JP2000103492A - 冷凍装置の梱包装置 - Google Patents
冷凍装置の梱包装置Info
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- JP2000103492A JP2000103492A JP10275866A JP27586698A JP2000103492A JP 2000103492 A JP2000103492 A JP 2000103492A JP 10275866 A JP10275866 A JP 10275866A JP 27586698 A JP27586698 A JP 27586698A JP 2000103492 A JP2000103492 A JP 2000103492A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板材や釘等で作った梱包は、解梱作業が煩雑
であり、解梱に手間や時間がかかる。梱包は重く、移動
や輸送に不便である。また、段ボール製の梱包は、梱包
材の種類及び点数の多い場合が多く、廃棄に手間と時間
がかかり、リサイクルも難しい。 【解決手段】 冷凍装置を固定した基台、段ボールによ
って箱型に形成された外箱、紙やパルプ材製の支柱から
構成され、この外箱の四隅の縦辺にそれぞれ切込みを入
れ、この切込みを折り曲げて外箱との間に支持空間を形
成し、この支持空間で支柱を外箱の四隅に固定すると共
に、基台の上に載せられた外箱と基台とを結束用のバン
ドで締め付け固定している。外箱と支柱には、釘、接着
剤、ステップルなどの接合材を使用してないので、解梱
作業が短時間にできる。梱包材の種類を減らすことによ
りリサイクルや廃棄にかかる手間と時間を短縮できる。
であり、解梱に手間や時間がかかる。梱包は重く、移動
や輸送に不便である。また、段ボール製の梱包は、梱包
材の種類及び点数の多い場合が多く、廃棄に手間と時間
がかかり、リサイクルも難しい。 【解決手段】 冷凍装置を固定した基台、段ボールによ
って箱型に形成された外箱、紙やパルプ材製の支柱から
構成され、この外箱の四隅の縦辺にそれぞれ切込みを入
れ、この切込みを折り曲げて外箱との間に支持空間を形
成し、この支持空間で支柱を外箱の四隅に固定すると共
に、基台の上に載せられた外箱と基台とを結束用のバン
ドで締め付け固定している。外箱と支柱には、釘、接着
剤、ステップルなどの接合材を使用してないので、解梱
作業が短時間にできる。梱包材の種類を減らすことによ
りリサイクルや廃棄にかかる手間と時間を短縮できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機器等の梱包
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】梱包は、輸送時の振動や衝撃に対して内
容物を保護すると同時に、保管の際は積み重ねによる収
納に十分耐える必要がある。このような梱包の中、冷凍
機に使用する梱包としては、従来、板材、角材と釘等
で作った基台と、天面および周囲側面とを板材で作った
外箱とからなり、基台の上に製品を固定し、外箱を載せ
て梱包したもの。
容物を保護すると同時に、保管の際は積み重ねによる収
納に十分耐える必要がある。このような梱包の中、冷凍
機に使用する梱包としては、従来、板材、角材と釘等
で作った基台と、天面および周囲側面とを板材で作った
外箱とからなり、基台の上に製品を固定し、外箱を載せ
て梱包したもの。
【0003】板材、角材と釘等で基台を作り、その上
に製品を固定し、天面と周囲面とを段ボールで形成した
外箱を載せると共に製品と外箱との間に段ボール或いは
フェルト等でできた緩衝材を介在させたものがあった。
に製品を固定し、天面と周囲面とを段ボールで形成した
外箱を載せると共に製品と外箱との間に段ボール或いは
フェルト等でできた緩衝材を介在させたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、の梱包で
は、製品の移動や輸送の後、解梱する場合、取り外し作
業が煩雑になり、作業時間がかかる。さらにこの梱包材
を廃棄する場合、木材によって構成された梱包は重く、
処分するのに不便である。
は、製品の移動や輸送の後、解梱する場合、取り外し作
業が煩雑になり、作業時間がかかる。さらにこの梱包材
を廃棄する場合、木材によって構成された梱包は重く、
処分するのに不便である。
【0005】の梱包では、外箱が段ボール製であるの
で外部からの衝撃を防ぐための緩衝材がかさばって解体
しにくい有形物であるので製品の移動や輸送の後、梱包
箱や緩衝材などの梱包材を廃棄する場合、廃棄に手間と
時間がかかる(ステップルを取り外す作業等)という欠点
がある。
で外部からの衝撃を防ぐための緩衝材がかさばって解体
しにくい有形物であるので製品の移動や輸送の後、梱包
箱や緩衝材などの梱包材を廃棄する場合、廃棄に手間と
時間がかかる(ステップルを取り外す作業等)という欠点
がある。
【0006】本発明は、従来の梱包で使用されていた、
釘、接着剤、ステップルなどの接合材の使用を極力減ら
し、解梱にかかる作業や廃棄にかかる手間と時間を削減
すると共に、前記接合材の他に梱包材の種類を減らすこ
とによりリサイクルしやすくすることを目的とするもの
である。
釘、接着剤、ステップルなどの接合材の使用を極力減ら
し、解梱にかかる作業や廃棄にかかる手間と時間を削減
すると共に、前記接合材の他に梱包材の種類を減らすこ
とによりリサイクルしやすくすることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
冷凍装置を固定した基台と、梱包される冷凍装置の最大
高さを少し越える高さの紙製の支柱と、この支柱の高さ
とほぼ同じ寸法か或いはやや短い高さ寸法の縦辺をもっ
て段ボールで形成された外箱とからなり、外箱の四隅の
縦辺に形成された切り込みを内側に折り曲げて外箱のそ
れぞれの縦辺に形成された支持空間によって外箱の四隅
に支柱を固定すると共に、支柱と前記基台とこの基台の
上に組み立てられた前記外箱との外周を結束用バンドで
締め付け固定したことを特徴とする。
冷凍装置を固定した基台と、梱包される冷凍装置の最大
高さを少し越える高さの紙製の支柱と、この支柱の高さ
とほぼ同じ寸法か或いはやや短い高さ寸法の縦辺をもっ
て段ボールで形成された外箱とからなり、外箱の四隅の
縦辺に形成された切り込みを内側に折り曲げて外箱のそ
れぞれの縦辺に形成された支持空間によって外箱の四隅
に支柱を固定すると共に、支柱と前記基台とこの基台の
上に組み立てられた前記外箱との外周を結束用バンドで
締め付け固定したことを特徴とする。
【0008】この発明の梱包においては、段ボールによ
って形成された外箱で覆っているため、従来の段ボール
梱包と同様に冷凍装置に対する外箱の外側からの通常の
接触事態について内蔵する製品を保護することができ
る。
って形成された外箱で覆っているため、従来の段ボール
梱包と同様に冷凍装置に対する外箱の外側からの通常の
接触事態について内蔵する製品を保護することができ
る。
【0009】また、冷凍装置が基台に固定され、天面を
外箱で覆い、四隅に支柱を固定した構造であるため、梱
包装置を積み重ねる場合においては、上方からの荷重は
外箱で固定された支柱によって確実に受け止められ、従
って複数の梱包装置を積み重ねることができる。
外箱で覆い、四隅に支柱を固定した構造であるため、梱
包装置を積み重ねる場合においては、上方からの荷重は
外箱で固定された支柱によって確実に受け止められ、従
って複数の梱包装置を積み重ねることができる。
【0010】さらに、外箱と支柱とからなる部分には、
釘、接着剤およびステップル等の接合材を使用しておら
ず、材料の削減化が図れ、解梱の作業時間の短縮が図れ
る。
釘、接着剤およびステップル等の接合材を使用しておら
ず、材料の削減化が図れ、解梱の作業時間の短縮が図れ
る。
【0011】請求項2記載の発明は、前記紙製の支柱が
紙管であることを特徴とする。
紙管であることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、前記外箱の縦辺に
形成された支持空間を複数設け、前記紙製の支柱1つを
複数の支持空間によって固定したことを特徴とする。
形成された支持空間を複数設け、前記紙製の支柱1つを
複数の支持空間によって固定したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0014】図1は本発明の一実施例を示す梱包装置の
斜視図である。
斜視図である。
【0015】梱包装置1は底板としての基台2と外箱6
と支柱20とを備えている。基台2は木製の板材3と角
材4とを釘等によって組み付けることにより全体として
四角形の平板状に形成される。板材3と角材4とによっ
て基台2の対向する2辺に形成された空間5は、梱包さ
れた冷凍装置を搬送する際にフォークリフトの爪等が挿
入できるようになっている。19は基台2に載置され、
ボルト・ナットまたは木ネジで基台2に固定された冷凍
装置である。この冷凍装置19は、例えば油分離器8、
圧縮機9、受液器10、電装箱11等の機能部品から構
成され外装板やカバーを設けないで架台7の上に載置さ
れた構造が一般的であり、これら機能部品と架台7とは
各部品の下部の脚に開けられた孔と架台7に開けられた
孔とをボルト・ナットで締め付けて取り付けられてい
る。
と支柱20とを備えている。基台2は木製の板材3と角
材4とを釘等によって組み付けることにより全体として
四角形の平板状に形成される。板材3と角材4とによっ
て基台2の対向する2辺に形成された空間5は、梱包さ
れた冷凍装置を搬送する際にフォークリフトの爪等が挿
入できるようになっている。19は基台2に載置され、
ボルト・ナットまたは木ネジで基台2に固定された冷凍
装置である。この冷凍装置19は、例えば油分離器8、
圧縮機9、受液器10、電装箱11等の機能部品から構
成され外装板やカバーを設けないで架台7の上に載置さ
れた構造が一般的であり、これら機能部品と架台7とは
各部品の下部の脚に開けられた孔と架台7に開けられた
孔とをボルト・ナットで締め付けて取り付けられてい
る。
【0016】6は段ボール製の外箱であり、この外箱6
の高さは、架台7の上に固定された一番背の高い部品の
高さよりも、少し高い寸法になっている。また、外箱6
の開口部の大きさは、基台2の平面部分の大きさとほぼ
同じにしてある。a〜dは、外箱6の四つの側面、eは
同じく天面を示している。17と18は、天面eと側面
dとの段ボールの縁を突きあわせた合わせ部である。分
割された2つの面が合わせ部17で突き合わされ外箱6
の天面eを形成している。同様に分割された2つの面が
合わせ部18で突き合わされ外箱6の一側面dを形成し
ている。21はd面とe面とが交差する稜線、22はb
面とe面とが突き合わされて交差する稜線であり外箱の
天面の一辺を形成している。
の高さは、架台7の上に固定された一番背の高い部品の
高さよりも、少し高い寸法になっている。また、外箱6
の開口部の大きさは、基台2の平面部分の大きさとほぼ
同じにしてある。a〜dは、外箱6の四つの側面、eは
同じく天面を示している。17と18は、天面eと側面
dとの段ボールの縁を突きあわせた合わせ部である。分
割された2つの面が合わせ部17で突き合わされ外箱6
の天面eを形成している。同様に分割された2つの面が
合わせ部18で突き合わされ外箱6の一側面dを形成し
ている。21はd面とe面とが交差する稜線、22はb
面とe面とが突き合わされて交差する稜線であり外箱の
天面の一辺を形成している。
【0017】この外箱6の四隅の縦辺12にはそれぞれ
2箇所の切込み13を設けてある。この2箇所の、上の
切込み13と下の切込み13との間を内側に折り曲げ、
それぞれの四隅に段ボールで囲まれた支持空間14を形
成する。
2箇所の切込み13を設けてある。この2箇所の、上の
切込み13と下の切込み13との間を内側に折り曲げ、
それぞれの四隅に段ボールで囲まれた支持空間14を形
成する。
【0018】この支柱20を支持空間14に挿入するこ
とによって、支柱20は上下の切込み13間で形成され
た支持部に押えられ外箱6の四隅に密着して固定され
る。この支柱20は、単にこの支持空間14に挿入され
るだけでも良く、このような構造のときは、簡単に外箱
6に取り付けられる。
とによって、支柱20は上下の切込み13間で形成され
た支持部に押えられ外箱6の四隅に密着して固定され
る。この支柱20は、単にこの支持空間14に挿入され
るだけでも良く、このような構造のときは、簡単に外箱
6に取り付けられる。
【0019】支柱20は紙製の中空の筒であり、外箱6
の高さより若干短い寸法である。支柱20は厚さ数ミリ
メートルのパルプ材を圧縮固化し、直径10センチメー
トル前後の筒形に成形したものである。支柱20の圧縮
強度は、本発明のような形の梱包装置として積み重ねる
場合においては、上方からの荷重を確実に受け止め、複
数の梱包装置を積み重ねても十分耐えられる強度を有し
ている。さらに、この支柱20は紙管とも呼ばれ市販も
されており、容易に入手できるものである。
の高さより若干短い寸法である。支柱20は厚さ数ミリ
メートルのパルプ材を圧縮固化し、直径10センチメー
トル前後の筒形に成形したものである。支柱20の圧縮
強度は、本発明のような形の梱包装置として積み重ねる
場合においては、上方からの荷重を確実に受け止め、複
数の梱包装置を積み重ねても十分耐えられる強度を有し
ている。さらに、この支柱20は紙管とも呼ばれ市販も
されており、容易に入手できるものである。
【0020】このようにして、四隅に支柱20が固定さ
れた外箱6を基台2の上に載せる場合、外箱6と支柱2
0の下縁は、基台2の上面上に載せられる。支柱20の
下縁は、基台2の冷凍装置19の架台7の外側の位置に
接するようにするのが好ましい。
れた外箱6を基台2の上に載せる場合、外箱6と支柱2
0の下縁は、基台2の上面上に載せられる。支柱20の
下縁は、基台2の冷凍装置19の架台7の外側の位置に
接するようにするのが好ましい。
【0021】15、16は、結束用のポリプロピレンバ
ンドであり、冷凍機を固定した基台2の上に前述した構
成の外箱6を載せ、外箱6の外周を横方向に結束し、基
台2と外箱6との外側から縦方向に結束することにより
基台2と外箱6とを締め付け固定している。横方向のポ
リプロピレンバンドは、外箱6が広がろうとする力を抑
えて外箱6の箱形を保持する。仮に横方向のポリプロピ
レンバンド16の締め付ける力が強すぎた場合にも、支
柱20が支持空間14に抑えられまたは段差のある架台
7の縁に当たるので、外箱6の箱形が極端に崩れること
はない。縦方向のポリプロピレンバンド15は、外箱6
の側面a、天面e、側面cと基台2の空間5を通して結
束し、基台2の下面を通していないので、梱包の移動の
際、基台2の下面と接する床面または地面等に引っ掛か
ってじゃまになるようなことはない。
ンドであり、冷凍機を固定した基台2の上に前述した構
成の外箱6を載せ、外箱6の外周を横方向に結束し、基
台2と外箱6との外側から縦方向に結束することにより
基台2と外箱6とを締め付け固定している。横方向のポ
リプロピレンバンドは、外箱6が広がろうとする力を抑
えて外箱6の箱形を保持する。仮に横方向のポリプロピ
レンバンド16の締め付ける力が強すぎた場合にも、支
柱20が支持空間14に抑えられまたは段差のある架台
7の縁に当たるので、外箱6の箱形が極端に崩れること
はない。縦方向のポリプロピレンバンド15は、外箱6
の側面a、天面e、側面cと基台2の空間5を通して結
束し、基台2の下面を通していないので、梱包の移動の
際、基台2の下面と接する床面または地面等に引っ掛か
ってじゃまになるようなことはない。
【0022】図2は図1に示した外箱6の展開図であ
る。合わせ部17、18は、単に段ボールの縁の突き合
わせだけで形成するようにしており、のり代などの重ね
合わせ部分を設けていない。 図3は図2とは別の実施
例としての外箱6の展開図である。切込み13を1ヵ所
設け、この切込み13と下部の縁との間を内側に折り曲
げて支持空間14を形成している。この図3のもので図
1の冷凍装置19を梱包すると、下から約3分の1程冷
凍装置19が露出するものの、この図3のものでは段ボ
ール材を節約した梱包装置となっている。
る。合わせ部17、18は、単に段ボールの縁の突き合
わせだけで形成するようにしており、のり代などの重ね
合わせ部分を設けていない。 図3は図2とは別の実施
例としての外箱6の展開図である。切込み13を1ヵ所
設け、この切込み13と下部の縁との間を内側に折り曲
げて支持空間14を形成している。この図3のもので図
1の冷凍装置19を梱包すると、下から約3分の1程冷
凍装置19が露出するものの、この図3のものでは段ボ
ール材を節約した梱包装置となっている。
【0023】以上の構成の梱包装置1では、以下の手順
により製品を梱包している。
により製品を梱包している。
【0024】まず、基台2上に製品を載置し、ボルト・
ナットまたは木ネジによって製品(冷凍装置19)を基
台2に固定する。次いで、折り曲げ加工されたの支持空
間14に支柱20を挿入し外箱6の四隅に支柱20を固
定する。支持空間14に支柱20を挿入し、折り曲げ部
分を折れ曲げた箱形状態に保った外箱6及び支柱20の
下部の縁を基台2の上面に載せる。外箱6の合わせ部1
7、18を正しく合わせて外箱6の外周及び外箱6と基
台2との間をポリプロピレンバンド15、16で結束し
て全体を締め付け固定する。
ナットまたは木ネジによって製品(冷凍装置19)を基
台2に固定する。次いで、折り曲げ加工されたの支持空
間14に支柱20を挿入し外箱6の四隅に支柱20を固
定する。支持空間14に支柱20を挿入し、折り曲げ部
分を折れ曲げた箱形状態に保った外箱6及び支柱20の
下部の縁を基台2の上面に載せる。外箱6の合わせ部1
7、18を正しく合わせて外箱6の外周及び外箱6と基
台2との間をポリプロピレンバンド15、16で結束し
て全体を締め付け固定する。
【0025】ここで製品の収容された梱包装置1を移動
あるいは輸送する際には、前述したように、基台2の側
面には、細長い空間5を設けているので、ここにフォー
クリフトの爪を挿入して搬送させることができる。ま
た、梱包装置1を倉庫等に保管する際は、例えば、複数
台の梱包された冷凍装置が縦辺と横辺に沿って複数台並
置できる大きさの保管専用パレットの上に適当数の梱包
装置1を並べて載せ、このような形で製品が並べられた
保管専用パレットを数段に積み重ねるようにして少ない
場所に多量の製品を保管することができる。
あるいは輸送する際には、前述したように、基台2の側
面には、細長い空間5を設けているので、ここにフォー
クリフトの爪を挿入して搬送させることができる。ま
た、梱包装置1を倉庫等に保管する際は、例えば、複数
台の梱包された冷凍装置が縦辺と横辺に沿って複数台並
置できる大きさの保管専用パレットの上に適当数の梱包
装置1を並べて載せ、このような形で製品が並べられた
保管専用パレットを数段に積み重ねるようにして少ない
場所に多量の製品を保管することができる。
【0026】また、この梱包装置1を解梱する場合、こ
の梱包装置1の外箱6は、接合材を使用しないで組み立
てられているので、ポリプロピレンバンド15、16を
外すことによって外箱6を簡単に開くことができる。さ
らに外箱6から支柱20を抜き取れば、展開された段ボ
ールとなり、折りたたんで小さくすることができる。外
箱6及び支柱20は、紙(パルプ材)製であるので軽量
で移動に便利であるばかりか、リサイクルする場合も一
緒に処理でき、廃棄する場合も同種類のゴミとして容易
に処分できる。基台2は平板状であるのでまとめるのが
簡単で移動が容易であるので随時製品工場に返送すれ
ば、梱包装置の基台として再使用することもできる。
の梱包装置1の外箱6は、接合材を使用しないで組み立
てられているので、ポリプロピレンバンド15、16を
外すことによって外箱6を簡単に開くことができる。さ
らに外箱6から支柱20を抜き取れば、展開された段ボ
ールとなり、折りたたんで小さくすることができる。外
箱6及び支柱20は、紙(パルプ材)製であるので軽量
で移動に便利であるばかりか、リサイクルする場合も一
緒に処理でき、廃棄する場合も同種類のゴミとして容易
に処分できる。基台2は平板状であるのでまとめるのが
簡単で移動が容易であるので随時製品工場に返送すれ
ば、梱包装置の基台として再使用することもできる。
【0027】以上、本発明を具体的な一実施形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。木製の基台2でなくとも同じ機能を持つ別の材質で
作成しても良い。また、図2、図3で外箱6の展開図を
示しているが切込み13の位置(例えば、図2の13A
のように2ヵ所形成しても良い)や合わせ部17、18
の位置が異なっても同様の効果が得られれば良い。支柱
20の形状も円筒形に限らず四角柱や他の多角柱の形状
であっても良い。
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。木製の基台2でなくとも同じ機能を持つ別の材質で
作成しても良い。また、図2、図3で外箱6の展開図を
示しているが切込み13の位置(例えば、図2の13A
のように2ヵ所形成しても良い)や合わせ部17、18
の位置が異なっても同様の効果が得られれば良い。支柱
20の形状も円筒形に限らず四角柱や他の多角柱の形状
であっても良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷凍装置の梱包装置は、移動や輸送の際の
衝撃や振動から製品を保護し、かつ、保管する際も従来
と同様に扱える等従来の冷凍装置の梱包と同様な機能を
有しつつ、基台、外箱、支柱は、紙やパルプの板材の組
み合わせで作られ、外箱と支柱との結合には接着剤やス
テップル等の接合材を使用しておらず、解梱作業を容易
に短時間で行うことができる。
明によれば、冷凍装置の梱包装置は、移動や輸送の際の
衝撃や振動から製品を保護し、かつ、保管する際も従来
と同様に扱える等従来の冷凍装置の梱包と同様な機能を
有しつつ、基台、外箱、支柱は、紙やパルプの板材の組
み合わせで作られ、外箱と支柱との結合には接着剤やス
テップル等の接合材を使用しておらず、解梱作業を容易
に短時間で行うことができる。
【0029】また、解梱した後、基台、外箱、支柱を簡
単にまとめられ、容易に移動できる上に材質の種類が少
ないので分別も簡単であり、リサイクルしやすく、ごみ
として処理する場合も廃棄が容易である。
単にまとめられ、容易に移動できる上に材質の種類が少
ないので分別も簡単であり、リサイクルしやすく、ごみ
として処理する場合も廃棄が容易である。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、冷凍装置
の梱包装置は、支柱を紙製の円筒形にしているので、同
じ材質、同じ厚さの角柱形のものに比べ側面からの外力
に対して強く、また、解梱した後、複数の支柱をまとめ
た場合嵩張らずにまとめることができる。しかも紙製の
円筒形支柱は紙製の角柱形支柱に比べ作り易いので安価
である。
の梱包装置は、支柱を紙製の円筒形にしているので、同
じ材質、同じ厚さの角柱形のものに比べ側面からの外力
に対して強く、また、解梱した後、複数の支柱をまとめ
た場合嵩張らずにまとめることができる。しかも紙製の
円筒形支柱は紙製の角柱形支柱に比べ作り易いので安価
である。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、冷凍装置
の梱包装置は、支柱を複数の支持空間で固定するので、
それぞれの支持空間が別々に支柱を抑え、支柱のずれや
振れを起こりにくくしている。
の梱包装置は、支柱を複数の支持空間で固定するので、
それぞれの支持空間が別々に支柱を抑え、支柱のずれや
振れを起こりにくくしている。
【図1】本発明による一実施例を示す梱包箱の全体構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】図1で示す梱包装置の外箱の展開図である。
【図3】本発明による外箱の他の実施例を示す展開図で
ある。
ある。
1 梱包箱 2 基台 6 外箱 12 縦辺 13、13A 切込み 14 支持空間(支柱支持用) 15 結束用バンド(縦方向) 16 結束用バンド(横方向) 19 冷凍装置 20 支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 務 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 新井 博 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E037 AA20 BA03 BB20 CA05 3E060 AA03 BC02 BC04 CD03 CD12 CG02 DA12 DA26 EA07 EA17 3E067 AA11 AB99 BA06A BB02A EA27 EC29 EE50
Claims (3)
- 【請求項1】 冷凍装置を固定した基台と、梱包される
冷凍装置の最大高さを少し越える高さの紙製の支柱と、
この支柱の高さとほぼ同じ寸法か或いはやや短い高さ寸
法の縦辺をもって段ボールで形成された外箱とからな
り、外箱の四隅の縦辺に形成された切り込みを内側に折
り曲げて外箱のそれぞれの縦辺に形成された支持空間に
よって外箱の四隅に支柱を固定すると共に、支柱と前記
基台とこの基台の上に組み立てられた前記外箱との外周
を結束用バンドで締め付け固定したことを特徴とする冷
凍装置の梱包装置。 - 【請求項2】 冷凍装置を固定した基台と、梱包される
冷凍装置の最大高さを少し越える高さの紙製の支柱と、
この支柱の高さとほぼ同じ寸法か或いはやや短い高さ寸
法の縦辺をもって段ボールで形成された外箱とからな
り、外箱の四隅の縦辺に形成された切り込みを内側に折
り曲げて外箱のそれぞれの縦辺に形成された支持空間に
よって外箱の四隅に支柱を固定すると共に、支柱と前記
基台とこの基台の上に組み立てられた前記外箱との外周
を結束用バンドで締め付け固定したものにおいて、 前記紙製の支柱が紙管であることを特徴とする冷凍装置
の梱包装置。 - 【請求項3】 冷凍装置を固定した基台と、梱包される
冷凍装置の最大高さを少し越える高さの紙製の支柱と、
この支柱の高さとほぼ同じ寸法か或いはやや短い高さ寸
法の縦辺をもって段ボールで形成された外箱とからな
り、外箱の四隅の縦辺に形成された切り込みを内側に折
り曲げて外箱のそれぞれの縦辺に形成された支持空間に
よって外箱の四隅に支柱を固定すると共に、支柱と前記
基台とこの基台の上に組み立てられた前記外箱との外周
を結束用バンドで締め付け固定したものにおいて、 前記外箱の縦辺に形成された支持空間を複数設け、前記
紙製の支柱1つを複数の支持空間によって固定したこと
を特徴とする冷凍装置の梱包装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275866A JP2000103492A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 冷凍装置の梱包装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10275866A JP2000103492A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 冷凍装置の梱包装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103492A true JP2000103492A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17561530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10275866A Pending JP2000103492A (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 冷凍装置の梱包装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000103492A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085959A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 包装装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP10275866A patent/JP2000103492A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015085959A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 包装装置 |
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