JP2000111434A - 静電容量式圧力センサユニット - Google Patents

静電容量式圧力センサユニット

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JP2000111434A
JP2000111434A JP10283761A JP28376198A JP2000111434A JP 2000111434 A JP2000111434 A JP 2000111434A JP 10283761 A JP10283761 A JP 10283761A JP 28376198 A JP28376198 A JP 28376198A JP 2000111434 A JP2000111434 A JP 2000111434A
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pressure sensor
sensor element
shield layer
conductive shield
pressure
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JP10283761A
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English (en)
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Katsuhisa Kanazawa
克久 金沢
Satoshi Nakao
悟志 中尾
Koji Fukuhisa
孝治 福久
Kazutaka Hayashi
和孝 林
Atsushi Tanaka
篤 田中
Kenichi Konishi
健一 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からのノイズの影響を少なくしてセンサ
素子の出力を安定させることができる静電容量式圧力セ
ンサユニットを得る。 【解決手段】 静電容量式圧力センサ素子11の圧力感
知面31aの主要部を導電性シールド層43によって覆
う。導電性シールド層43は接続パターン45を介して
回路パターンに含まれるアースパターン41に電気的に
接続する。導電性シールド層43及び接続パターン45
をガラスコート47及び電気絶縁材料層49によりそれ
ぞれ覆い、導電性シールド層43と金属製のケースとの
間を電気的に絶縁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電容量の変化に
基づいて圧力を検出する静電容量式圧力センサユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−19527号公報、米国特
許4,888,662号公報、特開平9−218123
号公報等に示されるように、ガス圧力検知装置等に用い
る静電容量式圧力センサユニットとして、静電容量式圧
力センサ素子及びコネクタの一部等が金属製のケースに
収納された構造を有するものが知られている。この種の
静電容量式圧力センサ素子は、電気絶縁性を有する材料
により形成されたセラミック製のダイアフラムとベース
とを具備している。ダイアフラムは圧力を感知する圧力
感知面とは反対側に位置する面上に第1の電極パターン
を備えている。また、ベースはダイアフラムと対向する
対向面上にダイアフラムの第1の電極パターンと間隙を
介して対向する第2の電極パターンを備えている。この
ような構造の静電容量式圧力センサ素子を用いるセンサ
ユニットは、第1の電極パターンと第2の電極パターン
との間の容量の変化から圧力の変化を検出する構造を有
している。また、金属製のケースは、センサ素子収容室
と、センサ素子収容室内に収容された静電容量式圧力セ
ンサ素子の圧力感知面に測定の対象となる圧力被測定流
体の圧力を作用させるようにセンサ素子収容室内に圧力
被測定流体を導入する流体導入通路を備えており、一般
的には接地されている。そして、静電容量式圧力センサ
素子とコネクタの一部が金属製のケースのセンサ素子収
容室内に配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の静電
容量式圧力センサユニットが設置される環境に強いノイ
ズを発生する機器が配置されている場合には、このノイ
ズが静電容量式圧力センサユニットの金属製のケースに
入り込むことがある。この金属製のケースは接地されて
いるが、ノイズが入ると、ケースの電位は変動する。そ
のため、この電位の変動が原因となって、ケースと静電
容量式圧力センサ素子の内部の主として大1の電極パタ
ーンとの間の浮遊容量が変わり、結果としてセンサ素子
の出力が変動し、センサ素子の出力がノイズの影響を受
けることになる。
【0004】本発明の目的は、外部からのノイズの影響
を少なくしてセンサ素子の出力を安定させることができ
る静電容量式圧力センサユニットを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る静電容量式圧力センサユニットは、電気絶縁性を有す
る材料により形成され、圧力を感知する圧力感知面とは
反対側の面上に第1の電極パターンを備えたダイアフラ
ムと、電気絶縁性を有する材料により形成され、ダイア
フラムと対向する対向面上に第1の電極パターンと間隙
を介して対向する第2の電極パターンを備えたベースと
を具備する静電容量式圧力センサ素子を具備している。
また、このユニットは、少なくとも静電容量式圧力セン
サ素子を収容するセンサ素子収容室及びセンサ素子収容
室内に収容された静電容量式圧力センサ素子の圧力感知
面に測定の対象となる圧力被測定流体の圧力を作用させ
るようにセンサ素子収容室内に圧力被測定流体を導入す
る流体導入通路を備えた金属製のケースを具備してい
る。また、電気絶縁性を有する材料により形成され、静
電容量式圧力センサ素子のベースの対向面とは反対側に
位置する反対面との間に信号処理回路を構成する素子を
収納する内部空間を形成するようにベースの反対面上に
直接または間接的に載置されたコネクタ本体及びコネク
タ本体に保持されて一端が内部空間内に露出し他端が外
部に露出する複数本の端子導体を備えたコネクタも具備
している。そして、コネクタはケースに対して固定さ
れ、静電容量式圧力センサ素子の第1及び第2の電極パ
ターン及び複数の端子導体は信号処理回路に電気的に接
続されている。本発明では、静電容量式圧力センサ素子
の少なくとも圧力感知面の全部または主要部を導電性シ
ールド層によって覆う。そして、導電性シールド層と金
属製のケースとの間を電気的に絶縁した上で導電性シー
ルド層を複数の端子導体に含まれるアース端子導体に電
気的に接続する。
【0006】このような導電性シールド層を設けるとケ
ースに外部から入るノイズの影響を少なくすることがで
きる。もし、導電性シールド層をケースとを電気的に接
続した場合には、導電性シールド層の電位がケースに入
ったノイズの影響を受けて変動し、導電性シールド層と
電極パターンとの間の容量が浮遊容量となって、第1及
び第2の電極パターン間の静電容量に加算されてしま
う。本発明では、導電性シールド層を端子導体に含まれ
るアース端子導体に電気的に接続しているので、ノイズ
の進入によるケースの電位の変動による浮遊容量の変動
がセンサ素子の内部の静電容量に加算されるのを阻止す
ることができる。
【0007】センサ素子の外側全体を導電性シールド層
により覆えば、ノイズの進入によるケースの電位変動の
影響を完全に遮断できる。しかしながら、実際には、ケ
ースとの対向面積が大きく、しかもセンサ素子の内部の
第1の電極パターンとの対向面積が大きくなるセンサ素
子の圧力感知面をシールドすれば、浮遊容量の変動の大
部分を遮断できることが分かった。そこで本発明では、
静電容量式圧力センサ素子の少なくとも圧力感知面の全
部または主要部(電極パターンと対向する領域)を導電
性シールド層で覆うことにしたのである。
【0008】ダイアフラム及びベースは、セラミックス
材料により形成することができる。また、1以上のオー
リング及びコネクタを備えた静電容量式圧力センサユニ
ットにも本発明は適用できる。この場合、オーリング
は、流体導入通路からセンサ素子収容室内に導入された
圧力被測定流体が静電容量式圧力センサ素子とケースと
の間に形成された隙間を通してリークするのを阻止する
ようにセンサ素子収容室の底部と圧力感知面との間に配
置する。コネクタは、電気絶縁性を有する材料により形
成され、静電容量式圧力センサ素子と一緒にセンサ素子
収容室内に収納されるフランジ状の基部を有し且つ静電
容量式圧力センサ素子のベースの反対側の面との間に信
号処理回路を構成する素子を収納する内部空間を形成す
るようにベースの反対側の面上に直接または間接的に載
置されたコネクタ本体と、このコネクタ本体に保持され
て一端が前述の内部空間内に露出し他端が外部に露出す
る複数本の端子導体とを備えている。そして、金属製の
ケースのセンサ素子収容室を囲む筒状壁部の端部を、コ
ネクタ本体の基部を包むようにかしめ加工して、コネク
タを静電容量式圧力センサ素子に対して固定する。
【0009】このようなセンサユニットでは、導電性シ
ールド層をダイアフラムの圧力感知面上に導電性ペース
トを塗布して形成された導電性厚膜またはダイアフラム
の圧力感知面上にスパッタリング、蒸着またはメッキ等
の薄膜形成技術により形成された導電性薄膜により形成
することができる。
【0010】この場合、導電性シールド層は、オーリン
グと実質的に接触しないように形成するのが好ましい。
これはオーリングを圧力感知面に接触させた場合に、導
電性シールド層の表面の凹凸の存在がオーリングのシー
ルド作用の障害になるからである。なお導電性シールド
層を薄膜で形成した場合のようにその表面が非常に滑ら
かであれば、圧力感知面全体に導電性シールド層を形成
してもよい。
【0011】そしてこの場合には、導電性シールド層と
信号処理記回路に含まれるアースパターンとは、導電性
厚膜または導電性薄膜により形成された接続パターンに
より電気的に接続すればよい。そして、接続パターンの
少なくともケースと対向する部分を電気絶縁材料により
覆い、接続パターンとケースとの電気的な絶縁を図れば
よい。
【0012】導電性シールド層は、厚膜または薄膜以外
でも種々の材料で形成することができる。例えば、金属
板により導電性シールド層を形成しても構わない。その
場合には、ダイアフラムの圧力感知面への圧力被測定流
体の圧力の伝達を阻害しない厚みを有する金属板により
導電性シールド層を構成する。例えば、金属板として5
0μm以下のステンレス板等を用いることができる。
【0013】また、金属板を導電性シールド層と信号処
理記回路に含まれるアースパターンとを電気的に接続す
る接続部を一体に具備するように構成し、少なくとも接
続部のケースと対向する表面を電気絶縁部材により覆っ
て接続パターンとケースとの電気的な絶縁を図るのが好
ましい。このように金属板を構成すれば、導電性シール
ド層と接続部とを簡単に構成できる。
【0014】被圧力測定流体が腐蝕力の強いものであれ
ば、導電性シールド層が腐蝕してしまう。そこで、接続
部のアースパターンに接続される端部を除いて、金属板
及び接続部の表面を圧力被測定流体に対して耐蝕性を有
する電気絶縁部材により被覆するのが好ましい。
【0015】金属板は、種々の形状に形成することがで
きる。例えば、静電容量式圧力センサ素子の外周部を囲
む筒状の周壁部及びこの周壁部と信号処理記回路に含ま
れるアースパターンとを電気的に接続する接続部を一体
に備えるように金属板を構成してもよい。このようにす
れば、ノイズの影響を確実に少なくすることができる。
なお、この場合には、周壁部の外面を電気絶縁材料によ
り覆えばよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態の静電容量式圧力センサユニットの断面図であ
る。この圧力センサユニット1は、コネクタアセンブリ
3とケースアセンブリ5とを組み立てた構造を有してい
る。コネクタアセンブリ3は、コネクタ7と、環状支持
体9と、静電容量式圧力センサ素子11と、フレキシブ
ル基板13と、貫通コンデンサ・ユニット15等から構
成される。またケースアセンブリ5は、金属製のケース
17と、オーリング19と、バックアップリング21と
から構成される。
【0017】コネクタ7は、コネクタ本体7aに複数本
(3本)の端子導体8A…がインサート成形または圧入
された構造を有している。コネクタ本体7aは、一端側
に向かって開口して内部に圧力センサ素子11の出力を
処理するための信号処理回路23等の部品を収納する内
部空間または収納用凹部7cを備えたフランジ状の基部
7bと、他端側に向かって開口して3本の端子導体8A
…の他端を収納する端子収納室7d及び3本の端子導体
8A…が固定される端子固定部7eを備えた接続部7f
とを有している。そしてコネクタ本体7aの基部7bの
一端側の端面7b1 が、後に詳しく説明する圧力センサ
素子11の非圧力感知面(ベース33の表面)33dと
接触した状態で配置される。
【0018】コネクタ本体7aは、後述するケース17
の材質(アルミ合金,鉄等)よりも高圧により変形しや
すいPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の合成樹
脂(絶縁樹脂材料)により一体成形されている。そして
基部7bには、その端面7b1 とは反対側の端部の外周
部に、径方向外側に向かって突出する環状の突起部すな
わちフランジ部7gが一体に設けられている。このフラ
ンジ部7gは外側に向かうに従って(基部7bから離れ
るに従って)厚みが薄くなるように形成されており、環
状支持体9と対向しない側に(端面7b1 とは反対側
に)環状の外側端面7g1 を有し、環状支持体9と対向
する側に截頭円錐状のテーパ面7g2 を有している。こ
のテーパ面7g2 と環状支持体9の後述するテーパ面9
bとの間にはギャップが形成されている。
【0019】環状支持体9は、一方の端面9aがコネク
タ本体7aの基部7bよりも外側で圧力センサ素子11
と接触するようにコネクタ本体7aの基部7bの外周部
を囲むように配置されている。環状支持体9は、コネク
タ本体7aの材質(PBT)よりも高圧で変形し難いア
ルミ合金や鉄等からなる金属材料により形成されてい
る。環状支持体9の他方の端面側の開口部にはコネクタ
7のフランジ部7gが嵌まり込む環状の嵌合テーパ部す
なわち環状テーパ部9bが形成されている。環状テーパ
部9bは、この環状テーパ部9bとコネクタ7のフラン
ジ部7gとの間に間隙を形成するように構成されてい
る。この間隙は後に説明するケース17をカーリング加
工する際におけるフランジ部7gの変形を許容する。
【0020】図2〜図5は静電容量型圧力センサ素子1
1の一部省略平面図,正面図,底面図及び概略断面図で
ある。これらの図に示されるように、この静電容量型圧
力センサ素子11は、ダイアフラム31とベース33と
が環状のガラス層35を介して結合された構造を有して
いる。なお、理解を容易にするため、図5の概略断面図
では、ガラス層35を含む各部の厚み寸法を誇張して描
いている。
【0021】ダイアフラム31はセラミックスにより形
成されており、厚みが約0.46mmで円板形状を有し
ている。ダイアフラム31は圧力を感知する圧力感知面
31aを有しており、この圧力感知面31aの反対側の
面には、図5に示すように対向電極37aを含む第1の
電極パターン37が形成されている。対向電極37a
は、Auペーストを用いてスクリーン印刷により厚み約
0.7μmの円形に形成されている。そして、この対向
電極37aは、図示しない接続線及びベース33のカッ
ト端面33aに形成された接続部C3 (図3)を通して
ベース33の表面33dに形成された図示しない回路パ
ターンに電気的に接続されている。
【0022】ベース33もダイアフラム31と同様に、
セラミックスにより形成されており、外周部にカット端
面33a及び溝部33bが形成された円柱に近い形状を
有している。カット端面33a及び溝部33bは、ベー
ス33の周方向に90度の角度を隔てて形成されてい
る。ベース33のダイアフラム31と対向する対向面と
反対側の面(非圧力感知面)33d上には、回路パター
ン(図示せず)が形成されている。ベース33のダイア
フラム31と対向する対向面には、図5に示すように第
1の電極パターン37と間隙を介して対向する第2の電
極パターン39が形成されている。第2の電極パターン
39は主容量電極39a及び基準容量電極39bを有し
ている。主容量電極39aは、Auペースト(金ペース
ト)を用いてスクリーン印刷により形成されており、厚
みが約0.7μmで円環状の形状を有している。基準容
量電極39bもAuペースト(金ペースト)を用いてス
クリーン印刷により形成されており、主容量電極39a
と径方向に間隔をあけて形成され、主容量電極39aを
部分的に囲む円弧形状を有している。
【0023】主容量電極39a及基準容量電極39b
は、図示しない接続線及びベース33のカット端面33
aに形成された接続部C1 ,C2 を通してベース33の
表面33dに形成された図示しない回路パターンに電気
的に接続されている。この圧力センサユニット1は、ダ
イアフラム31の圧力感知面31aに被測定流体が圧力
を作用させた際の第1の電極パターン37と第2の電極
パターン39との間の容量の変化から圧力の変化を検出
する。
【0024】ベース33の表面33dに形成された回路
パターンの一部には、信号処理回路23及びフレキシブ
ル基板13(図1)に設けられた複数の端子電極が半田
付け接続されている。そして、フレキシブル基板13に
より、回路パターンに含まれる所定の電極は、貫通コン
デンサ・ユニット15を貫通する3本の端子導体8A…
の各端部に電気的に接続されている。また、貫通コンデ
ンサ・ユニット15は図示しない接続線によりケース1
7に接地されている。フレキシブル基板13は、1枚の
ポリイミド樹脂基板の両面に銅箔で回路パターン及び半
田付け用の電極が形成され、半田付け用の電極を除いた
部分に別のポリイミド樹脂基板を接合した公知の積層構
造を有している。また、図2に示すように、ベース33
の表面33dに形成された図示しない回路パターンは、
アース端子導体を構成する端子導体8Aに電気的に接続
されたアースパターン41を有している。
【0025】この静電容量式圧力センサ素子11の圧力
感知面31aは、部分的に導電性シールド層43よって
覆われている。この導電性シールド層43は、オーリン
グ19及びバックアップリング21と実質的に接触せず
且つ第1の電極パターン37とほぼ全体的に対向するよ
うに円形に形成されている。この導電性シールド層43
は、圧力感知面31a上にAgまたはPdを含む導電性
ペーストを塗布して形成された厚み5〜30μmの導電
性厚膜、またはスパッタリング、蒸着またはメッキ等の
薄膜形成技術により形成された厚み0.5〜2μmの導
電性薄膜により形成されている。そして、この導電性シ
ールド層43は、帯状の接続パターン45を介して回路
パターンのアースパターン41に電気的に接続されてい
る。接続パターン45は、導電性シールド層43の外縁
部からダイアフラム31の外周部上に延び、ダイアフラ
ム31の外周部及びベース33に形成された溝部33b
内を通ってのアースパターン41上まで延びている。こ
の接続パターン45は、導電性シールド層43を形成す
る際に同時に導電性厚膜または導電性薄膜により形成さ
れている。そして、導電性シールド層43は、導電性シ
ールド層43の上にガラスペーストが塗布されて形成さ
れた厚み10〜50μmのガラスコート47によって覆
われている。このガラスコート47は、ダイアフラム3
1に被測定流体が圧力を作用させた際に導電性シールド
層43がダイアフラム31から剥がれるのを防ぐ役割を
果たしている。接続パターン45も電気絶縁材料層49
により覆われている。電気絶縁材料層49は、接続パタ
ーン45とケース17との電気的な絶縁を図る役割を果
たしている。この例では、絶縁を確実に図るため、接続
パターン45上全体に電気絶縁材料層49を形成してい
るが、電気絶縁材料層49は、接続パターン45の少な
くともケース17と対向する部分(この例では、ダイア
フラム31及びベース33の外周部)を覆うように形成
すればよい。本例では、ガラスコート47を形成するガ
ラスペーストを用いてガラスコート47と一緒に電気絶
縁材料層49を形成した。
【0026】本例によれば、導電性シールド層43によ
りケース17に外部から入るノイズの影響を少なくする
ことができる。また、導電性シールド層43をケース1
7と絶縁を図って、回路パターンのアースパターン41
に電気的に接続しているので、ノイズの進入によるケー
ス17の電位の変動による浮遊容量の変動が圧力センサ
素子11の内部の静電容量に加算されるのを阻止するこ
とができる。
【0027】金属製のケース17はケース本体17bと
高圧力流体供給用筒体17cとが一体に成形された構造
を有している。このケース17はアルミ合金,鉄,真ち
ゅう等からなる金属により形成されている。ケース本体
17bは、底壁部17b1 と周壁部17b2 とを有する
形状をなしており、内部には収納室17dが形成されて
いる。収納室17dは圧力センサ素子11が収納される
センサ素子収納室17eと、該センサ素子収納室17e
に連続して設けられて環状支持体9及びコネクタ本体7
aの基部を収納する支持体収納部17fとを有してい
る。支持体収納部17fがセンサ素子収納室17eより
も大径に形成されているため、センサ素子収納室17e
と支持体収納部17fとの間には、環状支持体9の一方
の端面9aの外縁部を支持する支持段部17gが形成さ
れている。圧力センサ素子11のダイアフラム31とセ
ンサ素子収納室17eの内底面(底壁部17b1 )との
間にはオーリング19が配置され、該オーリング19の
外側には同心的にバックアップリング21が配置されて
いる。このバックアップリング21はテフロン(商標)
から形成されている。そしてケース本体17bの底壁部
17b1 の上には、オーリング19とバックアップリン
グ21とを収納する環状の溝が形成されている。これら
のオーリング19及びバックアップリング21の存在に
よってダイアフラム31に圧力を作用する室が形成され
ている。
【0028】支持体収納部17fを囲むケース本体17
bの周壁部17b2 の一部を構成する壁部は支持体収納
部17fに収納された環状支持体9の端面9dを越えて
延びる位置まで延長されており、この延長された部分に
より結合部17hが形成されている。結合部17hは、
環状支持体9の端面9d及びコネクタ本体7aのフラン
ジ部7gの基部から離れる方向に位置する外側端面7g
1 の外縁部を包むようにかしめ加工(カーリング加工)
されている。このカーリング加工された結合部17hと
コネクタ本体7aのフランジ部7gとの係合すなわちか
しめ結合によりコネクタアセンブリ3はケースアセンブ
リ5に対して取付けられ、コネクタ7が圧力センサ素子
11に対して固定される。また、図示していないが、こ
の例では、結合部17hからコネクタ本体7aに跨がっ
てエポキシ樹脂またはウレタン樹脂からなるシール層が
形成されている。
【0029】高圧力流体供給用筒体17cはケース本体
17aより小さい径寸法の円筒形状を有しており、外周
部には捩子部17iが形成されている。高圧力流体供給
用筒体17cの内部には流体導入通路17jが形成され
ている。流体導入通路17jは収納室17dと連通する
ように形成されており、圧力センサ素子11のダイアフ
ラム31の圧力感知面31aに圧力を作用させる高圧力
流体からなる被測定流体を供給する。
【0030】本例では、導電性シールド層43及び接続
パターン45を厚膜または薄膜形成技術により形成した
が、これらは種々の材料により形成することができる。
図6(A)及び(B)は、導電性シールド層及び接続パ
ターンを金属板を用いて形成する場合に用意する金属板
材料51の平面図及び側面図である。なお、図6(B)
では、理解を容易にするため、厚みを誇張して描いてい
る。金属板材料51は、厚み50μm以下のステンレス
板をプレス加工して形成されており、導電性シールド層
51aと接続部51bとが一体に成形されている。金属
板材料51は、ダイアフラム31の圧力感知面31aへ
の圧力被測定流体の圧力の伝達を阻害しない厚みを有す
る金属板を用いて形成すればよい。導電性シールド層5
1aは、図4の例に示す導電性シールド層43と同様
に、オーリング19及びバックアップリング21と実質
的に接触せず且つ第1の電極パターン37とほぼ全体的
に対向する寸法の円形に形成されている。接続部51b
は、導電性シールド層51aの外縁部から導電性シール
ド層51aの径方向外側に延びる帯状の形状を有してい
る。金属板材料51の一方の面には、接続部51bの外
側端部51b1 を除いてガラスペースト等の電気絶縁部
材を用いた厚み10〜50μmの電気絶縁部材層53が
形成されている。電気絶縁部材層53は、圧力被測定流
体に対して耐蝕性を有する電気絶縁部材により形成され
ている。電気絶縁部材層53は、導電性シールド層51
a上においては、圧力被測定流体により導電性シールド
層51aが腐食するのを防ぐ役割を果たし、接続部51
b上においては、接続部51bとケース17との絶縁を
図る役割を果たす。この例では、金属板材料51上のほ
ぼ全体に電気絶縁部材層53を形成しているが、電気絶
縁部材層53は、後の工程で金属板材料51を圧力セン
サ素子11を接合する際に接続部51bの少なくともケ
ース17と対向する部分(この例では、ダイアフラム3
1及びベース33の外周部)を覆うように形成すればよ
い。この金属板材料51は、例えば次のようにして圧力
センサ素子11に接合する。まず、外側端部51b1 を
除く電気絶縁部材層53の反対側の面に接着剤を塗布す
る。次に、図5に示す例とほぼ同じように、電気絶縁部
材層53がケース17と向い合う状態で、導電性シール
ド層51aがダイアフラム31の圧力感知面31aの中
央に位置し、接続部51bの外側端部51b1 が回路パ
ターンのアースパターン41上に位置するように金属板
材料51を折り曲げて圧力センサ素子11に接合する。
次に外側端部51b1 を半田付け等でアースパターン4
1に接合する。
【0031】本例では、金属板材料を平板状に形成した
が、金属板材料は種々の形状に形成することができる。
例えば図7に示すように、圧力センサ素子11の外周部
を囲む筒状の周壁部151a及びこの周壁部151aと
回路パターンに含まれるアースパターン41とを電気的
に接続する接続部151bを一体に備えるように金属板
材料151を形成することができる。この場合、周壁部
151aの外面に電気絶縁部材層を形成すればよい。
【0032】図8は本発明の他の実施の形態の静電容量
式圧力センサユニットの断面図であり、図9は図8に示
す圧力センサユニットの回路基板を備えた圧力センサ素
子を該回路基板側から見た平面図である。本実施の形態
の静電容量式圧力センサユニットは、圧力センサ素子に
信号処理回路を直接設けず、圧力センサ素子と別体に構
成された回路基板に信号処理回路を設けている点が図1
に示す圧力センサユニットと大きく異なっている。な
お、本例の圧力センサユニットには、圧力センサ素子及
び信号処理回路以外にも図1に示す圧力センサユニット
と異なっている部材があるが、これらの部材には、図1
に付した同じ部材の符号に200を加えた符号を付し、
その説明を省略する。この圧力センサユニットでは、回
路基板255が圧力センサ素子211のベース233に
固定された5つの金属製端子金具256A…によって支
持されている。これらの金属製端子金具256A…は、
回路基板255を支持する回路基板支持構造体と電気的
接続手段とを兼ねている。
【0033】これらの金属製端子金具256A…は、い
ずれも同じ構造を有しており、金属板にプレス加工や折
り曲げ加工等の機械加工が施されて形成されている。図
10は、金属製端子金具256Aの側面図である。図9
及び図10の金属製端子金具256Aに付した符号を用
いて説明すると、金属製端子金具256は、一端に回路
基板255と固定されて必要に応じて回路基板255上
の図示しない回路パターンに含まれる電極部に半田付け
接続される第1の接続部256aを備え、他端に圧力セ
ンサ素子211のベース233に対して固定されてベー
ス233の表面に形成された回路パターンに含まれる電
極部に半田付け接続される第2の接続部256bを備え
ている。金属製端子金具256の先端の第1の接続部2
56aは、回路基板255をその厚み方向から挟持する
ように構成されている。そして、第1の接続部256a
は、回路基板255上の図示しない回路パターンに含ま
れる電極部に半田付け接続されている。金属製端子金具
256の第2の接続部256bは、圧力センサ素子21
1のベース233の図示しない嵌合孔に嵌合される嵌合
部分256b1 と、ベース233の表面に沿って延びて
ベース233に対して固定されて回路パターンに含まれ
る電極部に半田付け接続される被半田付け部分256b
2 とを備えている。この例では、カット端面233aに
形成された接続部C1 が金属製端子金具256Aの被半
田付け部分256b2 と接合され、接続部C2 が金属製
端子金具256Cの被半田付け部分256b2 と接合さ
れ、接続部C3 が金属製端子金具256Bの被半田付け
部分256b2 と接合されている。また、導電性シール
ド層243に接続された帯状の接続パターン245が金
属製端子金具256Dの被半田付け部分256b2 と接
合されている。なお圧力センサ素子211は非圧力感知
面233d上の回路パターン及び嵌合孔を除いて図1に
示す圧力センサ素子11と同じ構成を有している。ま
た、第2の接続部256bの嵌合部分256b1 を嵌合
孔に嵌合する場合に、嵌合孔に接着剤を予め充填してお
けば、金属製端子金具256の固定強度を高めることが
できる。
【0034】回路基板255の両面(255a,255
b)には図示しない表面側回路パターン及び裏面側回路
パターンがそれぞれ形成されており、これらの回路パタ
ーンは、所定箇所において回路基板255を貫通するス
ルーホール接続導体(図示せず)により電気的に接続さ
れている。そして、回路基板255の表面255a上の
表面側回路パターンとコネクタ207の複数の端子導体
208…の内端部208a…とは、組み立て時に都合の
よい長さのリード線213を介してそれぞれ電気的に接
続されている。また、表面側回路パターンは、アース端
子導体を構成する端子導体208Aに電気的に接続され
たアースパターンを含んでおり、このアースパターンに
は、金属製端子金具256Dが接続されている。これに
より、アース端子導体を構成する端子導体208Aは導
電性シールド層243に電気的に接続されることにな
る。また、回路基板255の裏面255b上の図示しな
い裏面側回路パターン上には信号処理回路223が半田
付けにより接合されている。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、導電性シールド層を回
路パターンのアースパターンに接続しているので、ノイ
ズの進入によるケースの電位の変動による浮遊容量の変
動がセンサ素子の内部の静電容量に加算されるのを阻止
することができ、ノイズの影響を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の静電容量式圧力センサ
ユニットの断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態の静電容量式圧力センサ
ユニットに用いる静電容量型圧力センサ素子の一部省略
平面図である。
【図3】静電容量型圧力センサ素子の正面図である。
【図4】静電容量型圧力センサ素子の底面図である。
【図5】静電容量型圧力センサ素子の概略断面図であ
る。
【図6】(A)及び(B)は、本発明の他の実施の形態
の静電容量式圧力センサユニットに用いる金属板材料の
平面図及び側面図である。
【図7】本発明の更に他の実施の形態の静電容量式圧力
センサユニットに用いる金属板材料の斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の静電容量式圧力セン
サユニットの断面図である。
【図9】図8に示す圧力センサユニットの回路基板を備
えた圧力センサ素子を該回路基板側から見た平面図であ
る。
【図10】図8に示す圧力センサユニットに用いる金属
製端子金具の側面図である。
【符号の説明】
1 圧力センサユニット 7 コネクタ 8A… 端子導体 11 静電容量式圧力センサ素子 19 オーリング 31 ダイアフラム 31a 圧力感知面 33 ベース 37 第1の電極パターン 39 第2の電極パターン 41 アースパターン 43 導電性シールド層 45 接続パターン 47 ガラスコート 49 電気絶縁材料層 51 金属板材料
フロントページの続き (72)発明者 福久 孝治 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 (72)発明者 林 和孝 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 (72)発明者 田中 篤 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 (72)発明者 小西 健一 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD09 EE25 FF11 FF38 GG11 GG12 GG25 HH05 HH11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性を有する材料により形成さ
    れ、圧力を感知する圧力感知面とは反対側の面上に第1
    の電極パターンを備えたダイアフラムと、電気絶縁性を
    有する材料により形成され、前記ダイアフラムと対向す
    る対向面上に前記第1の電極パターンと間隙を介して対
    向する第2の電極パターンを備えたベースとを具備して
    なる静電容量式圧力センサ素子と、 少なくとも前記静電容量式圧力センサ素子を収容するセ
    ンサ素子収容室及び前記センサ素子収容室内に収容され
    た前記静電容量式圧力センサ素子の前記圧力感知面に測
    定の対象となる圧力被測定流体の圧力を作用させるよう
    に前記センサ素子収容室内に前記圧力被測定流体を導入
    する流体導入通路を備えている金属製のケースと、 電気絶縁性を有する材料により形成され、前記静電容量
    式圧力センサ素子の前記ベースの前記対向面とは反対側
    に位置する反対面との間に信号処理回路を構成する素子
    を収納する内部空間を形成するように前記ベースの前記
    反対面上に直接または間接的に載置されたコネクタ本体
    及び前記コネクタ本体に保持されて一端が前記内部空間
    内に露出し他端が外部に露出する複数本の端子導体を備
    えてなるコネクタとを具備し、 前記コネクタは前記ケースに対して固定され、 前記静電容量式圧力センサ素子の前記第1及び第2の電
    極パターン及び前記複数の端子導体が前記信号処理回路
    に電気的に接続されている静電容量式圧力センサユニッ
    トであって、 前記静電容量式圧力センサ素子の少なくとも前記圧力感
    知面の全部または主要部が導電性シールド層によって覆
    われており、 前記導電性シールド層と前記金属製のケースとの間は電
    気的に絶縁されており、しかも前記導電性シールド層は
    前記複数の端子導体に含まれるアース端子導体に電気的
    に接続されていることを特徴とする静電容量式圧力セン
    サユニット。
  2. 【請求項2】 セラミックス材料により形成され、圧力
    を感知する圧力感知面とは反対側の面上に第1の電極パ
    ターンを備えたダイアフラムと、セラミックス材料によ
    り形成され、前記ダイアフラムと対向する対向面上に前
    記第1の電極パターンと間隙を介して対向する第2の電
    極パターンを備えたベースとを具備してなる静電容量式
    圧力センサ素子と、 前記静電容量式圧力センサ素子を収容するセンサ素子収
    容室及び前記センサ素子収容室内に収容された前記静電
    容量式圧力センサ素子の前記圧力感知面に測定の対象と
    なる圧力被測定流体の圧力を作用させるように前記セン
    サ素子収容室内に前記圧力被測定流体を導入する流体導
    入通路を備えている金属製のケースと、 前記流体導入通路から前記センサ素子収容室内に導入さ
    れた前記圧力被測定流体が前記静電容量式圧力センサ素
    子と前記ケースとの間に形成された隙間を通してリーク
    するのを阻止するように前記センサ素子収容室の底部と
    前記圧力感知面との間に配置された1以上のオーリング
    と、 電気絶縁性を有する材料により形成され、前記静電容量
    式圧力センサ素子と一緒に前記センサ素子収容室内に収
    納されるフランジ状の基部を有し且つ前記静電容量式圧
    力センサ素子の前記ベースの前記反対側の面との間に信
    号処理回路を構成する素子を収納する内部空間を形成す
    るように前記反対側の面上に直接または間接的に載置さ
    れたコネクタ本体及び前記コネクタ本体に保持されて一
    端が前記内部空間内に露出し他端が外部に露出する複数
    本の端子導体を備えてなるコネクタとを具備し、 前記金属製のケースの前記センサ素子収容室を囲む筒状
    壁部の端部が、前記コネクタ本体の前記基部を包むよう
    にかしめ加工されて前記コネクタが前記静電容量式圧力
    センサ素子に対して固定され、 前記複数本の端子導体に含まれるアース端子導体を構成
    する前記端子導体に前記信号処理記回路に含まれるアー
    スパターンが電気的に接続されている静電容量式圧力セ
    ンサユニットであって、 前記静電容量式圧力センサ素子の少なくとも前記圧力感
    知面が導電性シールド層によって覆われており、 前記導電性シールド層と前記金属製のケースとの間は電
    気的に絶縁されており、しかも前記導電性シールド層は
    前記アースパターンに電気的に接続されていることを特
    徴とする静電容量式圧力センサユニット。
  3. 【請求項3】 前記導電性シールド層は、前記ダイアフ
    ラムの前記圧力感知面上に導電性ペーストを塗布して形
    成された導電性厚膜または前記ダイアフラムの前記圧力
    感知面上にスパッタリング、蒸着またはメッキ等の薄膜
    形成技術により形成された導電性薄膜からなる請求項1
    または2に記載の静電容量式圧力センサユニット。
  4. 【請求項4】 前記導電性シールド層は、前記ダイアフ
    ラムの前記圧力感知面上に導電性ペーストを塗布して形
    成された導電性厚膜または前記ダイアフラムの前記圧力
    感知面上にスパッタリング、蒸着またはメッキ等の薄膜
    形成技術により形成された導電性薄膜からなり、 前記導電性シールド層は、前記オーリングと実質的に接
    触しないように形成されている請求項1または2に記載
    の静電容量式圧力センサユニット。
  5. 【請求項5】 前記導電性シールド層が、前記導電性シ
    ールド層を覆うように前記導電性シールド層の上にガラ
    スペーストが塗布されて形成されたガラスコートによっ
    て覆われている請求項3または4に記載の静電容量式圧
    力センサユニット。
  6. 【請求項6】 前記導電性シールド層と前記信号処理記
    回路に含まれるアースパターンとを電気的に接続する接
    続パターンが、導電性厚膜または導電性薄膜により形成
    されている請求項1または2に記載の静電容量式圧力セ
    ンサユニット。
  7. 【請求項7】 前記接続パターンの少なくとも前記ケー
    スと対向する部分が電気絶縁材料により覆われている請
    求項6に記載の静電容量式圧力センサユニット。
  8. 【請求項8】 前記導電性シールド層は、前記ダイアフ
    ラムの前記圧力感知面への前記圧力被測定流体の圧力の
    伝達を阻害しない厚みを有する金属板により構成されて
    いる請求項1または2に記載の静電容量式圧力センサユ
    ニット。
  9. 【請求項9】 前記金属板は前記導電性シールド層と前
    記信号処理記回路に含まれる前記アースパターンとを電
    気的に接続する接続部を一体に具備しており、 少なくとも前記接続部の前記ケースと対向する表面が電
    気絶縁部材により覆われている請求項8に記載の静電容
    量式圧力センサユニット。
  10. 【請求項10】 前記金属板は前記導電性シールド層と
    前記信号処理記回路に含まれる前記アースパターンとを
    電気的に接続する接続部を一体に具備しており、 前記接続部の前記アースパターンに接続される端部を除
    いて、前記金属板及び前記接続部の表面は前記圧力被測
    定流体に対して耐蝕性を有する電気絶縁部材により被覆
    されている請求項8に記載の静電容量式圧力センサユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記金属板は厚みが50μm以下のス
    テンレス板からなる請求項8に記載の静電容量式圧力セ
    ンサユニット。
  12. 【請求項12】 前記金属板は前記静電容量式圧力セン
    サ素子の外周部を囲む筒状の周壁部及び前記周壁部と前
    記信号処理記回路に含まれるに含まれる前記アースパタ
    ーンとを電気的に接続する接続部を一体に備えており、 少なくとも前記周壁部の外面が電気絶縁材料により覆わ
    れている請求項8に記載の静電容量式圧力センサユニッ
    ト。
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