JP2000111391A - 容器着脱検知機能付き液面検知装置及び除湿機 - Google Patents

容器着脱検知機能付き液面検知装置及び除湿機

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JP2000111391A
JP2000111391A JP10284354A JP28435498A JP2000111391A JP 2000111391 A JP2000111391 A JP 2000111391A JP 10284354 A JP10284354 A JP 10284354A JP 28435498 A JP28435498 A JP 28435498A JP 2000111391 A JP2000111391 A JP 2000111391A
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switch
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guide pipe
storage container
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Toshiro Mamiya
利郎 間宮
Mamoru Morikawa
守 守川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作不良による漏水を防止することのできる
容器着脱検知機能付き液面検知装置を提供する。 【解決手段】 貯液容器4外に配される近接スイッチ8
と、貯液容器4内に配されるフロート13と、フロート
13と一体化されるとともに近接スイッチ8との距離に
応じてスイッチを開閉するマグネット14と、フロート
13及びマグネット14と一体化される摺動部材19
と、貯液容器4内に配されるとともに摺動部材19が内
壁を摺動移動可能なガイドパイプ25とを備えた容器着
脱検知機能付き液面検知装置において、摺動部材19の
摺動面19aの下部を面取りした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿機の凝縮水等
を貯水する着脱式の貯液容器の着脱検知及び液面検知を
行う容器着脱検知機能付き液面検知装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の除湿機は、空気中の水分を凝縮し
て貯液容器に貯水し、使用者によって該貯液容器が取り
外されて溜まった凝縮水が排出される。貯液容器内に凝
縮水が満量の状態、或いは貯液容器が取り外された状態
で除湿機の運転を続けると漏水の原因となる。このた
め、特開平5−126359号公報に開示された除湿機
では、貯液容器の満水時にフロートスイッチが作動して
除湿機の運転が停止され、該貯液容器が排水のために取
り外されると貯液容器に取り付けられたマグネットが除
湿機本体に設けられた検出スイッチと離れることでスイ
ッチが開閉して除湿機の運転が停止されるようになって
いる。
【0003】また、特願平10−145493号に記載
された除湿機に搭載される貯液容器は図8に示すように
なっている。貯液容器4は除湿機と一体の受け台7上に
載置され、上部のネジ部4aにキャップ31のネジ部3
1aが螺合してキャップ31が固定される。キャップ3
1には給水弁32が設けられ、給水弁32の開成によっ
て給水口31cから貯水容器4内に凝縮水を取り入れる
ことができるようになっている。また、キャップ31に
はネジ部31bが設けられ、筒状のガイドパイプ25の
ネジ部25aが螺合して容器着脱検知機能付き液面検知
装置9が固定されている。
【0004】容器着脱検知機能付き液面検知装置9はガ
イドパイプ25、フロート13、マグネット14、摺動
部材19、シャフト16、及び近接スイッチ8等から構
成されている。ガイドパイプ25の内側にはフロート1
3と、シャフト16によりフロート13と一体化されて
マグネット14を内蔵する摺動部材19とが上下に摺動
可能に設けられている。図9の底面断面図に示すよう
に、摺動部材19の外周にはリブ19aが突設され、ガ
イドパイプ25との接触面積を小さくして密着による摺
動摩擦の増大を抑制し、摺動性劣化を防止している。ま
た、受け台7のマグネット14と対向する部分には近接
スイッチ8が設けられ、マグネット14との距離に応じ
てスイッチが開閉するようになっている。
【0005】吸水弁32が開かれて除湿機1の運転が行
われると貯液容器4内に凝縮水が流入する。水量に応じ
てマグネット14を伴ってフロート13が浮上すると、
マグネット14と近接スイッチ8との距離が大きくなっ
てスイッチがオフになり、除湿機の運転が停止される。
また、貯水容器4を除湿機1から取り外した際も同様に
マグネット14と近接スイッチ8との距離が大きくなっ
てスイッチがオフになり、除湿機の運転が停止されるよ
うになっている。このように、1つのスイッチ機構によ
って2つの状態を検知することで除湿機1の省スペース
化が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8において、ガイド
パイプ25が長いと貯水容器4の内壁底面4bに規制さ
れてキャップ31が締められなくなる。このためキャッ
プ31が確実に締められるように、ガイドパイプ25の
下面25bと貯水容器4の内壁底面4bとの間には若干
の隙間が空くように形成される。
【0007】しかしながら、摺動部材19を樹脂成形等
により形成する際に、摺動面(リブ19a)の下面19
bにバリが生じると、そのバリがガイドパイプ25の下
面25bと貯水容器4の内壁底面4bとの隙間に入り込
んで引っ掛かり、水が流入してもフロート13が浮上し
ない場合があった。このために、除湿機1の運転が停止
されずに水がオーバーフローしてしまう動作不良を引き
起こしていた。
【0008】本発明は、動作不良による漏水を防止する
ことのできる容器着脱検知機能付き液面検知装置を提供
することを目的とする。
【0009】また、本発明は、省スペース化を図るとと
もに、動作不良による漏水を防止することのできる除湿
機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、貯液容器外に配される
第1スイッチ部材と、貯液容器内に配されるフロート
と、前記フロートと一体化されるとともに第1スイッチ
部材との距離に応じてスイッチを開閉する第2スイッチ
部材と、前記フロート及び第2スイッチ部材と一体化さ
れる摺動部材と、貯液容器内に配されるとともに前記摺
動部材が内壁を摺動移動可能なガイドパイプとを備えた
容器着脱検知機能付き液面検知装置において、前記摺動
部材の摺動面下部を面取りしたことを特徴としている。
【0011】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフする。また、貯液容器内に
水等が流入すると摺動部材がガイドパイプ内を摺動して
フロートが上昇し、それに伴って第2スイッチ部材が上
昇して第1スイッチ部材との距離が離れる。所定の水量
になってフロートが所定位置に到達すると第1、第2ス
イッチ部材によってスイッチがオンまたはオフする。こ
の時、バリ防止のために摺動部材外周の摺動面下部が面
取りされている。
【0012】また請求項2に記載された発明は、請求項
1に記載された容器着脱検知機能付き液面検知装置にお
いて、前記摺動部材の摺動面を前記ガイドパイプの下面
から所定距離上方に配置したことを特徴としている。
【0013】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフする。また、貯液容器内に
水等が流入すると摺動部材がガイドパイプ内を摺動して
フロートが上昇し、それに伴って第2スイッチ部材が上
昇して第1スイッチ部材との距離が離れる。所定の水量
になってフロートが所定位置に到達すると第1、第2ス
イッチ部材によってスイッチがオンまたはオフする。こ
の時、バリ防止のために摺動部材外周の摺動面下部が面
取りされているとともに、該摺動面を所定寸法上方に配
している。
【0014】また請求項3に記載された発明は、貯液容
器外に配される第1スイッチ部材と、貯液容器内に配さ
れるフロートと、前記フロートと一体化されるとともに
第1スイッチ部材との距離に応じてスイッチを開閉する
第2スイッチ部材と、前記フロート及び第2スイッチ部
材と一体化される摺動部材と、貯液容器内に配されると
ともに前記摺動部材が内壁を摺動移動可能なガイドパイ
プとを備えた容器着脱検知機能付き液面検知装置におい
て、前記ガイドパイプの下部の開口面積を前記摺動部材
が摺動する部分の断面積より広くしたことを特徴として
いる。
【0015】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフする。また、貯液容器内に
水等が流入すると摺動部材がガイドパイプ内を摺動して
フロートが上昇し、それに伴って第2スイッチ部材が上
昇して第1スイッチ部材との距離が離れる。所定の水量
になってフロートが所定位置に到達すると第1、第2ス
イッチ部材によってスイッチがオンまたはオフする。こ
の時、摺動部材の摺動面の下部のバリがガイドパイプの
下面に引っ掛からないようにガイドパイプ下部の開口面
積を広くしている。
【0016】また請求項4に記載された発明は、請求項
3に記載された容器着脱検知機能付き液面検知装置にお
いて、前記ガイドパイプの内壁下部を面取りしたことを
特徴としている。
【0017】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフする。また、貯液容器内に
水等が流入すると摺動部材がガイドパイプ内を摺動して
フロートが上昇し、それに伴って第2スイッチ部材が上
昇して第1スイッチ部材との距離が離れる。所定の水量
になってフロートが所定位置に到達すると第1、第2ス
イッチ部材によってスイッチがオンまたはオフする。こ
の時、摺動部材の摺動面の下部のバリがガイドパイプの
下面に引っ掛からないようにガイドパイプの内壁下部が
面取りされている。
【0018】また請求項5に記載された発明は、貯液容
器外に配される第1スイッチ部材と、貯液容器内に配さ
れるフロートと、前記フロートと一体化されるとともに
第1スイッチ部材との距離に応じてスイッチを開閉する
第2スイッチ部材と、前記フロート及び第2スイッチ部
材と一体化される摺動部材と、貯液容器内に配されると
ともに前記摺動部材が内壁を摺動移動可能なガイドパイ
プとを備えた容器着脱検知機能付き液面検知装置におい
て、前記摺動部材または前記フロートとの密着を防止す
る密着防止部を前記ガイドパイプの内壁に設けたことを
特徴としている。
【0019】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフする。また、貯液容器内に
水等が流入すると摺動部材が密着防止部を介してガイド
パイプ内を摺動してフロートが上昇し、それに伴って第
2スイッチ部材が上昇して第1スイッチ部材との距離が
離れる。所定の水量になってフロートが所定位置に到達
すると第1、第2スイッチ部材によってスイッチがオン
またはオフする。
【0020】また請求項6に記載された発明は、請求項
1乃至請求項5のいづれかに記載の容器着脱検知機能付
き液面検知装置を搭載したことを特徴としている。
【0021】この構成によると、第2スイッチ部材とと
もに貯液容器が第1スイッチ部材から離れることによっ
てスイッチがオンまたはオフして除湿機の運転が停止さ
れる。また、貯液容器内に空気中の水分が凝縮された凝
縮水が流入すると摺動部材がガイドパイプ内を摺動して
フロートが上昇し、それに伴って第2スイッチ部材が上
昇して第1スイッチ部材との距離が離れる。所定の水量
になってフロートが所定位置に到達すると第1、第2ス
イッチ部材によってスイッチがオンまたはオフして除湿
機の運転が停止される。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照して
説明する。説明の便宜上従来例の図8、図9と同一の部
材については同一の符号を付している。図1は第1実施
形態の容器着脱検知機能付き液面検知装置を搭載する除
湿機を示す概略構成図である。除湿機1はファン45に
よって再生用空気が循環する再生経路48と、水分を含
んだ吸湿用空気をファン46によって除湿機1内に取り
入れ、その水分を除去して除湿機1外に放出する吸湿経
路42を備えている。
【0023】フィルタ41を介して除湿機1内に取り入
れられた水分を含む吸湿用空気は二経路を有する凝縮器
36の一方経路を通って吸湿器43の吸湿部43aに送
られる。吸湿器43内には内部に吸湿剤が充填されて矢
印Aの方向に回転する回転体40が設けられ、回転体4
0を通過する空気内の水分を吸着するようになってい
る。吸湿剤によって水分が除去された空気は熱交換器4
4を通って除湿機1の外部に放出される。
【0024】再生用空気はヒータ47によって昇温され
て、吸湿器43の再生部43bに送られ、吸湿剤に吸着
された水分を奪って該吸湿剤を再生し、凝縮器36の他
方経路を通る。高温の再生用空気は前述の一方経路を通
る低温の吸湿用空気と熱交換されて水分を凝縮され、次
に熱交換器44に送られる。吸湿器43の再生部43b
で高温にされて吸湿部43aに回転した吸湿材を通過す
ることで吸湿用空気が高温となり、その余熱を再生用空
気が熱交換器44で回収するようになっている。除湿機
1の外部から取り込んだ空気によって吸湿剤を再生する
ように再生経路48を構成しても良い。
【0025】凝縮器36で凝縮された凝縮水49は経路
内を流下して水受けタンク11に貯められ、水受けタン
ク11が所定水位になるとポンプ10によって凝縮水4
9が配管37を通って貯液容器4に導かれる。貯水容器
4は図2に示すように、受け台7に載置され、上蓋3が
閉じられることで上蓋3に設けられた係合部材38がキ
ャップ31に設けられた給水弁32を押圧して開き、給
水口31cから凝縮水が貯液容器4内に流入できるよう
になっている。
【0026】受け台7には貯水容器4から漏れた水を検
知する検知装置12が設けられているとともに排水口
(不図示)が設けられ、貯液容器4のオーバーフロー時
における除湿機1の運転停止を行うとともに漏水を防止
するようになっている。更に、受け台7等は底板5に設
けられたボス部5a上にボス部5aを貫通しないように
ネジ止めされており、オーバーフローした水がネジ孔か
ら漏れないようにしている。
【0027】図3は貯液容器4部分の詳細図を示してい
る。貯液容器4の上部のネジ部4aにキャップ31のネ
ジ部31aが螺合してキャップ31が固定される。キャ
ップ31にはネジ部31bが設けられ、筒状のガイドパ
イプ25のネジ部25aが螺合して容器着脱検知機能付
き液面検知装置9が固定されている。
【0028】容器着脱検知機能付き液面検知装置9はガ
イドパイプ25、フロート13、マグネット14、摺動
部材19、シャフト16、及び近接スイッチ8等から構
成されている。ガイドパイプ25の内側にはフロート1
3と、シャフト16によりフロート13と一体化されて
マグネット14を内蔵する摺動部材19とが上下に摺動
可能に設けられている。フロート13はNBR硬質発泡
体(比重0.3)等、マグネット14はフェライト磁石
(比重8)等、摺動部材19は樹脂成形品等によって形
成することができる。
【0029】フロート13及びマグネット14部分を更
に詳細に示すと図4に示すようになる。フロート13に
設けられた貫通孔13bに連絡棒15が嵌入され、連絡
棒15は中空のシャフト16及び摺動部材19が装着さ
れた後ワッシャー27を介してナット23によりネジ止
めされている。摺動部材19の内部にはマグネット14
が填められてワッシャー24によって固定されている。
【0030】従来例と同様に、摺動部材19の外周には
リブ19aが突設され、ガイドパイプ25との接触面積
を小さくして密着による摺動性劣化を防止している(図
9参照)。同様のリブ13aをフロート13の外面にも
設け、更に摺動性劣化を防止している。リブ19aは下
部を曲面19cの形状に面取りしており、成形時のバリ
の発生を防止している。面取りは平面に形成しても良
い。また、リブ19aの下端が摺動部材19の下端より
所定寸法Lだけ上方に配されるように形成している。
【0031】図3において、受け台7のマグネット14
と対向する部分には近接スイッチ8が設けられ、マグネ
ット14との距離に応じてスイッチが開閉するようにな
っている。マグネット14に替えて反射板を設けるとと
もに、近接スイッチ8に替えてLED等のランプ及び光
センサーを設けて、LEDから発せられて反射板で反射
した光を光センサーで検知してスイッチが開閉するよう
にしても良い。
【0032】貯水容器4を除湿機1から取り外した際に
は、マグネット14と近接スイッチ8との距離が大きく
なってスイッチがオフになり、除湿機1の運転が停止さ
れるようになっている。また、給水弁32が開かれて除
湿機1の運転が行われると貯水容器4内に凝縮水が流入
する。水量に応じてマグネット14を伴ってフロート1
3が浮上すると、マグネット14と近接スイッチ8との
距離が大きくなってスイッチがオフになり、除湿機1の
運転が停止される。
【0033】この時、ガイドパイプ25と摺動する摺動
部材19のリブ19aは、曲面(19c)または平面に
面取りされていることから、バリの発生を減少させるこ
とができる。従って、バリがガイドパイプ25の下面2
5bと貯液容器4の内壁底面4bとの隙間に入り込んで
引っ掛かることによってマグネット14が上昇しなくな
る動作不良を防止することができる。
【0034】また、摺動部材19のリブ19aの下端が
摺動部材19の下端より所定寸法Lだけ上方に配され、
ガイドパイプ25の下面25bより上方になるようにし
ているので、摺動部材19のリブ19aの下端にバリが
発生しても、ガイドパイプ25の下面25bまでバリが
届かないので、バリの引っ掛かりによってマグネットが
上昇しなくなる動作不良を更に防止することができる。
【0035】図5は本発明の第2実施形態の容器着脱検
知機能付き液面検知装置の要部詳細図である。第1実施
形態と異なる点は、摺動部材19の外形よりガイドパイ
プ25の下部の開口部25cの開口面積を広くしてい
る。従って、摺動部材19の下端部にバリが生じても、
ガイドパイプ25の下面25bまでバリが届かないの
で、バリの引っ掛かりによってマグネット14が上昇し
なくなる動作不良を防止することができる。
【0036】また、本実施形態では図6の上面断面図に
示すように、フロート13及び摺動部材19にリブを設
けずにガイドパイプ25の内壁にリブ25a(密着防止
部)を設けている。このような構成にすることによって
も、フロート13及び摺動部材19とガイドパイプ25
との密着による動作不良を防止することができる。
【0037】図7は本発明の第3実施形態の容器着脱検
知機能付き液面検知装置の要部詳細図である。第1実施
形態と異なる点は、ガイドパイプ25の下部内面を面取
りしている。従って、摺動部材19の下端部にバリが生
じても、ガイドパイプ25の下面25bまでバリが届か
ないので、バリの引っ掛かりによってマグネット14が
上昇しなくなる動作不良を防止することができる。
【0038】第1〜第3実施形態の容器着脱検知機能付
き液面検知装置は、除湿機に限らず着脱式の貯液容器を
有する例えば加湿機等の他の装置にも搭載することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によると、ガイドパイプ
と摺動する摺動部材の摺動面下部は、曲面または平面に
面取りされていることから、バリの発生が低減され、バ
リの引っ掛かりによって第2スイッチ部材(マグネッ
ト)が上昇しなくなる動作不良を防止し、漏水を防止す
ることができる。
【0040】請求項2の発明によると、摺動部材の摺動
面の下端がガイドパイプの下面より上方になるようにし
ているので、バリが発生しても、ガイドパイプの下面ま
でバリが届かずにバリの引っ掛かりによって第2スイッ
チ部材(マグネット)が上昇しなくなる動作不良を更に
防止することができる。
【0041】請求項3の発明によると、摺動部材の外形
よりガイドパイプの下部の開口面積を広くしているの
で、摺動部材の摺動面の下端にバリが生じても、ガイド
パイプの下面までバリが届かずにバリの引っ掛かりによ
って第2スイッチ部材(マグネット)が上昇しなくなる
動作不良を防止し、漏水を防止することができる。
【0042】請求項4の発明によると、ガイドパイプの
下部内面を面取りしているので、摺動部材の摺動面の下
端部にバリが生じても、ガイドパイプの下面までバリが
届かずにバリの引っ掛かりによって第2スイッチ部材
(マグネット)が上昇しなくなる動作不良を防止し、漏
水を防止することができる。
【0043】請求項5の発明によると、ガイドパイプの
内壁に密着防止部を設けているので、フロート及び摺動
部材とガイドパイプとの密着を防止することができ、第
2スイッチ部材(マグネット)が上昇しなくなる動作不
良による漏水を防止することができる。
【0044】請求項6の発明によると、省スペース化を
図るとともに、第2スイッチ部材(マグネット)が上昇
しなくなる動作不良を防止し、漏水を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置を搭載した除湿機の概略構成図であ
る。
【図2】 本発明の第1実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置を搭載した除湿機の概略側面図であ
る。
【図3】 本発明の第1実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置を示す構成図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置の要部詳細図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置の要部詳細図である。
【図6】 本発明の第2実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置の上面断面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態の容器着脱検知機能
付き液面検知装置の要部詳細図である。
【図8】 従来の容器着脱検知機能付き液面検知装置
を示す構成図である。
【図9】 従来の容器着脱検知機能付き液面検知装置
の底面断面図である。
【符号の説明】
1 除湿機 3 上蓋 4 貯液容器 7 受け台 8 近接スイッチ 9 容器着脱検知機能付き液面検知装置 10 ポンプ 11 水受けタンク 13 フロート 14 マグネット 19 摺動部材 19a リブ 25 ガイドパイプ 31 キャップ 36 凝縮器 43 吸湿器 44 熱交換器 45、46 ファン 47 ヒータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯液容器外に配される第1スイッチ部材
    と、貯液容器内に配されるフロートと、前記フロートと
    一体化されるとともに第1スイッチ部材との距離に応じ
    てスイッチを開閉する第2スイッチ部材と、前記フロー
    ト及び第2スイッチ部材と一体化される摺動部材と、貯
    液容器内に配されるとともに前記摺動部材が内壁を摺動
    移動可能なガイドパイプとを備えた容器着脱検知機能付
    き液面検知装置において、前記摺動部材の摺動面下部を
    面取りしたことを特徴とする容器着脱検知機能付き液面
    検知装置。
  2. 【請求項2】 前記摺動部材の摺動面を前記ガイドパイ
    プの下面から所定距離上方に配置したことを特徴とする
    請求項1に記載の容器着脱検知機能付き液面検知装置。
  3. 【請求項3】 貯液容器外に配される第1スイッチ部材
    と、貯液容器内に配されるフロートと、前記フロートと
    一体化されるとともに第1スイッチ部材との距離に応じ
    てスイッチを開閉する第2スイッチ部材と、前記フロー
    ト及び第2スイッチ部材と一体化される摺動部材と、貯
    液容器内に配されるとともに前記摺動部材が内壁を摺動
    移動可能なガイドパイプとを備えた容器着脱検知機能付
    き液面検知装置において、前記ガイドパイプの下部の開
    口面積を前記摺動部材が摺動する部分の断面積より広く
    したことを特徴とする容器着脱検知機能付き液面検知装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドパイプの内壁下部を面取りし
    たことを特徴とする請求項3に記載の容器着脱検知機能
    付き液面検知装置。
  5. 【請求項5】 貯液容器外に配される第1スイッチ部材
    と、貯液容器内に配されるフロートと、前記フロートと
    一体化されるとともに第1スイッチ部材との距離に応じ
    てスイッチを開閉する第2スイッチ部材と、前記フロー
    ト及び第2スイッチ部材と一体化される摺動部材と、貯
    液容器内に配されるとともに前記摺動部材が内壁を摺動
    移動可能なガイドパイプとを備えた容器着脱検知機能付
    き液面検知装置において、前記摺動部または前記フロー
    トとの密着を防止する密着防止部を前記ガイドパイプの
    内壁に設けたことを特徴とする容器着脱検知機能付き液
    面検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいづれかに記載
    の容器着脱検知機能付き液面検知装置を搭載したことを
    特徴とする除湿機。
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