は、記録再生装置10においてなされているが、ホストPC12においてなされてもよい。その際、ホストPC12は、分割領域も決定し、記録すべきデータブロックについて予め光ディスク20上での配置を行ったディスクイメージを作成してもよい。本変形例によれば、記録再生装置10の処理を簡易にできる。また、記録再生装置10における複雑なサーボ制御を回避できる。
本発明の実施例において、記録処理部30は、光ディスク20を3つの分割領域に分割している。しかしながらこれに限らず例えば、光ディスク20における分割領域の数は、3に限定されるものではなく、2以上であればよい。また、光ディスク20の制御方式としてCAV方式を実施例として挙げたが、これに限定されるものではなく、ZCAV方式やZCLV方式のようにディスクの内周と外周でデータ転送レートに差が発生する方式であればよい。また、記録再生装置10は、記録処理と再生処理を実行できるが、どちらか一方のみを実行できてもよい。本変形例によれば、光ディスクシステム100の設計の自由度を向上できる。
本発明の実施例に係る光ディスクシステムの構成を示す図である。 図1の光ディスクシステムにて使用される光ディスクの構成を示す図である。 図1におけるCAV方式のディスク位置と回転数および転送レートとの関係を示す図である。 図4(a)−(b)は、図1の生成部において生成される制御情報のデータ構造を示す図である。 図5(a)−(c)は、図1の生成部において生成される制御情報の別のデータ構造を示す図である。 図1の記録再生装置における記録手順を示すフローチャートである。 図1の記録再生装置における再生手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 記録再生装置、 12 ホストPC、 20 光ディスク、 22 スピンドルモータ、 24 ドライバ、 26 光ピックアップ、 28 記録再生制御部、 30 記録処理部、 32 再生処理部、 34 ホストインターフェイス、 36 装置制御部、 38 記録制御部、 40 再生制御部、 42 測定部、 44 導出部、 46 選択部、 48 生成部、 50 制御情報取得部、 52 領域特定部、 54 レート特定部、 56 データブロック取得部、 58 合成部、 70 ホストバス、 72 ホストCPU、 74 ホストメモリ、 76 ビデオコーデック、 100 光ディスクシステム。

Claims (2)

  1. データストリームを光ディスクに記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割し、光ディスクの記憶領域を複数に分割した分割領域にデータブロックを記録した光ディスクから、光ディスクに記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を読み出す第1取得部と、
    前記第1取得部において読み出した制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域を特定する第1特定部と、
    前記第1取得部において読み出した制御情報をもとに、各データブロックに対する転送レートを特定する第2特定部と、
    前記第2特定部において特定した転送レートにて、第1特定部において特定した分割領域からデータブロックを順次読み出す第2取得部と、
    前記第2取得部において順次読み出したデータブロックを合成することによって形成したデータストリームを再生する再生部と、
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. データストリームを光ディスクに記録する際の記録単位としてのデータブロックへデータストリームを分割し、光ディスクの記憶領域を複数に分割した分割領域にデータブロックを記録した光ディスクから、光ディスクに記録された各データブロックに関する制御情報であって、かつ各データブロックを記録した分割領域に関する情報と、各データブロックに対する転送レートに関する情報とが含まれた制御情報を読み出すステップと、
    読み出した制御情報をもとに、各データブロックが記録された分割領域を特定するステップと、
    読み出した制御情報をもとに、各データブロックに対する転送レートを特定するステップと、
    特定した転送レートにて、特定した分割領域からデータブロックを順次読み出すステップと、
    順次読み出したデータブロックを合成することによって形成したデータストリームを再生するステップと、
    を備えることを特徴とする再生方法。
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