JP2000107835A - 鋳型の製造方法 - Google Patents
鋳型の製造方法Info
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Abstract
安定して鋳型を製造することができ、また有害化学物質
を用いる必要なくしかも有毒ガスが発生することなく鋳
型を製造することができる鋳型の製造方法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂粘結剤を耐火骨材に混合し
て調製されるレジンコーテッドサンド2を型1内に充填
する。この型1内に水蒸気を吹き込んで粘結剤を硬化さ
せて鋳型を得る。水蒸気によって型1内のレジンコーテ
ッドサンド2の全体を瞬時に加熱して粘結剤を硬化させ
ることができる。
Description
鋳型に関するものである。
圧造型、高速造型など粘土類等を粘結剤として用いる普
通鋳型と、熱硬化性鋳型、自硬性鋳型、ガス硬化鋳型、
精密鋳造用鋳型など硬化性粘結剤を用いる特殊鋳型と、
その他の鋳型とに分類される。
砂を繰り返し使用することができて安価であるために、
今なお鋳型の中心になっている。しかし、普通鋳型は粘
土類や亜麻仁油などを粘結剤として用いるために、鋳型
を加熱セットするにあたって170〜180℃の温度で
数十分から数時間程度の長時間を必要とし、生産性が低
いと共に、長時間を要する加熱セットの間に鋳型に垂れ
変形や崩壊などの型くずれが生じるおそれがある。さら
に、鋳込み時にガスの発生が多いため、ガス圧で鋳型が
破損されたり鋳物に欠陥が発生したりし易いなどの問題
がある。
熱硬化あるいは、硬化剤や硬化触媒などの併用による常
温硬化で粘結剤を迅速に硬化させることができ、生産性
が高く、また安定した品質をもった造型を行なうことが
できるものであり、そしてこの特殊鋳型は手込めや注
型、ブロー等で造型して硬化性粘結剤を硬化させ、次い
で水平割りや垂直割り、ダンプボックス法などで模型を
抜き取ることによって製造される。
は、シェルモールド法、小松KY法などがある。これら
の粘結剤にはフェノール樹脂が使用され、耐火骨材の表
面を熱硬化性樹脂粘結剤で被覆して調製される常温で自
由流動性を持ったレジンコーテッドサンドが用いられて
いる。そして、ガスバーナーや電気ヒーターなどで25
0℃以上に加熱した型の表面にレジンコーテッドサンド
を熱融着させて鋳型を作るダンプボックス方式や、ある
いは加熱した金型のキャビティにレジンコーテッドサン
ドを吹き込んで粘結剤を熱硬化させて鋳型を作る方式が
ある。しかしこの場合、生産性を向上させるために、型
の温度をより高くする必要があるという問題があり、ま
たこのように高温で加熱をすると、フェノール樹脂が硬
化する際にその急激な反応に伴ってアンモニアガスやホ
ルムアルデヒド、フェノールなどが発生し、作業環境の
悪化を招くという問題がある。
Nプロセス、フェノールウレタン鋳型、ポリオールウレ
タン自硬性鋳型、フランノーベーク鋳型、フェノールノ
ーベーク鋳型、エステル硬化フェノールノーベーク鋳
型、減圧造型法、SVプロセス造型法、ボールサンドプ
ロセスなどがある。これらのうち、熱硬化性樹脂などの
有機物を粘結剤として用いる自硬性鋳型は、耐火骨材
と、熱硬化性樹脂と、熱硬化性樹脂を室温で硬化させる
ための硬化剤と、また硬化触媒として有機酸や無機酸な
どの強酸とをミキサーで混練して調製したレジンコーテ
ッドサンドを型に充填し、室温で養生して粘結剤を硬化
させた後に、抜型して得られる鋳型である。この場合、
レジンコーテッドサンドの調製とともに粘結剤の硬化が
進行しているために、短時間に作業を終わらないと型へ
の充填不良を起こしたり、鋳型の強度低下を招くおそれ
があるなど、安定した造型が難しいという問題がある。
ス、有機CO2プロセス、VRHプロセス、アミンコー
ルドボックス鋳型、エステルコールドボックス鋳型など
がある。これらのうち有機物を粘結剤として用いるガス
硬化鋳型は、耐火骨材と粘結剤とをミキサーで混練して
調製したレジンコーテッドサンドを型に吹き込んだり、
手込めなどして充填し、次ぎに室温で硬化させるために
粘結剤と反応するガスや、反応触媒のガスを型に吹き込
み、粘結剤を硬化させた後、抜型して得られる鋳型であ
る。このガス硬化鋳型の場合、レジンコーテッドサンド
の可使時間は自硬性鋳型に比較して長く、硬化時間は極
めて短いという長所を有する。
を用いたレジンコーテッドサンドの場合、室温で硬化さ
せるために第三級アミン、SO2、蟻酸メチルなどのガ
スを吹き込んで硬化させることになるが、これらの化学
物質は殆どが有害であり、しかも低沸点で取り扱いが難
しく、防毒ガスを着用するなど極めて慎重に取り扱う必
要があり、また鋳型中に残ったガスは大気中に放出する
ことができないため、薬品で中和したり液体に吸収させ
てから処理をするなど、煩雑な操作が必要になるという
問題があった。
みてなされたものであり、型をさほど高温に加熱する必
要がなく、短時間で安定して鋳型を製造することがで
き、また有害化学物質を用いる必要なくしかも有毒ガス
が発生することなく鋳型を製造することができる鋳型の
製造方法を提供することを目的とするものである。
方法は、熱硬化性樹脂粘結剤を耐火骨材に混合して調製
されるレジンコーテッドサンドを型内に充填し、この型
内に水蒸気を吹き込んで粘結剤を硬化させることを特徴
とするものである。尚、本出願人はこの方法をスチーム
ブロー造型法(Steam blow molding process)と呼んで
いる。
する。
型、ノボラック型、ベンジリックエーテル型などのフェ
ノール樹脂、フラン樹脂、イソシアネート化合物、アミ
ンポリオール樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂などの
熱硬化性樹脂を用いるものであり、これらに硬化剤とし
てイソシアネート化合物、有機エステル類、ヘキサメチ
レンテトラミンなどを、硬化触媒として第三級アミン、
ピリジン誘導体、有機スルホン酸などをそれぞれ配合
し、加熱硬化型の自硬化性にして使用することができる
ものである。
合、フェノール樹脂はフェノール類とホルムアルデヒド
類を反応触媒の存在下で反応させることによって調製す
ることができる。
ェノールの誘導体を意味するものであり、例えばフェノ
ールの他に、m−クレゾール、レゾルシノール、3,5
−キシレノールなどの3官能性のもの、ビスフェノール
A、ジヒドロキシジフェニルメタンなどの4官能性のも
の、o−クレゾール、p−クレゾール、p−ter−ブ
チルフェノール、p−フェニルフェノール、p−クミル
フェノール、p−ノニルフェノール、2,4又は2,6
−キシレノールなどの2官能性のo−又はp−置換のフ
ェノール類を挙げることができ、さらに塩素又は臭素で
置換されたハロゲン化フェノールなども用いることがで
きる。勿論、これらから1種を選択して用いる他、複数
種のものを混合して用いることもできる。
の形態であるホルマリンが最適であるが、パラホルムア
ルデヒドやアセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、トリ
オキサン、テトラオキサンのような形態のものを用いる
こともでき、その他、ホルムアルデヒドの一部をフルフ
ラールやフルフリルアルコールに置き換えて使用するこ
とも可能である。
との配合比率は、フェノール類とホルムアルデヒドのモ
ル比が1:0.6〜1:3.5の範囲になるように設定
するのが好ましい。
樹脂を調製する場合は、塩酸、硫酸、リン酸などの無機
酸、あるいはシュウ酸、パラトルエンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、キシレンスルホン酸などの有機酸、さ
らに酢酸亜鉛などを用いることができる。またレゾール
型フェノール樹脂を調製する場合は、アルカリ土類金属
の酸化物や水酸化物を用いることができ、さらにジメチ
ルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミン、ジブチル
アミン、トリブチルアミン、ジエチレントリアミン、ジ
シアンジアミドなどの脂肪族の第一級、第二級、第三級
アミン、N,N−ジメチルベンジルアミンなどの芳香環
を有する脂肪族アミン、アニリン、1,5−ナフタレン
ジアミンなどの芳香族アミン、アンモニア、ヘキサメチ
レンテトラミンなどや、その他二価金属のナフテン酸や
二価金属の水酸化物等を用いることもできる。
用の溶剤としてはアルコール類、ケトン類、エステル
類、多価アルコールなどを用いることができる。
砂などの耐火骨材と混合することによって、耐火骨材の
表面を熱硬化性樹脂粘結剤で被覆したレジンコーテッド
サンドを調製することができるものである。
例にとってレジンコーテッドサンドを具体的に説明する
と、フェノール類とホルムアルデヒド類とを反応触媒の
存在下で反応させ、反応生成物を脱水することによって
得たベンジリックエーテル型フェノール樹脂をそのまま
あるいはエーテル系、エステル系、石油系等の溶剤で希
釈して液状にし、これをA液とする。またイソシアネー
ト化合物をそのままあるいは溶剤で希釈してB液とす
る。このイソシアネート化合物としては、−NCO基を
2個以上持つものであれば特に制限されないが、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、ナフ
タレンジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、水添ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂
肪族イソシアネート、さらにはp−フェニレンジイソシ
アネート、p−キシリレンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、ブロック型ポリイソシアネート、
イソシアネートの二量体、イソシアネートの三量体など
の液状又は固形状のものなどを使用することができる。
このA液やB液の希釈用の溶剤としては、水酸基を含有
しないものが好ましく、脂肪族、脂環族、芳香族炭化水
素系の溶剤、ハロゲン化炭化水素溶剤、エーテル類、ケ
トン類、エステル類、多価アルコールの誘導体や、これ
らの混合物を使用することができ、その代表的なものと
して、灯油、シクロヘキサン、キシレン、クメン、塩化
メチレン、1,1,1−トリクロロエタンシクロヘキサ
ン、イソホロン、フタル酸ジブチル、エチルセロソルブ
アセテートプロピレンカーボネートなどを挙げることが
できる。そして耐火骨材にA液を加えて混練し、さらに
これにB液を加えて混練することによって、耐火骨材に
熱硬化性樹脂粘結剤を被覆したレジンコーテッドサンド
を得ることができるものである。
テッドサンドを用いて鋳型を製造する方法の一例を図1
を参照して説明する。図1(a)に示すように、内部に
成形用空所3を設けて形成した型1の上面に注入孔4が
設けてあり、型1の下面には金網等の網5で塞いだベン
トホール6が設けてある。この型は縦割りあるいは横割
に割ることができるようになっている。またレジンコー
テッドサンド2はホッパー7内に貯蔵してあり、ホッパ
ー7にはコック8付きの空気供給管9が接続してある。
そしてホッパー7の下端のノズル口9aを型1の注入孔
4に合致させた後、コック8を閉から開に切り代えるこ
とによって、ホッパー7内に1kgf/cm2程度の圧
力で空気を吹き込んで加圧し、ホッパー7内のレジンコ
ーテッドサンド2を図1(b)のように型1内に吹き込
んで、型1の成形用空所3内にレジンコーテッドサンド
2を充填する。ベントホール6は網5で塞いであるの
で、レジンコーテッドサンド2がベントホール6から洩
れ出すことはない。
ンド2を充填した後、型1の注入孔4からホッパー7を
外すと共に図1(c)のように水蒸気パイプ10を接続
し、コック11を開いて型1の成形用空所3内に水蒸気
を吹き込む。水蒸気は型1内に充填されたレジンコーテ
ッドサンド2の粒子間を通過してレジンコーテッドサン
ド2を加熱した後、網5を通してベントホール6から排
出される。このように水蒸気を吹き込むことによって、
型1内のレジンコーテッドサンド2の全体を瞬時に加熱
し、熱硬化性樹脂粘結剤の硬化を促進させると共に硬化
に至らせることができる。従って、型1を高温に加熱し
ておく必要なく、水蒸気による加熱で熱硬化性樹脂粘結
剤を硬化させることができるものであり、また型1内の
レジンコーテッドサンド2の全体を水蒸気によって均一
に短時間で加熱することができ、安定して短時間に熱硬
化性樹脂粘結剤を硬化させることができるものである。
しかも、硬化剤や硬化触媒のような有害化学物質の蒸気
を型1内に吹き込む場合のような、作業環境を悪化させ
るようなこともなくなるものである。型1内のレジンコ
ーテッドサンド2の熱硬化性樹脂粘結剤を硬化させるこ
の水蒸気としては、温度が110〜180℃程度、蒸気
圧が1.5〜10kgf/cm2程度のものが好まし
く、このように比較的低温の水蒸気によって熱硬化性樹
脂粘結剤を硬化させることができ、高温で加熱して熱硬
化性樹脂粘結剤を硬化させる場合のような、急激な硬化
反応に伴ってアンモニアやホルムアルデヒド、フェノー
ルなどのガスが発生することを抑制することができるも
のであり、またこれらのガスが多少発生しても、水蒸気
の水分に吸収されて洗い流され、作業環境を悪化させる
臭気の発生を防ぐことができるものである。本発明にお
いて水蒸気としては、飽和水蒸気をさらに加熱してその
飽和温度以上に上げた過熱蒸気を用いることもできる。
テッドサンド2の粘結剤を硬化させることによって、型
1内で鋳型を成形することができるものであり、鋳型は
型1を割ることによって取り出すことができる。ここ
で、型1内に吹き込んだ水蒸気が凝縮することを防止す
るために、型1を予め加熱しておいてもよい。また水蒸
気によって鋳型内に含有されることになる水分を除去す
るために、鋳型を乾燥機などに入れて乾燥するようにし
てもよい。
る。
重量部、37%ホルマリン875重量部、ナフテン酸鉛
1.5重量部を仕込み、約60分を要して還流させ、そ
のまま3時間反応させた。このものを常圧で110℃ま
で脱水した後、50トールの減圧下、120℃まで脱液
を行ない、半固体状のベンジリックエーテル型フェノー
ル樹脂を得た。得られたこの樹脂500重量部に芳香族
炭化水素系溶剤(エクソン化学株式会社製「ソルベッソ
150」)を500重量部加えて溶解させ、25℃にお
ける粘度が50センチポアズのA液を得た。
会社製「コスモネート200」)700重量部に芳香族
炭化水素系溶剤(エクソン化学株式会社製「ソルベッソ
100」)を300重量部加えて溶解させ、25℃にお
ける粘度が80センチポアズのB液を得た。
ールミキサーに入れ、A液100gを加えて30秒間混
練し、さらにこれにB液100gを加えて60秒間混練
した後、ワールミキサーから払い出すことによって、液
量が重量比率で2%の湿態状のレジンコーテッドサンド
を得た。
m、高さ50mmの円筒状の成形用空所3を設けた型1
を用い、レジンコーテッドサンド2をホッパー7から1
kgf/cm2の空気圧で10秒間吹き込むことによっ
て、図1(b)のように型1に吹き込み充填した。次い
でこの型1に図1(c)のように水蒸気パイプ10を接
続し、温度151℃、蒸気圧5kgf/cm2の水蒸気
を15秒間吹き込んだ後、直ちに型1から脱型すること
によって、直径50mm、高さ50mmの円筒状の評価
用鋳型を得た。
て用いるようにした他は、実施例1と同様にして評価用
鋳型を得た。
重量部、37%ホルマリン649重量部、シュウ酸4.
7重量部を仕込み、約60分を要して還流させ、そのま
ま120分間反応させた。このものを常圧で内温160
℃まで脱水を行なった後、100トールで減圧脱水を行
なうことによって、軟化点が95℃のノボラック型フェ
ノール樹脂を得た。
けい砂30kgをワールミキサーに入れ、ノボラック型
フェノール樹脂を450g加えて30秒間混練した後、
ヘキサメチレンテトラミン67.5gを450gの水に
溶解させたものを添加し、砂粒が崩壊するまで混練し
た。次いでさらにステアリン酸カルシウム30gを添加
し、30秒間混練した後にこれを払い出してエアーレー
ションを行ない、樹脂量が重量比で1.5%のレジンコ
ーテッドサンドを得た。
は、実施例1と同様にして評価用鋳型を得た。
ッドサンド2を図1(b)のように型1内に充填した
後、図2に示すように、型1の注入孔4に硬化触媒吹き
込み筒13をセットした。硬化触媒吹き込み筒13内に
は金網14を張ると共に金網14の上にトリエチルアミ
ンを染み込ませた脱脂綿15が配置してあり、硬化触媒
吹き込み筒13の後端に接続したコック16付きの空気
供給管17から1kgf/cm2の圧力で空気を吹き込
むことによって、空気とトリエチルアミンとの混合気体
を10秒間、型1内に送り込んだ後、直ちに型1から脱
型することによって評価用鋳型を得た。
ッドサンド2を用い、予め250℃に加熱した型1内に
図1(b)のように1kgf/cm2の空気圧で吹き込
んでレジンコーテッドサンド2を充填した後、型1を2
50℃の乾燥機に3分間入れて焼成し、この後に型1か
ら脱型して評価用鋳型を得た。
いて、鋳型の造型時の臭いと、脱型時の臭いを、作業者
の臭覚によって評価した。また、鋳型の脱型直後の圧縮
強さと、鋳型を105℃の乾燥機中で60分養生して冷
却した後の圧縮強さを測定した。これらの結果を表1に
示す。
いのに対し、各比較例のものは臭気が強く、作業環境が
悪いものであった。また実施例1,2と比較例1との比
較、実施例3と比較例2の比較にみられるように、実施
例のものは比較例のものと同等の物性を有することが確
認される。
結剤を耐火骨材に混合して調製されるレジンコーテッド
サンドを型内に充填し、この型内に水蒸気を吹き込んで
粘結剤を硬化させるようにしたので、水蒸気によって型
内のレジンコーテッドサンドの全体を瞬時に加熱して粘
結剤を硬化させることができ、型を高温に加熱しておく
必要なく、安定して短時間に鋳型を造型することができ
るものであり、しかも硬化剤や硬化触媒のような有害化
学物質の蒸気を型内に吹き込む場合や、型を高温に加熱
して熱硬化性樹脂粘結剤を硬化させる場合のような、有
害物質によって作業環境を悪化させるようなことがなく
なるものである。
(a),(b),(c)はそれぞれ断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂粘結剤を耐火骨材に混合し
て調製されるレジンコーテッドサンドを型内に充填し、
この型内に水蒸気を吹き込んで粘結剤を硬化させること
を特徴とする鋳型の製造方法。
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