JP2000109007A - 易剥離面の形成方法及び易開封性容器 - Google Patents

易剥離面の形成方法及び易開封性容器

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JP2000109007A
JP2000109007A JP10278382A JP27838298A JP2000109007A JP 2000109007 A JP2000109007 A JP 2000109007A JP 10278382 A JP10278382 A JP 10278382A JP 27838298 A JP27838298 A JP 27838298A JP 2000109007 A JP2000109007 A JP 2000109007A
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thermoplastic resin
sealant layer
heat
container
ethylene
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Kazuhiko Sase
和彦 佐瀬
Hiroshi Fukui
浩 福井
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した剥離強度を保持させながら、良好な
剥離面をもって容易に剥離できるように、熱融着したシ
ール部に易剥離面を形成する。 【解決手段】 支持体21のシール面側に第一熱可塑性
樹脂と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二熱可塑
性樹脂を均一に混合してなるシーラント層25を積層し
た積層シート2を、そのシーラント層2を対向させて一
対のヒーターを備えたヒートシーラによって挟圧し、外
側から加熱して熱融着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱融着したシール
部に易剥離面を形成する方法及び熱融着によりシールし
た開封部に易剥離性を付与した易開封性容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シール手段の1つとして、支持体のシー
ル面に熱可塑性樹脂層を積層し、熱可塑性樹脂層を重ね
合わせて加熱融着させてシールする方法が知られてい
る。このシール方法は、包装材料分野における袋物を含
む包装容器のシールに広く利用されている。
【0003】近年、この分野においては袋物を含む容器
(以下単に容器という)の前記熱可塑性樹脂を用いたシ
ール部に易剥離性を付与し開封を容易にするための手段
として、その包装材料を形成する過程において、接着力
の弱い樹脂を用いて又はこれらの樹脂を混合して、コー
ティングやラミネートによって樹脂層を付設することに
よって、開封時にシール部に凝集破壊による剥離を引き
起こさせて開封を得る方法や、シール面の一方に接着力
の異なる樹脂を混合した樹脂層を付設することによっ
て、シール部に完全融着部分と不完全融着部分が混在し
た不連続面を形成して易剥離性を付与する方法が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記開
封時にシール部に凝集破壊による剥離を引き起こさせて
開封を得る方法では、剥離後の剥離面の状態が悪く、こ
のため容器開封時にシール面の熱可塑性樹脂の破片等が
内容物に混入し、特に内容物が食品等の場合に衛生上好
ましくないといった問題があった。また、シール面の一
方に接着力の異なる樹脂を混合した樹脂層を付設してシ
ール部に不連続面を形成する方法では、安定した剥離強
度を得ることが難しく、また、前記の方法と同様に剥離
の際、凝集破壊を引き起こす場合が多いといった問題が
あった。この問題を解決するために、ヒーターエレメン
トに特異な熱パターンを形成して加熱される部分の分布
を変えたり、熱成形モールドを用いる場合には、このモ
ールドに特殊なパターン(例えば凹凸)を形成したりす
ることも考えられるが、熱パターンの条件設定や温度の
安定性の維持が難しく、設備コストがかかる上、操作時
の手間もかかるといった問題がある。
【0005】本発明の目的は、安定した剥離強度を保持
させながら、良好な剥離面をもって容易に剥離できるよ
うに、熱融着したシール部に易剥離面を形成する方法を
提供することにある。本発明の他の目的は、熱融着した
シール部に易剥離面を従来より簡単な手段で形成する方
法を提供することにある。本発明の他の目的は、熱融着
によりシールした開封部を、良好な剥離面をもって剥離
し容易に開封できるようにした易開封性容器を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、従来より低コストで
得られるようにした前記易開封性容器を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の易剥離
面の形成方法は、支持体のシール面側に第一熱可塑性樹
脂と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二熱可塑性
樹脂を均一に混合してなるシーラント層を積層した積層
シートを、そのシーラント層を対向させて一対のヒータ
ーを備えたヒートシーラによって挟圧し、外側から加熱
して熱融着する。
【0007】この方法により、対向して重ね合わされた
支持体のシーラント層をいずれも外側から加圧して加熱
するので、前記シーラント層を構成する均一に混合され
た第一熱可塑性樹脂と第二熱可塑性樹脂により、シール
面(熱融着面)に完全に融着している完全融着部分と完
全に融着していない不完全融着部分がほぼ均一に分布し
た状態が得られ、この不完全融着部分の存在によりシー
ル部に剥離を容易にする易剥離面が形成される。そし
て、両方のシーラント層を同じように加圧加熱すること
により、両方のシーラント層の前記シール面には、易剥
離面の前記完全融着部分と不完全融着部分が共に同じ程
度にほぼ均一に分布して形成されるので、シール部の剥
離時に凝集破壊がなく綺麗な界面剥離が得られる。
【0008】請求項2に記載の易剥離面の形成方法は、
前記請求項1のシーラント層を構成する第一熱可塑性樹
脂がポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、又はエチレン酢酸ビニル共重合体の少なく
とも1種類以上、第二熱可塑性樹脂が、ポリブチレン、
ジエン系樹脂、高中密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンαオレフィン共重合体、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、又はテルペン系樹脂のなかの前記第一熱可
塑性樹脂よりも融点の高い少なくとも一種類以上からな
り、しかも第一熱可塑性樹脂の含有量がシーラント層を
構成する全成分に対して50〜90重量%であることを
特徴とする。第一熱可塑性樹脂、第二熱可塑性樹脂が前
記樹脂であると、シーラント層から有害物質が溶出する
おそれがない。また、第一熱可塑性樹脂の含有量がシー
ラント層を構成する全成分に対して50〜90重量%と
することにより、最低限必要とする接着性と易剥離性の
要求を満たす剥離強度を安定的に発現できる。
【0009】請求項3に記載の易剥離面の形成方法は、
前記請求項1のシーラント層が、無機顔料50重量%以
下を含むことを特徴とする。このように、シーラント層
が、無機顔料50重量%以下を含むと、シール面に不完
全融着部分が増加し、易剥離性を向上させる。
【0010】請求項4に記載の易剥離面の形成方法は、
前記請求項3に記載の無機顔料が、炭酸カルシウム、タ
ルク、シリカ、二酸化チタン又はマイカであることを特
徴とする。これらの無機顔料は扱い易いため作業性が良
い。
【0011】請求項5記載の易開封性容器は、支持体の
シール面側に第一熱可塑性樹脂と該第一熱可塑性樹脂よ
りも融点の高い第二熱可塑性樹脂を均一に混合してなる
シーラント層を積層した積層シートを、そのシーラント
層を対向させて一対のヒーターを備えたヒートシーラに
よって挟圧し外側から加熱して、被包装物収納用の所定
の収納空間を残して熱融着することにより、該熱融着部
に易剥離面を形成したことを特徴とする。この易開封性
容器によれば、熱融着部に形成された易剥離面は、シー
ラント層を構成する第一熱可塑性樹脂と第二熱可塑性樹
脂により完全融着部分と不完全融着部分がほぼ均一に分
布した状態となっているので、開封時に前記シール部
(熱融着部)を容易に剥離して開封することができ、し
かもその剥離には凝集破壊が無く綺麗な界面剥離が得ら
れるので、シール面の熱可塑性樹脂の破片等が容器内容
物に混入するといった事態を防止できる。
【0012】請求項6に記載の易開封性容器は、前記請
求項5のシーラント層を構成する第一熱可塑性樹脂が、
ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、又はエチレン酢酸ビニル共重合体の少なくとも
1種類以上、第二熱可塑性樹脂が、ポリブチレン、ジエ
ン系樹脂、高中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレンαオレフィン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重
合体、又はテルペン系樹脂のなかの前記第一熱可塑性樹
脂よりも融点の高い少なくとも一種類以上からなり、し
かも第一熱可塑性樹脂の含有量がシーラント層を構成す
る全成分に対して50〜90重量%であることを特徴と
する。第一熱可塑性樹脂、第二熱可塑性樹脂が前記樹脂
であると、シーラント層から有害物質が溶出するおそれ
がない。また、第一熱可塑性樹脂の含有量がシーラント
層を構成する全成分に対して50〜90重量%とするこ
とにより、最低限必要とする接着性と易剥離性の要求を
満たす剥離強度を安定的に発現できる。
【0013】請求項7に記載の易開封性容器は、前記請
求項5のシーラント層が、無機顔料50重量%以下を含
むことを特徴とする。このように、シーラント層が、無
機顔料50重量%以下を含むと、シール面に不完全融着
部が増加して易剥離性が向上し、開封がより容易とな
る。
【0014】請求項8に記載の易開封性容器は、前記請
求項7に記載の無機顔料が、炭酸カルシウム、タルク、
シリカ、二酸化チタン又はマイカであることを特徴とす
る。これらの無機顔料は扱い易いため作業性が良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る易剥離面の形
成方法及び易開封性容器の実施の形態の一例を説明す
る。
【0016】先ず、易剥離面の形成方法の実施の形態を
説明する。易剥離面の形成方法として、シート状或いは
フイルム状の支持体のシール面側に、第一熱可塑性樹脂
と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二熱可塑性樹
脂を均一に混合してなるシーラント層を積層した積層シ
ートを製造する。
【0017】前記支持体は、成形性、安定性の面からポ
リスチレン、ポリエステル、高密度ポリエチレン又は紙
であることが好ましい。また支持体は単層に限らず複数
の層からなっていてもよい。前記シーラント層を構成す
る第一熱可塑性樹脂としては、ポリエステル、ポリスチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレン、又はエチレン酢
酸ビニル共重合体のなかから1種類以上の樹脂が選ばれ
る。なお、ここで単にポリエチレンとした場合には、高
中低密度ポリエチレン及び連鎖状ポリエチレンも含まれ
る(以下同じ。)。また、第二熱可塑性樹脂としては、
ポリブチレン、ジエン系樹脂、高中密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレンαオレフィン共重合体、エチ
レン酢酸ビニル共重合体、又はテルペン系樹脂のなかか
ら、前記選ばれた第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い1
種類以上の樹脂が選ばれる。
【0018】第一熱可塑性樹脂、第二熱可塑性樹脂とし
て前記樹脂が挙げられるた理由は、容器のシーラント層
を構成する樹脂として採用されたとき、シーラント層か
ら有害物質が内容物に溶出するおそれがないこと、及び
入手しやすいことにある。
【0019】上記樹脂の選択は積層シートの加熱シール
時のシール条件を考慮し、また併せて、形成されたシー
ラント層において完全融着する樹脂と完全融着しない樹
脂とが分散して共存するように選ばれる。
【0020】シーラント層における第一熱可塑性樹脂の
含有量はシーラント層を構成する全成分に対して50〜
90重量%としている。この第一熱可塑性樹脂と第二熱
可塑性樹脂の混合比は接着性と易剥離性とを付与するた
め、これらのバランスを考慮して選択される。
【0021】更に前記シーラント層には、シール面の不
完全融着部分の形成を増加させ易剥離性の向上をはかる
ために、無機顔料をシーラント層全体の50重量%以下
含有してもよい。無機顔料の含有量が50重量%を超え
ると易剥離性が進み過ぎ、最低限必要な接着性が確保で
きなくなる。
【0022】前記無機顔料としては、炭酸カルシウム、
タルク、シリカ、二酸化チタン又はマイカのなかから選
ばれる。
【0023】このようにして構成されるシーラント層
は、前記支持体のシール面側に5〜70μmの厚みで積
層され、積層シートが形成される。
【0024】このようにして形成された積層シートを、
シーラント層を対向させて重ね合わせ、一対のヒーター
を備えたヒートシーラによって挟圧して外側から加熱し
て熱融着することによりシール部に易剥離面を成形す
る。前記シーラント層を対向させて重ね合わせた積層シ
ートは、一枚を2つ折りして用いても、又別々の2枚の
積層シートを用いてもよい。またヒートシーラとして
は、熱成形モールド、ヒートシールバー等、公知のもの
を用いることができる。
【0025】前記ヒートシーラによる挟圧圧力と加熱温
度は、最低限度必要とする接着性と易剥離性の両者の要
求を満たす剥離強度である0.3〜1kg/15mmを安定
的に発現できるようにシール面に完全融着部分と不完全
融着部分を生じさせるために求められるものであって、
具体的には、挟圧圧力2〜8kg/cm2 、加熱温度100
〜200℃が好ましい。
【0026】かかる方法により形成されたシール面は、
対向して重ね合わされた支持体のシーラント層をいずれ
も外側から加圧・加熱して形成されるので、前記シーラ
ント層を構成する均一に混合された第一熱可塑性樹脂と
第二熱可塑性樹脂により、シール面に完全に融着してい
る完全融着部分と完全に融着していない不完全融着部分
がほぼ均一に分布した状態で得られ、この不完全融着部
分の存在によりシール部に易剥離面が形成される。そし
て、両方のシーラント層のシール面に形成される易剥離
面の前記完全融着部分と不完全融着部分は共に同じ程度
にほぼ均一に分布しているので、シール部の剥離時に凝
集破壊がなく綺麗な界面剥離が得られる。
【0027】次ぎに、易開封性容器の実施の形態の一例
を説明する。この容器は、支持体のシール面側に第一熱
可塑性樹脂と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二
熱可塑性樹脂を均一に混合してなるシーラント層を積層
した積層シートを、そのシーラント層を対向させて一対
のヒーターを備えたヒートシーラによって挟圧し外側か
ら加熱して、被包装物収納用の所定の収納空間を残して
熱融着することにより、該熱融着部に易剥離面を形成し
ている。
【0028】前記支持体は、包装材料としての成形性、
安定性の面からポリスチレン、ポリエステル、高密度ポ
リエチレン又は紙であることが好ましい。また支持体は
単層に限らず複数の層からなっていてもよい。
【0029】前記シーラント層を構成する第一熱可塑性
樹脂としては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、又はエチレン酢酸ビニル共重合
体のなかから1種類以上の樹脂が選ばれる。
【0030】また、第二熱可塑性樹脂としては、ポリブ
チレン、ジエン系樹脂、高中密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンαオレフィン共重合体、エチレン酢
酸ビニル共重合体、又はテルペン系樹脂のなかから、前
記選ばれた第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い1種類以
上の樹脂が選ばれる。
【0031】第一熱可塑性樹脂、第二熱可塑性樹脂とし
て前記樹脂が挙げられる理由は、シーラント層から有害
物質が内容物に溶出するおそれがないこと、及び入手し
やすいことにある。
【0032】上記樹脂の選択は積層シートの加熱シール
時のシール条件を考慮し、また併せて、形成されたシー
ラント層において完全融着する樹脂と完全融着しない樹
脂とが分散して共存するように選ばれる。
【0033】シーラント層における第一熱可塑性樹脂の
含有量はシーラント層を構成する全成分に対して50〜
90重量%としている。この第一熱可塑性樹脂と第二熱
可塑性樹脂の混合比は接着性と易剥離性とを付与するた
め、これらのバランスを考慮して選択される。
【0034】更に前記シーラント層には、シール面の不
完全融着部分の形成を増加させ易剥離性の向上をはかる
ために、無機顔料をシーラント層全体の50重量%以下
含有してもよい。無機顔料の含有量が50重量%を超え
ると易剥離性が進み過ぎ、最低限必要な接着性が確保で
きなくなる。
【0035】前記無機顔料としては、炭酸カルシウム、
タルク、シリカ、二酸化チタン又はマイカのなかから選
ばれる。
【0036】このようにして構成されるシーラント層
は、前記支持体のシール面側に5〜70μmの厚みで積
層され、積層シートが成形される。
【0037】また前記積層シートにあっては被包装物即
ち容器内容物に応じて、良好なガスバリヤー性を付与す
るため、ガスバリヤー性樹脂による層が支持体とシーラ
ント層との間に積層されていてもよい。ガスバリヤー層
としては広く様々な樹脂が使用でき、特にエチレンビニ
ルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデンが適する。
【0038】このようにして形成された積層シートを、
シーラント層を対向させて重ね合わせ、被包装物収容用
の所定の空間を残して、一対のヒーターを備えたヒート
シーラによって挟圧して外側から加熱して熱融着するこ
とにより、シール部に易剥離面を形成する。
【0039】前記シーラント層を対向させて重ね合わせ
た積層シートは、一枚を2つ折りして用いても、又別々
の2枚の積層シートを用いてもよい。別々の2枚の積層
シートを用いるとき、この2枚の積層シートのシーラン
ト層を構成する第一熱可塑性樹脂と第二熱可塑性樹脂
は、同程度の融点の樹脂を用いるのであれば、シーラン
ト層は2枚の積層シートとも同じ組成である必要はない
が、微視的には完全融着部分と不完全融着部分が均一に
分散した状態となることを要する。またヒートシーラと
しては、熱成形モールド、ヒートシールバー等、公知の
ものを用いることができる。
【0040】前記ヒートシーラによる挟圧圧力と加熱温
度は、最低限度必要とする接着性易剥離性の両者の要求
を満たす剥離強度である0.3〜1kg/15mmを安定的
に発現できるようにシール面に完全融着部分と不完全融
着部分を生じさせるために求められるものであって、具
体的には、挟圧圧力2〜8kg/cm2 、加熱温度100〜
200℃が好ましい。
【0041】前記ヒートシーラとしては、後述する実施
例の図2に示すように、通気孔兼充填口成形部を除いて
容器の輪郭を囲むように、容器の全外周を互いに押し付
け合わせてシールする突出部を形成した一対の熱成形モ
ールドが用いられる。
【0042】また、別段の成形を必要としないの包装袋
にあっては、ヒートシーラとして一対のヒートシールバ
ーが用いられている。
【0043】このようにして構成される易開封性容器に
よれば、熱融着部に形成された易剥離面は、シーラント
層を構成する第一熱可塑性樹脂と第二熱可塑性樹脂によ
り完全融着部分と不完全融着部分がほぼ均一に分布した
状態となっているので、開封時に前記シール部(熱融着
部)を容易に剥離して開封することができ、しかもその
剥離には凝集破壊が無く綺麗な界面剥離が得られるの
で、シール面の熱可塑性樹脂の破片等が容器内容物に混
入するといった事態を防止できる。
【0044】[実施例]実施例1 先ず容器素材となる積層シートを準備する。図1は本発
明の第1実施例の積層シート2を示す。同図において2
1は支持体、23はガスバリヤー層、25はシーラント
層、22及び24は接着材層を示す。前記支持体21は
ポリスチレン(層圧200μm)、接着材22は三井化
学株式会社製アドマー(層圧5μm)、ガスバリヤー層
23はエチレンビニルアルコール共重合体(層圧25μ
m)、接着材24はアドマー(層圧5μm)、シーラン
ト層25は、第一熱可塑性樹脂として低密度ポリエチレ
ン65重量%、第二熱可塑性樹脂として高密度ポリエチ
レン30重量%及びポリブチレン5重量%を配合したも
のからなる(層圧50μm)。以上の構成の積層シート
2は共押出し法にて積層した。
【0045】次ぎに容器の成形を行う。図2は本発明の
第一実施例で使用するの一対の熱成型モールド1の斜視
図であり、1a、1bは各半型を示す。11は通気孔兼
充填口成形部を、12は中空の容器胴部成形用のキャビ
ティーを示す。13は容器素材シート2枚を間に挟んで
互いに熱融着させるシール用突出部を示す。熱成形モー
ルド1a、1bは図示しない電源に接続され120℃の
温度にまで加熱され、シーラント層25が対抗するよう
に重ね合わせられた積層シート2を間に挟んで互いに接
近し、パイプを通して通気孔11から熱成形モールド1
a,1bに挟まれた記2枚の積層シート2の間に4atm
の加圧空気を送りながら互いのシール用突出部13、1
3から伝わる熱によって2枚の積層シート2のシーラン
ト層25の前記シール用突出部13に相当する部分同士
をヒートシールする。このときの圧は4kg/cm2 、加圧
時間は3sec である。
【0046】前記加圧空気の作用により、ヒートシール
される部分より内側の2枚の積層シート2は容器胴部成
形用キャビティー12内壁に密着するように引き伸ばさ
れて中空の容器胴部を形成する。冷却してから80℃の
粘性液体チーズを充填口から充填した後、容器の充填口
密封部を加熱温度120℃、シール圧4kg/cm2 、加圧
時間3sec でヒートシールし、容器を密封した。その後
は容器全体をヒートシール部周囲の積層シートから切り
離すが、この時容器のほとんど全側面にわたり2枚の積
層シート2の合わせ目にできたシール部を残して切り離
す結果、出来た容器3(図3)にはあたかも射出成形品
のシールフィンのようなシール部33ができる。又容器
3の最上端には開封開始部31も切り残す。
【0047】前記開封開始部31は2枚のシートが単に
合わさっているだけでシールされていない。開封開始部
31の直下の充填口密封部32は熱成形時にはシールさ
れず、このシールされていない充填口密封部32から中
身が充填され、その後充填口密封部32がヒートシール
される。その際には開封開始部31はシールされず、単
に2枚の積層シート2が向かい合っているだけであり、
これを両手指先で左右に引っ張ることにより充填口密封
部、次いで容器3の両側面に出来ているシール部33が
上の方から次第に剥がれる。なお、シール部33の剥離
強度は充填口密封部32の剥離強度とほぼ同じである。
【0048】このときの剥離強度を知るため、2枚の積
層シート2のサンプル片を上記と同条件でシールバーを
用いてヒートシールし、このシール部の剥離強度を定法
に則ってテンシロンにて測定した。
【0049】その結果500g/15mmの剥離強度を得
た。従って容器3の開封開始部31からの開封は、人が
指先で簡単に開封でき、シール部33を剥がすことがで
きるので内容物を取り出すことも極めて容易である。一
方、この剥離強度を有していれば、流通段階において不
用意に開封されてしまうおそれながく密封状態を保持す
ることができる。また、前記剥離には凝集破壊が無くき
れいな界面剥離が得られ、剥離の際、シール面の熱可塑
性樹脂の破片等が内容物に混入するといった事態は生じ
ない。
【0050】[実施例2]図4は本発明の第2実施例の
積層シート20を示す。同図において、201は支持体
を示し、高密度ポリエチレン(層圧300μm)であ
る。203はガスバリヤー層を示し、エチレンビニルア
ルコール共重合体(層圧25μm)である。205はシ
ーラント層を示し、第一熱可塑性樹脂としてポリプロピ
レン85重量%、第二熱可塑性樹脂として高密度ポリブ
チレン10重量%及びポリブチレン5重量%を混合した
層である(層圧50μm)。202及び204は接着材
層を示し三菱化学株式会社製モディクAP(層圧5μ
m)である。積層シート20は共押し出し法により作成
した。
【0051】図5は本発明の第2実施例で使用する一対
の熱成形モールド10の斜視図である。
【0052】101は加圧空気を通すパイプを挿入する
ための通気孔兼充填口成形部を示し、102は容器胴部
成形用キャビティーを示す。103は容器シール用突出
部を示す。第2実施例においては図4に示す積層シート
20をシーラント層205が対向するように向き合わせ
て2枚重ね合わせ、温度120℃に設定した熱成形モー
ルド10の半型10a及び同10b間に挿入してこの半
型10a,10bを接近させ、上方から図示しないパイ
プを通気孔兼充填口政経部101に通して5atm の加圧
空気を熱成形モールドの半型10a,10bに挟圧され
た積層シート20間に送り、シール圧4kg/cm2 、加圧
時間4sec で容器の成形を行って、いったん冷却した
後、前記充填口から90℃に加熱されたキャラメルの粘
性半個体を充填した。
【0053】しかる後充填口密封部を改めて120℃に
加熱されたシールバーにより4kg/cm2 で4sec 両側か
ら挟持してヒートシールした。出来たものを周囲の積層
シート20から切り離して容器30(図6)を完成し
た。
【0054】301は開封開始部、302は充填口密封
部、303はフィン状のシール部を示す。
【0055】第1実施例と同様にシール部の剥離強度を
テンシロンを用いて試験したところ、剥離強度350g
/15mmの界面剥離面を得た。
【0056】従って、この容器30も流通段階では密封
性が破壊されることは無く、消費段階では人が指先で容
易に開封開始部301から開封することができ、その際
容器素材の開封部が凝集剥離を起こさず、その一部が容
器内に落ちて中身に付着することの無い綺麗な界面剥離
が得られるものであった。
【0057】[実施例3]本発明の第3実施例の積層シ
ート200は、支持体としてポリスチレン(層圧200
μm)を使用し、これにシーラント層(図示せず)を積
層したという構成であり、共押出し法により作成した。
なおここでシーラント層は第一熱可塑性樹脂としてポリ
エチレン70重量%、第二熱可塑性樹脂としてポリブチ
レン20重量%及び無機顔料として二酸化チタン10重
量%を用いる(層圧70μm)。図7は前記第3実施例
の熱成形モールド100と成形されている積層シート2
00の断面図である。図において110は熱成形モール
ド100に形成された多数の減圧吸引孔を示す。100
a及び100bは熱成形モールド100を構成する半型
を示す。
【0058】この実施例では中空容器胴部を成形するの
に、加熱した積層シート200を外側から減圧吸引する
ことにより行う。即ち、2枚の積層シート200を、温
度130℃に設定した多孔熱成形モールド100a、1
00b間でシーラント層が対向するようにして挟持し、
シール圧4.5kg/cm2 を加えるとともに0.5atmで
多数の吸引孔110から減圧吸引し中空容器胴部を成形
する。シール時間は3sec である。その後、いったん冷
却し、90℃に加熱した粘性液体状のチーズを充填し、
充填口密封部を温度130℃、シール圧4.5kg/c
m2 、加圧時間3sec でヒートシールし、該シール部と
開封開始部を残して容器全体を周囲の積層シートから切
り離して完成容器を得た。
【0059】第1実施例と同様にシール部の剥離強度を
テンシロンを用いて試験したところ剥離強度は650g
/15mmの界面剥離面であった。
【0060】従って、この容器も流通段階では密封性が
破壊されることはなく、消費段階では人が指先で容易に
開封開始部から開封することができ、その際容器素材の
開封部が凝集剥離を起こさず、その一部が容器内に落ち
て中身に付着することはない。
【0061】[実施例4]支持体をポリブチレンテレフ
タレート50μm/ポリスチレン200μmの二層構成
とし、シーラント層と共に共押出し法により積層シート
を作成した。なお、ここでシーラント層は第一熱可塑性
樹脂としてポリスチレン70重量%、第二熱可塑性樹脂
としてブタジエン20重量%及び無機顔料として炭酸カ
ルシウム10重量%を混合したものを使用した(層圧6
0μm)。
【0062】図8は第4実施例の積層シート400の拡
大断面図を示す。401はポリブチレンテレフタレート
樹脂層、402はポリスチレン層を示し、403はシー
ラント層を示す。
【0063】図7は第3実施例の熱成形モールドの断面
図であるが、第4実施例でも同じ熱成形モールド100
を用いた。上述の2枚の積層シート400を、温度11
5℃に設定した多孔熱成形モールド100a、100b
間でシーラント層が対向するようにして挟持し、シール
圧3.5kg/cm2 を加えるとともに0.5atm で減圧吸
引して中空容器胴部を成形する。シール時間は3sec で
ある。その後、いったん冷却して、第3実施例と同じも
のを充填し、充填口のヒートシールを115℃に加熱さ
れたシールバーにより3.5kg/cm2 で3sec 両側から
挟持してヒートシールし、次いで開封開始部とフィン状
の殆ど全周のシール部を残して、周囲の積層シート40
0から切り離した。
【0064】第1実施例と同様にシール部の剥離強度を
テンシロンを用いて試験したところ、剥離強度は450
g/15mmの界面剥離面を得た。
【0065】従って、この容器も流通段階では密封性が
破壊されることはなく、消費段階では人が指先で容易に
開封開始部から開封することができ、その際容器素材の
開封部が凝集剥離を起こさず、その一部が容器内に落ち
て中身に付着することはない。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る易剥離面の
形成方法によれば、シール部の剥離時に凝集破壊がなく
綺麗な界面剥離を得ることができ、そして、シール部を
上記の方法で形成した易開封性容器によれば、開封時に
前記シール部を容易に剥離して開封することができ、し
かもその剥離には凝集破壊が無く綺麗な界面剥離が得ら
れるので、シール面の熱可塑性樹脂の破片等が容器内容
物に混入するといった事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の積層シートの拡大断面図
である。
【図2】本発明の第1実施例の容器製造方法に用いられ
る熱成形モールドの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の容器の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の積層シートの拡大断面図
である。
【図5】本発明の第2実施例の容器製造方法に用いられ
る熱成形モールドの斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例の容器の斜視図である。
【図7】本発明の第3及び第4実施例の容器製造方法に
用いられる多数の減圧用の孔を有する熱成形モールド
と、同モールドにより成形されている第3実施例の積層
シートとを示した断面図である。
【図8】本発明の第4実施例の積層シートの拡大断面図
である。
【符号の説明】
1、10、100 熱成形モールド 1a、1b、10a、10b、100a、100b 熱
成形モールドの半型 110 減圧吸引孔 11、101 通気孔兼充填口成形部 12、102 中空胴部成形キャビティー 13、103 シール用突出部 2、20、200、400 積層シート 21、201、401、402 支持体 23、203 ガスバリヤー層 25、205、403 シーラント層 22、24、202、204 接着材層 3、30 容器 31、301 開封開始部 32、302 充填口密封部 33、303 シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E049 AA01 AB02 DB02 EA02 EA07 EB03 EC02 FA04 3E067 BA33A BB14A BB23A BC03A CA24 EA09 EA13 FC07 GD08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体のシール面側に第一熱可塑性樹脂
    と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二熱可塑性樹
    脂を均一に混合してなるシーラント層を積層した積層シ
    ートを、そのシーラント層を対向させて一対のヒーター
    を備えたヒートシーラによって挟圧し、外側から加熱し
    て熱融着することを特徴とする易剥離面の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記シーラント層にあっては、第一熱可
    塑性樹脂はポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリエチレン、又はエチレン酢酸ビニル共重合体の
    少なくとも1種類以上、第二熱可塑性樹脂は、ポリブチ
    レン、ジエン系樹脂、高中密度ポリエチレン、ポリプロ
    ピレン、エチレンαオレフィン共重合体、エチレン酢酸
    ビニル共重合体、又はテルペン系樹脂のなかの前記第一
    熱可塑性樹脂よりも融点の高い少なくとも一種類以上か
    らなり、しかも第一熱可塑性樹脂の含有量はシーラント
    層を構成する全成分に対して50〜90重量%であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の易剥離面の形成方法。
  3. 【請求項3】 シーラント層が、無機顔料50重量%以
    下を含むことを特徴とする請求項1記載の易剥離面の形
    成方法。
  4. 【請求項4】 無機顔料が、炭酸カルシウム、タルク、
    シリカ、二酸化チタン又はマイカであることを特徴とす
    る請求項3記載の易剥離面の形成方法。
  5. 【請求項5】 支持体のシール面側に第一熱可塑性樹脂
    と該第一熱可塑性樹脂よりも融点の高い第二熱可塑性樹
    脂を均一に混合してなるシーラント層を積層した積層シ
    ートを、そのシーラント層を対向させて一対のヒーター
    を備えたヒートシーラによって挟圧し外側から加熱し
    て、被包装物収納用の所定の収納空間を残して熱融着す
    ることにより、該熱融着部に易剥離面を形成したことを
    特徴とする易開封性容器。
  6. 【請求項6】 前記シーラント層にあっては、第一熱可
    塑性樹脂はポリエステル、ポリスチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリエチレン、又はエチレン酢酸ビニル共重合体の
    少なくとも1種類以上、第二熱可塑性樹脂は、ポリブチ
    レン、ジエン系樹脂、高中密度ポリエチレン、ポリプロ
    ピレン、エチレンαオレフィン共重合体、エチレン酢酸
    ビニル共重合体、又はテルペン系樹脂のなかの前記第一
    熱可塑性樹脂よりも融点の高い少なくとも一種類以上か
    らなり、しかも第一熱可塑性樹脂の含有量はシーラント
    層を構成する全成分に対して50〜90重量%であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の易開封性容器。
  7. 【請求項7】 シーラント層が、無機顔料50重量%以
    下を含むことを特徴とする請求項5記載の易開封性容
    器。
  8. 【請求項8】 無機顔料が、炭酸カルシウム、タルク、
    シリカ、二酸化チタン又はマイカであることを特徴とす
    る請求項7記載の易開封性容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016209211A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の個包装体、個包装体を含むパッケージ、及び個包装体の製造方法
WO2022225042A1 (ja) * 2021-04-23 2022-10-27 王子ホールディングス株式会社 ヒートシール紙および包装袋

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