JP2000111760A - 光ファイバ接続用スリーブ - Google Patents
光ファイバ接続用スリーブInfo
- Publication number
- JP2000111760A JP2000111760A JP10279559A JP27955998A JP2000111760A JP 2000111760 A JP2000111760 A JP 2000111760A JP 10279559 A JP10279559 A JP 10279559A JP 27955998 A JP27955998 A JP 27955998A JP 2000111760 A JP2000111760 A JP 2000111760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- core
- ferrule
- ferrules
- connecting sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単心光ファイバ心線用の円柱状フェルールの
２心一括接続を可能にし、光ファイバ接続の作業性を向
上させる。 【解決手段】 光ファイバ接続用スリーブ１は、２つの
単心光ファイバ心線用の円柱状フェルール３からなる二
心フェルール６を嵌合させる断面形状を有する。この光
ファイバ接続用スリーブ１の長手方向両側から二心フェ
ルール６をそれぞれ挿入し、中央で突き合わせると、二
心フェルール６どうしの接続（２本の光ファイバどうし
の接続）が一括して行われる。
２心一括接続を可能にし、光ファイバ接続の作業性を向
上させる。 【解決手段】 光ファイバ接続用スリーブ１は、２つの
単心光ファイバ心線用の円柱状フェルール３からなる二
心フェルール６を嵌合させる断面形状を有する。この光
ファイバ接続用スリーブ１の長手方向両側から二心フェ
ルール６をそれぞれ挿入し、中央で突き合わせると、二
心フェルール６どうしの接続（２本の光ファイバどうし
の接続）が一括して行われる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、単心光ファイバ
心線用の円柱状フェルールどうしを相互に接続するため
の光ファイバ接続用スリーブに関する。
心線用の円柱状フェルールどうしを相互に接続するため
の光ファイバ接続用スリーブに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来の光ファイバ接続用スリー
ブはすべて、単に１つの円柱状フェルールどうしを相互
に接続するものであり、したがって、単なる円形の断面
形状を持つ円筒体であった（実開平６−６０８０６号等
参照）。ここで、円柱状フェルールとは、ＳＣ型光コネ
クタ（ＪＩＳのＦ０４形単心光ファイバコネクタ）に用
いられるフェルールを指す。
ブはすべて、単に１つの円柱状フェルールどうしを相互
に接続するものであり、したがって、単なる円形の断面
形状を持つ円筒体であった（実開平６−６０８０６号等
参照）。ここで、円柱状フェルールとは、ＳＣ型光コネ
クタ（ＪＩＳのＦ０４形単心光ファイバコネクタ）に用
いられるフェルールを指す。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光ファイバ
接続用スリーブでは、２つの円柱状フェルール３どうし
を接続（２つの円柱状フェルール３と２つの円柱状フェ
ルール３とを接続）する場合には、個別に接続する、す
なわち１つの円柱状フェルール３どうしの相互の接続を
２回行うことになるが、その接続作業を能率的に行える
ことが望まれる。また、単心の各円柱状フェルール３毎
に接続すると、“つまみ”等のコネクタハウジング部品
の分だけ、コネクタピッチが広くなり、その結果、高密
度化が困難になるという問題もある。本発明は、２つの
円柱状フェルールどうしを能率的に接続することを可能
にし、また、高密度化を容易にする光ファイバ接続用ス
リーブを提供することを目的とする。
接続用スリーブでは、２つの円柱状フェルール３どうし
を接続（２つの円柱状フェルール３と２つの円柱状フェ
ルール３とを接続）する場合には、個別に接続する、す
なわち１つの円柱状フェルール３どうしの相互の接続を
２回行うことになるが、その接続作業を能率的に行える
ことが望まれる。また、単心の各円柱状フェルール３毎
に接続すると、“つまみ”等のコネクタハウジング部品
の分だけ、コネクタピッチが広くなり、その結果、高密
度化が困難になるという問題もある。本発明は、２つの
円柱状フェルールどうしを能率的に接続することを可能
にし、また、高密度化を容易にする光ファイバ接続用ス
リーブを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、単心光ファイバ心線の光ファイバを挿通固定した
円柱状フェルールどうしを相互に接続するための光ファ
イバ接続用スリーブであって、前記円柱状フェルールを
２つ並べてなる二心フェルールを嵌合させる断面形状を
なすことを特徴とする。ここで、円柱状フェルールと
は、ＳＣ型光コネクタ（ＪＩＳのＦ０４形単心光ファイ
バコネクタ）に用いられるフェルールを指す。
明は、単心光ファイバ心線の光ファイバを挿通固定した
円柱状フェルールどうしを相互に接続するための光ファ
イバ接続用スリーブであって、前記円柱状フェルールを
２つ並べてなる二心フェルールを嵌合させる断面形状を
なすことを特徴とする。ここで、円柱状フェルールと
は、ＳＣ型光コネクタ（ＪＩＳのＦ０４形単心光ファイ
バコネクタ）に用いられるフェルールを指す。
【０００５】請求項２は、前記光ファイバ接続用スリー
ブの断面形状が２つの台形を向きあわせた鼓形をなすこ
とを特徴とする。
ブの断面形状が２つの台形を向きあわせた鼓形をなすこ
とを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
〜６を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態の
光ファイバ接続用スリーブの平面図、（ロ）は（イ）の
Ａ−Ａ断面図である。本発明の光ファイバ接続用スリー
ブは、単心光ファイバ心線の光ファイバを挿通固定した
円柱状フェルールを２つ並べてなる二心フェルールを嵌
合させる断面形状をなすが、図示の実施形態の光ファイ
バ接続用スリーブ１は、２つの台形が向き合う鼓形の断
面形状をなしており、各台形中空部分に円柱状フェルー
ルがそれぞれ嵌合する構造であり、さらに、弾性的に拡
縮し易いように中央部にスリット２を形成している。ま
た、材質は任意であるが、拡縮する弾性を持つものが好
ましく、例えばベリリウム銅板等を用いることができ
る。
〜６を参照して説明する。図１は本発明の一実施形態の
光ファイバ接続用スリーブの平面図、（ロ）は（イ）の
Ａ−Ａ断面図である。本発明の光ファイバ接続用スリー
ブは、単心光ファイバ心線の光ファイバを挿通固定した
円柱状フェルールを２つ並べてなる二心フェルールを嵌
合させる断面形状をなすが、図示の実施形態の光ファイ
バ接続用スリーブ１は、２つの台形が向き合う鼓形の断
面形状をなしており、各台形中空部分に円柱状フェルー
ルがそれぞれ嵌合する構造であり、さらに、弾性的に拡
縮し易いように中央部にスリット２を形成している。ま
た、材質は任意であるが、拡縮する弾性を持つものが好
ましく、例えばベリリウム銅板等を用いることができ
る。
【０００７】上記の光ファイバ接続用スリーブ１で接続
しようとする二心フェルールの一例を図２に示す。図２
において、３は単心光ファイバ心線用の円柱状フェルー
ルであり、光ファイバ心線４の光ファイバ（裸ファイ
バ）４ａを挿通固定し、先端面を研磨している。この円
柱状フェルール３を２つ並べて保護部材５に固定してい
る。この２つの円柱状フェルール３が二心フェルール６
を構成する。
しようとする二心フェルールの一例を図２に示す。図２
において、３は単心光ファイバ心線用の円柱状フェルー
ルであり、光ファイバ心線４の光ファイバ（裸ファイ
バ）４ａを挿通固定し、先端面を研磨している。この円
柱状フェルール３を２つ並べて保護部材５に固定してい
る。この２つの円柱状フェルール３が二心フェルール６
を構成する。
【０００８】上記の二心フェルール６どうしを（二心フ
ェルール６と二心フェルール６とを）図１の光ファイバ
接続用スリーブ１で接続する場合、図３（イ）、（ロ）
のように、対向させた各二心フェルール６を光ファイバ
接続用スリーブ１の両側から挿入し、中央部で突き合わ
せて、光ファイバ（裸ファイバ）４ａどうしを接続す
る。この場合、光ファイバ接続用スリーブ１の、鼓形で
かつスリット２を持つ断面形状が、二心フェルール６の
２つの円柱状フェルール３を正しく位置決めして把持す
るために効果的であり、二心フェルール６どうしの正し
く軸合わせした一括接続が可能となる。このように、２
つの円柱状フェルール３からなる二心フェルール６を光
ファイバ接続用スリーブ１の両側から挿入するだけで、
二心フェルール６の一括接続が行われるので、個別に接
続する方法と比較して、作業性がきわめて良好である。
ェルール６と二心フェルール６とを）図１の光ファイバ
接続用スリーブ１で接続する場合、図３（イ）、（ロ）
のように、対向させた各二心フェルール６を光ファイバ
接続用スリーブ１の両側から挿入し、中央部で突き合わ
せて、光ファイバ（裸ファイバ）４ａどうしを接続す
る。この場合、光ファイバ接続用スリーブ１の、鼓形で
かつスリット２を持つ断面形状が、二心フェルール６の
２つの円柱状フェルール３を正しく位置決めして把持す
るために効果的であり、二心フェルール６どうしの正し
く軸合わせした一括接続が可能となる。このように、２
つの円柱状フェルール３からなる二心フェルール６を光
ファイバ接続用スリーブ１の両側から挿入するだけで、
二心フェルール６の一括接続が行われるので、個別に接
続する方法と比較して、作業性がきわめて良好である。
【０００９】なお、本発明の光ファイバ接続用スリーブ
は、ＬＡＮ（構内ネットワーク）等に用いられるマルチ
モード光ファイバに用いて好適である。すなわち、マル
チモード光ファイバの場合、コア径が５０〜６０μｍ程
度と、コア径が５〜数μｍであるシングルモード光ファ
イバの場合と比べてかなり大きく、軸心合わせの精度が
やや低く済むので、厳格な接続精度の確保がやや困難な
スリーブ接続方式でも、接続損失に関して問題のない接
続が可能である。ただし、シングルモード光ファイバに
適用することを除外するものではない。
は、ＬＡＮ（構内ネットワーク）等に用いられるマルチ
モード光ファイバに用いて好適である。すなわち、マル
チモード光ファイバの場合、コア径が５０〜６０μｍ程
度と、コア径が５〜数μｍであるシングルモード光ファ
イバの場合と比べてかなり大きく、軸心合わせの精度が
やや低く済むので、厳格な接続精度の確保がやや困難な
スリーブ接続方式でも、接続損失に関して問題のない接
続が可能である。ただし、シングルモード光ファイバに
適用することを除外するものではない。
【００１０】光ファイバ接続用スリーブの断面形状は上
記の実施形態に限らず、例えば図４に示すような横向き
コ字形を向きあわせた矩形状でもよい。また、図５に示
すようなＣ字形を向きあわせた繭形状をなすものでもよ
い。さらに、上述の各実施形態では、いずれもスリット
を設けているが、図６に示すように、閉じた筒形でもよ
い。
記の実施形態に限らず、例えば図４に示すような横向き
コ字形を向きあわせた矩形状でもよい。また、図５に示
すようなＣ字形を向きあわせた繭形状をなすものでもよ
い。さらに、上述の各実施形態では、いずれもスリット
を設けているが、図６に示すように、閉じた筒形でもよ
い。
【００１１】また、本発明における二心フェルール６
は、２つの円柱状フェルール３を単に並べたものでもよ
いし、また、その２つを直接結合させたものでもよい。
さらに、各実施形態では、二心フェルール６を保護部材
５に固定しているが、この保護部材の部分の構造は任意
である。
は、２つの円柱状フェルール３を単に並べたものでもよ
いし、また、その２つを直接結合させたものでもよい。
さらに、各実施形態では、二心フェルール６を保護部材
５に固定しているが、この保護部材の部分の構造は任意
である。
【００１２】
【発明の効果】本発明の光ファイバ接続用スリーブは、
円柱状フェルールを２つ並べた二心フェルールを嵌合さ
せる断面形状をなすので、２つの円柱状フェルールどう
しを一括接続することが可能となり、作業性を大幅に向
上させることができた。また、単心円柱状フェルール毎
に接続する場合と比べて、“つまみ”等のコネクタハウ
ジング部品が共通化されるので、コネクタピッチを狭く
することができ、高密度化を容易に実現できるという効
果も得られる。
円柱状フェルールを２つ並べた二心フェルールを嵌合さ
せる断面形状をなすので、２つの円柱状フェルールどう
しを一括接続することが可能となり、作業性を大幅に向
上させることができた。また、単心円柱状フェルール毎
に接続する場合と比べて、“つまみ”等のコネクタハウ
ジング部品が共通化されるので、コネクタピッチを狭く
することができ、高密度化を容易に実現できるという効
果も得られる。
【図１】本発明の一実施形態の光ファイバ接続用スリー
ブを示すもので、（イ）は平面図、（ロ）は（イ）のＡ
−Ａ断面図である。
ブを示すもので、（イ）は平面図、（ロ）は（イ）のＡ
−Ａ断面図である。
【図２】図１の光ファイバ接続用スリーブを使用して接
続しようとする二心フェルールの一例を示すもので、
（イ）は平面図、（ロ）はＢ−Ｂ断面図である。
続しようとする二心フェルールの一例を示すもので、
（イ）は平面図、（ロ）はＢ−Ｂ断面図である。
【図３】図２の二心フェルールどうしを図１の光ファイ
バ接続用スリーブを用いて接続した状態を示すもので、
（イ）は平面図、（ロ）はＣ−Ｃ断面図である。
バ接続用スリーブを用いて接続した状態を示すもので、
（イ）は平面図、（ロ）はＣ−Ｃ断面図である。
【図４】本発明の他の実施形態の光ファイバ接続用スリ
ーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた状態の
断面図である。
ーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた状態の
断面図である。
【図５】本発明のさらに他の実施形態の光ファイバ接続
用スリーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた
状態の断面図である。
用スリーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた
状態の断面図である。
【図６】本発明の他の実施形態の光ファイバ接続用スリ
ーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた状態の
断面図である。
ーブを示すもので、二心フェルールを嵌合させた状態の
断面図である。
１ 光ファイバ接続用スリーブ ２ スリット ３ 単心光ファイバ心線用の円柱状フェルール ４ 単心の光ファイバ心線 ４ａ 光ファイバ（裸ファイバ） ５ 保護部材 ６ 二心フェルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 雅弘 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 Ｆターム(参考） 2H036 JA01 QA45
Claims (2)
- 【請求項１】 単心光ファイバ心線の光ファイバを挿通
固定した円柱状フェルールどうしを相互に接続するため
の光ファイバ接続用スリーブであって、 前記円柱状フェルールを２つ並べてなる二心フェルール
を嵌合させる断面形状をなすことを特徴とする光ファイ
バ接続用スリーブ。 - 【請求項２】 前記光ファイバ接続用スリーブの断面形
状が２つの台形を向きあわせた鼓形をなすことを特徴と
する請求項１記載の光ファイバ接続用スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279559A JP2000111760A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 光ファイバ接続用スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279559A JP2000111760A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 光ファイバ接続用スリーブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000111760A true JP2000111760A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17612670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10279559A Pending JP2000111760A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 光ファイバ接続用スリーブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000111760A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113970825A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-01-25 | 中国科学技术大学 | 一种光纤定位单元集成装置、方法及天文望远镜 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279559A patent/JP2000111760A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113970825A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-01-25 | 中国科学技术大学 | 一种光纤定位单元集成装置、方法及天文望远镜 |
| CN113970825B (zh) * | 2021-10-29 | 2023-03-10 | 中国科学技术大学 | 一种光纤定位单元集成装置、方法及天文望远镜 |
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