JP2000111200A - 冷凍・冷蔵車 - Google Patents

冷凍・冷蔵車

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JP2000111200A
JP2000111200A JP10288310A JP28831098A JP2000111200A JP 2000111200 A JP2000111200 A JP 2000111200A JP 10288310 A JP10288310 A JP 10288310A JP 28831098 A JP28831098 A JP 28831098A JP 2000111200 A JP2000111200 A JP 2000111200A
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Japan
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idle
night
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idling
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JP10288310A
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Kazuhiro Nishi
和博 西
Mitsunori Higuchi
三徳 樋口
Masato Doi
正人 土井
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間のアイドリング時にはエンジンのアイド
ルアップ回転速度を下げて、エンジン騒音を低減するこ
とができる冷凍・冷蔵車を提供する。 【解決手段】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
車であって、エンジンの燃料供給装置を第1のアイドル
アップ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状
態との間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイド
ルアップ手段と、夜間を判別する夜間判別手段と、制御
手段とを具備している。制御手段は、夜間判別手段から
の信号が夜間でないときはアイドルアップ手段を第1の
アイドルアップ状態に作動し、夜間判別手段からの信号
が夜間の場合はアイドルアップ手段を第2のアイドルア
ップ状態に作動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品等を冷凍ま
たは冷蔵状態で輸送するための冷凍・冷蔵車、更に詳し
くは、車両に搭載された走行用エンジンを駆動源として
作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食料品等を冷凍または冷蔵状態で
輸送する冷凍・冷蔵車が普及されてきている。この種冷
凍・冷蔵車においては、冷凍装置のコンプレッサを駆動
するための駆動源として、冷凍装置用に専用のエンジン
を搭載する方式と、車両に搭載された走行用エンジンの
出力を利用する方式とがある。前者は専用のエンジンを
搭載する必要があり、高価で重量が増加するとともに搭
載スペースを要するため、走行用エンジンの出力を利用
する方式が一般に用いられている。
【0003】車両に搭載された走行用エンジンの出力を
利用する方式には、走行用エンジンによりクラッチを介
して冷凍装置のコンプレッサを直接駆動する方式と、走
行用エンジンによって交流発電機を駆動し、該交流発電
機の出力によって駆動される交流電動機により冷凍装置
のコンプレッサを駆動する方式とがある。冷凍装置の冷
却能力はコンプレッサの回転速度に比例するが、走行用
エンジンによって冷凍装置のコンプレッサを直接駆動す
る方式は、車両の低速走行時やアイドリング運転時には
エンジン回転速度が低いために冷凍装置の冷却能力が低
下するという問題はあるが、構造およびその制御が簡単
であるために広く実用化されてきた。一方、冷凍装置の
コンプレッサを交流電動機によって駆動する方式は、交
流電動機に印加する交流電力の周波数をインバータによ
って制御することにより、エンジンの回転数に関係なく
コンプレッサの回転速度を高くすることができるため、
一般に用いられるようになってきており、例えば特公平
6ー103137号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両に搭載された走行
用エンジンの出力を利用して冷凍装置のコンプレッサを
駆動する方式は、エンジンのアイドリング状態(例え
ば、ディーゼルエンジンの場合550rpm)において
は駆動力が小さいために、冷凍装置の負荷によってエン
ジンがハンチングを起こすという問題がある。そこで、
走行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装
置を備えた冷凍・冷蔵車においては、エンジンのアイド
リング時において、エンジンの回転速度を例えば800
rpm程度に高めるように燃料供給量を増加するアイド
ルアップ手段を備えている。このアイドルアップ状態で
は無負荷状態に比してエンジンの回転速度がかなり高い
ので、エンジン騒音がかなり大きい。而して、冷凍装置
のコンプレッサを駆動するエンジンは、外気温度が高い
ときには冷凍装置の負荷が高く、特に冷凍・冷蔵庫に直
射日光が当たるような日射量が多い状態では冷凍・冷蔵
庫の外壁の温度が70℃程度まで上昇するため、冷凍装
置の負荷は極めて高くなる。この冷凍装置の負荷によっ
てエンジンがハンチングを起こさないように上記アイド
ルアップ手段は燃料供給量を増加する。しかるに、夜間
において日射がなく外気温度が低いときには冷凍装置の
負荷が低くなるので、エンジンの回転速度をそれ程高め
る必要はないが、従来の冷凍・冷蔵車は冷凍装置の負荷
が低いときでも負荷が高いときと同様にアイドルアップ
手段が燃料供給量を一義的に増加している。従って、ア
イドリング状態が長時間続く渋滞時、特に夜間の渋滞時
においては、アイドリング時のエンジン騒音が問題とな
る。
【0005】また、冷凍装置のコンデンサは庫外に配設
されるためにコンデンサの送風ファンの音もかなり大き
い。しかるに、夜間においては日射がなく外気温度が低
くなるのでコンデンサの送風ファンの回転速度を下げて
もさほど影響はないが、従来の冷凍・冷蔵車の冷凍装置
においてはコンデンサの送風ファンの回転速度は一義的
に決められている。従って、アイドリング状態が長時間
続く渋滞時、特に夜間の渋滞時においては、アイドリン
グ時におけるコンデンサの送風ファンの騒音も問題とな
る。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、第1の技術的課題は、昼間のアイドリング時におけ
る冷凍装置の作動時にはエンジンを第1のアイドルアッ
プ状態で作動し、夜間のアイドリング時にはエンジンを
第1のアイドルアップ状態と無負荷状態との間の第2の
アイドルアップ状態で作動することにより、エンジン騒
音を低減することができる冷凍・冷蔵車を提供すること
である。
【0007】また、本発明の第2の技術的課題は、昼間
のアイドリング時における冷凍装置の作動時にはコンデ
ンサの送風ファンを第1の回転速度で駆動し、夜間のア
イドリング時には該送風ファンを第1の回転速度より低
い第2の回転速度で駆動することにより、コンデンサの
送風ファンの騒音を低減することができる冷凍・冷蔵車
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記第
1の技術的課題を解決するために、車両に搭載された走
行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装置
を備えた冷凍・冷蔵車において、該エンジンのアイドリ
ング時における該冷凍装置の作動時に、該エンジンの燃
料供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1のア
イドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイドル
アップ状態に作動するアイドルアップ手段と、夜間を判
別する夜間判別手段と、該夜間判別手段からの信号が夜
間でないときは該アイドルアップ手段を該第1のアイド
ルアップ状態に作動し、該夜間判別手段からの信号が夜
間の場合は該アイドルアップ手段を該第2のアイドルア
ップ状態に作動せしめる制御手段とを具備する、ことを
特徴とする冷凍・冷蔵車が提供される。
【0009】また、上記第2の技術的課題を解決するた
めに、本発明によれは、コンプレッサとコンデンサおよ
びエバポレータを有する冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵車
において、該エンジンのアイドリング時における該冷凍
装置の作動時に、該エンジンの燃料供給装置をアイドル
アップ状態に作動するアイドルアップ手段と、該エンジ
ンのアイドリング状態を検出するアイドリング検出手段
と、夜間を判別する夜間判別手段と、該アイドリング検
出手段および該夜間判別手段からの検出信号に基づき、
該エンジンのアイドリング時において、該夜間判別手段
からの信号が夜間でないときは該コンデンサの送風ファ
ンを第1の回転速度で駆動し、該夜間判別手段からの信
号が夜間の場合は該送風ファンを第1の回転速度より低
い第2の回転速度で駆動せしめる制御手段とを具備す
る、ことを特徴とする冷凍・冷蔵車が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
冷凍・冷蔵車の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0011】図1には、本発明に従って構成された冷凍
・冷蔵車の概略構成ブロック図が示されている。図示の
冷凍・冷蔵車は、車両に搭載された走行用エンジン2に
よって駆動される交流発電機3(ACG)および該交流
発電機3(ACG)により発電された電力によって駆動
せしめられる交流電動機4(M1)を具備している。交
流発電機3(ACG)は、走行用エンジン2の出力軸か
らによって例えばベルト伝動機構を介して回転駆動せし
められる。この交流発電機3(ACG)の交流出力は電
源回路5を介して交流電動機4(M1)に供給されるよ
うになっている。電源回路5は、電源切り換え器51と
整流器52と自動電圧調整器53およびインバータ54
(INV)を具備している。電源切り換え器51は、交
流発電機3(ACG)と商用電源に接続されるようにな
っており、商用電源が接続されると商用電源が整流器5
2に接続され、商用電源が接続されていないときは交流
発電機3(ACG)が整流器52に接続される。整流器
52によって直流に変換され、自動電圧調整器53によ
って所定電圧に調整された直流電力は、更にインバータ
54(INV)によって交流に変換されるとともに後述
する制御手段によって周波数制御されて交流電動機4
(M1)に供給される。この交流電動機4(M1)によ
って冷凍装置6が作動せしめられる。なお、図示の実施
形態においては、整流器52によって直流に変換され、
自動電圧調整器53によって所定電圧に調整された直流
電力は、直流電源回路55を介して車両に搭載されたバ
ッテリ56を充電する。
【0012】冷凍装置6は、コンプレッサ61とコンデ
ンサ62およびエバポレータ63を具備している。コン
プレッサ61は、電磁クラッチ611(CLT1)およ
びベルト伝動機構612を介して上記交流電動機4(M
1)の出力軸に伝動連結されている。なお、電磁クラッ
チ611(CLT1)は、付勢されるとコンプレッサ6
1に動力が伝達され、除勢されるとコンプレッサ61へ
の動力伝達が遮断されるようになっており、後述する制
御手段によってその作動が制御される。
【0013】上記コンプレッサ61とコンデンサ62お
よびエバポレータ63は、それぞれ配管641、64
2、643によって図示のように接続されており、コン
プレッサ61によって圧縮された冷媒は図において矢印
で示すように循環せしめられる。コンプレッサ61とコ
ンデンサ62とを接続する配管641には、コンプレッ
サ61から吐出される冷媒の圧力を検出する圧力スイッ
チ65(SW1)が配設されており、この圧力スイッチ
65(SW1)は冷媒の圧力が所定値以上になるとON
信号を後述する制御手段に送る。
【0014】また、上記コンプレッサ61とコンデンサ
62とを接続する配管641と上記コンデンサ62とエ
バポレータ63とを接続する配管642は、コンデンサ
62を迂回して配設されたバイパス配管644によって
接続されている。このバイパス配管644と配管641
との接続部には、電磁切り換え弁66(V1)が配設さ
れている。この電磁切り換え弁66(V1)は、除勢さ
れているときはコンデンサ62に冷媒を送り、付勢され
るとコンデンサ62を迂回しバイパス配管644および
配管642を介してエバポレータ63に冷媒を送るよう
に構成されており、後述する制御手段によってその作動
が制御される。
【0015】上記コンデンサ62は車両に搭載された冷
凍・冷蔵庫7の庫外に配設され、エバポレータ63は冷
凍・冷蔵庫7の庫内に配設される。コンデンサ62およ
びエバポレータ63はそれぞれ送風ファン621および
632を備えており、この送風ファン621および63
2はそれぞれ車両に搭載されたバッテリ56の電源によ
って駆動される直流電動機622(M2)および632
(M3)によって作動せしめられる。なお、冷凍・冷蔵
庫7内には庫内温度を検出する庫内温度センサー8(S
NS1)が配設されており、この庫内温度センサー8
(SNS1)は検出信号を後述する制御手段に送る。
【0016】上記走行用エンジン2は、図示の実施形態
においてはディーゼルエンジンからなっており、燃料供
給装置としての燃料噴射ポンプ20を具備している。燃
料噴射ポンプ20は、アクセルペダルを開放したアイド
リング状態において無負荷状態より燃料噴射量を増大す
るためのアイドルアップ手段を備えている。以下、アイ
ドルアップ手段の一例を図2を参照して説明する。図2
に示すアイドルアップ手段30は、燃料噴射ポンプ20
の燃料制御ラック21の一端と対向して配設された作動
カム31と、該作動カム31を回動するステッピングモ
ータ32(M4)とからなっており、該ステッピングモ
ータ32(M4)は後述する制御手段によってその作動
が制御される。燃料制御ラック21と連結されたフロー
チィングレバー22にリンク機構を介して連結された図
示しないアクセルペダルを開放したアイドリング状態に
おいて、燃料制御ラック21は作動カム31に当接する
ようになっている。
【0017】上記作動カム31は、冷凍装置6を作動し
ない無負荷状態(例えばエンジン回転速度が550rp
m)ではベース円部311が燃料制御ラック21に当接
し、冷凍装置6の作動時に所定のエンジン回転速度(例
えば800rpm)を得るために必要な燃料供給量であ
る第1のアイドルアップ状態においてはカムノーズ部3
12が燃料制御ラック21に当接するように回動せしめ
られる。従って、燃料制御ラック21は、アクセルペダ
ルを開放したアイドリング状態においては、無負荷時に
は作動カム31のベース円部311に当接する無負荷位
置L0に位置付けられ、第1のアイドルアップ時には作
動カム31のカムノーズ部312に当接する第1のアイ
ドルアップ位置L1に位置付けられる。従って、第1の
アイドルアップ位置L1に位置付けられた燃料制御ラッ
ク21は、無負荷位置L0から矢印で示す燃料増加方向
に所定量移動せしめられる。また、図示のアイドルアッ
プ手段30は、作動カム31を図示の第1のアイドルア
ップ状態からステッピングモータ32(M4)によって
矢印で示す方向に所定角度回動して、カムノーズ部31
2とベース円部311との間のカム面に燃料制御ラック
21を当接する第2のアイドルアップ位置L2に位置付
けるようになっている。この第2のアイドルアップ位置
L2に燃料制御ラック21が位置付けられると、第1の
アイドルアップ状態より燃料供給量が減少してエンジン
2の回転速度が低下せしめられて(例えば650rp
m)、エンジン騒音が低下する。
【0018】なお、図2に示すアイドルアップ手段は作
動カム31とステッピングモータ32(M4)とによっ
て構成した例を示したが、燃料制御ラック21の当接位
置を段階的に規制する電磁手段を用いてもよい。また、
図2に示すアイドルアップ手段はメカニカルガバナを備
えた燃料噴射ポンプ20に適用する例を示したが、電子
ガバナを備えた燃料噴射ポンプ20においては、電子ガ
バナに印加する電流を制御することによって達成でき
る。
【0019】図示の冷凍・冷蔵車は、図3に示す制御手
段100を具備している。制御手段100は、マイクロ
コンピュータによって構成されており、制御プログラム
に従って演算処理する中央処理装置(CPU)101
と、制御プログラムを格納するリードオンリメモリ(R
OM)102と、演算結果等を格納する読み書き可能な
ランダムアクセスメモリ(RAM)103と、タイマ1
04(T)と、入力インターフェース105および出力
インターフェース106とを備えている。このように構
成された制御手段100の入力インターフェース105
には、上記圧力スイッチ65(SW1)および庫内温度
センサー8(SNS1)の検出信号が入力される。また
入力インターフェース105には、冷凍・冷蔵車の図示
しない運転室に配置された冷凍機制御板に配設された冷
凍装置作動スイッチ111(SW2)および冷凍温度設
定器112(FTS)からの信号が入力されるととも
に、エンジンのアイドリング状態を検出するアイドリン
グ検出手段113(SW3)および夜間を判別する夜間
判別手段114(SW4)からの信号が入力される。な
お、アイドリング検出手段113(SW3)としては、
図示しないアクセルペダルの開放状態を検出するアクセ
ルペダルスイッチや変速機のニュートラル状態を検出す
るニュートラルスイッチ等を用いることができる。ま
た、夜間判別手段114(SW4)としては、夜間のラ
イトスイッチ等を用いることができる。一方、上記出力
インターフェース106からは上記交流電動機4(M
1)、直流電動機622(M2)および632(M
3)、ステッピングモータ32(M4)、インバータ5
4(INV)、電磁クラッチ611(CLT1)、電磁
切り換え弁66(V1)等に制御信号を出力する。
【0020】本発明によって構成された図示の実施形態
における冷凍・冷蔵車は以上のように構成されており、
以下、その作用について説明する。後述する制御手段1
00は、冷凍装置作動スイッチ111(SW2)が投入
されているときは、庫内温度センサー8(SNS1)か
らの検出信号に基づき、庫内温度が冷凍温度設定器11
2(FTS)によって任意に設定された第1の設定温度
以上の場合は上記電磁クラッチ611(CLT1)を付
勢してコンプレッサ61を駆動するとともに、上記ファ
ン駆動用の直流電動機622(M2)および632(M
3)を駆動して、冷凍装置6を作動せしめる。この様に
して、冷凍装置6が作動することにより庫内温度が低下
し、庫内温度が上記第1の設定温度より低い第2の設定
温度以下になると、制御手段100は電磁クラッチ61
1(CLT1)を除勢してコンプレッサ61の駆動を停
止するとともに、上記ファン駆動用の直流電動機622
(M2)および632(M3)を除勢して、冷凍装置6
の作動を停止する。なお、冷凍装置6の作動中に、コン
プレッサ61から吐出される冷媒の圧力が所定値以上に
なると冷凍装置6を構成する各部材が破損することがあ
るので、制御手段100は上記圧力スイッチ65(SW
1)からON信号が送られたときには、上記電磁クラッ
チ611(CLT1)を除勢してコンプレッサ61の駆
動を停止するとともに、上記ファン駆動用の直流電動機
622(M2)および632(M3)を除勢して、冷凍
装置6の作動を停止する。また、冷凍装置6の運転が所
定時間に達すると、制御手段100は上記電磁切り換え
弁66を付勢してコンプレッサ61から吐出された冷媒
をコンデンサ62を迂回してエバポレータ63に直接導
入し、エバポレータ63に付着した霜を除去するように
作動せしめる。
【0021】次に、上記走行用エンジン2のアクセルペ
ダルを開放したアイドリング状態における制御手段10
0の動作について図4に示すフローチャートをも参照し
て説明する。制御手段100は、ステップS1において
冷凍機作動スイッチ111(SW2)がON即ち投入さ
れているか否かをチェックする。ステップS1において
冷凍装置作動スイッチ111(SW2)がONされてい
なければ、冷凍装置6は作動せずエンジン2に冷凍装置
6を作動する負荷が作用しないので、制御手段100は
ステップS2に進んで、アイドルアップ手段30のステ
ッピングモータ32(M4)をP0の回動位置に作動せ
しめる。このP0の回動位置は、作動カム31のベース
円部311が燃料制御ラック21に当接する位置で、燃
料制御ラック21を無負荷位置L0に位置付ける。燃料
制御ラック21が無負荷位置L0に位置付けられると、
エンジン2は例えば550rpmの回転速度で作動せし
められる。
【0022】上記ステップS1において冷凍装置作動ス
イッチ111(SW2)がONされていれば、制御手段
100はステップS3に進んで、アイドリング検出手段
113(SW3)がONしているか、即ちエンジンがア
イドリング状態であるか否かをチェックする。アイドリ
ング状態でなければ上記ステップS2に進み、アイドリ
ング状態であるならば制御手段100はステップS4に
進んで、夜間判別手段114(SW4)がONしている
か、即ち夜間であるか否かをチェックする。夜間でない
ならば、制御手段100は昼間であると判断し、ステッ
プS5に進んでアイドルアップ手段30のステッピング
モータ32(M4)をP1の回動位置に作動せしめる。
このP1の回動位置は、作動カム31のカムノーズ部3
12が燃料制御ラック21に当接する位置で、燃料制御
ラック21を第1のアイドルアップ位置L1に位置付け
る。燃料制御ラック21が第1のアイドルアップ位置L
1に位置付けられると、エンジン2は例えば800rp
mの回転速度で作動せしめられる。次に、制御手段10
0はステップS6に進んで、コンデンサ62の送風ファ
ン621を駆動する直流電動機622(M2)を第1の
回転速度(MV1)で駆動する。
【0023】一方、上記ステップS4において夜間判別
手段114(SW4)がONして夜間である場合には、
制御手段100はステップS7に進んでアイドルアップ
手段30のステッピングモータ32(M4)をP2の回
動位置に作動せしめる。このP2の回動位置は、作動カ
ム31のカムノーズ部312とベース円部311との間
のカム面に燃料制御ラック21が当接する位置で、燃料
制御ラック21を第2のアイドルアップ位置L2に位置
付ける。燃料制御ラック21が第2のアイドルアップ位
置L2に位置付けられると、エンジン2は例えば650
rpmの回転速度で作動せしめられる。このように、夜
間における渋滞時等でエンジン2がアイドリング状態の
ときには、エンジン2は第1のアイドルアップ状態より
低い回転速度で作動せしめられるので、エンジン騒音を
低減することができる。次に、制御手段100はステッ
プS8に進んで、コンデンサ62の送風ファン621を
駆動する直流電動機622(M2)を第1の回転速度
(MV1)より低い回転速度である第2の回転速度(M
V2)で駆動する。従って、夜間における渋滞時等でエ
ンジン2がアイドリング状態のときには、コンデンサ6
2の送風ファン621の回転速度が低くなるので、送風
ファンによる騒音を低減することができる。
【0024】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能で
ある。例えば、図示の実施形態においては、走行用エン
ジンによって交流発電機を駆動し、該交流発電機の出力
によって駆動される交流電動機により冷凍装置のコンプ
レッサを駆動する方式の冷凍・冷蔵車に本発明を適用し
た例を示したが、走行用エンジンによりクラッチを介し
て冷凍装置のコンプレッサを直接駆動する方式の冷凍・
冷蔵車に本発明を適用してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明による冷凍・冷蔵車は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0026】即ち、本発明によれば、エンジンのアイド
リング時における冷凍装置の作動時に、エンジンの燃料
供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1のアイ
ドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイドルア
ップ状態に作動するアイドルアップ手段を具備し、夜間
判別手段が夜間であることを検出しないときはアイドル
アップ手段を第1のアイドルアップ状態に作動し、夜間
判別手段が夜間であることを検出したときにはアイドル
アップ手段を第2のアイドルアップ状態に作動するよう
にしたので、夜間におけるアイドリング状態のときに
は、エンジンは第1のアイドルアップ状態より低い回転
速度で作動せしめられる。従って、夜間の渋滞時等でエ
ンジンがアイドリング状態で運転されているときには、
エンジンの回転速度が低下せしめられるので、エンジン
騒音を低減することができる。
【0027】また、本発明によれば、エンジンのアイド
リング時において、夜間判別手段が夜間であることを検
出しないときはコンデンサの送風ファンを第1の回転速
度で駆動し、夜間判別手段が夜間であることを検出した
ときには該送風ファンを第1の回転速度より低い第2の
回転速度で駆動するようにしたので、夜間におけるアイ
ドリング状態のときには、コンデンサの送風ファンの回
転速度は低下せしめられる。従って、夜間での渋滞時等
においてコンデンサの送風ファンによる騒音を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車の概略
構成ブロック図。
【図2】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
されるアイドルアップ手段の概略構成を示す側面図。
【図3】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
される制御手段のブロック図。
【図4】図3に示す制御手段の動作の一例を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2:走行用エンジン 3:交流発電機(ACG) 4:交流電動機(M1) 5:電源回路 51:電源切り換え器 52:整流器 53:自動電圧調整器 54:インバータ(INV) 55:直流電源回路 56:バッテリ 6:冷凍装置 61:コンプレッサ 611:電磁クラッチ(CLT1) 612:ベルト伝動機構 62:コンデンサ 622:直流電動機(M2) 63:エバポレータ 632:直流電動機(M3) 641、642、643:配管 645:バイパス配管 65:圧力スイッチ(SW1) 66:電磁切り換え弁(V1) 7:冷凍・冷蔵庫 8:庫内温度センサー(SNS1) 20:燃料噴射ポンプ 21:燃料制御ラック 30:アイドルアップ手段 31:作動カム 32:ステッピングモータ(M4) 100:制御手段 111:冷凍装置作動スイッチ(SW2) 112:冷凍温度設定器(FTS) 113:アイドリング検出手段(SW3) 114:夜間判別手段(SW4)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
    源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
    車において、 該エンジンのアイドリング時における該冷凍装置の作動
    時に、該エンジンの燃料供給装置を第1のアイドルアッ
    プ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状態と
    の間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイドルア
    ップ手段と、 夜間を判別する夜間判別手段と、 該夜間判別手段からの信号が夜間でないときは該アイド
    ルアップ手段を該第1のアイドルアップ状態に作動し、
    該夜間判別手段からの信号が夜間の場合は該アイドルア
    ップ手段を該第2のアイドルアップ状態に作動せしめる
    制御手段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・冷蔵
    車。
  2. 【請求項2】 コンプレッサとコンデンサおよびエバポ
    レータを有する冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵車におい
    て、 該エンジンのアイドリング時における該冷凍装置の作動
    時に、該エンジンの燃料供給装置をアイドルアップ状態
    に作動するアイドルアップ手段と、 該エンジンのアイドリング状態を検出するアイドリング
    検出手段と、 夜間を判別する夜間判別手段と、 該アイドリング検出手段および該夜間判別手段からの検
    出信号に基づき、該エンジンのアイドリング時におい
    て、該夜間判別手段からの信号が夜間でないときは該コ
    ンデンサの送風ファンを第1の回転速度で駆動し、該夜
    間判別手段からの信号が夜間の場合は該送風ファンを第
    1の回転速度より低い第2の回転速度で駆動せしめる制
    御手段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・冷蔵車。
JP10288310A 1998-10-09 1998-10-09 冷凍・冷蔵車 Withdrawn JP2000111200A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022202283A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 いすゞ自動車株式会社 機器制御装置

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