JP2000105096A - プレート式熱交換器 - Google Patents

プレート式熱交換器

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JP2000105096A
JP2000105096A JP10275755A JP27575598A JP2000105096A JP 2000105096 A JP2000105096 A JP 2000105096A JP 10275755 A JP10275755 A JP 10275755A JP 27575598 A JP27575598 A JP 27575598A JP 2000105096 A JP2000105096 A JP 2000105096A
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JP
Japan
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heat transfer
plate
frame
cover plate
transfer plate
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JP10275755A
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English (en)
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Katsuaki Kataoka
捷昭 片岡
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Hisaka Works Ltd
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Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ろう付けプレート式熱交換器1において、上
下部のフレーム3,4と伝熱プレート5のろう付け強度
を高める同一寸法のカバープレートを、上部フレーム用
と下部フレーム用に共用して、低コストに耐圧強度を向
上する。 【解決手段】 凹凸条のない平面部とその周囲の縁立て
部を持つ同一寸法のカバープレート8,9(11,1
2)を、一方のフレーム3(4)と一端の伝熱プレート
5の間、及び他方のフレーム4(3)の外側に配置し、
各カバープレートを隣接する伝熱プレート5及びフレー
ムにろう付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ろう付けにより、
一対のフレームとその間に積層した伝熱プレートを一体
接合したプレート式熱交換器に関し、特に、各フレーム
と伝熱プレートとのろう付け接合を同一寸法のカバープ
レートを介在させて行うことによって、耐圧強度を低コ
ストに向上できる組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すろう付けプレート式熱交換器
1は、図5に示すように、熱交換させるべき2種の媒体
を流出入させるノズル2を形成した上部フレーム3と、
これに対向する下部フレーム4の間に、複数の伝熱プレ
ート5を積層し、ノズル2、フレーム3,4、伝熱プレ
ート5を、ろう付けにより一体接合して製作される。
【0003】このようなろう付けプレート式熱交換器1
において、耐圧強度上、特に問題となるのは、フレーム
3,4と伝熱プレート5の間のろう付け強度である。こ
の部分は他の接合部と形状が異なり、大きな力が作用す
るので、耐圧設計上、特に注意を要する部分となる。
【0004】そのため、従来は、図6に示すように、媒
体を流出入させるノズル2を取付ける上部フレーム3と
伝熱プレート5との間にカバープレート6を介在させ、
伝熱プレート5を上部フレーム3に確実にろう付けして
いた。
【0005】この構造は、上部フレーム3に全面ろう付
けされたカバープレート6の平面部に、伝熱プレート5
の伝熱面が、同一素材同志の接合によってろう付けされ
ると共に、カバープレートの縁立て部6aと伝熱プレー
トの縁立て部5aが相互にろう付け接合されるので、ろ
う付け強度が十分に確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記図6の従来構造
は、下部フレーム4に凹凸条を持つ伝熱プレート5を、
直接にろう付けする。この場合、伝熱面における凹凸条
の接合だけでは、強度が不足するため、伝熱プレートの
縁立て部5aを下部フレーム4の外周縁4aにろう付け
している。しかし、この縁立て部5aの接合強度を充分
なものにするには、下部フレームの外周縁4aを、縁立
て部5aの形状に合せて精度高く加工しなければならな
い。このため、下部フレーム4の製作コストが高くなる
という問題が生じていた。
【0007】そのため、下部フレーム4にもカバープレ
ートを使用して、十分なろう付け強度を確保すると同時
に、下部フレームの製作コストを低くすることが考えら
れる。
【0008】しかし、この場合に下部フレーム4に使用
するカバープレートを、低コスト化のため上部フレーム
に用いるものと同一寸法のものを使用しようとすると、
図7に示すように、伝熱プレート5に対する取付け方向
の違いから、カバープレート6と伝熱プレート5との間
に隙間7が出来てしまう。このような隙間7ができた状
態では、下部フレーム4の伝熱プレート5に対する支持
力が不足し、耐圧強度の低下等により実用性を損なう。
そのため、下部フレーム4にもカバープレートを用いる
場合は、上記隙間が生じない寸法のカバープレートを製
作するための金型を別途用意する必要が生じ、コストア
ップの原因となる。
【0009】そこで、本発明は同一寸法のカバープレー
トを上部フレームと下部フレームに共用できる組立構造
を提供することにより、低コストにプレート式熱交換器
の耐圧強度を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するプレー
ト式熱交換器は、凹凸条を形成した伝熱面及びその周囲
の縁立て部と、前記伝熱面に媒体を流通させる複数の通
路孔とを有する伝熱プレートを、一対のフレーム間に多
数枚積層し、このフレームと共にろう付け一体化して構
成され、各伝熱プレートの間に熱交換させるべき媒体を
交互に流通させて熱交換を行わせるプレート式熱交換器
において、凹凸条のない平面部とその周囲の縁立て部を
持ち同一寸法のカバープレートを、一方のフレームと一
端の伝熱プレートの間、及び他方のフレームの外側に配
置し、各カバープレートを隣接する伝熱プレート及びフ
レームにろう付けしたことを特徴とする。
【0011】上記構造において、一方のカバープレート
を伝熱プレートの伝熱面及び縁立て部に密接する寸法に
すると、取付け方向の違いから、他方のカバープレート
と伝熱プレートとの間に隙間が生じる。そこで、この隙
間に一致する厚さのフレームを、他方のカバープレート
と伝熱プレートとの間に挟む。すると、伝熱プレートに
対する上部フレーム及び下部フレームの各接合部におい
て、フレーム,カバープレートの平面部及び伝熱プレー
トの伝熱面を密着状態で重ね、且つ、カバープレートと
伝熱プレートの各縁立て部を密着させることができる。
【0012】そこで、これら密着部分をろう付けするこ
とにより、伝熱プレートをフレームに充分なろう付け強
度をもって接合でき、耐圧強度を低コストに向上でき
る。
【0013】上記構造では、他方のカバープレートに接
合されるフレームの厚さを、カバープレートと伝熱プレ
ートの間に生じる隙間の大きさに一致させなければなら
ない。この場合に、フレームの強度が不足する場合は、
このカバープレートのさらに外側に、補強フレームをろ
う付け固定し、挟まれたフレームと合せて必要なフレー
ム強度を与えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示す実施態様は、図6に示
したような、熱交換させるべき媒体を流出入させるノズ
ル2を取付ける上部フレーム3と、伝熱プレート5との
間にカバープレートを挟む構造のろう付けプレート式熱
交換器1に本発明を適用したものである。
【0015】図1において、上部フレーム3と伝熱プレ
ート5に挟まれる一方のカバープレート8は、凹凸条の
ない平面部8aの外周に縁立て部を8bを形成し、この
平面部8aにノズル貫通孔8cを形成したものである。
このカバープレート8の寸法は、その凹面側から伝熱プ
レート5を嵌め合せ、伝熱面を平面部8aに密着させた
とき、その縁立て部8bが伝熱プレート5の縁立て部5
aに密着する大きさに設計される。
【0016】下部フレーム4に接合される他方のカバー
プレート9は、平面部9aの外周に縁立て部9bを形成
したものである。この他方のカバープレート9は、上記
一方のカバープレート8と同一の金型を用いて製作さ
れ、寸法が同一のものである。したがって、この他方の
カバープレート9を下部フレーム4側の伝熱プレート5
に重ねると、取付方向の違いから、伝熱プレート5との
間に隙間を生じる。そこで、この隙間の大きさに合せた
厚みで製作した下部フレーム4を、挟むように重ね合わ
せると、伝熱プレート5,下部フレーム4及びカバープ
レート9が隙間なく密着する。そして、これらの密着部
を、ろう付けすることにより、伝熱プレート5に対して
上部フレーム3と下部フレーム4をろう付け強度を高く
して接合でき、高い耐圧強度を得ることができる。
【0017】図1に示した実施例においては、下部フレ
ーム4の厚さが、下部フレーム4を挟む伝熱プレート5
とカバープレート9の間の隙間によって決められる。こ
の下部フレーム4の厚さが、必要なフレーム強度を得ら
れるものである場合は、図1の構造のまま製作すればよ
い。しかし、下部フレーム4が薄くなって、必要な強度
を得られない場合は、図2に示すように、補強フレーム
10を、下部フレーム側のカバープレート9の外側にろ
う付け固定し、必要な強度を得るようにしてもよい。
【0018】図1に示した構造は、上部フレーム3と伝
熱プレート5の間にカバープレート8を挟む構造のもの
であるが、これとは逆に下部フレーム4と伝熱プレート
5の間にカバープレートを挟み込む構造にすることもで
きる。この場合の実施態様は図3に示すようになる。図
3の構造において、下部フレーム側に取付けられる一方
のカバープレート11は、凹凸条のない平面部11aの
外周に縁立て部11bを形成したもので、その寸法は、
伝熱プレート5の凹部側からカバープレート11を嵌め
合わせたとき、平面部11a及び縁立て部11bが、伝
熱プレートに密着する大きさに設計されている。したが
って、このカバープレート11と同一寸法のカバープレ
ート12を、上部フレーム側に用いると、伝熱プレート
5との間に隙間を生じる。そこで、この隙間に一致する
厚さを持つ上部フレーム3を用いて、プレート式熱交換
器の組立を行う。
【0019】なお、上部フレーム側のカバープレート1
2は、ノズル貫通孔12cが形成されている点におい
て、下部フレーム側のカバープレート11と異なるが、
寸法は同一であるため、共通の金型によって製造できコ
スト低減が可能である。また、図3の実施例において、
上部フレーム3の厚さが薄くなって、フレーム強度が低
くなる場合は、図2で説明した実施態様と同様に、補強
フレーム(図示せず)をカバープレート12の外側にろ
う付け固定することができる。
【0020】
【効果】本発明は、ろう付けプレート式熱交換器におい
て、フレームと伝熱プレートを強固にろう付け接合する
ためのカバープレートを、一方のフレームと一端の伝熱
プレートの間、及び他方のフレームの外側に配置したか
ら、伝熱プレートに対するカバープレートの取付方向の
違いによる取付間隔の相異を吸収して、上部フレームと
下部フレームに共通の寸法を持つカバープレートを採用
でき、共通の金型を使用できることから、低コストに耐
圧強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示すプレート式熱
交換器の断面図
【図2】 図1の実施形態において補強フレームを併用
する場合の構造を示す断面図
【図3】 本発明の第2の実施形態を示すプレート式熱
交換器の断面図
【図4】 プレート式熱交換器を示す斜視図
【図5】 図4のプレート式熱交換器の分解斜視図
【図6】 上部フレームのみにカバープレートを使用す
る従来のプレート式熱交換器の斜視図
【図7】 図6のプレート式熱交換器において、下部フ
レーム側に、上部フレームと同一寸法のカバープレート
を使用すると、伝熱プレートとの間に隙間ができること
を示す断面図
【符号の説明】
1 プレート式熱交換器 2 ノズル 3 上部フレーム 4 下部フレーム 5 伝熱プレート 5a 縁立て部 7 隙間 8,9,11,12 カバープレート 10 補強フレーム 8a,9a,11a,12a カバープレートの平面部 8b,9b,11b,12b カバープレートの縁立て
部 8c,12c カバープレートのノズル貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸条を形成した伝熱面及びその周囲の
    縁立て部と、前記伝熱面に媒体を流通させる複数の通路
    孔とを有する伝熱プレートを、一対のフレーム間に多数
    枚積層し、このフレームと共にろう付け一体化して構成
    され、各伝熱プレートの間に熱交換させるべき媒体を交
    互に流通させて熱交換を行わせるプレート式熱交換器に
    おいて、 凹凸条のない平面部とその周囲の縁立て部を持つ同一寸
    法のカバープレートを、一方のフレームと一端の伝熱プ
    レートの間、及び他方のフレームの外側に配置し、各カ
    バープレートを隣接する伝熱プレート及びフレームにろ
    う付けしたことを特徴とするプレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】 他方のフレームの外側に配置したカバー
    プレートのさらに外側に、補強フレームをろう付け固定
    したことを特徴とする請求項1記載のプレート式熱交換
    器。
JP10275755A 1998-09-29 1998-09-29 プレート式熱交換器 Withdrawn JP2000105096A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326074A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hisaka Works Ltd プレート式熱交換器
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WO2021088921A1 (zh) * 2019-11-08 2021-05-14 丹佛斯有限公司 用于板式换热器的换热板和板式换热器

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Effective date: 20060110