JP2000102915A - コンクリート型枠における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置 - Google Patents
コンクリート型枠における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製品を成形するときは中子を定盤の定位置へ
確実に固定して置き、成形を終わると定盤から離れさせ
て製品と共に離脱することができるコンクリート型枠の
定盤着け中子等の着脱装置を提供する。 【解決手段】 コンクリート型枠の定盤へ取り付ける中
子等が製品の離型を妨げる傾斜部を有するため、この中
子等を製品の成形時は定盤の定位置へ固定して置き、成
形を終わって製品を離型する時は製品と共に離脱する中
子等の着脱装置であつて、中子5等の下側に定盤2に設
けた孔7を通って定盤2の裏側へ出る取付片6を設け、
定盤1の裏側には取付片6に設けた受動部8へ操作手段
により係脱される引き下げ手段10を設けて、この引き
下げ手段10を受動部8に係合させると取付片6の引き
下げによって中子5等が定盤2へ固定され、受動部8か
ら離脱させると取付片6の開放によって中子5等が離脱
されるようにする。
確実に固定して置き、成形を終わると定盤から離れさせ
て製品と共に離脱することができるコンクリート型枠の
定盤着け中子等の着脱装置を提供する。 【解決手段】 コンクリート型枠の定盤へ取り付ける中
子等が製品の離型を妨げる傾斜部を有するため、この中
子等を製品の成形時は定盤の定位置へ固定して置き、成
形を終わって製品を離型する時は製品と共に離脱する中
子等の着脱装置であつて、中子5等の下側に定盤2に設
けた孔7を通って定盤2の裏側へ出る取付片6を設け、
定盤1の裏側には取付片6に設けた受動部8へ操作手段
により係脱される引き下げ手段10を設けて、この引き
下げ手段10を受動部8に係合させると取付片6の引き
下げによって中子5等が定盤2へ固定され、受動部8か
ら離脱させると取付片6の開放によって中子5等が離脱
されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート型枠
の定盤着け中子等の着脱装置。詳しくは製品の成形時は
中子を定盤へ固定して置き、成形を終わると中子を製品
と共に離脱する装置に関する。
の定盤着け中子等の着脱装置。詳しくは製品の成形時は
中子を定盤へ固定して置き、成形を終わると中子を製品
と共に離脱する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート型枠で形成されるセ
グメント等の製品の内側には、結合用のナツト等を収め
て回すための凹部が必要であり、この凹部の形成は定盤
へ中子を固定することにより行われている。
グメント等の製品の内側には、結合用のナツト等を収め
て回すための凹部が必要であり、この凹部の形成は定盤
へ中子を固定することにより行われている。
【0003】しかしながら、前述のように定盤へ中子を
固定する場合は、この中子に製品の離型を妨げる傾斜部
が図3のように存在していると、製品を離型することが
できないため、製品を成形するときだけ中子を定盤へ固
定して置き、成形を終わると中子を製品と共に離脱する
装置が必要であるが、このような中子着脱装置はまだ開
発されていない。
固定する場合は、この中子に製品の離型を妨げる傾斜部
が図3のように存在していると、製品を離型することが
できないため、製品を成形するときだけ中子を定盤へ固
定して置き、成形を終わると中子を製品と共に離脱する
装置が必要であるが、このような中子着脱装置はまだ開
発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この現状に
即してなされたもので、製品を成形するときは中子を定
盤の定位置へ確実に固定して置き、成形を終わると定盤
から離れさせて製品と共に離脱することができるコンク
リート型枠の定盤着け中子等の着脱装置を提供する。
即してなされたもので、製品を成形するときは中子を定
盤の定位置へ確実に固定して置き、成形を終わると定盤
から離れさせて製品と共に離脱することができるコンク
リート型枠の定盤着け中子等の着脱装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るコンクリート型枠の中子等の取付装置
は下記の構成を採用することを特徴とする。コンクリー
ト型枠の定盤へ取り付ける中子等が製品の離型を妨げる
傾斜部を有するため、この中子等を製品の成形時は定盤
の定位置へ固定して置き、成形を終って製品を離型する
ときは製品と共に離脱する中子等の着脱装置であつて、
中子等の下側に定盤に設けた孔を通って定盤の裏側へ出
る取付片を設け、定盤の裏側には取付片に設けた受動部
へ操作手段により係脱される引き下げ手段を設けて、こ
の引き下げ手段を受動部に係合させると取付片の引き下
げによって中子が定盤へ固定され、受動部から離脱させ
ると取付片の開放によって中子が離脱されるようにす
る。
め、本発明に係るコンクリート型枠の中子等の取付装置
は下記の構成を採用することを特徴とする。コンクリー
ト型枠の定盤へ取り付ける中子等が製品の離型を妨げる
傾斜部を有するため、この中子等を製品の成形時は定盤
の定位置へ固定して置き、成形を終って製品を離型する
ときは製品と共に離脱する中子等の着脱装置であつて、
中子等の下側に定盤に設けた孔を通って定盤の裏側へ出
る取付片を設け、定盤の裏側には取付片に設けた受動部
へ操作手段により係脱される引き下げ手段を設けて、こ
の引き下げ手段を受動部に係合させると取付片の引き下
げによって中子が定盤へ固定され、受動部から離脱させ
ると取付片の開放によって中子が離脱されるようにす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るコンクリート
型枠の定盤着け中子等の着脱装置の実施形態を図面に基
づいて説明する。
型枠の定盤着け中子等の着脱装置の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0007】図において符号Aは、例えば、セグメント
等の製品1を成形するコンクリート型枠である。この型
枠Aは、円弧状をなす定盤2とその周囲に配設された側
枠3と妻枠4とで構成されて、図3に示すよう定盤2の
側枠3に近い部分に後記する中子の取付座2aを設けて
ある。
等の製品1を成形するコンクリート型枠である。この型
枠Aは、円弧状をなす定盤2とその周囲に配設された側
枠3と妻枠4とで構成されて、図3に示すよう定盤2の
側枠3に近い部分に後記する中子の取付座2aを設けて
ある。
【0008】符号5は、前記製品1に結合用の凹部1a
を形成させる中子である。この中子5は、型枠Aの妻枠
4に対応する壁5aが底辺5bに対して直角をなし、反
対側の壁5cは上つぼまりの状態に傾斜し、上面5dが
底辺5bと並行する正面形状に形成されている。したが
って、この中子5を円弧状をなす定盤2の端部に取り付
けると、壁5aがこれと型枠Aの妻枠4との間に生ずる
空間へ張り出して、この部分に成形される製品1の一部
分を離型できなくするから、この中子5は製品1を成形
するときは取付座2aに固定して置き、成形を終わって
製品1を離型するとき製品1に伴われて離脱されるよう
にする必要がある。
を形成させる中子である。この中子5は、型枠Aの妻枠
4に対応する壁5aが底辺5bに対して直角をなし、反
対側の壁5cは上つぼまりの状態に傾斜し、上面5dが
底辺5bと並行する正面形状に形成されている。したが
って、この中子5を円弧状をなす定盤2の端部に取り付
けると、壁5aがこれと型枠Aの妻枠4との間に生ずる
空間へ張り出して、この部分に成形される製品1の一部
分を離型できなくするから、この中子5は製品1を成形
するときは取付座2aに固定して置き、成形を終わって
製品1を離型するとき製品1に伴われて離脱されるよう
にする必要がある。
【0009】符号6は、中子5へ取付けた取付片であ
る。この取付片6は定盤2にあけた孔7を通って定盤2
の裏側へ出る長さに形成し、その先端部に後記する引き
下げ手段の受動部としての孔8を設けてある。尚、この
取付片6は中子5へ固定してしまうと、製品1を離型す
る際、製品1が多少傾いてもこじれて孔7から抜けにく
くなるので、図1に示すように取付片6の上端を枢軸9
により中子5へ取り付け、取付片6と定盤2の孔7とに
遊動間隙を存在させて、取付片6の遊動で孔7からの抜
き取りが円滑に行われるようにするとよい。
る。この取付片6は定盤2にあけた孔7を通って定盤2
の裏側へ出る長さに形成し、その先端部に後記する引き
下げ手段の受動部としての孔8を設けてある。尚、この
取付片6は中子5へ固定してしまうと、製品1を離型す
る際、製品1が多少傾いてもこじれて孔7から抜けにく
くなるので、図1に示すように取付片6の上端を枢軸9
により中子5へ取り付け、取付片6と定盤2の孔7とに
遊動間隙を存在させて、取付片6の遊動で孔7からの抜
き取りが円滑に行われるようにするとよい。
【0010】符号10は、取付片6の引き下げ手段であ
る。この引き下げ手段は、図1に示す楔竿10を用いる
場合は、側枠3に取り付けた摺動軸受11に楔竿10を
嵌合して、この楔竿10を後記操作手段で押し出すと、
楔竿10が先端の楔面10aを取付片6の受動部6aで
ある孔8に係合させる。すると、取付片6が引き下げら
れて中子5を取付座2aに密着させて固定する。しか
し、楔竿10をその元端に取付けた抜き輪12に梃子を
掛けて引っ張ると、楔竿10が取付片6の受動部である
孔8より外れるため、取付片6は自由になって中子5を
定盤2から離脱できるようにする。
る。この引き下げ手段は、図1に示す楔竿10を用いる
場合は、側枠3に取り付けた摺動軸受11に楔竿10を
嵌合して、この楔竿10を後記操作手段で押し出すと、
楔竿10が先端の楔面10aを取付片6の受動部6aで
ある孔8に係合させる。すると、取付片6が引き下げら
れて中子5を取付座2aに密着させて固定する。しか
し、楔竿10をその元端に取付けた抜き輪12に梃子を
掛けて引っ張ると、楔竿10が取付片6の受動部である
孔8より外れるため、取付片6は自由になって中子5を
定盤2から離脱できるようにする。
【0011】符号13は、引き下げ手段10を操作する
操作手段である。この操作手段は、一端を楔竿10の元
端の凹部10bに係合させ、他端を枕材14に当て、中
間にねじ15を遊合して、このねじ15を側枠3に取付
けられるめねじ16へ螺合させると、操作手段13が枕
材14を支点とする回動を行って梃子の作用で楔竿10
を押し出すようにしてある。
操作手段である。この操作手段は、一端を楔竿10の元
端の凹部10bに係合させ、他端を枕材14に当て、中
間にねじ15を遊合して、このねじ15を側枠3に取付
けられるめねじ16へ螺合させると、操作手段13が枕
材14を支点とする回動を行って梃子の作用で楔竿10
を押し出すようにしてある。
【0012】符号17は、製品1に結合ボルト用の孔1
8をあけるピンである。このピン17は、側壁3にあけ
た19から型枠A内へ挿入し、先端の小径部17aを中
子5の壁5aにあけた孔20へ係合させ置いて、型枠A
内へコンクリートを充填し、これが固化したとき前記ピ
ン17を抜き取って、製品1に凹部1aへ開口するボル
ト孔18を形成させる。
8をあけるピンである。このピン17は、側壁3にあけ
た19から型枠A内へ挿入し、先端の小径部17aを中
子5の壁5aにあけた孔20へ係合させ置いて、型枠A
内へコンクリートを充填し、これが固化したとき前記ピ
ン17を抜き取って、製品1に凹部1aへ開口するボル
ト孔18を形成させる。
【0013】尚、本発明の前記実施形態においては、中
子の取付片の引き下げ手段として、取付片の受動部に楔
面を係脱させる楔方式を用いたが、この方式に限定され
るものではなく、同様の機能を果たすものであれば、そ
の他の手段を任意に選択し得ることは勿論である。
子の取付片の引き下げ手段として、取付片の受動部に楔
面を係脱させる楔方式を用いたが、この方式に限定され
るものではなく、同様の機能を果たすものであれば、そ
の他の手段を任意に選択し得ることは勿論である。
【0014】前記構成のコンクリート型枠の定盤着け中
子等の着脱装置は、中子5の取付片6を定盤2にあけた
孔7に挿し通して中子5を取付座2aの上に乗せて置
き、取付片6の受動部としての孔8へ引き下げ手段10
の楔面10aを係合させれば、取付片6は楔面10aで
引き下げられて中子5を定盤2へ固定する。そこで、型
枠A内へコンクリートを充填して、中子5の部分に凹部
1aが形成されたセグメント等の製品1を成形する。そ
して、製品1が硬化して離型できるようになったとき、
引き下げ手段10を取付片6の受動部の孔8から外し、
中子5の固定を解いて型枠Aを開き、製品の離型を行う
ようにすれば、中子5は製品に伴われて定盤2から離脱
されるため、その後に中子5を図5に矢印で示す方向へ
引っ張れば中子5は製品から離脱されて凹部1aを有す
る製品1が得られるものである。
子等の着脱装置は、中子5の取付片6を定盤2にあけた
孔7に挿し通して中子5を取付座2aの上に乗せて置
き、取付片6の受動部としての孔8へ引き下げ手段10
の楔面10aを係合させれば、取付片6は楔面10aで
引き下げられて中子5を定盤2へ固定する。そこで、型
枠A内へコンクリートを充填して、中子5の部分に凹部
1aが形成されたセグメント等の製品1を成形する。そ
して、製品1が硬化して離型できるようになったとき、
引き下げ手段10を取付片6の受動部の孔8から外し、
中子5の固定を解いて型枠Aを開き、製品の離型を行う
ようにすれば、中子5は製品に伴われて定盤2から離脱
されるため、その後に中子5を図5に矢印で示す方向へ
引っ張れば中子5は製品から離脱されて凹部1aを有す
る製品1が得られるものである。
【0015】
【発明の効果】前述した通り本発明に係るコンクリート
型枠の定盤着け中子等の着脱装置は、中子に設けた取付
片を孔に通して、その受動部に引き下げ手段を係合させ
れば、中子を定盤へ固定することができ、引き下げ手段
を受動部から外せば、定盤から中子を取り外すことがで
きるから、この装置により成形時は中子を定盤へ固定
し、成形後の製品離型に際しては中子を製品と共に離脱
させるようにすれば、定盤に固定すると製品を離型する
ことができない中子を有する製品も容易確実に成形する
ことができる。
型枠の定盤着け中子等の着脱装置は、中子に設けた取付
片を孔に通して、その受動部に引き下げ手段を係合させ
れば、中子を定盤へ固定することができ、引き下げ手段
を受動部から外せば、定盤から中子を取り外すことがで
きるから、この装置により成形時は中子を定盤へ固定
し、成形後の製品離型に際しては中子を製品と共に離脱
させるようにすれば、定盤に固定すると製品を離型する
ことができない中子を有する製品も容易確実に成形する
ことができる。
【図1】本発明に係るコンクリート型枠の定盤着け中子
等の着脱装置により中子を定盤へ固定した状態の縦断側
面図である。
等の着脱装置により中子を定盤へ固定した状態の縦断側
面図である。
【図2】同上装置の引き下げ手段とその操作手段とを示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】同上装置で中子を定盤へ固定し製品の成形を行
う状態の縦断正面図である。
う状態の縦断正面図である。
【図4】製品の成形後に製品の離型と中子の離脱とを行
う状態の縦断正面図である。
う状態の縦断正面図である。
【図5】離型した製品から中子を離脱する状態の縦断正
面図である。
面図である。
A コンクリート型枠 1 製品 2 定盤 3 側枠 5 中子 6 取付片 7 孔 8 受動部 10 引き下げ手段 13 操作手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月30日(1999.6.3
0)
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンクリート型枠における周辺枠
から離隔する中子等の着脱装置
から離隔する中子等の着脱装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート型枠
における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置に関す
る。
における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート型枠で形成されるセ
グメント等の製品の内側には、結合用のナツト等を収め
て回すための凹部が必要であり、この凹部の形成は定盤
へ中子を固定することにより行われている。
グメント等の製品の内側には、結合用のナツト等を収め
て回すための凹部が必要であり、この凹部の形成は定盤
へ中子を固定することにより行われている。
【0003】しかしながら、前述のように定盤へ中子を
固定する場合は、この中子が周辺枠から離隔して、しか
も、図3のように傾斜部が存在していると、製品を離型
することができないため、製品を成形するときだけ中子
を定盤へ固定して置き、成形を終わると中子を製品と共
に離脱する装置が必要であるが、このような中子着脱装
置はまだ開発されていない。
固定する場合は、この中子が周辺枠から離隔して、しか
も、図3のように傾斜部が存在していると、製品を離型
することができないため、製品を成形するときだけ中子
を定盤へ固定して置き、成形を終わると中子を製品と共
に離脱する装置が必要であるが、このような中子着脱装
置はまだ開発されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この現状に
即してなされたもので、中子等を引き付け手段により定
盤へ止着するとともに、中子と周辺枠との間にボルト孔
の形成部材を橋渡しすることにより、製品の側面から離
隔した位置にボルト孔が側面へ開口する凹部を簡単に形
成することができるコンクリート型枠における周辺枠か
ら離隔する中子等の着脱装置を提供する。
即してなされたもので、中子等を引き付け手段により定
盤へ止着するとともに、中子と周辺枠との間にボルト孔
の形成部材を橋渡しすることにより、製品の側面から離
隔した位置にボルト孔が側面へ開口する凹部を簡単に形
成することができるコンクリート型枠における周辺枠か
ら離隔する中子等の着脱装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るコンクリート型枠における周辺枠から
離隔する中子等の着脱装置は、下記の構成を採用するこ
とを特徴とする。コンクリート型枠の定盤上へ中子等が
周辺枠から離隔するように取り付けられているものにお
いて、中子等が下側に設けられる取付片を、定盤に設け
られた孔から下に出して引き付け手段を係合させること
により定盤へ止着され、前記中子等の周辺枠に対応する
壁と周辺枠との間には、周辺枠に挿脱自在に支持される
ボルト孔の形成部材が架橋状に配置されている。
め、本発明に係るコンクリート型枠における周辺枠から
離隔する中子等の着脱装置は、下記の構成を採用するこ
とを特徴とする。コンクリート型枠の定盤上へ中子等が
周辺枠から離隔するように取り付けられているものにお
いて、中子等が下側に設けられる取付片を、定盤に設け
られた孔から下に出して引き付け手段を係合させること
により定盤へ止着され、前記中子等の周辺枠に対応する
壁と周辺枠との間には、周辺枠に挿脱自在に支持される
ボルト孔の形成部材が架橋状に配置されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るコンクリート
型枠における妻枠から離隔する中子等の着脱装置の実施
形態を図面に基づいて説明する。
型枠における妻枠から離隔する中子等の着脱装置の実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0007】図において符号Aは、例えば、セグメント
等の製品1を成形するコンクリート型枠である。この型
枠Aは、円弧状をなす定盤2とその周囲に配設された周
辺枠、すなわち、側枠3と妻枠4とで構成されて、図3
に示すよう定盤2の側枠3に近い部分に後記する中子の
取付座2aを設けてある。
等の製品1を成形するコンクリート型枠である。この型
枠Aは、円弧状をなす定盤2とその周囲に配設された周
辺枠、すなわち、側枠3と妻枠4とで構成されて、図3
に示すよう定盤2の側枠3に近い部分に後記する中子の
取付座2aを設けてある。
【0008】符号5は、前記製品1に結合用の凹部1a
を形成させる中子である。この中子5は、型枠Aの妻枠
4に対応する壁5aが底辺5bに対して直角をなし、反
対側の壁5cは上つぼまりの状態に傾斜し、上面5dが
底辺5bと並行する正面形状に形成されている。したが
って、この中子5を円弧状をなす定盤2の端部へ妻枠4
から隔離するよう(図3参照)に取り付けると、壁5a
はその上方ほど妻枠4側への張出しが大きくなるように
傾いて、製品の抜き勾配に対して逆傾斜となり製品1の
離型を阻害するようになる。このため、中子5は、製品
1を成形するときは取付座2aに固定して置き、成形を
終わって製品1を離型するときは、製品1に伴われて定
盤2から離脱されるようにする必要がある。
を形成させる中子である。この中子5は、型枠Aの妻枠
4に対応する壁5aが底辺5bに対して直角をなし、反
対側の壁5cは上つぼまりの状態に傾斜し、上面5dが
底辺5bと並行する正面形状に形成されている。したが
って、この中子5を円弧状をなす定盤2の端部へ妻枠4
から隔離するよう(図3参照)に取り付けると、壁5a
はその上方ほど妻枠4側への張出しが大きくなるように
傾いて、製品の抜き勾配に対して逆傾斜となり製品1の
離型を阻害するようになる。このため、中子5は、製品
1を成形するときは取付座2aに固定して置き、成形を
終わって製品1を離型するときは、製品1に伴われて定
盤2から離脱されるようにする必要がある。
【0009】符号6は、中子5へ取付けた取付片であ
る。この取付片6は定盤2にあけた孔7を通って定盤2
の裏側へ出る長さに形成し、その先端部に後記する引き
下げ手段の受動部としての孔8を設けてある。尚、この
取付片6は中子5へ固定してしまうと、製品1を離型す
る際、製品1が多少傾いてもこじれて孔7から抜けにく
くなるので、図1に示すように取付片6の上端を枢軸9
により中子5へ取り付け、取付片6と定盤2の孔7とに
遊動間隙を存在させて、取付片6の遊動で孔7からの抜
き取りが円滑に行われるようにするとよい。
る。この取付片6は定盤2にあけた孔7を通って定盤2
の裏側へ出る長さに形成し、その先端部に後記する引き
下げ手段の受動部としての孔8を設けてある。尚、この
取付片6は中子5へ固定してしまうと、製品1を離型す
る際、製品1が多少傾いてもこじれて孔7から抜けにく
くなるので、図1に示すように取付片6の上端を枢軸9
により中子5へ取り付け、取付片6と定盤2の孔7とに
遊動間隙を存在させて、取付片6の遊動で孔7からの抜
き取りが円滑に行われるようにするとよい。
【0010】符号10は、取付片6の引き下げ手段であ
る。この引き下げ手段は、図1に示す楔竿10を用いる
場合は、側枠3に取り付けた摺動軸受11に楔竿10を
嵌合して、この楔竿10を後記操作手段で押し出すと、
楔竿10が先端の楔面10aを取付片6の受動部6aで
ある孔8に係合させる。すると、取付片6が引き下げら
れて中子5を取付座2aに密着させて固定する。しか
し、楔竿10をその元端に取付けた抜き輪12に梃子を
掛けて引っ張ると、楔竿10が取付片6の受動部である
孔8より外れるため、取付片6は自由になって中子5を
定盤2から離脱できるようにする。
る。この引き下げ手段は、図1に示す楔竿10を用いる
場合は、側枠3に取り付けた摺動軸受11に楔竿10を
嵌合して、この楔竿10を後記操作手段で押し出すと、
楔竿10が先端の楔面10aを取付片6の受動部6aで
ある孔8に係合させる。すると、取付片6が引き下げら
れて中子5を取付座2aに密着させて固定する。しか
し、楔竿10をその元端に取付けた抜き輪12に梃子を
掛けて引っ張ると、楔竿10が取付片6の受動部である
孔8より外れるため、取付片6は自由になって中子5を
定盤2から離脱できるようにする。
【0011】符号13は、引き下げ手段10を操作する
操作手段である。この操作手段は、一端を楔竿10の元
端の凹部10bに係合させ、他端を枕材14に当て、中
間にねじ15を遊合して、このねじ15を側枠3に取付
けられるめねじ16へ螺合させると、操作手段13が枕
材14を支点とする回動を行って梃子の作用で楔竿10
を押し出すようにしてある。
操作手段である。この操作手段は、一端を楔竿10の元
端の凹部10bに係合させ、他端を枕材14に当て、中
間にねじ15を遊合して、このねじ15を側枠3に取付
けられるめねじ16へ螺合させると、操作手段13が枕
材14を支点とする回動を行って梃子の作用で楔竿10
を押し出すようにしてある。
【0012】符号17は、中子5の妻枠4に対応する壁
5aと、妻枠4との間に架橋状に設けて、製品1に結合
ボルト用の孔18をあけさせる部材のピンである。この
ピン17は、妻枠4にあけた孔19から型枠A内へ挿入
して、先端の小径部17aを中子5の壁5aにあけた孔
20へ嵌合する。そして、型枠A内へコンクリートを充
填し、このコンクリートが固化して製品1を形成したと
き、前記ピン17を抜き取って、製品1の側面から離隔
した位置に側面へ開口するボルト孔18を有する凹部1
aを形成させる。
5aと、妻枠4との間に架橋状に設けて、製品1に結合
ボルト用の孔18をあけさせる部材のピンである。この
ピン17は、妻枠4にあけた孔19から型枠A内へ挿入
して、先端の小径部17aを中子5の壁5aにあけた孔
20へ嵌合する。そして、型枠A内へコンクリートを充
填し、このコンクリートが固化して製品1を形成したと
き、前記ピン17を抜き取って、製品1の側面から離隔
した位置に側面へ開口するボルト孔18を有する凹部1
aを形成させる。
【0013】尚、本発明の前記実施形態は、中子が妻枠
から離隔する場合に付いて説明したが、中子は側枠から
離隔する場合もあるもので、この場合についての図面並
びに説明は省略し、また、中子の取付片の引き下げ手段
も、取付片の受動部に楔面を係脱させる楔方式に限定さ
れず、同様の機能を果たすものであれば、他の手段を任
意に選択し得るものであるが、これらについての図面並
びに説明も省略する。
から離隔する場合に付いて説明したが、中子は側枠から
離隔する場合もあるもので、この場合についての図面並
びに説明は省略し、また、中子の取付片の引き下げ手段
も、取付片の受動部に楔面を係脱させる楔方式に限定さ
れず、同様の機能を果たすものであれば、他の手段を任
意に選択し得るものであるが、これらについての図面並
びに説明も省略する。
【0014】前記構成のコンクリート型枠における周辺
枠から離隔する中子等の着脱装置は、中子5の取付片6
を定盤2にあけた孔7に挿し通して中子5を取付座2a
の上に乗せて置き、妻枠4の孔19にボルト孔の形成部
材17を挿して、その先端に設けられる小径部17aを
中子5の壁5aにあけた孔20に嵌合すると、ボルト孔
の形成部材17は中子5と妻枠4との間に橋渡しされ
る。そこで、取付片6の受動部としての孔8へ引き下げ
手段10の楔面10aを係合させれば、取付片6は楔面
10aで引き下げられて中子5をその壁5aが妻枠4か
ら隔離された状態において定盤2へ固定する。このよう
に中子5が固定されたら、型枠A内へコンクリートを充
填して、中子5の部分に凹部1aが形成されたセグメン
ト等の製品1を成形する。そして、製品1が硬化して離
型できるようになったとき、引き下げ手段10を取付片
6の受動部の孔8から外し、妻枠4の孔19からボルト
孔の形成部材17を抜き取れば、中子5の固定が解かれ
るからこの状態において型枠Aを開き、製品1の離型を
行うようにすれば、中子5は製品1に伴われて定盤2か
ら離脱されるため、その後に中子5を図5に矢印で示す
方向へ引っ張れば、中子5が離型されて製品1の側面か
ら離隔する位置に、ボルト孔18が側面に開口する凹部
1aを形成することができる。
枠から離隔する中子等の着脱装置は、中子5の取付片6
を定盤2にあけた孔7に挿し通して中子5を取付座2a
の上に乗せて置き、妻枠4の孔19にボルト孔の形成部
材17を挿して、その先端に設けられる小径部17aを
中子5の壁5aにあけた孔20に嵌合すると、ボルト孔
の形成部材17は中子5と妻枠4との間に橋渡しされ
る。そこで、取付片6の受動部としての孔8へ引き下げ
手段10の楔面10aを係合させれば、取付片6は楔面
10aで引き下げられて中子5をその壁5aが妻枠4か
ら隔離された状態において定盤2へ固定する。このよう
に中子5が固定されたら、型枠A内へコンクリートを充
填して、中子5の部分に凹部1aが形成されたセグメン
ト等の製品1を成形する。そして、製品1が硬化して離
型できるようになったとき、引き下げ手段10を取付片
6の受動部の孔8から外し、妻枠4の孔19からボルト
孔の形成部材17を抜き取れば、中子5の固定が解かれ
るからこの状態において型枠Aを開き、製品1の離型を
行うようにすれば、中子5は製品1に伴われて定盤2か
ら離脱されるため、その後に中子5を図5に矢印で示す
方向へ引っ張れば、中子5が離型されて製品1の側面か
ら離隔する位置に、ボルト孔18が側面に開口する凹部
1aを形成することができる。
【0015】
【発明の効果】前述した通り、本発明に係るコンクリー
ト型枠の妻枠から離隔する中子等の着脱装置は、中子等
を引き付け手段によりと定盤へ止着するとともに、中子
と周辺枠との間にボルト孔の形成部材を橋渡しすること
により、製品の側縁から離隔した位置にボルト孔が側面
に開口する凹部を簡単、確実に形成することができる。
ト型枠の妻枠から離隔する中子等の着脱装置は、中子等
を引き付け手段によりと定盤へ止着するとともに、中子
と周辺枠との間にボルト孔の形成部材を橋渡しすること
により、製品の側縁から離隔した位置にボルト孔が側面
に開口する凹部を簡単、確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート型枠の周辺枠から離
隔する中子等の着脱装置により中子を定盤へ固定した状
態の縦断側面図である。
隔する中子等の着脱装置により中子を定盤へ固定した状
態の縦断側面図である。
【図2】同上装置の引き下げ手段とその操作手段とを示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】同上装置で中子を定盤へ固定して製品の成形を
行う状態の縦断正面図である。
行う状態の縦断正面図である。
【図4】製品の成形後に製品の離型と中子の離脱とを行
う状態の縦断正面図である。
う状態の縦断正面図である。
【図5】離型した製品から中子を離脱する状態の縦断正
面図である。
面図である。
【符号の説明】 A コンクリート型枠 1 製品 2 定盤4 周辺枠 5 中子5a 壁 6 取付片 7 孔 8 受動部 10 引き下げ手段 13 操作手段17 ボルト孔の形成部材 17a 小径部 20 孔
Claims (1)
- 【請求項1】 コンクリート型枠の定盤へ取り付ける中
子等が製品の離型を妨げる傾斜部を有するため、この中
子等を製品の成形時は定盤の定位置へ固定して置き、成
形を終わって製品を離型するときは製品と共に離脱する
中子等の着脱装置であつて、 中子等の下側に定盤に設けた孔を通って定盤の裏側へ出
る取付片を設け、 定盤の裏側には取付片に設けた受動部へ操作手段により
係脱される引き下げ手段を設けて、 この引き下げ手段を受動部に係合させると取付片の引き
下げによって中子が定盤へ固定され、受動部から離脱さ
せると取付片の開放によって中子が離脱されるようにし
たことを特徴とするコンクリート型枠の定盤着け中子等
の着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27616998A JP2992520B1 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | コンクリート型枠における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27616998A JP2992520B1 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | コンクリート型枠における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2992520B1 JP2992520B1 (ja) | 1999-12-20 |
JP2000102915A true JP2000102915A (ja) | 2000-04-11 |
Family
ID=17565699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27616998A Expired - Fee Related JP2992520B1 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | コンクリート型枠における周辺枠から離隔する中子等の着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992520B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009149016A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Koichi Tamura | ブロックの製造方法および装置 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP27616998A patent/JP2992520B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009149016A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Koichi Tamura | ブロックの製造方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2992520B1 (ja) | 1999-12-20 |
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