JP2000107730A - 生ゴミ等の醗酵処理装置 - Google Patents

生ゴミ等の醗酵処理装置

Info

Publication number
JP2000107730A
JP2000107730A JP10280384A JP28038498A JP2000107730A JP 2000107730 A JP2000107730 A JP 2000107730A JP 10280384 A JP10280384 A JP 10280384A JP 28038498 A JP28038498 A JP 28038498A JP 2000107730 A JP2000107730 A JP 2000107730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
processing
garbage
fermentation
tanks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10280384A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
隆 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BIOTEKKU CORP KK
Original Assignee
BIOTEKKU CORP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BIOTEKKU CORP KK filed Critical BIOTEKKU CORP KK
Priority to JP10280384A priority Critical patent/JP2000107730A/ja
Publication of JP2000107730A publication Critical patent/JP2000107730A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Landscapes

  • Fertilizers (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、生ゴミ等の有機性廃棄物を無公
害で高速に連続して醗酵処理する、容積効率のよい生ゴ
ミ等の醗酵処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 互いに連通した複数の処理槽から成り、
水分調整、醗酵、熟成、乾燥の順を追って生ゴミ等の有
機性廃棄物を連続して醗酵処理する生ゴミ等の醗酵処理
装置において、各処理槽には上記複数の処理槽に貫通し
た回転軸及び該回転軸に取り付けられた攪拌移送手段
(パドル羽根)を設け、該攪拌移送手段を正転、逆転を
繰り返すことにより、上記各槽間の隔壁に設けられた処
理物移送孔を介して各槽間を順方向、逆方向交互に処理
物移送を行うことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生ゴミ等の有機
性廃棄物を無公害で高速に連続して醗酵処理する生ゴミ
等の醗酵処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミの処理は乾燥して焼却する
か、醗酵処理して肥料とすることが提案されている。醗
酵処理としては、微生物を用いてバッチ式に醗酵処理さ
れるものが多く、例えば、1,2槽の醗酵槽を乾燥時間
24時間、醗酵処理時間24時間の48時間後取り出し
で行われているものが市販されている。
【0003】しかし、上記バッチ処理装置は、1バッチ
50〜300Lが主流であって1回の処理量に限界があ
り、含水率60%以下のものしか処理できず、また1バ
ッチ(最長6日)に必ず1日休止期間が入り、しかも脱
臭が十分行われない欠点がある。
【0004】また、焼却する場合は、例えば、食品加工
工場、スーパーマーケット、レストランなどから出る水
分を含む生ゴミ(例えば、賞味期限済みの廃棄食品、残
飯、野菜くず、魚のあら等)は、含水率が高くてこれを
そのまま焼却処理ができないので、まず乾燥機で乾燥処
理してから焼却機で焼却しているが、従来、生ごみの乾
燥処理と焼却処理とを別々の装置で行っていた。
【0005】そこで連続してしかも低コストで省設置ス
ペースで処理できるようにする装置が提案されている。
(特開平9−126429号公報参照。)しかし、やは
り処理量に限界があり、また焼却により周囲環境への悪
影響が発生する欠点がある。
【0006】さらに、上記醗酵処理の改善されたものと
して、互いに連通した複数の処理槽から成り、醗酵菌の
存在下で加温攪拌しながら連続的に一方向へ移動させ、
生ゴミ等の有機性廃棄物を連続して醗酵処理する生ゴミ
等の醗酵処理装置も提案されている。(特開平6−31
2168号公報参照。)しかし、上記装置は各槽間の処
理物移送をオーバーフロー型でやっているので、処理物
移送は必ず一方向であり、各槽間を逆方向に処理物移送
を行う発想はない。そのため、処理物は早く排出される
傾向があり、周囲への臭気の発生が大であるという欠点
を有していた。
【0007】また、小規模の生ゴミ醗酵処理装置として
処理物の4〜5倍の乾材(大鋸屑、木屑等)を加え、バ
クテリアで醗酵処理する消滅型の生ゴミ醗酵処理装置が
知られている。しかし、この方式は処理物の4〜5倍の
乾材を加えるので処理物の5〜6倍の処理槽容積を必要
とし、大型の処理装置には向かないという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な従来の欠点を改良し、生ゴミ等の有機性廃棄物を周囲
への臭気の発生が小さく、無公害で(焼却処理がなく)
高速に連続して醗酵処理する生ゴミ等の醗酵処理装置を
提供することを目的とする。
【0009】また、このような装置の移送結合部分にお
ける、槽間移送をスムーズにさせる構造を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
のこの発明の生ゴミ等の醗酵処理装置は、互いに連通し
た複数の処理槽から成り、水分調整、醗酵、熟成、乾燥
の順を追って生ゴミ等の有機性廃棄物を連続して醗酵処
理する生ゴミ等の醗酵処理装置において、各処理槽には
上記複数の処理槽に貫通した回転軸及び該回転軸に取り
付けられた攪拌移送手段を設け、該攪拌移送手段を正
転、逆転を繰り返すことにより、上記各槽間の隔壁に設
けられた処理物移送孔を介して各槽間を順方向、逆方向
交互に処理物移送を行うことを特徴とするものである。
【0011】また、前記攪拌移送手段が前記回転軸に取
り付けられたパドル羽根であって、前記処理物移送孔が
前記パドル羽根の先端羽根が画く回転軌跡円内の上端付
近に存在することを特徴とするものであり、さらに前記
パドル羽根の回転軸に対向するパドルが各槽の側壁に付
着した処理物を剥がすための切り刃構造となっているこ
とを特徴とするものである。
【0012】また、上記構成において、前記複数の処理
槽を第1醗酵槽及び第2醗酵・乾燥槽の一体となった2
つの大処理槽から構成し、該大処理槽内の各槽間は仕切
り板で仕切って隔壁としたことを特徴とするものであ
る。
【0013】さらに、前記2つの大処理槽間を補強を兼
ねた処理物移送用結合部材を介して接続し、前記攪拌移
送手段(パドル羽根)が上記大処理槽の上記接続側壁の
直近まで攪拌できるようにしたことを特徴とし、前記移
送用結合部材の内部に長さ方向略中央部で内径が小さく
なるようなテーパを形成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、この発明の生ゴミ等の
醗酵処理装置の一実施例の断面構造図を示す。
【0015】図1において、全体を構成する架台1の中
に処理槽として第1槽2,第2槽3、第3槽4、第4槽
5、第5層6が形成される。7は処理槽の左右に設けら
れたモーター(右側は図示されていない)であり、各槽
に貫通する軸8を左右同期して回転させるものである。
9cは送風機(ブロアー)であり、図示されぬヒーター
や醗酵熱によって蒸発した生ゴミ等からの蒸気を吸引
し、脱臭装置を介して外部に排出する。各槽の鉄皮は約
60℃に電気ヒーターで加熱され、高速醗酵を可能にし
ている。10は点検口であり、11は生ゴミ等の投入ホ
ッパー、12は出口ホッパーを示す。
【0016】図1は、5槽構造であるが、60〜200
l程度の小型の装置は4槽構造のものが用いられる。
【0017】生ゴミ等の有機性廃棄物は、1日分の処理
量が随時(例えば、朝、夕2回)、まず別途設けられた
プレス装置で事前の水抜きを施してから上記投入ホッパ
ー11より投入され、第1槽2で水分調整される。該水
分調整は、図示せぬ下部ヒーターにより加熱されると共
に攪拌手段(パドル羽根)14、15の攪拌によって大
きな野菜ゴミ等が細かくされる際に水分が抽出され、蒸
気となってファン9a,9bからダクト16を通って脱
臭装置を通って外部に排出される。
【0018】投入された新しい大きなゴミは、攪拌され
る際に槽の底の方に潜り、投入後時間の経ったものが、
攪拌手段(パドル羽根)14,15の前方分力により隔
壁17の上部に設けられた移送孔18を介して第2槽の
方に押し出される。24時間後に次の処理物を投入する
頃には、前日の分は約2/3に減容している。投入と同
時に残量と混合されるが、この装置では「残量+投入
量」が隔壁17の高さを超えないように設計されてい
る。すなわち、最も分量の多い投入時でも第1層から第
2槽に処理物がオーバーフローして移動することはな
い。第1層から第2層への処理物の移動は、移送孔18
を介して少しづつ行われる。
【0019】図1に示す如く、第1槽・第2槽間及び第
3槽・第4槽間の仕切板17,19の上部空間は連通し
ている。第2槽・第3槽間は、後述する如く大処理槽で
分離されているので密閉構造である。また、第4槽・第
5槽間は、第5槽が乾燥槽であるので遮断され、仕切板
20は密閉構造である。
【0020】図2に第1槽と第2槽の間の仕切板17の
正面図を示す。前記処理物移送孔18は、前記パドル羽
根15の先端が画く軌跡22の円内の上端付近、すなわ
ち攪拌用羽の高さに対応した位置に3つ設けられいる。
処理物は、該孔の位置まで投入される。第2槽・第3槽
間、第2槽・第3槽間、第3槽・第4槽間の仕切板の正
面図を図3に示す。該仕切板には、前記処理物移送孔3
5〜39が水平に2列となって5つ設けられている。該
移送孔の内、36,38,39の3つは、パドル羽根の
先端が画く軌跡33の円内の上端付近に該3つ設けられ
ており、該移送孔35,37の2つは、パドル羽根の先
端が画く軌跡33の円外上方に設けられている。該移送
孔35,37の2つは、槽間の空気の流通孔となる。こ
れは、特に第2槽・第3槽間及び第4槽・第5槽間には
隔壁が前述の如く密閉構造のため必ず必要となる。上記
処理物移送孔18は、例えば直径100mmの円形の孔で
ある。
【0021】攪拌手段(パドル羽根)14は図4に示さ
れるように、回転軸(シャフト)に取り付けられたパド
ルの先端に図5に示されるように前記処理物移送孔の高
さに合わせて軸と直交する方向に対して傾いた攪拌羽根
41が取り付けられている。ただし、図5は前記パドル
羽根を上方から見た図であり、図5の42は図4の42
と対応するパドルの枝部分である。軸の回転と共に上記
パドルは回転し、それに伴って図5に示す如く上記攪拌
羽根が槽内の処理物を攪拌しながら、正転の場合は順方
向(右方向)、逆転の場合は逆方向(左方向)に槽内の
処理物を移送させる。
【0022】なお、上記攪拌手段は各処理槽の壁際に設
けられるパドル羽根Aと各処理槽の中間部分に設けられ
るパドル羽根Bの2種類がある。パドル羽根Aは図4に
示す如く、上下の2本足であり、一方は攪拌羽根41の
付いたパドル羽根であり、他方は切り刃構造43となっ
ている。切り刃43は、壁際に付着した処理物を削ぎ取
る役目を担っている。パドル羽根Bは、図2の如く3本
足であり、3本全てパドル羽根となっている。
【0023】軸の回転に伴い攪拌羽根41に押し出され
た処理物は図6に示す如く、前記槽間の処理物移送孔1
8を通って隣接する処理槽に移送される。なお、第1〜
2槽には、上記パドル羽根が4枚(上記パドル羽根A2
枚、B2枚)設けられている。第3〜5槽は3枚(上記
A2枚、B1枚)である。パドル羽根Aの軸の対向側に
は図4に示す如く切り刃43が設けられており、該切り
刃43は、上記攪拌・移送により壁面に張り付いた処理
物を剥がす作用を行う。
【0024】上記第2槽では処理物は、投入量の2/3
位に減容しているので、最初空の場合は、投入開始から
48時間ないし72時間で第2槽が満杯になる。第2槽
から第3層、第3槽から第4槽、第4槽から第5槽への
移送も、同様に仕切壁の移送孔より上記攪拌手段により
随時移送される。攪拌手段(パドル羽根)14,15は
正転、休止、逆転、休止といったサイクルで回転(回転
時間は処理物によって異なる。)し、回転速度は2RP
M以下でゆっくりと正転と逆転を繰り返す。この時それ
ぞれの槽間で処理物は、正転時は上記移送孔を通じて槽
間を順方向に移行すると共に、逆転時は上記移送孔を通
じて一部の処理物が前の槽に逆戻りする。
【0025】すなわち、処理物は、上記移送孔を通じて
出たり入ったりする。しかし、最終的に投入ホッパーか
ら次々に新しい処理物が投入されることにより、また槽
を進む毎に処理物の量が減るので、全体として処理物は
第2層から第3層へ、また第3槽から第4槽、さらに第
4槽から第5槽へ移送される。
【0026】このように正転・逆転により処理物が槽間
を行きつ、戻りつするため各槽での滞留時間が長くなる
効果がある。逆に言えば、同じ滞留時間に対して槽全体
の大きさを小さくできることになる。
【0027】また、特に第1槽において投入されたばか
りの大きいゴミが一時的に上記移送孔をふさぐことがあ
るが、上記正転・逆転によって、上記閉塞を簡単に解消
する効果もある。処理物は、1週間から10日間滞留
し、十分醗酵されてから排出される。なお、各槽での処
理物の含水率は、前記5槽構造のものにおいて例えば第
1槽が80%、第2槽が65%弱、第3槽が約50%、
第4槽が約40%、第5槽が30%以下である。また、
前記移送孔の大きさ・形状や位置は処理する廃棄物の種
類(含水率や粘度等)によって適宜変更される。
【0028】図1の1500l規模の5槽構造の場合、
強度や製造の困難性や輸送・設置の点から、この装置
は、第1、2槽21と第3〜5槽22の二つに分けら
れ、それぞれを一体となった大処理槽として構成し、該
大処理槽内を仕切板17,19,20で仕切って隔壁と
することにより各槽を構成する。上記大処理槽の間は、
フランジ51,結合部材52を介して接続される。フラ
ンジ51は図4の如く、中央に隔壁55を設けた軸受け
であり、左右の回転軸が柔らかい素材の金属を介して該
軸受け孔56,57にはめ込まれる。左右のシャフトは
左右のモーターにより同期して回転するので、該軸受け
56,57は固定されているが多少の軸の偏りとか回転
の違いは上記軸受け部分で吸収できる。
【0029】上記大処理槽の間は約50mm開けられる。
この理由は、以下のとおりである。
【0030】図8,図9に、上記大処理槽を直結した場
合の例を示す。図8は横断面図、図9は平面断面図であ
る。図8の如く、大処理槽を直結した場合は、回転軸受
け55が左右に出っ張ると共に、シャフトの回転を支え
るための補強材81を壁面に設ける必要がある。該補強
材81を設けると、パドル羽根14は、軸受けと補強材
の外側に設ける必要があるので、処理物が滞留して除去
できない空間83,84が生じてしまう。この発明は上
記事情に鑑み、図4に示す如く大処理槽の間は約50mm
開けられ、フランジ51と共に前記補強材を兼ねた処理
物移送用結合部材52を上記大処理槽を接続し、パドル
羽根14が大処理槽の側壁の直近で回転できるように工
夫している。従って、この装置では、処理物が壁面に付
着して排出されないという問題は生じない。
【0031】また、上記のように大処理槽の間が約50
mm開けられると、上記大処理槽間の処理物移送が図6の
如く他の隔壁より移送距離aが長くなるので、移送し難
いという問題がある。そこでこの発明では、図7に示す
如く、前記結合部材52の移送孔18の内径部に該移送
孔の中央部73で内径が小さくなるようなテーパ71を
施してある。図6の如く、移送孔がストレートな円筒状
の孔の場合、攪拌羽根41の回転により圧力を受けた処
理物は矢印の如く移送孔の中に押し込められるが、この
場合移送距離は長さaとなる。
【0032】一方、図7の如く、中央部で内径が小さく
なったテーパー型移送孔の場合、攪拌羽根41の回転に
より処理物が移送孔の中に押し込められる距離は、上記
ストレートな円筒状の孔の場合に較べて半分、すなわち
a/2である。移送孔に押し込められた処理物は上記中
央部を過ぎると空間的に広がるのでさほど圧力を受けな
くても移送される。すなわち、この発明の上記テーパー
型移送孔は、移送に必要な圧力がストレートのものに対
して1/2でよいという効果がある。上記テーパーの軸
方向とのなす角度は、30〜45°が望ましい。なお、
図7に示す如く、前記結合部材の上記テーパーの前に多
少の水平部分72が存在する方が好ましい。それは図7
に示される如く、攪拌羽根41の圧力方向は矢印のごと
く、やや斜め上方(逆転の場合は、斜め下方)であり、
上記水平部分が多少あった方が受け口の役割をなし、処
理物を移送孔に入り易いからである。
【0033】図10は、図4においてフランジ51が隔
壁より突出した場合の変形例である。この場合も、切り
刃101の形状を図10の如くグースネックの如く変更
し、パドル羽根の支持部分102を斜行させることによ
り、図4と同様の攪拌動作をなすことができる。
【0034】
【発明の効果】この発明の生ゴミ等の醗酵処理装置は、
上記のように連続して醗酵処理して、肥料や家畜の飼料
等に再利用できるので、無公害のリサイクル・システム
である。
【0035】この発明の生ゴミ等の醗酵処理装置は、各
槽間を処理物が行ったり来たりする構造であり、醗酵処
理のための滞留時間を長くすることができる。すなわ
ち、少ない容積の処理槽で十分な醗酵処理が実現できる
ので、容積効率がよい。いいかえると、従来のものより
同じ処理量に対して小型化が可能である。
【0036】同様の理由により、この発明の装置によれ
ば、従来よりはるかに大きい大型の生ゴミ等の醗酵処理
装置が容易に実現可能である。
【0037】従来の攪拌・乾燥処理のものに較べると、
天井近く(隔壁の状態近辺)まで処理物を貯めることが
できるので、容積効率がよい。
【0038】この天井近く(隔壁の状態近辺)まで処理
物を貯めることができることは第4槽や第5槽まで同じ
高さで処理物を滞留可能である。従来のオーバーフロー
型の醗酵処理装置は、構造上第1槽から第2槽、第2槽
から第3層というように後ろ側の槽の滞留される処理物
の上端は低くならざるを得ない。これは階段状の各槽の
上方にデッド・スペースが生じることを意味する。
【0039】この発明の処理装置は、上記天井近く(隔
壁の状態近辺)まで処理物を貯めることができることは
第4槽や第5槽まで同じ高さで処理物を滞留可能である
ため(上記デッドスペースを作る必要がないので)、オ
ーバーフロー型に比較してもはるかに容積効率がよい。
【0040】上記の如く、処理物の滞留時間を十分に取
れるため、醗酵が十分に行われ、このことは臭気の発生
も従来のオーバーフロー型より少ないことが確認されて
いる。都内のレストランとか、デパート、スーパー等で
は、この臭気の発生のため、醗酵処理装置が用いられ難
いという欠点があったが、この発明によればこの点も大
幅に改善されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生ゴミ等の醗酵処理装置全体の横断
面構造図を示す。
【図2】この発明の生ゴミ等の醗酵処理装置の第1槽と
第2槽の隔壁をなす仕切板の正面図を示す。
【図3】この発明の生ゴミ等の醗酵処理装置の第2槽と
第3槽、第3槽と第4槽あるいは第4槽と第5槽の隔壁
または仕切板の正面図を示す。
【図4】大処理槽を隙間を空けて接続した場合の本願発
明の説明図である。
【図5】大処理槽を隙間を空けて接続した場合(図4の
場合)の説明用平面断面図である。
【図6】処理槽間移送孔の拡大説明図である。
【図7】この発明の大処理槽間の結合部分の拡大断面図
である。
【図8】大処理槽を隙間を空けずに接続した場合の説明
図である。
【図9】大処理槽を隙間を空けずに接続した場合(図
8)の説明用平面断面図である。
【図10】この発明の大処理槽間の結合部分の他の実施
例である。
【符号の説明】
2 第1槽 3 第2層 4 第3槽 5 第4槽 6 第5槽 7 モーター 8 回転軸 9a,9b 吸引孔 9c ブロアー 10 点検口 11 投入ホッパー 14 パドル羽根A 15 パドル羽根B 16 吸引パイプ 17 仕切板 18 移送孔 19,20 仕切板 24 投入ホッパーの開閉用ダンパー 25,33 パドル羽根の先端の画く軌跡 35,37 蒸気流通孔 36,38,39 移送孔 41 攪拌羽根 43 切り刃 51 結合部材 81 補強部材 83,84 処理物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連通した複数の処理槽から成り、
    水分調整、醗酵、熟成、乾燥の順を追って生ゴミ等の有
    機性廃棄物を連続して醗酵処理する生ゴミ等の醗酵処理
    装置において、 各処理槽には上記複数の処理槽に貫通した回転軸及び該
    回転軸に取り付けられた攪拌移送手段を設け、該攪拌移
    送手段を正転、逆転を繰り返すことにより、上記各槽間
    の隔壁に設けられた処理物移送孔を介して各槽間を順方
    向、逆方向交互に処理物移送を行うことを特徴とする生
    ゴミ等の醗酵処理装置。
  2. 【請求項2】 前記攪拌移送手段が前記回転軸に取り付
    けられたパドル羽根であって、前記処理物移送孔が前記
    パドル羽根の先端羽根が画く回転軌跡円内の上端付近に
    存在することを特徴とする前記請求項1記載の生ゴミ等
    の醗酵処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パドル羽根の回転軸に対向するパド
    ルが各槽の側壁に付着した処理物を剥がすための切り刃
    構造となっていることを特徴とする前記請求項2記載の
    生ゴミ等の醗酵処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の処理槽を第1醗酵槽及び第2
    醗酵・乾燥槽の一体となった2つの大処理槽から構成
    し、該大処理槽内の各槽間は仕切り板で仕切って隔壁と
    したことを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか1項
    記載の生ゴミ等の醗酵処理装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの大処理槽間を補強を兼ねた処
    理物移送用結合部材を介して接続し、前記攪拌移送手段
    (パドル羽根)が上記大処理槽の上記接続側壁の直近ま
    で攪拌できるようにしたことを特徴とする前記請求項1
    〜4のいずれか1項記載の生ゴミ等の醗酵処理装置。
  6. 【請求項6】 前記移送用結合部材の内部に長さ方向略
    中央部で内径が小さくなるようなテーパを形成したこと
    を特徴とする前記請求項5記載の生ゴミ等の醗酵処理装
    置。
JP10280384A 1998-10-02 1998-10-02 生ゴミ等の醗酵処理装置 Withdrawn JP2000107730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10280384A JP2000107730A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 生ゴミ等の醗酵処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10280384A JP2000107730A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 生ゴミ等の醗酵処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000107730A true JP2000107730A (ja) 2000-04-18

Family

ID=17624281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10280384A Withdrawn JP2000107730A (ja) 1998-10-02 1998-10-02 生ゴミ等の醗酵処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000107730A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432180B1 (ko) * 2001-09-19 2004-05-24 (주)청호종합기술단 음식물 건조장치
US7449330B2 (en) * 2002-08-30 2008-11-11 Bouldin Corporation Bioreactor vessel and shaft assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432180B1 (ko) * 2001-09-19 2004-05-24 (주)청호종합기술단 음식물 건조장치
US7449330B2 (en) * 2002-08-30 2008-11-11 Bouldin Corporation Bioreactor vessel and shaft assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1101797C (zh) 有机物料的生物处理方法和实施该方法的设备
JPH02229587A (ja) 有機性廃棄物の醗酵化装置
JP2000107730A (ja) 生ゴミ等の醗酵処理装置
US3419377A (en) Method for treating organic and inorganic waste material
JPH06304542A (ja) 固形有機廃棄物の処理装置
KR970073760A (ko) 음식물 스레기의 소멸화 장치
KR970010844B1 (ko) 고형유기폐기물 처리장치
KR102223631B1 (ko) 공기분사노즐 및 퇴비발효기
KR100331477B1 (ko) 음식 폐기물 열풍 건조기
JP3498025B2 (ja) 有機質廃棄物の処理方法及びその処理装置
KR101672677B1 (ko) 음식물 쓰레기 처리 장치
US3246954A (en) Apparatus for treating organic and inorganic waste material
JPH06312168A (ja) 生ゴミの処理方法及び装置
JP2006281210A (ja) 有機廃棄物処理装置
JP2001276786A (ja) 生ゴミ処理機
JPH11192472A (ja) 廃棄物発酵装置
JP2002096045A (ja) 生ごみ処理装置
JPH1099835A (ja) 生ごみ処理装置
JPH06312170A (ja) 生ゴミの処理装置
JPH10128302A (ja) 生ごみ処理装置
WO2021251113A1 (ja) 発酵処理装置
JPH0912386A (ja) 固形有機廃棄物の処理装置
JPH06312171A (ja) 生ゴミの処理装置
JPH09174028A (ja) 厨芥処理装置
JP2000095589A (ja) コンポスト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110