JP2000108321A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
記録装置および記録方法Info
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- JP2000108321A JP2000108321A JP10279034A JP27903498A JP2000108321A JP 2000108321 A JP2000108321 A JP 2000108321A JP 10279034 A JP10279034 A JP 10279034A JP 27903498 A JP27903498 A JP 27903498A JP 2000108321 A JP2000108321 A JP 2000108321A
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録ヘッドの幅と副走査方向への紙送り量の
整数倍とが一致しない記録装置のマルチパス印字におい
ても、より簡易な構成で使用しない無駄なノズルを無く
し、より高品位な画像を記録することができる記録装置
および記録方法を提供することにある。 【解決手段】 「pノズル送りkパス印字」で印字を行
う場合、p×k個のノズルからなる仮想記録ヘッドを想
定し、印字データをパスごとに各ノズルに割り当て、実
際に印字するときは仮想ノズル分のデータを削除し、残
った印字データに対して、kパス印字で画像が完成する
領域と(k−1)パス印字で画像が完成する領域とで、
印字比率の異なる印字マスクをかけ、このようなマスク
処理をした印字データをマルチパス印字する記録装置。
整数倍とが一致しない記録装置のマルチパス印字におい
ても、より簡易な構成で使用しない無駄なノズルを無く
し、より高品位な画像を記録することができる記録装置
および記録方法を提供することにある。 【解決手段】 「pノズル送りkパス印字」で印字を行
う場合、p×k個のノズルからなる仮想記録ヘッドを想
定し、印字データをパスごとに各ノズルに割り当て、実
際に印字するときは仮想ノズル分のデータを削除し、残
った印字データに対して、kパス印字で画像が完成する
領域と(k−1)パス印字で画像が完成する領域とで、
印字比率の異なる印字マスクをかけ、このようなマスク
処理をした印字データをマルチパス印字する記録装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および記
録方法に関し、特に記録媒体を記録ヘッドに対して搬送
しつつ、記録ヘッドの複数回の走査で画像を完成させ
る、いわゆるマルチパス印字を行う記録装置及び記録方
法に関する。
録方法に関し、特に記録媒体を記録ヘッドに対して搬送
しつつ、記録ヘッドの複数回の走査で画像を完成させ
る、いわゆるマルチパス印字を行う記録装置及び記録方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアル形式のインクジェット
プリンタは、記録素子として複数のノズルを一列に配列
した記録ヘッドを記録媒体に対して所定方向(以下「主
走査方向」ともいう)に走査させ、その際にノズルから
インク滴を吐出することにより画像を形成するものであ
る。そして、この走査による記録の後、複数のノズルの
配列方向に沿って(以下、「副走査方向」ともいう)記
録媒体を単位量紙送りすることにより、順次画像などの
記録を完成させていく。
プリンタは、記録素子として複数のノズルを一列に配列
した記録ヘッドを記録媒体に対して所定方向(以下「主
走査方向」ともいう)に走査させ、その際にノズルから
インク滴を吐出することにより画像を形成するものであ
る。そして、この走査による記録の後、複数のノズルの
配列方向に沿って(以下、「副走査方向」ともいう)記
録媒体を単位量紙送りすることにより、順次画像などの
記録を完成させていく。
【0003】ところで、このようなインクジェットプリ
ンタにおいて、記録ヘッドに設けられた複数のノズルが
それぞれ持つ吐出特性から、それぞれのノズル間でイン
クの吐出量や吐出方向にばらつきを生じる場合があり、
その結果、印字結果に濃度ムラが生じる場合がある。こ
の濃度ムラを軽減するために、従来から「マルチパス印
字」と呼ばれる印字方法が用いられている。マルチパス
印字とは、記録ヘッドを主走査方向に走査して印字した
後、副走査方向に記録ヘッドにおけるノズル配列幅以下
の紙送りを行うことを繰り返すことにより、記録媒体の
同一領域に対して、複数回の走査で異なるノズルを対応
させて印字を行うものである。以下に例を挙げて具体的
に説明する。
ンタにおいて、記録ヘッドに設けられた複数のノズルが
それぞれ持つ吐出特性から、それぞれのノズル間でイン
クの吐出量や吐出方向にばらつきを生じる場合があり、
その結果、印字結果に濃度ムラが生じる場合がある。こ
の濃度ムラを軽減するために、従来から「マルチパス印
字」と呼ばれる印字方法が用いられている。マルチパス
印字とは、記録ヘッドを主走査方向に走査して印字した
後、副走査方向に記録ヘッドにおけるノズル配列幅以下
の紙送りを行うことを繰り返すことにより、記録媒体の
同一領域に対して、複数回の走査で異なるノズルを対応
させて印字を行うものである。以下に例を挙げて具体的
に説明する。
【0004】図10は、ノズルを副走査方向(同図中の
「紙送り方向」に)80個配列した記録ヘッド21を使
用したマルチパス印字を示したものである。記録ヘッド
21を同図中下側から24ノズル分ずつ分割し、下側か
ら順にa部分、b部分、c部分とするとき、印字は次の
ようにして行われる。まず、1スキャン目は、記録ヘッ
ド21のa部分のみで印字を行う。そして、副走査方向
に24ノズル分だけ紙送りを行う(以降、「24ノズル
送り」ともいう)。次に、2スキャン目は、記録ヘッド
21のb部分で、先の1スキャン目ではa部分で印字し
た領域の印字を行い、一方、a部分で新たな領域の印字
を行う。そして、同様に24ノズル送りをする。次に、
3スキャン目は、記録ヘッド21のc部分で、先の1ス
キャン目ではa部分で印字した領域を印字し、b部分で
先の2スキャン目ではa部分で印字した領域を印字し、
a部分で新たな領域の印字を行う。以降、同様の印字動
作を繰り返して、図10に示すような所定の画像を印字
していく。
「紙送り方向」に)80個配列した記録ヘッド21を使
用したマルチパス印字を示したものである。記録ヘッド
21を同図中下側から24ノズル分ずつ分割し、下側か
ら順にa部分、b部分、c部分とするとき、印字は次の
ようにして行われる。まず、1スキャン目は、記録ヘッ
ド21のa部分のみで印字を行う。そして、副走査方向
に24ノズル分だけ紙送りを行う(以降、「24ノズル
送り」ともいう)。次に、2スキャン目は、記録ヘッド
21のb部分で、先の1スキャン目ではa部分で印字し
た領域の印字を行い、一方、a部分で新たな領域の印字
を行う。そして、同様に24ノズル送りをする。次に、
3スキャン目は、記録ヘッド21のc部分で、先の1ス
キャン目ではa部分で印字した領域を印字し、b部分で
先の2スキャン目ではa部分で印字した領域を印字し、
a部分で新たな領域の印字を行う。以降、同様の印字動
作を繰り返して、図10に示すような所定の画像を印字
していく。
【0005】このように、マルチパス印字では同一領域
を記録ヘッド21のa,b,c部分といった異なる部分
のノズルによる3回の走査で印字を行う。そして、各走
査での印字データは、同一領域が3回の印字で画像が完
成するように相互に補間的な関係となっている。なお、
上述の3回で印字を完成する印字動作を、以下、「3パ
ス印字」と称する。
を記録ヘッド21のa,b,c部分といった異なる部分
のノズルによる3回の走査で印字を行う。そして、各走
査での印字データは、同一領域が3回の印字で画像が完
成するように相互に補間的な関係となっている。なお、
上述の3回で印字を完成する印字動作を、以下、「3パ
ス印字」と称する。
【0006】このようにマルチパス印字は同一領域を複
数回印字して画像を完成するので、1回の印字で画像を
完成していく場合に比べて、ノズル毎の吐出量などのば
らつきの影響が緩和され、高品位な画像を得ることがで
きる。一方、印字品位をそれほど求めないが、印字結果
をより早く得たいという要望もある。このため、用途に
応じてモードを切り換えるなどしてマルチパス印字と例
えば1回印字とを使い分ける機構となっている装置もあ
る。このような機構では、上述の図10に示したよう
に、記録ヘッドのノズル配列幅と副走査方向への紙送り
量との整数倍とが一致しない場合がある。例えば、上述
の3パス印字では、紙送り量は24ノズル送りなので、
この紙送り量の整数倍と記録ヘッド21のノズル数80
個とは一致しない。このため、マルチパス印字を行うと
きは80個のノズルからなる記録ヘッド21の下側から
72個のノズルまでを印字に使用し、余った上側8個は
印字に使用しないといったように、余ったノズルは印字
に使用しない場合が多い。
数回印字して画像を完成するので、1回の印字で画像を
完成していく場合に比べて、ノズル毎の吐出量などのば
らつきの影響が緩和され、高品位な画像を得ることがで
きる。一方、印字品位をそれほど求めないが、印字結果
をより早く得たいという要望もある。このため、用途に
応じてモードを切り換えるなどしてマルチパス印字と例
えば1回印字とを使い分ける機構となっている装置もあ
る。このような機構では、上述の図10に示したよう
に、記録ヘッドのノズル配列幅と副走査方向への紙送り
量との整数倍とが一致しない場合がある。例えば、上述
の3パス印字では、紙送り量は24ノズル送りなので、
この紙送り量の整数倍と記録ヘッド21のノズル数80
個とは一致しない。このため、マルチパス印字を行うと
きは80個のノズルからなる記録ヘッド21の下側から
72個のノズルまでを印字に使用し、余った上側8個は
印字に使用しないといったように、余ったノズルは印字
に使用しない場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常に印
字に使用しないノズルが発生するようなマルチパス印字
では、単に使用しないノズルが無駄になるばかりか、使
用するノズルと常に使用しないノズルとで、吐出特性の
変化の度合いが異なり、例えば、異なるモードで一度の
印字を行う場合にこれらのノズル間で濃度差を生じるこ
ともある。さらには、マルチパス印字の場合、より多く
のノズルを用いた方が、上述した吐出特性のばらつきが
印字結果に与える影響を緩和する効果がより顕著となる
が、使用しないノズルが存在することによって、このよ
うな効果も制限されることになる。
字に使用しないノズルが発生するようなマルチパス印字
では、単に使用しないノズルが無駄になるばかりか、使
用するノズルと常に使用しないノズルとで、吐出特性の
変化の度合いが異なり、例えば、異なるモードで一度の
印字を行う場合にこれらのノズル間で濃度差を生じるこ
ともある。さらには、マルチパス印字の場合、より多く
のノズルを用いた方が、上述した吐出特性のばらつきが
印字結果に与える影響を緩和する効果がより顕著となる
が、使用しないノズルが存在することによって、このよ
うな効果も制限されることになる。
【0008】一方、仮に記録ヘッドのノズル配列幅と紙
送り量の整数倍とが一致しない機構で、記録ヘッドの全
ノズルを使用して単純に定量紙送りのマルチパス印字を
行おうとすると、領域によってパス数が異なり、そのた
めのデータ処理の構成が複雑になるという問題がある。
例えば上述の80個のノズルを有する記録ヘッド21で
「24ノズル送り」を行ない、かつ全てのノズルを使用
しようとすると、印字結果は図11に示すように4パス
印字と3パス印字とが混在したものとなる。このため、
例えば4パス印字の部分と3パス印字の部分それぞれの
印字データの転送について、その回数を区別して制御し
なければならない等、印字データの処理が複雑になる。
また、紙送り量を一定とせずに可変とすることも考えら
れるが、上述と同様データ処理が複雑になることに加
え、紙送り制御自体も複雑になるという問題がある。
送り量の整数倍とが一致しない機構で、記録ヘッドの全
ノズルを使用して単純に定量紙送りのマルチパス印字を
行おうとすると、領域によってパス数が異なり、そのた
めのデータ処理の構成が複雑になるという問題がある。
例えば上述の80個のノズルを有する記録ヘッド21で
「24ノズル送り」を行ない、かつ全てのノズルを使用
しようとすると、印字結果は図11に示すように4パス
印字と3パス印字とが混在したものとなる。このため、
例えば4パス印字の部分と3パス印字の部分それぞれの
印字データの転送について、その回数を区別して制御し
なければならない等、印字データの処理が複雑になる。
また、紙送り量を一定とせずに可変とすることも考えら
れるが、上述と同様データ処理が複雑になることに加
え、紙送り制御自体も複雑になるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、記録ヘッドの記録素子の
配列幅と紙送り量の整数倍とが一致しない記録装置のマ
ルチパス印字においても、より簡易な構成で使用しない
無駄なノズルを無くし、より高品位な画像を記録するこ
とができる記録装置および記録方法を提供することにあ
る。
配列幅と紙送り量の整数倍とが一致しない記録装置のマ
ルチパス印字においても、より簡易な構成で使用しない
無駄なノズルを無くし、より高品位な画像を記録するこ
とができる記録装置および記録方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題を解決す
る本発明の記録装置は、複数の記録素子が配列された記
録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して走査
させることにより記録を行う記録装置において、記録ヘ
ッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一定の移
動量bで相対的に移動させる記録媒体送り手段と、記録
ヘッドの複数の記録素子による記録媒体の移動方向の記
録幅aが、前記移動量bの整数倍に一致しないとき、仮
想記録素子を加えた複数の記録素子による記録幅kbの
仮想記録ヘッド(ここで、kはkb>aを満たす整数)
の前記複数の記録素子に対応した画像データを作成する
画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段にて作
成した画像データから、仮想記録素子に対応する画像デ
ータを削除する仮想記録素子用データ削除手段と、前記
仮想記録素子用データ削除手段によって、画像データが
削除された画像データに基づいて、前記記録ヘッドのk
回の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送り手
段による移動量bの記録媒体の移動を行うことにより単
位領域毎の記録を完成させていく記録制御手段とを具え
たことを特徴とするものである。
る本発明の記録装置は、複数の記録素子が配列された記
録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して走査
させることにより記録を行う記録装置において、記録ヘ
ッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一定の移
動量bで相対的に移動させる記録媒体送り手段と、記録
ヘッドの複数の記録素子による記録媒体の移動方向の記
録幅aが、前記移動量bの整数倍に一致しないとき、仮
想記録素子を加えた複数の記録素子による記録幅kbの
仮想記録ヘッド(ここで、kはkb>aを満たす整数)
の前記複数の記録素子に対応した画像データを作成する
画像データ作成手段と、前記画像データ作成手段にて作
成した画像データから、仮想記録素子に対応する画像デ
ータを削除する仮想記録素子用データ削除手段と、前記
仮想記録素子用データ削除手段によって、画像データが
削除された画像データに基づいて、前記記録ヘッドのk
回の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送り手
段による移動量bの記録媒体の移動を行うことにより単
位領域毎の記録を完成させていく記録制御手段とを具え
たことを特徴とするものである。
【0011】また、前記記録制御手段は、前記画像デー
タに対してマスク処理を行うことにより、前記k回の各
走査の記録用データを生成することを特徴とするもので
あってもよい。
タに対してマスク処理を行うことにより、前記k回の各
走査の記録用データを生成することを特徴とするもので
あってもよい。
【0012】また、前記記録制御手段は、k回の走査で
記録が完成する領域と、(k−1)回の走査で記録が完
成する領域とに対する印字比率を前記マスク処理によっ
て異ならせることを特徴とするものであってもよい。
記録が完成する領域と、(k−1)回の走査で記録が完
成する領域とに対する印字比率を前記マスク処理によっ
て異ならせることを特徴とするものであってもよい。
【0013】本発明の記録方法は、複数の記録素子が配
列された記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に
対して走査させることにより記録を行う記録装置を用い
た記録方法において、記録ヘッドの前記走査方向と異な
る方向に記録媒体を一定の移動量bで相対的に移動させ
る記録媒体送り手段を用意し、記録ヘッドの複数の記録
素子による記録媒体の移動方向の記録幅aが、前記移動
量bの整数倍に一致しないとき、仮想記録素子を加えた
複数の記録素子による記録幅kbの仮想記録ヘッド(こ
こで、kはkb>aを満たす整数)の前記複数の記録素
子に対応した画像データを作成し、作成した画像データ
から、仮想記録素子に対応する画像データを削除し、削
除された画像データに基づいて、前記記録ヘッドのk回
の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送り手段
による移動量bの記録媒体の移動を行うことにより単位
領域毎の記録を完成させていくように記録を制御するス
テップを有することを特徴とするものである。
列された記録ヘッドを用い、該記録ヘッドを記録媒体に
対して走査させることにより記録を行う記録装置を用い
た記録方法において、記録ヘッドの前記走査方向と異な
る方向に記録媒体を一定の移動量bで相対的に移動させ
る記録媒体送り手段を用意し、記録ヘッドの複数の記録
素子による記録媒体の移動方向の記録幅aが、前記移動
量bの整数倍に一致しないとき、仮想記録素子を加えた
複数の記録素子による記録幅kbの仮想記録ヘッド(こ
こで、kはkb>aを満たす整数)の前記複数の記録素
子に対応した画像データを作成し、作成した画像データ
から、仮想記録素子に対応する画像データを削除し、削
除された画像データに基づいて、前記記録ヘッドのk回
の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送り手段
による移動量bの記録媒体の移動を行うことにより単位
領域毎の記録を完成させていくように記録を制御するス
テップを有することを特徴とするものである。
【0014】本発明の記録装置及び記録方法を用いるこ
とにより、記録ヘッドの記録幅と紙送り量の整数倍とが
一致しない機構において、記録ヘッドの全ての記録素子
を用いる場合でも、画像データの作成、紙送りおよび記
録ヘッドによる記録制御自体は、記録ヘッドの記録幅と
紙送り量の整数倍が一致する構成のものとして行うこと
ができ、これにより画像データの処理を簡易なものとす
ることができる。
とにより、記録ヘッドの記録幅と紙送り量の整数倍とが
一致しない機構において、記録ヘッドの全ての記録素子
を用いる場合でも、画像データの作成、紙送りおよび記
録ヘッドによる記録制御自体は、記録ヘッドの記録幅と
紙送り量の整数倍が一致する構成のものとして行うこと
ができ、これにより画像データの処理を簡易なものとす
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の記録装置および記録方法
をインクジェットプリンタに適用した実施形態につい
て、以下に図面を参照して説明する。
をインクジェットプリンタに適用した実施形態につい
て、以下に図面を参照して説明する。
【0016】図1はインクジェットプリンタにおける機
械的構成の主要部を示す概略側面図である。
械的構成の主要部を示す概略側面図である。
【0017】まず、記録ヘッド21は、図の紙面に対し
て垂直な方向に移動(主走査、もしくはスキャン)し、
その際にインク滴を用紙等の記録媒体Mに吐出して印字
動作を行う。一方、記録ヘッド21に対して記録媒体の
搬送経路の上流側および下流側にはそれぞれ、一対ずつ
搬送ローラが設けられ、これらが不図示の駆動機構によ
って、駆動されることにより、記録媒体Mを図中矢印A
の方向に移動(副走査)させることができる。なお、こ
の紙送り動作は後述のようにマルチパス印字において、
所定のスキャン動作と交互に繰り返して行われ、これに
より記録媒体Mの同一の領域に複数回印字を行うことが
できる。
て垂直な方向に移動(主走査、もしくはスキャン)し、
その際にインク滴を用紙等の記録媒体Mに吐出して印字
動作を行う。一方、記録ヘッド21に対して記録媒体の
搬送経路の上流側および下流側にはそれぞれ、一対ずつ
搬送ローラが設けられ、これらが不図示の駆動機構によ
って、駆動されることにより、記録媒体Mを図中矢印A
の方向に移動(副走査)させることができる。なお、こ
の紙送り動作は後述のようにマルチパス印字において、
所定のスキャン動作と交互に繰り返して行われ、これに
より記録媒体Mの同一の領域に複数回印字を行うことが
できる。
【0018】図2は、図1に示した記録ヘッド21を吐
出口(ノズル)が配設された面から見た正面図である。
記録ヘッド21には、ノズル31が80個副走査方向に
一列に配列されている。各ノズル31の流路にはヒータ
(図示省略)が配設されており、画像データに応じてこ
のヒータを駆動して熱エネルギーを発生させることで、
流路中のインクに膜沸騰を生じさせてインク滴を吐出す
るものである。
出口(ノズル)が配設された面から見た正面図である。
記録ヘッド21には、ノズル31が80個副走査方向に
一列に配列されている。各ノズル31の流路にはヒータ
(図示省略)が配設されており、画像データに応じてこ
のヒータを駆動して熱エネルギーを発生させることで、
流路中のインクに膜沸騰を生じさせてインク滴を吐出す
るものである。
【0019】図3は、本実施形態のインクジェットプリ
ンタのシステム構成図である。
ンタのシステム構成図である。
【0020】インクジェットプリンタはインタフェース
41、CPU42、ROM43、RAM44および、印
字制御部45を有して構成されており、パーソナルコン
ピュータ12から送信された画像データに従い印字を行
う。
41、CPU42、ROM43、RAM44および、印
字制御部45を有して構成されており、パーソナルコン
ピュータ12から送信された画像データに従い印字を行
う。
【0021】ROM43には、インクジェットプリンタ
の制御プログラムが予め格納されており、CPU42
は、ROM43に格納された制御プログラムに従い、画
像データの処理、プリンタ各部の動作制御などを実行す
る。印字制御部45は、記録ヘッド21におけるインク
吐出を制御する。RAM44は、後に説明する受信バッ
ファ14および印字バッファなどに使用される。
の制御プログラムが予め格納されており、CPU42
は、ROM43に格納された制御プログラムに従い、画
像データの処理、プリンタ各部の動作制御などを実行す
る。印字制御部45は、記録ヘッド21におけるインク
吐出を制御する。RAM44は、後に説明する受信バッ
ファ14および印字バッファなどに使用される。
【0022】以上のような構成のインクジェットプリン
タにおけるマルチパス印字に係る画像データ処理につい
て次に説明する。本実施形態の画像データ処理では、処
理の流れの一部で「仮想ノズル」と呼ぶ、実際には存在
しないノズルを想定して画像データの処理を行う。上述
のとおり、記録ヘッド21はノズル31を80個設けて
いるが、「24ノズル送り3パス印字」のマルチパス印
字を行うと、前述した通り印字に使用されないノズルが
8(=80−24×3)個分発生する。そこで本実施形
態では、まず80個全てのノズルを使って印字するため
「24ノズル送り4パス印字」の制御を行う。しかしこ
の場合、従来では96(=24×4)個のノズルからな
る記録ヘッドが必要となる。これに対し、本実施形態で
は、データ処理上、仮想ノズルを16(=96−80)
個含む96個のノズルからなる仮想記録ヘッドを想定
し、以下に示すような画像データ処理を行い、印字は実
際の記録ヘッド21で行うようにする。これにより、デ
ータ処理自体は、後述のように「24ノズル送り4パス
印字」の従来とほぼ同様の処理をすることができる。
タにおけるマルチパス印字に係る画像データ処理につい
て次に説明する。本実施形態の画像データ処理では、処
理の流れの一部で「仮想ノズル」と呼ぶ、実際には存在
しないノズルを想定して画像データの処理を行う。上述
のとおり、記録ヘッド21はノズル31を80個設けて
いるが、「24ノズル送り3パス印字」のマルチパス印
字を行うと、前述した通り印字に使用されないノズルが
8(=80−24×3)個分発生する。そこで本実施形
態では、まず80個全てのノズルを使って印字するため
「24ノズル送り4パス印字」の制御を行う。しかしこ
の場合、従来では96(=24×4)個のノズルからな
る記録ヘッドが必要となる。これに対し、本実施形態で
は、データ処理上、仮想ノズルを16(=96−80)
個含む96個のノズルからなる仮想記録ヘッドを想定
し、以下に示すような画像データ処理を行い、印字は実
際の記録ヘッド21で行うようにする。これにより、デ
ータ処理自体は、後述のように「24ノズル送り4パス
印字」の従来とほぼ同様の処理をすることができる。
【0023】図4は、図3に示した構成によるインクジ
ェットプリンタのモジュール構成を示した図である。
ェットプリンタのモジュール構成を示した図である。
【0024】パーソナルコンピュータ12から1ラスタ
毎にデータ長などの情報を含んだヘッダ部が添付された
ビットマップデータが送信される。送信されたビットマ
ップデータは、インタフェース13を経由して、受信バ
ッファ14に書きこまれる。
毎にデータ長などの情報を含んだヘッダ部が添付された
ビットマップデータが送信される。送信されたビットマ
ップデータは、インタフェース13を経由して、受信バ
ッファ14に書きこまれる。
【0025】次に、ラスタライザ15はビットマップデ
ータを保存するための縦8ドット、横1スキャンの印字
幅分のドットに対応した印字バッファを予めRAM44
上に確保しておき、受信したビットマップデータを順次
読み出し、ヘッダ部を解析して1ラスタずつドットデー
タに復元して、確保した印字バッファに格納する。そし
て、このようにして8ラスタ分のビットマップデータを
復元すると、その記憶した印字バッファに格納したデー
タを印字モードマネージャ16に送信し、これを繰り返
す。
ータを保存するための縦8ドット、横1スキャンの印字
幅分のドットに対応した印字バッファを予めRAM44
上に確保しておき、受信したビットマップデータを順次
読み出し、ヘッダ部を解析して1ラスタずつドットデー
タに復元して、確保した印字バッファに格納する。そし
て、このようにして8ラスタ分のビットマップデータを
復元すると、その記憶した印字バッファに格納したデー
タを印字モードマネージャ16に送信し、これを繰り返
す。
【0026】印字モードマネージャ16は各スキャン毎
にラスタライザ15からの送信に応じ、図5(a)に示
すように「24ノズル送り4パス印字」に対応したノズ
ル96個分に相当する8ラスタ分の12単位(以下、1
単位を「1個」とも称する)のラスタデータを内部ワー
クエリアに順次格納して行く。この際、各ラスタデータ
には、それぞれのデータが用いられるスキャン回数であ
る「4」が付される。
にラスタライザ15からの送信に応じ、図5(a)に示
すように「24ノズル送り4パス印字」に対応したノズ
ル96個分に相当する8ラスタ分の12単位(以下、1
単位を「1個」とも称する)のラスタデータを内部ワー
クエリアに順次格納して行く。この際、各ラスタデータ
には、それぞれのデータが用いられるスキャン回数であ
る「4」が付される。
【0027】内部ワークエリアに1スキャン分のラスタ
データ、すなわちノズル96個分に相当する8ラスタ分
からなる12個のラスタデータが格納されると、仮想ノ
ズル用データ削除部17にこれらを送信し、送信した各
ラスタデータの残りスキャン回数を1だけ減らす。そし
て、スキャン回数が0になったラスタデータを開放す
る。図5(a)からも明らかなように、印字モードマネ
ージャ16の内部ワークエリアでは、各スキャン毎に
「24ノズル送り」に対応した8ラスタ分が3個のラス
タデータについて新たな格納と開放が行われることにな
る。
データ、すなわちノズル96個分に相当する8ラスタ分
からなる12個のラスタデータが格納されると、仮想ノ
ズル用データ削除部17にこれらを送信し、送信した各
ラスタデータの残りスキャン回数を1だけ減らす。そし
て、スキャン回数が0になったラスタデータを開放す
る。図5(a)からも明らかなように、印字モードマネ
ージャ16の内部ワークエリアでは、各スキャン毎に
「24ノズル送り」に対応した8ラスタ分が3個のラス
タデータについて新たな格納と開放が行われることにな
る。
【0028】以上から明らかなように、印字モードマネ
ージャ16は各ラスタデータについて一律に4回の送信
を行えばよく、これは、マルチパス印字について従来か
ら行われている紙送り量の整数倍が記録ヘッドのノズル
数に一致する場合のデータ処理と同様である。このよう
に、本実施形態では、紙送り量の整数倍がノズル数に一
致しない場合において、記録ヘッドの全てのノズルを用
いて記録を行おうとするときでも、簡易なデータ処理の
ための構成によって、これを実現することができる。こ
れに対し、図11にて前述したように、紙送り量の整数
倍と一致しない、例えば80ノズルに関して、そのまま
データ処理を行い、この80ノズル全てを用いて記録を
行おうとすると、3パス印字部と4パス印字部とでラス
タデータの送信の回数を変える必要があり、そのための
メモリ管理やデータ転送の制御が複雑になる。
ージャ16は各ラスタデータについて一律に4回の送信
を行えばよく、これは、マルチパス印字について従来か
ら行われている紙送り量の整数倍が記録ヘッドのノズル
数に一致する場合のデータ処理と同様である。このよう
に、本実施形態では、紙送り量の整数倍がノズル数に一
致しない場合において、記録ヘッドの全てのノズルを用
いて記録を行おうとするときでも、簡易なデータ処理の
ための構成によって、これを実現することができる。こ
れに対し、図11にて前述したように、紙送り量の整数
倍と一致しない、例えば80ノズルに関して、そのまま
データ処理を行い、この80ノズル全てを用いて記録を
行おうとすると、3パス印字部と4パス印字部とでラス
タデータの送信の回数を変える必要があり、そのための
メモリ管理やデータ転送の制御が複雑になる。
【0029】仮想ノズル用データ削除部17は、印字モ
ードマネージャ16から受信した12個の単位のラスタ
データのうち、図5(b)に示すように上から80ノズ
ル分に相当する10個の単位のラスタデータのみを取り
出して、印字制御部18に送信する。すなわち、本実施
形態では、この仮想ノズル用データ削除部17の処理の
みが、紙送り量の整数倍がノズル数に一致する場合の処
理と異なる点である。この処理は、データの読み出し、
もしくは転送を制限する処理であって、それほど複雑な
処理とはならない。
ードマネージャ16から受信した12個の単位のラスタ
データのうち、図5(b)に示すように上から80ノズ
ル分に相当する10個の単位のラスタデータのみを取り
出して、印字制御部18に送信する。すなわち、本実施
形態では、この仮想ノズル用データ削除部17の処理の
みが、紙送り量の整数倍がノズル数に一致する場合の処
理と異なる点である。この処理は、データの読み出し、
もしくは転送を制限する処理であって、それほど複雑な
処理とはならない。
【0030】次に、印字制御部18は仮想ノズル用デー
タ削除部17から送信された8ラスタについて10個分
の印字データに次のような間引き処理を行い、この結果
得られる印字データに基づいて記録ヘッド21の吐出駆
動を制御する。
タ削除部17から送信された8ラスタについて10個分
の印字データに次のような間引き処理を行い、この結果
得られる印字データに基づいて記録ヘッド21の吐出駆
動を制御する。
【0031】まず、図6に示すように、印字制御部18
は、実際の記録ヘッドの幅(ノズル80個)に対応した
印字データに図9にて後述する印字マスク19をかけ、
両者の論理積をノズルごとに求める。なお、1スキャン
分の印字データが4800dot×80dotである一
方、印字マスク19は1024dot×80dotなの
で、印字データを端まで読み出す前に、印字マスク19
は端まで読み出すことになる。そこで、印字マスク19
は端まで読み出したらもう一度はじめに戻って再度読み
出すものとする。このようにして求められた印字データ
と印字マスクとの論理積に基づいて印字データは間引か
れ、この間引きが行われた印字データに基づいて、記録
ヘッド21からのインク吐出が行われる。
は、実際の記録ヘッドの幅(ノズル80個)に対応した
印字データに図9にて後述する印字マスク19をかけ、
両者の論理積をノズルごとに求める。なお、1スキャン
分の印字データが4800dot×80dotである一
方、印字マスク19は1024dot×80dotなの
で、印字データを端まで読み出す前に、印字マスク19
は端まで読み出すことになる。そこで、印字マスク19
は端まで読み出したらもう一度はじめに戻って再度読み
出すものとする。このようにして求められた印字データ
と印字マスクとの論理積に基づいて印字データは間引か
れ、この間引きが行われた印字データに基づいて、記録
ヘッド21からのインク吐出が行われる。
【0032】なお、上述したラスタライザ15、印字モ
ードマネージャ16、仮想ノズル用データ削除部17は
リアルタイムOSにおけるタスクによって構成され、受
信バッファ14、印字マスク19はRAM44によって
構成される。
ードマネージャ16、仮想ノズル用データ削除部17は
リアルタイムOSにおけるタスクによって構成され、受
信バッファ14、印字マスク19はRAM44によって
構成される。
【0033】次に、以上説明したデータ処理に基づく具
体的印字動作について、以下に説明する。
体的印字動作について、以下に説明する。
【0034】上述のように、印字モードマネージャ16
は、仮想記録ヘッドの96個それぞれに「24ノズル送
り4パス印字」を想定した印字データを割り当てる。し
かし、実際の記録ヘッド21のノズル数は80個なの
で、仮想ノズル用データ削除部17にて、仮想ノズル分
(16個)の印字データを削除する。この処理では、い
ったん仮想ノズル用に割り当てた印字データを削除して
いるわけであるが、例えば図7に示すように、左端の
「B」という画像を「24ノズル送り4パス印字」で記
録する場合、同図中のエリアαは仮想ノズル81に対応
した部分であるので、4回のスキャンのうち3回のスキ
ャンで印字が行われることになる。この結果、図8に示
すように、完成した画像では4パス印字部分と3パス印
字部分が混在することになる。
は、仮想記録ヘッドの96個それぞれに「24ノズル送
り4パス印字」を想定した印字データを割り当てる。し
かし、実際の記録ヘッド21のノズル数は80個なの
で、仮想ノズル用データ削除部17にて、仮想ノズル分
(16個)の印字データを削除する。この処理では、い
ったん仮想ノズル用に割り当てた印字データを削除して
いるわけであるが、例えば図7に示すように、左端の
「B」という画像を「24ノズル送り4パス印字」で記
録する場合、同図中のエリアαは仮想ノズル81に対応
した部分であるので、4回のスキャンのうち3回のスキ
ャンで印字が行われることになる。この結果、図8に示
すように、完成した画像では4パス印字部分と3パス印
字部分が混在することになる。
【0035】このため、本実施形態では、図9に示すよ
うに印字マスク19の印字比率を、4パス印字で形成さ
れる領域は25%とし、3パス印字で形成される領域は
33%とすることにより対応する。図8に示すように、
例えば最初の4スキャンで形成される領域Aの上3分の
1が4パス印字で印字されている。そこで図9に示すよ
うに、印字マスク19は、副走査方向に対応する縦方向
を記録ヘッド21のノズル数に合わせて80dotと
し、図中垂直方向に8dotずつの領域A−1,A−
2,A−3,B−1,B−2,B−3,C−1,C−
2,C−3,D−1に分割する。領域A−1,B−1,
C−1,D−1は4パス印字部分に対応するので、印字
比率が25(=100÷4)%となるようなマスクと
し、領域A−2,A−3,B−2,B−3,C−2,C
−3は3パス印字部分に対応するので、印字比率が33
(=100÷3)%となるようなマスクとする。そし
て、各印字比率に関して、相互のマスクデータは補間の
関係となっている。
うに印字マスク19の印字比率を、4パス印字で形成さ
れる領域は25%とし、3パス印字で形成される領域は
33%とすることにより対応する。図8に示すように、
例えば最初の4スキャンで形成される領域Aの上3分の
1が4パス印字で印字されている。そこで図9に示すよ
うに、印字マスク19は、副走査方向に対応する縦方向
を記録ヘッド21のノズル数に合わせて80dotと
し、図中垂直方向に8dotずつの領域A−1,A−
2,A−3,B−1,B−2,B−3,C−1,C−
2,C−3,D−1に分割する。領域A−1,B−1,
C−1,D−1は4パス印字部分に対応するので、印字
比率が25(=100÷4)%となるようなマスクと
し、領域A−2,A−3,B−2,B−3,C−2,C
−3は3パス印字部分に対応するので、印字比率が33
(=100÷3)%となるようなマスクとする。そし
て、各印字比率に関して、相互のマスクデータは補間の
関係となっている。
【0036】なお、本実施形態では4パス印字となる領
域が8dotであったため、8dot区切りの領域とし
たが、本発明はこれに限定するものではなく、紙送り量
と記録ヘッドの幅との関係から、領域の幅は自由に設定
できるものとする。
域が8dotであったため、8dot区切りの領域とし
たが、本発明はこれに限定するものではなく、紙送り量
と記録ヘッドの幅との関係から、領域の幅は自由に設定
できるものとする。
【0037】また、本実施形態では「24ノズル送り4
パス印字」としたが、これに限定するものではない。
パス印字」としたが、これに限定するものではない。
【0038】なお、本実施形態では記録素子がインクジ
ェット方式の記録装置を用いたが、本発明はインクジェ
ット方式に限定せず、記録素子が他の形式のものであっ
ても、マルチパス印字により、同一領域を複数の記録素
子で形成するものであればよい。
ェット方式の記録装置を用いたが、本発明はインクジェ
ット方式に限定せず、記録素子が他の形式のものであっ
ても、マルチパス印字により、同一領域を複数の記録素
子で形成するものであればよい。
【0039】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0040】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0041】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0042】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0043】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0044】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0045】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0046】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0047】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の記録装
置および記録方法によれば、記録ヘッドの記録幅と紙送
り量の整数倍とが一致しない機構において、記録ヘッド
の全ての記録素子を用いる場合でも、画像データの作
成、紙送りおよび記録ヘッドによる記録制御自体は、記
録ヘッドの記録幅と紙送り量の整数倍が一致する構成の
ものとして行うことができ、これにより、画像データの
処理を簡易なものとすることができる。
置および記録方法によれば、記録ヘッドの記録幅と紙送
り量の整数倍とが一致しない機構において、記録ヘッド
の全ての記録素子を用いる場合でも、画像データの作
成、紙送りおよび記録ヘッドによる記録制御自体は、記
録ヘッドの記録幅と紙送り量の整数倍が一致する構成の
ものとして行うことができ、これにより、画像データの
処理を簡易なものとすることができる。
【0049】この結果、使用しない無駄なノズルを簡易
な構成で無くすことができ、より高品位な画像を記録す
ることができる記録装置および記録方法を提供すること
が可能となる。
な構成で無くすことができ、より高品位な画像を記録す
ることができる記録装置および記録方法を提供すること
が可能となる。
【図1】本発明を適用したインクジェットプリンタの略
側面図である。
側面図である。
【図2】記録ヘッドの底面図である。
【図3】本発明を適用したインクジェットプリンタのシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図4】本発明の記録装置のモジュール構成を示した図
である。
である。
【図5】(a)は、8ラスタ分×12個のラスタデータ
のモデル図で、(b)は、8ラスタ分×10個のラスタ
データのモデル図である。
のモデル図で、(b)は、8ラスタ分×10個のラスタ
データのモデル図である。
【図6】印字データと印字マスクとの合成の方法を示す
図である。
図である。
【図7】各スキャンでの印字状態を示す図である。
【図8】24ノズル送り4パス印字による印字結果を示
す図である。
す図である。
【図9】印字マスクの構成を示す図である。
【図10】従来の記録方法を適用した印字結果を示す図
である。
である。
【図11】従来のマルチスキャン印字を示す図である。
12 パーソナルコンピュータ 13 インタフェース 14 受信バッファ 15 ラスタライザ 16 印字モードマネージャ(画像データ作成手段) 17 仮想ノズル用データ削除部(仮想記録素子用デー
タ削除手段) 18 印字制御部(記録制御手段) 19 印字マスク 21 記録ヘッド 31 ノズル(記録素子) 81 仮想ノズル(仮想記録素子)
タ削除手段) 18 印字制御部(記録制御手段) 19 印字マスク 21 記録ヘッド 31 ノズル(記録素子) 81 仮想ノズル(仮想記録素子)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA01 EC12 EC34 EC71 EC74 EC79 FA03 FA10 2C057 DA09 DB01 DB03 DE10 2H086 BA02 BA51 5C074 AA02 AA05 AA11 BB16 CC26 DD09 DD12 DD30 EE03 GG09 GG15 HH04
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の記録素子が配列された記録ヘッド
を用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して走査させるこ
とにより記録を行う記録装置において、 記録ヘッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一
定の移動量bで相対的に移動させる記録媒体送り手段
と、 記録ヘッドの複数の記録素子による記録媒体の移動方向
の記録幅aが、前記移動量bの整数倍に一致しないと
き、仮想記録素子を加えた複数の記録素子による記録幅
kbの仮想記録ヘッド(ここで、kはkb>aを満たす
整数)の前記複数の記録素子に対応した画像データを作
成する画像データ作成手段と、 前記画像データ作成手段にて作成した画像データから、
仮想記録素子に対応する画像データを削除する仮想記録
素子用データ削除手段と、 前記仮想記録素子用データ削除手段によって、画像デー
タが削除された画像データに基づいて、前記記録ヘッド
のk回の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送
り手段による移動量bの記録媒体の移動を行うことによ
り単位領域毎の記録を完成させていく記録制御手段とを
具えたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記記録制御手段は、前記画像データに
対してマスク処理を行うことにより、前記k回の各走査
の記録用データを生成することを特徴とする請求項1に
記載の記録装置。 - 【請求項3】 前記記録制御手段は、k回の走査で記録
が完成する領域と、(k−1)回の走査で記録が完成す
る領域とに対する印字比率を前記マスク処理によって異
ならせることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記記録素子は、発熱素子による熱エネ
ルギーを利用して気泡を生じさせ、この気泡の圧力によ
ってインクを吐出することを特徴とする請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の記録装置。 - 【請求項5】 複数の記録素子が配列された記録ヘッド
を用い、該記録ヘッドを記録媒体に対して走査させるこ
とにより記録を行う記録装置を用いた記録方法におい
て、 記録ヘッドの前記走査方向と異なる方向に記録媒体を一
定の移動量bで相対的に移動させる記録媒体送り手段を
用意し、 記録ヘッドの複数の記録素子による記録媒体の移動方向
の記録幅aが、前記移動量bの整数倍に一致しないと
き、仮想記録素子を加えた複数の記録素子による記録幅
kbの仮想記録ヘッド(ここで、kはkb>aを満たす
整数)の前記複数の記録素子に対応した画像データを作
成し、 作成した画像データから、仮想記録素子に対応する画像
データを削除し、 削除された画像データに基づいて、前記記録ヘッドのk
回の前記走査と該k回の各走査毎の前記記録媒体送り手
段による移動量bの記録媒体の移動を行うことにより単
位領域毎の記録を完成させていくように記録を制御す
る、 ステップを有することを特徴とする記録方法。 - 【請求項6】 前記記録を制御するステップは、画像デ
ータに対してマスク処理を行うことにより、前記k回の
各走査の記録用データを生成することを特徴とする請求
項5に記載の記録方法。 - 【請求項7】 前記記録を制御するステップは、k回の
走査で記録が完成する領域と、(k−1)回の走査で記
録が完成する領域とに対する印字比率を前記マスク処理
によって異ならせることを特徴とする請求項6に記載の
記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279034A JP2000108321A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10279034A JP2000108321A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 記録装置および記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000108321A true JP2000108321A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17605484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10279034A Pending JP2000108321A (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | 記録装置および記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000108321A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064820A1 (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
JP2009066972A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
-
1998
- 1998-09-30 JP JP10279034A patent/JP2000108321A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064820A1 (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Canon Kabushiki Kaisha | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
US7699436B2 (en) | 2004-12-13 | 2010-04-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet printing method and ink jet printing apparatus |
JP2009066972A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
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