JP2000103159A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

インクジェット記録用紙

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JP2000103159A
JP2000103159A JP10276980A JP27698098A JP2000103159A JP 2000103159 A JP2000103159 A JP 2000103159A JP 10276980 A JP10276980 A JP 10276980A JP 27698098 A JP27698098 A JP 27698098A JP 2000103159 A JP2000103159 A JP 2000103159A
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俊一郎 向吉
Hideo Ikezawa
秀男 池沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット記録適性を有するインクジェッ
ト記録用紙に関し、印刷切手、有価証券、証明書等に使
用された場合に、偽造を防止できるインクジェット記録
体を提供する。 【解決手段】基材に記録層を少なくとも1層設けたイン
クジェット記録用紙において、該記録層の少なくとも1
層中及び/または該基材中に無機蛍光顔料を含有するこ
とを特徴とするインクジェット記録用紙。基材に記録層
を少なくとも1層設けたインクジェット記録用紙におい
て、さらに無機蛍光顔料を含有する層を有することを特
徴とするインクジェット記録用紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録適性を有するインクジェット記録用紙に関し、特に無
機蛍光顔料を含有させたことにより、その蛍光発色によ
る識別が可能であるため、特にインクジェット記録の可
能な切手、有価証券、証明書、切符、チケット等に有用
なものである。
【0002】
【従来の技術】水性インクを用いるインクジェット記録
方式は、記録時の騒音が少なく、カラー化が容易である
ことと、高速記録が可能であること等の理由から、末端
用プリンター、ファクシミリ、プロッタ、あるいは帳票
印刷などへの応用が進められている。一般の印刷に使用
される上質紙やコーテッド紙はインクの吸収性が劣るた
め、印字されたシートを汚染したり画像が汚れたりする
ため実用性に乏しい。こうした問題を解決するために、
サイズ度の低い記録紙を用いることや(特開昭52−5
3012号公報)、尿素−ホルマリン樹脂を内添した原
紙に水溶性高分子を含浸させる(特開昭53−4911
3号公報)といった提案がなされている。更に、インクの発
色性や再現性を高める目的で表面に無定型シリカをはじ
めとする種々の多孔質無機顔料類を塗布した記録用紙
(特開昭55−51583号公報、特開昭56−148
585号公報)が開示されている。また、ニジミを抑え
た高精細の画像を得る目的でこれらの多孔質顔料の物性
を規定する等(特開昭58−110287号公報、特開
昭59−185690号公報、特開昭61−14158
4号公報)の改良が提案されている。
【0003】また、近年のインクジェットプリンタ技術
の発展はめざましく、最近では、ほとんど銀塩写真の画
質に匹敵するものも開発されている。さらに、プリンタ
の印字画像がより銀塩写真に近くなったため、インクジ
ェット用紙も表面に光沢感を付与し、印字画像がより銀
塩写真に近くなるような光沢タイプのインクジェット用
紙の開発が進んでいる。上記背景より、印刷切手、有価
証券、証明書等にインクジェット記録を施す用途が発生
するものと予測される。即ち、必要に応じ予め所定の共
通の情報を記録(印刷またはインクジェット記録等)し
ておき、余白等に別途追加情報(文字、図案、写真等)
を記録する様な用途である。この様な場合、偽造を防止
するためにその真偽を確認できる方法が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録適性を有するインクジェット記録用紙に関し、
印刷切手、有価証券、証明書等に使用された場合に、偽
造を防止できるインクジェット記録体を提供する。
【0005】
【本発明が解決するための手段】本発明は下記の態様を
含む。 [1]無機蛍光顔料(本発明では無機燐光顔料をも含め
る)を含有することを特徴とするインクジェット記録用
紙。 [2]基材に記録層を少なくとも1層設けたインクジェ
ット記録用紙において、該記録層の少なくとも1層中及
び/または該基材中に無機蛍光顔料を含有することを特
徴とする[1]記載のインクジェット記録用紙。 [3]基材に記録層を少なくとも1層設けたインクジェ
ット記録用紙において、さらに無機蛍光顔料を含有する
層を有することを特徴とする[1]記載のインクジェッ
ト記録用紙。
【0006】[4]無機蛍光顔料の比表面積が5000
〜20000cm2/gである[1]、[2]または
[3]記載のインクジェット記録用紙。 [5]無機蛍光顔料がZn2SiO4:Mn、CaSiO4:Pb:Mn、ZnS:
Cuの少なくとも1種を含有する[1]、[2]、[3]
または[4]記載のインクジェット記録用紙。[6]無
機蛍光顔料が200〜360nmの波長の照射により励
起され、400〜700nmで発光する[1]〜[5]
のいずれかに記載のインクジェット記録用紙。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いる基材は、特に限定
されず、一般の塗工紙に使用される酸性紙、中性紙等の
紙基材が適宜使用される。紙基材は木材パルプと必要に
応じ顔料を主成分として構成される。木材パルプは各種
化学パルプ、機械パルプ、再生パルプ等を使用すること
ができ、これらのパルプは紙力、抄紙適性を調整するた
めに、叩解機により叩解度を調整できる。パルプの叩解
度は特に限定しないが、一般に250〜550ml(C
SF;JIS P−8121)程度である。顔料(填
料)は不透明性等を付与したり、インク吸収性を調整す
る目的で配合し、炭酸カルシウム、焼成カオリン、シリ
カ、酸化チタン等が例示できる。この場合、配合量は1
〜20%程度が好ましい。多すぎると紙力が低下するお
それがある。
【0008】助剤としてサイズ剤、定着剤、紙力増強
剤、カチオン化剤、歩留り向上剤、染料、蛍光増白剤等
を添加することができる。さらに、抄紙機のサイズプレ
ス工程において、デンプン、ポリビニルアルコール、カ
チオン樹脂等を塗布・含浸させ、表面強度、サイズ度等
を調整できる。サイズ度は1〜200秒程度が好まし
い。サイズ度が低いと、塗工時に皺が発生する等操業上
問題となる場合があり、高いとインク吸収性が低下した
り、印字後のカールやコックリングが著しくなる場合が
ある。基材の坪量は、特に限定されないが、20〜40
0g/m2程度である。
【0009】また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート等の各
種合成樹脂シート、フィルム等を使用することもでき
る。また、アルミフォイル等の金属箔も使用できる。さ
らに紙基材にポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂を押出しラミネートしたラミネート紙、紙基材に合成
樹脂フィルムを貼り合せたもの等も使用できる。また、
後述するキャスト方式の光沢タイプインクジェット用紙
においては、基材の空気透過量(JIS P8117)
が2500秒以下になるとキャストドラム上での乾燥の
際、塗工層の水蒸気が基材を通じて抜けやすくなり、光
沢性や操業性が向上するため好ましい。
【0010】基材上に設ける記録層は、1)インク吸収
性の高い顔料及び接着剤を主成分とするもの、2)イン
ク吸収性の高い樹脂を主成分とするもの、に大別でき
る。1)の場合は、更に光沢層を表面に設けることによ
り光沢の優れる記録体とすることもできる。2)の場合
は通常光沢が高いものであるが、マット化剤(顔料、微
粒子等)を配合して光沢を調整することもできる。まず
1)の態様について述べる。記録層に含有させる顔料と
しては、非晶質シリカ(コロイダルシリカを含む)、ゼ
オライト、カオリン、クレー、焼成クレー、酸化亜鉛、
酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、セピオライ
ト、スメクタイト、合成スメクタイト、ハイドロタルサ
イト、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグ
ネシウム、珪藻土、スチレン系プラスチックピグメン
ト、尿素樹脂系プラスチックピグメント、ベンゾグアナ
ミン系プラスチックピグメント等、一般塗工紙製造分野
で公知公用の各種顔料が例示でき、単独で、若しくは併
用で使用できる。この中でも、インク吸収性の点で、非
晶質シリカ、ゼオライト、酸化アルミニウムが好まし
く、特に、顔料の主成分として非晶質シリカを含有させ
ることが好ましい。非晶質シリカとしては、合成非晶質
シリカが好ましい。
【0011】合成非晶質シリカはその製造方法により湿
式法によるものと乾式法によるものとに大別される。湿
式法は珪酸ソーダを原料として酸で中和してシリカを析
出させることにより得られるが、更に沈降法とゲル化法
に分けられる。また、乾式法は四塩化珪素を原料とし
て、水素、酸素と共に燃焼し、シリカを析出することで
得られる。通常、ホワイトカーボンと呼称され、無水珪
酸、含水珪酸等として知られている。前記合成非晶質シ
リカの平均二次粒子径は0.5 〜20μm程度が好ましい。
接着剤としては、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋
白質類、澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類、ポリビニルア
ルコール、カルボキシメチルセルロースやメチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、スチレン−ブタジエン共重
合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体の共
役ジエン系重合体ラテックス、アクリル系重合体ラテッ
クス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合
体ラテックス、等一般に塗被紙用として用いられている
従来公知の接着剤が単独、あるいは併用して用いられ
る。なお接着剤の配合量は特に限定しないが顔料100
重量部に対し、1〜100重量部、より好ましくは2〜
50重量部の範囲で調節される。ここで接着剤の量が少
ないと、記録層の強度が弱くなり表面が傷つきやすくな
ったり、粉落ちが発生する場合がある。逆に接着剤の量
が多いと、インク吸収性が低下し、所望のインクジェッ
ト記録適性が得られなくなる場合がある。
【0012】記録層には、インク中の染料成分を定着さ
せ、印字濃度を高め印字耐水性を付与する目的で、カチ
オン性化合物を配合することができる。カチオン性化合
物としては、カチオン性樹脂や低分子カチオン性化合物
(例えばカチオン性界面活性剤等)が挙げられる。印字
濃度向上の効果の点ではカチオン性樹脂が好ましく、水
溶性樹脂あるいはエマルジョンとして使用できる。更に
カチオン性樹脂を架橋等の手段により不溶化し粒子状の
形態としたカチオン性有機顔料としても使用できる。こ
のようなカチオン性顔料は、カチオン樹脂を重合する
際、多官能性モノマーを共重合し架橋樹脂とする、ある
いは反応性の官能基(水酸基、カルボキシル基、アミノ
基、アセトアセチル基等)を有するカチオン樹脂に必要
に応じ架橋剤を添加し、熱、放射線等の手段により架橋
樹脂としたものである。カチオン性化合物、特にカチオ
ン性樹脂は接着剤としての役割を果たす場合もある。
【0013】カチオン性樹脂は下記のものが例示でき
る。具体的には、1)ポリエチレンポリアミンやポリプ
ロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類
またはその誘導体、2)第2級アミン基や第3級アミン
基や第4級アンモニウム基を有するアクリル樹脂、3)
ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン類、4)ジシア
ンジアミド−ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン
系カチオン樹脂、5)ジシアンジアミド−ジエチレント
リアミン重縮合物に代表されるポリアミン系カチオン樹
脂、6)エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合
物、7)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−S
2共重合物、8)ジアリルアミン塩−S02共重合物、
9)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、
10)アリルアミン塩の重合物、11)ジアルキルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物、12)ア
クリルアミド−ジアリルアミン塩共重合物等のカチオン
性化合物。カチオン性化合物は顔料100重量部に対
し、1〜100重量部、より好ましくは5〜50重量部
の範囲で使用することができる。配合量が少ないと印字
濃度向上の効果が得られにくく、多いと逆に印字濃度が
低下したり、画像のニジミが発生する場合がある。その
他、一般塗工紙の製造において使用される分散剤、増粘
剤、消泡剤、着色剤、帯電防止剤、防腐剤等の各種助剤
が適宜添加される。上記材料をもって構成される塗工層
用組成物は、一般に固形分濃度を5〜65重量%程度に
調整し、坪量が約20〜400g/m2 程度の基材上
に乾燥重量で1〜50g/m2、より好ましくは2〜2
0g/m2程度になるようにブレードコーター、エアー
ナイフコーター、ロールコーター、ブラシコーター、チ
ャンプレックスコーター、バーコーター、グラビアコー
ター等の各種公知公用の塗工装置により塗工、乾燥され
る。さらに、必要に応じて塗工層の乾燥後にスーパーキ
ャレンダー、ブラシ掛け等の平滑化処理を施すこともで
きる。
【0014】さらに、最上層に光沢層を設けることがで
きる。この光沢層は、顔料および樹脂を含有させて構成
される。光沢層はインクを速やかに通過または吸収でき
るよう、光沢を阻害しない範囲で多孔性もしくは通液性
にするのが好ましい。このようにするためには、顔料を
配合するか、光沢を落とさない範囲で、樹脂が完全に成
膜しないような乾燥条件を選択すると良い。光沢層に用
いる顔料は、下塗り(記録)層に用いたものと同様のも
のが挙げられるが、光沢、透明性、インク吸収性の点
で、コロイダルシリカ、非晶質シリカ、酸化アルミニウ
ム、ゼオライト、合成スメクタイト等が好ましい。これ
らの顔料は塗工層中に10〜80%含まれることが望ま
しい。顔料のBET式比表面積が大きいほど、インクの
吸収性に優れるため、150m2/g以上が好ましい。
顔料の平均粒子径は、0.01〜5μmが好ましく、
0.05〜1μmのものがより好ましい。粒子径が0.
01μm未満になると、インク吸収性の改良効果に乏し
く、5μmを超えると、光沢や印字濃度の低下が起こる
恐れがある。顔料として一次粒子の平均粒子径が3nm
以上40nm以下で、二次粒子の平均粒子径が10nm
以上300nm以下であるシリカ微細粒子を使用する
と、光沢、インクの吸収性に特に優れたものとなる。光
沢層が顔料を主成分(10〜80%)として形成する場
合特に好ましい。
【0015】この場合、光沢層がインク吸収性および透
明性に優れるため、光沢層にカチオン性化合物を配合す
ると、インク染料が効率よく光沢層に定着し、光沢層の
透明性とあいまって印字濃度の極めて優れたものとなり
易い。光沢層の樹脂としては、有機高分子、特にポリビ
ニルアルコール類、水性ウレタン樹脂、エチレン性不飽
和結合を有するモノマーを重合してなる重合体樹脂等が
例示できる。なお、重合体は、必要に応じて2種類以上
のエチレン性モノマーを併用した共重合体であっても良
いし、さらに、これら重合体あるいは共重合体の置換誘
導体でも良い。また、上記のエチレン性モノマーをコロ
イダルシリカの存在下で重合させ、Si−O−R(R:
重合体成分)結合によって複合体になった形、あるいは
上記重合体または共重合体にSiOH基等のコロイダル
シリカと反応するような官能基を導入しておき、コロイ
ダルシリカと反応させて複合体になった形で使用するこ
とも可能である。この複合体を使用した場合、光沢、イ
ンク吸収性に優れたものとなりやすく、更に後述するキ
ャスト方式を用いた際に、キャストドラムからの離型性
に優れたものとなり易い。複合体粒子は特に限定しない
が、例えば平均粒径が30〜150nm程度である。
【0016】上記の(共)重合体組成物は、そのガラス
転移点が40℃以上のものが好ましく、50〜100℃
の範囲であるものがより望ましい。ガラス転移点が低い
と乾燥の際に成膜が進みすぎ、表面の多孔性が低下する
結果、インクの吸収速度が低下するおそれが生じる。ま
た、乾燥温度が重要であり、乾燥温度が高すぎると成膜
が進みすぎ、表面の多孔性が低下する結果、インクの吸
収速度が低下し、逆に乾燥温度が低すぎると、光沢に乏
しくなる傾向が有り、生産性も低下する。光沢層を設け
る方法としては、樹脂および必要に応じて顔料を主成分
として構成される塗工液を塗工し、スーパーカレンダー
等により平滑化処理を施すこともできる。ただし、好ま
しくは樹脂および必要に応じて顔料を主成分として構成
される塗工液を塗工して、該塗工層が湿潤状態にある間
に加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して仕上げる方法
(ウェットキャスト方式)、あるいは該塗工層を一旦乾
燥し再湿潤後、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥して
仕上げる方法(リウェットキャスト方式)が、優れた光
沢とインク吸収性を兼ね備えるインクジェット記録用紙
が得られるため好ましい。加熱された鏡面ドラムの温度
は例えば50〜150℃、好ましくは70〜120℃で
ある。
【0017】さらに、加熱された鏡面ドラムに樹脂およ
び必要に応じて顔料を含有して構成される塗工液を直接
塗工して、該塗工層がある程度湿潤状態にある間に記録
層を予め設けた基材に圧接、乾燥して仕上げる方法(プ
レキャスト方式)を採用することもできる。さらに、平
滑なフィルムやシート上に樹脂および必要に応じて顔料
を含有して構成される塗工液を塗工して、塗工層あるい
は、貼り合せようとする記録層面がある程度湿潤状態に
ある間に、基材に圧接、乾燥した後平滑なフィルムやシ
ートを剥離して仕上げる方法(フィルム転写方式)を採
用することもできる。あるいは、下塗り層(記録層でも
ありうる)上に樹脂および必要に応じて顔料を主成分と
して構成される塗工液を塗工して、該塗工層が湿潤状態
にある間に平滑なフィルムやシートを重ね、乾燥した後
平滑なフィルムやシートを剥離して仕上げる方法も採用
することもできる。
【0018】光沢層用塗工組成物中には白色度、粘度、
流動性等を調節するために、一般の印刷用塗工紙やイン
クジェット用紙に使用されている顔料、消泡剤、着色
剤、帯電防止剤、防腐剤及び分散剤、増粘剤等の各種助
剤が適宜添加される。また、カチオン樹脂を配合し、光
沢層にもインク染料定着性を付与させることが可能であ
る。前述した光沢層用塗工液を記録層上に塗工する場
合、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロール
コーター、ブラシコーター、チャンプレックスコータ
ー、バーコーター、グラビアコーター等の各種公知の塗
工装置が使用できる。またその後、好ましくは前述した
ように塗工層が湿潤状態にある間に、あるいは一旦乾燥
し再湿潤後、加熱された鏡面ドラムに圧接、乾燥してキ
ャスト仕上げを行う。この場合の光沢層用塗工液の塗工
量は、乾燥固形分で0.2〜30g/m2、好ましく
は、1〜10g/m2である。ここで、0.2g/m2
満では光沢が十分に出ない場合があり、30g/m2
越えて多いとインク乾燥性が劣ったり、記録濃度が低下
する恐れがある。光沢層を設けた後で、さらにスーパー
カレンダー等により平滑化処理を行うこともできる。光
沢層を設けた場合の、記録する面の表面の75°光沢度
(JIS Z 8741) は30%以上が好ましく、これに
より優れた画質と写真調の高品位の記録が得られる。光
沢度はより好ましくは40%以上、さらに好ましくは6
5%以上である。上限は特にないが、例えば95%であ
る。
【0019】次に、2)の樹脂を主成分とする受容層を
設ける態様について述べる。このタイプはインク吸収性
樹脂を主成分とする記録層からなる。記録層で用いられ
るインク吸収性樹脂はゼラチン、カゼイン、澱粉、カチ
オン澱粉等の天然樹脂、ポリビニルアルコール、カチオ
ン性ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リウレタン、ポリエステル、ポリアクリル酸ソーダ、カ
ルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースなどの合成樹脂が挙がられ、特にポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコールおよびヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース等のセルロース誘導体の中から1
種以上の使用が好ましい。記録層にはインク定着性を付
与する目的でカチオン樹脂を配合することができる。カ
チオン樹脂としては、1)の態様で前述したものと同様
のものが例示される。カチオン樹脂を配合する場合、そ
の配合量はインク吸収性樹脂100重量部に対して1〜
30重量部であり、好ましくは1〜10重量部である。
1重量部より少ないと、十分な耐水性が得られず、30
重量部より多いとインク乾燥性が低下する恐れがある。
【0020】この他記録層を構成する塗工層中には、発
明の効果を阻害しない範囲で、記録層塗膜の耐水性を向
上させるなどの目的でポリオレフィン樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニル樹脂
等の樹脂エマルジョンや各種ラテックスを配合すること
もできる。また、耐水性を向上させるなどの目的で、ア
ルデヒド化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物、尿
素樹脂、イソシアネート、ポリエチレンイミン化合物等
の架橋剤を配合することもできる。さらに、電子線、γ
線、紫外線等の照射により架橋させ、耐水性を付与する
ことも可能である。また、記録シートの光沢や透明性の
調整やブロッキングを防止する目的で、各種の無機や有
機の顔料および粒子を添加することも出来る。無機顔料
としてはシリカ、クレー、タルク、炭酸カルシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ゼオライト、アルミナ等が挙げら
れ、有機顔料や粒子としては、各種スチレン樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂等の各種プラスチック粒子や、
セルロース微粉末や澱粉粒子が挙がられる。
【0021】さらに、記録層中には、分散剤、架橋剤、
増粘剤、消泡剤、濡れ剤、蛍光染料、着色剤、帯電防止
剤、防腐剤、紫外線吸収剤等の各種助剤が必要に応じ適
宜添加される。本発明の記録層は、基材の上に直接塗工
することもできるが、基材との接着性を向上させる目的
で、コロナ放電処理や火炎処理などの表面活性化処理を
施したり、或いは下引き層を設けることも出来る。上記
材料をもって構成される記録層用塗工組成物は、公知の
種々の塗工方法により、例えば基材上にバーコーター、
ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコー
ター、グラビアコーター、カーテンコーター、ダイコー
ター等の各種公知公用の塗工装置により塗工、乾燥され
る。記録層の塗工量は所望の印字適性(例えば、インク
吸収性、インク乾燥性、発色性、にじみ、印字濃度、鮮
鋭性など)が得られれば制限はないが、好ましくは、乾
燥重量で2〜50g/m2、さらに好ましくは5〜30g/
2である。2g/m2未満では、インクの吸収が不十分と
なり易く、インクが滲んだり、乾燥が遅くなる傾向が有
り、50g/m2を超えて多いと、効果は飽和しコスト的
に不利なばかりか、カールの制御が困難になるなどの不
都合が生じる。
【0022】本発明では、インクジェット記録用紙中の
いずれかの層に無機蛍光顔料(本発明では無機燐光顔料
をも含める)を含有することを特徴とする。本発明で使
用される無機蛍光顔料としては、例えばZn2SiO4:Mn(緑
色発光)、CaSiO4:Pb:Mn(赤色発光)、ZnS:Cu(緑色発
光)等が挙げられる。発光させるための刺激には、長波
紫外線、陰極線、X線、α線、β線等が用いられる。例
えば、200〜360nmの波長を照射することにより
励起され、400〜700nmで発光する。このように
無機蛍光顔料を含有するインクジェット記録用紙に、特
定波長(254nm或いは356nm等)を照射すると励起され、
発光するため判別が可能となる。この場合、a)上記し
た記録層(光沢層である場合を含む)に配合する態様
と、b)記録層とは別に無機蛍光顔料を含有する塗工層
を設ける態様とに分けられる。a)の場合、無機蛍光顔
料の配合割合は、記録層の全固形分に対し、0.1〜1
0重量%程度が好ましい。0.1重量%未満では、発光
が不十分となり識別が困難となり易い。10重量%を超
えて多いと、効果は飽和し、コスト的に不利となるだけ
でなく、インクジェット記録適性(記録濃度、ニジミ
等)が低下するおそれが生じる。記録層が2層以上の場
合は、無機蛍光顔料は少なくとも1層中に配合すれば良
い。b)の場合、無機蛍光顔料を含有する塗工層は記録
層と基材との間に設けるのが好ましい。記録層上に設け
る場合は、インクジェット記録適性を阻害するおそれが
あるため、インクジェット記録適性を阻害しない程度
に、格子状、海島状等に設ける、あるいは記録を行わな
い個所に部分的に設ける等の工夫をするのが好ましい。
【0023】無機蛍光顔料を含有する塗工層は、無機蛍
光顔料を含有していれば材料は特に制限しないが、例え
ば接着剤や必要に応じ他の顔料を主成分とする。他の顔
料としては、クレー、カオリン、水酸化アルミニウム、
炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜
鉛、サチンホワイト、硫酸カルシウム、タルク、プラス
チックピグメント等の如き通常の塗工紙用顔料が挙げら
れる。接着剤としては、例えばカゼイン、大豆蛋白、合
成蛋白等の蛋白質類、各種ラテックス類、水性アクリル
樹脂、水性ビニル系樹脂、水性ポリウレタン系樹脂、水
性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール、各種デ
ンプン類、各種セルロース誘導体等が挙げられる。無機
蛍光顔料の配合量は塗工層の全固形分に対し、0.1重
量%以上が好ましい。0.1重量%未満では、発光が不
十分となり識別が困難となり易い。塗工量との関係もあ
り、特に上限はないが10重量%程度で十分な発光が得
られる。塗工量も無機蛍光顔料の配合量にもより特に限
定しないが、例えば0.1〜30g/m2である。
【0024】無機蛍光顔料は、単一粒子径は一般に2μ
m程度であるが、その水分散液(スラリー)は二次凝集
を起こしやすく、水中では会合して10μmから大きい
ものでは50μmを越すような粗粒子になりやすい。こ
のため、スラリーを機械的手段にて処理し、微細化する
のが好ましい。機械的手段としては、アトライター、サ
ンドミル、ダイノーミル、圧力式ホモジナイザー等が挙
げられる。微細化処理の程度は、比表面積の変化により
判断でき、処理後比表面積/処理前比表面積が、1.0
5以上2.0以下であるのが好ましい。1.05未満で
は微細化の効果に乏しく、また2.0を超えて過度に処
理を行うと蛍光発色強度の低下のおそれが生じる。尚、
無機蛍光顔料の微細化処理後の比表面積は5000〜2
0000cm2/g程度である。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。
また、例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ
重量部および重量%を示す。 [無機蛍光顔料1]無機蛍光顔料(Zn2SiO4:M
n)100部を、分散剤としてポリアクリル酸ソーダ
0.2部を添加した水中に、固形分濃度が40%の分散
液となるようにタービン翼型撹拌機を用いて分散した。
この分散液をサンドミル(回転数800rpm、流量2
00l/hour)で処理した。この時の粉砕前の比表
面積は8000cm2/gであり、粉砕後の比表面積は
10000cm2/gであった。 [無機蛍光顔料2]無機蛍光顔料(CaSiO4:P
b:Mn)100部を、分散剤としてポリアクリル酸ソ
ーダ0.2部を添加した水中に、固形分濃度が40%の
分散液となるようにタービン翼型撹拌機を用いて分散し
た。この分散液をサンドミル(回転数800rpm、流
量200l/hour)で処理した。この時の粉砕前の
比表面積は9000cm2/gであり、粉砕後の比表面
積は10500cm2/gであった。
【0026】[無機蛍光顔料3]無機蛍光顔料(Zn
S:Cu)100部を、分散剤としてポリアクリル酸ソ
ーダ0.2部を添加した水中に、固形分濃度が40%の
分散液となるようにタービン翼型撹拌機を用いて分散し
た。この分散液をサンドミル(回転数800rpm、流
量200l/hour)で処理した。この時の粉砕前の
比表面積は9000cm2/gであり、粉砕後の比表面
積は12500cm2/gであった。
【0027】(処方1)無定型シリカ(比表面積240
〜280m2/g、平均粒径3μm、一次粒径10n
m、商品名:ファインシールX-37(トクヤマ製))100部、ポリビ
ニルアルコール(商品名:R-1130(クラレ製))20部、ポ
リジアリルジメチルアンモニウムクロライド系カチオン
樹脂(商品名:PAS-H-5L(日東紡績製)) 10部。 (処方2)ポリビニルアルコール(商品名:PVA42
0、クラレ製)95部、アクリルアミド系カチオン樹脂
(商品名:SR1001、住友化学製)5部、無定型シリ
カ(比表面積 325m2/g、商品名:P−78D、水沢
化学(株))0.5部。
【0028】(処方3)無定型シリカ(比表面積240
〜280m2/g、平均粒径3μm、一次粒径10n
m、商品名:ファインシールX-37(トクヤマ製))60部、ゼオライ
ト(平均粒子径1.5μm、商品名:トヨビルダー(ト
ーソー(株)製))40部、シリル変性ポリビニルアルコ
ール(商品名:R-1130(クラレ製))15部、ジシアンジア
ミド系カチオン樹脂(商品名:ネオフィックスE-117(日華化学
(株)製))10部、ポリリン酸ソーダ(分散剤)0.5部。 (処方4)スチレン−2メチルヘキシルアクリレート共重
合体とコロイダルシリカの複合体(商品名:モビニール
8055(ヘキスト合成(株))、Tg=75℃、共重合
体:コロイダルシリカ=50:50) 100部、アル
キルビニルエーテル・マレイン酸誘導体共重合体(増
粘、分散剤)5部、レシチン(離型剤)3部。 (処方5)カオリン80部、重質炭酸カルシウム80
部、酸化澱粉2部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックス14部。
【0029】「紙基材の作製」木材パルプ(LBKP;
ろ水度450mlCSF)100部、焼成カオリン(商
品名:アンシレックス)10部、市販サイズ剤0.05
部、硫酸バンド1.5部、湿潤紙力剤0.5部、澱粉
0.75部よりなる製紙材料を使用し、長網抄紙機にて
坪量80g/m2の紙基材を製造した。この紙基材のス
テキヒトサイズ度は5秒であった。本発明の実施例、比
較例ではすべてこの紙基材を用いた。
【0030】実施例1 紙基材の片面に処方1の塗工液100部(固形分)に対
し、[無機蛍光顔料1]を2部(固形分)を混合した塗
工液(18%)を、乾燥重量で10g/m2となるように
エアーナイフコーターで塗工、乾燥しインクジェット用
紙を得た。 実施例2 紙基材の片面に処方2の塗工液100部(固形分)に対
し、[無機蛍光顔料2]を2部(固形分)を混合した塗
工液(15%)を、乾燥重量で10g/m2となるように
ダイコーターで塗工、乾燥しインクジェット用紙を得
た。
【0031】実施例3 紙基材の片面に処方3の塗工液100部(固形分)に対
し、[無機蛍光顔料3]を2部(固形分)を混合した塗
工液(18%)を、乾燥重量で8g/m2となるようにエ
アーナイフコーターで塗工、乾燥し下塗り記録層を得
た。この下塗り記録層の上に、処方4の光沢層用塗工液
(28%)をロールコーターを用いて塗工した後、直ち
に表面温度が85℃の鏡面ドラムに圧接し、乾燥後、離
型させ、キャストタイプの光沢インクジェット用紙を得
た。光沢層の塗工量は乾燥重量で8g/m2であった。 実施例4 基材1の片面に処方5の塗工液100部(固形分)に対
し、[無機蛍光顔料1]を2部(固形分)を混合した塗
工液(55%)を、乾燥重量で10g/m2となるように
ブレードコーターで塗工、乾燥し下塗り層を得た。次に
下塗り層の上に、処方1の塗工液(18%)を、乾燥重
量で10g/m2となるようにエアーナイフコーターで塗
工、乾燥しインクジェット用紙を得た。
【0032】比較例1 紙基材の片面に処方1の塗工液(無機蛍光顔料の配合無
し)(18%)を、乾燥重量で10g/m2となるように
エアーナイフコーターで塗工、乾燥しインクジェット用
紙を得た。 比較例2 紙基材をそのまま用いた。 比較例3 紙基材の片面に処方1の塗工液100部(固形分)に対
し、有機蛍光染料(商品名:Whitex BPS liqu
id(H),住友化学製)を2部(固形分)を混合した液(1
8%)を,乾燥重量で10g/m2となるようにエアー
ナイフコーターで塗工、乾燥しインクジェット記録用紙
を得た。
【0033】この様にして得られたインクジェット記録
用紙のインクジェット記録適性、発光強度、白紙光沢を
表1にまとめた。なお、上記の評価については下記の如
き方法で評価をおこなった。 [インクジェット記録適性]インクジェットプリンター
BJC420J(キヤノン(株)製、インクカートリッ
ジBCI−21BLACK、BCI−21COLORを使
用)を用いて印字を行なった。 (印字ニジミ)ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー
の各色インクのベタ印字部を、境界部が互いに接するよ
うに印字し、境界でのニジミを目視にて評価した。 ◎:ニジミは見られず良好なレベル。 ○:ニジミが若干あるが、実用上問題とならないレベ
ル。 △:ニジミがやや目立ち、実用上やや問題となるレベ
ル。 ×:ニジミが著しく、実用上重大な問題となるレベル。 (インクの乾燥性)シアンインクとマゼンタインクの2
色混合のベタ印字部につきインクの乾燥性を評価した。 ○:印字直後に指で触れてもまったく汚れない。 ○−:印字直後に指でふれると若干汚れるが、実用上問
題レベル。
【0034】[発光強度]用紙に254nmの波長を
照射し、励起された発光強度を目視判定した。 ○:十分な発光強度を有する。 ×:発光しない。 [発光強度]用紙を、キセノン灯式FADE−OME
TER(ATLAS ELECTRICDEVICES
製、MODEL:CI35F)を用い、63℃、50%
RHの条件で100時間処理した後、254nmの波長
を照射し、励起された発光強度を目視判定した。 ○:十分な発光強度を有する。 ×:発光が弱く判別が困難。 [光沢度]JIS−P8142に準じて白紙部の75°
光沢を測定した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明はインクジェット記録適性に優
れ、蛍光発光適性に優れ、印刷切手、有価証券、証明書
等に使用された場合に、偽造を防止できるインクジェッ
ト記録体であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材に記録層を少なくとも1層設けたイン
    クジェット記録用紙において、該記録層の少なくとも1
    層中及び/または該基材中に無機蛍光顔料を含有するこ
    とを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. 【請求項2】基材に記録層を少なくとも1層設けたイン
    クジェット記録用紙において、さらに無機蛍光顔料を含
    有する層を有することを特徴とするインクジェット記録
    用紙。
  3. 【請求項3】無機蛍光顔料の比表面積が5000〜20
    000cm2/gである請求項1または2記載のインク
    ジェット記録用紙。
  4. 【請求項4】無機蛍光顔がZn2SiO4:Mn、CaSiO4:Pb:Mn、
    ZnS:Cuの少なくとも1種を含有する請求項1,2または
    3記載のインクジェット記録用紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016132840A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 株式会社Moデバイス 紙、発光素子、及び紙の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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