JP2000106247A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2000106247A
JP2000106247A JP10278634A JP27863498A JP2000106247A JP 2000106247 A JP2000106247 A JP 2000106247A JP 10278634 A JP10278634 A JP 10278634A JP 27863498 A JP27863498 A JP 27863498A JP 2000106247 A JP2000106247 A JP 2000106247A
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socket
fitting
transmission line
connection
temperature measuring
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Withdrawn
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JP10278634A
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English (en)
Inventor
Tsujihiko Yasuda
辻彦 安田
Akiyoshi Sakano
章祥 阪野
Hitoaki Asai
仁昭 浅井
Katsumi Nakano
克美 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Sukegawa Kogyo Kk
Aisin Corp
Original Assignee
Chubu Sukegawa Kogyo Kk
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続作業が容易となって、容易に接続作業を
自動化できるとともに、摩耗に対する接続端子の耐久性
も向上し、さらに、接続端子のメンテナンスも容易とな
るコネクタを提供すること。 【解決手段】 コネクタ100は、測温素子と結線され
る接続端子26を保持して、測温部材2側に配設される
測温側ソケット11と、伝送線と結線される接続端子5
6を保持し、保持装置3側に配設される伝送線側ソケッ
ト41と、を備える。ソケット11・41は、接続端子
26・56と、端子26・56を保持したソケット本体
12・42と、を備える。ソケット本体12・42は、
案内面24c・53aを有して相互に嵌合可能な嵌合凸
部23と嵌合凹部53とを備える。接続端子26・56
は、嵌合凸部・凹部の嵌合時に相互に当接させて接続さ
せる接合面26b・56bを、本体12・42の表面に
露出させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱電対等の測温素
子の接続用に使用され、鋳造金型等の測温部材側に配設
される測温側ソケットと、測温部材と別の部材の、例え
ば、測温部材を保持する保持装置側に配設される伝送線
側ソケットと、を備えて構成されるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム等のダイカスト鋳造
に使用する金型の温度を測定する場合には、金型側に熱
電対等の測温素子が配設されていた。
【0003】そして、コネクタとしては、金型側に配設
されて測温素子に接続される測温側ソケットと、この測
温側ソケットに接続されて、検出器に連結される伝送線
を結線させた伝送線側ソケットと、から構成されていた
(実開昭63−113630号公報等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコネク
タでは、伝送線側ソケットが、雄型ソケットとして、ピ
ンからなる接続端子を、+−の2極に対応させるよう
に、2本突設させて構成され、測温側ソケットが、雌型
ソケットとして、2本のピンをそれぞれ挿入可能な凹部
からなる接続端子を備えて構成されていた。
【0005】すなわち、従来のコネクタでは、接続時、
雄型ソケットの2本のピンを雌型ソケットの凹部に位置
合わせして深く挿入させなければ、導通状態に確実に接
続させることができないことから、接続作業に手間がか
かり、ロボット等を利用した接続作業の自動化を行ない
難かった。
【0006】また、雄型ソケットの2本のピンを雌型ソ
ケットの凹部に位置合わせして挿入して接続することか
ら、接続端子が摩耗し易く、耐久性に改善の余地があっ
た。さらに、分解等しなければ、雌型ソケットの凹部の
摩耗状態を目視しできず、メンテナンスにも手間がかか
っていた。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、接続作業が容易となって、容易に接続作業を自動化
できるとともに、摩耗に対する接続端子の耐久性も向上
し、さらに、接続端子のメンテナンスも容易となるコネ
クタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコネクタ
は、測温素子と結線される接続端子を保持して、測温部
材側に配設される測温側ソケットと、伝送線と結線され
て前記測温側ソケットの前記接続端子と接続される接続
端子を保持し、前記測温部材と別の別部材側に配設され
る伝送線側ソケットと、を備えて構成されるコネクタで
あって、前記測温側・伝送線側ソケットが、それぞれ、
前記接続端子と、該接続端子を保持したソケット本体
と、を備えて構成され、前記測温側・伝送線側ソケット
の各々の前記ソケット本体に、相互に嵌合可能な嵌合凸
部と嵌合凹部とがそれぞれ形成されるとともに、前記嵌
合凸部と前記嵌合凹部との少なくとも一方が、嵌合時に
他方を案内する案内面を備え、前記測温側・伝送線側ソ
ケットの前記接続端子が、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部
との嵌合時に相互に当接させて接続させる接合面を、前
記各ソケット本体の表面に露出させて、前記各ソケット
本体に保持されていることを特徴とする。
【0009】そして、前記測温側・伝送線側ソケットの
対応する前記接続端子の少なくとも一方は、前記ソケッ
ト本体に対して、弾性体に支持させて、移動可能に保持
させることが望ましい。
【0010】また、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との一
方の嵌合面は、磁性体から形成し、他方の嵌合面は、永
久磁石から形成することが望ましい。
【0011】さらに、前記永久磁石は、前記伝送線側ソ
ケットの側に配置させることが望ましい。
【0012】さらにまた、前記測温側・伝送線側ソケッ
トの前記ソケット本体の少なくとも一方は、前記測温部
材若しくは前記別部材に対して、弾性体に支持させて、
移動可能に保持させることが望ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明に係るコネクタでは、接続時、測
温側・伝送線側ソケットの各々の嵌合凸部と嵌合凹部と
を嵌合させれば、測温側・伝送線側ソケットの各々の接
続端子の接続面相互を当接させて接続させることができ
る。
【0014】そして、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合は、
嵌合凸部と嵌合凹部の少なくとも一方に、嵌合を案内す
る案内面が設けられているため、測温側・伝送線側ソケ
ットの相対的な接近に伴って、円滑に行なわれ、さら
に、接続端子相互の接続面が、各ソケット本体の表面に
露出されているため、単に、相互に当接する態様だけ
で、確実に接続される。
【0015】そのため、測温側・伝送線側ソケットを相
対的に相互接近させるだけで、複雑な動作を行なわなく
とも、極めて簡単に接続端子相互を接続させることがで
きることから、接続作業を容易に自動化することができ
る。
【0016】また、測温側・伝送線側ソケットの各々の
接続端子の接続面が、それぞれ、ソケット本体の表面に
露出させて配設されており、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌
合時、接続面相互が摺動を抑えて単に当接して接続され
ることから、接続時の接続面の摩耗を抑えることができ
る。
【0017】さらに、測温側・伝送線側ソケットの各々
の接続端子の接続面が、それぞれ、ソケット本体の表面
に露出して配設されているため、分解しなくとも、それ
ぞれの接続面を目視し易く、メンテナンスが容易とな
る。
【0018】したがって、本発明に係るコネクタでは、
接続作業が容易となって、容易に接続作業を自動化でき
るとともに、摩耗に対する接続端子の耐久性も向上し、
さらに、接続端子のメンテナンスも容易にすることがで
きる。
【0019】また、測温側・伝送線側ソケットの対応す
る接続端子の少なくとも一方を、ソケット本体に対し
て、弾性体に支持させて、移動可能に保持させれば、他
方の接続端子の接続面が傾いていても、一方の接続端子
が弾性体を圧縮させて、その一方の接続端子の接続面
を、傾斜した接続面に対応させて当接させることがで
き、接続面相互の接続状態を安定させることができる。
【0020】さらに、嵌合凸部と嵌合凹部との一方の嵌
合面を、磁性体から形成し、他方の嵌合面を永久磁石か
ら形成すれば、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合が、磁力を
利用して、円滑かつ確実に行なわれることとなる。
【0021】さらにまた、永久磁石は、伝送線側ソケッ
トの側に配置させておけば、永久磁石の寿命を延ばすこ
とが可能となる。すなわち、測温部材側は、高温になり
易く、そのような高温部位に永久磁石が配設されておれ
ば、寿命が低下してしまうからである。
【0022】さらにまた、測温側・伝送線側ソケットの
ソケット本体の少なくとも一方を、測温部材若しくは別
部材に対して、弾性体に支持させて、移動可能に保持さ
せれば、他方のソケットが傾いていても、一方のソケッ
トが弾性体を圧縮させて、接続端子の接続面を他方の接
続端子の接続面に対応させて当接させることができ、接
続面相互の接続状態を安定させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0024】実施形態のコネクタ10は、図1に示すよ
うに、エンジンブロック等の鋳造品を鋳造するための金
型2が順次移送される鋳造ライン1において、測温部材
としての金型2の温度を測定する際に使用するものであ
り、金型2側に配設される測温側ソケット11と、金型
2と別部材となって金型2を保持可能な傾動装置3側や
離型装置4側に配設される伝送線側ソケット41と、を
備えて構成されている。
【0025】なお、鋳造ライン1は、注湯後の凝固・離
型等を行なう第1ステーションS1と、鋳造品の離型後
における金型2に対して、離型剤塗布等の作業を順次行
なう第2ステーションS2・第3ステーションS3・第
4ステーションS4と、注湯後の凝固・離型等を行なう
第4ステーションS4と、を備えて構成され、金型2を
測温する箇所は、注湯後の凝固・離型等を行なう第1ス
テーションS1としている。
【0026】この第1ステーションS1での作業の概略
を説明すると、まず、傾動装置3が、固定治具5によっ
て、金型2を固定すると同時に、伝送線側ソケット41
に測温側ソケット11を接続させて、伝送線側ソケット
41に結線されている伝送線8と接続された図示しない
検出器によって測温作業を行なう。ついで、傾動装置3
によって金型2が傾動して溶湯が型内に注入される。そ
してその後、金型2が傾動装置3から離脱され、金型2
側の測温側ソケット11と傾動装置3の伝送線側ソケッ
ト41との接続が解除される。その後、金型2は傾動し
た状態で移動し、この間に溶湯が凝固される。そして、
離型装置4が、固定治具6によって、金型2を固定する
と同時に、伝送線側ソケット41に測温側ソケット11
を接続させ、この箇所でも、測温作業がなされる。その
後、金型2を型開きさせて鋳造品を離型させ、型閉じ
後、金型2が、離型装置4から離脱すると同時に、ソケ
ット11・41の接続を解除させて、順次、第2ステー
ションS2に移行することとなる。
【0027】金型2側に配設される測温側ソケット11
は、図2・4〜6に示すように、+−の2極に対応した
2つの接続端子26と、各接続端子26を保持するソケ
ット本体12と、から構成されている。
【0028】ソケット本体12は、耐熱性と耐衝撃性を
有したセラミック製として、それぞれ略長方形板状とし
て、表面側(接続時の伝送線側ソケット41の側をい
う)に配置される組付プレート13と、裏面側に配置さ
れる押えプレート19と、を備えて構成されている。
【0029】組付プレート13は、表面側の中央付近
に、2つの端子用孔14・14を並設させて開口させて
いる。各端子用孔14は、組付プレート13の表面側で
長円形状に開口する小径部14aと、小径部14aと連
通し、小径部14aの長手方向で長く延びて組付プレー
ト13の裏面側で開口する大径部14bと、を備えて構
成されている。端子用孔14の小径部14aと大径部1
4bとの段差面は、接続端子26の後述する鍔部26c
・26dの抜け止めを図る規制面13aとしている。
【0030】また、組付プレート13は、2つの端子用
孔14・14の周囲の4箇所に開口する貫通孔15を備
えている。各貫通孔15は、組付プレート13の表面側
で円形に開口する小径部15aと、小径部15aと連通
して小径部15aより大径として組付プレート13の裏
面側で開口する大径部15bと、を備えて構成されてい
る。小径部15aと大径部15bとの段差面は、後述す
るピン24の大径部24aの抜け止めを図る規制面13
bとしている。
【0031】さらに、組付プレート13は、四隅に、押
えプレート19と連結するための段差面を有した取付孔
16を備えている。さらにまた、組付プレート13は、
裏面側における端子用孔14の周縁に、シース線7の元
部7aを収納保持する収納凹部17を備えて構成されて
いる。なお、シース線7は、先端側を金型2内に埋設さ
せるとともに、その先端部位に、図示しない測温素子と
しての熱電対を配設させている。
【0032】押えプレート19は、四隅に、組付プレー
ト13の各取付孔16に対応して、段差面を有した取付
孔20を備え、さらに、組付プレート13の収納凹部1
7に対応して、シース線7の元部7aを収納保持する収
納凹部21を備えて構成されている。
【0033】各接続端子26は、それぞれ、組付プレー
ト13の端子用孔14における小径部14aに挿入可能
な長円形で厚肉の板状とした本体部26aと、大径部1
4bに挿入可能に、本体部26aの長手方向の両端から
延びる鍔部26c・26dと、を備えて、構成されてい
る。各本体部26aの組付プレート13から露出する表
面側は、伝送線側ソケット41の後述する接続端子56
と当接して接続させる接続面26bとしている。実施形
態の場合、この接続面26bは、接続方向に落ち込んだ
り、あるいは、傾斜するような移動を可能とするよう
に、後述するばね部材27で押し上げられるように付勢
されて、組付プレート13の表面側から突出している。
【0034】また、各接続端子26の一方の鍔部26c
には、シース線27の所定の極側に結線されるリード線
29がねじ30を利用して、接続されている。
【0035】なお、2組の接続端子26・リード線29
は、それぞれ、シース線27の先端に配設された熱電対
の使用材料であるクロメル・アルメル等とそれぞれ同じ
材料から形成されている。
【0036】また、各接続端子26の本体部26aの裏
面側には、接続端子26を移動可能に支持するための弾
性体として、板ばねからなる断面略ク字形のばね部材2
7が、スポット溶接等で溶接されている。
【0037】組付プレート13の各貫通孔15に組み付
けられるピン24は、鋼等の磁性材料から形成され、貫
通孔15の大径部15bに嵌合される大径部24aと、
貫通孔15の小径部15aから先端を突出させる円柱状
の小径部24bと、を備えて構成されている。この小径
部24bにおける組付プレート13から突出する部位
が、接続端子26・56相互の接続を案内する際の嵌合
凸部23を構成することとなる。なお、小径部24bの
先端周縁は、後述する嵌合凹部53内に侵入し易いよう
に、弧面とした案内面24c(図7参照)を形成してい
る。
【0038】そして、各端子用孔14に、それぞれ、シ
ース線7を結線させた接続端子26を配設させ、各貫通
孔15にそれぞれピン24を配設させた状態で、各接続
端子26のばね部材27と各ピン24の大径部24aの
底面を押えプレート19で押えるように、組付プレート
13に押えプレート19を配置させて、相互の取付孔1
6・20に取付ボルト32を挿通させて、各ボルト32
にナット33を螺合させれば、測温側ソケット11を組
み立てることができる。
【0039】傾動装置3側や離型装置4側に配設される
伝送線側ソケット41は、図3〜6に示すように、2つ
の接続端子56と、各接続端子56を保持するソケット
本体42と、から構成されている。
【0040】ソケット本体42は、ソケット本体12と
同様に、耐熱性と耐衝撃性を有したセラミック製とし
て、それぞれ略長方形板状として、表面側(接続時の測
温側ソケット11の側をいう)に配置される組付プレー
ト43と、裏面側に配置される押えプレート49と、を
備えて構成されている。
【0041】組付プレート43は、組付プレート13と
同様に、表面側の中央付近に、2つの端子用孔44・4
4を並設させて開口させ、各端子用孔44は、組付プレ
ート43の表面側で長円形状に開口する小径部44a
と、小径部44aと連通し、小径部44aの長手方向で
長く延びて組付プレート43の裏面側で開口する大径部
44bと、を備えて構成されている。そして、端子用孔
44の小径部44aと大径部44bとの段差面は、接続
端子56の後述する鍔部56c・56dの抜け止めを図
る規制面43aとしている。
【0042】また、組付プレート43は、2つの端子用
孔44・44の周囲の4箇所に開口する貫通孔45を備
えている。各貫通孔45は、組付プレート43の表面側
の周縁が、小径部45aとして、測温側ソケット11の
嵌合凸部23を嵌合させる嵌合凹部53を構成する部位
となり、貫通孔45の表面側の周縁には、テーパ面とし
た案内面53a(図7参照)が形成されている。また、
各貫通孔45における組付プレート43の裏面側周縁に
は、大径部45bとして、後述する円柱状の永久磁石5
4の一部が嵌合されている。小径部45aと大径部45
bとの段差面は、永久磁石54の抜け止めを図る規制面
43bとしている。
【0043】さらに、組付プレート43は、四隅に、押
えプレート49と連結するための段差面を有した取付孔
46を備えている。さらにまた、組付プレート43は、
裏面側における端子用孔44の周縁に、伝送線8の元部
8aを収納保持する収納凹部47を備えて構成されてい
る。なお、伝送線8は、先端側を傾動装置3から離し
て、測温作業を行なう図示しない検出器に結線させてい
る。
【0044】押えプレート49は、四隅に、組付プレー
ト43の各取付孔46に対応して、段差面を有した取付
孔50を備え、さらに、組付プレート43の収納凹部4
7に対応して、伝送線8の元部8aを収納保持する収納
凹部51を備えて構成されている。また、押えプレート
49は、組付プレート43の各貫通孔45における大径
部45bに対応する位置に、4つの円柱状に凹んだ組付
孔52を備えて構成されている。
【0045】各接続端子56は、接続端子26と同様
に、それぞれ、組付プレート43の端子用孔44におけ
る小径部44aに挿入可能な長円形で厚肉の板状とした
本体部56aと、大径部44bに挿入可能に、本体部5
6aの長手方向の両端から延びる鍔部56c・56d
と、を備えて、構成されている。各本体部56aの組付
プレート43から露出する表面側は、測温側ソケット1
1の接続端子26における接続面26bと当接して接続
される接続面56bとしている。実施形態の場合、この
接続面56bも、接続面26bと同様に、接続方向に落
ち込んだり、あるいは、傾斜するような移動を可能とす
るように、後述するばね部材57で押し上げられるよう
に付勢されて、組付プレート43の表面側から突出して
いる。
【0046】また、各接続端子56の一方の鍔部56c
には、伝送線8の所定の極側に結線されるリード線59
がねじ60を利用して、接続されている。
【0047】なお、2組の接続端子56・リード線59
は、それぞれ、接続される接続端子26の使用材料であ
るクロメル・アルメル等とそれぞれ同じ材料から形成さ
れている。
【0048】また、各接続端子56の本体部56aの裏
面側には、接続端子56を移動可能に支持するための弾
性体として、板ばねからなる断面略ク字形のばね部材5
7が、スポット溶接等で溶接されている。
【0049】永久磁石54は、押えプレート49の各組
付孔52に嵌合される円柱状としている。
【0050】そして、各端子用孔44に、それぞれ、伝
送線8を結線させた接続端子56を配設させ、各組付孔
52に永久磁石54を配設させて、各接続端子56のば
ね部材57を押えプレート49で押え、永久磁石54を
組付プレート43の規制面43bで押えるように、組付
プレート43に押えプレート49を配置させて、相互の
取付孔46・50に取付ボルト62を挿通させて、各ボ
ルト62にナット63を螺合させれば、伝送線側ソケッ
ト41を組み立てることができる。
【0051】上記のように組み立てた測温側ソケット1
1と伝送線側ソケット41とは、それぞれ、支持ブラケ
ット35・65に連結保持させて、それぞれの支持ブラ
ケット35・65を金型2や傾動装置3・離型装置4に
取付固定すれば、測温側ソケット11と伝送線側ソケッ
ト41とを、所定の金型2や傾動装置3・離型装置4に
それぞれ配設させることができる。
【0052】そして、実施形態では、鋳造ライン1での
第1ステーションS1で、注湯された状態の金型2が、
順次、傾動装置3や離型装置4に固定されて、測温側ソ
ケット11に対して伝送線側ソケット41が接近して、
図4〜6に示すように、測温側・伝送線側ソケット11
・41の各々の嵌合凸部23と嵌合凹部53とが嵌合さ
れて、測温側・伝送線側ソケット11・41の各々の接
続端子26・56の接続面26b・56b相互が当接さ
れ、測温側・伝送線側ソケット11・41相互が接続さ
れて、金型2が測温されることとなる。なお、既述した
ように、金型2は、離型後には、第1ステーションS1
を経て、順次、第2ステーションS2へ移行することと
なる。
【0053】そして、実施形態の場合、嵌合凸部23と
嵌合凹部53とに、嵌合を案内する案内面24c・53
aが設けられているため、測温側・伝送線側ソケット1
1・41の相対的な接近に伴って、案内面24c・53
a相互が接触して、嵌合凸部23と嵌合凹部53との相
互の位置や接続端子26・56の接続面26b・56b
の位置が僅かにずれていても、案内面24c・53aの
相互の摺動によって修正されつつ、嵌合凸部23の先端
面23aが嵌合凹部53の底面53bに当接して、嵌合
凸部23と嵌合凹部53との嵌合が、円滑に行なわれ、
さらに、接続端子26・56相互の接続面26b・56
bが、各ソケット本体12・42の表面に露出されてい
るため、単に、相互に当接する態様だけで、ソケット1
1・41相互が確実に接続される。
【0054】そのため、測温側・伝送線側ソケット11
・41を相対的に相互接近させるだけで、複雑な動作を
行なわなくとも、極めて簡単に接続端子26・56相互
を接続させることができることから、実施形態のよう
に、接続解除を含めた接続作業を容易に自動化すること
ができる。
【0055】また、実施形態では、測温側・伝送線側ソ
ケット11・41の各々の接続端子26・56の接続面
26b・56bが、それぞれ、ソケット本体12・42
の表面に露出させて配設されており、嵌合凸部23と嵌
合凹部53との嵌合時、接続面26b・56b相互が摺
動を抑えて単に当接して接続されることから、接続時の
接続面26b・56bの摩耗を抑えることができる。
【0056】さらに、測温側・伝送線側ソケット11・
41の各々の接続端子26・56の接続面26b・56
bが、それぞれ、ソケット本体12・42の表面に露出
して配設されているため、分解しなくとも、それぞれの
接続面26b・56bを目視し易く、メンテナンスが容
易となる。
【0057】したがって、実施形態のコネクタ10で
は、接続作業が容易となって、容易に接続作業を自動化
できるとともに、摩耗に対する接続端子26・56の耐
久性も向上し、さらに、接続端子26・56のメンテナ
ンスも容易にすることができる。
【0058】なお、実施形態では、嵌合凸部23と嵌合
凹部53との嵌合を案内する案内面24c・53aを、
嵌合凸部23と嵌合凹部53との両方に設けた場合を示
したが、嵌合凸部23と嵌合凹部53との一方だけに、
嵌合を案内するための案内面を設けても良い。案内面
は、テーパ面や弧面等から形成すれば良い。
【0059】さらにまた、実施形態では、測温側ソケッ
ト11に嵌合凸部23を設け、伝送線側ソケット41に
嵌合凹部53を設けた場合を示したが、測温側ソケット
11に嵌合凹部53を設け、伝送線側ソケット41に嵌
合凸部23を設けても良い。さらに、嵌合凸部23と嵌
合凹部53とを配設する数は、接続端子26・56の接
続面26b・56bの位置決めが容易なように、嵌合凸
部23・嵌合凹部53の横断面が円形であれば、実施形
態のように、2組以上の複数組設け、嵌合凸部23・嵌
合凹部53の横断面が異形であれば、嵌合時、接続面2
6b・56bに沿う方向へのソケット11・41の移動
が規制されるため、1組でも良い。
【0060】さらに、実施形態では、接続端子26・5
6の接続面26b・56bが、ともにソケット本体12
・42から突出して、露出するように構成されている
が、接続前に、目視できれば、一方の接続面を僅かにソ
ケット本体から凹ませるように配設させても良い。ただ
し、実施形態のように、ともに接続面26b・56bを
ソケット本体12・42から突出させるように配設する
場合には、側面からでも接続面26b・56bを目視で
きるため、メンテナンス作業に好ましい。
【0061】また、実施形態では、測温側・伝送線側ソ
ケット11・41の各接続端子26・56が、ソケット
本体12・42に対して、ばね部材に支持されて、移動
可能に保持されており、例えば、ソケット11がソケッ
ト41に対して正対せずに傾いていても、ばね部材27
・57を圧縮させて、接続端子26・56の接続面26
b・56bを対応させて当接させることができ、接続面
26b・56b相互の接続状態を安定させることができ
る。
【0062】なお、実施形態では、測温側・伝送線側ソ
ケット11・41の接続端子26・56が、共に、ばね
部材27・57で支持された場合を示したが、一方の接
続端子だけが、ばね部材で支持されるように構成しても
良い。また、接続端子を支持する弾性体としては、板ば
ねからなるばね部材27・57ばかりでなく、コイルば
ねからなるばね部材や、ゴム状弾性を有したゴム片や軟
質合成樹脂片等を利用した弾性体で、接続端子を支持す
るように構成しても良い。
【0063】さらに、実施形態では、嵌合凸部23の嵌
合面を構成する小径部24bを備えたピン24を、磁性
材料である鋼製として、嵌合凹部53の嵌合面における
底面53bに配置される部位に、永久磁石54を配設さ
せており、嵌合凸部23と嵌合凹部53との嵌合が、凸
部先端面23aと凹部底面53bとの吸着によって、円
滑かつ確実に行なわれることとなる。勿論、嵌合凸部2
3側のピン24を永久磁石で構成し、嵌合凹部53の底
面53b側を鉄等の磁性材料から形成しても良い。
【0064】さらにまた、永久磁石54は、伝送線側ソ
ケット41の側に配置させておけば、永久磁石54の寿
命を延ばすことが可能となる。すなわち、測温部材であ
る金型2側は、400℃程度の高温になり易く、そのよ
うな高温部位に永久磁石54が配設されておれば、寿命
が低下してしまうからである。
【0065】さらに、接続端子26・56の接続面26
b・56b相互の接続状態を安定させるため、図7・8
に示すコネクタ100ように、構成しても良い。すなわ
ち、測温側・伝送線側ソケット11・41の各々のソケ
ット本体12・42を、それぞれ、金型2と傾動装置3
とに対して、コイルばね70や板ばね、あるいは、ゴム
状弾性を有するゴム・軟質合成樹脂等の弾性体に支持さ
せて、接続方向Xやその接続方向と直交する方向Yに移
動可能に保持させても良い。このように構成すれば、ソ
ケット11・41相互が、相対的に傾斜していたり、Y
方向に位置をずらしていても、コイルばね70がそのず
れを吸収し、接続端子26・56の相互の接続面26b
・56bを面接触させることが可能となり、一層、接続
面26b・56b相互の接続状態を安定させることがで
きる。なお、図例では、各支持ブラケット35・65と
金型2や傾動装置3との間に、バランス良く、四隅にコ
イルばね70を配設させて構成したが、ソケット本体1
2・42と支持ブラケット35・65との間にコイルば
ね70等の弾性体をバランス良く配設さえても良い。ま
た、図例では、ソケット本体12・42の両方に、弾性
体70を配設場合を示したが、一方だけに、弾性体70
を配設させても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のコネクタが使用される鋳
造ラインを示す概略斜視図である。
【図2】同実施形態の測温側ソケットの正面図である。
【図3】同実施形態の伝送線側ソケットの正面図であ
る。
【図4】同実施形態のコネクタにおける接続時の側面図
である。
【図5】同実施形態のコネクタにおける接続時の縦断面
図であり、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合部位を示す。
【図6】同実施形態のコネクタにおける接続時の縦断面
図であり、接続端子部位を示す。
【図7】同実施形態の変形例を示す横断面図であり、接
続前の状態を示す。
【図8】同実施形態の変形例を示す横断面図であり、接
続後の状態を示す。
【符号の説明】
2…(測温部材)金型、 3…(別部材)傾動装置、 4…(別部材)離型装置、 7…シース線、 8…伝送線、 10・100…コネクタ、 11…測温側ソケット、 12…ソケット本体、 23…嵌合凹部、 24…(磁性体)ピン、 24c…案内面、 26…接続端子、 26b…接続面、 27…(弾性体)ばね部材、 41…伝送線側ソケット、 42…ソケット本体、 53…嵌合凹部、 53a…案内面、 54…永久磁石、 56…接続端子、 57…(弾性体)ばね部材、 70…(弾性体)コイルばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 仁昭 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 中野 克美 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 2F056 GA06 5E021 FA03 FA14 FA16 FB07 FB13 FC07 FC31 FC36 HA01 HA03 HA07 HA10 HC26 HC27 JA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測温素子と結線される接続端子を保持し
    て、測温部材側に配設される測温側ソケットと、伝送線
    と結線されて前記測温側ソケットの前記接続端子と接続
    される接続端子を保持し、前記測温部材と別の別部材側
    に配設される伝送線側ソケットと、を備えて構成される
    コネクタであって、 前記測温側・伝送線側ソケットが、それぞれ、前記接続
    端子と、該接続端子を保持したソケット本体と、を備え
    て構成され、 前記測温側・伝送線側ソケットの各々の前記ソケット本
    体に、相互に嵌合可能な嵌合凸部と嵌合凹部とがそれぞ
    れ形成されるとともに、 前記嵌合凸部と前記嵌合凹部との少なくとも一方が、嵌
    合時に他方を案内する案内面を備え、 前記測温側・伝送線側ソケットの前記接続端子が、前記
    嵌合凸部と前記嵌合凹部との嵌合時に相互に当接させて
    接続させる接合面を、前記各ソケット本体の表面に露出
    させて、前記各ソケット本体に保持されていることを特
    徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記測温側・伝送線側ソケットの対応す
    る前記接続端子の少なくとも一方が、前記ソケット本体
    に対して、弾性体に支持されて、移動可能に保持されて
    いることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 嵌合凸部と前記嵌合凹部との一方の嵌合
    面が、磁性体から形成され、他方の嵌合面が永久磁石か
    ら形成されていることを特徴とする請求項1若しくは請
    求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記永久磁石が、前記伝送線側ソケット
    の側に配置されていることを特徴とする請求項3記載の
    コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記測温側・伝送線側ソケットの前記ソ
    ケット本体の少なくとも一方が、前記測温部材若しくは
    前記別部材に対して、弾性体に支持されて、移動可能に
    保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4
    に記載のコネクタ。
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JP2004264216A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 温度測定装置
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KR20160076808A (ko) * 2014-12-23 2016-07-01 주식회사 디알텍 케이블 커넥터

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