JP2000108183A - 型開閉制御方法及びその装置 - Google Patents

型開閉制御方法及びその装置

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JP2000108183A
JP2000108183A JP10282794A JP28279498A JP2000108183A JP 2000108183 A JP2000108183 A JP 2000108183A JP 10282794 A JP10282794 A JP 10282794A JP 28279498 A JP28279498 A JP 28279498A JP 2000108183 A JP2000108183 A JP 2000108183A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/766Measuring, controlling or regulating the setting or resetting of moulding conditions, e.g. before starting a cycle

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の型開閉のスタートアップ時から型開閉
安定時までの型開閉条件を自動的に設定することのでき
る型開閉制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 金型の型開閉のスタートアップ時から型
開閉の安定時までを、少なくとも1回以上の所定間隔に
分けて設定する所定間隔設定器(11)と、所定間隔設
定器(11)において設定された各間隔における型開閉
条件を各々設定する型開閉条件設定器(9,10)と、
実際の型開閉が前記のどの間隔にあるかを判断する所定
間隔判断器(12,13)と、前記所定間隔における型
開閉条件により、型開閉を制御する制御器(8)と、を
備えてなり、型開閉のスタートアップ時から安定時まで
の型開閉条件を、所定間隔毎に、自動的に、変更させる
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形におい
て、型締装置により金型の型開閉を行う場合に、型開閉
のスタートアップ時から型開閉安定時までの型開閉条件
を自動的に設定する型開閉制御方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】射出成形機は、型閉じされた金型キャビ
テイ内に溶融樹脂を射出することによって成形を行う。
この際、金型は、型締装置により、所定速度及び圧力で
制御されて、型開閉される。従来の装置では、型開閉の
スタートアップ時から安定時までの各段階において型開
閉条件を変更する制御機能がないために、量産運転の必
要から、スタートアップ時から型開閉を、いきなり高速
及び高圧で行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
射出成形機では、型開閉をいきなり高速及び高圧で行う
ために、以下の問題点がある。 (1)型開閉のスタートアップ時は、金型温度も安定し
ておらず金型内摺動部が滑らかに摺動しないため、型内
構造に多用されるスライドコアのある金型の場合、スラ
イドコア、アンギュラピンの囓り、或いはどの金型にも
ある固定型と可動型を案内するガイドピン及びブッシュ
等が噛り易い状態となり、金型破損等を生じ易い。 (2)射出成形開始時は、金型内エジェクタ機構が滑ら
かに摺動せず、また金型温度も不安定であり、成形品の
離型状態が悪いため、型内に成形品が残り易く、成形品
が残ったまま高速及び高圧で型を閉じると、固定型と可
動型が滑らかに型閉しないために、型内の微細なピン等
の破損を起こし易い。 (3)射出成形機の型締装置自体も、いきなり高速及び
高圧で型開閉動作を行うと、機械的機構に負担がかかり
損傷につながりやすい。このため、成形スタートにあた
って、型開閉のスタートアップ時には、型締装置の速度
及び圧力を、低速及び低圧で動作させる暖気運転から、
徐々に、速度及び圧力を増加させていき、高速及び高圧
で動作させる通常運転とするのが、射出成形機や金型の
保護及び量産運転の観点より望ましい。
【0004】しかしながら、上述のように、従来の装置
では、暖気運転から通常運転とするためには、熟練した
作業者が、型開閉のスタートアップ時に低速及び低圧の
型開閉条件を設定し、徐々に、速度及び圧力を増加させ
て、型開閉安定時に、高速及び高圧に条件設定を変更す
る必要がある。かかる条件を変更するタイミングは、作
業者が、金型,成形品等の状態を、経験に基づいて視
診、聴診及び触診し、又は実際の金型温度を測定しなが
ら、決定しなければならない。また、型開閉の条件設定
は、変更するパラメータが非常に多く、例えば、型閉動
作の速度条件だけでも、1段→2段→3段→4段→金型
保護と、5箇所について速度を変更しなくてはならず、
速度以外にも圧力或いは位置について、各段階において
条件を変更する必要がある。更に、型閉動作だけでな
く、型開動作、エジェクタ動作についても、同様に条件
を変更するパラメータがあるため、成形スタート時に、
1箇所毎に、条件を設定するのは、非常に面倒で時間が
かかるものとなっている。このため、たとえ、スタート
アップ時及び安定時のみの2回の条件変更としても、条
件設定のパラメータが非常に多くかつ複雑なことから、
時間的にも労力的にも非常に作業者に負担がかかるとい
う問題点がある。更に、条件変更をする際に、射出成形
機の運転を停止あるいは半自動運転という1ショット毎
に作業者が成形をスタートさせる運転で成形しなくては
ならず、全自動運転という作業者がノータッチである運
転に比べて、生産性も悪いという問題点もある。
【0005】このように、作業者にとって、条件変更作
業が、非常に負担がかかるものであるため、実際の現場
では、射出成形機の型締装置をいきなり高速及び高圧の
型開閉条件で運転してしまう場合があり、前述のよう
に、金型や型締装置等を損傷してしまうという問題点が
ある。本発明は、かかる不具合を防止するためになされ
たもので、射出成形において金型の型開閉のスタートア
ップ時から型開閉安定時までの型開閉条件を自動的に設
定する型開閉制御方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の射出成形における型開閉制御方法
は、金型の型開閉のスタートアップ時から型開閉の安定
時までを、少なくとも1回以上の所定間隔に分け、前記
所定間隔毎の型開閉条件を予め各々設定しておき、型開
閉のスタートアップ時から安定時までの型開閉条件を、
所定間隔毎に、自動的に、変更させるようにしたもので
ある。型開閉条件は、スタートアップ時に、低速及び低
圧とし、徐々に、安定時に高速及び高圧となるように設
定するのが好ましい。なお、型開閉条件のパラメータと
しては、型開動作、型閉動作及びエジェクタ動作各々の
速度、圧力及び位置等であり、1ショット(1成形サイ
クル)において、複数段階について、各々条件が設定さ
れる。例えば、型閉動作の速度条件では、1段→2段→
3段→4段→金型保護と、5箇所の速度が変更される。
かかる構成とすることにより、射出成形のスタートアッ
プ時の金型温度が安定していない間は、初期型開閉条件
として低速及び低圧の暖気運転を行い、滑らかに型開閉
を行える状態となったときに安定型開閉条件に自動的に
切りかえるようにしたので、射出成形機の機械的損傷を
防止しつつ、かつスタートアップ時に一旦条件設定をす
ることにより、成形スタート後に、従来のような作業者
による設定条件変更作業が不要となり、成形スタートか
ら安定成形まで全自動成形という作業者がノータッチの
状態で運転できるため運転の中断あるいは半自動運転を
することなく、生産性が向上する。
【0007】請求項2記載の型開閉制御方法は、前記所
定間隔を、予め設定された型開閉のショット回数により
設定するようにしたものである。ここで、ショット回数
とは、射出成形における1サイクルであり、金型の型開
閉毎の回数をいう。予め設定するショット回数は、射出
成形機の種類、大きさ、又は成形製品により異なる。な
お、所定間隔を、ショット回数により、設定するように
しているが、所定金型温度により、所定間隔を設定する
ようにしても良い。例えば、スタートアップ時の金型温
度から安定時までの金型温度を所定間隔毎に分割し、所
定の金型温度となった時点において、型開閉条件を変更
するようにしても良い。また、この他に、スタートアッ
プ時から安定時まで平均時間を出して、均等に分けて所
定時間を求めて、その近傍のショット回数に設定するよ
うにしても良い。
【0008】請求項3記載の型開閉制御装置は、金型の
型開閉のスタートアップ時から型開閉の安定時までを、
少なくとも1回以上の所定間隔に分けて設定する所定間
隔設定器(11)と、所定間隔設定器(11)において
設定された各間隔における型開閉条件を各々設定する型
開閉条件設定器(9,10)と、実際の型開閉が所定間
隔設定器(11)のどの間隔にあるかを判断する所定間
隔判断器(12,13)と、前記所定間隔における型開
閉条件により、型開閉を制御する制御器(8)と、を備
えてなり、型開閉のスタートアップ時から安定時までの
型開閉条件を、所定間隔毎に、自動的に、変更させるよ
うにしたものである。型開閉条件設定器(9,10)で
は、各所定間隔毎に、型開閉条件として、例えば、型閉
動作、型開動作、及びエジェクタ動作の速度、圧力及び
位置等を各々設定する。これらの型開閉条件は、最初の
トライの時に、最適な条件を作業者が経験により、見い
出して、その型開閉条件を型開閉条件設定器(9,1
0)に設定する。
【0009】請求項4記載の型開閉制御装置は、型締装
置の型開閉制御を行う型開閉制御装置であって、金型の
型開閉のスタートアップ時の初期型開閉条件を設定する
初期型開閉条件設定器(9)と、型開閉安定時の安定型
開閉条件を設定する安定型開閉条件設定器(10)と、
前記初期型開閉条件から前記安定型開閉条件に切り換え
るまでの型開閉の所定ショット回数を設定するショット
回数設定器(11)と、実際の型開閉のショット回数を
カウントするショットカウンタ(12)と、ショット回
数設定器(11)に予め設定されたショット回数とショ
ットカウンタで実際にカウントされた回数を比較する比
較器(13)と、比較器(13)により、実際のショッ
トカウント回数が、ショット回数設定器(11)で設定
されたショット回数未満とされた場合には、初期型開閉
条件設定器(9)からの初期型開閉条件とし、ショット
回数設定器(11)で設定されたショット回数以上とさ
れた場合には、安定型開閉条件設定器(10)からの安
定型開閉条件として、型締装置の型開閉を制御する制御
器(8)と、を有するものである。
【0010】本発明では、図1に示すように、初期型開
閉条件設定器9、安定型開閉条件設定器10及びショッ
ト回数設定器11に各々所定の設定が行われた状態で、
成形スタート釦14が押下されて成形が開始される。成
形開始直後は、初期型開閉条件設定器9で設定された低
速及び低圧の初期型開閉条件が制御器8を介して型締装
置に送られる。これにより、初期型開閉条件下で、型締
装置により型開閉が行われる。この初期型開閉条件によ
る成形はショット回数設定器11で設定された回数だけ
行われ、自動的に初期型開閉条件から安定型開閉条件に
切り換えられる。なお、型締装置は、具体的には、図1
に示すように、トグルリンク機構2を介して型開閉シリ
ンダ3によって、可動盤1を駆動することにより、金型
の型開閉動作を行うトグル式の型締装置である。この
時、実際に型開閉されたショット回数は、ショットカウ
ンタ12により、カウントされて、初期型開閉条件によ
り可動盤1の開閉が開始した時点からの型開閉の実際の
ショット回数がカウントされる。この実際のカウント回
数が、比較器13により、ショット回数設定器11で設
定された回数と比較され、ショット回数設定器11で設
定された回数だけ初期型開閉条件で成形される。成形が
連続して行われ、ショットカウンタ12でカウントした
回数がショット回数設定器11で設定された回数に達す
ると、上述のように、安定型開閉条件設定器10の安定
型開閉条件に、自動的に切り換えられ、その安定型開閉
条件が、制御器8を介して、型締装置に送られ、安定型
開閉条件下で、型開閉が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の型開閉制御装置の実施
の形態を示す概略構成図である。本発明は、射出成型装
置において、型締装置の型開閉制御を行う型開閉制御装
置である。型締装置は、トグルリンク機構2を介して型
開閉シリンダ3によって、可動盤1を駆動することによ
り、金型の型開閉動作を行うトグル式の型締装置であ
る。型締装置の型開閉制御は、制御器8からの方向切換
弁4、流量調整弁6及び圧力調整弁7への指令により行
われる。具体的には、型開閉シリンダ3への油圧の供給
は方向切換弁4によって切り換えられ、方向切換弁4へ
供給される作動油は、油圧源5からの作動油を流量調整
弁6及び圧力調整弁7によって調整される。
【0012】型開閉制御装置は、型締装置の型開閉を制
御するものであり、基本的に、金型の型開閉のスタート
アップ時の初期型開閉条件を設定する初期型開閉条件設
定器9と、型開閉安定時の安定型開閉条件を設定する安
定型開閉条件設定器10と、前記初期型開閉条件から前
記安定型開閉条件に切り換えるまでの型開閉の所定ショ
ット回数を設定するショット回数設定器11と、実際の
型開閉のショット回数をカウントするショットカウンタ
12と、ショット回数設定器11に予め設定されたショ
ット回数とショットカウンタで実際にカウントされた回
数を比較する比較器13と、比較器13により、実際の
ショットカウント回数が、ショット回数設定器11で設
定されたショット回数未満とされた場合には、初期型開
閉条件設定器9からの初期型開閉条件とし、ショット回
数設定器11で設定されたショット回数以上とされた場
合には、安定型開閉条件設定器10からの安定型開閉条
件として、型締装置の型開閉を制御する制御器8と、を
有するものである。
【0013】ショット回数設定器11は、金型の型開閉
のスタートアップ時から安定時までに、型開閉条件を切
り換える所定間隔を所定ショット回数により設定する。
本実施の形態では、スタートアップ時及び安定時の2回
条件変更を行うようにしており、ショット回数設定器1
1には、1つの所定ショット回数が設定されている。シ
ョット回数設定器11には、予め作業者により、最初の
成形トライの時に、条件を変更するタイミングとして最
適であるとされたショット回数が設定される。なお、シ
ョット回数は、射出成形機の種類、大きさ、又は成形製
品により異なる。例えば、型締力が150トンの機械で
あれば、1サイクルが約6〜8秒が一般的であり、ま
た、上記機械で、スタートアップ時から安定時に移行す
るまでに、例えば、約20〜30ショット程度である。
実際のショット回数をカウントするショットカウンタ1
2は、金型装置の近傍に配置され、金型の開閉の1サイ
クルがリミットスイッチ等のオンオフにより検知され
て、ショット回数が加算されてカウントされていき、所
定回数に達した時点でカウント回数はクリアされる。な
お、成形開始のための成形スタート釦14が設けられて
おり、釦の押下により初期型開閉条件設定器9で設定さ
れた初期型開閉条件が制御器8に出力され、成形が開始
される。
【0014】型開閉条件設定器である初期型開閉条件設
定器9若しくは安定型開閉条件設定器10のいずれかの
設定器から出力される速度及び圧力の条件に基づいて決
定される。型開閉条件のパラメータとしては、型開動
作、型閉動作及びエジェクタ動作各々の速度、圧力及び
位置であり、1ショット(1成形サイクル)において、
複数段階について、各々条件が設定される。例えば、型
閉動作の速度条件では、1段→2段→3段→4段→金型
保護と、5箇所の速度が段階的に変更される。スタート
アップ時及び安定時について、型開、型閉及びエジェク
タ動作の速度、圧力及び位置等の1ショットにおける各
段階のデータが各々設定される。このデータは、作業者
により、最初の成形トライの時に、スタートアップ時及
び安定時において、最適であるとされたデータが設定さ
れる。
【0015】次に、この実施の形態の作用について説明
する。まず、初期型開閉条件設定器9、安定型開閉条件
設定器10及びショット回数設定器11により各々所定
条件が設定される。初期型開閉条件設定器9には、スタ
ートアップ時の金型損傷等の不具合発生を防止するため
に、低速及び低圧の型開閉条件が設定される。安定型開
閉条件設定器10には、連続して不具合発生がなく成形
できる程度の高速及び高圧の安定型開閉条件が設定され
る。また、ショット回数設定器11には、初期型開閉条
件から安定型開閉条件に切り換わるまでのショット回数
が設定される。
【0016】初期型開閉条件設定器9、安定型開閉条件
設定器10及びショット回数設定器11に各々所定の設
定が行われた状態で、成形スタート釦14が押下されて
成形が開始される。成形開始直後は、初期型開閉条件設
定器9で設定された低速及び低圧の初期型開閉条件が制
御器8を介して流量調整弁6及び圧力調整弁7に送られ
る。これにより、圧力源5からの作動油は低速及び低圧
で型開閉シリンダ3に供給され、トグルリンク機構2を
介して可動盤1が開閉される。この初期型開閉条件によ
る成形はショット回数設定器11で設定された回数だけ
行われ、自動的に初期型開閉条件から安定型開閉条件に
切り換えられる。
【0017】この時、実際に型開閉されたショット回数
は、ショットカウンタ12により、カウントされて、初
期型開閉条件により可動盤1の開閉が開始した時点から
の型開閉の実際のショット回数がカウントされる。この
実際のカウント回数が、比較器13により、ショット回
数設定器11で設定された回数と比較され、ショット回
数設定器11で設定された回数だけ初期型開閉条件で成
形される。成形が連続して行われ、ショットカウンタ1
2でカウントした回数がショット回数設定器11で設定
された回数に達すると、上述のように、安定型開閉条件
設定器10の安定型開閉条件に、自動的に切り換えら
れ、その安定型開閉条件が、制御器8を介して、流量調
整弁6及び圧力調整弁7に送られる。これにより、油圧
源5からの作動油は、高速及び高圧で型開閉シリンダ3
に供給され、トグルリンク機構2を介して可動盤1が開
閉される。この後は、型開閉動作を停止するまで、安定
型開閉条件で成形が行われる。
【0018】このように、本発明では、スタートアップ
時には初期型開閉条件で型開閉が行われ、所定の型開閉
ショット後に、自動的に、安定型開閉条件により型開閉
が行われるので、スタートアップ時には低速及び低圧で
型開閉が行われ、金型温度の安定後に高速及び高圧で型
開閉が行われるため、従来のように作業者による条件変
更設定作業のために成形が中断あるいは半自動運転され
ることなく、金型及び型締装置の損傷を防止し、かつ高
速量産運転を行うことができる。
【0019】なお、本実施の形態では、初期型開閉条件
を低速及び低圧とし、安定型開閉条件を高速及び高圧と
しているが、射出成形機の使用条件等により、例えば、
初期型開閉条件を低速及び中圧又は中速及び低圧のよう
に、設定条件を変更するようにしても良い。ここで、低
圧、中圧、高圧、低速、中速、高速を一例として説明す
ると、低圧(30kgf/cm2 以下)、中圧(31k
gf/cm2 以上70kgf/cm 2 未満)、高圧(7
1kgf/cm2 以上150kgf/cm2 未満)、低
速(10m/min以下)、中速(30m/min程
度)、高速(80m/min程度)というように分ける
ことができる。なお、メーカーや、機械の大きさによっ
て異なる。
【0020】また、本実施の形態では、初期型開閉条件
及び安定型開閉条件の2回の条件変更のみとしている
が、これに限るものではなく、スタートアップ時から安
定時に移行するのに、3回以上、設定条件を変更するこ
とも可能である。例えば、設定条件を変更するまでの所
定のショット回数及び各時点の速度、圧力及び位置を設
定することにより、徐々に、型開閉条件を変更すること
ができる。このとき、ショット回数設定器11には、型
開閉条件変更する時点のショット回数を設定し、初期型
開閉条件設定器9にも、各時点の型開閉条件を各々設定
する。また、比較器13においては、ショットカウンタ
12により実際にカウントされたショット回数が、どの
時点にあるかを比較して判断し、その結果を、初期型開
閉条件設定器9へを出力する。初期型開閉条件設定器9
より、所定の型開閉条件が制御器8へ出力され、制御器
8により型締装置の型開閉が制御される。
【0021】なお、3回以上、条件変更を行う場合に、
図1において、ショット回数設定器11及び初期型開閉
条件設定器9の各設定器を複数個に設けるようにしても
良い。(例えば、n回条件を変更する場合に、n個設定
器を各々設ける。) また、本実施の形態では、所定間隔を、ショット回数に
より、設定するようにしているが、金型温度により、所
定間隔を設定するようにしても良い。例えば、スタート
アップ時の金型温度から安定時までの金型温度を所定温
度毎に設定し、所定の金型温度となった時点において、
型開閉条件を変更するようにすることも可能である。さ
らに、スタートアップ時から安定時までの平均時間を出
して、均等に分けて所定時間を求め、その近傍のショッ
ト回数として設定しても良い。本実施の形態は、油圧ト
グル式で説明したが、本発明を油圧直圧式、電動トグル
式及び電動直圧式においても、同様に適用できることは
明らかである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の型開閉制
御方法及び装置では、金型の型開閉のスタートアップ時
から型開閉の安定時までを、少なくとも1回以上の所定
間隔に分け、所定間隔毎の型開閉条件を予め各々設定し
ておき、型開閉のスタートアップ時から安定時までの型
開閉条件を、所定間隔毎に、自動的に、変更させるよう
にしたので、スタートアップ時は、暖気運転とし、滑ら
かに型開閉を行える状態となったときに、安定時の通常
運転とするように、自動的に型開閉条件切り換えること
ができる。このため、金型及び型締装置の損傷を防止す
ることができ、かつ、予め条件を設定することにより、
従来のようにスタートアップ時から型開閉安定時までに
必要な作業者の条件変更作業が不要となるので、装置の
運転を中断したり半自動運転をすることもないため、格
段に生産性が向上する。(請求項1,3) 前記所定間隔として、予め設定された型開閉のショット
回数により設定するよことにより、成形のサイクルに同
期して、型開閉条件を変更することができるので、簡易
でかつ適切に型開閉の条件変更ができる。(請求項2,
4)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型開閉制御装置の実施の形態を示す概
要構成図である。
【符号の説明】
9 初期型開閉条件設定器(型開閉条件設定器) 10 安定型開閉条件設定器(型開閉条件設定器) 11 ショット回数設定器(所定間隔設定器) 12 ショットカウンタ(所定間隔判断器) 13 比較器(所定間隔判断器)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の型開閉のスタートアップ時から型
    開閉の安定時までを、少なくとも1回以上の所定間隔に
    分け、前記所定間隔毎の型開閉条件を予め各々設定して
    おき、 型開閉のスタートアップ時から安定時までの型開閉条件
    を、所定間隔毎に、自動的に、変更させるようにした型
    開閉制御方法。
  2. 【請求項2】 前記所定間隔は、予め設定された型開閉
    のショット回数により設定するようにした請求項1記載
    の型開閉制御方法。
  3. 【請求項3】 型締装置の型開閉制御を行う型開閉制御
    装置であって、 金型の型開閉のスタートアップ時から型開閉の安定時ま
    でを、少なくとも1回以上の所定間隔に分けて設定する
    所定間隔設定器(11)と、 所定間隔設定器(11)において設定された各間隔にお
    ける型開閉条件を各々設定する型開閉条件設定器(9,
    10)と、 実際の型開閉が所定間隔設定器(11)のどの間隔にあ
    るかを判断する所定間隔判断器(12,13)と、 前記所定間隔における型開閉条件により、型締装置の型
    開閉を制御する制御器(8)と、を備えてなり、 型開閉のスタートアップ時から安定時までの型開閉条件
    を、所定間隔毎に、自動的に、変更させるようにした型
    開閉制御装置。
  4. 【請求項4】 型締装置の型開閉制御を行う型開閉制御
    装置であって、 金型の型開閉のスタートアップ時の初期型開閉条件を設
    定する初期型開閉条件設定器(9)と、 型開閉安定時の安定型開閉条件を設定する安定型開閉条
    件設定器(10)と、 前記初期型開閉条件から前記安定型開閉条件に切り換え
    るまでの型開閉の所定ショット回数を設定するショット
    回数設定器(11)と、 実際の型開閉のショット回数をカウントするショットカ
    ウンタ(12)と、 ショット回数設定器(11)に予め設定されたショット
    回数とショットカウンタで実際にカウントされた回数を
    比較する比較器(13)と、 比較器(13)により、実際のショットカウント回数
    が、ショット回数設定器(11)で設定されたショット
    回数未満とされた場合には、初期型開閉条件設定器
    (9)からの初期型開閉条件とし、ショット回数設定器
    (11)で設定されたショット回数以上とされた場合に
    は、安定型開閉条件設定器(10)からの安定型開閉条
    件として、型締装置の型開閉を制御する制御器(8)
    と、 を有する型開閉制御装置。
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