JP2000109565A - ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂粒状体の製造方法

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JP2000109565A
JP2000109565A JP10284010A JP28401098A JP2000109565A JP 2000109565 A JP2000109565 A JP 2000109565A JP 10284010 A JP10284010 A JP 10284010A JP 28401098 A JP28401098 A JP 28401098A JP 2000109565 A JP2000109565 A JP 2000109565A
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polycarbonate resin
organic solvent
compression
bulk density
container
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English (en)
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Koji Tsuchide
宏司 土手
Toshinori Matsuura
利則 松浦
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い性、押出性が良好で、色相に優れた
残留有機溶媒量の少ないポリカーボネート樹脂粒状体の
製造方法を提供する。 【解決手段】 嵩密度0.10〜0.35g/cm3
平均粒径0.5〜5mm、水分率5000ppm以下で
あるポリカーボネート樹脂粉粒状体を、圧縮力0.6〜
1.8T/cm、成形温度90〜140℃の範囲内で乾
式圧縮成形し、次いで圧縮成形された成形物を破砕し
て、嵩密度0.40〜0.65g/cm3のポリカーボ
ネート樹脂粒状体を得ることを特徴とするポリカーボネ
ート樹脂粒状体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリカーボネート
樹脂粉粒状体からポリカーボネート樹脂粒状体を製造す
る方法に関するものである。更に詳しくは、取り扱い
性、押出性が良好で、色相に優れた残留有機溶媒量の少
ないポリカーボネート樹脂粒状体を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂粉粒体は、一般的
に二価フェノールのアルカリ水溶液とホスゲンを、有機
溶媒の存在下反応させ、得られたポリカーボネート樹脂
の有機溶媒溶液から有機溶媒を除去し、乾燥する方法に
よって製造されている。この乾燥工程における脱有機溶
媒の効率を向上させるために、ポリカーボネート樹脂粉
粒体の粒子径を小さくしたり、嵩密度を下げるなどの処
理が行なわれている。しかしながら、かかるポリカーボ
ネート樹脂粉粒体は、乾燥性は良好となるけれども、そ
の取り扱い性、押出性等に問題がある。
【0003】一方、乾燥後のポリカーボネート樹脂粉粒
体の取り扱い性などを改善するために、ポリカーボネー
ト樹脂粉粒体を乾式圧縮成形し、これを破砕する方法が
いくつか提案されている。
【0004】例えば、特開昭57−151304号公報
には、ポリカーボネート樹脂粉末を乾式圧縮成形機によ
り造粒し、次いで得られた粒状物を熱処理して、取り扱
い性の優れたポリカーボネート樹脂粒状物を得る方法が
示されている。
【0005】また、特開昭63−35621号公報に
は、ポリカーボネート樹脂粉粒状体を乾式圧縮成形し、
次いで得られた成形物を破砕し、残存溶媒量が少なく、
かつ嵩密度が高いポリカーボネート樹脂粉状体を得る方
法が記載されている。
【0006】これらの公報には、その実施例において、
乾式圧縮成形は、常温あるいは140℃という高温で、
且つ高い圧縮力で行なう方法が具体的に記載されてい
る。しかしながら、かかる方法により得られるポリカー
ボネート樹脂は、押出性に劣り、成形品の色相が不十分
となる場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体から取り扱い性、押出性が良好
で、色相に優れた残留有機溶媒量の少ないポリカーボネ
ート樹脂粒状体を提供することを目的として鋭意検討を
重ねた結果、特定の嵩密度、平均粒径および水分率を有
するポリカーボネート樹脂粉粒状体を、特定の圧縮力お
よび成形温度で乾式圧縮成形することにより、上記目的
を達成することを見い出し本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、嵩密度0.10〜0.35g/cm3、平均粒径
0.5〜5mm、水分率5000ppm以下であるポリ
カーボネート樹脂粉粒状体を、圧縮力0.6〜1.8T
/cm、成形温度90〜140℃の範囲内で乾式圧縮成
形し、次いで圧縮成形された成形物を破砕して、嵩密度
0.40〜0.65g/cm3のポリカーボネート樹脂
粒状体を得ることを特徴とするポリカーボネート樹脂粒
状体の製造方法が提供される。
【0009】本発明において使用されるポリカーボネー
ト樹脂は、二価フェノールとカーボネート前駆体とを反
応させて得られるものである。ここで使用される二価フ
ェノールの代表的な例としては、ハイドロキノン、レゾ
ルシノール、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス{(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}メタン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(通
称ビスフェノールA)、2,2−ビス{(4−ヒドロキ
シ−3−メチル)フェニル}プロパン、2,2−ビス
{(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)フェニル}プ
ロパン、2,2−ビス{(3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシ)フェニル}プロパン、2,2−ビス{(3−イ
ソプロピル−4−ヒドロキシ)フェニル}プロパン、
2,2−ビス{(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェ
ニル}プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−3−メチルブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−3,3−ジメチルブタン、2,4−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イ
ソプロピルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ン、9,9−ビス{(4−ヒドロキシ−3−メチル)フ
ェニル}フルオレン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−o−ジイソプロピルベンゼン、α,α′−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロピル
ベンゼン、α,α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−p−ジイソプロピルベンゼン、1,3−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−5,7−ジメチルアダマンタン、
4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′
−ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルケトン、4,4′−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテルおよび4,4′−ジヒドロキシジフェニル
エステル等があげられ、なかでも2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)アルカン類が好ましく、特に、ビス
フェノールAが好ましく使用される。これらは単独また
は2種以上を混合して使用できる。
【0010】カーボネート前駆体としては通常カルボニ
ルハライドが使用され、具体的にはホスゲンが挙げられ
る。
【0011】上記二価フェノールとホスゲンを反応させ
てポリカーボネート樹脂を製造するに当っては、必要に
応じて触媒、末端停止剤、二価フェノールの酸化防止剤
等を使用してもよい。またポリカーボネート樹脂は三官
能以上の多官能性芳香族化合物を共重合した分岐ポリカ
ーボネート樹脂であっても、芳香族または脂肪族の二官
能性カルボン酸を共重合したポリエステルカーボネート
樹脂であってもよく、また、得られたポリカーボネート
樹脂の2種以上を混合した混合物であってもよい。
【0012】かかる二価フェノールとホスゲンは、通常
酸結合剤および有機溶媒の存在下に反応させる。酸結合
剤としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリ金属水酸化物またはピリジン等のアミン化
合物が用いられる。有機溶媒としては、塩化メチレン、
二塩化エチレン、クロロホルム等の低級塩素化炭化水素
が用いられる。また、反応促進のために例えばトリエチ
ルアミン、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイ
ド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブロマイド等の第
三級アミン、第四級アンモニウム化合物、第四級ホスホ
ニウム化合物等の触媒を用いることもできる。その際、
反応温度は通常0〜40℃、反応時間は10分〜5時間
程度、反応中のpHは9以上に保つのが好ましい。
【0013】また、かかる重合反応において、通常末端
停止剤が使用される。かかる末端停止剤として単官能フ
ェノール類を使用することができる。単官能フェノール
類は末端停止剤として分子量調節のために一般的に使用
され、また得られたポリカーボネート樹脂は、末端が単
官能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、例えばフェノール、
p−tert−ブチルフェノール、p−クミルフェノー
ルおよびイソオクチルフェノールが挙げられ、なかでも
p−tert−ブチルフェノールが好ましい。
【0014】ポリカーボネート樹脂の分子量は、粘度平
均分子量(M)で13,000〜50000のものが好
ましく、14,000〜40,000のものがより好ま
しく、15,000〜30,000のものが特に好まし
く使用される。粘度平均分子量がかかる範囲内のもの
は、乾燥性の良い残留溶媒量の低いポリカーボネート樹
脂粒粒状体が得られ易く好ましい。本発明でいう粘度平
均分子量は塩化メチレン100mLにポリカーボネート
樹脂0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度
(ηsp)を次式に挿入して求めたものである。 ηsp/c=[η]+0.45×[η]2c(但し[η]
は極限粘度) [η]=1.23×10-40.83 c=0.7
【0015】本発明で使用されるポリカーボネート樹脂
粉粒状体は、嵩密度0.10〜0.35g/cm3、平
均粒径0.5〜5mmおよび水分率5000ppm以下
である。
【0016】かかるポリカーボネート樹脂粉粒状体の嵩
密度が0.10g/cm3未満では、圧縮成形機へのく
い込み性が悪く目標とする嵩密度を得られず、0.35
g/cm3を超えるものは圧縮の必要性が低く、また、
圧縮を行なうと非常に高い圧縮力が必要で負荷がかかり
好ましくない。
【0017】かかるポリカーボネート樹脂粉粒状体の平
均粒径が0.5mm未満では、圧縮成形機へのくい込み
性は良いが、圧縮されずに圧縮前と同様の粉粒状体が押
出されたり、あるいは圧縮が行なわれると非常に高い負
荷がかかり好ましくなく、5mmを超えると圧縮成形機
のくい込み性が悪く目標とする嵩密度を得られず好まし
くない。ポリカーボネート樹脂粉粒状体は、0.5〜5
mmの範囲以外の粒径の重量割合が10重量%以下で、
また、粉粒状体の粒径は均一ではなく0.5〜5mmの
範囲で広い分布を示すものが圧縮成形し易く好ましい。
【0018】また、かかるポリカーボネート樹脂粉粒状
体の水分率が5000ppmを超えると圧縮成形におい
て部分的な発熱が発生し、嵩密度が均一なポリカーボネ
ート樹脂粒状体成形品を得ることができず好ましくな
い。
【0019】さらに、かかるポリカーボネート樹脂粉粒
状体中の有機溶媒量は、50ppm以下が好ましく、か
かる範囲内では、圧縮成形においてポリカーボネート樹
脂粉粒状体の一部分で溶着を起こさず比表面積が低下す
ることがなく、その後有機溶媒を除去するため乾燥を行
う際、有機溶媒が除去し易くなり好ましい。したがっ
て、有機溶媒の除去は圧縮成形の前に十分に行なうこと
が好ましい。十分に有機溶媒を除去するにはポリカーボ
ネート樹脂粉粒状体を乾燥する必要がある。乾燥には任
意の乾燥機が使用され、例えば流動乾燥機、パドル式乾
燥機、熱風循環乾燥機等があげられる。乾燥温度は11
5℃以上、ポリカーボネート樹脂の二次転移温度(14
5℃程度)以下が好ましい。
【0020】本発明の一定の嵩密度、粒径を有し、水分
率、有機溶媒量を低減したポリカーボネート樹脂粉粒状
体を得る方法としては、ポリカーボネート樹脂粉粒体と
温水との混合物が存在する容器中に、攪拌状態で、ポリ
カーボネート樹脂の有機溶媒溶液を連続的に供給して、
該溶媒を蒸発させることにより、ポリカーボネート樹脂
の有機溶媒溶液からポリカーボネート樹脂粉粒状体を製
造する方法において、該容器内の温度を下記式に示され
たT1(℃)またはT2(℃)の範囲内に保持し、攪拌速
度が60〜100rpmであり、且つ攪拌能力が5〜1
0kw/hr・m3であるポリカーボネート樹脂粉粒状
体の製造方法が好ましく採用される。
【0021】0.0018×M1+37≦T1(℃)≦
0.0018×M1+42(M1:平均分子量 13,0
00〜20,000) 0.0007×M2+59≦T2(℃)≦0.0007×
2+64(M2:平均分子量 20,000以上)
【0022】上記方法において使用される有機溶媒は、
具体的には、塩化メチレン、二塩化エチレン、クロロホ
ルム等の沸点が60℃以下の低級塩素化炭化水素が好ま
しく、なかでも塩化メチレンが好ましく用いられる。こ
れらの溶媒は単独または二種以上混合して使用してもよ
い。
【0023】また、ポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶
液は、ポリカーボネート樹脂を有機溶媒に溶解して調製
してもよいが、二価フェノールとホスゲンと反応させて
得られるポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶液が好まし
く使用される。
【0024】かかるポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶
液の濃度は10〜30重量%が好ましく、12〜25重
量%がより好ましく、12〜20重量%が特に好まし
い。ポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶液の濃度が上記
範囲内であると、溶液の粘度が適当で容器への供給がス
ムーズに行え、回収する溶媒量が多くなることもなく工
程全体として効率的であり、また、乾燥性の良い残留溶
媒量の低いポリカーボネート樹脂が得られ易くなるため
好ましい。
【0025】上述の方法において、かかる容器内の温度
は上記式に示されたT1(℃)またはT2(℃)の範囲内
に保持される。造粒するポリカーボネート樹脂の分子量
にしたがって、容器内の温度を調整することにより、乾
燥性の良いポリカーボネート樹脂粉粒状体を得ることが
できる。なお、容器内の温度とは、容器内に存在する温
水とポリカーボネート樹脂粉粒状体との混合物(以下、
これをスラリーと称する場合がある)の温度を意味す
る。温度の維持は、温水あるいは水蒸気の供給、ジャケ
ット加熱などの方法によるが、特に水蒸気の供給による
場合は内容物の局部加熱にならないように配慮すること
が必要である。
【0026】また、かかる製造方法においては、攪拌速
度が60〜100rpmであり、且つ攪拌能力が5〜1
0kw/hr・m3で操作される。攪拌速度がかかる範
囲内であると、ポリカーボネート樹脂粉粒状体と温水の
攪拌混合が均一になり温度むらを生じず、また、粉粒状
体同士の摩擦が少なく生成するポリカーボネート樹脂粉
粒状体に多量のポリカーボネート樹脂粉状体が混入する
こともなく好ましい。
【0027】また、攪拌能力がかかる範囲内であると、
粉粒状体表面に粘着したポリカーボネート樹脂が引きち
ぎられずにそのまま固化して多孔質の塊を生じることが
なく、また、粉粒状体同士の摩擦が少なく生成するポリ
カーボネート樹脂粉粒状体に多量のポリカーボネート樹
脂粉状体が混入することもなく好ましい。ここで攪拌能
力とは、スラリーの容量(m3)に対する攪拌に要する
電力(kw/hr)を表すものである。
【0028】上記の製造方法において使用される容器と
しては、水平軸回転形、垂直軸回転形、気流形、重力形
などの混合機が挙げられ、なかでも水平軸回転形の混合
機が好ましく、特に二軸式の水平軸回転形の混合機が好
ましく使用され、また、その攪拌羽根としては、リボン
型、スクリュー型、パドル型等の形状の羽根が挙げら
れ、なかでも粉体量の少ないポリカーボネート樹脂粉粒
状体が得られ易くなるため、攪拌能力の弱いリボン型形
状のものが好ましく使用される。
【0029】かかる製造方法において、スラリー中のポ
リカーボネート樹脂粉粒状体に対する温水量の割合は、
温水量/ポリカーボネート樹脂粉粒状体(容量比)で4
〜6の範囲に保持することが好ましい。供給されたポリ
カーボネート樹脂の有機溶媒溶液は、加温されて溶媒を
蒸発させながら急速に粘度を増しそして固体に変化して
ゆくが、その過程において粉粒状体に粘着し、それが粉
粒状体同志の非常に軽い摩擦により引きちぎられて再分
化される。従って、スラリー中のポリカーボネート樹脂
粉粒状体に対する温水量の割合がかかる範囲内である
と、ポリカーボネート樹脂粉粒状体と温水との攪拌混合
が均一になるために温度むらを生じず、粉粒状体同士の
摩擦が適度であり多量の粉状体を生成し難くなり、ま
た、粉粒状体同士の摩擦がその間に介在する水の層によ
って妨げられることもなく、粉粒状体表面に粘着したポ
リカーボネート樹脂が引きちぎられずにそのまま固化し
て多孔質の塊を生じることもなく好ましい。
【0030】かかる製造方法において、ポリカーボネー
ト樹脂粉粒状体を温水中に存在させる方法としては、容
器内に予めポリカーボネート樹脂粉粒状体を入れておく
ことが好ましい。
【0031】また、かかる方法において、n−ヘプタ
ン、n−ヘキサン等のポリカーボネート樹脂の貧溶媒を
添加する必要はない。これらの貧溶媒を添加することに
より、ポリカーボネート樹脂粉状体を生成し易くなるこ
とがある。
【0032】本発明においては、攪拌状態で、ポリカー
ボネート樹脂の有機溶媒溶液を連続的に供給して、溶媒
を蒸発せしめながら、生成されたポリカーボネート樹脂
粉粒状体と温水は、好ましくは容器の上部または下部か
ら連続的に排出される。この際、容器内におけるポリカ
ーボネート樹脂粉粒状体の滞留時間は0.5〜2時間の
範囲が好ましい。かかる排出されたポリカーボネート樹
脂粉粒状体と温水は、必要ならば更に蒸気の吹き込みに
より温度を高めて、ポリカーボネート樹脂粉粒状体に含
まれる有機溶媒を除去した後、濾過、遠心分離等によっ
てポリカーボネート樹脂粉粒状体を回収し、乾燥する。
また、かかるポリカーボネート樹脂粉粒状体は粉砕機に
より粉砕してから乾燥、使用する方法も採用される。
【0033】また、容器内にポリカーボネート樹脂の有
機溶媒溶液を供給する供給口は、連続的に吐出される溶
液が供給口の全面から吐出されることが望ましいが、例
えば直径1mm以下のように小さくすることは必ずしも
必要ではない。そして供給口の位置は容器内の上部空間
で、吐出された溶液が速やかにポリカーボネート樹脂粉
粒状体と温水の混合物中に分散される位置であることが
望ましい。なお、容器内には、ポリカーボネート樹脂の
有機溶媒溶液とともに、温水を供給しても良く、また、
その他に本発明の目的を損ねない範囲で、窒素、空気等
の不活性ガスを混入させてもよい。また、容器より蒸発
除去した有機溶媒は、冷却器等で凝縮、回収して再使用
することもできる。
【0034】また、容器内の圧力は、減圧、常圧、加圧
状態のいずれでもよいが、0.1〜10kg/cm2
好ましく、0.5〜2kg/cm2がより好ましい。こ
の範囲内の圧力に容器内を保持することは、有機溶媒の
蒸発速度が適当で、また、耐圧性の容器等が必要でなく
経済的にも有利であり好ましい。
【0035】本発明の製造方法によって得られるポリカ
ーボネート樹脂粒状体を、殊に光学用途に使用する場合
には、異物微粒子は少ない程好ましい。該異物微粒子
は、主として容器を構成する材料の成分であり、その混
入は容器内の攪拌動力に大きく依存している。従って、
スラリー中のポリカーボネート樹脂粉粒状体に対する温
水量の割合は、温水量/ポリカーボネート樹脂粉粒状体
(容量比)で4〜6の範囲に保持することが好ましく、
生成したポリカーボネート樹脂粉粒状体と温水は、速や
かに排出せしめることが好ましい。また、該異物微粒子
の発生を抑制するためには、容器内の材質としてオース
テナイト系ステンレス鋼、Fe−Cr−Ni合金、Ni
−Cr−Fe合金、Ni−Ho−Fe−Cr合金のNi
含有率11重量%以上の合金を使用することが好まし
い。
【0036】上記製造方法によって得られるポリカーボ
ネート樹脂粉粒状体は、嵩密度0.10〜0.35g/
cm2を満足し、必要であれば粉砕機により粉砕して平
均粒径0.5〜5mmの範囲を満足する。また、かかる
ポリカーボネート樹脂粉粒状体は乾燥性に優れ、乾燥す
ることにより、容易に水分および残留溶媒量の少ない粉
粒状体を得ることができる。
【0037】かかるポリカーボネート樹脂粉粒状体は、
乾燥性は良好であるけれども、そのままでは嵩密度が低
く、貯蔵、運搬の際の取り扱い性に劣り、溶融押出時の
生産能力が低下し、また、押出機に持ち込まれる空気量
が多く成形品の色相が悪化するなどの不都合がある。
【0038】そこで、本発明においては、上記一定の嵩
密度、粒径を有し、水分率を低減したポリカーボネート
樹脂粉粒状体を圧縮力0.6〜1.8T/cm、好まし
くは0.8〜1.5T/cmおよび成形温度90〜14
0℃、好ましくは90〜130℃、より好ましくは90
〜120℃の条件で圧縮成形を行なう。
【0039】かかる圧縮力が0.6T/cm未満または
成形温度が90℃未満では、圧縮後の成形物の嵩密度が
増加していても、この成形物を粉砕して得られるポリカ
ーボネート樹脂粒状体の嵩密度が低下し、所望の嵩密度
を有するポリカーボネート樹脂粒状体が得られず好まし
くない。圧縮力が1.8T/cmを超えるかまたは成形
温度が140℃を超えると、得られるポリカーボネート
樹脂成形物は高強度のものとなり粉砕が困難となり好ま
しくない。ここで、成形温度は圧縮直後のポリカーボネ
ート樹脂成形物の温度であり、圧縮機での圧縮直後に温
度計を設置することにより測定される。また、圧縮力
は、次式により算出された線圧力である。 圧縮力(T/cm)=ロール全体にかかる圧力/ロール
の幅
【0040】また、乾式圧縮成形機に投入するポリカー
ボネート樹脂粉粒状体の温度は、25〜100℃の範囲
が好ましく、かかるポリカーボネート樹脂粉粒状体の温
度をかかる範囲に設定することにより、圧縮後の成形物
は粉砕し易く、また、所望の嵩密度を有するポリカーボ
ネート樹脂粒状体が得られ易く好ましい。かかるポリカ
ーボネート樹脂粉粒状体の温度調節には任意の乾燥機が
使用され、例えば流動乾燥機、パドル式乾燥機、熱風循
環乾燥機等が挙げられる。
【0041】本発明において使用される乾式圧縮成形機
は、ブリケッティングマシン、コンパクティングマシ
ン、ギャ−式押出造粒機、リングダイス式造粒機、タブ
レッティングマシン、ロールプレス機等が使用され、好
ましくはロールプレス機が使用される。また、ロールと
ロールのクリアランスが0.5〜3mm、ロールの幅が
50mm以上、ロールの径が100mm以上である乾式
圧縮成形機が好ましい。
【0042】上述の乾式圧縮成形により得られた成形物
を粉砕して得られるポリカーボネート樹脂粒状体は、嵩
密度が0.40〜0.65g/cm3を有する取り扱い
性、押出性に優れ、成形品の色相が良好なポリカーボネ
ート樹脂粒状体である。また、かかるポリカーボネート
樹脂粒状体の平均粒径は、好ましくは3〜10mm、よ
り好ましくは4〜9mmである。さらに、かかるポリカ
ーボネート樹脂粒状体は、乾燥後の溶媒含有量が50p
pm以下、好ましくは10ppm以下であることが好ま
しい。
【0043】本発明の方法により得たポリカーボネート
樹脂粒状体は、通常、押出ペレット化し、成形に用い
る。
【0044】
【実施例】以下、実施例を挙げてさらに説明する。ま
た、嵩密度、平均粒径、水分率、塩化メチレン量、圧縮
成形機の運転性、圧縮成形物の形状、破砕性、押出性
(吐出量)、成形品の色相の評価は下記の方法に従っ
た。
【0045】(1)嵩密度 1000mlのメスシリンダーにポリカーボネート樹脂
試料をロートでメスシリンダ−を満たすまで投入し、そ
の重量を測定し、嵩密度を算出した。
【0046】(2)平均粒径 試料を、2.5、3、3.5、4、6、8、10、1
6、32、60、100、200メッシュの篩を使用し
て、篩い分けた後、重量を基準とした累積粒度分布グラ
フを作成し、累積重量が50%になるところの粒径を求
め、これを平均粒径とした。
【0047】(3)水分率 ポリカーボネート樹脂粉粒状体の水分率は、ポリカーボ
ネート樹脂粉粒状体を減圧乾燥器で温度140℃、減圧
度1Torrで10時間乾燥し、乾燥前後の重量を測定
し、次式により算出した。
【0048】
【数1】
【0049】(4)塩化メチレン量 1,2−ジクロロエタンにポリカーボネート樹脂試料を
溶解し、ガスクロマトグラフィー(FID)により測定
した。
【0050】(5)圧縮成形機の運転性 圧縮成形時の粉粒状体のロールへの噛み込みの状況を観
察し、圧縮力が目標まで上がらないかまたは圧縮力が上
がりすぎて運転が停止した場合を運転不可と示した。
【0051】(6)圧縮成形物の形状 圧縮成形物の形状は、圧縮成形された成形物を目視によ
り粒状、板状であるか観察した。
【0052】(7)破砕性 ハンマークラッシャー型破砕機を使用して、圧縮成形物
を破砕した際に運転が停止した場合を運転不可能とし
た。
【0053】(8)溶融部分の観察 圧縮成形物の溶融部分の有無を電子顕微鏡で観察した。
【0054】(9)押出性(吐出量) 30mm単軸押出機を使用して溶融押出によりペレット
化を行なう際、ダイスより吐出される樹脂を10分間採
取し、その樹脂の重量を求め、吐出量(kg/h)を算
出した。溶融押出は、押出温度280℃、真空度10T
orrで行なった。
【0055】(10)成形品の色相(b値) b値は、ペレットを熱風乾燥機により、温度100℃で
2時間乾燥した後、成形機(住友重機(株)製SG−1
50)を使用して、縦×横×厚み(70×50×2m
m)の成形板を作成し、この成形板を島津(株)製の色
差計を使用して反射法で測定を行なった。b値が高いほ
ど黄色みを帯びており、色相が劣ることを意味する。
【0056】[実施例1]ポリカーボネート樹脂の有機
溶媒溶液供給口、温水供給口、水蒸気導入口、気化有機
溶媒の排気口およびオーバーフロー型排出口を備えた有
効内容積500L水平軸回転形混合機の二軸式の容器
に、攪拌羽根としてリボン型形状を有する攪拌機を装着
した。この容器に平均粒径7mmのポリカーボネート樹
脂を50gおよび水250gを仕込み、攪拌速度80r
pmで攪拌しながら、容器内の温度が77℃になったと
ころで、平均分子量が22,000であるポリカーボネ
ート樹脂16重量%濃度の塩化メチレン溶液を10kg
/分の速度で供給し、また、温水を10kg/分の速度
で供給した。供給中、容器内の温水量/ポリカーボネー
ト樹脂粉粒状体(容量比)は約5に保持され、また、容
器内の温度は、圧力2.7kg/cm2の蒸気を使用し
て水蒸気導入口とジャケットの加熱により76℃に保持
した。また、攪拌能力は6kw/hr・m3であった。
供給開始後、容器内のスラリーのレベルが上昇し、容器
内の上部に設けられた排出口より、生成されたポリカー
ボネート樹脂粉粒状体と温水が排出された。この際、ポ
リカーボネート樹脂粉粒状体の滞留時間は、1時間であ
った。
【0057】排出口より排出されたポリカーボネート樹
脂粉粒状体と温水は、遠心分離機によって遠心分離し、
分離したポリカーボネート樹脂粉粒状体を粉砕機により
平均粒径2mmに粉砕し、熱風乾燥機により、140
℃、4時間の乾燥を行った。得られたポリカーボネート
樹脂粉粒状体の嵩密度は0.25g/cm3、水分率は
2000ppm、塩化メチレン量は20ppmであっ
た。
【0058】次いで、この粉粒状体を80℃に維持しつ
つロール径250mm、幅50mm、クリアランス1m
m、形状波型の圧縮造粒機(大塚鉄鋼(株)製)を用
い、圧縮力0.8T/cm、成形温度90℃で圧縮成形
を行なった。次に、得られた板状の圧縮成形物をスクリ
ーン径10mmのハンマークラッシャー型破砕機を用い
て粉砕し、ポリカーボネート樹脂粒状体を得た。このポ
リカーボネート樹脂粒状体は、嵩密度0.45g/cm
3、平均粒径6mm、塩化メチレン量5ppmであっ
た。
【0059】このポリカーボネート樹脂粒状体を30m
m単軸押出機において、押出温度280℃、真空度10
Torrの条件でペレット化を行なった。この際の吐出
量は8kg/hであった。
【0060】さらに得られたペレットを、熱風乾燥機に
より、乾燥温度100℃で2時間乾燥した後、成形機
(住友重機(株)製SG−150)を使用して縦×横×
厚み(70×50×2mm)の成形板を作成した。かか
る成形板の色相b値は3.0であった。これらの結果を
表1および表2に示した。
【0061】[実施例2および実施例3]実施例1にお
いて、圧縮成形を表1に記載の圧縮力、成形温度で行な
う以外は、実施例1と同様に行なった。結果は表2に示
した。
【0062】[実施例4]実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体を粉砕機のスクリーン径を変更し
て、平均粒径4mmに粉砕し、表1記載の圧縮成形条件
とした以外は、実施例1と同様に行なった。結果は表2
に示した。
【0063】[実施例5]実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体を粉砕機のスクリーン径を変更し
て、平均粒径0.6mmに粉砕し、表1記載の圧縮成形
条件とした以外は、実施例1と同様に行なった。結果は
表2に示した。
【0064】[実施例6]実施例1において、平均分子
量15,000のポリカーボネート樹脂を用い、水平軸
回転形混合機の容器温度を67℃として造粒し、表1記
載の圧縮成形条件とした以外は、実施例1と同様に行な
った。結果は表2に示した。
【0065】[比較例1および比較例2]実施例1にお
いて、圧縮成形を表1に記載の圧縮力、成形温度で行な
うこと以外は、実施例1と同様に行なった。結果は表2
に示した。
【0066】[比較例3]実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体の水分率を10000ppmに調
整し、表1記載の圧縮成形条件とした以外は、実施例1
と同様に行なった。結果は表2に示した。
【0067】[比較例4および比較例5]実施例1にお
いて、圧縮成形を表1に記載の圧縮力、成形温度で行な
うこと以外は、実施例1と同様に行なった。結果は表2
に示した。
【0068】[比較例6]実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体を粉砕機のスクリーン径を変更し
て、平均粒径0.4mmに粉砕し、表1記載の圧縮成形
条件とした以外は、実施例1と同様に行なった。結果は
表2に示した。
【0069】[比較例7]実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂粉粒状体を粉砕せず平均粒径8mmのもの
を用い、表1記載の圧縮成形条件とした以外は、実施例
1と同様に行なった。結果は表2に示した。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【発明の効果】本発明の製造方法により得られるポリカ
ーボネート樹脂粒状体は、取り扱い性、押出性が良好
で、色相に優れ、また、残留有機溶媒量が少なく、本発
明の奏する工業的効果は格別なものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵩密度0.10〜0.35g/cm3
    平均粒径0.5〜5mm、水分率5000ppm以下で
    あるポリカーボネート樹脂粉粒状体を、圧縮力0.6〜
    1.8T/cm、成形温度90〜140℃の範囲内で乾
    式圧縮成形し、次いで圧縮成形された成形物を破砕し
    て、嵩密度0.40〜0.65g/cm3のポリカーボ
    ネート樹脂粒状体を得ることを特徴とするポリカーボネ
    ート樹脂粒状体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリカーボネート樹脂粒状体の有機溶媒
    量が、50ppm以下である請求項1記載のポリカーボ
    ネート樹脂粒状体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネート樹脂粉粒状体が、ポリ
    カーボネート樹脂粉粒体と温水との混合物が存在する容
    器中に、攪拌状態で、ポリカーボネート樹脂の有機溶媒
    溶液を連続的に供給して、該溶媒を蒸発させることによ
    り、ポリカーボネート樹脂の有機溶媒溶液からポリカー
    ボネート樹脂粉粒状体を製造する方法において、該容器
    内の温度を下記式に示されたT1(℃)またはT2(℃)
    の範囲内に保持し、攪拌速度が60〜100rpmであ
    り、且つ攪拌能力が5〜10kw/hr・m3である製
    造方法により得られたポリカーボネート樹脂粉粒状体で
    ある請求項1記載のポリカーボネート樹脂粒状体の製造
    方法。 0.0018×M1+37≦T1(℃)≦0.0018×
    1+42 (M1:平均分子量 13,000〜20,000) 0.0007×M2+59≦T2(℃)≦0.0007×
    2+64 (M2:平均分子量 20,000以上)
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