JP2000106027A - ランプソケットの取付構造 - Google Patents

ランプソケットの取付構造

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JP2000106027A
JP2000106027A JP27683298A JP27683298A JP2000106027A JP 2000106027 A JP2000106027 A JP 2000106027A JP 27683298 A JP27683298 A JP 27683298A JP 27683298 A JP27683298 A JP 27683298A JP 2000106027 A JP2000106027 A JP 2000106027A
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socket
lamp
lamp socket
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mounting
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Tomoyuki Ono
登茂之 小野
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電ばねと器具本体の取付部間のトラッキン
グ発生を防止出来て、蛍光ランプ等を過大な回転力を加
えてもボディから突設された取付脚が破損しにくく、安
定してソケット本体を保持出来るランプソケットの取付
構造を提供すること。 【解決手段】 ソケット本体1の表面側に蛍光ランプ等
のランプピンが挿通される挿通孔21を有し、ソケット
本体1内の該挿通孔21後方に同ランプピンに接触する
導電ばね4、4を相対向させて配設して成るランプソケ
ットを、器具本体の取付部5にその導電ばね4、4が略
垂直となるよう装着するランプソケットの取付構造であ
る。取付部5を、ソケット本体1裏面の少なくとも外周
縁上部との間に隙間が形成されるよう凹所6を設けて形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯等のランプ
ピンを保持し電気的接続を行うランプソケットの取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図9に示す如く、ソケット本
体1の表面側に蛍光ランプF等のランプピンGが挿通さ
れる挿通孔21を有し、ソケット本体1内の該挿通孔2
1後方に、該ランプピンGに接触する導電ばね4、4を
相対向させて配設して成るランプソケットがある。
【0003】この場合、ソケット本体1は、一面が開口
した略箱状で、その底部にランプピンが挿通される挿通
孔21を有する合成樹脂製のボディ2と、ボディ2に固
定されてボディの開口を閉止する合成樹脂製の絶縁カバ
ー3とを備えている。また、導電ばね4、4は、ソケッ
ト本体1の挿通孔21後方に、その基端部にリード線が
接続されて収納されている(図示せず)。
【0004】上記のランプソケットは、図10に示すよ
うに、例えば蛍光灯照明器具である器具本体Aの、安定
器B及び端子台Cを被覆するカバーを兼用したソケット
取付金具D、及び器具本体Aの内側面Eの取付部に、導
電ばね4、4が略垂直となるよう配設され装着されるこ
とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の蛍光
灯照明器具においては、例えば天井面に器具本体Aの裏
面が直接取り付けられた場合、天井材上面から流下する
水滴等により、ソケット取付金具D、又は器具本体Aの
内側面Eの取付部とソケット本体1の導電ばね4、4と
の間にて、合成樹脂の絶縁物がトラッキングを生ずるこ
とが想定される。したがって、前もってこのトラッキン
グにより発熱及び発火に至る恐れが有るか否かを確認す
る試験規格として、例えば国際電気標準会議(通常IE
Cと略称されている)にて定める試験規格がある。
【0006】詳しくは、この試験規格は、所定の交流電
圧をランプソケットの導電ばね4、4と器具本体Aの取
付部との間に印加して、図11に示すように、水酸化ア
ンモニウム水溶液Hを、リード線の接続された導電ばね
4、4の基端部に所定数滴下して、合成樹脂製のソケッ
ト本体1の絶縁物を挟んで、導電ばね4、4と器具本体
の取付部との間にてトラッキングの発生の有無を確認す
るものである。すなわち、図12に示す器具本体Aの回
路構成において、交流電源電圧ACを印加したときにソ
ケット本体1の導電ばね4、4間(図中示すR、R間)
に発生する交流電圧(この場合、アースN間との電位差
298Vが発生)に見合う電圧を、蛍光ランプF、Fを
外してアースNを器具本体Aに接続した状態にて印加
し、水酸化アンモニウム水溶液Hを滴下するものであ
る。なお、図中に示す、Cmは進相コンデンサ、Cnは
雑音防止コンデンサ、Csは始動用コンデンサである。
【0007】本出願人は、上記試験規格の条件によるト
ラッキング発生の防止のため、特願平8−306681
として、例えば図13に示すように、上記の取付部及び
ソケット本体1の絶縁カバー3の少なくとも一方の絶縁
カバー3の外周縁の近傍の位置に少なくとも3箇所の突
出部Iを形成して、その取付部と絶縁カバー3との間に
隙間Jを設けたランプソケットの取付構造を提案してい
る。
【0008】ところで、上記の如く、ソケット本体1の
外周縁の近傍の位置に突出部Iを形成してソケット本体
1を装着した場合、取付部とは突出部I先端のみ当接さ
れて器具本体Aに固着されることとなる。その結果、例
えばランプピンGをランプソケットに挿入し、蛍光ラン
プF等を過大な回転力を加えてランプソケットに装着し
た場合に、合成樹脂製のボディ2から一体に突設され
た、ランプソケット接合用の取付脚22が破損するとい
う問題があった。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、導電ばねと器具本体の取
付部間のトラッキング発生を防止出来て、蛍光ランプ等
を過大な回転力を加えてもボディから突設された取付脚
が破損しにくく、安定してソケット本体を保持出来るラ
ンプソケットの取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のランプソケットの取付構造は、ソケ
ット本体の表面側に蛍光ランプ等のランプピンが挿通さ
れる挿通孔を有し、ソケット本体内の該挿通孔後方に同
ランプピンに接触する導電ばねを相対向させて配設して
成るランプソケットを、器具本体の取付部にその導電ば
ねが略垂直となるよう装着するランプソケットの取付構
造において、取付部を、ソケット本体裏面の少なくとも
外周縁上部との間に隙間が形成されるよう凹所を設けて
形成して成る。
【0011】したがって、この場合、その表面側の、蛍
光ランプ等のランプピンが挿通される挿通孔後方に、同
ランプピンに接触する導電ばねが相対向させて配設され
たソケット本体を、その導電ばねが略垂直となるよう器
具本体の取付部に装着されるランプソケットが、ソケッ
ト本体裏面の少なくとも外周縁上部との間に、取付部に
設けられた凹所による隙間をもって取り付けられる。
【0012】また、請求項2記載のランプソケットの取
付構造は、請求項1記載の凹所を、ランプソケットの導
電ばねの略間隔寸法を離隔させ配設している。
【0013】したがって、この場合、ソケット本体裏面
の隙間がランプソケットの導電ばねの略間隔寸法だけ離
隔形成される。
【0014】また、請求項3記載のランプソケットの取
付構造は、請求項1又は2記載の凹所を、ソケット本体
裏面の外周縁下部まで延設させている。
【0015】したがって、この場合、ソケット本体裏面
の隙間がソケット本体裏面の外周縁下部まで形成され
る。
【0016】また、請求項4記載のランプソケットの取
付構造は、ソケット本体の表面側に蛍光ランプ等のラン
プピンが挿通される挿通孔を有し、ソケット本体内の該
挿通孔後方に同ランプピンに接触する導電ばねを相対向
させて配設して成るランプソケットを、器具本体の取付
部にその導電ばねが略垂直となるよう装着するランプソ
ケットの取付構造において、取付部を、ソケット本体裏
面の外周縁上部の、ランプソケットの導電ばね間の同取
付部表裏に連通する連通孔を設けて形成している。
【0017】したがって、この場合、その表面側の、蛍
光ランプ等のランプピンが挿通される挿通孔後方に、同
ランプピンに接触する導電ばねが相対向させて配設され
たソケット本体を、その導電ばねが略垂直となるよう器
具本体の取付部に装着されるランプソケットが、取付部
の、ソケット本体裏面の外周縁上部の同取付部表裏に連
通するよう設けられた連通孔にて、ソケット本体ランプ
ソケットの導電ばね間に隙間をもつように取り付けられ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の請求項
1に対応する第1の実施の形態を示し、図5、6は、本
発明の請求項2及び3に対応する第2の実施の形態を示
し、図7は、本発明の請求項4に対応する第3の実施の
形態を示している。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態のランプソケットの取付構造を示す図で、(a)
は正面図、(b)は側面図である。図2は、同ランプソ
ケットの取付構造を示す斜視図である。図3は、同ラン
プソケットの取付構造のランプソケット本体を下面側か
ら見た分解斜視図である。図4は、同ランプソケットの
取付構造の取付部の説明図である。
【0020】この実施の形態のランプソケットの取付構
造は、ソケット本体1の表面側に蛍光ランプ等のランプ
ピンが挿通される挿通孔21を有し、ソケット本体1内
の該挿通孔21後方に同ランプピンに接触する導電ばね
4、4を相対向させて配設して成るランプソケットを、
器具本体の取付部5にその導電ばね4、4が略垂直とな
るよう装着するランプソケットの取付構造において、取
付部5を、ソケット本体1裏面の少なくとも外周縁上部
との間に隙間が形成されるよう凹所6を設けて形成して
成る。
【0021】詳しくは、このランプソケットの取付構造
は、例えば従来の技術の項にて示した、蛍光灯照明器具
の器具本体の、安定器及び端子台を被覆するカバーを兼
用したソケット取付金具、及び器具本体の内側面等の取
付部5に、導電ばね4、4が略垂直となるよう配設され
装着される構造で、図1、2に示す如く、ランプソケッ
トのソケット本体1と、上記取付金具に設けられた取付
部5とによって構成される。
【0022】ソケット本体1は、図3に示すように、ボ
ディ2と、絶縁カバー3と、導電ばね4、4とを有す
る。ボディ2は絶縁性であり、一面が開口した略箱状で
底面に挿通孔21を有する。この場合、ボディ2の両側
面にスナップ型の一対の取付脚22を延出して、先端に
抜止め突起23を設けている。
【0023】絶縁カバー3は、ボディ2に装着されてボ
ディ2の開口を閉止する。導電ばね4、4は、ボディ2
内に収納されて挿通孔21から挿入されたランプピンに
接触するとともに基端にリード線(図示せず)が接続さ
れる。
【0024】取付部5は、図4(a)に示す如く、ソケ
ット本体1の絶縁カバー3側との間に隙間が形成される
よう、凹所6を設けてソケット本体1を取付けている。
この場合、凹所6は、ソケット本体1裏面の外周縁上部
に設けられ、その深さを少なくとも0.6mm以上とし
ている。また取付部5には、ソケット本体1の取付脚2
2を取り付ける一対の孔51を形成している。一対の孔
51は取付脚22の間隔よりも狭い間隔をなし、取付脚
22を挿入すると取付脚22が若干撓んで挿入され、そ
の樹脂弾性により復元すると抜止め突起23が貫通側の
孔51の端部に抜止め係止する。なお、この取付部5
は、従来の技術の項にて説明した器具本体Aの下面に設
けられた安定器カバーの一部であるソケット取付金具
D、及び器具本体Aの内側面Eを兼用している。
【0025】上記の構成によるランプソケットの取付構
造は、その表面側の、蛍光ランプ等のランプピンが挿通
される挿通孔21後方に、同ランプピンに接触する導電
ばね4、4が相対向させて配設されたソケット本体1
を、その導電ばね4、4が略垂直となるよう器具本体の
取付部5に装着されるランプソケットが、取付部5に設
けられた凹所6にてソケット本体1裏面の少なくとも外
周縁上部との間に隙間をもって取り付けられる。そし
て、例えばランプソケットの導電ばね4、4と器具本体
の取付部5間に所定の交流電圧を印加して、導電ばね
4、4の基端部に水酸化アンモニウム水溶液を50滴滴
下しても、この隙間からソケット本体1下方に水酸化ア
ンモニウム水溶液が流下し、導電ばね4、4と器具本体
の取付部5間にて合成樹脂製のソケット本体の絶縁物の
トラッキングの発生が無かった。また、ランプソケット
に挿入された蛍光ランプを過大な回転力を加えてもボデ
ィ2から突設された取付脚22へは応力が加わりにくく
したがって、破損しにくいものとなる。
【0026】したがって、以上説明したランプソケット
の取付構造によると、その表面側の、蛍光ランプ等のラ
ンプピンが挿通される挿通孔21後方に、同ランプピン
に接触する導電ばね4、4が相対向させて配設されたソ
ケット本体1を、その導電ばね4、4が略垂直となるよ
う器具本体の取付部5に装着されるランプソケットが、
ソケット本体1裏面の少なくとも外周縁上部との間に、
取付部5に設けられた凹所6による隙間をもって取り付
けられるので、導電ばね4、4と器具本体の取付部5間
のトラッキング発生を防止出来、また、蛍光ランプ等を
過大な回転力を加えてもボディ2から突設された取付脚
22を破損しにくくさせることが出来る。
【0027】なお、本発明は、取付部5の凹所6の形状
は、上記の図4(a)に示されたもの以外に、例えば、
図4(b)に示すように、ソケット本体1より巾広とし
たもの等、各種形態のものを含む。
【0028】[第2の実施の形態]図5は、第2の実施
の形態の同ランプソケットの取付構造を示す説明図であ
る。図6は、同ランプソケットの取付構造の取付部の説
明図である。
【0029】この実施の形態のランプソケットの取付構
造は、取付部5の凹所の構成のみが第1の実施の形態と
異なるもので、他の構成部材は第1の実施の形態のもの
と同一で、該実施の形態のランプソケットの取付構造
は、凹所61、61を、ランプソケットの導電ばね4、
4の略間隔寸法を離隔させ配設している。また、該実施
の形態のランプソケットの取付構造は、凹所61、61
を、ソケット本体1裏面の外周縁下部まで延設させても
いる。
【0030】詳しくはこのものの器具本体の取付部5
は、図5に示す如く、ソケット本体1裏面に、ランプソ
ケットの導電ばね4、4の略間隔寸法だけ離隔し、また
外周縁下部まで連なって隙間が形成されるよう、縦長の
細い凹所61、61を2つ離隔させて設けて、導電ばね
4、4が略垂直となるソケット本体1をよう装着してい
る。
【0031】上記の構成のランプソケットの取付構造に
て、ランプソケットの導電ばね4、4と器具本体の取付
部5間に所定の交流電圧を印加して、導電ばね4、4の
基端部に水酸化アンモニウム水溶液を50滴滴下して
も、水酸化アンモニウム水溶液がこの離隔した隙間から
ソケット本体1下方に分離して流下し、導電ばね4と器
具本体の取付部5間にて合成樹脂製のソケット本体の絶
縁物のトラッキングの発生が無かった。
【0032】したがって、以上説明したランプソケット
の取付構造によると、ソケット本体1裏面の隙間がラン
プソケットの導電ばね4、4の略間隔寸法だけ離隔形成
されるので、水酸化アンモニウム水溶液を導電ばね4、
4の基端部に滴下しても、この離隔した隙間に沿って分
離し流下することとなり、導電ばね4、4と器具本体の
取付部5間のトラッキングをより発生しにくく出来る。
また、この場合、ソケット本体1裏面の隙間がソケット
本体1裏面の外周縁下部まで形成されるので、ソケット
本体1下方まで水酸化アンモニウム水溶液の流下をガイ
ドすることが出来、以て、導電ばね4、4と器具本体の
取付部5間のトラッキングを更に発生しにくく出来ると
いう効果を奏する。
【0033】なお、本発明は、取付部5の凹所の形状
は、上記の図5に示されたもの以外に、例えば、図6
(a)に示すようにソケット本体1裏面の外周縁下部に
て凹所62、62を合流させたもの、図6(b)に示す
ように、凹所63、63をソケット本体1裏面の上部に
て外周縁外側に向けたもの、また、図6(c)に示すよ
うに導電ばねの略間隔寸法を離隔させることなくソケッ
ト本体1裏面の外周縁下部まで凹所64を延設させたも
の等、各種形態のものを含む。
【0034】[第3の実施の形態]図7は、第3の実施
の形態の同ランプソケットの取付構造を示す説明図であ
る。
【0035】この実施の形態のランプソケットの取付構
造は、取付部5の構成のみが第1の実施の形態と異なる
もので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一
で、該実施の形態のランプソケットの取付構造は、ソケ
ット本体1の表面側に蛍光ランプ等のランプピンが挿通
される挿通孔21を有し、ソケット本体1内の該挿通孔
21後方に同ランプピンに接触する導電ばね4、4を相
対向させて配設して成るランプソケットを、器具本体の
取付部5にその導電ばね4、4が略垂直となるよう装着
するランプソケットの取付構造において、取付部5を、
ソケット本体1裏面の外周縁上部の、ランプソケットの
導電ばね4、4間の同取付部5表裏に連通する連通孔7
を設けて形成している。
【0036】詳しくはこのものの器具本体の取付部5
は、図7に示すように、同取付部5に装着されるランプ
ソケットが、取付部5の、ソケット本体1裏面の外周縁
上部の同取付部表裏に連通するよう設けられた連通孔7
にて、ソケット本体1ランプソケットの導電ばね4、4
間に隙間をもつように取り付けられる。その結果、ラン
プソケットの導電ばね4、4と器具本体の取付部5間に
所定の交流電圧を印加して、導電ばね4、4の基端部に
水酸化アンモニウム水溶液を50滴滴下しても、水酸化
アンモニウム水溶液がこの連通孔7からソケット本体1
の裏面側に流下し、導電ばね4と器具本体の取付部5間
にて合成樹脂製のソケット本体の絶縁物のトラッキング
の発生が無かった。
【0037】したがって、以上説明したランプソケット
の取付構造によると、その表面側の、蛍光ランプ等のラ
ンプピンが挿通される挿通孔21後方に、同ランプピン
に接触する導電ばね4、4が相対向させて配設されたソ
ケット本体1を、その導電ばね4、4が略垂直となるよ
う器具本体の取付部5に装着されるランプソケットが、
取付部5の、ソケット本体1裏面の外周縁上部の同取付
部表裏に連通するよう設けられた連通孔7にて、ソケッ
ト本体1ランプソケットの導電ばね4、4間に隙間をも
つように取り付けられるので、導電ばね4、4と器具本
体の取付部5間のトラッキング発生を防止出来、また、
蛍光ランプ等を過大な回転力を加えてもボディ2から突
設された取付脚22を破損しにくくさせることが出来
る。
【0038】なお、上記の説明において、ソケット本体
を、ボディの両側面にスナップ型の一対の取付脚22を
延出して、先端に抜止め突起23を設けて取付部5に装
着するもののみを例示して説明したが、本発明は、その
もののみに限定するものでなく、例えば、図8に示すよ
うに、ソケット本体1を器具本体の取付部5の裏面側か
ら固定孔52に挿通される固定ねじ(図示せず)にて螺
着し、絶縁カバー3の裏面に形成した突起(図示せず)
を取付部5に穿設した係合孔53に係合させ回り止めし
て装着するものであっても良い。この場合、絶縁カバー
3の裏面に固定孔52周縁が密着するように、凹所65
は固定孔52を避けた形状に形成している。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載のラ
ンプソケットの取付構造は、その表面側の、蛍光ランプ
等のランプピンが挿通される挿通孔後方に、同ランプピ
ンに接触する導電ばねが相対向させて配設されたソケッ
ト本体を、その導電ばねが略垂直となるよう器具本体の
取付部に装着されるランプソケットが、ソケット本体裏
面の少なくとも外周縁上部との間に、取付部に設けられ
た凹所による隙間をもって取り付けられるので、導電ば
ねと器具本体の取付部間のトラッキング発生を防止出
来、また、蛍光ランプ等を過大な回転力を加えてもボデ
ィから突設された取付脚を破損しにくくさせることが出
来る。
【0040】また、請求項2記載のランプソケットの取
付構造は、請求項1記載のものの効果に加え、ソケット
本体裏面の隙間がランプソケットの導電ばねの略間隔寸
法だけ離隔形成されるので、水酸化アンモニウム水溶液
を導電ばねの基端部に滴下しても、この離隔した隙間に
沿って分離し流下することとなり、導電ばねと器具本体
の取付部間のトラッキングをより発生しにくく出来る。
【0041】また、請求項3記載のランプソケットの取
付構造は、請求項1又は2記載のものの効果に加え、ソ
ケット本体裏面の隙間がソケット本体裏面の外周縁下部
まで形成されるので、ソケット本体下方まで水酸化アン
モニウム水溶液の流下をガイドすることが出来、以て、
導電ばねと器具本体の取付部間のトラッキングを更に発
生しにくく出来るという効果を奏する。
【0042】また、請求項4記載のランプソケットの取
付構造は、その表面側の、蛍光ランプ等のランプピンが
挿通される挿通孔後方に、同ランプピンに接触する導電
ばねが相対向させて配設されたソケット本体を、その導
電ばねが略垂直となるよう器具本体の取付部に装着され
るランプソケットが、取付部の、ソケット本体裏面の外
周縁上部の同取付部表裏に連通するよう設けられた連通
孔にて、ソケット本体ランプソケットの導電ばね間に隙
間をもつように取り付けられるので、導電ばねと器具本
体の取付部間のトラッキング発生を防止出来、また、蛍
光ランプ等を過大な回転力を加えてもボディから突設さ
れた取付脚を破損しにくくさせることが出来る。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のランプソケットの
取付構造を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図2】同ランプソケットの取付構造を示す斜視図であ
る。
【図3】同ランプソケットの取付構造のランプソケット
本体を下面側から見た分解斜視図である。
【図4】同ランプソケットの取付構造の取付部の説明図
である。
【図5】第2の実施の形態の同ランプソケットの取付構
造を示す説明図である。
【図6】同ランプソケットの取付構造の取付部の説明図
である。
【図7】第3の実施の形態の同ランプソケットの取付構
造を示す説明図である。
【図8】本発明のランプソケットの取付構造の別の実施
例を示す説明図である。
【図9】ランプソケットの説明図である。
【図10】器具本体の説明図である。
【図11】トラッキング試験状態の説明図である。
【図12】器具本体の点灯回路の説明図である。
【図13】本発明の従来例であるランプソケットの取付
構造を示す側面図である。
【符号の説明】 1 ソケット本体 21 挿通孔 4 導電ばね 5 取付部 6 凹所 61、62、63 凹所 7 連通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット本体の表面側に蛍光ランプ等の
    ランプピンが挿通される挿通孔を有し、ソケット本体内
    の該挿通孔後方に同ランプピンに接触する導電ばねを相
    対向させて配設して成るランプソケットを、器具本体の
    取付部にその導電ばねが略垂直となるよう装着するラン
    プソケットの取付構造において、 取付部を、ソケット本体裏面の少なくとも外周縁上部と
    の間に隙間が形成されるよう凹所を設けて形成して成る
    ことを特徴とするランプソケットの取付構造。
  2. 【請求項2】 凹所を、ランプソケットの導電ばねの略
    間隔寸法を離隔させ配設したことを特徴とする請求項1
    記載のランプソケットの取付構造。
  3. 【請求項3】 凹所を、ソケット本体裏面の外周縁下部
    まで延設したことを特徴とする請求項1又は2記載のラ
    ンプソケットの取付構造。
  4. 【請求項4】 ソケット本体の表面側に蛍光ランプ等の
    ランプピンが挿通される挿通孔を有し、ソケット本体内
    の該挿通孔後方に同ランプピンに接触する導電ばねを相
    対向させて配設して成るランプソケットを、器具本体の
    取付部にその導電ばねが略垂直となるよう装着するラン
    プソケットの取付構造において、 取付部を、ソケット本体裏面の外周縁上部の、ランプソ
    ケットの導電ばね間の同取付部表裏に連通する連通孔を
    設けて形成したことを特徴とするランプソケットの取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040024975A (ko) * 2002-09-18 2004-03-24 안금순 형광등용 소켓
CN102913782A (zh) * 2011-08-04 2013-02-06 欧司朗股份有限公司 发光模块

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