JP2000105505A - 湿式現像装置 - Google Patents

湿式現像装置

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JP2000105505A
JP2000105505A JP33366398A JP33366398A JP2000105505A JP 2000105505 A JP2000105505 A JP 2000105505A JP 33366398 A JP33366398 A JP 33366398A JP 33366398 A JP33366398 A JP 33366398A JP 2000105505 A JP2000105505 A JP 2000105505A
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latent image
developer
carrier
doctor blade
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JP33366398A
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English (en)
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Toru Nakano
徹 仲野
Tsutomu Sasaki
努 佐々木
Noriyasu Takeuchi
則康 竹内
Takeo Tsukamoto
武雄 塚本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスにおける異常な電流漏洩等
を防止するとともに、一定量の液体現像剤を均一に現像
剤担持体に塗布し、安定した画質を保つことにより現像
後の画質の安定性を向上させることができる湿式現像装
置を提供する。 【解決手段】 誘電性キャリア液中に顕像化微粒子を分
散した液体現像剤90を、塗布ローラ42を用いて現像
ベルト44上に塗布して、液体現像剤90の薄層を該現
像ベルト44上に形成し、静電潜像を表面に形成した感
光体1に該現像ベルト44上に形成した液体現像剤90
の薄層を接触させ、該現像ベルト44上の液体現像剤9
0を該感光体1上の静電潜像に転写して、該感光体1上
の静電潜像を現像し、該塗布ローラ42に塗布する液体
現像剤90の量を規制する規制手段を有している湿式現
像装置において、硬度が該塗布ローラ42の硬度より低
く、かつ、体積抵抗率が10Ωm以上であるドクター
ブレード47を用いて、液体現像剤90の塗布量を規制
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の湿式画像形成装置に用いられる湿
式現像装置に係り、詳しくは、キャリア液中に顕像化微
粒子を分散した液体現像剤を、塗布ローラを用いて現像
剤担持体上に塗布して、液体現像剤の薄層を該現像剤担
持体上に形成し、静電潜像を表面に形成した潜像担持体
に該現像剤担持体上に形成した液体現像剤の薄層を接触
させ、該現像剤担持体上の液体現像剤を該潜像担持体上
の静電潜像に転写して、該潜像担持体上の静電潜像を現
像し、該塗布ローラに塗布する液体現像剤の量を規制す
る規制手段を有している湿式現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湿式画像形成装置に用いら
れている湿式現像装置は、現像剤担持体上に薄層化して
塗布された液体現像剤を、潜像担持体表面に接触させ
て、静電潜像を顕像化する。現像剤担持体上に液体現像
剤を均一な層厚で塗布するには、一般的に塗布ローラと
してグラビアロールが用いられ、液体現像剤規制部材と
してドクターブレードが用いられている。ドクターブレ
ードによって、グラビアロールに塗布される液体現像剤
の塗布量が規制され、一定となる。そして、グラビアロ
ールによって、現像剤担持体上に液体現像剤を一定量塗
布し、画像濃度を保つことができる。グラビアロールと
ドクターブレードとを比較すると、グラビアロールの方
が高価であり、かつ、交換も難しい。そこで、ドクター
ブレードの硬度は、グラビアロール表面の硬度よりも低
く設定して、グラビアロールの摩耗を防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ドクターブ
レードの硬度をグラビアロール表面の硬度よりも低くす
ることによって、ドクターブレードの先端が摩耗し、削
り粉が生じていた。ドクターブレードとしては、一般的
に剛性や耐久性の面から導電性の金属材料が使用されて
いるため、上記削り粉である微小な破片は導電性を有し
ており、高電圧を用いる電子写真プロセスにおいて、異
常な電流漏洩等の原因となっていた。この異常な電流漏
洩等は画像品質そのものを劣化させるのみならず、潜像
担持体としての感光体等に悪影響を及ぼし、最悪の場合
には感光層を破壊してしまうおそれがあった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、電子写真プロセスに
おける異常な電流漏洩等を防止するとともに、一定量の
液体現像剤を均一に現像剤担持体に塗布し、安定した画
質を保つことにより現像後の画質の安定性を向上させる
ことができる湿式現像装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、キャリア液中に顕像化微粒子を
分散した液体現像剤を、塗布ローラを用いて現像剤担持
体上に塗布して、液体現像剤の薄層を該現像剤担持体上
に形成し、静電潜像を表面に形成した潜像担持体に該現
像剤担持体上に形成した液体現像剤の薄層を接触させ、
該現像剤担持体上の液体現像剤を該潜像担持体上の静電
潜像に転写して、該潜像担持体上の静電潜像を現像し、
該塗布ローラに塗布する液体現像剤の量を規制する規制
手段を有している湿式現像装置において、液体現像剤の
塗布量を規制する該規制手段が、ドクターブレードであ
って、該ドクターブレードの硬度が該塗布ローラの硬度
より低く、かつ、該ドクターブレードの体積抵抗率が1
Ωm以上であることを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の湿式現像装
置において、上記ドクターブレードの、少なくとも上記
塗布ローラと接触する部分が、液体現像剤を構成する樹
脂材料と同じ材質の樹脂によって被覆されていることを
特徴とするものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の湿式現像装
置において、上記ドクターブレードは少なくとも2種類
の部材で構成されており、少なくとも上記塗布ローラと
当接する部材が、該塗布ローラの硬度より低く、且つ、
体積抵抗率が10Ωm以上であることを特徴とするも
のである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の湿式現像装
置において、上記ドクターブレードの、上記塗布ローラ
と当接する部材は、交換可能であることを特徴とするも
のである。
【0009】請求項5の発明は、キャリア液中に顕像化
微粒子を分散した液体現像剤を、塗布ローラを用いて現
像剤担持体上に塗布して、液体現像剤の薄層を該現像剤
担持体上に形成し、静電潜像を表面に形成した潜像担持
体に該現像剤担持体上に形成した液体現像剤の薄層を接
触させ、該現像剤担持体上の液体現像剤を該潜像担持体
上の静電潜像に転写して、該潜像担持体上の静電潜像を
現像し、該塗布ローラに塗布する液体現像剤の量を規制
する規制手段を有している湿式現像装置において、液体
現像剤の塗布量を規制する該規制手段が、フィルム部材
を押圧部材によって該塗布ローラに押圧するものであっ
て、該フィルム部材が該塗布ローラの周方向に移動する
ことが可能であることを特徴とするものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の湿式現像装
置において、上記フィルム部材の厚さが5μm以上10
0μm以下であり、かつ、上記フィルム部材の体積抵抗
率が10Ωm以上であることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項7の発明は、請求項5または6の湿
式現像装置において、上記フィルム部材を上記塗布ロー
ラの回転速度に対して遅い速度で移動する機構を備えて
いることを特徴とするものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項5または6の湿
式現像装置において、上記フィルム部材を間欠的に移動
する機構を備えていることを特徴とするものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項5乃至8の湿式
現像装置において、上記フィルム部材の、少なくとも上
記塗布ローラと接触する側の表面が、上記液体現像剤を
構成する樹脂材料と同じ材質の樹脂によって被覆されて
いることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明を湿
式画像形成装置である湿式電子写真複写機(以下単に
「複写機」という)に適用した一実施形態について説明
する。図1は、本実施形態に係る複写機の要部概略構成
図を示す。複写機は、感光体1、帯電ローラ2、露光ユ
ニット3、湿式現像装置4、給紙部5、転写ユニット
6、定着部7及びクリーニングユニット8を備えてい
る。感光体1は帯電ローラ2によって一様に帯電する。
露光ユニット3は、例えば図示しないスキャナ若しくは
図示しないホスト装置から送られた画像データにしたが
って感光体1を露光して、感光体1上に静電潜像を形成
する。
【0015】湿式現像装置4は、貯蔵タンク41、塗布
ローラ42、ドクターブレード43、無端の現像ベルト
44、ベルト駆動ローラ45a、テンションローラ45
b、45c及びベルトクリーニングブレード46を備え
る。貯蔵タンク41は誘電性キャリア液中にトナーを分
散した高粘性の液体現像剤90を貯蔵する。塗布ローラ
42は、例えば図2(a)に示すように中央部の全周に
わたってグラビアパターンが格子状に刻印された溝を有
する刻印部Aと刻印部A両脇の非刻印部Bを備えたグラ
ビアロール60からなり、貯蔵タンク41に貯蔵した液
体現像剤90を現像ベルト44に塗布し、現像ベルト4
4上に液体現像剤90の薄層を形成する。グラビアロー
ル60は、グラビアパターンの凹部の体積に応じた量の
液体現像剤90を担持する。ドクターブレード43はグ
ラビアロール60表面の余分な液体現像剤90を除去す
る。このように、ドクターブレード43を用いることに
より、グラビアロール60は予め定めた一定量の液体現
像剤90を担持することができる。ここで、塗布ローラ
42は、図2(a)に示すように格子状に刻印された刻
印部Aを有するグラビアロール60に限られず、図2
(b)に示すように斜めに刻印された刻印部Cを有する
グラビアロール61であってもよい。
【0016】グラビアロール60は現像ベルト44が裏
側から加圧されていない部分で現像ベルト44に接し、
かつ、現像ベルト44の移動方向と反対方向に回転し
て、現像ベルト44表面に液体現像剤90の薄層を形成
する。ここで、グラビアロール60は、現像ベルト44
の移動方向と反対方向に回転しているので、液体現像剤
90の分離によるリブ等の発生を防止できる。また、グ
ラビアロール60は現像ベルト44が裏側から加圧され
ていない部分で接触しているため、接触状態は現像ベル
ト44の張力で定まり、ラフな精度の取付けであって
も、安定した接触状態を確保することができる。このよ
うに、現像ベルト44上に一定量の液体現像剤90を均
一に塗布することにより、常に均一な濃度で感光体1上
の静電潜像を現像できる。
【0017】現像ベルト44はベルト駆動ローラ45a
及びテンションローラ45b、45cにより一定のテン
ションを保たれた状態で、グラビアロール60によって
表面に形成された液体現像剤90の薄層を感光体1表面
の静電潜像に接触させ、感光体1表面の静電潜像を現像
して可視像であるトナー像を形成する。ベルトクリーニ
ングブレード46は現像処理後に現像ベルト44上に残
留した液体現像剤90を掻き取り、現像ベルト44をク
リーニングする。
【0018】給紙部5は、感光体1上の画像にあわせて
転写紙Pを供給する。転写ユニット6は感光体1上のト
ナー像を転写紙Pに転写する。定着部7は転写紙Pにト
ナー像を定着する。クリーニングユニット8は転写紙P
にトナー像を転写した後に感光体1上に残留した液体現
像剤90をブレード81を用いて掻き取り、回収液槽8
2に溜める。
【0019】図3は、グラビアロール60近傍の拡大図
である。グラビアロール60は、例えば1インチ当り1
50本の溝が刻んであり、周速約200mm/秒で定速
回転している。また、現像剤担持体としての現像ベルト
44は、グラビアロール60と反対の方向に表面移動速
度約140mm/秒で回転している。一般的に、グラビ
アロールによる塗布では、現像ベルトをグラビアロール
の回転方向と反対方向に回転させることにより良好な塗
布が実現可能である。
【0020】次に本実施形態の特徴部について説明す
る。上述したように、ドクターブレード43としては、
硬度がグラビアロール60表面の硬度よりも低いものを
用いるので、摩耗して微小な破片が発生する。この破片
は、液体現像剤90に混入してしまう。そこで、ドクタ
ーブレード43の微小な破片が、液体現像剤90に混入
しても画像形成プロセスにおける異常な電流漏洩、例え
ば感光体1への電流漏洩を防止するために、体積抵抗率
が10Ωm以上である材質のものを用いた。
【0021】〔実施例1〕ドクターブレード43として
体積抵抗率が1012Ωmのウレタンゴム製のものを用
いた。このことにより、グラビアロール60との接触で
摩耗により生じたドクターブレード43の微小な破片が
液体現像剤90の中に混入しても、上記電流漏洩等の不
具合を防止することができる。この結果は持続し、良好
かつ安定な画質を得ることができた。
【0022】また、ドクターブレードとしてウレタンゴ
ムの他に、ドクターブレードの表面を、液体現像剤90
の主成分である樹脂材料と同じ材質の樹脂によって被覆
したものを用いることもできる。図4は、グラビアロー
ル60表面の液体現像剤90が、ドクターブレード47
によって規制されている部分を示した拡大図である。ド
クターブレード47は、少なくともグラビアロール60
と接触する部分を、液体現像剤90の主成分である樹脂
材料と同じ材質の樹脂、例えばポリスチレン系樹脂によ
って被覆した被覆層48を備えた構成になっている。こ
のことによって、グラビアロール60との接触で摩耗に
より生じた被覆層48の微小な破片が液体現像剤90の
中に混入しても、この微小な破片は液体現像剤90を構
成する樹脂と同じ材質であるので、上記電流漏洩等の不
具合を防止することができる。この結果は持続し、良好
かつ安定な画質を得ることができた。
【0023】なお、ドクターブレード47は、表面を液
体現像剤90の主成分である樹脂材料と同じ材質のポリ
スチレン系樹脂によって被覆したが、これに限定される
ものではない。液体現像剤90には主成分が異なる種々
のものがあるので、液体現像剤90の主成分に応じて、
例えばエポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂等によって被覆してもよい。
【0024】〔実施例2〕上記実施例1では、単体の部
材で構成されたドクターブレードについて説明したが、
ドクターブレードを2種類の部材で構成することもでき
る。図5は、2種類の部材によって構成されたドクター
ブレード110の斜視図である。ドクターブレード11
0は、ステンレス金属板111にウレタンゴム112を
接着した構成になっている。また、従来使用されている
ドクターブレードとほぼ同じ大きさとしたので、従来の
湿式現像装置の大幅な改造をすることなく、使用するこ
とができる。液体現像剤90による腐食防止と、グラビ
アロール60に対する接触による剛性を確保するため
に、ステンレス金属板111を用いた。ウレタンゴム1
12は、体積抵抗率が1012Ωmのものを用いた。ま
た、ステンレス金属板111と、ウレタンゴム112と
は、一般的に安価で入手しやすい部材である。そして、
ステンレス金属板111とウレタンゴム112とを、例
えばエポキシ系樹脂の接着剤によって接着した。使用に
よりウレタンゴム112のグラビアロール60との接触
部位が摩耗して、液体現像剤90の塗布量の規制が困難
となった場合には、ドクターブレード110を交換す
る。
【0025】図6は、上記ドクターブレード110によ
って、グラビアロール60表面の液体現像剤90の塗布
量を規制している部分を示した拡大図である。ドクター
ブレード110は、貯蔵タンク41に固定されており、
ウレタンゴム112が、グラビアロール60と接触し
て、液体現像剤90の塗布量を規制する。なお、ドクタ
ーブレード110は摩耗時の交換を容易にするために、
ブラケットやソレノイド等を用いて、グラビアロール6
0に対して接離可能に保持することも可能である。
【0026】上記ドクターブレード110は、ステンレ
ス金属板111とウレタンゴム112とを接着剤によっ
て接着したが、ステンレス金属板にウレタンゴムをネジ
止めすることによって、ウレタンゴムを交換可能に構成
することもできる。図7に示すドクターブレード115
は、ステンレス金属板116にウレタンゴム117をワ
ッシャー付きネジ118によって取り付けた構成となっ
ている。また、従来使用されているドクターブレードと
ほぼ同じ大きさとしたので、従来の湿式現像装置の大幅
な改造をすることなく、使用することができる。ウレタ
ンゴム117がステンレス金属板116に対して取り外
し可能となっているので、使用によりウレタンゴム11
7のグラビアロール60との接触部位が摩耗して、液体
現像剤90の塗布量の規制が困難となった場合には、ウ
レタンゴム117のみを交換する。ステンレス金属板1
16は、引き続き使用することができるため、コストを
低く抑えることができる。
【0027】次に、2種類の部材によって構成されたド
クターブレードの他の例について説明する。図8は、本
例に係るドクターブレード120の斜視図である。ドク
ターブレード120は、フェノール系樹脂121と、塗
布量を規制する部材としてポリアセタール系樹脂122
とにより構成されている。これらの部材は個別に交換で
きるようにするため、互いに接着しない構成とした。ま
た、従来使用されているドクターブレードとほぼ同じ大
きさとしたので、従来の湿式現像装置の大幅な改造をす
ることなく、使用することができる。フェノール系樹脂
121の厚さは、グラビアロール60に対する接触によ
る剛性を十分に確保できる厚さとした。ポリアセタール
系樹脂122は、体積抵抗率が1011〜1012Ωm
である。フェノール系樹脂121とポリアセタール系樹
脂122とは、一般的に安価で入手しやすい部材であ
る。
【0028】図9は、上記ドクターブレード120を貯
蔵タンク41に取り付けたときの、一例の斜視図であ
る。貯蔵タンク41に軸受け131とシール軸受け13
2とが配設されている。また、軸受け131と、シール
軸受け132とに、ブラケット133が配設されてい
る。そして、このブラケット133に、フェノール系樹
脂121とポリアセタール系樹脂122とが、4本のネ
ジ134によって固定されている。ブラケット133の
シャフト部133aの一部が、シール軸受け132を通
って、貯蔵タンク41の外側に突き出ているが、シール
軸受け132によってシールされているので、液体現像
剤90が漏れることはない。そして、シャフト133a
にアーム135が取り付けられ、このアーム135に
は、ソレノイド136が取付けられている。ドクターブ
レード120は、ソレノイド136の動作によって、可
動となっており、ポリアセタール系樹脂122の斜線部
122aがグラビアロール60に対して接触し、液体現
像剤90の塗布量を規制する。使用によりポリアセター
ル系樹脂122のグラビアロール60との接触部位が摩
耗して、液体現像剤90の塗布量の規制が困難となった
場合には、ネジ134を外してポリアセタール系樹脂1
22のみを交換し、再度ネジ134を締め付けて固定す
る。
【0029】図10は、上記ドクターブレード120に
よって、グラビアロール60表面の液体現像剤90の塗
布量を規制している部分を示した拡大図である。ポリア
セタール系樹脂122が、グラビアロール60と接触し
て、液体現像剤90の塗布量を規制する。このとき、ポ
リアセタール系樹脂122は若干弾性変形して、グラビ
アロール60の表面に追従し、液体現像剤90の塗布量
を正確に規制することが可能になっている。
【0030】なお、上記ドクターブレード120は、フ
ェノール系樹脂121とポリアセタール系樹脂122と
を個別に交換できるように、互いに接着しない構成とし
たが、これに限らず、接着する構成とすることもでき
る。この構成の場合には、使用によりポリアセタール系
樹脂122のグラビアロール60との接触部位が摩耗し
て、液体現像剤90の塗布量の規制が困難となったとき
に、ドクターブレード120を交換する。
【0031】〔実施形態2〕次に他の実施形態について
説明する。本実施形態においては、液体現像剤規制部材
として、ドクターブレードではなくフィルム部材を用い
る点が上記実施形態1の構成と異なる。
【0032】〔実施例3〕図11は、実施例3に係るフ
ィルム部材を用いた液体現像剤規制手段の要部概略構成
図を示す。液体現像剤規制手段は、フィルム51、フィ
ルム巻き取りロール52、フィルムロール53、押圧部
材54、フィルム巻き取り用モータ55、減速器56,
タイミングベルト57等により構成されている。この液
体現像剤規制手段を湿式現像装置4の中に単独に設け
た。図12は、液体現像剤90が貯蔵タンク41から汲
み上げられ、グラビアロール60表面でフィルム51に
よって規制されている部分を示した拡大図である。フィ
ルム51は、例えば厚さが約90μmであって、体積抵
抗率が1011Ωmのテフロン製フィルムを用いること
ができる。
【0033】この液体現像剤規制手段によってグラビア
ロール60表面の液体現像剤90を規制するには、フィ
ルム51を裏側から押圧部材54によって押圧し、グラ
ビアロール60に接触させる。そして、このフィルム5
1をフィルム巻き取り用モータ55等によって、例えば
1時間当たり約1mmという十分遅い速度で連続的にグ
ラビアロール60の回転方向と反対方向に移動させ、液
体現像剤90の中でフィルム巻き取りロール52に巻き
取った。
【0034】以上のような構成及び動作によって、グラ
ビアロール60とフィルム51の接触部に、常に新しい
メータリング部位が形成されるため、フィルム51の摩
耗による微小な破片の発生を最小限に抑えることができ
る。また、液体現像剤90を現像ベルト44に対して安
定して塗布することが可能となった。さらに、画像形成
プロセスにおいて異常な電流漏洩等の不具合、例えば感
光体1への電流漏洩が全くなくなり、良好かつ安定な画
像が得られた。
【0035】なお、フィルム部材としては、上記テフロ
ン製フィルムに限られるものではなく、厚さが5μm以
上100μm以下で、体積抵抗率が10Ωm以上のも
のであれば、用いることが可能である。図13は、フィ
ルム部材として、フィルム母材58に、液体現像剤90
を構成する樹脂材料と同じ材質の樹脂、例えばポリスチ
レン系樹脂によって被覆層59を形成したフィルム57
を用いた構成を示す。このフィルム57を使用すること
によって、フィルム57の被覆層59がグラビアロール
60との接触で摩耗して微小な破片が液体現像剤90の
中に混入しても、この微小な破片は液体現像剤90を構
成する樹脂材料と同じものであるために、画像形成プロ
セスにおいて異常な電流漏洩等の不具合を防止すること
ができる。ここで、被覆層59の樹脂材料としてはポリ
スチレン系樹脂に限られるものではなく、液体現像剤9
0を構成する他の樹脂材料であるエポキシ系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等によって被覆して
もよい。
【0036】〔変形例1〕上記実施例3においては、フ
ィルム51を液体現像剤90の中でフィルム巻き取りロ
ール52によって巻き取ったが、液体現像剤90の外部
で巻き取ることもできる。図14(a)に本変形例1に
係る、フィルム51を液体現像剤90の外部で巻き取る
構成を示す。また、図14(b)は、押圧部材本体81
とフィルム51の拡大斜視図である。押圧部材本体81
は、図示しない支持ピンを取付け穴82に通して貯蔵タ
ンク41に固定することによって、取付け穴82を中心
として可動支持される。また、フィルム51は、フィル
ムガイドローラ83と押圧部材84の間に通して図14
(b)に示すようにセットする。そして、押圧部材本体
81を図示しないスプリング又はソレノイド等によっ
て、グラビアロール60に当接付勢する。このことによ
って、フィルム51は、グラビアロール60とメタリン
グ部位80(図14(b)中の斜線部)において接触
し、グラビアロール60表面の液体現像剤90の塗布量
を規制することができる。この構成を採用することによ
って、フィルム51のセット及び交換が容易となり、操
作性とメンテナンス性が向上した。
【0037】〔実施例4〕次に他の実施例について説明
する。本実施例4においては、フィルム部材を巻き取る
ための駆動手段として間欠的なフィルム巻き取り機構を
備えた点が上記実施例3の構成と異なる。上記実施例3
においては、フィルムを1時間あたり約1mmという十
分に遅い速度で巻き取るため、駆動部に大きな減速器を
配設しなければならない。そこで、本実施例4において
は、小型化した駆動手段を提供する。図15に本実施例
4のフィルム間欠巻き取り機構の一例として、ステッピ
ングモータ71とステッピングモータを制御するための
制御手段とを備えた構成を示す。制御手段は、グラビア
ロール60が一回転する毎に一のパルス信号を出力する
回転数検知器72、回転数検知器72のパルス信号をカ
ウントし所定のカウントをしたときにパルス信号を出力
するカウンタ73、カウンタ73からのパルス信号を受
けてステッピングモータ71を所定量だけ回転させるた
めのステッピングモータドライバ74等により構成され
ている。
【0038】回転数検知器72はグラビアロール60が
一回転する毎に一のパルス信号を出力し、そのパルス信
号をカウンタ73でカウントする。カウンタ73はグラ
ビアロール60が一時間回転する毎にカウントアップし
て、一のパルス信号を出力するように設定しておく。本
実施例においては、グラビアロール60の回転数を29
0rpmとしたので、カウンタ73を17400回でカ
ウントアップするように設定し、グラビアロール60が
一時間回転する毎にカウンタ73から一のパルス信号を
出力するようになっている。このカウンタ73からのパ
ルス信号を受けて、ステッピングモータドライバ74は
フィルム51が1mm移動するようにあらかじめ設定し
た制御パルス信号をステッピングモータ71に送り、所
定量だけ回転させる。ステッピングモータ71の回転
は、タイミングベルト75によりフィルム巻き取りロー
ル52に伝達されて、フィルム51を1mm巻き取る。
【0039】以上のような装置構成及び制御動作によ
り、フィルム駆動手段は上記実施例3の場合よりも小さ
くなり、機構は簡単になった。ただし、この構成では、
フィルムを間欠的に移動させるため、比較的、塗布工程
の安定性はおとりがちである。しかし、最終的に記録媒
体に作像される画像品質に対する影響は無視できるほど
非常に小さく、むしろ、駆動機構の簡易さにメリットが
ある。
【0040】また、上記のようにフィルムの移動量は一
時間に約1mmで特に問題はないが、もっと微少量ずつ
フィルムを移動させることもできる。例えばフィルムを
0.1mmずつ移動させるとすれば、ステッピングモー
タ71に減速比1/10の減速器を取り付けて、カウン
タ73を1740回でカウントアップするように設定す
ることによって、グラビアロール60が6分間回転する
毎に0.1mmずつフィルムを移動させることができ
る。
【0041】〔変形例2〕図15に示す実施例4におい
ては、回転数検知器72とカウンタ73を用いている
が、これらの機器を用いないで、図示しないメインコン
トローラでソフトウエアコントロールすることも可能で
ある。例えば、上記メインコントローラによって図示し
ないグラビアロール駆動用モータを制御している場合に
は、この駆動用モータが駆動している時間を、メインコ
ントローラ内部のタイマーで計測するように制御シーケ
ンスを組んでおく。このタイマーを、3600秒でタイ
ムアップするようにしておき、タイムアップ毎にパルス
信号をステッピングモータドライバ74に送る。このこ
とによって、グラビアロール60が一時間回転する毎に
フィルム51を1mm移動させることができる。このよ
うな構成にすることにより、回転数検知器72とカウン
タ73が不要となるので、機構をより簡単にすることが
できる。
【0042】〔変形例3〕上記実施例4と変形例2とに
おいては、駆動源としてステッピングモータを用いた構
成について説明したが、本変形例3では、ACモータと
位置検出用センサとを組み合わせた構成によってフィル
ム間欠巻き取り動作を行った。図16は、この駆動機構
の構成を示した説明図である。この駆動機構は、ACモ
ータ91、減速器92、駆動側プーリ93、従動側プー
リ94、タイミングベルト95、位置検出用センサとし
ての近接スイッチ96、駆動側プーリ93に取り付けら
れたドグ97、リレー98、及びメインコントローラ1
00等によって構成されている。なお、駆動側プーリ9
3が一回転すると、図示しないフィルム部材が従動側プ
ーリ94と連動して1mm巻き取られるようになってい
る。メインコントローラ100において、図示しないグ
ラビアロールが所定時間回転したと判断した場合に、リ
レー98に制御信号を送信してACモータ91を回転駆
動させる。そして、駆動側プーリ93が一回転すると、
近接スイッチ96がドグ97を検知して、検知信号をメ
インコントローラ100に送信する。この検知信号によ
ってメインコントローラ100は、駆動側プーリ93が
一回転したと判断して、ACモータ91の回転駆動を停
止する。
【0043】以上のような構成及び動作によって、フィ
ルム部材を間欠的に1mmずつ移動させることができ
る。また、この構成を採用することによって、ステッピ
ングモータを用いた場合よりも、簡易で安価な装置構成
とすることができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドクターブレ
ードとして硬度が塗布ローラの硬度より低く、かつ、体
積抵抗率が10Ωm以上のものを用いるので、該ドク
ターブレードが摩耗して該塗布ローラの摩耗を防ぐこと
ができる。また、該塗布ローラとの接触によって生じた
該ドクターブレードの微小な摩耗破片が液体現像剤中に
混入しても、この微小な摩耗破片は体積抵抗率が10
Ωm以上であるため、潜像担持体への電流漏洩等の不具
合の発生原因となることがない。これらのことによっ
て、定常的に良好な画像を提供することができるという
優れた効果がある。
【0045】請求項2の発明によれば、上記塗布ローラ
との接触によって生じたドクターブレードの微小な摩耗
破片が液体現像剤中に混入しても、この微小な摩耗破片
は液体現像剤を構成する樹脂材料と同じ材質なので、潜
像担持体への電流漏洩等の不具合の発生原因となること
がなく、定常的に良好な画像を提供することができると
いう優れた効果がある。
【0046】請求項3の発明によれば、ドクターブレー
ドを構成する部材のうち、上記塗布ローラと当接する部
材として硬度が該塗布ローラの硬度より低いものを用い
るので、該塗布ローラと当接する部材が摩耗して該塗布
ローラの摩耗を防ぐことができる。また、該塗布ローラ
との当接によって生じた該塗布ローラと当接する部材の
微小な摩耗破片が液体現像剤中に混入しても、この微小
な摩耗破片は体積抵抗率が10Ωm以上であるため、
潜像担持体への電流漏洩等の不具合の発生原因となるこ
とがない。これらのことによって、定常的に良好な画像
を提供することができるという優れた効果がある。
【0047】請求項4の発明によれば、上記塗布ローラ
と当接する部材が交換可能になっているので、該部材が
該塗布ローラとの当接によって摩耗し、上記液体現像剤
の塗布量の規制を十分に行うことができなくなった場合
には、該部材のみを交換すればよいので、コストを低下
させることができるという優れた効果がある。
【0048】請求項5の発明によれば、フィルム部材に
よって、塗布ローラに塗布する液体現像剤の塗布量を規
制するので、フィルム部材のメータリングを行う部位が
摩耗しても、該フィルム部材を移動させて、常に新しい
メータリング部位を形成する。このことによって、一定
量の液体現像剤を現像剤担持体に塗布することができ、
定常的に良好な画像を提供することができるという優れ
た効果がある。
【0049】請求項6の発明によれば、フィルム部材の
メータリングを行う部位が摩耗して微小な摩耗破片が、
液体現像剤中に混入しても、この微小な摩耗破片は体積
抵抗率が10Ωm以上であるため、潜像担持体への電
流漏洩等の不具合の発生原因となることがない。このこ
とによって、定常的に良好な画像を提供することができ
るという優れた効果がある。
【0050】請求項7の発明によれば、上記フィルム部
材を上記塗布ローラの回転に対して遅い速度で移動させ
て、上記フィルム部材の摩耗量を最小限に抑えながら、
常に新しいメータリング部位を形成する。このことによ
って、一定量の液体現像剤を現像剤担持体に塗布するこ
とができ、定常的に良好な画像を提供することができる
という優れた効果がある。
【0051】請求項8の発明によれば、上記フィルム部
材を間欠的に巻き取るので、上記フィルム部材のメータ
リング部位が摩耗しても、新しいメータリング部位を形
成することができる。このことによって、簡単な機構
で、一定量の液体現像剤を現像剤担持体に塗布すること
ができ、定常的に良好な画像を提供することができると
いう優れた効果がある。
【0052】請求項9の発明によれば、フィルム部材の
摩耗により生じた微小な破片が液体現像剤に混入して
も、この微小な摩耗破片は液体現像剤を構成する樹脂材
料と同じ材質なので、潜像担持体への電流漏洩等の不具
合の発生原因となることがない。このことによって、定
常的に良好な画像を提供することができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る湿式画像形成装置の要部の説明
図。
【図2】(a)は、塗布ローラの刻印部と現像ローラと
の関係を示す説明図。(b)は、他の形状の刻印部を有
する塗布ローラの説明図。
【図3】実施例1に係るグラビアロール近傍の拡大説明
図。
【図4】実施例1に係るドクターブレードによってグラ
ビアロール表面の液体現像剤が規制されている部分を示
した拡大説明図。
【図5】実施例2に係る2種類の部材から構成されたド
クターブレードの斜視図。
【図6】実施例2に係る2種類の部材から構成されたド
クターブレードによって、グラビアロール表面の液体現
像剤が規制されている部分を示した拡大説明図。
【図7】実施例2に係る2種類の部材がネジで固定され
た構成のドクターブレードの側面図。
【図8】実施例2に係る2種類の部材から構成された他
のドクターブレードの斜視図。
【図9】実施例2に係る2種類の部材から構成された他
のドクターブレードが、貯蔵タンクに取付けられている
ことを示す斜視図。
【図10】実施例2に係る2種類の部材から構成された
他のドクターブレードによってグラビアロール表面の液
体現像剤が、規制されている部分を示した拡大説明図。
【図11】他の実施形態である実施例3に係る液体現像
剤規制手段の概略構成図。
【図12】実施例3に係るフィルム部材によって、グラ
ビアロール上の液体現像剤が規制されている部分を示し
た拡大説明図。
【図13】実施例3に係る液体現像剤を構成する樹脂材
料と同じ材質の被覆層を形成したフィルム部材を用いた
液体現像剤規制手段の拡大説明図。
【図14】(a)は、変形例1に係る液体現像剤規制手
段の概略構成図。(b)は、変形例1に係る押圧部材本
体とフィルム部材の拡大斜視図。
【図15】実施例4に係るステッピングモータを用いた
フィルム間欠巻き取り機構の説明図。
【図16】変形例3に係るACモータを用いたフィルム
間欠巻き取り機構の説明図。
【符号の説明】
1 感光体 4 湿式現像装置 41 貯蔵タンク 42 塗布ローラ 43 ドクターブレード 44 現像ベルト 47 ドクターブレード 48 被覆層 51 フィルム 52 フィルム巻き取りロール 53 フィルムロール 54 押圧部材 55 フィルム巻き取り用モータ 56 減速器 57 タイミングベルト 58 フィルム母材 59 被覆層 60 グラビアロール 71 ステッピングモータ 72 回転数検知器 73 カウンタ 74 ステッピングモータドライバ 75 タイミングベルト 80 メタリング部位 81 押圧部材本体 82 取付け穴 83 フィルムガイドローラ 84 押圧部材 90 液体現像剤 91 ACモータ 92 減速器 93 駆動側プーリ 94 従動側プーリ 95 タイミングベルト 96 近接スイッチ 97 ドグ 98 リレー 100 メインコントローラ 110、115、120 ドクターブレード 111 ステンレス金属板 112 ウレタンゴム 121 フェノール系樹脂 122 ポリアセタール系樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 則康 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 塚本 武雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H074 AA03 AA07 AA11 BB02 BB50 BB72 CC21 CC22 CC34 DD05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリア液中に顕像化微粒子を分散した液
    体現像剤を、塗布ローラを用いて現像剤担持体上に塗布
    して、液体現像剤の薄層を該現像剤担持体上に形成し、
    静電潜像を表面に形成した潜像担持体に該現像剤担持体
    上に形成した液体現像剤の薄層を接触させ、該現像剤担
    持体上の液体現像剤を該潜像担持体上の静電潜像に転写
    して、該潜像担持体上の静電潜像を現像し、該塗布ロー
    ラに塗布する液体現像剤の量を規制する規制手段を有し
    ている湿式現像装置において、液体現像剤の塗布量を規
    制する該規制手段が、ドクターブレードであって、該ド
    クターブレードの硬度が該塗布ローラの硬度より低く、
    且つ、該ドクターブレードの体積抵抗率が10Ωm以
    上であることを特徴とする湿式現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の湿式現像装置において、上記ド
    クターブレードの、少なくとも上記塗布ローラと接触す
    る部分が、液体現像剤を構成する樹脂材料と同じ材質の
    樹脂によって被覆されていることを特徴とする湿式現像
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1の湿式現像装置において、上記ド
    クターブレードは少なくとも2種類の部材で構成されて
    おり、少なくとも上記塗布ローラと当接する部材が、該
    塗布ローラの硬度より低く、且つ、体積抵抗率が10
    Ωm以上であることを特徴とする湿式現像装置。
  4. 【請求項4】請求項3の湿式現像装置において、上記ド
    クターブレードの、上記塗布ローラと当接する部材は、
    交換可能であることを特徴とする湿式現像装置。
  5. 【請求項5】キャリア液中に顕像化微粒子を分散した液
    体現像剤を、塗布ローラを用いて現像剤担持体上に塗布
    して、液体現像剤の薄層を該現像剤担持体上に形成し、
    静電潜像を表面に形成した潜像担持体に該現像剤担持体
    上に形成した液体現像剤の薄層を接触させ、該現像剤担
    持体上の液体現像剤を該潜像担持体上の静電潜像に転写
    して、該潜像担持体上の静電潜像を現像し、該塗布ロー
    ラに塗布する液体現像剤の量を規制する規制手段を有し
    ている湿式現像装置において、液体現像剤の塗布量を規
    制する該規制手段が、フィルム部材を押圧部材によって
    該塗布ローラに押圧するものであって、該フィルム部材
    が該塗布ローラの周方向に移動することが可能であるこ
    とを特徴とする湿式現像装置。
  6. 【請求項6】請求項5の湿式現像装置において、上記フ
    ィルム部材の厚さが5μm以上100μm以下であり、
    かつ、上記フィルム部材の体積抵抗率が10Ωm以上
    であることを特徴とする湿式現像装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6の湿式現像装置におい
    て、上記フィルム部材を上記塗布ローラの回転速度に対
    して遅い速度で移動する機構を備えていることを特徴と
    する湿式現像装置。
  8. 【請求項8】請求項5または6の湿式現像装置におい
    て、上記フィルム部材を間欠的に移動する機構を備えて
    いることを特徴とする湿式現像装置。
  9. 【請求項9】請求項5乃至8の湿式現像装置において、
    上記フィルム部材の、少なくとも上記塗布ローラと接触
    する側の表面が、上記液体現像剤を構成する樹脂材料と
    同じ材質の樹脂によって被覆されていることを特徴とす
    る湿式現像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100444984B1 (ko) * 2001-08-30 2004-08-21 삼성전자주식회사 습식 화상현상시스템

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