JP2000111748A - 光ファイバ回折格子を有する光学装置 - Google Patents

光ファイバ回折格子を有する光学装置

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JP2000111748A
JP2000111748A JP10285551A JP28555198A JP2000111748A JP 2000111748 A JP2000111748 A JP 2000111748A JP 10285551 A JP10285551 A JP 10285551A JP 28555198 A JP28555198 A JP 28555198A JP 2000111748 A JP2000111748 A JP 2000111748A
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Japan
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optical fiber
diffraction grating
substrate
protective layer
optical
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JP10285551A
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English (en)
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Mitsuaki Tamura
充章 田村
Keiji Osaka
啓司 大阪
Susumu Inoue
享 井上
Tatsuya Ito
達也 伊藤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回折格子でのブラッグ波長に影響を及ぼすこ
となく、回折格子が形成された光ファイバ部分を保護す
ることができる一方、放射光の再結合が発生する可能性
を小さくできる光ファイバ回折格子を有する光学装置を
提供する。 【解決手段】 被覆層が除去されてクラッド部が露出し
ている露出部分12に対して、光ファイバ10の光軸方
向に沿って光ファイバ10のコア部の屈折率が変化する
回折格子部13が形成され、露出部分12の両端部にお
いて接着剤15により負の熱膨張係数を有する基板11
に固定されている一方、クラッド部が露出している露出
部分12には保護層14が設けられており、保護層14
は、クラッド部より高いもしくは同等の屈折率を有し、
光学的に透明で、かつ接着剤15より弾性係数の小さい
材料にて、1次被覆層の層厚さより厚い層厚さを有して
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバのコア
部の屈折率を光軸に沿って周期的に変化させた回折格子
が形成されている光ファイバ回折格子を有する光学装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ回折格子は、入射光に対して
特定の反射波長の光を出射することができるため、波長
の異なる光信号を1本の光ファイバを介して多重伝送す
る分割多重伝送波長分割多重伝送方式の光通信システム
等における重要な光部品として注目されている。
【0003】光ファイバ回折格子では、一般に、石英系
光ファイバのコア部(または、コア部及びクラッド部の
双方)にはゲルマニウム元素が所定割合添加されてお
り、クラッド部の周囲に設けられ樹脂からなる被覆層を
軸方向の所定長さにわたって除去し、クラッド部を露出
させた状態で紫外線を照射することにより、露出したク
ラッド部の内側に位置するコア部の光軸方向に沿った所
定領域に回折格子を形成している。
【0004】このように構成した光ファイバ回折格子
は、使用温度範囲では光ファイバが正の熱膨張係数を有
しているため、周囲温度が変化すると、光ファイバが伸
縮して、光ファイバに応力が印可されることになる。し
たがって、光弾性効果により、光ファイバの屈折率が変
化するため、回折格子によるブラッグ波長が変化するこ
とになる。
【0005】上述した光ファイバ回折格子における温度
変化に対する反射波長の不安定性に関する問題を解決す
るため、回折格子が形成された光ファイバを負の熱膨張
係数を有する基板に固定することで、ブラッグ波長がほ
ぼ温度に依存しなくなるようにした構造のものが提案さ
れている。(特開平10−96827号公報参照)
【0006】上述した先行技術に記載の構造は、回折格
子が形成された光ファイバ部分を基板から浮かした状態
で、回折格子が形成された光ファイバ部分の両側の光フ
ァイバ部分を負の熱膨張係数を有する基板に接着剤によ
り固定している。また、回折格子が形成された光ファイ
バを負の熱膨張係数を有する基板とカバーとの間に配設
した状態で、基板とカバーとの間に基板とカバーの全長
にわたって接着剤を充填して、光ファイバを固定する構
造も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した回折
格子が形成された光ファイバ部分を基板から浮かした状
態で光ファイバを基板に固定する構造では、回折格子を
形成するために被覆層が除去されているために、回折格
子が形成された光ファイバ部分を保護するために、この
部分を被覆する保護層を設ける必要がある。また、上述
した接着剤を充填して光ファイバを固定する構造では、
光ファイバの保護という観点では問題がないものの、接
着剤を均一に充填させて接着剤を硬化させることが難し
く、気泡等により巣が形成されると基板の伸縮により生
じる応力の分布が不均一になることから、回折格子に伝
わる応力が不均一となり、ブラッグ波長が変化してしま
うおそれがある。
【0008】したがって、光ファイバを基板に固定する
には、回折格子でのブラッグ波長に悪影響を及ぼすこと
なく、回折格子が形成された光ファイバ部分を保護でき
る構造を実現する必要がある。
【0009】ところで、発明者の調査研究の結果、光フ
ァイバ回折格子では以下のような問題があることが分か
った。図8に示す光ファイバ回折格子は、光ファイバ1
10のコア部111に回折格子が光軸方向に対して垂直
に形成されたものである。この場合には、この光ファイ
バを導波してきた導波光A11が回折格子を透過すべき
波長のものであるときには、その導波光の殆どは導波光
A12として回折格子形成領域112を透過するが、回
折格子形成領域112において屈折率変化に伴いモード
フィールド径が変化するため、一部は、放射光A13と
してクラッド部113へ放射される。この放射光A13
は、クラッド部113とその外側の層(空気層または被
覆層)との界面で反射した後、再び導波光になり、導波
光A12等と再結合してしまう可能性がある。
【0010】回折格子形成領域112から出力される導
波光A14は、放射光A13から再び導波光になったも
のと透過した導波光A12の和になる。このとき両者が
逆位相である場合には、出力される導波光A14は、透
過した導波光A12より強度が小さくなる。入力した導
波光A11は、この光ファイバ回折格子を透過すべき波
長であるにも拘わらず、この光ファイバ回折格子により
透過ロスを受けて導波光A14として出力されることに
なる。
【0011】したがって、回折格子が形成された光ファ
イバ部分を保護する層を設けるときには、回折格子から
クラッド部へ放射される放射光がクラッド部と保護する
層との界面、あるいは保護する層とその外側の層との界
面で反射した後コア部にて再結合する可能性を極力小さ
くすることが必要となってくる。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、回折格子でのブラッグ波長に悪影響を及ぼすことな
く、回折格子が形成された光ファイバ部分を保護するこ
とができる一方、放射光の再結合が発生する可能性を小
さくできる光ファイバ回折格子を有する光学装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光を導波させる主要部であるコア部と、コア部の周
囲に設けられコア部の屈折率より小さい屈折率を有する
クラッド部と、クラッド部の周囲に設けられ樹脂からな
る被覆層とを有する一方、軸方向の所定長さにわたっ
て、少なくともクラッド部の内側に位置するコア部の光
軸方向に沿った所定領域に回折格子が形成された光ファ
イバと、光ファイバの使用温度範囲で負の熱膨張係数を
有する基板とを有する一方、光ファイバは、回折格子が
形成された光ファイバ部分の両側部で基板に固定される
とともに、回折格子が形成された光ファイバ部分の周囲
に設けられ、クラッド部より高いもしくは同等の屈折率
を有する保護層を有することを特徴としている。
【0014】請求項1にかかる上記光ファイバ回折格子
を有する光学装置によれば、回折格子が形成された光フ
ァイバ部分の周囲に設けられた保護層を有していること
から、回折格子が形成された光ファイバ部分を保護する
ことが可能となる。また、保護層を形成する材料をクラ
ッド部より高いもしくは同等の屈折率を有していること
から、放射光の反射面をクラッド部と保護層との界面で
はなく、保護層とその外側の層との界面に移し、反射面
を回折格子から離すことができるため、たとえ、放射光
が反射面で反射したとしても、反射した放射光がコア部
の導波光と再結合する可能性を小さくすることが可能と
なる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、保護層は、 exp(−2at)<1/2 t:保護層の厚さ a:保護層に用いられる材料の光吸収係数 α(R)・E(R)<α(B)・E(B)/10 E(R):保護層のヤング係数 E(B):基板のヤング係数 α(R):温度補償系の中での保護層の体積分率 α(B):温度補償系の中での基板の体積分率 を満たすように形成されていることを特徴としている。
この場合には、放射光の再結合の可能性を確実に小さく
することが可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1乃至2
に記載の発明において、保護層を形成する材料が、回折
格子が形成された光ファイバ部分の振動を抑制し得る緩
衝機能を有しており、回折格子が形成された光ファイバ
部分を保護層により基板に固定したことを特徴としてい
る。この場合には、輸送あるいは保管の際に生じる振動
や衝撃等を保護層により緩衝して、回折格子が形成され
た光ファイバ部分が破損するのを防ぐことができ、基板
に固定されている光ファイバ回折格子を保護することが
可能となる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、基板に固定される回折格子が形成され
た光ファイバ部分の両側部間にわたり、回折格子が形成
された光ファイバ部分を保護層により基板に固定したこ
とを特徴としている。この場合には、基板に固定される
回折格子が形成された光ファイバ部分の両側部間にわた
って、保護層を形成していることから、光ファイバ回折
格子のより確実な保護が可能となる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
に記載の発明において、基板に凸部を設け、回折格子が
形成された光ファイバ部分の側部を凸部に接触させた状
態で固定したことを特徴としている。この場合には、基
板と光ファイバの間の接着剤層を極めて薄くすることが
できるので、基板の熱変位が効率的に回折格子に伝える
ことが可能となり、温度変化に対するブラッグ波長の安
定性をより確保することが可能となる。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
に記載の発明において、基板は、LiO2−Al23
SiO2系結晶化ガラスに正の熱膨張係数を有する結晶
相を少なくとも一つ以上添加したものであって、(−8
3〜−94)E-7/Kの熱膨張係数を有することを特徴
としている。この場合には、光ファイバの使用温度範囲
にわたって、温度変化に対するブラッグ波長の安定性を
確保することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。なお、図面の説明において同一の要素に
は同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0021】図1乃至図4は本発明の第1乃至第3の実
施形態にかかる光ファイバ回折格子を有する光学装置を
示している。
【0022】図1において、負の熱膨張係数を有する基
板10に光ファイバ11が固定されている。光ファイバ
11には、クラッド部の周囲に設けられた被覆層が所定
長さにわたって除去されてクラッド部が露出している露
出部分12に対して、波長をモニターしながら張力が調
整され、光ファイバ11の光軸方向に沿って光ファイバ
11のコア部の屈折率が変化する回折格子部13が所定
領域形成されている。クラッド部が露出している露出部
分12には保護層14が設けられている。
【0023】回折格子部13は、ゲルマニウム元素が所
定割合添加された石英系光ファイバのコア部に対して紫
外線を照射することにより形成するが、紫外線の照射
は、公知のホログラフィック法や位相格子法等によって
行われる。基板10は、LiO2−Al23−SiO2
結晶化ガラスにBaOを添加したものであって、(−8
3〜−94)E-7/Kの熱膨張係数を有するものを使用
している。なお、BaOを添加しているのは、基板10
の熱膨張係数を調整するためである。
【0024】光ファイバ11は、基板10から所定高さ
を有し、回折格子部13の中心波長をモニターしながら
回折格子部13に所定の張力が与えられた状態で、露出
部分12の両端部において接着剤15により基板10に
固定されている。光ファイバ11を固定する際、基板1
0と光ファイバ11の回折格子部13は所定の温度に加
熱される。このようにして光ファイバ11を取り付ける
ことにより、光ファイバ11の使用温度範囲において、
基板10の熱変位が光ファイバ11に適切に伝えられる
とこになり、回折格子部13での温度変化に対するブラ
ッグ波長の安定性を保つことが可能となる。
【0025】基板10の熱変位を回折格子部13に伝え
るためには、露出部分12を基板10に固定しておけば
よいが、本実施例では、被覆層を有する光ファイバ部分
も同時に接着剤15により固定している。これにより、
光ファイバ11の破断を防止している。接着剤15は、
屈折率が1.46のペルヒドロポリシラザンを主成分と
するものを使用しており、このペルヒドロポリシラザン
は引張弾性係数約200kg/mm2(フィルム状に形成し
て測定)であり、高い弾性係数を有している。
【0026】図2は、図1に示した第1の実施形態にか
かる光ファイバ回折格子を有する光学装置の光ファイバ
11の断面図である。この図は、光ファイバ11の光軸
を含む面で切断したときの断面図を示している。
【0027】光ファイバ11は、光を導波させる主要部
であるコア部16と、コア部16の周囲に設けられコア
部16の屈折率より小さい屈折率を有するクラッド部1
7と、クラッド部17の周囲に設けられ樹脂からなる被
覆層18とを有している。被覆層18は、クラッド部1
7の周囲に接して設けられる1次被覆層18aと、1次
被覆層18aの周囲に接して設けられた2次被覆層18
bとで構成されている。
【0028】通常、コア部16、クラッド部17、1次
被覆層18a、2次被覆層18bは、以下のように形成
されている。コア部16は、屈折率1.463で、外径
8μmに形成されている。クラッド部17は、屈折率
1.458で、外径125μmに形成されている。1次
被覆層18aは、屈折率1.497、ヤング係数0.1
2kg/mm2のシリコーンゴムによって、27.5μmの
層厚さを有して形成されている。2次被覆層18bは、
屈折率1.510、ヤング係数80.00kg/mm2のナ
イロン系樹脂によって、30μmの層厚さを有して形成
されている。
【0029】回折格子部13のブラッグ波長は1500
nmとし、回折格子部13の光ファイバ11の光軸方向
の幅は10nmとしているが、これらに限られるもので
はない。
【0030】回折格子部13が形成されたコア部16の
外側に位置するクラッド部17の周囲に接して、保護層
14が設けられている。保護層14は、クラッド部17
より高いもしくは同等の屈折率を有し、光学的に透明
で、かつ接着剤15より弾性係数の小さい材料にて形成
されている。また、保護層14は、1次被覆層18aの
層厚さ(s)より厚い層厚さ(t)を有して形成されて
いる。保護層14の厚さは、具体的には52.5〜8
2.5μmとされている。ここで、光学的に透明とは、
均質性が高く、使用する光の波長域において実質的に吸
収、散乱が起こることなく透過率の極めてよい状態のこ
とをいう。
【0031】保護層14を形成する材料は屈折率1.4
68とされて、クラッド部17と同等の屈折率を有して
いる。また、ヤング係数50.00kg/mm2とされて、
接着剤15より低い弾性係数を有している。
【0032】第1の実施形態にかかる光ファイバ回折格
子を有する光学装置によれば、回折格子部13が形成さ
れたコア部16の外側に位置するクラッド部17の周囲
に接して保護層14を設けたことにより、被覆層18が
除去されている露出部分12及び回折格子部13を保護
することが可能となる。
【0033】また、保護層14を形成する材料を、光フ
ァイバ11を基板10に固定する接着剤15より弾性係
数の小さい材料としていることから、基板10の熱変位
が回折格子部13に伝わる際に阻害することがなく、回
折格子部13でのブラッグ波長に悪影響を及ぼすことが
なくなる。
【0034】更に、保護層14を形成する材料をクラッ
ド部17より高いもしくは同等の屈折率を有し、光学的
に透明である材料とする一方、保護層14を1次被覆層
18aより厚く形成していることから、放射光の反射面
をクラッド部17と保護層14との界面ではなく、保護
層14とその外側の層との界面に移し、反射面を回折格
子から離すことができるため、たとえ、放射光が反射面
で反射したとしても、反射した放射光がコア部16の導
波光と再結合する可能性を小さくすることが可能とな
る。
【0035】基板10として、LiO2−Al23−S
iO2系結晶化ガラスにBaOを添加したものであっ
て、(−83〜−94)E-7/Kの熱膨張係数を有する
ものを使用しており、光ファイバ11の使用温度範囲に
わたって、温度変化に対するブラッグ波長の安定性を確
保することが可能となる。
【0036】ところで、保護層14の厚さの下限値及び
上限値は、以下のとおりに規定できる。下限値は保護層
14の光学特性で与えられる。回折格子部13からの放
射光が保護層14とその外側の層との界面で反射した
後、再び導波光になりコア部16の導波光と再結合を起
こす可能性を低くするためには、保護層14とその外側
の層との界面での放射光の反射による戻りを50%以下
とすることが必要とされるため、保護層14の厚さt
は、 exp(−2at)<1/2 …(1) ここで、a:保護層14に用いられる材料の光吸収係数 として規定される。
【0037】上限値は保護層14の力学特性で与えられ
るが、保護層14の光ファイバの光軸方向での長さとい
った体積に関係する他のファクタと関連されて規定され
ることになる。力学特性は、保護層14の断面積×ヤン
グ係数、回折格子部13が形成されている光ファイバ1
1の断面積×ヤング係数、基板10の断面積×ヤング係
数の3者の関係で決まる。保護層14と回折格子部13
が形成されている光ファイバ11と基板10からなる温
度補償系全体の巨視的なヤング率Eは、温度補償系とし
てひずみが一定(ε)と仮定して、 E・ε=α(R)・E(R)・ε+α(F)・E(F)・ε +α(B)・E(B)・ε …(2) ここで、E(R):保護層14のヤング係数 E(F):回折格子部13が形成されている光ファイバ
11のヤング係数 E(B):基板10のヤング係数 α(R):温度補償系の中での保護層14の体積分率 α(F):温度補償系の中での回折格子部13が形成さ
れている光ファイバ11の体積分率 α(B):温度補償系の中での基板10の体積分率 で近似できる。
【0038】回折格子部13の光学特性は回折格子のピ
ッチで決まり、ブラッグ波長1500nmの光特性に対
して0.1nm以下の波長精度を要求する場合、回折格
子部13に許容されるひずみ誤差は(保護層14の断面
積×ヤング係数より発生する)は1/15000(=
0.1/1500)となり、1/15000以下のひず
み外乱が影響することになる。保護層14及び回折格子
部13が形成されている光ファイバ11が温度補償系及
ぼす影響が基板10に対して0.1以下であれば、基板
10の熱変位を回折格子部13に適切に伝えることがで
き、温度変化に対するブラッグ波長の安定性を確保でき
ることから、保護層14及び回折格子部13が形成され
ている光ファイバ11に対しては、 α(R)・E(R)<α(B)・E(B)/10 …(3) α(F)・E(F)<α(B)・E(B)/10 …(4) の条件を満たすことが求められる。したがって、保護層
14については、(3)式を満足する範囲内で、層厚さ
及び光ファイバ11の光軸方向での長さ等の保護層14
の体積に関連するファクタを規定すればよい。
【0039】図3は、第2の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【0040】図3においては、回折格子部13が形成さ
れたコア部16の外側に位置するクラッド部17の周囲
に接して設けられた保護層14にて、回折格子部13が
形成された光ファイバ11の露出部分12を基板10に
固定している。保護層14に用いられる材料には、更
に、回折格子部13が形成された光ファイバ11の露出
部分12の振動を抑制し得る緩衝機能を有したものが用
いられている。
【0041】図3に示した光ファイバ回折格子を有する
光学装置の製造方法は、クラッド部17の周囲に設けら
れた被覆層18が所定長さにわたって除去し、クラッド
部17が露出している露出部分12に対して、波長をモ
ニターしながら、光ファイバ11の光軸方向に沿って光
ファイバ11のコア部16の屈折率が変化する回折格子
部13を所定領域形成する。次に、回折格子部13の中
心波長をモニターしながら回折格子部13に所定の張力
を与え、基板10と回折格子部13を所定の温度に加熱
した状態で、露出部分12の両端部において接着剤15
により基板10に固定する。その後、保護層14を形成
して回折格子部13が形成された光ファイバ11の露出
部分12を、被覆層18が形成されている光ファイバ部
分とともに基板10に固定する。
【0042】上述した第2の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置によれば、第1の実施形態
のものと同じ効果を奏することはもちろんのこと、輸送
あるいは保管の際に生じる振動や衝撃等を保護層14に
より緩衝して、回折格子部13を形成するために被覆層
18が除去されている回折格子が形成された光ファイバ
11の露出部分12が破損するのを防ぐことができ、基
板10に固定されている光ファイバ回折格子を保護する
ことが可能となる。
【0043】図4は、第3の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【0044】第3の実施形態にかかる光ファイバ回折格
子を有する光学装置と第2の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置との相違点は、回折格子部
13が形成された光ファイバ11の露出部分12を基板
10に固定する保護層14を、接着剤15間にわたり形
成し、露出部分12をその全長にわたって保護してして
いる点である。
【0045】上述した第3の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置によれば、第2の実施形態
のものと同じ効果を奏することはもちろんのこと、基板
10に固定されている光ファイバ回折格子をより確実に
保護することが可能となる。
【0046】図5乃至図7は第4乃至第6の実施形態に
かかる光ファイバ回折格子を有する光学装置を示してい
る。
【0047】図5に示す第4の実施形態にかかる光ファ
イバ回折格子を有する光学装置は、図1に示す第1の実
施形態にかかる光ファイバ回折格子を有する光学装置の
変形例である。図6に示す第5の実施形態にかかる光フ
ァイバ回折格子を有する光学装置は、図3に示す第2の
実施形態にかかる光ファイバ回折格子を有する光学装置
の変形例である。図7に示す第6の実施形態にかかる光
ファイバ回折格子を有する光学装置は、図4に示す第3
の実施形態にかかる光ファイバ回折格子を有する光学装
置の変形例である。
【0048】第1乃至第3の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置と第4乃至第6の実施形態
にかかる光ファイバ回折格子を有する光学装置との相違
点は、基板10の両端部に凸部19を形成し、凸部19
に被覆層18が除去されたクラッド部17の露出部分1
2を接触させた状態で、基板10と光ファイバ11とを
接着剤15により固定している点である。
【0049】第4乃至第6の実施形態にかかる光ファイ
バ回折格子を有する光学装置によれば、各々第1乃至第
3の実施形態にかかる光ファイバ回折格子を有する光学
装置と同じ効果を奏することはもちろんのこと、凸部1
9に対して露出部分12を接触させていることから、基
板10と露出部分12の間の接着剤15層を極めて薄く
することができるので、接着剤15の変形の影響を受け
にくくなり、基板10の熱変位が効率的に回折格子部1
3に伝えることが可能となり、温度変化に対するブラッ
グ波長の安定性をより確保することが可能となる。
【0050】第1及び第4の実施形態においては、保護
層14を設けるにあたり、光ファイバ11を基板10に
固定する前に保護層14を形成してもよいし、光ファイ
バ11を基板10に固定した後に形成してもよい。ま
た、図1及び図5では、接着剤15と保護層14との間
に所定間隔が設けられている。これは、保護層14を形
成する光ファイバ11の光軸方向での長さを管理するこ
とが難しく、ある程度の公差等を見込んだ上で保護層1
4を形成するために生じる間隔である。製造上問題等な
ければ、接着剤15間にわたって保護層14を形成して
もよく、露出部分12の保護の観点からすれば、接着剤
15間にわたって保護層14を形成した方が望ましい。
この場合には、光ファイバ11を基板10に固定した後
に保護層14を形成するほうが、製造し易いため好まし
い。
【0051】保護層14に用いられる材料は、クラッド
部17より高いもしくは同等の屈折率を有した材料であ
ればよく、ゲル状あるいはシリコーンオイル等の液状の
ものでもよい。ゲル状あるいは液状の材料を選択した場
合には、保護層14の流動を防ぐために、接着剤15間
の光ファイバ11を収納できる密閉された容積部を設
け、この容積部内にゲル状あるいは液状の材料を充填す
る構成とすることが好ましい。また、本実施例では、保
護層14に用いられる材料として光学的に透明な材料を
用いているが、もちろん、吸収が高い不透明な材料を採
用することができる。
【0052】接着剤15として屈折率が1.46のペル
ヒドロポリシラザンを主成分とするものを使用している
が、エポキシ系接着剤等、従来から用いられている様々
な種類の接着剤を用いることができる。また、本実施例
では、光ファイバ11の基板10への固定を接着剤15
により行っているが、接着剤15を用いずに、かしめ等
の機械的なクランプ機構にて光ファイバ11を基板10
に固定するように構成してもよい。
【0053】基板10として、LiO2−Al23−S
iO2系結晶化ガラスにBaOを添加したものであっ
て、(−83〜−94)E-7/Kの熱膨張係数を有する
ものを使用しているが、これに限られるものではない。
たとえば、LiO2−Al23−SiO2系結晶化ガラス
にBaO、ZrO2、CaO、K2O、MgO、Na
2O、ZnO、TiO2、P25、As23、Sb23
Fe23、MnO2、Co0、Y23等から選ばれる正
の熱膨張係数を有する結晶相を少なくとも一つ以上添加
したものであって、(−83〜−94)E-7/Kの熱膨
張係数を有するものを使用してもよいし、上述した先行
技術に記載されているZr―タングステン酸塩―ベース
の組成物と、Hf―タングステン酸塩―ベースの組成物
からなるグループから選択された組成物を含むものでも
良く、光ファイバ11の使用温度範囲にわたり、所望す
る負の熱膨張係数を有するものであればよい。
【0054】また、本実施例においては、光ファイバ1
1に対して回折格子部13を形成するにあたり、クラッ
ド部17の周囲に設けられた被覆層18が所定長さにわ
たって除去し、クラッド部17が露出している露出部分
12に対して、波長をモニターしながら、光ファイバ1
1の光軸方向に沿って光ファイバ11のコア部16の屈
折率が変化する回折格子部13が所定領域形成したもの
について、保護層14を設けるよう構成しているが、被
覆部18を除去することなく回折格子部13を形成した
光ファイバ11に対しても、適用することができる。す
なわち、被覆部18を除去することなく回折格子部13
が形成された光ファイバ11の周囲に、保護層を設ける
ことになる。もちろん、この場合においても、図1、図
3乃至図7に示す構造を採用することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、回折格子でのブラッグ波長に影響を及ぼすこと
なく、回折格子が形成された光ファイバ部分を保護する
ことができる一方、放射光の再結合が発生する可能性を
極力小さくできる光ファイバ回折格子を有する光学装置
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置の光ファイバの断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図5】本発明の第4の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図6】本発明の第5の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図7】本発明の第6の実施形態にかかる光ファイバ回
折格子を有する光学装置を示す断面図である。
【図8】従来の光ファイバ回折格子を有する光学装置に
おける問題点の説明図である。
【符号の説明】
10…基板、11…光ファイバ、12…露出部分、13
…回折格子部、14…保護層、15…接着剤、16…コ
ア部、17…クラッド部、18…被覆層、18a…1次
被覆層、18b…2次被覆層、19…凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 享 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 伊藤 達也 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H049 AA02 AA34 AA45 AA51 AA59 AA62 AA64 2H050 AB05X AC03 AC82 AC84 AD00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を導波させる主要部であるコア部と、
    前記コア部の周囲に設けられ前記コア部の屈折率より小
    さい屈折率を有するクラッド部と、前記クラッド部の周
    囲に設けられ樹脂からなる被覆層とを有する一方、軸方
    向の所定長さにわたって、少なくとも前記クラッド部の
    内側に位置する前記コア部の光軸方向に沿った所定領域
    に回折格子が形成された光ファイバと、 前記光ファイバの使用温度範囲で負の熱膨張係数を有す
    る基板とを有する一方、 前記光ファイバは、前記回折格子が形成された光ファイ
    バ部分の両側部で前記基板に固定されるとともに、 前記回折格子が形成された光ファイバ部分の周囲に設け
    られ、前記クラッド部より高いもしくは同等の屈折率を
    有する保護層を有することを特徴とする光ファイバ回折
    格子を有する光学装置。
  2. 【請求項2】 前記保護層は、 exp(−2at)<1/2 t:保護層の厚さ a:保護層に用いられる材料の光吸収係数 α(R)・E(R)<α(B)・E(B)/10 E(R):保護層のヤング係数 E(B):基板のヤング係数 α(R):温度補償系の中での保護層の体積分率 α(B):温度補償系の中での基板の体積分率 を満たすように形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバ回折格子を有する光学装置。
  3. 【請求項3】 前記保護層を形成する前記材料が、前記
    回折格子が形成された光ファイバ部分の振動を抑制し得
    る緩衝機能を有しており、 前記回折格子が形成された光ファイバ部分を前記保護層
    により前記基板に固定したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光ファイバ回折格子を有する光学装置。
  4. 【請求項4】 前記基板に固定される前記回折格子が形
    成された光ファイバ部分の前記両側部間にわたり、前記
    回折格子が形成された光ファイバ部分を前記保護層によ
    り前記基板に固定したことを特徴とする請求項3に記載
    の光ファイバ回折格子を有する光学装置。
  5. 【請求項5】 前記基板に凸部を設け、前記回折格子が
    形成された光ファイバ部分の前記側部を前記凸部に接触
    させた状態で固定したことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の光ファイバ回折格子を有する光学
    装置。
  6. 【請求項6】 前記基板は、LiO2−Al23−Si
    2系結晶化ガラスに正の熱膨張係数を有する結晶相を
    少なくとも一つ以上添加したものであって、(−83〜
    −94)E-7/Kの熱膨張係数を有することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ファイバ回折
    格子を有する光学装置。
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