JP2000107983A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

Info

Publication number
JP2000107983A
JP2000107983A JP10285277A JP28527798A JP2000107983A JP 2000107983 A JP2000107983 A JP 2000107983A JP 10285277 A JP10285277 A JP 10285277A JP 28527798 A JP28527798 A JP 28527798A JP 2000107983 A JP2000107983 A JP 2000107983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormality
operating
component
content
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10285277A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ogura
武 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP10285277A priority Critical patent/JP2000107983A/ja
Publication of JP2000107983A publication Critical patent/JP2000107983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】各異常毎に専用のメッセージを作成する必要が
なくなり、設計者の負荷を軽減するとともに、メッセー
ジが占有していた記憶容量も削減する。 【構成】異常発生時のメッセージを各構成要素の名称と
構成要素に付属する動作機器、確認機器の異常内容を記
憶する異常要素メッセージ領域100と、各構成要素に
付属する動作機器、確認機器を総称する共通機器名称を
記憶する共通機器名称記憶領域200に分割し、異常発
生時にこれら異常要素メッセージ領域100と異常要素
メッセージと共通機器名称記憶領域200のメッセージ
の組み合わせによって異常を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成要素各部に発
生する異常を検出する異常検出手段を備えた工作機械の
技術分野に関する。
【0002】
【従来技術】従来、工作機械を構成する工作物テーブル
や主軸等の各種構成要素に、動作を確認するリミットス
イッチ等の動作確認機器を設置し、これら動作確認機器
と工作物テーブル等を駆動する動作機器の動作状態から
異常箇所を特定し、作業者に対して異常箇所を画面表示
によって通知するようにしていた。上述のように異常箇
所を作業者に対して通知する場合、例えばシーケンスコ
ントローラに異常を検出するためのシーケンスプログラ
ムを設定し、このシーケンスプログラムの条件が満足さ
れたとき異常箇所に対応する異常信号を出力し、この異
常信号に対応するメッセージがCRT画面上に表示され
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記異常箇所に
対応する異常信号とCRT画面上に表示されるメッセー
ジは、異常箇所を特定できる程度に記載する必要がある
ため、1対1で対応している。このため、工作機械の構
成が複雑になればなるほど、また異常箇所を正確に特定
しようとすればするほどメッセージの数が増加すること
になり、メッセージを記憶させる記憶容量が増加するば
かりでなく、メッセージ作成時の設計者の負荷も増大す
るばかりであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、異常箇所
を特定するために、異常発生時のメッセージを各要素毎
のメッセージと各機器毎のメッセージに分割し、これら
の組み合わせによって異常を通知することを特徴とす
る。これによって、異常内容を簡略化することなく異常
メッセージの数を減少させることができる。
【0005】また、第2の発明は異常検出手段によって
検出された異常内容に基づき、構成要素別の信号と前記
確認機器又は動作機器別の異常内容信号をそれそれ発生
させ、構成要素と確認機器又は動作機器のそれぞれのラ
ンプを表示することで通知するようにした。よって、従
来と比較してランプの数を削減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態および実施例】本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、研削盤の平面図であり、10は
床面に設置されたベッドである。このベッド10の上に
は砥石台11と工作物テーブル41が配置されている。
砥石台11はベッド10に対して一対の案内レール12
を介して摺動可能に設けられている。この一対のX軸案
内レール12の中央には、X軸案内レール12と平行に
送りネジ13がベッド10に対して回転可能に取り付け
られ、砥石台11の下面に固定された図略のナットを介
して砥石台11と連結されている。砥石台11上には砥
石軸頭16が設けられ、この砥石軸頭16には一端に砥
石17を保持した図略の砥石軸が回転可能に軸承されて
いる。
【0007】一方、砥石台11の前方には、前記X軸案
内レール12と直交する方向に伸びる一対のZ軸案内レ
ール25が形成されている。この一対のZ軸案内レール
25の中央には、Z軸案内レール25と平行に送りネジ
26がベッド10に対して回転可能に取り付けられ、工
作物テーブル41の下面に固定された図略のナットを介
して工作物テーブル41と連結されている。送りネジ2
6の一端には、テーブル移動モータ27が結合され、こ
のテーブル移動モータ27が回転することにより、送り
ネジ26が回転されて工作物テーブル41が移動する。
工作物テーブル41上には主軸台29と心押台30が対
向配置されている。この主軸台29と心押台30には、
それぞれ主軸31と心押軸32が回転可能に軸承されて
いる。主軸31の先端には、チャック33を介して工作
物Wが把持されている。チャック33は図1に破線で示
すように、主軸台29に内蔵されたシリンダ34によっ
て開閉され、このシリンダー34は電磁弁35を介して
油圧ポンプPと接続されている。
【0008】また、シリンダ34の一端には動作確認用
のドグバー36が取り付けられ、主軸台29のドグバー
36の両動作端位置には、それぞれ動作検出用のリミッ
トスイッチLS1、LS2が取り付けられている。前記
リミットスイッチLS1、LS2および電磁弁35はそ
れぞれシーケンスコントローラ54に接続されている。
電磁弁35はシリンダ34のシリンダ室に供給される油
の流れを制御するもので、バルブ部35aとソレノイド
SOL1、SOL2から構成され、ソレノイドSOL1
はオンすることによりチャック33に締め動作を行わ
せ、ソレノイドSOL2はオンすることによりチャック
33にゆるめ動作を行わせる。
【0009】前記心押軸32の先端にはセンタ37が固
着されており、このセンタ37によって工作物Wが支持
される。前記センタ37は、主軸台29に対して接離す
る方向に摺動可能にされ、心押し台30はセンタ37の
駆動源としてシリンダ39を内蔵し、このシリンダ39
に電磁弁38が接続されている。シリンダ39の一端に
は動作確認用のドグバー40が取り付けられ、ドグバー
40の両動作端位置には、それぞれ動作検出用のリミッ
トスイッチLS3、LS4が取り付けられている。前記
リミットスイッチLS3、LS4および電磁弁38は、
それぞれシーケンスコントローラ54に接続されてい
る。電磁弁38はシリンダ39のシリンダ室に供給され
る油の流れを制御するもので、バルブ部38aとソレノ
イドSOL3、SOL4から構成され、ソレノイドSO
L3はオンすることによりセンタ37に前進動作を行わ
せ、ソレノイドSOL4はオンすることによりセンタ3
7に後退動作を行わせる。
【0010】シーケンスコントローラ54には図2〜図
4に示されるような、シーケンス回路がプログラムとし
てシーケンスメモリ54aに記憶されている。このシー
ケンスプログラムは、主軸31の起動および停止等のオ
ン・オフ制御や、接続された機器が正常に動作している
か否かの異常検出を行っている。ここで、図2に示すシ
ーケンスプログラムについて説明する。第1行目L1
は、チャック33の締め指令があったときに、ソレノイ
ドSOL1を付勢するシーケンスプログラムであり、第
2行目L2はチャック33のゆるめ指令があったとき
に、ソレノイドSOL2を付勢するシーケンスプログラ
ムである。第3行目L3から第6行目L6までは、チャ
ック33の異常を検出するためのシーケンスプログラム
である。第3行目L3のシーケンスプログラムは、電磁
弁35のソレノイドSOL1がオンしたとき、リミット
スイッチLS2がオンし、リミットスイッチLS1がオ
フすべきところ、リミットスイッチLS1が異常となっ
てリミットスイッチLS1、LS2の何れもがオンして
しまった場合に出力要素00を付勢してリミットスイッ
チLS1の異常を検出するシーケンスプログラムであ
る。
【0011】また、第4行目L4のシーケンスプログラ
ムは、電磁弁35のソレノイドSOL2がオンしたと
き、リミットスイッチLS1がオンし、リミットスイッ
チLS2がオフすべきところ、リミットスイッチLS2
が異常となって、リミットスイッチLS1、LS2の何
れもがオンしてしまった場合に出力要素01を付勢して
リミットスイッチLS2の異常を検出するシーケンスプ
ログラムである。第5行目L5のシーケンスプログラム
は、ソレノイドSOL1の異常を検出するシーケンスプ
ログラムで、チャック締め指令が出されているにもかか
わらず、リミットスイッチLS1がオンで、リミットス
イッチLS2がオフの状態から変化しないとき、すなわ
ちシリンダ34が後退しないときにソレノイドSOL1
が故障しているとして出力要素02を付勢する。また、
第6行目L6のシーケンスプログラムは、ソレノイドS
OL2の異常を検出するシーケンスプログラムで、チャ
ックゆるめ指令が出されているにもかかわらず、リミッ
トスイッチLS1がオフで、リミットスイッチLS2が
オンの状態から変化しないとき、すなわちシリンダ34
が前進しないときにソレノイドSOL2が故障している
として出力要素03を付勢する。
【0012】以下同じように、研削盤の動作可能な複数
の構成要素について異常を検出するシーケンスプログラ
ムが心押し台30のセンタ37の異常検出を行う第12
行目L12まで記憶されている。第7行目L7から第1
2行目L12のシーケンスプログラムは、心押し台30
のセンタ37の進退に関わるプログラムであって、第7
行目L7は、センタ37の前進指令があったときに、ソ
レノイドSOL3を付勢するシーケンスプログラムであ
り、第8行目L8はセンタ37の後退指令があったとき
に、ソレノイドSOL4を付勢するシーケンスプログラ
ムである。第9行目L9から第12行目L12までは、
センタ37の異常を検出するためのシーケンスプログラ
ムである。第9行目L9のシーケンスプログラムは、電
磁弁38のソレノイドSOL3がオンしたとき、リミッ
トスイッチLS3がオフし、リミットスイッチLS4が
オンすべきところ、リミットスイッチLS3異常となっ
てリミットスイッチLS3、LS4の何れもがオンして
しまった場合に出力要素n0を付勢してリミットスイッ
チLS3の異常を検出するシーケンスプログラムであ
る。
【0013】また、第10行目L10のシーケンスプロ
グラムは、電磁弁38のソレノイドSOL4がオンした
とき、リミットスイッチLS3がオンし、リミットスイ
ッチLS4がオフすべきところ、リミットスイッチLS
4が異常となって、リミットスイッチLS3、LS4の
何れもがオンしてしまった場合に出力要素n1を付勢し
てリミットスイッチLS4の異常を検出するシーケンス
プログラムである。第11行目L11のシーケンスプロ
グラムは、ソレノイドSOL3の異常を検出するシーケ
ンスプログラムで、センタ前進指令が出されているにも
かかわらず、リミットスイッチLS3がオンで、リミッ
トスイッチLS4がオフの状態から変化しないとき、す
なわちシリンダ39が前進しないときにソレノイドSO
L3が故障しているとして出力要素n2を付勢する。ま
た、第12行目L12のシーケンスプログラムは、ソレ
ノイドSOL4の異常を検出するシーケンスプログラム
で、センタ後退指令が出されているにもかかわらず、リ
ミットスイッチLS3がオフで、リミットスイッチLS
4がオンの状態から変化しないとき、すなわちシリンダ
39が後退しないときにソレノイドSOL4が故障して
いるとして出力要素n3を付勢する。
【0014】図4の第1行目L13、第2行目L14の
プログラムは、図3の第3行目L3〜第6行目L6およ
び第9行目L9〜第12行目L12で付勢された出力要
素00〜n3に基き、異常の発生した構成要素を特定す
るための構成要素選択プログラムである。この構成要素
プログラムは、前記異常監視プログラムの中から共通の
構成要素に関する出力要素00〜n3をオア条件とし、
この共通の要素に関する出力要素が付勢されたとき、要
素を特定するための出力要素1000〜100nを付勢
する。具体的には、図3の第1行目L13は、チャック
33に関する異常であるかを特定するためのシーケンス
プログラムであり、図3の第3行目L3〜第6行目L6
のチャックに関する異常を検出するシーケンスプログラ
ムの出力要素00〜03が付勢されたとき、条件が満足
されて出力要素1000を付勢する。
【0015】また、図3の第2行目L14のプログラム
は、センタ37に関する異常であるかを特定するための
シーケンスプログラムであり、図2の第9行目L9〜第
12行目L12のセンタ37に関する異常を検出するシ
ーケンスプログラムの出力要素n0〜n3が付勢された
とき、条件が満足されて出力要素100nを付勢する。
図4の第1行目L15〜第4行目L18に示すシーケン
スプログラムは、チャック33やセンタ37等の研削盤
を構成する構成要素に付属するリミットスイッチLS1
〜LS4等の確認機器やソレノイドSOL1〜SOL4
等の動作機器の中から異常の発生した機器を特定するた
めのプログラムである。この機器特定プログラムは、前
記異常監視プログラムの中から共通の機器に関する出力
要素をオア条件として、これら共通の機器に関する出力
要素が付勢されたとき、機器を特定するために出力要素
2000〜2003を付勢するプログラムで、リミット
スイッチや近接スイッチ等の動作の確認機器をそれぞれ
SW1、SW2と総称し、ソレノイドやモータ等の動作
機器をそれぞれMOV1、MOV2と総称し、これら総
称した共通の機器名称が入力条件として設定されてい
る。
【0016】具体的には、チャック33の開閉を行うた
めのシリンダ34の動作端に取り付けられたリミットス
イッチLS1、LS2と、シリンダ39の動作端に取り
付けられたリミットスイッチLS3、LS4は何れも動
作端に取り付けられたリミットスイッチであることか
ら、シリンダ34の前進端のリミットスイッチLS1と
シリンダ39の前進端のリミットスイッチLS4を共通
の名称SW1と総称し、心押し台の後退端のリミットス
イッチLS3とシリンダの後退端のリミットスイッチL
S2を共通の名称SW2と総称する。また、シリンダ3
4を動作する電磁弁35のソレノイドSOL1、SOL
2と、シリンダ39を動作する電磁弁38のソレノイド
SOL3、SOL4は何れもシリンダを動作させるため
の動作機器であることから、シリンダ34の前進用のソ
レノイドSOL1とシリンダ39の前進用のソレノイド
SOL3を共通の機器名称MOV1と総称し、シリンダ
34の後退用のソレノイドSOL2とシリンダ39の後
退用のソレノイドSOL4を共通の機器名称MOV2と
総称する。よって、図4の第1行目L15に示されるよ
うに、リミットスイッチLS1とリミットスイッチLS
4における異常の検出を示す信号(00〜n0)を共通
の機器名称SW1と認識し、この共通機器名称SW1に
対応する出力要素2000を付勢する。
【0017】以下同様に、図4の第2行目L16では、
リミットスイッチLS2とリミットスイッチLS3にお
ける異常の検出を示す信号(01〜n1)を共通の機器
名称SW2と認識して共通機器名称SW1に対応する出
力要素2001を付勢し、図4の第3行目L17では、
ソレノイドSOL1とソレノイドSOL3における異常
の検出を示す信号(02〜n2)を共通の機器名称MO
V1と認識して共通機器名称もMOV1に対応する出力
要素2002を付勢し、図4の第4行目L17では、ソ
レノイドSOL2とソレノイドSOL4における異常の
検出を示す信号(03〜n3)を共通の機器名称MOV
2と認識して共通機器名称もMOV2に対応する出力要
素2003を付勢する。数値制御装置50は主にメモリ
51、CPU52及びインタフェース53から構成さ
れ、メモリ51には加工を行うための加工プログラム等
の動作プログラムと、図5に示すような異常時に入出力
装置に表示される異常メッセージが記憶されている。こ
の異常メッセージは、主軸台29のチャック33や心押
し台30のセンタ37等の研削盤を構成する各構成要素
名称と、その構成要素に付属する動作機器および確認機
器の共通名称の意味を記録した異常要素メッセージ記憶
領域100と、前述した共通の機器名称が記録された共
通機器名称記憶領域200を備えている。
【0018】また、異常要素メッセージ記憶領域100
と共通機器名称記憶領域200に記憶された各メッセー
ジには、図2〜図3に示されたシーケンスプログラムの
出力要素に対応したアドレスが振られている。このアド
レスは、異常要素メッセージ記憶領域100において1
000〜100nまで振られており、例えばアドレス1
000はチャック異常に関する異常要素メッセージであ
る。また、同様に共通機器名称記憶領域200において
2000〜2003までのアドレスが振られている。C
PU52はメモリ51に記憶されている加工プログラム
を実行し、シーケンスコントローラ54との間でオン・
オフ信号の入出力を行う。数値制御装置50には入出力
装置55が接続されている。この入出力装置55は異常
メッセージや工作物Wを研削するための工作物の形状デ
ータ等を表示するCRT画面56とデータ入力を行うテ
ンキー等のキーボード57から構成されている。
【0019】以上のような構成で異常検出についての動
作を説明する。シーケンスコントローラ54は図2に示
すシーケンスプログラムにより、通常は異常監視を行っ
ている。ここで、図1に示すチャック33が開いたこと
を確認するリミットスイッチLS1が故障したとする
と、図2に示すシーケンスプログラムの第3行目L3の
信号アドレス00が付勢される。この出力要素00が付
勢されると、図3に示す第1行目L13の条件が満足さ
れて出力要素1000が付勢されるとともに、図4に示
す第1行目L15の条件が満足されて出力要素2000
が付勢される。
【0020】この出力要素1000が付勢されると、数
値制御装置50は異常要素メッセージ記憶領域100か
ら「チャック異常(sw1:ゆるめ端、sw2:締め
端、MOV1:ゆるめ、MOV2:締め)」の構成要素と付属
する機器の名称を示すメッセージを取り出し、出力要素
2000が付勢されると共通機器名称記憶領域200か
ら「sw1確認機器異常」の異常機器を特定するための
メッセージを取り出す。そして、これらチャック異常
(sw1:ゆるめ端、sw2:締め端、MOV1:ゆるめ、
MOV2:締め)」のメッセージと「sw1確認機器異
常」のメッセージを入出力装置57のCRT画面56に
同時に表示させる。これによって作業者は、チャック3
3のゆるめ端で確認機器異常が発生したことを知ること
がでできる。
【0021】このように、上記実施例に示したようなチ
ャック33および心押し台30における異常であれば、
従来、それぞれ異常メッセージ作成するためにチャック
に関する異常4個と心押し台に関する異常4個の、合計8
個のメッセージの作成が必要であったが、異常発生時の
メッセージを各要素毎の異常要素メッセージと共通の機
器名称に分割し、これらの組み合わせによって異常を通
知するようにすることにより、チャックおよび心押し台
の2つの要素の要素メッセージと、ソレノイドとリミッ
トスイッチに関する4つの機器メッセージの合計6個の
メッセージを作成すればよいことになる。従って、各異
常毎に専用のメッセージを作成する必要がなくなり、設
計者の負荷を軽減するとともに、メッセージが占有して
いた記憶容量も削減することができる。なお、上記実施
例では、各要素毎の異常要素メッセージと共通の機器名
称を記憶させ、これらを組み合わせることで異常表示を
行ったが、これらの代わりに、各要素毎のランプと共通
の機器名称に対応するランプを設け、これらランプの点
灯によって異常の特定を行ってもよい。この場合、従来
と比較してランプの数を削減することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明は複数の構成要素
の名称とともに各構成要素に付属する前記動作機器と確
認機器の異常内容を記憶した異常要素メッセージ記憶手
段と、前記動作機器および確認機器を共通の機器名称と
して記憶した共通機器名称記憶手段と、前記異常検出手
段によって検出された異常内容に基づいて前記異常内容
メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージの中から該
当する構成要素の名称と各構成要素に付属する前記動作
機器と確認機器の異常の内容を選択するとともに、前記
異常検出手段によって検出された異常内容に基づいて前
記共通機器名称記憶手段に記憶された動作機器および確
認機器の共通の機器名称の中から該当する動作機器およ
び確認機器の共通の機器名称を選択する異常メッセージ
選択手段と、前記異常メッセージ選択手段によって選択
された構成要素の名称と異常の内容および前記共通機器
名称を同時に表示する異常メッセージ表示手段とを備え
たので、各異常毎に専用のメッセージを作成する必要が
なくなり、設計者の負荷を軽減するとともに、メッセー
ジが占有していた記憶容量も削減することができる効果
がある。あるいは、異常検出手段で検出された異常内容
から異常が発生した構成要素を特定し、特定した構成要
素別の信号を出力する構成要素別信号出力手段と、前記
異常検出手段で検出された異常内容から異常が発生した
確認機器又は動作機器を特定し、特定した確認機器又は
動作機器別の異常内容信号を出力する機器別信号出力手
段と、前記複数の各構成要素に対応する構成要素ランプ
と前記動作機器および確認機器に対応する機器ランプ
と、前記構成要素別の信号に基づいて構成要素ランプを
点灯し、前記確認機器又は動作機器別の異常内容信号に
基づいて前記機器ランプ点灯をするランプ点灯制御手段
とを備えたので、従来と比較してランプの数を削減する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した研削盤の全体図である。
【図2】シーケンスコントローラのシーケンスプログラ
ムを示す図である。
【図3】シーケンスコントローラのシーケンスプログラ
ムを示す図である。
【図4】シーケンスコントローラのシーケンスプログラ
ムを示す図である。
【図5】メモリの異常要素メッセージ記憶領域および共
通機器名称記憶領域の記憶状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ベッド 11 砥石台 16 砥石軸頭 17 砥石 29 主軸台 30 心押台 31 主軸 32 心押軸 33 チャック 35 電磁弁 37 センタ 38 電磁弁 41 工作物テーブル 50 数値制御装置 54 シーケンスコントローラ 55 入出力装置 LS1〜LS4 リミットスイッチ SOL1〜SOL4 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動作可能な複数の構成要素と、前記複数の
    構成要素を動作する動作機器と、複数の構成要素の動作
    位置を検出する確認機器と、前記動作機器および確認機
    器の状態から異常内容を検出する異常検出手段とを備え
    た工作機械において、前記複数の構成要素の名称ととも
    に各構成要素に付属する前記動作機器と確認機器の異常
    内容を記憶した異常要素メッセージ記憶手段と、前記動
    作機器および確認機器を共通の機器名称として記憶した
    共通機器名称記憶手段と、前記異常検出手段によって検
    出された異常内容に基づいて前記異常内容メッセージ記
    憶手段に記憶されたメッセージの中から該当する構成要
    素の名称と各構成要素に付属する前記動作機器と確認機
    器の異常の内容を選択するとともに、前記異常検出手段
    によって検出された異常内容に基づいて前記共通機器名
    称記憶手段に記憶された動作機器および確認機器の共通
    の機器名称の中から該当する動作機器および確認機器の
    共通の機器名称を選択する異常メッセージ選択手段と、
    前記異常メッセージ選択手段によって選択された構成要
    素の名称と異常の内容および前記共通機器名称を同時に
    表示する異常メッセージ表示手段と、を備えたことを特
    徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】動作可能な複数の構成要素と、前記複数の
    構成要素をそれぞれ動作する動作機器と、複数の構成要
    素の動作位置を検出する確認機器と、前記動作機器およ
    び確認機器の状態から異常内容を検出する異常検出手段
    とを備えた工作機械において、前記異常検出手段で検出
    された異常内容から異常が発生した構成要素を特定し、
    特定した構成要素別の信号を出力する構成要素別信号出
    力手段と、前記異常検出手段で検出された異常内容から
    異常が発生した確認機器又は動作機器を特定し、特定し
    た確認機器又は動作機器別の異常内容信号を出力する機
    器別信号出力手段と、前記複数の各構成要素に対応する
    構成要素ランプと、前記動作機器および確認機器に対応
    する機器ランプと、前記構成要素別の信号に基づいて構
    成要素ランプを点灯し、前記確認機器又は動作機器別の
    異常内容信号に基づいて前記機器ランプ点灯をするラン
    プ点灯制御手段と、を備えたことを特徴とする工作機
    械。
JP10285277A 1998-10-07 1998-10-07 工作機械 Pending JP2000107983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10285277A JP2000107983A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10285277A JP2000107983A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000107983A true JP2000107983A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17689438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10285277A Pending JP2000107983A (ja) 1998-10-07 1998-10-07 工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000107983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187853A (ja) * 2004-08-27 2006-07-20 Amada Co Ltd パンチプレスにおけるタッピング加工状態検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187853A (ja) * 2004-08-27 2006-07-20 Amada Co Ltd パンチプレスにおけるタッピング加工状態検出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218989B2 (en) Machine tool control apparatus
JP4011372B2 (ja) 数値制御工作機械の加工プログラムチェック方法およびチェック装置ならびにそれを備えた数値制御工作機械
JPH0432908A (ja) 複数の工作機械を制御するcnc装置
CN101109947A (zh) 具备干扰检查功能的数值控制装置
US5128857A (en) Sequence control apparatus having separate sequence memory and interlock condition memory
US7102622B2 (en) Production equipment monitoring device
JP2608593B2 (ja) 故障診断方法
JP2614674B2 (ja) 印刷機の電子制御装置の診断装置および方法
JP2000107983A (ja) 工作機械
JPH10116110A (ja) 数値制御装置
JP2004086306A (ja) 多系統数値制御装置
JP2008234278A (ja) 数値制御装置、制御プログラム、制御プログラム記録媒体及び工作機械
JP2001282314A (ja) プログラマブル・コントローラにおける異常発生時にラダー回路を表示する装置
WO2023203724A1 (ja) 表示装置およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH10202471A (ja) 主軸制御機能を有する数値制御装置
JP2001159906A (ja) Nc加工装置
JP2520825B2 (ja) 作動状態表示装置
JPH01100603A (ja) シーケンス制御装置におけるシーケンスプログラム作成支援システム
JPS6275713A (ja) 数値制御装置における機械状態表示方式
JPS6299812A (ja) 数値制御装置のモニタ方式
JPH05277859A (ja) 加工生産システムにおける加工ユニット操作盤
JPH06230819A (ja) 教示装置
KR20040021137A (ko) 다두형 자동 자수기의 기능별 부저 음 및 음성메시지 발생방법 및 그 장치
KR20060037103A (ko) 자동 공구 교환 장치에서의 알람 제어 방법
JPH07251343A (ja) プリント基板加工機