JP2000108225A - ネット袋の製造方法 - Google Patents

ネット袋の製造方法

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JP2000108225A
JP2000108225A JP10294634A JP29463498A JP2000108225A JP 2000108225 A JP2000108225 A JP 2000108225A JP 10294634 A JP10294634 A JP 10294634A JP 29463498 A JP29463498 A JP 29463498A JP 2000108225 A JP2000108225 A JP 2000108225A
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一紀 山形
Yosuke Shigemoto
陽介 重本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生鮮果菜類等の特に通気性を要する商品を収
納した状態で店頭販売できるようにしたネット袋の製造
方法を提供する。 【構成】 帯状に連続する合成樹脂製のネットシート素
材のほぼ半折状に折曲された表裏ネット部の間にガイド
板を挿入すると共に、表裏ネット部に帯状フィルム素材
を重合せしめ、ガイド板を固定した状態でネットシート
素材と帯状フィルム素材を同期して間欠移送せしめつつ
結合溶着することにより袋構成体を形成した後、ガイド
板から脱した袋構成体にサイドシール溶着を施すことに
より袋半製品を形成し、その後、袋半製品をサイドシー
ル溶着部に沿って分断することにより順次ネット袋を得
る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮果菜類等の特
に通気性を要する商品を収納した状態で店頭販売できる
ようにしたネット袋の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】枝豆やオクラ等の小さい野菜や、金柑等
の小さい果実(このような野菜と果実を含んで生鮮果菜
類と総称する)は、一定量を包装袋に収納して店頭販売
することが望ましく、鮮度維持のために通気性を保証す
る必要がある。このため、従来、多数のモノフィラメン
ト状の線条を交差して一体化せしめた伸縮自在な網目を
有するネットチューブから成る筒袋が提供されている。
即ち、ネットチューブを所定長さに寸断すると共に、一
端を集束して溶着することにより底部を備えた筒袋を形
成し、該筒袋に果菜類を収納した後、紙ヘッダーをホッ
チキス止めすることにより筒袋の開口部を閉鎖せしめて
いる。然しながら、このような筒袋は、筒状に形成され
ているため、果菜類を収納した状態で、放射方向に膨ら
んでしまい商品陳列のための体裁が良くない。
【0003】ところで、各種の小物商品を収納した状態
で店頭販売できるようにした包装袋は、本出願人におい
て種々提案してきたところであり、このような包装袋
は、合成樹脂フィルムから成る表フィルム及び裏フィル
ムを溶断溶着することによりほぼ矩形の袋体を構成し、
必要に応じ、袋上部に吊下用のヘッダーを設けている。
従って、商品を収納した状態で袋体が表裏両方向に膨ら
んで周縁を歪ませるが、全体的には周縁を原形の矩形に
近い形態に保持できるので商品陳列のための体裁が悪く
ない。然しながら、このような包装袋を前述のような生
鮮果菜類の包装袋として用いると、収納した生鮮果菜類
が密封され、通気性が乏しく早期に鮮度を低下してしま
う。即ち、生鮮果菜類は呼吸により鮮度を維持している
ため、通気性を妨げると早期に劣化してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、生鮮果菜類の包装袋を形成するに際し、袋体の両面
を合成樹脂製のネット部により構成し、表裏両ネット部
を溶着することにより全体としてほぼ矩形のネット袋を
形成すれば、必要充分な通気性が保証されると共に、前
述のような商品収納状態での外観体裁が良く、生鮮果菜
類のための理想的な包装袋を提供できることを知得し
た。
【0005】ところが、予め合成樹脂により一体成形さ
れたネットシート体からネット袋を製造するに際して
は、該ネットシート体が網目を伸縮しつつ容易に変形す
るため自動製袋が困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動製袋を可
能としたネット袋の製造方法を提供するものであり、そ
こで、第一の手段として構成したところは、帯状に連続
する合成樹脂製のネットシート素材のほぼ半折状に折曲
された表裏ネット部の間にガイド板を挿入し、該ガイド
板を固定した状態でネットシート素材を帯長手方向に移
送すると共に、前記表裏ネット部の端縁に沿ってそれぞ
れ合成樹脂製の帯状フィルムから成る表フィルム及び裏
フィルムを重合し、表裏フィルムを前記ネットシート素
材と同期して間欠移送せしめる同期移送工程と、前記ガ
イド板の上で表裏フィルムを表裏ネット部に溶着せしめ
ることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着工程と、前
記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間隔
をあけて帯幅方向に溶着し、表裏ネット部を相互に溶着
せしめたサイドシール部を形成することにより袋半製品
を得るサイドシール溶着工程と、前記サイドシール部に
沿って袋半製品を分断することにより順次ネット袋を得
る分離工程とから成る点にある。
【0007】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、帯状に連続する合成樹脂製のネットシート素
材のほぼ半折状に折曲された表裏ネット部の間にガイド
板を挿入し、ガイド板を固定した状態でネットシート素
材を帯長手方向に移送すると共に、前記裏ネット部の端
縁に沿って合成樹脂製の帯状フィルムから成る封口フィ
ルム素材を重合し、該封口フィルム素材を前記ネットシ
ート素材と同期して間欠移送せしめる同期移送工程と、
前記ガイド板の上で封口フィルム素材を裏ネット部に溶
着せしめることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着工
程と、前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に
所定間隔をあけて帯幅方向に溶着し、表裏ネット部を相
互に溶着せしめたサイドシール部を形成することにより
袋半製品を得るサイドシール溶着工程と、前記サイドシ
ール部に沿って袋半製品を分断することにより順次ネッ
ト袋を得る分離工程とから成る点にある。
【0008】前記第二の手段において、ほぼ半折状に折
曲された表裏ネット部を備えたネットシート素材を形成
するに際しては、合成樹脂製のネットチューブ素材を移
送する過程において、該ネットチューブ素材に保形板を
挿入せしめることにより該ネットチューブ素材を偏平な
帯状チューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定し
た状態でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめ
ながら断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方
向ほぼ中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネッ
ト部を備えた対向する一対のネットシート素材を得るネ
ットシート素材形成工程を構成することが好ましい。
【0009】次いで、本発明が第三の手段として構成し
たところは、合成樹脂製のネットチューブ素材を移送す
る過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿入
せしめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯状
チューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した状
態でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめなが
ら断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向ほ
ぼ中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット部
を備えた対向する一対のネットシート素材を得るネット
シート素材形成工程と、前記一対のネットシート素材の
それぞれの表裏ネット部の間にガイド板の両側縁部を挿
入し、ガイド板を固定した状態で両ネットシート素材を
帯長手方向に移送せしめることにより、ガイド板の両側
縁に沿って両ネットシート素材を帯幅方向に相互に離間
せしめるネットシート素材制御工程と、相互に離間した
ネットシート素材の相互に跨がって合成樹脂製の帯状フ
ィルムから成る封口フィルム素材を重合し、該封口フィ
ルム素材を一対のネットシート素材と同期して間欠移送
せしめる同期移送工程と、前記ガイド板の上で封口フィ
ルム素材の両側縁部を一対のネットシート素材に溶着せ
しめることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着工程
と、前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所
定間隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシート
素材における表裏ネット部を相互に溶着せしめたサイド
シール部を形成することにより袋半製品を得るサイドシ
ール溶着工程と、前記封口フィルムを帯幅方向ほぼ中央
で分割すると共に、袋半製品を前記サイドシール部に沿
って分断することにより順次二枚宛のネット袋を得る分
離工程とから成る点にある。
【0010】更に、本発明が第四の手段として構成した
ところは、合成樹脂製のネットチューブ素材を移送する
過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿入せ
しめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯状チ
ューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した状態
でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめながら
断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向ほぼ
中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット部を
備えた対向する一対のネットシート素材を得るネットシ
ート素材形成工程と、前記一対のネットシート素材のそ
れぞれの表裏ネット部の間にガイド板の両側縁部を挿入
し、ガイド板を固定した状態で両ネットシート素材を帯
長手方向に移送せしめることにより、ガイド板の両側縁
に沿って両ネットシート素材を帯幅方向に相互に離間せ
しめるネットシート素材制御工程と、相互に離間した一
対のネットシート素材における表ネット部の端縁に沿っ
て帯状フィルムから成る受素材フィルムを重合すると共
に、一対のネットシート素材の裏ネット部の端縁に沿い
且つ両端縁に相互に跨がって合成樹脂製の帯状フィルム
から成る封口フィルム素材を重合し、前記受素材フィル
ム及び封口フィルム素材を一対のネットシート素材と同
期して間欠移送せしめる同期移送工程と、前記ガイド板
の上で、一対の受素材フィルムを一対のネットシート素
材における表ネット部に溶着せしめると共に、封口フィ
ルム素材の両側縁部を一対のネットシート素材における
裏ネット部に溶着せしめることにより帯状の袋構成体を
得る結合溶着工程と、前記ガイド板から脱した袋構成体
を帯長手方向に所定間隔をあけて帯幅方向に溶着し、一
対のネットシート素材における表裏ネット部を相互に溶
着せしめたサイドシール部を形成することにより袋半製
品を得るサイドシール溶着工程と、前記封口フィルム素
材を帯幅方向ほぼ中央で分割すると共に、袋半製品を前
記サイドシール部に沿って分断することにより順次二枚
宛のネット袋を得る分離工程とから成る点にある。
【0011】更に、本発明が第五の手段として構成した
ところは、合成樹脂製のネットチューブ素材を移送する
過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿入せ
しめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯状チ
ューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した状態
でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめながら
断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向ほぼ
中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット部を
備えた対向する一対のネットシート素材を得るネットシ
ート体形成工程と、前記一対のネットシート素材のそれ
ぞれの表裏ネット部の間にガイド板を挿入し、ガイド板
を固定した状態で両ネットシート素材を帯長手方向に移
送せしめることにより、ガイド板に沿って両ネットシー
ト素材を帯幅方向に相互に離間せしめるネットシート素
材制御工程と、平行な一対のチャック手段により着脱自
在に係止された表裏フィルムを備えた帯状のチャック素
材フィルムを相互に離間したネットシート素材の間に導
入すると共に、チャック素材フィルムの表フィルムを一
対のネットシート素材の表ネット部の端縁に沿い且つ両
端縁に相互に跨がって重合せしめ、チャック素材フィル
ムの裏フィルムを一対のネットシート素材の裏ネット部
の端縁に沿い且つ両端縁に相互に跨がって重合せしめ、
該チャック素材フィルムを一対のネットシート素材と同
期して間欠移送せしめる同期移送工程と、前記ガイド板
の上で、チャック素材フィルムの表フィルムの両側縁部
を一対のネットシート素材における表ネット部に溶着せ
しめると共に、チャック素材フィルムの裏フィルムの両
側縁部を一対のネットシート素材における裏ネット部に
溶着せしめることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着
工程と、前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向
に所定間隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシ
ート素材における表裏ネット部を相互に溶着せしめたサ
イドシール部を形成することにより袋半製品を得るサイ
ドシール溶着工程と、前記チャック素材フィルムを一対
のチャック手段の間に位置して帯幅方向ほぼ中央で分割
すると共に、袋半製品を前記サイドシール部に沿って分
断することにより順次二枚宛のネット袋を得る分離工程
とから成る点にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0013】(ネット袋の1実施形態)図1に示すよう
に、ネット袋1は、表裏両面に配置された表裏ネット部
2、3の間に物品収納室4を構成し、ネット袋1の両側
縁に位置して両ネット部2、3を相互に溶着するサイド
シール部6、6を設けている。
【0014】表裏ネット部2、3は、一枚のネットシー
ト体を袋底部7に沿って折返することにより形成され、
表裏ネット部2、3の対向縁を相互に一直線に整合して
揃えることにより開口縁2a、3aを備え、これにより
物品収納室4の開口部8を形成する。
【0015】裏ネット部3の開口縁3aには、上方に延
びる合成樹脂製の封口フィルム9が設けられており、該
封口フィルム9を裏ネット部3の外側に重合した状態で
開口縁3aの幅方向に溶着せしめる裏側溶着線10が形
成されている。尚、封口フィルム9の自由端近傍部には
離型フィルム11により被覆された感圧接着剤から成る
接着剤層12が設けられている。
【0016】表ネット部2の開口縁2aには、合成樹脂
製の受フィルム13が設けられており、該受フィルム1
3を開口縁2aの外側に重合した状態で開口縁2aの幅
方向に溶着せしめる表側溶着線14が形成されている。
【0017】従って、離型フィルム11を剥離した後、
封口フィルム9を折曲して接着剤層12を受フィルム1
3の外面に接着せしめることにより、該封口フィルム9
を介して開口部9を封口することができる。この際、離
型フィルム11付きの接着剤層12は、封口フィルム9
に設ける代わりに、受フィルム13に設けても良い。ま
た、このような接着剤層12による開閉固着手段に代え
て、公知のチャックテープを設けても良い。
【0018】(製造方法の第1実施形態)前述のような
ネット袋1は、製袋機によりライン上で自動製袋され
る。紙面の関係上、各工程を別個に図示しているが、ラ
イン上で工程が連続していることを諒解されたい。
【0019】(封口フィルム素材の形成工程)図2は、
前述した封口フィルム9を提供するための封口フィルム
素材15の形成工程を示しており、一枚の封口フィルム
素材15から二枚の封口フィルム9、9を得ることがで
きるように構成している。
【0020】比較的広幅に形成された合成樹脂製フィル
ムから成る連続帯状の封口素材フィルム9aは、巻回さ
れたロール9bから繰出された後、糊引き装置17によ
り、該封口素材フィルム9aの幅方向中心Cの左右に相
互に間隔をあけて平行な2条の接着剤層12a、12a
を形成された後、乾燥装置18により乾燥せしめられ
る。封口素材フィルム9aの連続移送過程において、前
記2条の接着剤層12a、12aは、それぞれロール1
1b、11bから繰出されるテープ状の離型素材フィル
ム11a、11aにより被覆せしめられ、その後、段差
ロール装置19を経て次工程へと間欠移送される。
【0021】(ネットシート素材の形成工程)図3は、
合成樹脂製のネットチューブ素材20から一対のネット
シート素材20a、20aを形成する工程を示してい
る。
【0022】ネットチューブ素材20は、多数のモノフ
ィラメント状の線条を交差して一体化せしめた伸縮自在
な網目を有するネットチューブ体から成り、巻回された
ロール20bから繰出され、アイドルローラ21を介し
て移送方向を変更された後、該ネットチューブ素材20
にフラットな保形板22を挿入せしめられ、これにより
偏平な帯状チューブ状に保形せしめられる。
【0023】即ち、ネットチューブ素材20は、巻回さ
れたロール20bを形成した状態で両側に折目を有する
偏平状とされ、変形し易い柔軟なチューブシート状を呈
するが、保形板22に外挿せしめられ、所定幅の偏平形
態に保持される。この際、ネットチューブ素材20は、
テンションを生じることがないように、保形板22にゆ
るく外挿せしめることが好ましい。
【0024】保形板22は、幅方向ほぼ中央に位置して
表裏両面に突出する断裁手段23を備えている。そこ
で、保形板22を固定した状態でネットチューブ素材2
0を帯長手方向に移送せしめると、該ネットチューブ素
材20は、表裏両面に切れ目26を形成しながら帯幅方
向ほぼ中央で二分されるように裁断され、一対のネット
シート素材20a、20aに分割される。尚、図示省略
しているが、保形板22は、切れ目26を介してブラケ
ットに取付けられる。
【0025】図例の場合、断裁手段23は、支軸24に
回転自在に軸支された円形刃25を構成し、ネットチュ
ーブ素材20にほとんどテンションを生じさせずに網目
を切断する。この際、円形刃25を加熱することにより
溶断刃を構成しておけば、網目を溶断できるので切断が
容易になる。
【0026】(受フィルム素材の同期移送工程)断裁手
段23により二分割されたネットシート素材20a、2
0aは、それぞれほぼ半折状に折曲された表裏ネット部
2、3を備え、引き続き、アイドルローラ27を介して
移送方向を変更され、その際、一対のネットシート素材
20a、20aの表ネット部2の切断された側の端縁に
受素材フィルム13a、13aを重合せしめられ、ネッ
トシート素材20a、20aと同期して移送される。
【0027】図例の場合、一対の受素材フィルム13
a、13aは、巻回されたロール13b、13bから繰
出され、巻掛されたアイドルローラ27の上でネットシ
ート素材20a、20aに重合される。
【0028】(ネットシート素材の制御工程)図4に示
すように、受素材フィルム13a、13aを重合せしめ
た状態で移送されるネットシート素材20a、20a
は、それぞれの表裏ネット部2、3の間にガイド板28
の両側縁部を挿入せしめられ、、ガイド板28を固定し
た状態で両ネットシート素材20a、20aを帯長手方
向に移送せしめることにより、ガイド板28の両側縁に
沿って両ネットシート素材20a、20aを帯幅方向に
相互に離間Sせしめられる。このため、ガイド板28の
両側縁は、ネットシート素材20a、20aの移送方向
に向けて次第に広がるガイド縁28a、28aを備えて
いる。
【0029】尚、図示省略しているが、次第に離間する
両ネットシート素材20a、20aの所定位置に受素材
フィルム13a、13aを重合したままの状態で同行せ
しめるように、ガイド板28の上部にガイドローラが設
けられ、受素材フィルム13a、13aをガイドする。
【0030】(封口フィルム素材の同期移送工程)図4
に示すように、離間した一対のネットシート素材20
a、20aの裏ネット部3、3の相互には、前述した段
差ロール装置19を経て移送される封口フィルム素材1
5が跨がって重合せしめられ、両ネットシート素材20
a、20aと同期して移送せしめられる。
【0031】(結合溶着工程)図5に示すように、前記
ガイド板28の上で、一対の受素材フィルム13a、1
3aを一対のネットシート素材20a、20aにおける
表ネット部2、2に溶着14すると共に、封口フィルム
素材15の両側縁部を一対のネットシート素材20a、
20aにおける裏ネット部3、3に溶着10せしめるこ
とにより、帯状の袋構成体29が得られる。
【0032】図8に示すように、一対のネットシート素
材20a、20aと、一対の受素材フィルム13a、1
3aと、封口フィルム素材15は、駆動ローラ装置30
により間欠的に移送されており、図5に示すように、移
送幅Wは、最終的に形成されるネット袋1の幅に等し
い。
【0033】そこで、一対の受素材フィルム13a、1
3aを一対のネットシート素材20a、20aにおける
表ネット部2、2に溶着するための加熱盤等から成る上
側溶着手段31と、封口フィルム素材15の両側縁部を
一対のネットシート素材20a、20aにおける裏ネッ
ト部3、3に溶着するための加熱盤等から成る下側溶着
手段32が、ガイド板28を挟んで上下に配置されると
共に、シリンダ等の昇降手段に連結されており、間欠移
送の停止時に、両溶着手段31、32を対向して圧接す
ることにより、前記溶着14、10を行う。
【0034】溶着14、10を終えた後に移送幅W(又
はWの整数倍)だけ袋構成体29を間欠移送した位置に
は、前記溶着14に対向する上側冷却体33と、前記溶
着10に対向する下側冷却体34が、ガイド板28を挟
んで上下に配置されると共に、シリンダ等の昇降手段に
連結されており、間欠移送の停止時に、両冷却体33、
34を対向して圧接することにより、前記溶着14、1
0の部分を冷却すると共に、溶着の際に生じた皺を伸ば
し整形する。
【0035】(サイドシール溶着工程)間欠移送するこ
とにより溶着14、10を備えた袋構成体29がガイド
板28から脱すると、該袋構成体29を帯長手方向に所
定間隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシート
素材20a、20aにおける表裏ネット部2、3を相互
に溶着せしめたサイドシール部6を形成することにより
袋半製品35を得る。
【0036】このため、袋構成体29を横断する長さの
加熱盤等から成る一対のシール手段36、37が上下に
配置されると共に、シリンダ等の昇降手段に連結されて
おり、間欠移送の停止時に、両シール手段36、37を
対向して袋構成体29を挟んで圧接することにより、サ
イドシール部6を形成する。従って、図例の場合、サイ
ドシール部6、6は、袋構成体29を構成する一対のネ
ットシート素材20a、20aに対して同時に形成され
る。
【0037】サイドシール部6を形成した袋半製品35
を移送幅W(又はWの整数倍)だけ間欠移送した位置に
は、前記サイドシール部6に対向する冷却体38、39
が袋半製品35を挟んで上下に配置されると共に、シリ
ンダ等の昇降手段に連結されており、間欠移送の停止時
に、両冷却体38、39を対向して袋半製品35を挟ん
で圧接することにより、サイドシール部6を冷却すると
共に、溶着の際に生じた皺を伸ばし整形する。
【0038】(分離工程)上記のようにして形成した袋
半製品35は、引き続き、間欠移送され、図7に示すよ
うに、封口フィルム素材15を帯幅方向ほぼ中央で分割
すると共に、袋半製品35をサイドシール部6に沿って
分断することにより、順次二枚宛のネット袋1、1が得
られる。
【0039】前記分割工程のために、袋半製品35の移
送経路には溶断刃又は切断刃等から成る分割手段40が
固定されており、該分割手段40は、封口フィルム素材
15の帯幅方向ほぼ中央に臨み、2条の接着剤層12
a、12aを被覆した一対の離型素材フィルム11a、
11aを相互に分離するように封口フィルム素材15を
分断する。
【0040】前記分断工程は、袋半製品35を移送幅W
(又はWの整数倍)だけ間欠移送した位置でサイドシー
ル部6に臨んで配置された熱刃手段41(図8参照)に
より行われる。この際、サイドシール部6に沿って袋半
製品35を全幅にわたり溶断Yすることにより、二枚宛
のネット袋1、1が同時に得られる。尚、溶断に代えて
切断刃による切断を行っても良い。
【0041】図例の場合、分割工程の後に分断工程を構
成しているが、前後反対に構成しても良い。
【0042】(製造方法の第2実施形態)図9は、本発
明の第2実施形態を示しており、開口縁にチャック手段
を設けたネット袋1を製造するため、前記第1実施形態
における受素材フィルム13a、13a並びに封口フィ
ルム素材15に代えて、チャック素材フィルム42が使
用される。
【0043】図9(A)に示すように、チャック素材フ
ィルム42は、平行な一対のチャック手段43、43に
より着脱自在に係止された表裏フィルム44、45を備
えた帯状シートを構成しており、各チャック手段43
は、雄雌嵌合を可能にしたリブと溝から成る公知のもの
であり、それぞれ表裏フィルム44、45の対向面に溶
着されている。
【0044】上記第1実施形態において説明したネット
シート素材の形成工程と同様の工程を実施することによ
り、保形板を外挿して通過する際に断裁手段によりネッ
トチューブ素材を二分割することにより形成した一対の
ネットシート素材20a、20aは、図9(B)に示す
ように、それぞれの表裏ネット部2、3の間にガイド板
46、46を挿入し、ガイド板46、46を固定した状
態で両ネットシート素材20a、20aを帯長手方向に
移送せしめることにより、該ガイド板46、46に沿っ
て両ネットシート素材20a、20aを離間せしめる
(ネットシート素材制御工程)。
【0045】次いで、相互に離間されたネットシート素
材20a、20aの間に前記チャック素材フィルム42
を導入し、表フィルム44を一対のネットシート素材2
0a、20aの表ネット部2の端縁に沿い且つ両端縁に
相互に跨がって重合せしめ、一方、裏フィルム45を一
対のネットシート素材20a、20aの裏ネット部3の
端縁に沿い且つ両端縁に相互に跨がって重合せしめ、該
チャック素材フィルム42を両ネットシート素材20
a、20aと同期して間欠移送せしめる(同期移送工
程)。
【0046】引き続き、ガイド板46、46の上で、チ
ャック素材フィルム42の表フィルム44の両側縁部を
一対のネットシート素材20a、20aにおける表ネッ
ト部2に溶着14aせしめると共に、裏フィルム45の
両側縁部を両ネットシート素材20a、20aの裏ネッ
ト部3に溶着(図示省略)せしめることにより帯状の袋
構成体29aを形成する(結合溶着工程)。
【0047】その後は、上記第1実施形態において説明
したサイドシール溶着工程及び分離工程と同様の工程を
実施することにより、順次二枚宛のチャック付きネット
袋が得られる。
【0048】(その他の実施形態)本発明が上記実施形
態に限定されないことは勿論であり、例えば、第1実施
形態で説明した受素材フィルム13a、13aは、省略
しても良い。また、上記実施形態に関連して、ネットシ
ート素材は、多数のモノフィラメント状の線条を交差し
て一体化せしめた伸縮自在な網目を構成したネットシー
トについて説明したが、モノフィラメント状でない極細
のテープ状フィルムを縦横に編織して成る合成樹脂製の
ネットシートを用いても良い。
【0049】また、上記第1実施形態及び第2実施形態
の何れにおいても、ネットチューブ素材20を分割する
ことにより一対のネットシート素材20a、20aを得
る構成について説明したが、本発明は、一枚の帯状のネ
ットシートをほぼ半折状に折曲することにより一枚のネ
ットシート素材20aを形成するものでも良く、その折
曲工程に際してガイド板を利用したり、該ネットシート
素材20aに封口フィルム素材を設ける際にガイド板を
利用することにより、柔軟で脆弱な保形性の良くないネ
ットシート素材20aを保形しつつ必要な製袋工程を行
わしめるように構成しても良い。
【0050】更に、上記第1実施形態を実施するに際
し、量産が必要な場合は、ネットチューブ素材20及び
封口フィルム素材15の連続長尺体を間欠移送せしめな
がら各工程を実行することにより順次二枚宛のネット袋
1、1を製袋する製造ラインを、並行して複数ライン設
置すれば良く、これにより短時間でネット袋を大量生産
することが可能になる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、合成樹脂製のネットシ
ート素材20aに基づいてネット袋1を製袋するに際
し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット部2、3の間に
ガイド板28、46を挿入し、該ガイド板を固定した状
態でネットシート素材20aを帯長手方向に移送すると
共に、表裏ネット部2、3の端縁に沿って封口フィルム
素材15やチャック素材フィルム42のような帯状フィ
ルムを重合せしめ、該フィルムとネットシート素材20
aを同期して間欠移送せしめ、該ガイド板28、46の
上で該フィルムとネットシート素材20aの結合溶着工
程を行うことにより袋構成体29、29aを形成する構
成であるから、柔軟で脆弱な保形性の良くないネットシ
ート素材20aをガイド板により保形した状態で好適に
袋構成体29、29aを形成することができ、トラブル
のない自動製袋が可能になる。
【0052】そして、ネットシート素材20aに封口フ
ィルム素材15やチャック素材フィルム42のような帯
状フィルムを溶着することにより保形性を付与された袋
構成体29、29aを形成した後、袋構成体の連続帯状
体に対してサイドシール溶着を施すことにより袋半製品
35を形成すると共に、サイドシール溶着部6に沿って
袋半製品を分断することにより順次ネット袋1を得る構
成であるから、ラインスピードが速く、ネット袋の大量
生産に適している。
【0053】更に、本発明によれば、ネットチューブ素
材20を帯幅方向ほぼ中央で分割することにより一対の
ネットシート素材20a、20aを形成する構成である
から、一つの製袋ラインで順次二枚宛のネット袋1、1
を生産することができ、その際、製袋ラインを複数ライ
ン並設すれば更に整数倍のネット袋を順次生産できるの
で、短時間でネット袋を大量生産することが可能にな
る。
【0054】しかも、ネットチューブ素材20を分割す
るに際しては、該ネットチューブ素材に保形板22を挿
入することにより偏平な帯状チューブ状に保形せしめ、
保形板22を固定した状態でネットチューブ素材20を
帯長手方向に移送せしめながら断裁手段により裁断する
構成であるから、柔軟で脆弱な保形性の良くないネット
チューブ素材20を偏位することなく一直線状に正確に
分割することができ、品質の高いネット袋を量産できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネット袋の1実施形態を示しており、
(A)は正面図、(B)は縦断側面図である。
【図2】本発明の製造方法の1実施形態における封口フ
ィルム素材形成工程を示しており、(A)は封口フィル
ム素材を破断して示す斜視図、(B)は同工程の説明図
である。
【図3】本発明の製造方法の1実施形態におけるネット
シート素材形成工程及び受フィルム素材同期移送工程を
示しており、(A)はネットチューブ素材からネットシ
ート素材が形成される状態を破断して示す斜視図、
(B)は同工程の説明図である。
【図4】本発明の製造方法の1実施形態におけるネット
シート素材制御工程及び封口フィルム素材同期移送工程
を示す斜視図である。
【図5】本発明の製造方法の1実施形態における結合溶
着工程を示す斜視図である。
【図6】本発明の製造方法の1実施形態におけるサイド
シール溶着工程を示す斜視図である。
【図7】本発明の製造方法の1実施形態における分離工
程を示す斜視図である。
【図8】本発明の製造方法の1実施形態におけるネット
シート素材制御工程から分離工程に至る工程を示す説明
図である。
【図9】本発明の製造方法の別の実施形態を示してお
り、(A)はチャック素材フィルムの拡大断面図、
(B)は袋構成体を破断して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ネット袋 2 表ネット部 3 裏ネット部 6 サイドシール部 9 封口フィルム 9a 封口素材フィルム 10 裏側溶着線 11 離型フィルム 11a 離型素材フィルム 12、12a 接着剤層 13 受フィルム 13a 受素材フィルム 14、14a 表側溶着線 15 封口フィルム素材 20 ネットチューブ素材 20a ネットシート素材 22 保形板 23 断裁手段 25 円形刃 28 ガイド板 29、29a 袋構成体 31、32 溶着手段 33、34 冷却体 35 袋半製品 36、37 シール手段 38、39 冷却体 40 分割手段 42 チャック素材フィルム 46 ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA04 BA22 BC18 HD07 HE01 HN04 HN13 3E075 BA42 BB03 CA02 DA03 DA04 DA14 DB13 DB14 DD13 DD44 DD46 DE17 DE18 GA02 GA04 GA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に連続する合成樹脂製のネットシー
    ト素材のほぼ半折状に折曲された表裏ネット部の間にガ
    イド板を挿入し、該ガイド板を固定した状態でネットシ
    ート素材を帯長手方向に移送すると共に、前記表裏ネッ
    ト部の端縁に沿ってそれぞれ合成樹脂製の帯状フィルム
    から成る表フィルム及び裏フィルムを重合し、表裏フィ
    ルムを前記ネットシート素材と同期して間欠移送せしめ
    る同期移送工程と、 前記ガイド板の上で表裏フィルムを表裏ネット部に溶着
    せしめることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着工程
    と、 前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間
    隔をあけて帯幅方向に溶着し、表裏ネット部を相互に溶
    着せしめたサイドシール部を形成することにより袋半製
    品を得るサイドシール溶着工程と、 前記サイドシール部に沿って袋半製品を分断することに
    より順次ネット袋を得る分離工程とから成ることを特徴
    とするネット袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 帯状に連続する合成樹脂製のネットシー
    ト素材のほぼ半折状に折曲された表裏ネット部の間にガ
    イド板を挿入し、ガイド板を固定した状態でネットシー
    ト素材を帯長手方向に移送すると共に、前記裏ネット部
    の端縁に沿って合成樹脂製の帯状フィルムから成る封口
    フィルム素材を重合し、該封口フィルム素材を前記ネッ
    トシート素材と同期して間欠移送せしめる同期移送工程
    と、 前記ガイド板の上で封口フィルム素材を裏ネット部に溶
    着せしめることにより帯状の袋構成体を得る結合溶着工
    程と、 前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間
    隔をあけて帯幅方向に溶着し、表裏ネット部を相互に溶
    着せしめたサイドシール部を形成することにより袋半製
    品を得るサイドシール溶着工程と、 前記サイドシール部に沿って袋半製品を分断することに
    より順次ネット袋を得る分離工程とから成ることを特徴
    とするネット袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製のネットチューブ素材を移送
    する過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿
    入せしめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯
    状チューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した
    状態でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめな
    がら断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向
    ほぼ中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット
    部を備えた対向する一対のネットシート素材を得るネッ
    トシート素材形成工程を構成することにより、ほぼ半折
    状に折曲された表裏ネット部を備えたネットシート素材
    を形成することを特徴とする請求項2に記載のネット袋
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製のネットチューブ素材を移送
    する過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿
    入せしめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯
    状チューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した
    状態でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめな
    がら断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向
    ほぼ中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット
    部を備えた対向する一対のネットシート素材を得るネッ
    トシート素材形成工程と、 前記一対のネットシート素材のそれぞれの表裏ネット部
    の間にガイド板の両側縁部を挿入し、ガイド板を固定し
    た状態で両ネットシート素材を帯長手方向に移送せしめ
    ることにより、ガイド板の両側縁に沿って両ネットシー
    ト素材を帯幅方向に相互に離間せしめるネットシート素
    材制御工程と、 相互に離間したネットシート素材の相互に跨がって合成
    樹脂製の帯状フィルムから成る封口フィルム素材を重合
    し、該封口フィルム素材を一対のネットシート素材と同
    期して間欠移送せしめる同期移送工程と、 前記ガイド板の上で封口フィルム素材の両側縁部を一対
    のネットシート素材に溶着せしめることにより帯状の袋
    構成体を得る結合溶着工程と、 前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間
    隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシート素材
    における表裏ネット部を相互に溶着せしめたサイドシー
    ル部を形成することにより袋半製品を得るサイドシール
    溶着工程と、 前記封口フィルムを帯幅方向ほぼ中央で分割すると共
    に、袋半製品を前記サイドシール部に沿って分断するこ
    とにより順次二枚宛のネット袋を得る分離工程とから成
    ることを特徴とするネット袋の製造方法。
  5. 【請求項5】 合成樹脂製のネットチューブ素材を移送
    する過程において、 該ネットチューブ素材に保形板を挿入せしめることによ
    り該ネットチューブ素材を偏平な帯状チューブ状に保形
    せしめると共に、保形板を固定した状態でネットチュー
    ブ素材を帯長手方向に移送せしめながら断裁手段を介し
    て該ネットチューブ素材を帯幅方向ほぼ中央で分割し、
    ほぼ半折状に折曲された表裏ネット部を備えた対向する
    一対のネットシート素材を得るネットシート素材形成工
    程と、 前記一対のネットシート素材のそれぞれの表裏ネット部
    の間にガイド板の両側縁部を挿入し、ガイド板を固定し
    た状態で両ネットシート素材を帯長手方向に移送せしめ
    ることにより、ガイド板の両側縁に沿って両ネットシー
    ト素材を帯幅方向に相互に離間せしめるネットシート素
    材制御工程と、 相互に離間した一対のネットシート素材における表ネッ
    ト部の端縁に沿って帯状フィルムから成る受素材フィル
    ムを重合すると共に、一対のネットシート素材の裏ネッ
    ト部の端縁に沿い且つ両端縁に相互に跨がって合成樹脂
    製の帯状フィルムから成る封口フィルム素材を重合し、
    前記受素材フィルム及び封口フィルム素材を一対のネッ
    トシート素材と同期して間欠移送せしめる同期移送工程
    と、 前記ガイド板の上で、一対の受素材フィルムを一対のネ
    ットシート素材における表ネット部に溶着せしめると共
    に、封口フィルム素材の両側縁部を一対のネットシート
    素材における裏ネット部に溶着せしめることにより帯状
    の袋構成体を得る結合溶着工程と、 前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間
    隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシート素材
    における表裏ネット部を相互に溶着せしめたサイドシー
    ル部を形成することにより袋半製品を得るサイドシール
    溶着工程と、 前記封口フィルム素材を帯幅方向ほぼ中央で分割すると
    共に、袋半製品を前記サイドシール部に沿って分断する
    ことにより順次二枚宛のネット袋を得る分離工程とから
    成ることを特徴とするネット袋の製造方法。
  6. 【請求項6】 合成樹脂製のネットチューブ素材を移送
    する過程において、該ネットチューブ素材に保形板を挿
    入せしめることにより該ネットチューブ素材を偏平な帯
    状チューブ状に保形せしめると共に、保形板を固定した
    状態でネットチューブ素材を帯長手方向に移送せしめな
    がら断裁手段を介して該ネットチューブ素材を帯幅方向
    ほぼ中央で分割し、ほぼ半折状に折曲された表裏ネット
    部を備えた対向する一対のネットシート素材を得るネッ
    トシート体形成工程と、 前記一対のネットシート素材のそれぞれの表裏ネット部
    の間にガイド板を挿入し、ガイド板を固定した状態で両
    ネットシート素材を帯長手方向に移送せしめることによ
    り、ガイド板に沿って両ネットシート素材を帯幅方向に
    相互に離間せしめるネットシート素材制御工程と、 平行な一対のチャック手段により着脱自在に係止された
    表裏フィルムを備えた帯状のチャック素材フィルムを相
    互に離間したネットシート素材の間に導入すると共に、
    チャック素材フィルムの表フィルムを一対のネットシー
    ト素材の表ネット部の端縁に沿い且つ両端縁に相互に跨
    がって重合せしめ、チャック素材フィルムの裏フィルム
    を一対のネットシート素材の裏ネット部の端縁に沿い且
    つ両端縁に相互に跨がって重合せしめ、該チャック素材
    フィルムを一対のネットシート素材と同期して間欠移送
    せしめる同期移送工程と、 前記ガイド板の上で、チャック素材フィルムの表フィル
    ムの両側縁部を一対のネットシート素材における表ネッ
    ト部に溶着せしめると共に、チャック素材フィルムの裏
    フィルムの両側縁部を一対のネットシート素材における
    裏ネット部に溶着せしめることにより帯状の袋構成体を
    得る結合溶着工程と、 前記ガイド板から脱した袋構成体を帯長手方向に所定間
    隔をあけて帯幅方向に溶着し、一対のネットシート素材
    における表裏ネット部を相互に溶着せしめたサイドシー
    ル部を形成することにより袋半製品を得るサイドシール
    溶着工程と、 前記チャック素材フィルムを一対のチャック手段の間に
    位置して帯幅方向ほぼ中央で分割すると共に、袋半製品
    を前記サイドシール部に沿って分断することにより順次
    二枚宛のネット袋を得る分離工程とから成ることを特徴
    とするネット袋の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102416712A (zh) * 2011-11-01 2012-04-18 东华大学 带锁水层防霉粮食包装袋的制备方法
CN102514235A (zh) * 2011-11-01 2012-06-27 安吉振兴布业有限公司 阻氧复合层粮食包装袋的制备方法

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