JP2000109609A - 熱可塑性エラストマー組成物およびこれを用いたスラッシュ成形表皮 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物およびこれを用いたスラッシュ成形表皮

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JP2000109609A JP28562798A JP28562798A JP2000109609A JP 2000109609 A JP2000109609 A JP 2000109609A JP 28562798 A JP28562798 A JP 28562798A JP 28562798 A JP28562798 A JP 28562798A JP 2000109609 A JP2000109609 A JP 2000109609A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラッシュ成形時のシート性が良好であり、
成形回数にかかわらず粉体流動性を維持する熱可塑性エ
ラストマー組成物、および放置及び熱老化後において
も、オリゴマー成分をはじめプロセスオイルや安定剤等
の表面移行を阻止したスラッシュ成形表皮の提供を目的
とする。 【解決手段】 少なくとも水素添加スチレンブタジエ
ンゴム、ポリプロピレン樹脂、内部離型剤、そしてメル
トフローレート(MFR)がJIS K6760により
190℃、2.16kgfの荷重で20g/10分以上
であって、かつ融点が40℃以上のポリエチレン樹脂か
らなる熱可塑性エラストマー組成物にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性エラストマ
ー組成物およびこれを用いたスラッシュ成形表皮に係
り、詳しくは成形回数にかかわらず、粉体流動性を維持
し、また、熱老化による表面状態の変化がない熱可塑性
エラストマー組成物およびこれを用いたスラッシュ成形
表皮に関する。
【0002】
【従来の技術】軟質の粉末材料を用いた粉末成形法とし
て、軟質塩化ビニル樹脂粉末を用いた粉末スラッシュ成
形法がインストルメントパネル、コンソールボックス、
ドアートリム等の自動車内装品の表皮に広く採用されて
いる。これはソフトな感触であり、皮シボやステッチを
設けることができ、また設計自由度が大きいこと等の意
匠性が良好なことによる。
【0003】この成形方法は、他の成形方法である射出
成形や圧縮成形と異なり、賦形圧力をかけないので、成
形時には粉末材料を複雑な形状の金型に均一付着させる
ためには粉体流動性に優れることが必要であり、金型に
付着した粉体が溶融して無加圧下でも流動して皮膜を形
成するために、溶融粘度が低いことも条件になってい
る。更に、金型を冷却して成形された表皮を金型より容
易に離型できることも必要であった。
【0004】これを改善した一つの方法として、特開平
7−82433号公報には、ポリプロピレン樹脂と特定
のスチレン系熱可塑性エラストマーとを重量比70/3
0〜30/70の割合で混合したもの粉砕して用いるこ
とが提案されている。ここでは、スチレン系熱可塑性エ
ラストマーがスチレン含量20重量%以下のスチレン・
エチレンブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレ
ン含量20重量%以下のスチレン・エチレンプロピレン
・スチレンブロック共重合体、そしてスチレン含量20
重量%以下の水素添加スチレンブタジエンゴムから選ば
れたものであり、ポリプロピレン樹脂との相溶性が良好
で粉末成形に適した組成物になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この組成物はポリプロ
ピレン樹脂と水素添加スチレンブタジエンゴムの混合に
おいて水素添加スチレンブタジエンゴムがポリプロピレ
ン樹脂中で微分散するので、物性の低下が少なくて表皮
素材に適している。しかし、スラッシュ成形表皮に使用
した場合には、水素添加スチレンブタジエンゴムが吸油
能に劣るため、組成物中のオリゴマー成分やプロセスオ
イルや安定剤が表面に移行して光沢・粘着性・白化をも
つ欠点があった。
【0006】特に、スラッシュ成形表皮の表面を補強す
るために透明な塗装膜を形成し、熱処理した後、時間経
過とともに上記オリゴマー成分をはじめ、プロセスオイ
ルや安定剤等が表面に移行しやすくなる欠点があった。
また、熱可塑性エラストマー組成物の粉体は、スラッシ
ュ成形中に室温以上の雰囲気下にあるため、粉体表面に
組成物中のオリゴマー成分やプロセスオイルや安定剤等
が移行し、粉体が粘着性を持ち、日数経過とともにブロ
ッキングし易く、粉体流動性が悪くなっていた。また、
プロセスオイルを除外した場合、組成物のMFR値が2
30℃,荷重2.16kgで20g/10分未満に低下
し、スラッシュ時のシート性が悪化する傾向が顕著であ
った。
【0007】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、スラッシュ成形時のシート性が良好で、また成
形回数にかかわらず粉体流動性を維持するスラッシュ成
形用熱可塑性エラストマー組成物、および放置及び熱老
化後においてもオリゴマー成分をはじめプロセスオイル
や安定剤等の表面移行を阻止したスラッシュ成形表皮の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本願の請求項1記
載の発明では、スラッシュ成形表皮の材料として使用す
る熱可塑性エラストマー組成物において、少なくとも水
素添加スチレンブタジエンゴム、ポリプロピレン樹脂、
内部離型剤、そしてメルトフローレート(MFR)がJ
IS K6760により190℃、2.16kgfの荷
重で20g/10分以上であって、かつ融点が40℃以
上のポリエチレン樹脂からなる熱可塑性エラストマー組
成物にある。上記熱可塑性エラストマー組成物は、メル
トフローレート(MFR)が230℃、2.16kgの
荷重で20g/10分以上であって溶融流動性に富みス
ラッシュ成形時のシート成形性が良好であり、またこの
粉末をスラッシュ成形して得られた表皮も放置及び熱老
化後においても、光沢・粘着・白化などの表面状態の変
化がなく優れている。
【0009】本願の請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の組成物に吸油性に優れたエラストマーを添加
した熱可塑性エラストマー組成物にあり、請求項1の組
成物のMFR値より優れ、シート性がより良好である。
【0010】本願の請求項3記載の発明では、上記請求
項1または2記載の組成物にプロセスオイルを添加した
熱可塑性エラストマー組成物にあり、請求項2の組成物
のMFR値より優れ、シート性がより良好である。
【0011】本願の請求項4記載の発明では、ポリエチ
レン樹脂が分子量1,500以上で、かつ融点40°C
以上であるポリエチレンワックスの低分子量ポリエチレ
ン樹脂である熱可塑性エラストマー組成物にあり、紛体
流動性に優れ、メルトフローレート(MFR)が230
℃、2.16kgの荷重で20g/10分以上であり、
かつ請求項3の組成物のMFR値より優れ、シート性が
より良好である。また、この粉末をスラッシュ成形した
表皮は放置及び熱老化後においても、光沢・粘着・白化
などの表面状態の変化がなく優れている。
【0012】本願の請求項5記載の発明では、少なくと
も水素添加スチレンブタジエンゴム、ポリプロピレン樹
脂、内部離型剤、そしてメルトフローレート(MFR)
がJIS K6760により190℃、2.16kgの
荷重で20g/10分以上であり、かつ融点が40℃以
上のポリエチレン樹脂からなる熱可塑性エラストマー組
成物をスラッシュ成形した表皮にある。上記スラッシュ
成形表皮は放置及び熱老化後においても、光沢・粘着・
白化などの表面状態の変化がなく優れている。
【0013】本願の請求項6記載の発明では、請求項5
に吸油性の優れたエラストマーを添加した熱可塑性エラ
ストマー組成物をスラッシュ成形した表皮にあり、放置
及び熱老化後においても、光沢・粘着・白化などの表面
状態の変化がなく優れている。
【0014】本願の請求項7記載の発明では、請求項5
または6にプロセスオイルを添加した熱可塑性エラスト
マー組成物をスラッシュ成形した表皮にあり、放置及び
熱老化後においても、光沢・粘着・白化などの表面状態
の変化がなく優れている。
【0015】本願の請求項8記載の発明では、ポリエチ
レン樹脂が分子量1,500以上で、かつ融点40°C
以上であるポリエチレンワックスの低分子量ポリエチレ
ン樹脂からなる熱可塑性エラストマー組成物をスラッシ
ュ成形した表皮にあり、放置及び熱老化後においても、
光沢・粘着・白化などの表面状態の変化がなく優れてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明で使用するポリプロピレン
樹脂は、ポリプロピレンホモポリマー、α−オレフィン
とのブロックあるいはランダム共重合体のいずれでもよ
いが、特にα−オレフィンとしてエチレンを用いたブロ
ックあるいはランダム共重合体が成形体の柔軟性の面か
らいって好ましい。また、圧力のかからない粉末スラッ
シュ成形に用いるためには、ポリプロピレン樹脂の溶融
流動性の指数としてJIS K7210により230°
C,荷重2.16kgfで測定したMFR(メルトフロ
ーレート)が100〜800g/10分であることが必
要である。上記のMFR値を有するポリプロピレン樹脂
は溶融流動性が良好であり、有機過酸化物を使用しなく
ても溶融流動性に優れ、溶融粘度が低く、引張強度の優
れ、熱老化により成形シート表面に粘着の光沢の発生が
ないものを得ることができる。
【0017】また、MFR値が100g/10分未満の
溶融流動性に欠けるポリプロピレン樹脂を使用する場合
には、有機過酸化物を0.02〜5.0重量部添加し、
120〜250°Cの温度で混練してMFR値を100
〜800g/10分になるようにポリプロピレン樹脂の
低分子量化を図ることができる。
【0018】また、MFR値が100g/10分未満の
溶融流動性に欠けるポリプロピレン樹脂を使用する場合
には、該ポリプロピレン樹脂に有機過酸化物を添加して
120〜250°Cの温度で溶融混練した後に、水素添
加スチレンブタジエンゴム(H−SBR)を溶融混練す
ることができる。H−SBRと有機過酸化物を同時に溶
融混練した場合、H−SBRが低分子量化して成形シー
トの表面へ移行し、熱老化後に表面に粘着性や光沢が発
生する。
【0019】上記有機過酸化物としては、通常、ゴム、
樹脂の架橋に使用されているジアシルパーオキサイド、
パーオキシエステル、ジアリルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサ
イド、ジクミルパーオキサイド、2.5−ジメチル−
2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−ヘキサン−3,
1,3−ビス(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)
ベンゼン、1,1−ジ−ブチルパーオキシ−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン等があり、熱分解による1
分間の半減期が150〜250°Cのものが好ましい。
【0020】該有機過酸化物は120〜250°Cの加
熱下で混練する過程で、ポリプロピレン樹脂の主鎖を切
断して分子量を低下させ、熱可塑性エラストマー組成物
に高い溶融流動性をもたせる。有機過酸化物の添加量は
熱可塑性エラストマー組成物中、0.02〜5.0重量
%であり、0.02重量%未満の場合にはポリプロピレ
ン樹脂の主鎖を切断する分解能力が少なく、熱可塑性エ
ラストマー組成物に高い溶融流動性を付与できなくな
る。一方、5.0重量%を越えると、分解が過剰にな
り、粉体成形品の引張強度等の機械的特性が低下する。
【0021】水素添加スチレンブタジエンゴム(H−S
BR)はポリプロピレン樹脂との相溶性に優れており、
ポリプロピレン樹脂に混練すると柔軟になり、折曲げや
白化しにくい熱可塑性エラストマー組成物が得られる。
H−SBRのスチレン含有量は30重量%以下が好まし
く、柔軟性に富む表皮を得るためには5〜15重量%が
適当である。H−SBRは、スチレンとブタジエンがラ
ンダムに共重合しているスチレンブタジエンゴムを水素
添加している点で、ブロック共重合体であるSEBSと
異なっている。代表的なものとして、日本合成ゴム社製
の商品であるダイナロンシリーズがある。ポリプロピレ
ン樹脂とH−SBRとの混合量は、重量比で80/20
〜20/80の割合であり、ポリプロピレン樹脂が多く
なると、成形された表皮が硬くなり、一方少なくなると
引張強度が低下する。
【0022】スラッシュ成形用熱可塑性エラストマー組
成物において、MFRが230℃、2.16kgの荷重
で20g/10分以上を確保するためには、本発明で添
加するポリエチレン樹脂はMFRがJIS K6760
により190℃、荷重2.16kgで20g/10分以
上であり、融点が40℃以上であることが必要になる。
この種のポリエチレン樹脂として、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンが
ある。更に、分子量が1,500以上で融点40℃以上
のポリエチレンワックス等の低分子量ポリエチレン樹脂
であると、組成物の溶融流動性の面からさらに好まし
い。
【0023】また、本発明で使用するポリエチレン樹脂
は本来ポリプロピレン樹脂とは相溶性が悪く、物性等も
非常に悪いが、H−SBRがポリエチレン樹脂とポリプ
ロピレン樹脂との相溶化剤として働いており、従来配合
の物性(特開平7−82433号公報中の物性)と同レ
ベルとなっている。
【0024】ここで、ポリエチレン樹脂を添加すること
によって、オイルや安定剤のブルーム防止効果があっ
て、粉体時にはブルームによる粘着が無くなり、粉体流
動性が向上し、ブロッキングもしなくなる。スラッシュ
成形表皮においては、放置や熱老化時にブルームによっ
て生じる光沢・粘着・白化が抑制される。添加量はエラ
ストマー100重量部に対して5〜200重量部が好ま
しい。
【0025】本発明では、プロセスオイルを添加するこ
とにより組成物中のエラストマー成分に吸収されて溶融
粘度を下げるとともに、表皮の硬度を下げ、柔軟性をも
たせる効果がある。上記プロセスオイルはゴム用に使用
されるものであり、パラフィン系、ナフテン系、アロマ
系に分類されるが、エラストマー成分との相溶性により
パラフィン系が好ましい。添加量は吸油能に優れたエラ
ストマー100重量部に対して5〜200重量部が好ま
しい。200重量部を越えると、引張物性が低下し、5
重量部未満になると、溶融粘度が下がらず表皮が硬くな
る。
【0026】吸油能に優れたエラストマーは、ポリプロ
ピレン樹脂と相溶性を有しており、プロセスオイルと組
成物中のオリゴマー成分を吸収する性質を有するもの
で、スチレン・エチレンブチレン・スチレンブロックコ
ポリマー(SEBS)やスチレン・エチレンプロピレン
・スチレンブロックコポリマー(SEPS)等のスチレ
ン系ブロック共重合熱可塑性エラストマー、オレフィン
結晶・エチレンブチレン・オレフィン結晶ブロックコポ
リマー(CEBC)、エチレンプロピレンゴム(EP
R)、そしてエチレン・オクテン共重合体(POE)が
ある。
【0027】上記SEBSはスチレン・ブタジエン・ス
チレンブロック共重合体(SBS)を水素添加したもの
であり、シエル化学社製の商品であるクレイトンGシリ
ーズ、旭化成社製の商品であるタフテックHシリーズ等
が挙げられる。このSEBSではスチレン含量が増える
につれて強度が上昇するが、柔軟性が低下する。また、
同SEBSではスラッシュ成形時に溶融してスチレンハ
ードセグメントが凝集し、平滑なシート状成形体を得に
くいことがある。従って、スチレン含量は40%重量以
下がよい。
【0028】SEPSはスチレン・イソプレン・スチレ
ンブロック共重合体(SIS)を水素添加したもので、
クラレ社製の商品であるセプトンが代表的である。SE
BSと同様にスチレン含量が増えるにつれ柔軟性が低下
するために、スチレン含量は40重量%以下がよい。
【0029】尚、上記吸油能に優れたエラストマーは、
H−SBRに比べてポリプロピレン樹脂に対する相溶性
が劣っており、ポリプロピレン樹脂に混練、添加する
と、μm単位の大きさで分散するので、引張物性が低下
する傾向にある。しかし、ポリプロピレン樹脂にH−S
BRとプロセスオイルを添加した場合には、H−SBR
が吸油能に劣るため、組成物中のオリゴマー成分が表面
に移行(ブリード)して粘着性をもち、これを用いて粉
末スラッシュ成形用に粉砕したエラストマー粉も粘着性
をもつため、ブロッキングしやすくなって粉体流動性、
また表皮も金型からの離型性に欠ける。これに吸油能に
優れたエラストマーを添加した場合には、組成物中のオ
リゴマー成分とオイルを吸収してブリードをかなり阻止
することができる。ただし、完全ではなく多少ブリード
していた。これに、ポリエチレン樹脂を添加した系では
ブリードほとんど無くなっている。
【0030】上記吸油能に優れたエラストマーの添加量
は、H−SBR100重量部に対して20〜250重量
部である。20重量部未満になると、組成物中のオリゴ
マー成分とオイルを充分に吸収できなくなり、また25
0重量部を越えると、ポリプロピレン樹脂との分散が悪
くなり、引張物性が低下する傾向にある。
【0031】熱安定剤としては、通常のポリオレフィン
に用いられるものが使用できる。一般的には、フェノー
ルとリン系の酸化防止剤を併用して使用するが、特に限
定されるものではない。また、光安定剤としては、ラジ
カル捕捉剤であるヒンダードアミン、ベンゾトリアゾー
ル系のものが使用されることもある。顔料は通常のオレ
フィン系に適した有機、無機のものが使用される。更
に、脂肪酸金属塩等の滑剤や炭酸カルシウム、タルク等
の充填剤等が必要に応じて添加される。
【0032】これらの配合物の混合は下記の6つの方法
によって溶融混練される。 (1)MFR(メルトフローレイト JIS K721
0)が100〜800g/10分のポリプロピレン樹脂
に、H−SBRと、ポリエチレン樹脂等を同時に添加
し、これらを120〜250°Cの温度で混練する方法
であり、この場合には有機過酸化物を添加しない。
【0033】(2)MFR(メルトフローレイト JI
S K7210)が100〜800g/10分のポリプ
ロピレン樹脂に、H−SBR、ポリエチレン樹脂、吸油
能に優れたエラストマー等を同時に添加し、これらを1
20〜250°Cの温度で混練する方法であり、この場
合には有機過酸化物を添加しない。 (3)MFR(メルトフローレイト JIS K721
0)が100〜800g/10分のポリプロピレン樹脂
に、H−SBRと、ポリエチレン樹脂、プロセスオイ
ル、吸油能に優れたエラストマー等を同時に添加し、こ
れらを120〜250°Cの温度で混練する方法であ
り、この場合には有機過酸化物を添加しない。 (4)予めMFRが100g/10分未満のポリプロピ
レン樹脂に有機過酸化物を0.02〜5.0重量部添加
し、120〜250°Cの温度で混練してMFRを10
0〜800g/10分に調整したポリプロピレン樹脂
に、H−SBR、ポリエチレン樹脂等を同時に添加し、
これらを120〜250°Cの温度で混練する方法があ
る。
【0034】(5)MFRが100g/10分未満のポ
リプロピレン樹脂と吸油能に優れたエラストマーに有機
過酸化物を0.02〜5.0重量部添加し、120〜2
50°Cの温度で混練した後、更にこれにH−SBR、
ポリエチレン樹脂等を添加して120〜250°Cの温
度で混練する方法がある。
【0035】(6)MFRが100g/10分未満のポ
リプロピレン樹脂と吸油能に優れたエラストマーとプロ
セスオイルに有機過酸化物を0.02〜5.0重量部添
加し、120〜250°Cの温度で混練した後、更にこ
れにH−SBR、ポリエチレン樹脂等を添加して120
〜250°Cの温度で混練する方法がある。
【0036】添加混練方法は添加剤をV型ブレンダー、
タンブラー、ヘンシェルミキサー等を用いてドライブレ
ンドしたものを原料供給ホッパーより供給し、プロセス
オイルはベント口より注入し、120〜250°Cの範
囲に温度調節した二軸押出機で溶融混練してペレット化
する。
【0037】また、密閉式混練機であるニーダー、バン
バリーミキサー等によってエラストマー成分であるH−
SBRと吸油能に優れたエラストマーにプロセスオイル
を添加して混練してペレット化した後、このペレットと
ポリプロピレン樹脂とドライブレンドして、120〜2
50°Cの範囲に温度調節した一軸あるいは二軸押出機
で溶融混練してペレット化することもできる。
【0038】得られたペレットの溶融粘度であるMFR
は230℃、2.16kgfの荷重で20g/10分以
上が好ましい。これ未満になると、組成物の溶融流動性
が小さくなって表皮にピンホールが発生する傾向があ
る。
【0039】上記の配合から得られたペレットは、ター
ボミル、ピンミル、ハンマーミル等の衝撃型微粉砕機を
用いて微粉砕される。この時通常では液体窒素を用いて
冷凍粉砕される。また、配合によっては溶融樹脂をスプ
レあるいはディスクアトマイザーによって噴霧し冷却す
ることによって粉体化することができる。粉砕されたも
のは篩い等によって粒径が少なくとも1,000μmの
篩を通過し、平均粒径が100〜800μmのものが集
められ、これに有機あるいは無機の粉体性改良剤を添
加、混合して粉末スラッシュ成形用に使用する。
【0040】次いで、エラストマー組成物を用いて粉末
スラッシュ成形を行う。この成形では組成物の融点以上
に加熱された型にこれを主として重力で落下させて投入
し、一定時間経過後に型を反転し、余分の組成物を回収
箱に集める。型表面には組成物が層となって付着してお
り、時間経過とともに溶融してスキン層が形成される。
そして、型を冷却してスキン層を脱型するものであり、
これが繰り返し行われる。
【0041】型の加熱方法としては、オイル循環あるい
は熱風炉へ入れる方法が一般的である。オイル循環はパ
イプ配管配置により型温度調整が容易であるが、型面か
らのみ加熱される。一方、熱風炉を用いると、型面およ
び成形物裏面の両面からの加熱が可能であるが、生産性
を考慮して熱風を300°C以上に設定することが多い
ため、成形物裏面の熱酸化劣化を起こさないように処方
や条件を配慮する必要がある。
【0042】熱風方式は、粉末スラッシュ成形を多層
(2ないし3)に行う時に有効である。即ち、加熱され
た型に最外層となる1回目の粉末をスラッシュ成形し、
半溶融状態で2回目の粉末を付着させ、そして必要なら
3回目もスラッシュ成形し、その後加熱溶融する。この
場合、型面側のみからの加熱では、熱伝達が不充分なの
で成形物裏面からの加熱も可能な熱風炉方式が用いられ
ることが多い。
【0043】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明する。 実施例1〜2 実施例1、2では、JIS K7210により230°
C,荷重2.16kgfで測定したMFRが100〜8
00g/10分の高流動性ポリプロピレン樹脂、H−S
BR、ポリエチレン樹脂、安定剤、離型剤、をタンブラ
ーでドライブレンドしたものを、二軸押出機(池貝鉄鋼
社製、PCM45)の原料供給ホッパーより供給し、2
20°C、300rpmで混練して押出しペレット化し
た。上記で得られたペレットを液体窒素に浸し、ターボ
ミルT250−4J(ターボ工業社製)に投入して粉砕
し、1,000μmの篩い通過分のみを集めた。
【0044】実施例3〜4,比較例1〜3 実施例3〜4、比較例1〜3では、二軸押出機(池貝鉄
鋼社製、PCM45)で2回混練りを行っている。1回
目の混練りではポリプロピレン樹脂、吸油能に優れたエ
ラストマー、有機過酸化物、離型剤、をタンブラーでド
ライブレンドしたものを、二軸押出機(池貝鉄鋼社製、
PCM45)の原料供給ホッパーより供給し、プロセス
オイルをベント口より注入しながら230°C、100
rpmで混練して押出しペレット化した。 続いて、1
回目の混練りで作製したペレットにH−SBR、ポリエ
チレン樹脂、安定剤をタンブラーでドライブレンドした
ものを、二軸押出機(池貝鉄鋼社製、PCM45)の原
料供給ホッパーより供給し、200°C、300rpm
で混練して押出しペレット化した。尚、表中の括弧はこ
の2回目で添加したものを示す。上記で得られたペレッ
トを液体窒素に浸し、ターボミルT250−4J(ター
ボ工業社製)に投入して粉砕し、1,000μmの篩い
通過分のみを集めた。
【0045】次に、上記粉体組成物を用いて粉末スラッ
シュ成形を行った。粉末スラッシュ成形の方法として
は、まず皮シボ模様のついた150mm×150mm×
3mmの板をオーブン中で250°Cに加熱し、その上
に上記粉体組成物を約800gのせて10分間置いて付
着させた後、溶融付着しなかった粉体を除いて、300
°Cに調節したオーブン中で60秒間加熱し、オーブン
より取り出し水冷して、厚さ約0.8mmの表皮を脱型
した。
【0046】上記ペレットの溶融粘度、粉砕物の粉体流
動性、スラッシュ成形したシート成形性、表皮の引張物
性、熱老化後の表皮表面の粘着と光沢の有無の評価を下
記の方法で行った。得られた結果を表1に示す。
【0047】溶融粘度はペレットをJIS K7210
により230°C、2.16kgfの荷重でメルトフロ
ーレートを測定した。
【0048】粉体流動性は流下速度の測定を行い、良否
を判定した。流下速度はJIS K6721によりかさ
比重測定機を用いて、ロート状の部分から粉体100g
が全て落ちる時間を測定して、粉体性の良否を判断し
た。
【0049】スラッシュシート成形性は、スラッシュ成
形で得られた表皮のピンホールが目視でほとんど見られ
無いものを○、多数確認できるものを×とした。
【0050】引張物性は、スラッシュ成形で得られた表
皮をJIS3号ダンベルで打ち抜き、引張速度200m
m/分で引張強さと伸びを測定した。
【0051】熱老化後の表皮表面の粘着と光沢の有無に
ついては、表皮を120°Cに調節したオーブン中で2
00時間熱老化した後、その表面の粘着性は触手で、光
沢性は目視により優劣を判断した。表面に光沢性の見ら
れないものを○、多少見られるものを×にした。これら
の結果を表1に併記する。
【0052】
【表1】
【0053】この結果、実施例1〜4では、ペレットの
MFRがJIS K7210により230℃,2.16
kgfの荷重で20g/10分以上で溶融流動性に富み
シート成形性が良く、また従来配合である比較例1とほ
ぼ同等の物性を保ち、熱老化後の表皮表面には粘着性と
光沢性が見られなかった。また、粉体の粉体流動性も従
来配合の比較例1では流下しなかったが、実施例1〜4
全てが流下し良くなっている。しかし、比較例2〜3の
ように、MFRがJIS K6760により190℃,
2.16kgfの荷重で20g/10分未満のポリエチ
レン樹脂を添加すると、熱可塑性エラストマー組成物の
MFRがJIS K7210により230℃,2.16
kgfの荷重で20g/10分未満となり、シート性が
悪くなった。
【0054】
【発明の効果】以上のように本願の各請求項記載の発明
では、ポリプロピレン樹脂に、少なくともH−SBRと
メルトフローレート(MFR)がJIS K6760に
より190℃、2.16kgfの荷重で20g/10分
以上であって、かつ融点が40℃以上のポリエチレン樹
脂を添加した熱可塑性エラストマー組成物とこれを用い
たスラッシュ成形表皮であり、溶融流動性に富んでシー
ト性が良好で、また成形回数にかかわらず粉体流動性を
維持する組成物であり、溶融流動性に優れ、引張強度に
優れ、熱老化後も成形シート表面に粘着の光沢の発生が
ないものを得ることができる。更に、上記熱可塑性エラ
ストマー組成物は、メルトフローレート(MFR)が2
30℃、2.16kgの荷重で20g/10分以上であ
って溶融流動性に富みスラッシュ成形時のシート成形性
が良好であり、またこの粉末をスラッシュ成形して得ら
れた表皮も放置及び熱老化後においても、光沢・粘着・
白化などの表面状態の変化がなく優れている。
【0055】また、ポリプロピレン樹脂に、少なくとも
H−SBR、プロセスオイル、吸油能に優れたエラスト
マー、そして分子量1,500以上で、かつ融点40°
C以上であるポリエチレンワックスの低分子量ポリエチ
レン樹脂を添加し、これらを加熱下で混練することで、
上記よりさらに溶融流動性が良好な熱可塑性エラストマ
ー組成物とこれを用いたスラッシュ成形表皮が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/10 C08L 23/10 53/02 53/02 // B29K 9:06 23:00 B29L 7:00 (72)発明者 岡沢 学秀 神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ 星ベルト株式会社内 Fターム(参考) 4F205 AA04A AA04C AA11 AA45 AA47 AB07 AG01 AR17 GA12 GB01 GC04 GE03 GE24 GF01 GF02 GF46 GN13 GN24 4J002 AC11W AE05Z BB03Y BB05U BB11X BB12X BB15U BP00U BP01U BP02X FD166

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラッシュ成形表皮の材料として使用す
    る熱可塑性エラストマー組成物において、少なくとも水
    素添加スチレンブタジエンゴム、ポリプロピレン樹脂、
    内部離型剤、そしてメルトフローレート(MFR)がJ
    IS K6760により190℃、2.16kgfの荷
    重で20g/10分以上であって、かつ融点が40℃以
    上のポリエチレン樹脂からなることを特徴とする熱可塑
    性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 吸油性に優れたエラストマーを添加した
    請求項1記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 プロセスオイルを添加した請求項1また
    は2記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエチレン樹脂が分子量1,500以
    上で、かつ融点40°C以上であるポリエチレンワック
    スの低分子量ポリエチレン樹脂である請求項1、2、ま
    たは3記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 【請求項5】 少なくとも水素添加スチレンブタジエン
    ゴム、ポリプロピレン樹脂、内部離型剤、そしてメルト
    フローレート(MFR)がJIS K6760により1
    90℃、2.16kgの荷重で20g/10分以上であ
    って、かつ融点が40℃以上のポリエチレン樹脂からな
    る熱可塑性エラストマー組成物をスラッシュ成形したこ
    とを特徴とするスラッシュ成形表皮。
  6. 【請求項6】 吸油性の優れたエラストマーを添加した
    熱可塑性エラストマー組成物をスラッシュ成形した請求
    項5記載のスラッシュ成形表皮。
  7. 【請求項7】 プロセスオイルを添加した熱可塑性エラ
    ストマー組成物をスラッシュ成形した請求項5または6
    記載のスラッシュ成形表皮。
  8. 【請求項8】 ポリエチレン樹脂が分子量1,500以
    上で、かつ融点40°C以上であるポリエチレンワック
    スの低分子量ポリエチレン樹脂である請求項6または7
    記載のスラッシュ成形表皮。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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