JP2000111814A - 情報コンセント - Google Patents

情報コンセント

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JP2000111814A
JP2000111814A JP10285352A JP28535298A JP2000111814A JP 2000111814 A JP2000111814 A JP 2000111814A JP 10285352 A JP10285352 A JP 10285352A JP 28535298 A JP28535298 A JP 28535298A JP 2000111814 A JP2000111814 A JP 2000111814A
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optical cable
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Kazunori Katayama
和典 片山
Makoto Tsubokawa
信 坪川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵装置を駆動するための電力コンセントが
不要であり、光ケーブル及びメタルケーブルのいずれも
接続でき、更に光信号を通過させて他の情報コンセント
と接続することができる情報コンセントを提供する。 【解決手段】 前面に光ケーブル用ポート及びメタルケ
ーブル用ポートを、背面に光ケーブル用ポート2個を具
え、又は更に前面に電力コンセント及び背面に電力線挿
通口を具える。2段の機械的光スイッチ、1段の電磁的
光スイッチ、又は光スプリッタと光スイッチとの組合せ
を含む光スイッチ機構を具え、光ケーブル用ポート又は
メタルケーブル用ポートが使用状態の時はそれらのポー
トに、また背面の他のポートに接続する。アクティブ装
置への給電は、メタルケーブル又は他の電力線から行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に建物内を流れ
る放送系及び通信系の情報並びに各接続端末を駆動させ
るための電力を各接続端末に供給する情報コンセントに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ケーブル用及びメタルケーブル
用ポートを兼ね備え、更に光ケーブルから端末側のメタ
ルケーブルへ信号を伝達するために電気光学変換を行う
光モジュールを内蔵するタイプの情報コンセントは、内
蔵の光モジュール等のアクティブな装置類を駆動させる
ための電力を必要とし、付属のアダプタを用いて他の電
力コンセントから給電する必要があるため、既設の電力
コンセントから給電するか又は新たに電力コンセントを
増設する等の手段を講じねばならないという問題があっ
た。
【0003】更に、接続端末の設置場所は情報コンセン
トの設置場所及び設置数によって大きく制限されるた
め、同一部屋内に情報コンセントを複数個設置すること
が必要である。しかし、この方法によると利用されない
可能性のある情報コンセントのために新たに建物内の主
たる装置から光ケーブルを敷設したり主たる装置におけ
る分岐数が増えたりするために、システム全体の過大な
拡張が必要となるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点に鑑み、アクティブな装置を駆動させるに必要
な電力を他の電力コンセントに頼らず、且つ、通信シス
テム全体の非効率な拡張を不要とし、簡便で低コストの
情報コンセントを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報コンセント
は、上記の目的を達成するため、前面に光ケーブル用ポ
ート及びメタルケーブル用ポートを、背面に2個の光ケ
ーブル用ポートをそれぞれ具え、背面のポートを用いて
光ケーブルで他の情報コンセントと接続することがで
き、前面のポートには光ケーブル又はメタルケーブルの
いずれかを接続することができ、前面の各ポートに対応
し且つ各ポートの接続状態に応じて連動する光スイッチ
を具え、該光スイッチにより自動的に背面の上り側(通
信システムにおける主たる装置に近い側)の光ケーブル
用ポートから入る下り方向(通信システムにおける主た
る装置から各コンセントへ向かう方向)の光信号の伝達
経路を前面の光ケーブル用ポート方向又は前面のメタル
ケーブル用ポート方向又は背面のもう一方の光ケーブル
用ポート方向に設定する二段の光スイッチ機構を具え、
更に、内蔵のアクティブな装置類への給電を前面のメタ
ルケーブル用ポートを通して接続端末から行う給電機構
を具えることを特徴とする。
【0006】他の本発明の情報コンセントは、前面に光
ケーブル用ポート、メタルケーブル用ポート及び電力コ
ンセントを、背面に2個の光ケーブル用ポート及び電力
線挿通口をそれぞれ具え、背面のポートを用いて光ケー
ブルで他の情報コンセントと接続することができ、前面
のポートには光ケーブル又はメタルケーブルのいずれか
を接続することができ、前面の各ポートには各ポートの
接続状態を感知するスイッチを具え、該スイッチで感知
された各ポートの接続状態に応じて自動的に背面の上り
側の光ケーブル用ポートから入る下り方向の光信号の伝
達経路を前面の光ケーブル用ポート方向又は前面のメタ
ルケーブル用ポート方向又は背面のもう一方の光ケーブ
ル用ポート方向のいずれかに設定する光スイッチ機構を
具え、更に、前面の電力コンセントへ給電する電力線を
分岐した電力線により内蔵のアクティブな装置類への給
電を行う給電機構を具えることを特徴とする。
【0007】更に他の本発明の情報コンセントは、前面
に光ケーブル用ポート及びメタルケーブル用ポートを、
背面に2個の光ケーブル用ポートをそれぞれ具え、背面
のポートを用いて光ケーブルで他の情報コンセントと接
続することができ、前面のポートには光ケーブル又はメ
タルケーブルのいずれかを接続することができ、光スプ
リッタ及び光スイッチを具え、背面の上り側の光ケーブ
ル用ポートから入る下り方向の光信号を該光スプリッタ
によって背面のもう一方の光ケーブル用ポート及び光ス
イッチの2方向に分岐し、光スイッチ方向に伝搬する光
信号は前面のポートの接続状態に応じて該光スイッチに
より前面の光ケーブル用ポート方向又はメタルケーブル
用ポート方向へ伝搬するように給電の有無によって自動
的に伝達経路を設定する光スイッチ機構を具え、更に、
内蔵の装置類への給電を前面のメタルケーブル用ポート
を通して接続端末から行う給電機構を具えることを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を用いて本発明の実施
例を説明する。図1は、本発明による情報コンセントの
実施例の全体構成を示す図である。先ず、本発明の主要
な機構の一つである給電機構について説明する。この実
施例における給電経路は接続端末からメタルケーブルを
通して前面のメタルケーブル用ポート10に至る1系統の
みであり、符号変換器8及び光モジュール3のような内
蔵のアクティブな装置類を駆動するに必要な電力は、ケ
ーブル内の電力線を通して供給される。
【0009】次に本発明の主要な機構である光スルー機
構を含む光スイッチ機構について、通信システムの主た
る装置から本発明の情報コンセントの背面の上り側の光
ケーブル用ポート1に伝搬してきた下り方向の信号を例
に説明する。前面の各ポートはそれ自体が例えばプッシ
ュ型ポート選択スイッチ機能を有しており、使用者がケ
ーブルを抜き差しする時にポートを引き出したり押し込
んだりすることによって光スイッチが切り替えられ、前
面の光又はメタルケーブル用ポートの接続状態又は前面
の全ポートの未接続状態が判別される。
【0010】前面の全ポートが未接続状態の場合は、光
ケーブル及びメタルケーブル用ポートのいずれも初期状
態として引き出された状態にあり、背面の光ケーブル用
ポート1から伝搬してきた光信号はポート4-1 から一段
目の光スイッチ4に入り、光スイッチ4は光信号の伝達
経路をポート4-1 からポート4-2 に向かう方向に設定す
るため、光信号は次に二段目の光スイッチ5へ伝搬す
る。光スイッチ5においてもポート5-1 から伝搬してき
た光信号の伝達経路をポート5-1 からポート5-2へ向か
う方向に設定するため、光信号は背面の光ケーブル用ポ
ート2に至り、これに接続されている他の情報コンセン
ト(図示していない)へ伝搬する(光スルー機構)。
【0011】前面の光ケーブル用ポート9が接続状態の
場合は、前面の光ケーブル用ポート9が押し込まれた状
態になり、背面の光ケーブル用ポート1から伝搬してき
た光信号はポート4-1 から光スイッチ4に入り、光ケー
ブル用ポート9が押し込まれることでアーム6の他端が
光スイッチ4を駆動させ、光スイッチ4は光信号の伝達
経路をポート4-1 からポート4-3 へ向かう方向に設定す
るため、ポート4-3 を通過した後は前面の光ケーブル用
ポート9に至る。
【0012】一方、前面のメタルケーブル用ポート10が
接続状態の場合は、メタルケーブル用ポート10は押し込
まれた状態、光ケーブル用ポート9は引き出された状態
(初期状態)にあるので、背面の光ケーブル用ポート1
から伝搬してきた光信号はポート4-1 から光スイッチ4
に入り、光スイッチ4は光信号の伝達経路をポート4-1
からポート4-2 へ向かう方向に設定するため、光信号は
次に二段目の光スイッチ5へ伝搬し、メタルケーブル用
ポート10が押し込まれることによりアーム7の他端が光
スイッチ5を駆動させ、光スイッチ5はポート5-1 から
伝搬してきた光信号の伝達経路をポート5-1 からポート
5-3 へ向かう方向に設定するため、光信号は光スイッチ
5を通過した後光モジュール3で電気光学変換され、更
に符号変換器8で符号変換され、前面のメタルケーブル
用ポート10に至る。
【0013】上述の例とは逆方向である上り方向の信号
の場合は、各々の場合において逆手順となる。
【0014】図2は光スイッチ4及び5の動作原理の一
例を示す図である。前面の光ケーブル用ポート9及びメ
タルケーブル用ポート10と1:1の関係でアーム6及び
7で結合された光スイッチ4及び5があり、それぞれは
全く同じ構成を持つことができる。一段目のスイッチ4
の筐体22の内部には、背面の光ケーブル用ポート1から
きた光ケーブル25-1の光心線(1組2心)25を挿入した
ケーブルセレクタ23が納められている。二段目のスイッ
チ5の筐体28の内部には一段目の光スイッチ4からきた
光ケーブル26-1の光心線26を挿入したケーブルセレクタ
30が納められている。
【0015】ケーブルセレクタ23及び30は共に前面の各
ポートの方向にのみ可動であり、各ケーブルセレクタ23
及び30の可動範囲はスイッチ筐体22に固定されている2
組の光心線26、27及び31、32の間隔に限られる。各ケー
ブルセレクタ23及び30の前面ポートと反対方向の端部に
はバネ24及び29が取り付けられており、これらのバネ24
及び29の他端は各スイッチ筐体22及び28に固定されてい
る。各ケーブルセレクタ23及び30の他端にはアーム6及
び7が取り付けられており、アーム6及び7の他端は前
面の各ポート9及び10に取り付けられている。
【0016】前面の各ポートが未接続状態(初期状態)
の場合は、光ケーブル用ポート9及びメタルケーブル用
ポート10共に引き出された状態にあるので、一段目の光
スイッチ4のケーブルセレクタ23にはバネ24の張力のみ
が働いており、背面の光ケーブル用ポート1からきた光
ケーブル25-1の光心線25は二段目の光スイッチ5に至る
光ケーブル26-1の光心線26と接続され、二段目の光スイ
ッチ5のケーブルセレクタ30もバネ29の張力のみが働い
ており、一段目の光スイッチ4からきた光ケーブル26-1
の光心線26は背面の光ケーブル用ポート2へ至る光ケー
ブル31-1の光心線31と接続される。
【0017】前面の光ケーブル用ポートが接続状態の場
合は、前面の光ケーブル用ポート9が押し込まれること
によりその動きがアーム6を介して一段目の光スイッチ
4のケーブルセレクタ23に伝わり、ケーブルセレクタ23
がスライドして背面の光ケーブル用ポート1からきた光
ケーブル25-1の光心線25は前面の光ケーブル用ポート9
へ至る光ケーブル27-1の光心線27と接続される。
【0018】前面のメタルケーブル用ポート10が接続状
態の場合は、光ケーブル用ポート9は引き出された状態
であるので一段目の光スイッチ4の状態は初期状態であ
り、前面のメタルケーブル用ポート10は押し込まれた状
態にあるので、二段目の光スイッチ5のケーブルセレク
タ30はメタルケーブル用ポート10の動きをアーム7によ
って受け、ケーブルセレクタ30がスライドして一段目の
光スイッチ4からきた光ケーブル26-1の光心線26と光モ
ジュール3へ至る光ケーブル32-1の光心線32とが接続さ
れる。
【0019】図3は、第2の本発明による情報コンセン
トの実施例の全体構成を示す図である。先ず、本発明の
主要な機構の一つである給電機構について説明する。こ
の実施例においては、前面のポートの接続状態又は未接
続状態に関わらず、背面の電力線挿通口11から電力線を
導入して前面の電力コンセント19に給電する。また、こ
の電力線から分岐した電力線をACアダプタ13に接続
し、AC−DCコンバータ14を介して符号変換器8及び
光モジュール3に給電する。
【0020】次に本発明の主要な機構である光スルー機
構を含む光スイッチ機構について、通信システムの主た
る装置から本発明の情報コンセントの背面の上り側の光
ケーブル用ポート1へ伝搬してきた下り方向の信号を例
に説明する。背面の光ケーブル用ポート1から伝搬して
きた光信号は、ポート12-1から光スイッチ12に入り、前
面の全ポートが未接続状態の場合は、初期状態として光
スイッチの経路はポート12-1とポート12-3とを結ぶ方向
に電磁的に設定し、光信号はもう一方の背面の光ケーブ
ル用ポート2に至り、これに接続されている他の情報コ
ンセント(図示していない)へ伝搬する(光スルー機
構)。
【0021】前面の光ケーブル用ポート8が接続状態の
場合は、ポート部に取り付けられたスイッチ16によって
接続状態が感知され、AC−DCコンバータ14、スイッ
チ16及び光スイッチ12によって回路が設定され、光スイ
ッチ12は光信号の伝達経路をポート12-1とポート12-2と
を結ぶ方向に設定し、光信号は前面の光ケーブル用ポー
ト15に至る。
【0022】前面のメタルケーブル用ポート17が接続状
態の場合は、ポート部に取り付けられたスイッチ18によ
って接続状態が感知され、AC−DCコンバータ14、ス
イッチ18及び光スイッチ12によって回路が設定され、光
スイッチ12は光信号の伝達経路をポート12-1とポート12
-4とを結ぶ方向に設定し、光信号は光モジュール3で電
気光学変換され符号変換器8で符号変換され前面のメタ
ルケーブル用ポート17に至る。
【0023】上述の例とは逆方向である上り方向の信号
の場合は、各々の場合において逆手順となる。
【0024】図4は光スイッチ12の動作原理の一例を示
す図である。スイッチ筐体38の両端には、AC−DCコ
ンバータ14及びスイッチ16を含む回路によって電力が供
給される電磁石40並びにAC−DCコンバータ14及びス
イッチ18を含む回路によって電力が供給される電磁石41
が設けられており、スイッチ筐体38の内部に、背面の光
ケーブル用ポート1からきた光ケーブル36-1の光心線36
を挿入したケーブルセレクタ37が納められている。スイ
ッチ筐体38には、光心線36と端面が向き合うように、背
面の光ケーブル用ポート2へ至る光ケーブル34-1の光心
線34(中心)、前面の光ケーブル用ポート15へ至る光ケ
ーブル33-1の光心線33及び光モジュール3へ至る光ケー
ブル35-1の光心線35が、等間隔に固定されている。
【0025】ケーブルセレクタ37は光心線敷設方向に垂
直な方向にのみ可動であり、スイッチ筐体38に取り付け
られている各々の電磁石に対向するように鉄プレートが
ケーブルセレクタ37の両端(ケーブル挿入方向に垂直方
向の両端)に取り付けられている。更に、ケーブルセレ
クタ37の両端の各鉄プレートには同じバネ定数を持つ同
一のバネ39、42が、各鉄プレートとそれに対向するスイ
ッチ筐体38とをつなぐように取り付けられている。ケー
ブルセレクタ37の最大可動範囲は、スイッチ筐体38に固
定されている3本の光心線のうちの両側の光心線33、35
の間隔に限られる。
【0026】前面の全ポートが未接続状態の場合は、電
磁石への給電は行われず、初期状態として両バネ39、42
間の張力が全く等しく働いていることにより、背面の光
ケーブル用ポート1から光スイッチ12へ向かう光ケーブ
ル36-1の光心線36は、背面の光ケーブル用ポート2へ至
る光ケーブル34-1の光心線34に接続される。
【0027】光ケーブル用ポート15が接続状態の場合
は、ポート部に取り付けられたスイッチ16によって、A
C−DCコンバータ14、光スイッチ12内の電磁石40及び
スイッチ16で回路が設定されることにより電磁石40に給
電され、前面の光ケーブル用ポート15へ至る光心線33方
向にある鉄プレートとの間に電磁力が働き、ケーブルセ
レクタ37がスライドし、背面の光ケーブル用ポート1か
ら光スイッチ12へ向かっている光ケーブル36-1の光心線
36は前面の光ケーブル用ポート15に至る光ケーブル33-1
の光心線33に接続される。
【0028】前面のメタルケーブル用ポート17が接続状
態の場合は、ポート部に取り付けられたスイッチ18によ
って、AC−DCコンバータ14、光スイッチ12内の電磁
石41及びスイッチ18で回路が設定されることにより電磁
石41に給電され、光モジュール3へ至る光心線35の方向
にある鉄プレートとの間に電磁力が働いてケーブルセレ
クタ37がスライドし、背面の光ケーブル用ポート1から
光スイッチ12へ向かっている光ケーブル36-1の光心線36
は光モジュール3に至る光ケーブル35-1の光心線35に接
続される。
【0029】図5は、第3の本発明による情報コンセン
トの実施例の全体構成を示す図である。先ず、本発明の
主要な機構の一つである給電機構について説明する。こ
の実施例における給電経路は、接続端末からメタルケー
ブルを通して前面のメタルケーブル用ポート17に至る1
系統のみで、内蔵のアクティブな装置類を駆動するに必
要な電力はケーブル内の電源線を通して符号変換器8、
光モジュール3及び光スイッチ21に供給される。
【0030】次に、本発明の主要な機構である光スルー
機構を含む光スイッチ機構について、通信システムの主
たる装置から本発明の情報コンセントの背面の上り側の
光ケーブル用ポート1へ伝搬してきた下り方向の信号を
例に説明する。背面の光ケーブル用ポート1から伝搬し
てきた光信号は、先ず光スプリッタ20で2方向に分岐さ
れる。一つは光スプリッタ20のポート20-1からポート20
-2へ伝搬し光スイッチ21のポート21-1へ至る方向であ
り、他の一つは光スプリッタ20のポート20-1からポート
20-3へ伝搬し背面の他の光ケーブル用ポート2へ至り、
これに接続されている他の情報コンセント(図示してい
ない)へ伝搬する(光スルー機構)方向である。
【0031】ポート20-2を通過した光信号はポート21-1
から光スイッチ21内へ入り、前面の全ポートが未接続状
態又は光ケーブル用ポート8が接続状態の場合は初期状
態として、光スイッチ21の経路設定はポート21-1からポ
ート21-2へ向かう方向となりポート21-2を通過した光信
号は前面の光ケーブル用ポート15へ伝搬する。但し、前
面の全ポートが未接続状態の場合は、前面の光ケーブル
用ポート15における反射による影響を防ぐため光学フィ
ルタ、アッテネータ等の処理を施している。
【0032】また、前面のメタルケーブル用ポート17が
接続状態の場合は、光スイッチ21の経路設定は前面のメ
タルケーブル用ポート17からの給電が行われることによ
りポート21-1からポート21-3へ切替わり、ポート21-3を
通過した光信号は、光モジュール3で電気光学変換され
符号変換器8で符号変換され前面のメタルケーブル用ポ
ート17へ伝搬する。
【0033】上述の例とは逆方向である上り方向の信号
の場合は、各々の場合において逆手順となる。
【0034】図6は光スイッチ21の動作原理の一例を示
す図である。スイッチ筐体43の一端に、光モジュール3
から電力供給を受ける鉄心入り電磁石47が取り付けられ
ており、スイッチ筐体43の内部に光スプリッタ20からき
た光ケーブル44-1の光心線44を挿入したケーブルセレク
タ45が納められている。スイッチ筐体43には、光心線44
と端面が向き合うように、前面の光ケーブル用ポート15
へ至る光ケーブル48-1の光心線48及び光モジュール3へ
至る光ケーブル49-1の光心線49が固定されている。ケー
ブルセレクタ45はケーブル敷設方向に垂直な方向にのみ
可動であり、スイッチ筐体43に取り付けられている鉄心
入り電磁石47に対向するように永久磁石46が取り付けら
れている。ケーブルセレクタ45の可動範囲はスイッチ筐
体43に固定されている2組の光心線の間隔に限られる。
【0035】前面の全ポートが未接続状態及び光ケーブ
ル用ポート15が接続状態の場合は、電磁石47に給電は行
われず、初期状態として電磁石47と永久磁石46との間に
引力が働いており、光スプリッタ20から光スイッチ21に
向かっている光ケーブル44-1の光心線44は、前面の光ケ
ーブル用ポート15に至る光ケーブル48-1の光心線48に接
続される。
【0036】前面のメタルケーブル用ポート17が接続状
態の場合は、電磁石47に対向する永久磁石46との間に斥
力が働くように給電が行われ、この斥力によりケーブル
セレクタ45がスライドし、光スプリッタ20から光スイッ
チ21に向かっている光ケーブル44-1の光心線44は光モジ
ュール3へ至る光ケーブル49-1の光心線49と接続され
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報コン
セントを住宅内に導入した場合、本発明のコンセントの
アクティブな装置を駆動させるに必要な電力を得るため
の電力コンセントを別に必要とせず、設置場所を自由に
選定することができ、また光スイッチ機構の搭載により
一つのコンセントに光ケーブル用ポート及びメタルケー
ブル用ポートを混在させることができるため、接続端末
の媒体要求に柔軟に対応でき、光スルー機構により接続
のない情報コンセントは信号が通過するので、コンセン
ト毎に主たる装置から配線することなしに同一部屋内に
複数設置することができ、接続端末の設置場所の自由度
が高まり、更には主たる装置における分岐数が最低限に
抑えられるので光信号の無駄な損失が抑えられ、光スイ
ッチ機構は機械的、電磁的の違いはあっても接続と同時
に自動的に駆動するため、誰にでも扱い易く、また、極
めて簡便な機構を採用しているため物品コストの上昇を
抑えられるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報コンセントの実施例の全体構
成を示す図である。
【図2】図1の実施例における光スイッチの動作を説明
する図である。
【図3】第2の本発明による情報コンセントの実施例の
全体構成を示す図である。
【図4】図3の実施例における光スイッチの動作を説明
する図である。
【図5】第3の本発明による情報コンセントの実施例の
全体構成を示す図である。
【図6】図5の実施例における光スイッチの動作を説明
する図である。
【符号の説明】
1、2 光ケーブル用ポート 3 光モジュール 4、5 光スイッチ 4−1、4−2、4−3、5−1、5−2、5−3 ポ
ート 6、7 アーム 8 符号変換器 9 光ケーブル用ポート 10 メタルケーブル用ポート 11 電力線挿通口 12 光スイッチ 12−1、12−2、12−3、12−4 ポート 13 ACアダプタ 14 AC−DCコンバータ 15 光ケーブル用ポート 16、18 スイッチ 17 メタルケーブル用ポート 19 電力コンセント 20 光スプリッタ 20−1、20−2、20−3 ポート 21 光スイッチ 21−1、21−2、21−3 ポート 22、28 スイッチ筐体 23、30 ケーブルセレクタ 24、29 バネ 25、26、27、31、32 光心線 25−1、26−1、27−1、31−1、32−1
光ケーブル 33、34、35、36 光心線 33−1、34−1、35−1、36−1 光ケーブル 37 ケーブルセレクタ 38 スイッチ筐体 39、42 バネ 40、41 電磁石 43 スイッチ筐体 44、48、49 光心線 44−1、48−1、49−1 光ケーブル 45 ケーブルセレクタ 46 永久磁石 47 電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に光ケーブル用ポート及びメタルケ
    ーブル用ポートを、背面に2個の光ケーブル用ポートを
    それぞれ具え、背面のポートを用いて光ケーブルで他の
    情報コンセントと接続することができ、前面のポートに
    は光ケーブル又はメタルケーブルのいずれかを接続する
    ことができ、前面の各ポートに対応し且つ各ポートの接
    続状態に応じて連動する光スイッチを具え、該光スイッ
    チにより自動的に背面の上り側の光ケーブル用ポートか
    ら入る下り方向の光信号の伝達経路を前面の光ケーブル
    用ポート方向又は前面のメタルケーブル用ポート方向又
    は背面のもう一方の光ケーブル用ポート方向に設定する
    二段の光スイッチ機構を具え、更に、内蔵のアクティブ
    な装置類への給電を前面のメタルケーブル用ポートを通
    して接続端末から行う給電機構を具えることを特徴とす
    る情報コンセント。
  2. 【請求項2】 前面に光ケーブル用ポート、メタルケー
    ブル用ポート及び電力コンセントを、背面に2個の光ケ
    ーブル用ポート及び電力線挿通口をそれぞれ具え、背面
    のポートを用いて光ケーブルで他の情報コンセントと接
    続することができ、前面のポートには光ケーブル又はメ
    タルケーブルのいずれかを接続することができ、前面の
    各ポートには各ポートの接続状態を感知するスイッチを
    具え、該スイッチで感知された各ポートの接続状態に応
    じて自動的に背面の上り側の光ケーブル用ポートから入
    る下り方向の光信号の伝達経路を前面の光ケーブル用ポ
    ート方向又は前面のメタルケーブル用ポート方向又は背
    面のもう一方の光ケーブル用ポート方向のいずれかに設
    定する光スイッチ機構を具え、更に、前面の電力コンセ
    ントへ給電する電力線を分岐した電力線により内蔵のア
    クティブな装置類への給電を行う給電機構を具えること
    を特徴とする情報コンセント。
  3. 【請求項3】 前面に光ケーブル用ポート及びメタルケ
    ーブル用ポートを、背面に2個の光ケーブル用ポートを
    それぞれ具え、背面のポートを用いて光ケーブルで他の
    情報コンセントと接続することができ、前面のポートに
    は光ケーブル又はメタルケーブルのいずれかを接続する
    ことができ、光スプリッタ及び光スイッチを具え、背面
    の上り側の光ケーブル用ポートから入る下り方向の光信
    号を該光スプリッタによって背面のもう一方の光ケーブ
    ル用ポート及び光スイッチの2方向に分岐し、光スイッ
    チ方向に伝搬する光信号は前面のポートの接続状態に応
    じて該光スイッチにより前面の光ケーブル用ポート方向
    又はメタルケーブル用ポート方向へ伝搬するように給電
    の有無によって自動的に伝達経路を設定する光スイッチ
    機構を具え、更に、内蔵の装置類への給電を前面のメタ
    ルケーブル用ポートを通して接続端末から行う給電機構
    を具えることを特徴とする情報コンセント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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