JPH10267581A - プレート式熱交換器 - Google Patents
プレート式熱交換器Info
- Publication number
- JPH10267581A JPH10267581A JP7750297A JP7750297A JPH10267581A JP H10267581 A JPH10267581 A JP H10267581A JP 7750297 A JP7750297 A JP 7750297A JP 7750297 A JP7750297 A JP 7750297A JP H10267581 A JPH10267581 A JP H10267581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- plate
- heat exchanger
- type heat
- brazing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄いフレームで充分な耐圧強度を得ること。
【解決手段】 Ｓフレーム（１）およびＥフレーム
（２）とその間に積層されたプレート（３）各々をろう
付け等の接合によって、一体としたプレート式熱交換器
において、各プレート（３）の通路孔（３ａ）に流体の
流れを妨げない範囲で接合部（５）を設け、この接合部
（５）各々を接合してＳフレーム（１）とＥフレーム
（２）とをプレート（３）の通路孔（３ａ）同士が連通
して形成される空間内で連結した。
（２）とその間に積層されたプレート（３）各々をろう
付け等の接合によって、一体としたプレート式熱交換器
において、各プレート（３）の通路孔（３ａ）に流体の
流れを妨げない範囲で接合部（５）を設け、この接合部
（５）各々を接合してＳフレーム（１）とＥフレーム
（２）とをプレート（３）の通路孔（３ａ）同士が連通
して形成される空間内で連結した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームとプレー
ト各々をろう付け、溶接、接着等の接合によって、一体
としたプレート式熱交換器に関するものである。
ト各々をろう付け、溶接、接着等の接合によって、一体
としたプレート式熱交換器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ろう付けプレート式熱交換器は、図４に
示すように、Ｓフレーム（１１）およびＥフレーム（１
２）と、その間に積層されたプレート（１３）と、Ｓフ
レーム（１１）またはＥフレーム（１２）に設けられた
ノズル（１４）とが各々一体にろう付けされている。
示すように、Ｓフレーム（１１）およびＥフレーム（１
２）と、その間に積層されたプレート（１３）と、Ｓフ
レーム（１１）またはＥフレーム（１２）に設けられた
ノズル（１４）とが各々一体にろう付けされている。
【０００３】従来、高圧に耐えるろう付けプレート式熱
交換器を提供する場合、特にプレート（１３）の通路孔
（１３ａ）が大きい場合はこの部分の耐圧強度を得るた
めに、図４に示すように、厚いフレーム（１１）（１
２）を用いるか、図５に示すように、フレーム（１１）
（１２）を補強板（１５）（１６）で補強することが行
われている。
交換器を提供する場合、特にプレート（１３）の通路孔
（１３ａ）が大きい場合はこの部分の耐圧強度を得るた
めに、図４に示すように、厚いフレーム（１１）（１
２）を用いるか、図５に示すように、フレーム（１１）
（１２）を補強板（１５）（１６）で補強することが行
われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、厚いフレー
ム（１１）（１２）を用いる場合、装置全体が重くなる
と同時に厚いフレーム（１１）（１２）を製作する費用
が掛かり、高価なものとなる問題があった。
ム（１１）（１２）を用いる場合、装置全体が重くなる
と同時に厚いフレーム（１１）（１２）を製作する費用
が掛かり、高価なものとなる問題があった。
【０００５】また、補強板（１５）（１６）で補強する
場合、補強板（１５）（１６）を製作する費用と、補強
板（１５）（１６）とフレーム（１１）（１２）とをろ
う付けするためのろう材を準備する必要もあり、しか
も、ろう材を塗布する手間が掛かり、高価なものとなる
問題があった。
場合、補強板（１５）（１６）を製作する費用と、補強
板（１５）（１６）とフレーム（１１）（１２）とをろ
う付けするためのろう材を準備する必要もあり、しか
も、ろう材を塗布する手間が掛かり、高価なものとなる
問題があった。
【０００６】本発明の目的は、安価で軽量化できる高耐
圧のろう付け、溶接、接着等の接合によるプレート式熱
交換器を提供することにある。
圧のろう付け、溶接、接着等の接合によるプレート式熱
交換器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ＳフレームおよびＥフレームとその間に
積層されたプレート各々をろう付け等の接合によって、
一体としたプレート式熱交換器において、各プレートの
通路孔に流体の流れを妨げない範囲で接合部を設け、こ
の接合部各々を接合してＳフレームとＥフレームとをプ
レートの通路孔同士が連通して形成される空間内で連結
したものである。
め、本発明は、ＳフレームおよびＥフレームとその間に
積層されたプレート各々をろう付け等の接合によって、
一体としたプレート式熱交換器において、各プレートの
通路孔に流体の流れを妨げない範囲で接合部を設け、こ
の接合部各々を接合してＳフレームとＥフレームとをプ
レートの通路孔同士が連通して形成される空間内で連結
したものである。
【０００８】プレートの通路孔同士が連通して形成され
る空間内でＳフレームとＥフレームとを連結したことに
より、ＳフレームとＥフレームとが連結補強されて耐圧
構造を形成するため、充分圧力に耐えることができ、薄
いＳフレームおよびＥフレームの使用が可能となる。
る空間内でＳフレームとＥフレームとを連結したことに
より、ＳフレームとＥフレームとが連結補強されて耐圧
構造を形成するため、充分圧力に耐えることができ、薄
いＳフレームおよびＥフレームの使用が可能となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１乃
至図３に基づいて説明する。
至図３に基づいて説明する。
【００１０】本発明のプレート式熱交換器は、図１に示
すように、Ｓフレーム（１）およびＥフレーム（２）
と、その間に積層されるプレート（３）と、Ｓフレーム
（１）またはＥフレーム（２）に設けられるノズル
（４）とを各々一体にろう付けしてある。Ｓフレーム
（１）およびＥフレーム（２）は、薄いものを用いてい
る。
すように、Ｓフレーム（１）およびＥフレーム（２）
と、その間に積層されるプレート（３）と、Ｓフレーム
（１）またはＥフレーム（２）に設けられるノズル
（４）とを各々一体にろう付けしてある。Ｓフレーム
（１）およびＥフレーム（２）は、薄いものを用いてい
る。
【００１１】本発明で使用するプレート（３）は、図２
に示すように、隅部に形成された流体の出入口となる通
路孔（３ａ）に流体の流れを妨げない範囲の接合突起
（５）を複数のサポート（６）を介して設けている。そ
して、プレート（３）は交互に上下反転して積層し、そ
の外周部、通路孔（３ａ）の周縁部および伝熱面の各々
当接部分をろう付けするとともに、接合突起（５）の各
々当接部分をろう付けしてある。
に示すように、隅部に形成された流体の出入口となる通
路孔（３ａ）に流体の流れを妨げない範囲の接合突起
（５）を複数のサポート（６）を介して設けている。そ
して、プレート（３）は交互に上下反転して積層し、そ
の外周部、通路孔（３ａ）の周縁部および伝熱面の各々
当接部分をろう付けするとともに、接合突起（５）の各
々当接部分をろう付けしてある。
【００１２】本発明で使用するノズル（４）は、図３に
示すように、その内部に流体の流れを妨げない範囲の棒
状の接合ステム（７）を複数のサポート（８）を介して
設けており、この接合ステム（７）の先端部と積層され
た各々のプレート（３）の端部に位置するプレート
（３）の接合突起（５）との当接部分をろう付けしてあ
る。
示すように、その内部に流体の流れを妨げない範囲の棒
状の接合ステム（７）を複数のサポート（８）を介して
設けており、この接合ステム（７）の先端部と積層され
た各々のプレート（３）の端部に位置するプレート
（３）の接合突起（５）との当接部分をろう付けしてあ
る。
【００１３】このように積層された各々のプレート
（３）の通路孔（３ａ）に設けた接合突起（５）の各々
当接部分をろう付けするとともに、その端部に位置する
プレート（３）の接合突起（５）をノズル（４）の内部
に設けた接合ステム（７）にろう付けすることにより、
プレート（３）の通路孔（３ａ）同士が連通して形成さ
れる空間内でＳフレーム（１）とＥフレーム（２）とが
各々の接合突起（５）を介して連結される。これによっ
てＳフレーム（１）とＥフレーム（２）とが連結補強さ
れて耐圧構造を形成させるため、充分圧力に耐えること
ができる。従って、薄いＳフレーム（１）およびＥフレ
ーム（２）の使用が可能となり、軽量で安価な高耐圧用
のプレート式熱交換器を得ることができる。
（３）の通路孔（３ａ）に設けた接合突起（５）の各々
当接部分をろう付けするとともに、その端部に位置する
プレート（３）の接合突起（５）をノズル（４）の内部
に設けた接合ステム（７）にろう付けすることにより、
プレート（３）の通路孔（３ａ）同士が連通して形成さ
れる空間内でＳフレーム（１）とＥフレーム（２）とが
各々の接合突起（５）を介して連結される。これによっ
てＳフレーム（１）とＥフレーム（２）とが連結補強さ
れて耐圧構造を形成させるため、充分圧力に耐えること
ができる。従って、薄いＳフレーム（１）およびＥフレ
ーム（２）の使用が可能となり、軽量で安価な高耐圧用
のプレート式熱交換器を得ることができる。
【００１４】尚、以上の説明では、Ｓフレーム（１）、
Ｅフレーム（２）、プレート（３）およびノズル（４）
の一体化の方法としてろう付けを挙げているが、本発明
はろう付け以外の溶接、接着等の接合によるプレート式
熱交換器にも適用することができる。
Ｅフレーム（２）、プレート（３）およびノズル（４）
の一体化の方法としてろう付けを挙げているが、本発明
はろう付け以外の溶接、接着等の接合によるプレート式
熱交換器にも適用することができる。
【００１５】また、図１にはノズル（４）をＳフレーム
（１）側に設けた場合を示しているが、本発明はＥフレ
ーム（２）側或いは双方にノズル（４）を設けた場合に
ついても同様に実施することができる。
（１）側に設けた場合を示しているが、本発明はＥフレ
ーム（２）側或いは双方にノズル（４）を設けた場合に
ついても同様に実施することができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、プレートの通路孔同士
が連通して形成される空間内でＳフレームとＥフレーム
とが連結補強されているため，薄いフレームでも充分な
耐圧強度を得ることができる。これによってプレートの
通路孔が大きな高耐圧用のろう付け、溶接、接着等の接
合によるプレート式熱交換器であってもフレームを厚く
したり、補強板で補強させる必要がないため、この種の
高耐圧用のプレート式熱交換器を安価で軽量化できる。
が連通して形成される空間内でＳフレームとＥフレーム
とが連結補強されているため，薄いフレームでも充分な
耐圧強度を得ることができる。これによってプレートの
通路孔が大きな高耐圧用のろう付け、溶接、接着等の接
合によるプレート式熱交換器であってもフレームを厚く
したり、補強板で補強させる必要がないため、この種の
高耐圧用のプレート式熱交換器を安価で軽量化できる。
【図１】本発明のプレート式熱交換器の実施例を示す要
部概略縦断面図である。
部概略縦断面図である。
【図２】本発明で使用するプレートの要部正面図であ
る。
る。
【図３】本発明で使用するノズルの正面図である。
【図４】高耐圧用のプレート式熱交換器の従来例を示す
要部概略縦断面図である。
要部概略縦断面図である。
【図５】高耐圧用のプレート式熱交換器の他の従来例を
示す要部概略縦断面図である。
示す要部概略縦断面図である。
１ Ｓフレーム ２ Ｅフレーム ３ プレート ３ａ 通路孔 ４ ノズル ５ 接合突起 ７ 接合ステム
Claims (1)
- 【請求項１】 ＳフレームおよびＥフレームとその間に
積層されたプレート各々をろう付け等の接合によって、
一体としたプレート式熱交換器において、 各プレートの通路孔に流体の流れを妨げない範囲で接合
部を設け、この接合部各々を接合してＳフレームとＥフ
レームとをプレートの通路孔同士が連通して形成される
空間内で連結したことを特徴とするプレート式熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7750297A JPH10267581A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プレート式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7750297A JPH10267581A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プレート式熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267581A true JPH10267581A (ja) | 1998-10-09 |
Family
ID=13635751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7750297A Withdrawn JPH10267581A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | プレート式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10267581A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007518056A (ja) * | 2004-01-09 | 2007-07-05 | アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット | プレート熱交換器 |
| WO2022177494A1 (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 | Swep International Ab | A brazed plate heat exchanger |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7750297A patent/JPH10267581A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007518056A (ja) * | 2004-01-09 | 2007-07-05 | アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット | プレート熱交換器 |
| WO2022177494A1 (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 | Swep International Ab | A brazed plate heat exchanger |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |