JP2000111301A - 目地部隙間判定治具 - Google Patents

目地部隙間判定治具

Info

Publication number
JP2000111301A
JP2000111301A JP10286675A JP28667598A JP2000111301A JP 2000111301 A JP2000111301 A JP 2000111301A JP 10286675 A JP10286675 A JP 10286675A JP 28667598 A JP28667598 A JP 28667598A JP 2000111301 A JP2000111301 A JP 2000111301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width
determining
joint
gap
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10286675A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Nishijima
弘雄 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Misawa Ceramics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd, Misawa Ceramics Corp filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP10286675A priority Critical patent/JP2000111301A/ja
Publication of JP2000111301A publication Critical patent/JP2000111301A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート系外壁材のように、形が比較的
ランダムな建築部材の目地部の隙間の大きさを簡単且つ
正確に判定可能な目地部隙間判定治具を提供する。 【解決手段】 建築部材4(例えば、外壁材)間の継ぎ
目部4aに形成される目地部10の目地隙間10aの良
否を判定する目地部隙間判定治具1であって、前記隙間
10aの幅を判定する隙間幅判定部2を備え、前記隙間
幅判定部2には、その先端部から順に、第1の幅判定部
21と、第2の幅判定部22と、第3の幅判定部23
と、が連続して設けられ、前記第1の幅判定部21は、
第1の幅y1(例えば、隙間幅許容下限幅)と等しい幅
とされ、前記第2の幅判定部22は、幅が前記第1の幅
y1から、該第1の幅y1より大きい第2の幅y4(例
えば、隙間幅許容上限値)まで連続的に、或いは段差的
に達するように構成され、前記第3の幅判定部23は、
第2の幅y4と等しい幅とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築部材間の継ぎ
目部に形成される目地隙間が許容範囲内あるか否かを判
定する目地部隙間判定治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、建物の外壁材としてコン
クリートパネルを使用した場合は、外壁材同士の各継ぎ
目部に目地が形成される。そして、この目地となる隙間
には、防水性や気密性の目的から、いわゆる定形シーリ
ング材や不定形シーリング材(コーキング剤)を充填す
ることが一般に行われている。
【0003】ところで、外壁材間の目地隙間が設定許容
寸法より小さすぎたり大きすぎたりすると、定形シーリ
ング材やバックアップ材の介設が困難となる。特に、定
形シーリング材の場合、目地隙間の幅が大きいときは、
防水性や気密性の確保が困難になる。また、コーキング
剤の場合、コーキング剤充填の際に充填量や深さを均一
にするために目地隙間に介設するバックアップ材の奥行
き方向の介設位置も規定範囲内に納める必要があるが、
そのバックアップ材の介設が困難になったりする。そし
てまた、各目地間で目地隙間の幅のバラツキが大きけれ
ば、仕上げとしての目地部の外観上も見栄えがよくない
といった不具合が生じる。そこで、従来は、この目地隙
間の幅については通常の定規を使用して測定し、その寸
法が適正範囲内であるか否かを判定していた。また、バ
ックアップ材は、その位置決めのために介設作業時に特
殊な治具を使用したりすることがあるが、目視で位置決
めし確認のため定規を当てるといった作業も多く行われ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この外
壁材が、特にコンクリートパネルであって凹凸模様が付
されたりしていると、目地部にも凹凸がある場合が多い
ので、通常の定規で、特に目地隙間の幅を測定しようと
した場合、当該幅が適正範囲内であるか否かの判定を迅
速且つ正確に行うことが難しいものであった。特に、い
わゆるユニット方式で構築される住宅のように、外壁材
が予め構造躯体に取り付けられているものは、住宅ユニ
ットが重量物であるので、位置調整が容易な住宅ユニッ
トの設置時にユニット間の目地隙間の幅が規定値内か否
かを判定しなければならず、簡単で迅速且つ正確に判定
出来ることが望まれていた。
【0005】本発明は上記のような問題を解決するため
に為されたものであって、コンクリート系外壁材のよう
に、目地部表面が比較的ランダムな外壁材間の、特に目
地隙間の幅を簡単で迅速且つ正確に判定可能な目地部隙
間判定治具を提供することを目的とする。また他の一つ
は、目地隙間の幅の判定と、バックアップ材の奥行き方
向の介設位置の判定が一つの治具でできるようにした目
地部隙間判定治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜7に示すよ
うに、建築部材4(例えば、コンクリート系外壁材)間
の継ぎ目部4aに形成される目地部10の目地隙間10
aの幅の良否を判定する目地部隙間判定治具1であっ
て、前記隙間10aの幅を判定する隙間幅判定部2を備
え、前記隙間幅判定部2には、その先端部から順に、第
1の幅判定部21と、第2の幅判定部22と、第3の幅
判定部23と、が連続して設けられ、前記第1の幅判定
部21は、幅が第1の幅y1(例えば、隙間幅許容下限
幅)と等しい幅にされ、前記第2の幅判定部22は、幅
が前記第1の幅y1から、該第1の幅y1より大きい第
2の幅y4(例えば、隙間幅許容上限値)まで連続的
に、或いは段差的に達するように構成され、前記第3の
幅判定部23は、第2の幅y4と等しい幅とされている
ことを特徴としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、目地部隙間
判定治具1の隙間幅判定部2に設けられた第1の幅判定
部21によって、目地部10の隙間10aの幅が第1の
幅y1より大きいか小さいかが判定され、第2の幅測定
部22によって、目地隙間10aの幅が第1の幅y1と
第2の幅y4の間にあるか否かが判定され、第3の幅判
定部23によって、目地隙間10aの幅が第2の幅y4
よりも大きいか否かが判定される。従って、この目地部
隙間判定治具1を目地隙間10aに挿入するだけで、目
地隙間10aの幅が、第1の幅判定部21、第2の幅判
定部22、或いは第3の幅判定部23の何れかによって
判定されることとなって、目地隙間10aの幅の良否を
迅速且つ正確に判定することが出来る。
【0008】即ち、例えば、第1の幅y1を下限幅と
し、第2の幅y4を上限幅とすることにより、幅が第1
の幅判定部21で判定された場合には幅が小さすぎるこ
ととなり、また、第3の幅判定部23で判定された場合
には幅が大きすぎることとなる。よって、第2の幅判定
部22で判定された場合にのみ、目地隙間10aの幅が
適正であることを即座に判定することが出来ることとな
って、従来のように、目地隙間に定規を当てて判定する
場合に比べて、目地隙間10aの幅を簡単で迅速且つ正
確に判定することが出来る。
【0009】ここで、第1の幅、第2の幅は自由に設定
してよく、例えば、第1の幅として幅許容下限値を設定
し、第2の幅として幅許容上限値としてもよいし、ま
た、単に第1の幅を目標下限値、第2の幅を目標上限値
としてもよい。また、当該目地部隙間判定治具の材質
は、例えば、木製、金属製、プラスチック製等、特に限
定するものではないが、摩耗に強い金属製のものが望ま
しく、より好ましくは、軽量なアルミ製のものがよい。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の目
地部隙間判定治具1において、前記第2の幅判定部22
は、幅が前記第1の幅y1から、該第1の幅y1より大
きく前記第2の幅y4よりも小さい下中間幅y2まで連
続的、或いは段差的に達する下中間幅判定部22a(例
えば、目標下限幅判定部)と、前記下中間幅判定部22
aに連続して設けられ、幅が前記下中間幅y2から、該
下中間幅y2より大きく前記第2の幅y4よりも小さい
上中間幅y3まで連続的、或いは段差的に達する中間幅
判定部22b(例えば、目標幅判定部)と、前記中間幅
判定部22bに連続して設けられ、幅が前記上中間幅y
3から前記第2の幅y4まで連続的に、或いは段差的に
達する上中間幅判定部22c(例えば、目標上限幅判定
部)と、を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、前記第2の
幅判定部22に設けられた下中間幅判定部22aによっ
て、目地隙間10aの幅が前記第1の幅y1から下中間
幅y2までか否かが判定され、中間幅判定部22bによ
って、目地隙間10aの幅が下中間幅y2から上中間部
y3までの幅であるか否かが判定され、上中間幅判定部
22cによって、目地隙間10aの幅が上中間幅y3か
ら第2の幅y4までか否かが判定される。従って、請求
項1記載の発明の効果に加えて、更に、判定内容を細分
化することが出来る。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の目地部隙間判定治具1において、前記第1〜第3の
幅判定部21、22、23のうち、少なくとも前記第2
の幅判定部22の側面部2aに、他の部分と識別可能な
彩色、或いは模様が施されていることを特徴としてい
る。
【0013】請求項3記載の発明によれば、少なくとも
第2の幅判定部22の側面部2aに、他の部分と識別可
能な彩色、或いは模様が施されているので、目地隙間1
0aの幅が第2の幅判定部22に位置しているか否かの
判定が視覚的に一目瞭然となることとなって、より迅速
な判定を行うことが出来る。
【0014】ここで、彩色、或いは模様は、第2の幅判
定部22のみならず、第1の幅判定部21、或いは第3
の幅判定部23にも付けてもよい。また、模様は、第2
の幅判定部22に色付けしてもよいし、表面を彫ってつ
けてもよい。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の目地部隙間判定治具1において、前記第1
〜第3の幅判定部21、22、23のうち、少なくとも
前記第2の幅判定部22の側面部2aに、所定単位幅の
目盛りが付されていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、少なくとも
第2の幅判定部22の側面部2aに、所定単位幅の目盛
りが付せられているので、目地隙間10aの幅の大きさ
を正確に測定することが出来て、例えば、目地隙間10
aの幅の大きさの統計などをとることが出来る。ここ
で、所定単位幅の目盛りとは、例えば、1mm単位とす
るが、任意に決めてよい。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の目地部隙間判定治具1において、前記目地
部隙間判定治具1は、適宜長さの棒状部材からなり、そ
の一方の先端部に、前記隙間幅測定部2が設けられると
もに、他方の先端部に、その先端部から長さ方向の所定
位置に、目地部の隙間の深さを判定する隙間深さ判定部
3が設けられていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、棒状部材から構成された目地部隙間
判定治具1の一方の先端部に設けられた隙間幅測定部2
によって、目地隙間10aの幅が測定され、他方の先端
部から長さ方向の所定位置に設けられた隙間深さ判定部
3によって、目地隙間10aの深さが判定される。な
お、この目地隙間の深さとは、不定形のコーキング剤を
使用する場合に、コーキング剤の充填深さを規定するた
め、スポンジ質等のバックアップ材を介設するが、この
バックアップ材の介設深さをいうものである。この目地
部隙間判定治具1によって目地隙間10aの幅と深さの
両方を判定することが出来ることとなって、別個のもの
とした場合に比べて使い勝手のよいものとなる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の目
地部隙間判定治具1において、少なくとも前記隙間深さ
判定部3の側面部31aに、他の部分と識別可能な彩
色、或いは模様が施されていることを特徴としている。
【0020】請求項6記載の発明によれば、少なくとも
隙間深さ判定部3の側面部31aに、他の部分と識別可
能な彩色、或いは模様が施されているので、目地隙間1
0aの深さが許容範囲31に位置しているか否かの判定
が視覚的に一目瞭然となることとなって、より迅速な判
定を行うことが出来る。ここで、模様は、隙間深さ判定
部3に色付けしてもよいし、表面を彫ってつけてもよ
い。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の目地部隙間判定治具1において、少なくとも前記隙
間深さ判定部3の側面部31aに、所定単位幅の目盛り
が付せられていることを特徴としている。
【0022】請求項7記載の発明によれば、少なくとも
隙間深さ判定部3の側面部31aに、所定単位幅の目盛
りが付せられているので、目地隙間10aの深さの大き
さを正確に測定することが出来て、例えば、目地隙間1
0aの深さの大きさの統計などをとることが出来る。こ
こで、所定単位幅の目盛りとは、例えば、1mm単位と
するが、任意に決めてよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
目地部隙間判定治具の実施の形態を詳細に説明する。図
1は、本発明に係る目地部隙間判定治具の側面図を示
す。図2は、図1のA部拡大図であり、図3は、図1の
B部拡大図である。
【0024】図1に示す目地部隙間判定治具1は、建築
部材間、例えば、外壁材同士等の目地部の隙間の良否を
判定するものであって、適宜長さの棒状部材から出来て
おり、材料は、耐磨耗性、及び軽量性等の観点から、例
えば、アルミ合金から出来ている。この目地部隙間判定
治具1は、その長手方向の一方の端部には、図1のA部
に示すような目地部の目地隙間の幅を判定する隙間幅判
定部2を備え、反対側の端部には、図1のB部に示すよ
うな目地隙間の深さを判定する隙間深さ判定部3を備え
ている。
【0025】前記隙間幅判定部2には、図2のA部拡大
図に示すように、その先端部から順に、第1の幅判定部
21と、第2の幅判定部22と、第3の幅判定部23
と、が連続して設けられている。前記第1の幅判定部2
1は、第1の幅としての隙間幅許容下限幅y1と等しい
幅で長手方向にx1の長さで設けられている。そして、
目地隙間の幅がこの第1の幅判定部21を通るか否かに
よって、目地隙間の幅が隙間幅許容下限値y1より小さ
いか否かが判別出来るようになっている。
【0026】前記第2の幅判定部22は、更に、幅が隙
間幅許容下限幅y1から、該隙間幅許容下限幅y1より
大きい下中間幅としての目標下限幅y2まで角度θで長
手方向にx2の長さで達するとともに、長手方向にx3
の長さで水平な下中間幅判定部としての目標下限幅判定
部22aと、前記目標下限幅判定部22aに連続して設
けられ、幅が目標下限幅y2から目標上限幅y3まで角
度θで長手方向にx4の長さで達する中間幅判定部とし
ての目標幅判定部22bと、前記目標幅判定部22bに
連続して設けられ、幅が前記目標上限幅y3で長手方向
にx5まで水平に達するとともに、幅が前記目標上限幅
y3から前記第2の幅としての隙間幅許容上限幅y4ま
で角度θで長手方向にx6の長さで達する目標上限幅判
定部22cと、を備えている。そして、目地部の隙間の
幅が、目標下限幅判定部22a、目標幅判定部22b、
或いは目標上幅判定部22cのどこに当たるかによっ
て、目地隙間の幅の良否を判定出来るようになってい
る。
【0027】また、前記第2の幅判定部22には、その
側面部2a及び上面部2b(図4参照)に1mm単位の
碁盤目状の目盛りが付けられている。これにより、第2
の幅判定部22に位置する目地隙間の幅の大きさを測定
することが出来るようになっている。また、この第2の
幅判定部22は、他の部分の色と異なる色、例えば、黒
色に塗られている。これにより、目地隙間の幅が第2の
幅判定部22に位置しているか否かの判定が視覚的に一
目瞭然となることとなって、より迅速な判定を行うこと
が出来る。
【0028】前記第3の幅判定部23は、前記上中間幅
判定部22cに連続して設けられ、幅が前記第2の幅y
4で長手方向にx7の長さの水平部23aと、その後端
部の幅が前記第2の幅y4から当該目地部隙間判定治具
1の幅y5まで略直角に達する垂直部23bと、を備え
ている。そして、目地隙間の幅がこの第2の垂直部23
b以上か否かによって目地部が隙間幅許容上限幅y4よ
りも大きいか否かが判別出来るようになっている。前記
隙間深さ判定部3は、図3のB部拡大図に示すように、
前記隙間幅判定部2と異なる一方の端部の先端から、長
さ方向に所定の長さx8(許容下限値)だけ内部に入っ
たところに、許容上限値がx10で、許容範囲部31が
x9の大きさで設けられている。
【0029】前記隙間深さ判定部3の許容範囲部31に
は、その側面部31a及び上面部(図示省略)に1mm
単位の碁盤目状の目盛りが付けられている。これによ
り、許容範囲部31に位置する目地隙間の深さを測定す
ることが出来るようになっていて、例えば、目地隙間1
0aの深さの大きさの統計などをとることが出来る。そ
して、前記隙間深さ判定部3の側面部31aに、他の部
分と識別可能な彩色(例えば、黒色)が施されている。
従って、目地隙間10aの深さが許容範囲部31に位置
しているか否かの判定が視覚的に一目瞭然となることと
なって、より迅速な判定を行うことが出来る。
【0030】なお、前記x1〜x10、及び前記y1〜
y5までの具体的な数値については、設計事項であり、
任意に設定する。
【0031】次に、上記目地部隙間判定治具1を用いた
目地隙間の幅の良否判定の動作について、図4〜図7を
用いて説明する。図4において、2つの外壁材4、4の
継ぎ目部4aに目地部10が形成され、該目地部10に
前記目地部隙間判定治具1を差し込んで、どの判定部に
当たるかで目地隙間10aの幅を判定する。即ち、例え
ば、目地隙間10aの幅がy2とy3の間のy2’であ
る場合、図5のように、目地隙間10aに目地部隙間判
定治具1を差し込むと、目標幅判定部22bに当接する
ので、目地部10の隙間10aの幅の大きさが目標範囲
幅内の数値であることが即座に認識出来る。
【0032】また、例えば、目地隙間10aの幅がy3
とy4の間のy3’である場合、図6のように、目地隙
間10aに目地部隙間判定治具1を差し込むと、目標上
限判定部22cに当接するので、目地部10の隙間10
aの幅の大きさが隙間許容上限幅y4と目標上限幅y3
の間にあることが即座に認識出来る。
【0033】更に、例えば、目地隙間10aの幅がy1
とy2の間のy1’である場合、図7のように、目地隙
間10aに目地部隙間判定治具1を差し込むと、目標下
限判定部22aに当接するので、目地隙間10aの幅の
大きさが隙間許容下限幅y1と目標下限幅y2の間にあ
ることが即座に認識出来る。このように、目地部隙間判
定治具1により目地隙間10aの幅の判定結果によっ
て、きめ細かい施工を実施することが出来ることとなっ
て、より信頼性の高い目地部を形成させることが出来
る。
【0034】以上説明した本発明に係る目地部隙間判定
治具によれば、目地部隙間判定治具1の隙間幅判定部2
に設けられた第1の幅判定部21によって、目地隙間1
0aの幅が第1の幅y1より大きいか小さいかが判定さ
れ、第2の幅測定部22によって、目地隙間10aの幅
が第1の幅y1と第2の幅y4の間にあるか否かが判定
され、第3の幅判定部23によって、目地隙間10aの
幅が第2の幅y4よりも大きいか否かが判定される。
【0035】従って、この目地部隙間判定治具1を目地
部10の隙間10aに挿入するだけで、目地隙間10a
の幅が、第1の幅判定部21、第2の幅判定部22、或
いは第3の幅判定部23の何れかによって判定されるこ
ととなって、目地隙間10aの幅の良否を容易に判定す
ることが出来る。
【0036】また、前記第2の幅判定部22に設けられ
た目標下限幅判定部22aによって、目地隙間10aの
幅が前記第1の幅y1から目標下限幅y2までか否かが
判定され、目標範囲幅判定部22bによって、目地隙間
10aの幅が目標下限幅y2から目標上限幅y3までの
幅であるか否かが判定され、目標上限幅判定部22cに
よって、目地隙間10aの幅が目標上限幅y3から第2
の幅y4までか否かが判定されることとなって、判定内
容を細分化することが出来るので、その判定内容に応じ
てよりきめ細かい作業を行うことが出来る。また、本発
明の目地部隙間判定治具1も、単に短冊状のアルミ板
を、水平及び角度θで切り欠くことにより形成させるこ
とが出来るので、その製造も極めて容易に行うことが出
来る。
【0037】なお、上記実施の形態は、本発明の一形態
に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形さ
せてよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、目地部隙
間判定治具の隙間幅判定部に設けられた第1の幅判定部
によって、目地部の目地隙間の幅が第1の幅より大きい
か小さいかが判定され、第2の幅測定部によって、目地
隙間の幅が第1の幅と第2の幅の間にあるか否かが判定
され、第3の幅判定部によって、目地隙間の幅が第2の
幅よりも大きいか否かが判定されるので、この目地部隙
間判定治具を目地隙間に挿入するだけで、目地隙間の幅
の良否を容易に判定することが出来る。
【0039】請求項2記載の発明によれば、前記第2の
幅判定部に設けられた下中間幅判定部によって、目地隙
間の幅が前記第1の幅から下中間幅までか否かが判定さ
れ、中間幅判定部によって、目地隙間の幅が下中間幅か
ら上中間部までの幅であるか否かが判定され、上中間幅
判定部によって、目地隙間の幅が上中間幅から第2の幅
までか否かが判定されるので、請求項1記載の発明の効
果に加えて、更に、判定内容を細分化することが出来る
ので、その判定内容に応じてよりきめ細かい作業を行う
ことが出来る。
【0040】請求項3記載の発明によれば、前記第1〜
第3の幅判定部のうち少なくとも、第2の幅判定部の側
面部に、他の部分と識別可能な彩色、或いは模様が施さ
れているので、目地隙間の幅が第2の幅判定部に位置し
ているか否かの判定が視覚的に一目瞭然となることとな
って、より迅速な判定を行うことが出来る。
【0041】請求項4記載の発明によれば、前記第1〜
第3の幅判定部のうち、少なくとも第2の幅判定部の側
面部に、所定単位幅の目盛りが付せられているので、目
地隙間の幅の大きさを正確に測定することが出来て、例
えば、隙間の幅の大きさの統計などをとることが出来
る。
【0042】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、棒状部材から構成された目地部隙間
判定治具の一方の先端部に設けられた隙間幅測定部によ
って、目地隙間の幅が測定され、他方の先端部から長さ
方向の所定位置に設けられた隙間深さ判定部によって、
目地隙間の深さが判定されるので、目地隙間の幅と深さ
の両方を判定することが出来ることとなって、別個のも
のとした場合に比べて使い勝手のよいものとなる。
【0043】請求項6記載の発明によれば、少なくとも
隙間深さ判定部の側面部に、他の部分と識別可能な彩
色、或いは模様が施されているので、目地隙間の深さが
第2の幅判定部に位置しているか否かの判定が視覚的に
一目瞭然となることとなって、より迅速な判定を行うこ
とが出来る。
【0044】請求項7記載の発明によれば、少なくとも
深さ判定部の側面部に、所定単位幅の目盛りが付せられ
ているので、目地隙間の深さの大きさを正確に測定する
ことが出来て、例えば、目地隙間の深さの大きさの統計
などをとることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目地部隙間判定治具の側面図であ
る。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3】図1のB部の拡大図である。
【図4】本発明に係る目地部隙間判定治具の使用態様を
模式的に示した図である。
【図5】本発明に係る目地部隙間判定治具を目地部の隙
間(y2’)に挿入した状態を模式的に示した図であ
る。
【図6】本発明に係る目地部隙間判定治具を目地部の隙
間(y3’)に挿入した状態を模式的に示した図であ
る。
【図7】本発明に係る目地部隙間判定治具を目地部の隙
間(y1’)に挿入した状態を模式的に示した図であ
る。
【符号の説明】
1 目地部隙間判定治具 2 隙間幅判定部 3 隙間深さ判定部 4 外装材(建築部材) 10 目地部 10a 目地隙間 21 第1の幅判定部 22 第2の幅判定部 22a 目標下限幅判定部(下中間幅判定部) 22b 目標範囲幅判定部(中間幅判定部) 22c 目標上限幅判定部(上中間幅判定部) 23 第3の幅判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F061 AA26 CC07 DD22 DD27 FF05 FF09 FF10 FF12 GG05 GG36 HH38 JJ03 JJ06 JJ61 LL23 TT15 VV05 VV48 2F062 AA36 BC80 CC22 CC27 EE07 EE15 GG29 LL05 MM07 NN02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築部材間の継ぎ目部に形成される目地
    部の目地隙間の幅の良否を判定する目地部隙間判定治具
    であって、 前記隙間の幅を判定する隙間幅判定部を備え、 前記隙間幅判定部には、その先端部から順に、第1の幅
    判定部と、第2の幅判定部と、第3の幅判定部と、が連
    続して設けられ、 前記第1の幅判定部は、幅が第1の幅と等しい幅にさ
    れ、 前記第2の幅判定部は、幅が前記第1の幅から、該第1
    の幅より大きい第2の幅まで連続的に、或いは段差的に
    達するように構成され、 前記第3の幅判定部は、第2の幅と等しい幅にされてい
    ることを特徴とする目地部隙間判定治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の目地部隙間測定治具にお
    いて、 前記第2の幅判定部は、幅が前記第1の幅から、該第1
    の幅より大きく前記第2の幅より小さい下中間幅まで連
    続的、或いは段差的に達する下中間幅判定部と、 前記下中間幅判定部に連続して設けられ、幅が前記下中
    間幅から、該下中間幅より大きく前記第2の幅より小さ
    い上中間幅まで連続的、或いは段差的に達する中間幅判
    定部と、 前記中間幅判定部に連続して設けられ、幅が前記上中間
    幅から前記第2の幅まで連続的に、或いは段差的に達す
    る上中間幅判定部と、 を備えたことを特徴とする目地部隙間判定治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の目地部隙間判定治
    具において、 前記第1〜第3の幅判定部のうち、少なくとも前記第2
    の幅判定部の側面部に、他の部分と識別可能な彩色、或
    いは模様が施されていることを特徴とする目地部隙間判
    定治具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の目地部隙
    間判定治具において、 前記第1〜第3の幅判定部のうち、少なくとも前記第2
    の幅判定部の側面部に、所定単位幅の目盛りが付されて
    いることを特徴とする目地部隙間判定治具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の目地部隙
    間判定治具において、 前記目地部隙間判定治具は、適宜長さの棒状部材からな
    り、 その一方の先端部に、前記隙間幅測定部が設けられると
    もに、他方の先端部に、その先端部から長さ方向の所定
    位置に、目地部の目地隙間の深さを判定する隙間深さ判
    定部が設けられていることを特徴とする目地部隙間判定
    治具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の目地部隙間判定治具にお
    いて、 少なくとも前記隙間深さ判定部の側面部に、他の部分と
    識別可能な彩色、或いは模様が施されていることを特徴
    とする目地部隙間判定治具。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の目地部隙間判定治
    具において、 少なくとも前記深さ判定部の側面部に、所定単位幅の目
    盛りが付せられていることを特徴とする目地部隙間判定
    治具。
JP10286675A 1998-10-08 1998-10-08 目地部隙間判定治具 Pending JP2000111301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286675A JP2000111301A (ja) 1998-10-08 1998-10-08 目地部隙間判定治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286675A JP2000111301A (ja) 1998-10-08 1998-10-08 目地部隙間判定治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000111301A true JP2000111301A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17707519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10286675A Pending JP2000111301A (ja) 1998-10-08 1998-10-08 目地部隙間判定治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000111301A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013253837A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Disco Abrasive Syst Ltd 隙間ゲージ
CN104374285A (zh) * 2014-08-01 2015-02-25 安徽天利动力股份有限公司 一种主轴盖止口深度专用检测装置
KR101680642B1 (ko) 2014-07-28 2016-11-29 탑테크주식회사 공압 엑추에이터를 이용한 불량 검사장치
CN108827123A (zh) * 2018-08-30 2018-11-16 东风小康汽车有限公司重庆分公司 一种测量尺、测量方法及其应用
CN109773442A (zh) * 2018-12-28 2019-05-21 广东大粤新能源科技股份有限公司 太阳能板的安装方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013253837A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Disco Abrasive Syst Ltd 隙間ゲージ
KR101680642B1 (ko) 2014-07-28 2016-11-29 탑테크주식회사 공압 엑추에이터를 이용한 불량 검사장치
CN104374285A (zh) * 2014-08-01 2015-02-25 安徽天利动力股份有限公司 一种主轴盖止口深度专用检测装置
CN108827123A (zh) * 2018-08-30 2018-11-16 东风小康汽车有限公司重庆分公司 一种测量尺、测量方法及其应用
CN109773442A (zh) * 2018-12-28 2019-05-21 广东大粤新能源科技股份有限公司 太阳能板的安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7340317B2 (en) Method and apparatus for the creation of a tool
WO2005077000A3 (en) A machine for simultaneously measuring and compounding angles about multiple axes
JP2000111301A (ja) 目地部隙間判定治具
JP2008539408A5 (ja)
TWI410623B (zh) 混凝土灌模中之混凝土的缺陷檢測與填充程度測定裝置及該缺陷檢測與填充程度測定方法
JPH0829104A (ja) 基礎ベース測定器具
WO2005064410A8 (en) Lithographic apparatus and method of calibration
JP2020143965A (ja) 測定ピン
JPH07276377A (ja) 加熱シリンダの温度計測用ブロック
US5771100A (en) Method of measuring dimension of mold or mold-associated component by laser measuring instrument
JP3448843B2 (ja) 溶接部表面の凹凸測定装置
KR101925838B1 (ko) 버니어 캘리퍼스를 이용한 가로 세로 위치좌표 설정방법
JP7057187B2 (ja) 梁の損傷評価方法
JP7330123B2 (ja) ノギス
JPH073282Y2 (ja) ひび割れ挙動安定度測定器
JP7427998B2 (ja) 施工鏝およびその施工方法
CN214995943U (zh) 一种墙柱模板定位装置
JPH08270173A (ja) 下地パネル
CN216206410U (zh) 一种舵机机械零位标定装置
JP2019144178A (ja) 拡径部の寸法測定用ノギス
Chang et al. Weld contour measurement of fillet welds by the reverse engineering technique
JP2596971Y2 (ja) レーザ光線中心点表示装置
JP3086353B2 (ja) ゴルフクラブシャフトの曲がり調子の測定方法および装置
JP3186029U (ja) 水平器付きノギス
JPH0662301U (ja) 開先測定器