JP2000111199A - 冷凍・冷蔵車 - Google Patents

冷凍・冷蔵車

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JP2000111199A
JP2000111199A JP10288309A JP28830998A JP2000111199A JP 2000111199 A JP2000111199 A JP 2000111199A JP 10288309 A JP10288309 A JP 10288309A JP 28830998 A JP28830998 A JP 28830998A JP 2000111199 A JP2000111199 A JP 2000111199A
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Japan
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idle
state
engine
refrigerator
operated
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JP10288309A
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English (en)
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Kazuhiro Nishi
和博 西
Mitsunori Higuchi
三徳 樋口
Masato Doi
正人 土井
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンのアイドリング時における冷凍装置
の作動時において、冷凍装置の負荷が低いときにはエン
ジンのアイドルアップ回転速度を下げて、燃費を向上さ
せることができる冷凍・冷蔵車を提供する。 【解決手段】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
車であって、エンジンの燃料供給装置を第1のアイドル
アップ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状
態との間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイド
ルアップ手段と、外気温度を検出する外気温度検出手段
と、制御手段とを具備している。制御手段は、外気温度
が設定温度より高い場合はアイドルアップ手段を該第1
のアイドルアップ状態に作動し、外気温度が設定温度以
下の場合はアイドルアップ手段を該第2のアイドルアッ
プ状態に作動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食料品等を冷凍ま
たは冷蔵状態で輸送するための冷凍・冷蔵車、更に詳し
くは、車両に搭載された走行用エンジンを駆動源として
作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食料品等を冷凍または冷蔵状態で
輸送する冷凍・冷蔵車が普及されてきている。この種冷
凍・冷蔵車においては、冷凍装置のコンプレッサを駆動
するための駆動源として、冷凍装置用に専用のエンジン
を搭載する方式と、車両に搭載された走行用エンジンの
出力を利用する方式とがある。前者は専用のエンジンを
搭載する必要があり、高価で重量が増加するとともに搭
載スペースを要するため、走行用エンジンの出力を利用
する方式が一般に用いられている。
【0003】車両に搭載された走行用エンジンの出力を
利用する方式には、走行用エンジンによりクラッチを介
して冷凍装置のコンプレッサを直接駆動する方式と、走
行用エンジンによって交流発電機を駆動し、該交流発電
機の出力によって駆動される交流電動機により冷凍装置
のコンプレッサを駆動する方式とがある。冷凍装置の冷
却能力はコンプレッサの回転速度に比例するが、走行用
エンジンによって冷凍装置のコンプレッサを直接駆動す
る方式は、車両の低速走行時やアイドリング運転時には
エンジン回転速度が低いために冷凍装置の冷却能力が低
下するという問題はあるが、構造およびその制御が簡単
であるために広く実用化されてきた。一方、冷凍装置の
コンプレッサを交流電動機によって駆動する方式は、交
流電動機に印加する交流電力の周波数をインバータによ
って制御することにより、エンジンの回転数に関係なく
コンプレッサの回転速度を高くすることができるため、
一般に用いられるようになってきており、例えば特公平
6ー103137号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両に搭載された走行
用エンジンの出力を利用して冷凍装置のコンプレッサを
駆動する方式は、エンジンのアイドリング状態(例え
ば、ディーゼルエンジンの場合550rpm)において
は駆動力が小さいために、冷凍装置の負荷によってエン
ジンがハンチングを起こすという問題がある。そこで、
走行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装
置を備えた冷凍・冷蔵車においては、エンジンのアイド
リング時において、エンジンの回転速度を例えば800
rpm程度に高めるように燃料供給量を増加するアイド
ルアップ手段を備えている。而して、冷凍装置のコンプ
レッサを駆動するエンジンは、外気温度が高いときには
冷凍装置の負荷が高く、特に冷凍・冷蔵庫に直射日光が
当たるような日射量が多い状態では冷凍・冷蔵庫の外壁
の温度が70℃程度まで上昇するため、冷凍装置の負荷
は極めて高くなる。この冷凍装置の負荷によってエンジ
ンがハンチングを起こさないように上記アイドルアップ
手段は燃料供給量を増加する。しかしながら、外気温度
が低いときや日射量が少ないときには冷凍装置の負荷が
低くなるので、エンジンの回転速度をそれ程高める必要
はないが、従来の冷凍・冷蔵車は冷凍装置の負荷が低い
ときでも負荷が高いときと同様にアイドルアップ手段が
燃料供給量を一義的に増加しており、燃費を悪化させる
原因となっている。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、エンジンのアイドリング
時における冷凍装置の作動時には、冷凍装置の負荷が高
いときはエンジンを第1のアイドルアップ状態で作動
し、冷凍装置の負荷が低いときにはエンジンを第1のア
イドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイドル
アップ状態で作動することにより、燃費を向上させるこ
とができる冷凍・冷蔵車を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、車両に搭載された走
行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装置
を備えた冷凍・冷蔵車において、該エンジンのアイドリ
ング時における該冷凍装置の作動時に、該エンジンの燃
料供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1のア
イドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイドル
アップ状態に作動するアイドルアップ手段と、外気温度
を検出する外気温度検出手段と、該外気温度検出手段か
らの検出信号に基づいて、外気温度が設定温度より高い
場合は該アイドルアップ手段を該第1のアイドルアップ
状態に作動し、外気温度が設定温度以下の場合は該アイ
ドルアップ手段を該第2のアイドルアップ状態に作動せ
しめる制御手段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・
冷蔵車が提供される。
【0007】また、本発明によれば、車両に搭載された
走行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装
置を備えた冷凍・冷蔵車において、該エンジンのアイド
リング時における該冷凍装置の作動時に、該エンジンの
燃料供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1の
アイドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイド
ルアップ状態に作動するアイドルアップ手段と、冷凍・
冷蔵庫の外壁の温度を検出する庫壁温度検出手段と、該
庫壁温度検出手段からの検出信号に基づいて、冷凍・冷
蔵庫の外壁温度が設定温度より高い場合は該アイドルア
ップ手段を該第1のアイドルアップ状態に作動し、冷凍
・冷蔵庫の外壁温度が設定温度以下の場合は該アイドル
アップ手段を該第2のアイドルアップ状態に作動せしめ
る制御手段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・冷蔵
車が提供される。
【0008】更に、本発明によれば、車両に搭載された
走行用エンジンを駆動源として作動せしめられる冷凍装
置を備えた冷凍・冷蔵車において、該エンジンのアイド
リング時における該冷凍装置の作動時に、該エンジンの
燃料供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1の
アイドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイド
ルアップ状態に作動するアイドルアップ手段と、日射量
を検出する日射量検出手段と、該日射量検出手段からの
検出信号に基づいて、日射量が設定量より多い場合は該
アイドルアップ手段を該第1のアイドルアップ状態に作
動し、日射量が設定量以下の場合は該アイドルアップ手
段を該第2のアイドルアップ状態に作動せしめる制御手
段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・冷蔵車が提供
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
冷凍・冷蔵車の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0010】図1には、本発明に従って構成された冷凍
・冷蔵車の概略構成ブロック図が示されている。図示の
冷凍・冷蔵車は、車両に搭載された走行用エンジン2に
よって駆動される交流発電機3(ACG)および該交流
発電機3(ACG)により発電された電力によって駆動
せしめられる交流電動機4(M1)を具備している。交
流発電機3(ACG)は、走行用エンジン2の出力軸か
らによって例えばベルト伝動機構を介して回転駆動せし
められる。この交流発電機3(ACG)の交流出力は電
源回路5を介して交流電動機4(M1)に供給されるよ
うになっている。電源回路5は、電源切り換え器51と
整流器52と自動電圧調整器53およびインバータ54
(INV)を具備している。電源切り換え器51は、交
流発電機3(ACG)と商用電源に接続されるようにな
っており、商用電源が接続されると商用電源が整流器5
2に接続され、商用電源が接続されていないときは交流
発電機3(ACG)が整流器52に接続される。整流器
52によって直流に変換され、自動電圧調整器53によ
って所定電圧に調整された直流電力は、更にインバータ
54(INV)によって交流に変換されるとともに後述
する制御手段によって周波数制御されて交流電動機4
(M1)に供給される。この交流電動機4(M1)によ
って冷凍装置6が作動せしめられる。なお、図示の実施
形態においては、整流器52によって直流に変換され、
自動電圧調整器53によって所定電圧に調整された直流
電力は、直流電源回路55を介して車両に搭載されたバ
ッテリ56を充電する。
【0011】冷凍装置6は、コンプレッサ61とコンデ
ンサ62およびエバポレータ63を具備している。コン
プレッサ61は、電磁クラッチ611(CLT1)およ
びベルト伝動機構612を介して上記交流電動機4(M
1)の出力軸に伝動連結されている。なお、電磁クラッ
チ611(CLT1)は、付勢されるとコンプレッサ6
1に動力が伝達され、除勢されるとコンプレッサ61へ
の動力伝達が遮断されるようになっており、後述する制
御手段によってその作動が制御される。
【0012】上記コンプレッサ61とコンデンサ62お
よびエバポレータ63は、それぞれ配管641、64
2、643によって図示のように接続されており、コン
プレッサ61によって圧縮された冷媒は図において矢印
で示すように循環せしめられる。コンプレッサ61とコ
ンデンサ62とを接続する配管641には、コンプレッ
サ61から吐出される冷媒の圧力を検出する圧力スイッ
チ65(SW1)が配設されており、この圧力スイッチ
65(SW1)は冷媒の圧力が所定値以上になるとON
信号を後述する制御手段に送る。
【0013】また、上記コンプレッサ61とコンデンサ
62とを接続する配管641と上記コンデンサ62とエ
バポレータ63とを接続する配管642は、コンデンサ
62を迂回して配設されたバイパス配管644によって
接続されている。このバイパス配管644と配管641
との接続部には、電磁切り換え弁66(V1)が配設さ
れている。この電磁切り換え弁66(V1)は、除勢さ
れているときはコンデンサ62に冷媒を送り、付勢され
るとコンデンサ62を迂回しバイパス配管644および
配管642を介してエバポレータ63に冷媒を送るよう
に構成されており、後述する制御手段によってその作動
が制御される。
【0014】上記コンデンサ62は車両に搭載された冷
凍・冷蔵庫7の庫外に配設され、エバポレータ63は冷
凍・冷蔵庫7の庫内に配設される。コンデンサ62およ
びエバポレータ63はそれぞれ送風ファン621および
632を備えており、この送風ファン621および63
2はそれぞれ車両に搭載されたバッテリ56の電源によ
って駆動される直流電動機622(M2)および632
(M3)によって作動せしめられる。
【0015】上記冷凍・冷蔵庫7内には庫内温度を検出
する庫内温度センサー8(SNS1)が配設されてお
り、冷凍・冷蔵庫7の天井壁71には冷凍・冷蔵庫7の
外壁の温度を検出する庫壁温度センサー9(SNS2)
が配設されている。また、冷凍・冷蔵庫7の天井壁71
上面には、日射量を検出するフォトダイオード等からな
る日射量検出センサー10(SNS3)が配設されてい
る。更に、図示の形態における冷凍・冷蔵車は、外気温
度を検出する外気温度センサー11(SNS4)を備え
ている。これら冷凍・冷蔵車の環境温度条件を検出する
上記各センサの出力信号は、図示しないA/D変換器を
介してデジタル信号に変換されて、後述する制御手段に
送られる。
【0016】上記走行用エンジン2は、図示の実施形態
においてはディーゼルエンジンからなっており、燃料供
給装置としての燃料噴射ポンプ20を具備している。燃
料噴射ポンプ20は、アクセルペダルを開放したアイド
リング状態において無負荷状態より燃料噴射量を増大す
るためのアイドルアップ手段を備えている。以下、アイ
ドルアップ手段の一例を図2を参照して説明する。図2
に示すアイドルアップ手段30は、燃料噴射ポンプ20
の燃料制御ラック21の一端と対向して配設された作動
カム31と、該作動カム31を回動するステッピングモ
ータ32(M4)とからなっており、該ステッピングモ
ータ32(M4)は後述する制御手段によってその作動
が制御される。燃料制御ラック21と連結されたフロー
チィングレバー22にリンク機構を介して連結された図
示しないアクセルペダルを開放したアイドリング状態に
おいて、燃料制御ラック21は作動カム31に当接する
ようになっている。
【0017】上記作動カム31は、冷凍装置6を作動し
ない無負荷状態(例えばエンジン回転速度が550rp
m)ではベース円部311が燃料制御ラック21に当接
し、冷凍装置6の作動時に所定のエンジン回転速度(例
えば800rpm)を得るために必要な燃料供給量であ
る第1のアイドルアップ状態においてはカムノーズ部3
12が燃料制御ラック21に当接するように回動せしめ
られる。従って、燃料制御ラック21は、アクセルペダ
ルを開放したアイドリング状態においては、無負荷時に
は作動カム31のベース円部311に当接する無負荷位
置L0に位置付けられ、第1のアイドルアップ時には作
動カム31のカムノーズ部312に当接する第1のアイ
ドルアップ位置L1に位置付けられる。従って、第1の
アイドルアップ位置L1に位置付けられた燃料制御ラッ
ク21は、無負荷位置L0から矢印で示す燃料増加方向
に所定量移動せしめられる。また、図示のアイドルアッ
プ手段30は、作動カム31を図示の第1のアイドルア
ップ状態からステッピングモータ32(M4)によって
矢印で示す方向に所定角度回動して、カムノーズ部31
2とベース円部311との間のカム面に燃料制御ラック
21を当接する第2のアイドルアップ位置L2に位置付
けるようになっている。この第2のアイドルアップ位置
L2に燃料制御ラック21が位置付けられると、第1の
アイドルアップ状態より燃料供給量が減少してエンジン
2の回転速度が低下せしめられて(例えば650rp
m)、エンジン騒音が低下する。
【0018】なお、図2に示すアイドルアップ手段は作
動カム31とステッピングモータ32(M4)とによっ
て構成した例を示したが、燃料制御ラック21の当接位
置を段階的に規制する電磁手段を用いてもよい。また、
図2に示すアイドルアップ手段はメカニカルガバナを備
えた燃料噴射ポンプ20に適用する例を示したが、電子
ガバナを備えた燃料噴射ポンプ20においては、電子ガ
バナに印加する電流を制御することによって達成でき
る。
【0019】図示の冷凍・冷蔵車は、図3に示す制御手
段100を具備している。制御手段100は、マイクロ
コンピュータによって構成されており、制御プログラム
に従って演算処理する中央処理装置(CPU)101
と、制御プログラムを格納するリードオンリメモリ(R
OM)102と、演算結果等を格納する読み書き可能な
ランダムアクセスメモリ(RAM)103と、タイマ1
04(T)と、入力インターフェース105および出力
インターフェース106とを備えている。このように構
成された制御手段100の入力インターフェース105
には、上記圧力スイッチ65(SW1)、庫内温度セン
サー8(SNS1)、庫壁温度センサー9(SNS
2)、日射量検出センサー10(SNS3)および外気
温度センサー11(SNS4)の検出信号が入力され
る。また入力インターフェース105には、冷凍・冷蔵
車の図示しない運転室に配置された冷凍機制御板に配設
された冷凍装置作動スイッチ111(SW2)および冷
凍温度設定器112(FTS)からの信号が入力され
る。一方、上記出力インターフェース106からは上記
交流電動機4(M1)、直流電動機622(M2)およ
び632(M3)、ステッピングモータ32(M4)、
インバータ54(INV)、電磁クラッチ611(CL
T1)、電磁切り換え弁66(V1)等に制御信号を出
力する。
【0020】本発明によって構成された図示の実施形態
における冷凍・冷蔵車は以上のように構成されており、
以下、その作用について説明する。後述する制御手段1
00は、冷凍装置作動スイッチ111(SW2)が投入
されているときは、庫内温度センサー8(SNS1)か
らの検出信号に基づき、庫内温度が冷凍温度設定器11
2(FTS)によって任意に設定された第1の設定温度
以上の場合は上記電磁クラッチ611(CLT1)を付
勢してコンプレッサ61を駆動するとともに、上記ファ
ン駆動用の直流電動機622(M2)および632(M
3)を駆動して、冷凍装置6を作動せしめる。この様に
して、冷凍装置6が作動することにより庫内温度が低下
し、庫内温度が上記第1の設定温度より低い第2の設定
温度以下になると、制御手段100は電磁クラッチ61
1(CLT1)を除勢してコンプレッサ61の駆動を停
止するとともに、上記ファン駆動用の直流電動機622
(M2)および632(M3)を除勢して、冷凍装置6
の作動を停止する。なお、冷凍装置6の作動中に、コン
プレッサ61から吐出される冷媒の圧力が所定値以上に
なると冷凍装置6を構成する各部材が破損することがあ
るので、制御手段100は上記圧力スイッチ65(SW
1)からON信号が送られたときには、上記電磁クラッ
チ611(CLT1)を除勢してコンプレッサ61の駆
動を停止するとともに、上記ファン駆動用の直流電動機
622(M2)および632(M3)を除勢して、冷凍
装置6の作動を停止する。また、冷凍装置6の運転が所
定時間に達すると、制御手段100は上記電磁切り換え
弁66を付勢してコンプレッサ61から吐出された冷媒
をコンデンサ62を迂回してエバポレータ63に直接導
入し、エバポレータ63に付着した霜を除去するように
作動せしめる。
【0021】次に、上記走行用エンジン2のアクセルペ
ダルを開放したアイドリング状態における回転制御につ
いて、その一実施形態を図4に示すフローチャートをも
参照して説明する。制御手段100は、ステップS1に
おいて冷凍機作動スイッチ111(SW2)がON即ち
投入されているか否かをチェックする。ステップS1に
おいて冷凍装置作動スイッチ111(SW2)がONさ
れていなければ、冷凍装置6は作動せずエンジン2に冷
凍装置6を作動する負荷が作用しないので、制御手段1
00はステップS2に進んで、アイドルアップ手段30
のステッピングモータ32(M4)をP0の回動位置に
作動せしめる。このP0の回動位置は、作動カム31の
ベース円部311が燃料制御ラック21に当接する位置
で、燃料制御ラック21を無負荷位置L0に位置付け
る。燃料制御ラック21が無負荷位置L0に位置付けら
れると、エンジン2は例えば550rpmの回転速度で
作動せしめられる。
【0022】上記ステップS1において冷凍装置作動ス
イッチ111(SW2)がONされていれば、制御手段
100はステップS3に進んで、外気温度センサー11
(SNS4)からの検出温度(TE)が外気設定温度
(TSE)以下であるか否かをチェックする。なお、外
気設定温度(TSE)は、例えば20℃に設定されてい
る。ステップS3において外気温度(TE)が外気設定
温度(TSE)より高い場合は、外気温度(TE)が例
えば20℃より高いので、冷凍装置6を作動するエンジ
ン2の負荷が大きいため、制御手段100はステップS
4に進んで、アイドルアップ手段30のステッピングモ
ータ32(M4)をP1の回動位置に作動せしめる。こ
のP1の回動位置は、作動カム31のカムノーズ部31
2が燃料制御ラック21に当接する位置で、燃料制御ラ
ック21を第1のアイドルアップ位置L1に位置付け
る。燃料制御ラック21が第1のアイドルアップ位置L
1に位置付けられると、エンジン2は例えば800rp
mの回転速度で作動せしめられる。
【0023】一方、上記ステップS3において外気温度
(TE)が外気設定温度(TSE)以下の場合には、外
気温度(TE)が比較的低く冷凍装置6を作動するエン
ジン2の負荷は比較的少なくなるので、制御手段100
ステップS5に進んでアイドルアップ手段30のステッ
ピングモータ32(M4)をP2の回動位置に作動せし
める。このP2の回動位置は、作動カム31のカムノー
ズ部312とベース円部311との間のカム面に燃料制
御ラック21が当接する位置で、燃料制御ラック21を
第2のアイドルアップ位置L2に位置付ける。燃料制御
ラック21が第2のアイドルアップ位置L2に位置付け
られると、エンジン2は例えば650rpmの回転速度
で作動せしめられる。このように、外気温度が比較的低
く冷凍装置6を作動するエンジン2の負荷が比較的少な
いときには、燃料供給量が第1のアイドルアップ状態よ
り減少せしめられるので、燃費が向上するとともに、エ
ンジン騒音を低減することができる。
【0024】次に、上記走行用エンジン2のアイドリン
グ状態における回転制御の他の実施形態について、図5
に示すフローチャートをも参照して説明する。制御手段
100は上記図4の実施例と同様に、ステップQ1にお
いて冷凍機作動スイッチ111(SW2)がON即ち投
入されているか否かをチェックし、冷凍装置作動スイッ
チ111(SW2)がONされていなければ、冷凍装置
6は作動せずエンジン2に冷凍装置6を作動する負荷が
作用しないので、ステップQ2に進んで、アイドルアッ
プ手段30のステッピングモータ32(M4)をP0の
回動位置に作動し、燃料制御ラック21を無負荷位置L
0に位置付ける。
【0025】上記ステップQ1において冷凍装置作動ス
イッチ111(SW2)がONされていれば、制御手段
100はステップQ3に進んで、冷凍・冷蔵庫7の外壁
の温度を検出する庫壁温度センサー9(SNS2)から
の検出温度(TW)が所定の外壁設定温度(TSW)以
下であるか否かをチェックする。なお、庫壁設定温度
(TSW)は、例えば35℃に設定されている。ステッ
プQ3において外気温度(TW)が庫壁設定温度(TS
2)より高い場合は、冷凍・冷蔵庫7の外壁温度(T
W)が例えば35℃より高いので、冷凍装置6を作動す
るエンジン2の負荷が大きいため、制御手段100はス
テップQ4に進んで、アイドルアップ手段30のステッ
ピングモータ32(M4)をP1の回動位置に作動し、
燃料制御ラック21を第1のアイドルアップ位置L1に
位置付ける。
【0026】一方、上記ステップQ3において冷凍・冷
蔵庫7の外壁温度(TW)が庫壁設定温度(TSW)以
下の場合には、日射量が少なく冷凍・冷蔵庫7の外壁温
度(TW)が比較的低くて冷凍装置6を作動するエンジ
ン2の負荷は比較的少なくなるので、制御手段100は
ステップQ5に進んでアイドルアップ手段30のステッ
ピングモータ32(M4)をP2の回動位置に作動し、
燃料制御ラック21を第2のアイドルアップ位置L2に
位置付ける。このように、冷凍・冷蔵庫7の外壁温度
(TW)が比較的低く冷凍装置6を作動するエンジン2
の負荷が比較的少ないときには、燃料供給量が第1のア
イドルアップ状態より減少せしめられるので、燃費が向
上するとともに、エンジン騒音を低減することができ
る。
【0027】次に、上記走行用エンジン2のアイドリン
グ状態における回転制御の更に他の実施形態について、
図6に示すフローチャートをも参照して説明する。制御
手段100は上記図4および図5の実施例と同様に、ス
テップR1において冷凍機作動スイッチ111(SW
2)がON即ち投入されているか否かをチェックし、冷
凍装置作動スイッチ111(SW2)がONされていな
ければ、冷凍装置6は作動せずエンジン2に冷凍装置6
を作動する負荷が作用しないので、ステップR2に進ん
で、アイドルアップ手段30のステッピングモータ32
(M4)をP0の回動位置に作動し、燃料制御ラック2
1を無負荷位置L0に位置付ける。
【0028】上記ステップR1において冷凍装置作動ス
イッチ111(SW2)がONされていれば、制御手段
100はステップR3に進んで、日射量検出センサー1
0(SNS3)によって検出された日射量(TQ)が所
定の設定日射量(TSQ)以下であるか否かをチェック
する。なお、設定日射量(TSQ)は、例えば直射日光
が当たっているか否かを区別できる値に設定されてい
る。ズテップR3において日射量検出センサー10(S
NS3)によって検出された日射量(TQ)が設定日射
量(TSQ)より多い場合は、直射日光が当たって冷凍
・冷蔵庫7の外壁温度が相当高くなるので、冷凍装置6
を作動するエンジン2の負荷が大きいため、制御手段1
00はステップR4に進んで、アイドルアップ手段30
のステッピングモータ32(M4)をP1の回動位置に
作動し、燃料制御ラック21を第1のアイドルアップ位
置L1に位置付ける。
【0029】一方、上記ステップR3において日射量検
出センサー10(SNS3)によって検出された日射量
(TQ)が設定日射量(TSQ)以下の場合には、直射
日光が当たらず日射量が少ない。従って、冷凍・冷蔵庫
7の外壁温度はそれほど上昇せず、冷凍装置6を作動す
るエンジン2の負荷は比較的少なくなるので、制御手段
100ステップR5に進んでアイドルアップ手段30の
ステッピングモータ32(M4)をP2の回動位置に作
動し、燃料制御ラック21を第2のアイドルアップ位置
L2に位置付ける。このように、日射量検出センサー1
0(SNS3)によって検出された日射量(TQ)が比
較的低く、冷凍装置6を作動するエンジン2の負荷が比
較的少ないときには、燃料供給量が第1のアイドルアッ
プ状態より減少せしめられるので、燃費が向上するとと
もに、エンジン騒音を低減することができる。
【0030】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能で
ある。例えば、図示の実施形態においては、走行用エン
ジンによって交流発電機を駆動し、該交流発電機の出力
によって駆動される交流電動機により冷凍装置のコンプ
レッサを駆動する方式の冷凍・冷蔵車に本発明を適用し
た例を示したが、走行用エンジンによりクラッチを介し
て冷凍装置のコンプレッサを直接駆動する方式の冷凍・
冷蔵車に本発明を適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明による冷凍・冷蔵車は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0032】即ち、本発明によれば、エンジンのアイド
リング時における冷凍装置の作動時に、エンジンの燃料
供給装置を第1のアイドルアップ状態と、該第1のアイ
ドルアップ状態と無負荷状態との間の第2のアイドルア
ップ状態に作動するアイドルアップ手段を具備し、外気
温度が高いとき、または冷凍・冷蔵庫の外壁温度が高い
とき、または日射量が多いときにはアイドルアップ手段
を第1のアイドルアップ状態に作動し、外気温度が所定
値以下のとき、または冷凍・冷蔵庫の外壁温度が所定値
以下のとき、または日射量が設定量以下のときにはアイ
ドルアップ手段を第2のアイドルアップ状態に作動する
ようにしたので、冷凍装置を作動するエンジンの負荷が
比較的少ないときには、燃料供給量が減少せしめられ
る。従って、冷凍装置を作動するエンジンの負荷が比較
的少ないアイドリング時において、燃費が向上するとと
もに、エンジン騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車の概略
構成ブロック図。
【図2】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
されるアイドルアップ手段の概略構成を示す側面図。
【図3】本発明に従って構成された冷凍・冷蔵車に装備
される制御手段のブロック図。
【図4】図3に示す制御手段の動作の一実施形態を示す
フローチャート。
【図5】図3に示す制御手段の動作の他の実施形態を示
すフローチャート。
【図6】図3に示す制御手段の動作の更に他の実施形態
を示すフローチャート。
【符号の説明】
2:走行用エンジン 3:交流発電機(ACG) 4:交流電動機(M1) 5:電源回路 51:電源切り換え器 52:整流器 53:自動電圧調整器 54:インバータ(INV) 55:直流電源回路 56:バッテリ 6:冷凍装置 61:コンプレッサ 611:電磁クラッチ(CLT1) 612:ベルト伝動機構 62:コンデンサ 622:直流電動機(M2) 63:エバポレータ 632:直流電動機(M3) 641、642、643:配管 644:バイパス配管 65:圧力スイッチ(SW1) 66:電磁切り換え弁(V1) 7:冷凍・冷蔵庫 8:庫内温度センサー(SNS1) 9:庫壁温度センサー(SNS2) 10:日射量検出センサー(SNS3) 11:外気温度センサー(SNS4) 20:燃料噴射ポンプ 21:燃料制御ラック 30:アイドルアップ手段 31:作動カム 32:ステッピングモータ(M4) 100:制御手段 111:冷凍装置作動スイッチ(SW2) 112:冷凍温度設定器(FTS)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
    源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
    車において、 該エンジンのアイドリング時における該冷凍装置の作動
    時に、該エンジンの燃料供給装置を第1のアイドルアッ
    プ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状態と
    の間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイドルア
    ップ手段と、 外気温度を検出する外気温度検出手段と、 該外気温度検出手段からの検出信号に基づいて、外気温
    度が設定温度より高い場合は該アイドルアップ手段を該
    第1のアイドルアップ状態に作動し、外気温度が設定温
    度以下の場合は該アイドルアップ手段を該第2のアイド
    ルアップ状態に作動せしめる制御手段とを具備する、こ
    とを特徴とする冷凍・冷蔵車。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
    源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
    車において、 該エンジンのアイドリング時における該冷凍装置の作動
    時に、該エンジンの燃料供給装置を第1のアイドルアッ
    プ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状態と
    の間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイドルア
    ップ手段と、 冷凍・冷蔵庫の外壁の温度を検出する庫壁温度検出手段
    と、 該庫壁温度検出手段からの検出信号に基づいて、冷凍・
    冷蔵庫の外壁温度が設定温度より高い場合は該アイドル
    アップ手段を該第1のアイドルアップ状態に作動し、冷
    凍・冷蔵庫の外壁温度が設定温度以下の場合は該アイド
    ルアップ手段を該第2のアイドルアップ状態に作動せし
    める制御手段とを具備する、ことを特徴とする冷凍・冷
    蔵車。
  3. 【請求項3】 車両に搭載された走行用エンジンを駆動
    源として作動せしめられる冷凍装置を備えた冷凍・冷蔵
    車において、 該エンジンのアイドリング時における該冷凍装置の作動
    時に、該エンジンの燃料供給装置を第1のアイドルアッ
    プ状態と、該第1のアイドルアップ状態と無負荷状態と
    の間の第2のアイドルアップ状態に作動するアイドルア
    ップ手段と、 日射量を検出する日射量検出手段と、 該日射量検出手段からの検出信号に基づいて、日射量が
    設定量より多い場合は該アイドルアップ手段を該第1の
    アイドルアップ状態に作動し、日射量が設定量以下の場
    合は該アイドルアップ手段を該第2のアイドルアップ状
    態に作動せしめる制御手段とを具備する、ことを特徴と
    する冷凍・冷蔵車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005009854A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Thermo King Corp 温度制御装置およびそれの機能不良を判定する方法

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JP2005009854A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Thermo King Corp 温度制御装置およびそれの機能不良を判定する方法

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