JP2000107200A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JP2000107200A
JP2000107200A JP10280158A JP28015898A JP2000107200A JP 2000107200 A JP2000107200 A JP 2000107200A JP 10280158 A JP10280158 A JP 10280158A JP 28015898 A JP28015898 A JP 28015898A JP 2000107200 A JP2000107200 A JP 2000107200A
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electromagnetic brake
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Daiki Takayama
大樹 高山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、鏡体の移動の後に固定により生じる
振動を小さく抑えると共に、その振動の減衰時間を短縮
し、手術時間を短縮するようにした手術用顕微鏡を提供
することを目的としている。 【解決手段】本発明は、鏡体12を傾斜可能であり、か
つ上下、水平方向に移動可能に支持する架台を有し、上
記鏡体12を傾斜及び移動を固定及び解除する少なくと
も2つの電磁ブレーキ29d〜29fを動作させる制御
部26は、上記2つ以上の電磁ブレーキ29d〜29f
を時間差をもって固定させるべく制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小部位の手術、
例えば脳神経外科手術において使用される手術用顕微鏡
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手法や手術器具の発達に伴っ
て、手術用顕微鏡を用いた微細手術、いわゆるマイクロ
サージャリーが頻繁に行われるようになってきている。
特に脳神経外科手術においては、鏡体による観察位置、
及び観察方向を頻繁に変えることが要求される。このた
め、術者が鏡体を軽い力で素早く、しかも確実に所望の
位置や角度に移動し、その位置や角度に鏡体を確実に固
定することができる架台が望まれる。
【0003】例えば、特公昭63−36481号公報に
おいて知られる架台は、鏡体の重量及び回転モーメント
を平衡重りで相殺し、軽い力量で鏡体を傾斜、上下及び
水平に移動可能な傾斜機構ならびに移動機構を備えてお
り、さらに調節した位置や角度に固定する制動軸受(ブ
レーキ)を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
上記特公昭63−36481号公報において知られる架
台は、制動軸受を解除した状態で、鏡体を所望の位置や
角度に移動後、制動軸受により固定する。すると、鏡体
はその慣性力により振動する。一般に鏡体はかなりの重
量があるので、鏡体は大きく振動することになる。この
振動は顕微鏡下観察では視野の揺れになり、この揺れが
収まるまで顕微鏡下での外科手術の作業が行えない。こ
れは手術時間の延長につながり、術者の疲労を増大させ
ると共に大きな不快感を与えていた。
【0005】(発明の目的)本発明は上記問題点に鑑み
てなされたものであり、顕微鏡の鏡体の移動後の固定に
より生じる振動を小さく抑えると共に、その振動の減衰
時間を短縮し、手術時間を短縮するようにした手術用顕
微鏡を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】(手段)本発明
は、鏡体と、複数の機素を連結して構成され、各機素の
相対的な動きにより上記鏡体を移動可能に支持する架台
と、上記各機素の相対的な動きを阻止する固定状態とそ
の機素の動きを許容する解除状態が得られる複数の制動
手段と、上記各制動手段の動作を制御する制御手段とを
具備し、上記制御手段は2つ以上の制動手段を固定状態
とするとき、時間差をもって固定させるべく制御を行う
ことを特徴とするものである。
【0007】(作用)上記制御部により複数の制動手段
を時間差をもって固定すべく制御することにより、一つ
の制動手段の固定により生じる振動を、制動手段が解除
されている他の対偶の機素部分の動きで吸収し、大きな
振動が収まった後、その他の対偶の機素部分の制動手段
の固定を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1〜図6に
基づいて、本発明の第1の実施形態に係る手術用顕微鏡
を説明する。
【0009】(構成)図1は、第1の実施形態に係る手
術用顕微鏡全体の構成を示している。同図1中、1は架
台(支持装置)における支柱であり、この支柱1は支持
台4に対して垂直に支持されている。支持台4は底面に
キャスター4aを有した底板4bと、支柱4cとを有す
る。上記支柱1は、支持台4の支柱4cの上端部に鉛直
軸O0を中心として回転自在に取り付けられている。ま
た、上記支柱1の上端部には、第1の平行四辺形リンク
(機構)2が接続されており、支柱1の下端部には、第
2の平行四辺形リンク(機構)3が接続されている。
【0010】第1の平行四辺形リンク2は、平行四辺形
を形成するように4つのアーム2a〜2dを配置し、こ
れらのアーム2a〜2dを互いに平行な回転軸O1 〜O
4 まわりに回動可能に連結してなる。そして、この第1
の平行四辺形リンク2は、上記支柱1の上端部分に、上
方支持部材5を介して、回転軸O1 まわりに回動可能に
接続されている。ここで、回転軸O1 と鉛直軸O0 と
は、互いに直交する関係にある。
【0011】また、第2の平行四辺形リンク3は、平行
四辺形を形成するように4つのアーム3a〜3dを配置
し、これらのアーム3a〜3dを互いに平行な回転軸O
5 〜O8 まわりに回動可能に連結してなる。そして、こ
の第2の平行四辺形リンク3は、上記支柱の下端部分
に、下方支持部材6を介して、特に回転軸O5 まわりに
回動可能に接続されている。ここで、回転軸O5 と鉛直
軸O0 とは、互いに直交し、かつ上記回転軸O1 と平行
な関係にある。
【0012】第1の平行四辺形リンク2のアーム2aは
回転軸O1 側下端から屈曲して突き出すアーム部2eを
有しており、全体としてL字形の形状をなしている。そ
のアーム部2eの突出した先端部分には上記回転軸O1
と平行な回転軸O11が設けられ、この回転軸O11まわり
に回動可能に第1の伝達ロッド7の上端が接続されてい
る。
【0013】また、第2の平行四辺形リンク3のアーム
3aも同様に回転軸O5 側上端から屈曲して突き出すア
ーム部3eを有して全体としてL字形の形状をしてい
る。そのアーム部3eの突出した先端部分には回転軸O
5 と平行な回転軸O12まわりに回動可能に上記第1の伝
達ロッド7の下端が接続されている。このとき、紙面に
平行な面内で、回転軸O1 と回転軸O4 を結ぶ線分と、
回転軸O5 と回転軸O8を結ぶ線分は常に平行な関係に
あり、また、回転軸O1 ,05 ,012,011を順次結ぶ
各線分は常に平行四辺形を形成する。
【0014】同様にして、第1の平行四辺形リンク2に
おけるアーム2bの回転軸O2 と、第2の平行四辺形リ
ンク3におけるアーム3bの回転軸O6 とはそれぞれに
対して回動可能に第2の伝達ロッド8によって連結され
ている。そして、紙面に平行な面内で、回転軸O1 と回
転軸O2 を結ぶ線分と、回転軸O5 と回転軸O6 を結ぶ
線分とは常に平行をなす関係にあるように設定されてい
る。つまり、第1の平行四辺形リンク2と第2の平行四
辺形リンク3は支柱1の上下に分離して配置されると共
に、常に相似的に対応した平行四辺形を保つ関係にあ
る。
【0015】以上により上記支持台4側に位置して配置
される前段の連鎖系を構成し、この前段における連鎖系
の機素の対偶により、後述する後段の連鎖系を介して鏡
体12を上下及び水平方向に移動させるようになってい
る。
【0016】次に、後段の連鎖系について説明する。上
記第1の平行四辺形リンク2におけるアーム2dの一端
には、紙面に平行な面内にあり、鉛直軸O0 と交差し、
かつ回転軸O3 と回転軸O4 を結ぶ線分上の回転軸O9
まわりにおいて回動可能に支持された接続ブロック9が
連結されている。この接続ブロック9には第3の平行四
辺形リンク(機構)10が接続されている。第3の平行
四辺形リンク10は図1で示す如く、アーム10a〜1
0e及び接続ブロック9を紙面に垂直な回転軸O13〜O
17,O21,O22まわりにそれぞれ回動可能に接続するこ
とにより2連式の平行リンク機構を構成している。この
実施形態では、これら接続ブロック9と第3の平行四辺
形リンク10により互いに直交する2つの回転軸O9 ,
O10を中心に傾斜可能な傾斜アーム11が構成されてい
る。
【0017】また、第3の平行四辺形リンク10の先端
には、顕微鏡鏡体(以下、鏡体という。)12が連結さ
れている。すなわち、鏡体12は、第3の平行四辺形リ
ンク10のアーム10eの下方へ突き出した下端部に対
して、紙面に平行な面内で、回転軸O15と回転軸O16を
結ぶ線分を通る回転軸O18まわりに回動可能に取り付け
られた鏡体支持アーム(鏡体支持部材)13により支持
されている。
【0018】これらの後段における連鎖系の機素の対偶
により、鏡体12は、回転軸O9 、回転軸O18、及び回
転軸O9 と回転軸O18の交点T1 を通る紙面に垂直な仮
想の回転軸O10まわりにそれぞれ回動可能であって、傾
斜(傾動)可能なものとなっている。
【0019】また、鏡体12にはその鏡体12の3次元
方向の振動を検出するための振動検出手段として、加速
度センサー24が設けられ、さらに鏡体12にはフリー
スイッチ25を有するグリップ17が備えられている。
ここで、回転軸O9 、回転軸O10、回転軸O18まわり
の、自重による回転モーメントが、常にゼロになるべ
く、第3の平行四辺形リンク10と鏡体12とは重量配
分がなされている。一方、上記第2の平行四辺形リンク
3のアーム3dの一端には、ねじ軸14が固定され、こ
のねじ軸14には、カウンターウエイト15がその軸線
方向に移動可能に支持されている。上記カウンターウエ
イト15は、第1の平行四辺形リンク2、第2の平行四
辺形リンク3を連動させたとき、鉛直軸O0 及び回転軸
O1まわりの回転モーメントが、常にゼロになるべく、
位置及び重量配分がなされている。
【0020】次に、手術用顕微鏡の細部の構成について
説明する。まず、支持台4に対する支柱1は電気的に制
御される電磁ブレーキ16aにより固定(制動)及びそ
の解除がなされる。電磁ブレーキ16aは支持台4の支
柱4cの上端に配設されている。
【0021】上記傾斜アーム11の接続ブロック9と第
1の平行四辺形リンク2のアーム2dとの接続部には、
傾斜アーム11の接続ブロック9から突き出して形成さ
れた回転ロッド23が設けられている。この回転ロッド
23は上記アーム2dの内部に配設された図示しないベ
アリングに嵌挿されることにより、回転軸O9 まわり
に回動可能である。上記アーム2dには電磁ブレーキ1
6dが配設されており、この電磁ブレーキ16dは電気
的に制御され、上記アーム2dに対する上記回転ロッド
23及び接続ブロック9の回転軸O9 まわりの固定及び
その解除が可能である。
【0022】また、接続ブロック9にも電磁ブレーキ1
6eが配設されており、この電磁ブレーキ16eは電気
的に制御され、上記接続ブロック9に対するアーム10
aの回転軸O21まわりの固定及びその解除が可能であ
る。さらに、鏡体支持アーム13にも電磁ブレーキ16
fが配設されており、この電磁ブレーキ16fは電気的
に制御され、上記アーム10eに対する回転軸O18まわ
りの鏡体支持アーム13の固定及びその解除が可能であ
る。
【0023】次に、図2に基づいて、上方支持部材5の
部分の詳細な構造を説明する。図2は図1の矢印a方向
から見た回転軸O1 を含む部分を通る縦断面図である。
上方支持部材5には上方シャフト18がベアリング17
aを介して回転軸O1 まわりに回動可能に支持されてい
る。また、上記上方支持部材5には電磁ブレーキ16b
が配設されている。そして、電磁ブレーキ16bは電気
的に制御されて上方シャフト18の固定及びその解除が
可能である。上記アーム2aは上記上方シャフト18の
外周にベアリング17bを介して回転軸O1 まわりに回
動可能に支持されている。また、上記アーム2bは、上
方シャフト18に形成したフランジ部に対してねじ等に
より固定され、上方シャフト18と一体的に回転するよ
うになっている。
【0024】次に、図3に基づいて、下方支持部材6の
部分の詳細な構造を説明する。図3は図1の矢印b方向
から見た回転軸O5 を含む部分を通る縦断面図である。
上記下方支持部材6には下方シャフト19がベアリング
17cを介して回転軸O5 まわりに回動可能に支持され
ている。上記下方支持部材6には電磁ブレーキ16cが
配設されており、電磁ブレーキ16cは電気的に制御さ
れて下方シャフト19の固定及びその解除が可能であ
る。上記アーム3bは、下方シャフト19の外周にベア
リング17dを介して回転軸O5 まわりに回動可能に支
持されている。また、上記アーム3aは上記下方シャフ
ト19のフランジ部に対してねじ等により固定され、下
方シャフト19と一体的に回転するようになっている。
【0025】次に、図4に基づいて、手術用顕微鏡の電
気系の構成を説明する。鏡体12におけるグリップ17
に配設されたフリースイッチ25は、制御部(制御手
段)21に電気的に接続されている。同じく鏡体12に
配設した加速度センサー24も制御部21に対して電気
的に接続されている。制御部21は2つの駆動回路22
a,22bと電気的に接続されている。また、制御部2
1にはフリースイッチ25の入力信号に対して時間差を
持って上記各駆動回路22a,22bへ信号を出力する
ための演算回路を搭載している。上記電磁ブレーキ16
a,16b,16cは駆動回路22aと電気的に接続さ
れ、他の電磁ブレーキ16d,16e,16fは駆動回
路22bと電気的に接続されている。
【0026】(作用)次に、手術中の鏡体12の移動に
ついて説明する。術者がグリップ17を握る手の指でフ
リースイッチ25の操作釦を押すと、制御部21に信号
が入力され、駆動回路22a,22bに対して駆動信号
を出力し、全ての電磁ブレーキ16a,16b,16
c,16d,16e,16fのブレーキ作用を解除す
る。
【0027】ここで、図1に示す電磁ブレーキ16aの
ブレーキ作用が解除されると、支柱1が支持台4に対し
て鉛直軸O0 まわりに回動可能になる。このため、第1
の平行四辺形リンク2及び傾斜アーム11を介して、鏡
体12が支持台4に対して鉛直軸O0 まわりに水平な向
きで回動可能になる。
【0028】図2に示す電磁ブレーキ16bが解除され
ると、アーム2bが上方支持部材5に対して回転軸O1
まわりに回動可能になる。このため、アーム2cを介し
てアーム2dがアーム2aに対して回転軸O4 まわりに
アーム2bと平行を保ちながら回動可能になる。従っ
て、鏡体12は、傾斜アーム11を介してアーム2aに
対て回転軸O4 まわりに回動可能になる。
【0029】図3で示す上記電磁ブレーキ16cが解除
されると、アーム3aが下方支持部材6に対して回転軸
O5 まわりに回動可能になり、第1の伝達ロッド7によ
り接続されたアーム2aが上方支持部材5に対し、回転
軸O1 まわりに回動可能になる。従って、鏡体12は第
1の平行四辺形リンク2及び傾斜アーム11を介して上
方支持部材5に対して回転軸O1 まわりに全体的に回動
可能で上下移動できるようになる。従って、これら3方
向の回動の組み合わせにより、鏡体12は3次元的に移
動可能な状態になる。
【0030】一方、電磁ブレーキ16dが解除される
と、傾斜アーム11はアーム2dに対して、回転軸O9
まわりに回動可能になる。また、電磁ブレーキ16eが
解放されると、第3の平行四辺形リンク10のアーム1
0aは、接続ブロック9に対して、回転軸O21まわりに
回動可能になり、アーム10b〜10dにて接続される
アーム10eはアーム10aと平行に回転軸O10を中心
に傾動可能となる。また、電磁ブレーキ16fが解放さ
れると、鏡体12は鏡体支持アーム13を介して、アー
ム10eの回転軸O18まわりに回動可能になる。すなわ
ち、鏡体12は、回転軸O9 と回転軸O10との交点T1
を中心とした転動が可能となる。
【0031】以上の3次元的な移動と、上記交点T1 を
中心とした直交する3軸まわりの傾動によって、鏡体1
2は計6の自由度の動きが可能となる。つまり、術者が
グリップ17を握る手の指でフリースイッチ25を操作
することにより全ての電磁ブレーキ16a,16b,1
6c,16d,16e,16fのブレーキ作用が解除さ
れ、鏡体12の自由な動きが可能となる。
【0032】次に、鏡体12の固定方法とこの固定動作
に連動する作用について説明する。グリップ17を握
り、フリースイッチ25を押しながら鏡体12を所望の
位置に移動させ、フリースイッチ25を離すと、制御部
21への信号の入力が停止され、制御部21はまず駆動
回路22aへの駆動信号の出力を停止する。すると、架
台の基部側の前段の連鎖に配設された電磁ブレーキ16
a〜16cの制動作用が働き、鉛直軸O0 、回転軸O1
、及び回転軸O4 まわりの鏡体12の回動が阻止され
る。
【0033】ここで、鏡体12を動かしながら電磁ブレ
ーキ16a〜16cをロックした場合は図1中の矢印
A,B,C方向への振動が生じてしまう。しかしなが
ら、このときには、架台の後段の連鎖に配設された電磁
ブレーキ16d,16e,16fは解除されたままであ
るため、先に生じたA方向の振動は回転軸O9 ,O18ま
わりの回動により吸収され、また、B,C方向の振動
は、回転軸O10まわりの回動により吸収される。従っ
て、先に生じた矢印A,B,C方向への振動が鏡体12
まで伝達されることがない。
【0034】以上の如く、鏡体12を動かしながら電磁
ブレーキ16a〜16cをロックした場合に発生した鏡
体12の振動が吸収されたところで、駆動回路22bへ
の信号の出力が停止し、電磁ブレーキ16d〜16fに
よる制動が行われ、そして、回転軸O9 ,O18,O21ま
わりの鏡体12の回転も阻止され、最終的に鏡体12が
固定される。
【0035】この動作は、加速度センサー24からの信
号が制御部21に入力し、図6に示すような、あらかじ
め設定した加速度と時間差の関係に従って、駆動回路2
2bへの信号の出力を停止することにより、電磁ブレー
キ16d〜16fによる制動が所定の時間差をもって自
動的に行われる。
【0036】以上の振動減衰動作を図5に従い説明す
る。図5は電磁ブレーキを固定した場合に生じる鏡体1
2の振動の振幅と時間の関係を示したものである。38
aは全電磁ブレーキ16a〜16fを同時に固定した場
合の波形を示し、38bは電磁ブレーキ16a〜16c
を先に固定し、この後、時間t3 遅らせて電磁ブレーキ
16e〜16fを固定した上記実施形態での場合の波形
を示している。波形38aでは時間t1 で収束するのに
対し、波形38bでは初期の振幅の大きさを小さくする
ことができる分、振動の収束も早く、時間t2 で収束す
る。上記実施形態での場合には、振動減衰時間が短くな
ることが分かる。
【0037】(効果)第1の実施形態では、加速度セン
サ−24により、鏡体12を固定したときに生じる加速
度を検出し、制御部21に内蔵された演算回路により、
その検出した加速度の大きさに応じて先の電磁ブレーキ
16a〜16cの固定に対する他の電磁ブレーキ16d
〜16fの固定を遅らせると共にその遅らせる時間を最
適な大きさに制御するため、鏡体12の振動を収束する
時間が振動の大小にかかわらず、ある程度一定の時間で
収束させることができる。
【0038】[第2の実施形態]図7〜図11に基づい
て、本発明の第2の実施形態に係る手術用顕微鏡を説明
する。
【0039】(構成)図7は、第2の実施形態に係る手
術用顕微鏡の全体の構成を示している。同図2中、31
は架台(支持装置)における支柱であり、この支柱31
は、底面にキャスター27を有した支持台28に鉛直な
姿勢で支持されている。支柱31の上端部には鉛直軸O
20まわりに回動可能にブロック32の一端が接続されて
いる。また、ブロック32の他端には鉛直軸O21まわり
に回動可能な平行四辺形リンク(機構)33が接続され
ている。平行四辺形リンク33の4つのアーム33a〜
33dは紙面に垂直な回転軸O22〜O25まわりに回動可
能に連結されている。アーム33aとアーム33bには
図示しないガススプリングが接続されている。アーム3
3dには鉛直な回転軸O26まわりに回動可能なシャフト
36が接続されている。上記シャフト36の下端には、
上記回転軸O26と直交する回転軸O27まわりに回動可能
に鏡体支持用アーム37が接続されている。鏡体支持用
アーム37の下端には、上記各回転軸O26,O27とそれ
ぞれ直角をなす回転軸O28まわりに回動可能に鏡体12
が接続されている。そして、鏡体12にはグリップ17
が配設され、このグリップ17にはフリースイッチ25
が配設されている。
【0040】架台の細部についてさらに説明すると、図
7において示すように、ブロック32には、支柱31に
対するブロック32の回動を電気的に規制可能な電磁ブ
レーキ29aと、そのブロック32に対するアーム33
aの回動を電気的に規制可能な電磁ブレーキ29bが配
設されている。また、平行四辺形リンク33を構成する
アーム33aには、アーム33aに対するアーム33b
の回動を電気的に規制可能な電磁ブレーキ29cが配設
されている。さらに、アーム33dには、そのアーム3
3dに対するシャフト36の回動を電気的に規制可能な
電磁ブレーキ29dが配設されている。シャフト36の
下端にはそのシャフト36に対するアーム37の回動を
電気的に規制可能な電磁ブレーキ29eが配設されてい
る。アーム37の下端には、そのアーム37に対する鏡
体12の回動を規制可能な電磁ブレーキ29fが配設さ
れている。
【0041】次に、図8に基づいて、手術用顕微鏡の電
気系の構成を説明する。フリースイッチ25は、前述し
た如く、鏡体12のグリップ17に設けられており、そ
してこれは制御部26に電気的に接続されている。上記
制御部26は、上記駆動回路30a,30b,30c,
30dと電気的に接続されている。そして、上記電磁ブ
レーキ29aは駆動回路30aに電気的に接続され、電
磁ブレーキ29bは駆動回路30bに電気的に接続さ
れ、電磁ブレーキ29cは駆動回路30cに電気的に接
続され、残る3つの電磁ブレーキ29d〜29fは駆動
回路30dに電気的に接続されている。
【0042】また、制御部26には、フリースイッチ2
5の入力信号に対して時間差を持って駆動回路30a,
30b,30c,30dヘ順次遅延した信号を出力する
ために遅延回路41b〜41dが搭載されている。そし
て、上記フリースイッチ25は、駆動回路30a、遅延
回路41b〜41dにそれぞれ電気的に接続されてい
る。また、遅延回路41b,41c,41dにはそれぞ
れ駆動回路30b,30c,30dが電気的に接続され
ている。
【0043】次に、上記遅延回路41b〜41dの詳細
を図9に従い説明する。この遅延回路は、点42aで2
つのラインに分割されており、一方のラインはAND回
路Fの一方の入力端子に接続されている。もう一方のラ
インは可変抵抗とコンデンサーで構成される第1の回路
Dに接続されている。第1の回路Dの時定数は調節可能
である。そして、第1の回路Dはコンパレーター回路E
と電気的に接続され、コンパレーター回路Eは上記AN
D回路Fの他方の入力端子に接続されている。
【0044】(作用)この第2の実施形態の手術用顕微
鏡装置において、手術中、鏡体12を移動する場合、術
者がグリップ17を握る手の指で、フリースイッチ25
の操作釦を押す。すると、図11での出力波形に従い、
全ての電磁ブレーキ29a,29b,29c,29d,
29e,29fについてのブレーキ作用(制動)が同時
に解除する。
【0045】そして、電磁ブレーキ29aのブレーキ作
用が解除されると、ブロック32が支柱31に対して鉛
直軸O20まわりに回動可能になる。また、電磁ブレーキ
29bのブレーキ作用が解除されると、平行四辺形リン
ク33がブロック32に対して鉛直軸O21まわりに回動
可能になる。従って、鏡体12は鉛直軸O20,O21まわ
りの回動の組み合わせにより水平面内を移動可能にな
る。
【0046】また、電磁ブレーキ29cのブレーキ作用
が解除されると、平行四辺形リンク33が変形可能にな
り、アーム33aに対してアーム33dが上下動可能な
状態になり、従って、鏡体12も上下動可能になる。そ
して、これらの2方向の回動の組み合わせと、1方向の
上下動により、鏡体12は3次元的に移動可能な状況に
なる。
【0047】一方、電磁ブレーキ29dが解除される
と、平行四辺形リンク33のアーム33dに対してシャ
フト36が鉛直軸O26まわりに回動可能になる。また、
電磁ブレーキ29eが解放されると、アーム37がシャ
フト36に対して、回転軸O27まわりに回動可能にな
る。さらに、電磁ブレーキ29fが解放されると、鏡体
支持用のアーム37に対して鏡体12は回転軸O28まわ
りに回動可能になる。すなわち、上記水平面内の移動と
上下動と合わせて、鏡体12は6自由度の動きが可能と
なる。
【0048】次に、鏡体12の固定方法とこれに連動す
る作用について説明する。まず、術者はグリップ17を
握り、フリースイッチ25を押しながら所望の位置まで
鏡体12を移動させ、フリースイッチ25を離す。する
と、図11で示す出力信号波形に従い、駆動回路30a
への駆動信号の出力が最初に停止され、電磁ブレーキ2
9aが固定(制動)し、支柱31に対するブロック32
の回動を阻止する。この駆動回路30aへの信号出力停
止に対して、図11に示す所定の時間差H,Iで、それ
ぞれ駆動回路30b,30cへの信号出力が停止され、
電磁ブレーキ29b,29cの順で固定される。すなわ
ち鏡体12に対して遠位の電磁ブレーキから順次固定し
ていく。
【0049】そして、電磁ブレーキ29aによる固定
時、回転軸O20まわりに生じる振動は、電磁ブレーキ2
9b,29d,29fがまだ固定されていないため、回
転軸O21,O26,O28まわりの回動により鏡体12まで
の間で吸収される。次に、電磁ブレーキ29bによる固
定時、回転軸O21まわりに生じる振動は、電磁ブレーキ
29d,29fが固定されていないため、回転軸O26,
O28まわりの回動により鏡体12までの間で吸収され
る。同様に、電磁ブレーキ29cによる固定時、回転軸
O22まわりに生じる振動は、電磁ブレーキ29eが固定
されてないので、回転軸O27まわりの回動により鏡体1
2までの間で吸収される。
【0050】さらに駆動回路30cへの信号出力停止に
対して、図11に示す所定の時間差Jをもって駆動回路
30dへの信号出力を停止する。すなわち、鏡体12に
対して近位の電磁ブレーキ29d〜29fを最後に固定
する。しかし、電磁ブレーキ29d〜29fの固定によ
り回転軸O26〜O28まわりに生じる鏡体12の振動はす
でに回転軸O21,O26〜O28まわりの回動により吸収さ
れているために小さくなっており、かつ鏡体12と回転
軸O26〜O28との距離が短いことから振動の振幅が小さ
い。従って、鏡体12の移動・固定により生じる振動を
小さく抑えることが可能であり、鏡体12の振動の減衰
時間を短縮することができる。
【0051】次に、手術用顕微鏡の電気系における出力
信号について、図9〜11に従い説明する。図9の中の
点42a,42b,42c,42dでの信号波形は、図
10での39a〜39dで示される。つまり、39aが
点42aでの信号波形、39bが点42bでの信号波
形、39cが点42cでの信号波形、39dが点42d
での信号波形を表す。具体的には、フリースイッチ25
からの入力信号波形39aに対して、信号波形39bは
立上がり(立下がり)時間が遅れる。この遅延時間は第
1の回路Dの時定数を変化させることにより変えられ
る。また、コンパレーター回路Eは、信号波形39bを
信号波形39cのように変形させる。AND回路Fにお
いて信号波形39aと信号波形39cの積をとり、その
出力信号は波形39dのように、出力信号の停止時間が
遅くなった波形になる。
【0052】各遅延回路41b〜41dの時定数やコン
パレーター回路Eの基準電圧を変えることにより、遅延
する時間を変えられるので、電磁ブレーキ29a〜29
fを時間差を持って順次固定できる。
【0053】図11は制御回路26から駆動回路30a
〜30dへ入力される信号の例を示すものである。40
eはフリースイッチ25からの入力信号の波形を表し、
40a,40b,40c,40dはそれぞれ駆動回路3
0a,30b,30c,30dへの入力信号の波形を表
す。信号波形40bは信号波形40aに対して時間差
H、信号波形40cは信号波形40bに対して時間差
I、信号波形40dは信号波形40cに対して時間差J
だけ信号の停止時間が遅れている。
【0054】(効果)第2の実施形態では、鏡体12に
対して遠位の電磁ブレーキから順次固定していき、鏡体
12に近位の電磁ブレーキを最後に固定するので、鏡体
12に生じる振動の振幅を小さくできる。よって、前述
した第1実施形態に対して、図5の振動波形38bの初
期振幅をより小さくすることが可能であり、振動収束時
間の短縮につながる。また、演算回路を使用しなくて
も、本実施形態のような回路構成により、前述した第1
実施形態の制御回路と同等の機能を有する制御回路を簡
便に実現することができる。
【0055】尚、本発明は前述した各実施形態のものに
限定されるものではない。上述した実施形態の架台は平
行四辺形リンクを利用したものであるが、平行四辺形リ
ンクを用いないで、例えば、回動アームやスライドアー
ムを連設した方式のものにも適用できる。そして、上述
した説明によれば、以下の事項、及び各事項の任意の組
み合わせのものが得られる。
【0056】<付記> 1.鏡体と、複数の機素を連結して構成され、各機素の
相対的な動きにより上記鏡体を移動可能に支持する架台
と、上記各機素の相対的な動きを阻止する固定状態とそ
の機素の動きを許容する解除状態が得られる複数の制動
手段と、上記各制動手段の動作を制御する制御手段とを
具備し、上記制御手段は2つ以上の制動手段を固定状態
とするとき、時間差をもって固定させるべく制御を行う
ことを特徴とする手術用顕微鏡。 2.鏡体と、複数の機素を連結して構成され、上記各機
素の相対的な動きにより上記鏡体を移動可能に支持する
架台と、上記各機素の相対的な動きを阻止する固定状態
とその機素の動きを許容する解除状態が得られる複数の
制動手段と、上記鏡体の振動を検出する振動検出手段
と、上記各制動手段の動作を制御する制御手段とを具備
し、上記制御手段は上記振動検出手段からの信号に基づ
いて2つ以上の制動手段を固定状態とするとき、時間差
をもって固定させるべく制御を行うことを特徴とする手
術用顕微鏡。
【0057】3.上記制御手段は、上記2つ以上の制動
手段の中で、上記架台における機素の連鎖の支持台(基
部)側に位置して配設された制動手段のものを先に上記
鏡体側に位置して配設された制動手段を後に時間差をも
って固定させるべく制御を行うことを特徴とする付記第
1,2項に記載の手術用顕微鏡。 4.上記制御手段は、上記2つ以上の制動手段の中で、
上記鏡体を上下、水平方向に移動(粗動)させる機素に
ついての制動手段を先に上記鏡体を傾斜(傾動)させる
機素についての制動手段を後に時間差をもって固定すべ
く制御することを特徴とする付記第1〜3項に記載の手
術用顕微鏡。 5.上記制御手段は、上記2つ以上の制動手段を時問差
をもって固定動作すべく制御する演算回路を備えている
ことを特徴とする付記第1〜4項に記載の手術用顕微
鏡。 6.上記制御手段は、上記2つ以上の制動手段を時間差
をもって固定動作すべく制御する遅延回路を備えている
ことを特徴とする付記第1〜5項に記載の手術用顕微
鏡。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御手段により複数の制動手段を時間差をもって固定する
ことにより、鏡体の移動・固定により生じる振動を小さ
く抑えることが可能であり、鏡体の振動の減衰時間を短
縮することができる。これによって、手術用顕微鏡を用
いた手術時間が短縮でき、患者や医師の疲労を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る手術用顕微鏡全体の側面
図である。
【図2】上記手術用顕微鏡の架台における上方支持部材
の部分を図1の矢印a方向から見た回転軸O1 を含む部
分を通る縦断面図である。
【図3】上記手術用顕微鏡の架台における下方支持部材
の部分を図1の矢印b方向から見た回転軸O5 を含む部
分を通る縦断面図である。
【図4】上記手術用顕微鏡の電気系の構成の説明図であ
る。
【図5】上記手術用顕微鏡の振動減衰動作の説明図であ
る。
【図6】上記手術用顕微鏡の鏡体の加速度に対する時間
差の関係を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態に係る手術用顕微鏡全体の側面
図である。
【図8】上記手術用顕微鏡の鏡体の部分と電気系の構成
の説明図である。
【図9】上記手術用顕微鏡の電気系における遅延回路の
説明図である。
【図10】上記手術用顕微鏡の電気回路の出力信号の信
号波形図である。
【図11】上記手術用顕微鏡の制御回路から駆動回路へ
入力される信号の波形図である。
【符号の説明】
1…支柱、2…第1の平行四辺形リンク、3…第2の平
行四辺形リンク、12…鏡体、16a,16b,16c
…電磁ブレーキ、16d,16e,16f…電磁ブレー
キ、21…制御部、22a…駆動回路、22b…駆動回
路、25…フリースイッチ、24…加速度センサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡体と、複数の機素を連結して構成され、
    各機素の相対的な動きにより上記鏡体を移動可能に支持
    する架台と、上記各機素の相対的な動きを阻止する固定
    状態とその機素の動きを許容する解除状態が得られる複
    数の制動手段と、上記各制動手段の動作を制御する制御
    手段とを具備し、 上記制御手段は2つ以上の制動手段を固定状態とすると
    き、時間差をもって固定させるべく制御を行うことを特
    徴とする手術用顕微鏡。
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