JP2000110202A - 消火栓用ダストシール - Google Patents
消火栓用ダストシールInfo
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- JP2000110202A JP2000110202A JP10279711A JP27971198A JP2000110202A JP 2000110202 A JP2000110202 A JP 2000110202A JP 10279711 A JP10279711 A JP 10279711A JP 27971198 A JP27971198 A JP 27971198A JP 2000110202 A JP2000110202 A JP 2000110202A
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Abstract
の噴出を防止し、栓内部への異物の落下を阻止する消火
栓用ダストシールを提供する。 【解決手段】 シール本体はゴムなどの軟質弾性材製
で、内部に板バネなどの金属弾性材製の芯材11が埋ま
っている。平面の中心から放射状に切目12が入ってい
て、複数の舌片13を突き合わせた形状になっている。
シール本体の上面にはリング状に突出部14がある。シ
ール本体の側辺部に取付用のボルト孔15を有する。
Description
付けて使用するダストシールに関する。
置されていて、消化時には栓内バルブを全開にして放水
使用されるが、定期点検時や水道水の塩素濃度調査時な
どには、バルブを少しだけ開けて、使用されることがあ
る。ところが、消火栓にはかなりの水圧が作用している
ため、特に栓内バルブにボールバルブを用いている場合
には、バルブを少し開けようとして回動させると、バル
ブの弁体と弁座との間に隙間ができて、ここから水が勢
いよく噴き出す危険がある。この為、従来、放水口の口
金内面にリング状の遮蔽体を取付けて、噴出防止を図る
技術が特開平9−140823号として提案されてい
る。
のでは、口金の内壁から内方に向かって僅かに突出する
リング状の遮蔽体が取付けられているだけだから、水の
噴出を完全に押えることができず、その上、石や泥の塊
りなどの異物が消火栓内に落下するのを阻止できなかっ
た。
止機能が高く、消火栓内への異物の落下を阻止できる消
火栓用ダストシールを提供せんとするものである。ま
た、本発明は放水口の口金用パッキンを兼ね、かつ、構
造が簡単な消火栓用ダストシールを提供せんとするもの
である。
シールの技術的手段は、シール本体は軟質弾性材製で、
内部に金属弾性材製の芯材が埋設され、かつ、平面の中
心から放射状に切込まれて複数の舌片が形成されてな
り、消火栓の放水口に取付けて使用されることにある。
形成してもよい。また、シール本体の側辺部にボルト孔
を形成し、消火栓ケーシングの上面とシール押えとで挟
んでボルト締めによって固定支持するようにしてもよ
い。
態を図面の実施例について説明する。図1は消火栓の放
水口にダストシールを取付けた状態である。1は消火栓
ケーシング、2はボール弁体、3は弁座である。4はシ
ール押えで、ダストシール10はケーシング1の上面と
シール押え4との間に挟まれて支持される。5は放水口
の口金、6は口金フランジ、7は締付ボルト、8はキャ
ップである。
されている。ダストシール10の本体は、ゴムなどの軟
質弾性材製であり、内部に板バネなどの金属弾性材製の
芯材11が埋設されている。ダストシール10には、図
2に示されるように平面の中心から放射状に切目12が
設けられ、屈曲可能な複数の舌片13が突き合わせ状に
形成された形状になっている。そして、芯材11は図2
に破線で示されるように、各舌片13に沿った形状をし
ている。また、ダストシール10の上面にはリング状に
突出部14が設けられていて、シール押え4との接触面
に於けるシール性の向上を図っている。更に、この突出
部14がシール押え4で押圧されると、その圧縮効果は
ボルト孔15にまで及び、ボルト7とボルト孔15とが
よく密着して、ボルト7とケーシング1との螺合部への
水の侵入を阻止し、螺合部での錆の発生を防止できる。
する。先ず、消火栓の止水状態では、ダストシール10
は図1の実線のように舌片13は伸長している。この
為、キャップ8を開けて点検中などに、小石、あるいは
土や泥の塊りなどの異物が放水口の中に転げ落ちても、
舌片13によって受け止められ、消火栓の内部にまで落
ち込むことはなく、簡単に取出すことができる。次に、
消火栓のバルブを少し開けると、ボール弁体2と弁座3
との間に発生した隙間から水が勢いよく噴き出して、舌
片13の下面に衝突する。しかし、この場合は、水の勢
いは強いものの、水量が少ないので、舌片13の下面に
作用する力は大きくなく、舌片13は伸長状態を保持
し、噴出水は舌片13によって受け止められ、上方に噴
き出すことはない。従って、消火栓の作動点検時や、少
量の水を取出そうとして、バルブを少し開けた際に、水
が噴出して作業者を直撃するようなことはなく、安心し
て作業ができる。
大量の水が噴き出して、舌片13の下面に作用するの
で、舌片13はその力に負けて、図1の一点鎖線のよう
に屈曲変形し、水はそのままの勢いで噴き上がる。な
お、舌片13の曲げ強度は、芯材11の強さを変えるこ
とによって調節できるので、使用状況に応じて、芯材1
1の厚さや材質を適宜、選定して使用する。次に、バル
ブを閉じると、下面に作用する力が無くなるので、舌片
13は弾性復元力によって元の伸長状態に戻る。
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、放水口の構造や、ダストシールの
詳細な形状・支持方式などは自由である。
埋設されていて、各舌片の曲げ強度が高いので、消火栓
のバルブを少し開けて、弁体と弁座との間にできた隙間
から少量の水が噴出した程度では、舌片が曲がらず、噴
出流は舌片の下面で受け止められ、外部にまで吹き出す
ことはない。この為、消火栓の作動点検や、少量の水を
取り出す時などに、噴出水のおそれがないので、安心し
て作業を行うことができる。また、舌片の曲げ強度は、
芯材の厚さなどを変えることによって、簡単に調節設定
できるので、使用状況に応じた、最適強度のダストシー
ルを容易に得ることができる。更に、このダストシール
は消火栓の放水口に取付けられるので、放水口に転り込
んだ小石などの異物は、このダストシールによって受け
止められ、消火栓の内部にまで落ち込むことはなく、簡
単に取り出すことができ、消火栓のメンテナンス上でも
有益である。
するので、接合支持部での止水性が高く、口金パッキン
としての機能をも果し、その分、部品点数を少なくでき
て、実用上、有益である。
ング上面と押えシールとの間に挟み込んで使用するの
で、取付構造が簡単で、消火栓全体としての構造の簡素
化を図ることができる。また、リング状突出部の押圧効
果が、ボルト孔にまで及び、ボルトとボルト孔とが密着
し、ボルト螺合部への侵水を阻止でき、螺合部での錆付
きを防止できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 シール本体は軟質弾性材製で、内部に金
属弾性材製の芯材が埋設され、かつ、平面の中心から放
射状に切込まれて複数の舌片が形成されてなり、消火栓
の放水口に取付けて使用される消火栓用ダストシール。 - 【請求項2】 シール本体の少なくとも片面に、リング
状の突出部が形成されている請求項1記載の消火栓用ダ
ストシール。 - 【請求項3】 シール本体の側辺部にボルト孔が形成さ
れ、消火栓ケーシングの上面と、シール押えとで挟ん
で、ボルト締めによって固定支持される請求項1又は2
記載の消火栓用ダストシール。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27971198A JP3624104B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 消火栓用ダストシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3624104B2 JP3624104B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=17614822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27971198A Expired - Fee Related JP3624104B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 消火栓用ダストシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3624104B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007265706A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Koito Mfg Co Ltd | エイミングスクリュー係止用プッシュオンフィックス |
JP2010159829A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Toshiba Corp | 蒸気弁装置およびそれを備えた発電設備 |
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---|---|---|---|---|
JP7290502B2 (ja) * | 2019-08-02 | 2023-06-13 | 株式会社清水合金製作所 | ボール式消火栓とボールバルブ |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP27971198A patent/JP3624104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4640999B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2011-03-02 | 株式会社小糸製作所 | エイミングスクリュー係止用プッシュオンフィックス |
JP2010159829A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Toshiba Corp | 蒸気弁装置およびそれを備えた発電設備 |
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JP3624104B2 (ja) | 2005-03-02 |
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