JP6211571B2 - トグル式射出成形機における金型取付段取方法およびトグル式射出成形機 - Google Patents

トグル式射出成形機における金型取付段取方法およびトグル式射出成形機 Download PDF

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Description

本発明は、トグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機において交換等により金型を取付ける金型取付段取方法およびトグル式射出成形機に関し、より詳しくは金型を取付けると共に成形サイクルの開始に備えて成形に適した所望の型締力が得られる状態に調整する、トグル式射出成形機の金型取付段取方法および、そのような金型取付段取が実施されるトグル式射出成形機に関するものである。
トグル式型締装置を備えた電動射出成形機は、従来周知のように、ベッド上に固定されている固定盤、ベッド上にスライド自在に設けられている型締ハウジング、固定盤と型締ハウジングとの間に設けられている4本のタイバー、タイバーに挿通されている可動盤、型締ハウジングと可動盤の間に設けられているトグル機構等から構成されている。トグル機構も周知であり、クロスヘッドと複数本のトグルリンクとから構成されている。このクロスヘッドには、ボールナットが設けられており、ボールナットに螺合しているボールねじは型開閉モータによって回転駆動されるようになっている。つまり型開閉モータによってクロスヘッドを軸方向に駆動して、トグル機構を伸縮させて型締ハウジングに対して可動盤が軸方向に駆動され、それによって型開閉できるようになっている。このような型開閉モータはサーボモータから構成されており、クロスヘッド位置は正確に制御することができる。
ところでタイバーは、型締ハウジングに次のように結合されている。すなわち型締ハウジングには貫通孔が明けられ、それぞれの貫通孔にタイバーが挿通されている。挿通されているタイバーの端部には雄ネジが形成され、これらの雄ネジのそれぞれにタイバーナットが螺合している。そしてこれらのタイバーナットは型締ハウジングに対して前後の移動が規制された状態で回転可能に設けられている。このようにタイバーが型締ハウジングに結合されているので、タイバーナットを回転すると、固定盤に対する型締ハウジングの位置を調整できる。つまり固定盤と型締ハウジングの連結長さ、いわゆるタイバーの有効長が調整でき、それによって固定盤と可動盤との距離つまり型厚が調整できる。なおタイバーナットは、型厚調整モータによって同期して回転させることができるようになっており、型厚調整モータは一般的にギアードモータから構成されている。
ところで、型締工程は型開閉モータによりクロスヘッドを駆動して実施するが、厳密にはこれらの金型がタッチするまでの前半の工程と、タッチした後にタイバーが弾性変形してそれによって型締力が発生する後半の工程とに分けることができる。型締工程の完了時、つまり後半の工程の完了時にはクロスヘッド位置は所定の型締完了位置、例えば0になるようにし、この型締完了位置で射出成形しているが、最適な型締力は金型によって相違している。従って、クロスヘッド位置が型締完了位置において最適な型締力が発生するように、金型がタッチするときのクロスヘッド位置を金型によって調整する必要がある。このような調整を型締力調整と呼んでいる。型締力調整は型締ハウジングの位置を調整することによって実施し、型厚調整モータを駆動して調整している。そうすると一見型厚調整と型締力調整は同じ概念であるように見える。しかしながら交換可能な2組の金型があり、かつそれぞれに必要な型締力が相違している場合には、仮に2組の金型の型厚が全く同じであっても、型締力調整後に得られる型締ハウジングの位置は2組の金型において相違するはずである。型厚だけを考慮して型締ハウジングの位置を調整する型厚調整においては型締ハウジングの位置は2組の金型において同一になるはずであるから、型厚調整と型締力調整とは異なる概念であると言える。
金型取付段取は、本明細書において、金型を交換して射出成形が実施できる状態に段取することを意味しているが、トグル式型締装置においては金型を交換し、その金型にとって適切な所望の型締力が得られるように型締力調整を実施することをいう。このような金型取付段取が確実かつ安全にできるように、金型取付段取を自動的に実施するシーケンスプログラムがトグル式射出成形機のコントローラに組まれている。シーケンスプログラムは、オペレータの作業と連携してトグル式型締装置を駆動するように組まれているが、一般的に次のように動作する。まず図4に示されているように、オペレータは工程X1を実施して金型を取り外す。すなわちトグル式型締装置を型閉じし、取付けられている金型のクランプ状態を解除し、トグル式型締装置を型開きして金型を取り外す。次に工程X2を実施して、取付け予定の金型の型厚と、この金型に対して設定すべき型締力つまり設定型締力をコントローラに入力する。シーケンスプログラムは工程X3を実施する。すなわち型開き状態において型厚調整モータを駆動して、コントローラに入力された型厚よりも所定の厚さだけ、例えば5mmだけ型厚が小さくなるようにして型厚調整する。このように型厚が小さくなるよう型厚調整する目的は、次にオペレータが実施する、金型取付けのための工程X4において、確実に型閉じできるようにするためである。工程X3が完了したら、オペレータは金型を取付ける工程X4を実施する。すなわち金型を搬入し、その後型閉じする。次いで金型をトグル式型締装置にクランプする。その後型開きする。次にシーケンスプログラムは、工程X5−1〜工程X5−4からなる型締力調整工程X5を実施する。まず工程X5−1において、型開閉モータを低速で駆動して金型が確実にタッチすることを確認する。このときシーケンスプログラムは金型がタッチしたときのクロスヘッド位置を読み取ることによって、金型の正確な型厚を得ることができる。型開閉モータを駆動して型開きする。シーケンスプログラムは工程X5−2により型厚調整モータを駆動し、先ほど得られた正確な型厚よりも、わずかに型厚が大きくなるように、例えば5mmだけ型厚が大きくなるように型厚を調整する。このように型厚がわずかに大きくなるように調整するのは、型閉じしたときに金型がタッチしないことを保証するためである。シーケンスプログラムは工程X5−3を実施する。すなわち型開閉モータを駆動して、所定のクロスヘッド位置にする。このクロスヘッド位置は、仮に金型がこのクロスヘッド位置でタッチしたとすると、型締工程でクロスヘッド位置が完了位置になったときに所望の型締力、つまり工程X2でオペレータが入力した設定型締力が得られるような、そのようなクロスヘッド位置である。このようなクロスヘッド位置は、設定型締力が異なれば当然に異なる。型開閉モータを停止した状態で、つまりクロスヘッド位置を固定した状態で、型厚調整モータをゆっくりと駆動して型厚が小さくなる方向に型締ハウジングを駆動する。型締ハウジングの速度が所定値より小さくなったとき、あるいは型厚調整モータに供給する電流が所定値より大きくなったとき、金型がタッチしたと判定する。シーケンスプログラムはこのタイミングで工程X5−4を実施して型厚調整モータを停止する。型締力調整を完了する。
特開平7−9524号公報
特許文献1には、複数の金型が自動的に交換されるようになっている射出成形機が記載されている。この文献において、これらの複数の金型は全て同一の型厚に製造されていることが推奨されている。このように型厚が同一であれば、金型を交換しても、その都度型厚調整を実施する必要がないからである。なお、文献によると型厚が異なる金型が交換されるようになっている場合には、金型交換後に型厚調整をする必要がある点は記載されている。
金型取付段取は、前記したようなシーケンスプログラムによって実施することができ、金型を痛めることなく安全かつ確実に実施できる。つまり安全かつ確実に実施できる点は優れていると言える。しかしながらこのような金型取付段取については解決すべき問題も見受けられる。具体的には金型取付段取に要する時間がかかることが問題であると言える。金型取付段取を実施する場合、金型を取り外す工程X1と、交換する金型を取付ける工程X3については必須の工程であり、それらの工程に要する時間は必然的にかかり、省略することはできない。しかしながら他の工程については時間節約のための改善の余地がありそうである。所定の機種のトグル式射出成形機において、工程X1、工程X3、工程X4、工程X5のそれぞれについて計測したところ、20秒、30秒、20秒、120秒であり、全体として3分10秒を要することが分かった。金型取出しのための工程X1に要する20秒と金型取付けのための工程X3に要する20秒は省略できないが、他の工程に要する時間を節約することができれば、金型取付段取は短時間で実施できるはずである。そうすると成形に要するコストを小さくすることができる。しかしながら従来のシーケンスプログラムでは、金型取付段取に長時間を要するので成形コストに影響がある。特許文献において推奨されているように、全ての金型において型厚を同一にするようにすれば金型取付段取の時間を節約することは可能かもしれない。しかしながら、この文献においては適切な型締力が金型によって相違する点について、従って金型毎に型締力調整が必要な点について格別に考慮されていない。キャビティの断面積が大きい金型等のように射出時に金型が開かないように大きな型締力が必要になる金型がある一方で、大きな型締力が作用すると破損する虞があるような金型については比較的小さい型締力に制限しなければならない。そうすると金型毎に適切な型締力が与えられるように型締力調整する必要があるはずである。特許文献1にはこの点が記載されていないので、一般的な金型取付段取に適用することができない。つまり金型取付段取に要する時間が節約できない。
本発明は、上記したような問題点を解決した、金型取付段取方法およびトグル式射出成形機を提供することを目的としており、具体的にはトグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機において金型を交換して所望の型締力が得られる状態にする金型取付段取を短時間で実施でき、それによって成形に要するコストを小さくすることができるトグル式射出成形機の金型取付段取方法、およびそのような金型取付段取方法が実施されるトグル式射出成形機を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉し、タイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると型締ハウジングの位置が調整ができるトグル式射出成形機における金型取付段取方法として構成する。その方法は、コントローラに複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とを関連させて記憶させておく。設定ハウジング位置は、型締時にクロスヘッドが停止する型締完了位置において所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、設定クロスヘッド位置は、金型がこの位置でタッチする場合にクロスヘッドを型締完了位置にすると設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置である。複数の金型のうち任意の金型を選択してトグル式型締装置に取付けるとき、該選択された金型に関連して記憶されている設定ハウジング位置を取得して、タイバーナットを駆動して型締ハウジングを設定ハウジング位置にする。そして金型を取付けた後にクロスヘッドを駆動して金型をタッチさせ、そのときクロスヘッドが設定クロスヘッド位置にあることを確認する。
かくして、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、固定盤と、可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を挟んで前記固定盤と前記ハウジングとを連結しているタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなり、前記トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉し、そして前記タイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると前記型締ハウジングの位置が変化するようになっているトグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機において、金型を前記トグル式型締装置に取付けて所望の型締力が得られるようにする金型取付段取方法であって、複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とを関連させて記憶するようにし、前記設定ハウジング位置は、型締時に前記クロスヘッドが停止する型締完了位置において前記金型に要求される所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、前記設定クロスヘッド位置は、前記金型がこの位置でタッチする場合に前記クロスヘッドを前記型締完了位置にすると前記設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置であり、前記複数の金型のうち任意の金型を選択して前記トグル式型締装置に取付けるとき、該選択された金型に関連して記憶されている前記設定ハウジング位置と前記設定クロスヘッド位置とを取得して、前記タイバーナットを駆動して前記型締ハウジングを前記設定ハウジング位置にし、金型を取付けた後に前記クロスヘッドを駆動して金型をタッチさせ、そのとき前記クロスヘッドが前記設定クロスヘッド位置にあることを確認することを特徴とするトグル式射出成形機の金型取付段取方法として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の金型取付段取方法において、前記金型に関連して記憶する前記設定ハウジング位置は、予め型締力調整を実施して決定するようにし、該型締力調整は、前記クロスヘッドを前記設定クロスヘッド位置にした状態で前記タイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動させ、前記金型がタッチする位置で停止するようにすることを特徴とするトグル式射出成形機の金型取付段取方法として構成される。
請求項3に記載の発明は、固定盤と、可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を挟んで前記固定盤と前記ハウジングとを連結しているタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなり、前記トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉され、そして前記タイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると前記型締ハウジングの位置が変化するようになっているトグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機であって、
前記トグル式射出成形機のコントローラには、複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とが関連して記憶されており、前記設定ハウジング位置は、型締時に前記クロスヘッドが停止する型締完了位置において前記金型に要求される所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、前記設定クロスヘッド位置は、前記金型がこの位置でタッチする場合に前記クロスヘッドを前記型締完了位置にすると前記設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置であり、前記複数の金型のうち任意の金型が選択されて前記トグル式型締装置に取付けるとき、前記コントローラによって、該選択された金型に関連して記憶されている前記設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とが取得され、前記タイバーナットが駆動されて前記型締ハウジングが前記設定ハウジング位置に移動するようになっており、金型が取付けられた後に前記クロスヘッドが駆動されて金型がタッチされ、このとき前記クロスヘッドが前記設定クロスヘッド位置にあることが確認されるようになっていることを特徴とするトグル式射出成形機として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のトグル式射出成形機において、前記金型に関連して記憶される前記設定ハウジング位置は、予め型締力調整が実施されて決定されるようになっており、該型締力調整は、前記クロスヘッドを前記設定クロスヘッド位置にした状態で前記タイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動させ、前記金型がタッチする位置で停止するようになっていることを特徴とするトグル式射出成形機として構成される。
以上のように、本発明に係る金型取付段取方法は、一般的なトグル式射出成形機を対象としている。すなわちトグル式射出成形機は、固定盤と、可動盤と、型締ハウジングと、可動盤を挟んで固定盤と前記ハウジングとを連結しているタイバーと、可動盤と型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなり、トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉し、そしてタイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると型締ハウジングの位置が変化するようになっているトグル式型締装置を備えているトグル式射出成形機であるので、一般的なものである。そして本発明は、このようなトグル式射出成形機において金型をトグル式型締装置に取付けて所望の型締力が得られるようにする金型取付段取方法として構成される。具体的には、複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とを関連させて記憶するようにし、設定ハウジング位置は、型締時にクロスヘッドが停止する型締完了位置において前記金型に要求される所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、設定クロスヘッド位置は、金型がこの位置でタッチする場合にクロスヘッドを型締完了位置にすると設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置であり、複数の金型のうち任意の金型を選択してトグル式型締装置に取付けるとき、該選択された金型に関連して記憶されている設定ハウジング位置を取得して、タイバーナットを駆動して型締ハウジングを設定ハウジング位置にするようにしているそして本発明によると金型を取付けた後にクロスヘッドを駆動して金型をタッチさせ、そのときクロスヘッドが設定クロスヘッド位置にあることを確認するように構成されている。つまり本発明の金型取付段取においては、従来必要であった型締力調整が不要であり、タイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動するとき、取付ける金型に対して予め記憶されている型締ハウジングの位置、つまり設定ハウジング位置に移動するだけで足りる。この設定ハウジング位置に移動するだけで、型締時にこの金型に要求されている設定型締力が得られるからである。型締力調整に必要な時間を節約できるので、金型取付段取に要する時間が大幅に短縮できる。これによって成形のコストを小さくすることができる。他の発明によると、金型に関連して記憶する設定ハウジング位置は、予め型締力調整を実施して決定するようにし、該型締力調整は、クロスヘッドを所定の設定クロスヘッド位置にした状態でタイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動させ、金型がタッチする位置で停止するようにしている。型締時の型締力は、金型がタッチするクロスヘッド位置と型締時の型締完了位置とからタイバーの弾性変形を考慮して容易に計算できるが、金型に対して必要な型締力である設定型締力が与えられると、金型がタッチするべきクロスヘッド位置、つまり設定クロスヘッド位置が容易に計算できる。この発明によるとクロスヘッドをこのように容易な計算で得られる設定クロスヘッド位置にして、そして金型がタッチする型締ハウジングの位置を探すようにするだけであるので、容易に型締力調整が実施できることになる。つまり金型に固有の設定ハウジング位置を決定することが容易であるという効果が得られる。
本発明の実施の形態に係るトグル式射出成形機を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る金型取付段取方法を説明するフローチャートであって、初めて取付けられる金型を取付ける場合について説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る金型取付段取方法を説明するフローチャートであって、以前に取付けられた金型を再度取付ける場合について説明するフローチャートである。 従来の金型取付段取方法を説明するフローチャートである。
本実施の形態に係る金型取付段取方法が実施される本実施の形態に係るトグル式射出成形機1は、図1に示されているように一般的なトグル式射出成形機からなる。すなわち本実施の形態において使用されるトグル式射出成形機1も、射出装置2とトグル式型締装置3とから構成されている。トグル式型締装置3は、従来周知のように、固定盤5と、この固定盤5に対して型開閉される可動盤6と、型締ハウジング7と、可動盤6を挟んで固定盤5と型締ハウジング7とを連結している複数本のタイバー9、9、…と、固定盤5と型締ハウジング7との間に設けられているトグル機構11とから構成されている。トグル機構11には、このトグル機構11を駆動するクロスヘッド12が設けられており、クロスヘッド12にはボールナット13が固定されている。そしてこのボールナット13にボールネジ14が螺合している。型締ハウジング7にはサーボモータからなる型開閉モータ16が設けられ、型開閉モータ16によってボールネジ14を精度良く所望の回転角度だけ回転することができるようになっている。型開閉モータ16を駆動してボールネジ14を回転すると、クロスヘッド12を軸方向に駆動することができ、トグル機構11が駆動されて型開閉でき、そして型締めできる。なお、図1には示されていないが、タイバー9、9、…は、型締ハウジング7に対して次のように結合されている。すなわちタイバー9、9、…は型締ハウジング7を挿通しており、挿通している部分には雄ネジが形成されている。この雄ネジにタイバーナットが螺合しており、タイバーナットは型締ハウジング7内の所定の空間に軸方向に移動が規制された状態で回転可能に設けられている。図1の左の図は型締ハウジング7を裏面側から示す図であるが、小プーリ18、18、…が裏面側に設けられ、それぞれ図に示されていないタイバーナットに固定されている。小プーリ18、18、…は大プーリ19に係合しており、大プーリ19はギアードモータからなる型厚調整モータ20によって駆動されるようになっている。つまり型厚調整モータ20を回転すると大プーリ19、小プーリ18、18、…を介してタイバーナットが同期して回転することになる。そうすると型締ハウジング7が移動して、タイバー9、9、…の有効長、すなわち固定盤5と型締ハウジング7の連結長さを調整することができる。これによって固定盤5と可動盤6との間の型厚を調整できる。このように構成されているトグル式型締装置3の固定盤5には固定側金型22が、可動盤6には可動側金型23が取り付けられている。
本実施の形態に係るトグル式射出成形機1もコントローラ26によって各装置が駆動されるようになっており、型開閉モータ16、型厚調整モータ20も信号線を介してコントローラ26に接続されている。このようなコントローラ26内には、本発明に特有のファイル、すなわち金型別成形条件保存ファイル27が設けられている。金型別成形条件保存ファイル27は、金型毎に異なる成形条件が保存されているファイルであり、本実施の形態に係る金型取付段取方法は、この金型別成形条件保存ファイル27を使用している。
本実施の形態に係る金型取付段取方法を説明する。本実施の形態に係る金型取付段取は、トグル式型締装置3への取付けが初回である金型と、2回目以降である金型とで実施内容が異なる。最初にトグル式型締装置3への取付けが初回である金型について、金型取付段取する方法を説明する。
取付けが初回である金型について金型取付段取する場合は、従来の金型取付段取と類似した方法で実施する。まず図2に示されているように、最初に工程S1を実施して現在取付けられている金型を取り外す。すなわち型開閉モータ16を駆動してトグル式型締装置3を型閉じし、金型のクランプを解除する。型開きして金型を取り外す。次にオペレータは工程S2を実施して、取付ける金型に関して次のデータを入力する。
「識別番号」 金型を識別する番号である。
「型厚」 金型の型厚である。
「設定型締力」当該金型にとって適切な型締力である。
コントローラ26は工程S3により型厚調整モータ20を駆動して型締ハウジングを移動させ、入力された型厚よりも所定量だけ小さくなるように、例えば5mmだけ小さくなるように型厚を調整する。このように型厚が小さくなるように型厚調整する目的は、次の工程において金型を取付けるとき確実に金型が型閉じされることを保証するためである。型開きされた状態で工程S4を実施する。すなわち取付ける金型をトグル式型締装置3に搬入し、型開閉モータ16を駆動して型閉じする。金型をクランプして金型を取付ける。型開きする。
コントローラ26は取付けられた金型について型締力調整S5を実施する。型締力調整S5は、工程S5−1〜S5−4からなる。まず工程S5−1により、型開閉モータ16を駆動して型閉じし、確実に金型がタッチすることを確認する。このときコントローラ26は金型がタッチしたときのクロスヘッド12の位置、つまりクロスヘッド位置を検出し、金型に対する正確な型厚を計算する。次に工程S5−2により型厚調整モータ20を駆動して型締ハウジング7を移動させ、計算で得られた型厚よりも若干大きな型厚、例えば5mmだけ大きな型厚に型厚調整する。このように若干大きな型厚にする目的は、型閉じしたときに、金型がタッチしないことを保証するためである。次にコントローラ26は工程S5−3により型開閉モータ16を駆動して所定のクロスヘッド位置である次の設定クロスヘッド位置にする。
「設定クロスヘッド位置」このクロスヘッド位置で金型がタッチすると、型締時にクロスヘッドが停止する型締完了位置において設定型締力が得られる、そのようなクロスヘッド位置である。
この状態で型厚調整モータ20を駆動して型厚減方向に型締ハウジング7をゆっくりと移動させる。このように型締ハウジング7を移動させているときに金型がタッチしたら工程S5−4により型厚調整モータ20を停止して型厚調整を完了する。なお金型のタッチについては、型厚調整モータ20を駆動する電流を監視して所定の大きさになったことをもって判定したり、あるいは型締ハウジング7の移動速度を監視して、所定の速度以下になったことをもって判定することができる。
型締力調整S5が完了したら、コントローラ26は、工程S6により当該金型について、識別番号、設定クロスヘッド位置、設定型締力のそれぞれのデータを関連させて金型別成形条件保存ファイル27に書き込む。また次の設定ハウジング位置も書き込む。
「設定ハウジング位置」型締力調整が完了した時点で検出される型締ハウジングの位置のことである。
初回に取付けられる金型について、金型取付段取が完了する。
トグル式型締装置3への取付けが2回目以降である金型について、本実施の形態に係る金型取付段取を実施する方法を図3によって説明する。最初に現在取付けられている金型を取り外す。すなわち工程S11により型閉じし、工程S12により金型のクランプを解除して型開き後、工程S13により金型を取り外す。次にオペレータは工程S14を実施して取付ける金型について識別番号をコントローラ26に入力する。コントローラ26は、金型別成形条件保存ファイル27を検索して、入力された識別番号に関連して記憶されている設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とを読み込む。コントローラ26は工程S16により、現在の型締ハウジング7の位置が設定ハウジング位置になっているか否かを判定する。もし設定ハウジング位置になっていれば次の工程S18に進む。そうでなければ工程S17により型厚調整モータ20を駆動して型締ハウジング7の位置を設定ハウジング位置にする。
金型を取付ける。すなわち工程S18によりトグル式型締装置3を型開きした状態で金型を搬入し、型閉じする。そして工程S19により金型をクランプする。つまり金型が取付けられる。次いで型開閉モータ16を駆動して金型がタッチした状態にする。工程S20により、このときのクロスヘッド位置が工程S15で読み込まれた設定クロスヘッド位置に一致しているか否かを確認する。一致しているか否かは、所定の誤差を含んでいるものとして判定してもよい。一致している場合には金型取付段取を完了する。本来は今回取付けられた金型は、以前に取付けられたことのある金型と同じであるので当然に一致するはずである。従って、一般的な金型取付段取においては必要となる型締調整が不要になり、これに要する時間、例えば120秒を節約することができる。しかしながら、金型の温度の変化等によりまれに一致しない場合がある。もし一致していなければ工程S21による型締力調整を実施する。工程S21は工程S21−1〜工程S21−3からなるが、まず工程S21−1により型開閉モータ16を駆動して型開き後、型厚調整モータ20を駆動してわずかに型厚を大きくする。つまり型閉じしたときに金型がタッチしないような型厚にする。次に工程S21−2により型開閉モータ16を駆動してクロスヘッドを設定クロスヘッド位置にする。そしてこの状態で型厚調整モータ20を駆動して型締ハウジング7を型厚減方向にゆっくりと移動させる。金型がタッチしたことを検出したら型厚調整モータ20を停止して型締力調整を完了する。コントローラ26はこのときの型締ハウジング7の位置を読み取って、設定ハウジング位置を更新し、工程S22によりこの金型に関連して記憶されている設定ハウジング位置を書き換える。本実施の形態に係る金型取付段取を完了する。
本実施の形態に係る金型取付段取方法は、色々な変形が可能である。例えば工程S5や、工程S21の型締力調整は、他の方法で実施してもよい。具体的には実際に型締めを実施して要求される設定型締力が得られるか否かを判定し、得られない場合には型開きして型締ハウジング位置を調整し、再度型締めをして確認する。このような調整を繰り返すことによって型締力調整を実施することもできる。金型別成形条件保存ファイル27についても変更が可能であり、上記説明では説明しなかったが、射出工程に関する各種の成形条件もデータとして保存してもよい。
1 トグル式射出成形機 2 射出装置
3 トグル式型締装置 5 固定盤
6 可動盤 7 型締ハウジング
9 タイバー 11 トグル機構
12 クロスヘッド 14 ボールネジ
16 型開閉モータ 20 型厚調整モータ
22 固定側金型 23 可動側金型
26 コントローラ 27 金型別成形条件保存ファイル

Claims (4)

  1. 固定盤と、可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を挟んで前記固定盤と前記ハウジングとを連結しているタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなり、前記トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉し、そして前記タイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると前記型締ハウジングの位置が変化するようになっているトグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機において、金型を前記トグル式型締装置に取付けて所望の型締力が得られるようにする金型取付段取方法であって、
    複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とを関連させて記憶するようにし、
    前記設定ハウジング位置は、型締時に前記クロスヘッドが停止する型締完了位置において前記金型に要求される所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、
    前記設定クロスヘッド位置は、前記金型がこの位置でタッチする場合に前記クロスヘッドを前記型締完了位置にすると前記設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置であり、
    前記複数の金型のうち任意の金型を選択して前記トグル式型締装置に取付けるとき、該選択された金型に関連して記憶されている前記設定ハウジング位置と前記設定クロスヘッド位置とを取得して、前記タイバーナットを駆動して前記型締ハウジングを前記設定ハウジング位置にし、金型を取付けた後に前記クロスヘッドを駆動して金型をタッチさせ、そのとき前記クロスヘッドが前記設定クロスヘッド位置にあることを確認することを特徴とするトグル式射出成形機の金型取付段取方法。
  2. 請求項1に記載の金型取付段取方法において、前記金型に関連して記憶する前記設定ハウジング位置は、予め型締力調整を実施して決定するようにし、
    該型締力調整は、前記クロスヘッドを前記設定クロスヘッド位置にした状態で前記タイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動させ、前記金型がタッチする位置で停止するようにすることを特徴とするトグル式射出成形機の金型取付段取方法。
  3. 固定盤と、可動盤と、型締ハウジングと、前記可動盤を挟んで前記固定盤と前記ハウジングとを連結しているタイバーと、前記可動盤と前記型締ハウジングとの間に設けられているトグル機構とからなり、前記トグル機構のクロスヘッドを駆動すると型開閉され、そして前記タイバーに設けられているタイバーナットを駆動すると前記型締ハウジングの位置が変化するようになっているトグル式型締装置を備えたトグル式射出成形機であって、
    前記トグル式射出成形機のコントローラには、複数の金型について、それぞれの金型と該金型に対する設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とが関連して記憶されており、
    前記設定ハウジング位置は、型締時に前記クロスヘッドが停止する型締完了位置において前記金型に要求される所定の設定型締力が得られるような型締ハウジングの位置であり、
    前記設定クロスヘッド位置は、前記金型がこの位置でタッチする場合に前記クロスヘッドを前記型締完了位置にすると前記設定型締力が得られるようなクロスヘッド位置であり、
    前記複数の金型のうち任意の金型が選択されて前記トグル式型締装置に取付けるとき、前記コントローラによって、該選択された金型に関連して記憶されている前記設定ハウジング位置と設定クロスヘッド位置とが取得され、前記タイバーナットが駆動されて前記型締ハウジングが前記設定ハウジング位置に移動するようになっており、金型が取付けられた後に前記クロスヘッドが駆動されて金型がタッチされ、このとき前記クロスヘッドが前記設定クロスヘッド位置にあることが確認されるようになっていることを特徴とするトグル式射出成形機。
  4. 請求項3に記載のトグル式射出成形機において、前記金型に関連して記憶される前記設定ハウジング位置は、予め型締力調整が実施されて決定されるようになっており、
    該型締力調整は、前記クロスヘッドを前記設定クロスヘッド位置にした状態で前記タイバーナットを駆動して型締ハウジングを移動させ、前記金型がタッチする位置で停止するようになっていることを特徴とするトグル式射出成形機。
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