JPH0623552Y2 - 吊り杆 - Google Patents

吊り杆

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JPH0623552Y2
JPH0623552Y2 JP6750188U JP6750188U JPH0623552Y2 JP H0623552 Y2 JPH0623552 Y2 JP H0623552Y2 JP 6750188 U JP6750188 U JP 6750188U JP 6750188 U JP6750188 U JP 6750188U JP H0623552 Y2 JPH0623552 Y2 JP H0623552Y2
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JP
Japan
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suspension
soap
main body
retaining portion
molded
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6750188U
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English (en)
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JPH01173150U (ja
Inventor
昇 高橋
Original Assignee
株式会社タカプラ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、石鹸等を吊り下げるために使用される吊り
の改良に関する。
(従来の技術) 従来、石鹸等を吊り下げるために使用される吊りは、
石鹸製造時すなわち石鹸液を型に流し込んで凝固させる
前(液化状態)に、紐或いはプラスチック成形品からな
る吊りを型内の石鹸液に浸漬させたまま凝固させるこ
とにより、或いは実開昭59−159398号若しくは
実開昭61−19389号のように、石鹸が凝固した後
すなわち成型された固体状の石鹸にをねじ込むことに
より止着させていた(第5図参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記したような従来の技術すなわち、凝
固前の取付にあっては、型内の石鹸が液状であることか
ら石鹸液内に浸漬された吊りの静止手段が別途に必要
となり、また、位置決め及び抜け止めにも余儀無くされ
ていた。
また、凝固後の取付にあっては、固体状の石鹸に孔をあ
ける際若しくはねじ込みの際に、石鹸が脆いことも相俟
って、亀裂が生じたり或いは欠損するなどの問題があ
り、また、螺旋孔が拡径し易いため、吊りの止着保持
に手間を要していた。
更に、前記凝固前の取付にあって、殊に半固状態での取
付にあっては、石鹸がゲル状であることから、前述のよ
うな吊りの静止手段が不要となる反面、流動性に乏し
いため、吊りの先端を碇型に成形したり或いは突部若
しくは返し等を突出してなる抜止部が施された吊りを
挿着する場合などは、斯かる吊りの端面形状に応じた
開口が石鹸の表面に陥没し、この開口が完全に塞がらな
いため、凝固後、吊りの植え際に不要な凹みが生じる
などの問題があり、商品価値の低下にもつながっていた
(第4図参照)。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、吊り
の位置決め及び抜け防止が簡単に行なえ、しかも石鹸に
取付けた際、石鹸の表面に凹み等の欠損部を生じさせな
い有用な吊りを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための部) 上述の如き問題点を解決し所期の目的を達成するため本
考案の要旨とする構成は、石鹸等を吊り下げるために使
用されるフック等の吊りにおいて、該吊りは、棒状
の本体と、該本体の上端に設けられた係止部と、前
記本体の下端に設けられた抜止部とを備え、かつ該吊
りの少なくとも前記抜止部を所定温度で元の形状に復
元する形状記憶樹脂材にて成形してなる吊りに存す
る。
(作用) このように構成される吊りは、少なくとも本体の抜
止部を常温下で変形させて予め小さくしておけば、斯か
る本体は適温に加熱された半固状態の石鹸内に浸漬さ
れた後に、本体が元の形状に復元され、本体の抜止
部が石鹸内で広がるため、石鹸表面の開口が最小限で済
むこととなる。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明す
る。
図中Aは、本考案に係る吊りであり、この吊りAは
形状記憶樹脂材から一体成形されているもので、棒状の
本体1と、該本体1の上端に連設されたリング状の
係止具2と、前記本体1の下端部に突出された抜止部
3を備えている。
また、前述した形状記憶樹脂材は、40℃前後で元の形
状に復元する超高分子量のポリマーからなるもので、例
えば日本ゼオン株式会社販売(フランス CdF Ch
ime社開発)のノーソレックス(登録商標)を使用す
る。
更に、この吊りAの成型法としては、例えば、上記形
状記憶樹脂材を圧縮成形で板状に成形し、該シートを任
意形状に型抜きすることにより一体成形するものであ
る。また、吊りAを成形後、少なくとも本体1の抜
止部3を常温下で変形させて予め小さくしておけば、斯
かる本体1は適温に加熱された半固状態の石鹸内に浸
漬された後に、本体1が元の形状に復元され、抜止部
3が石鹸内で広がるため、石鹸表面の開口(凹み)が最
小限で済むこととなる。
尚、本考案の吊りAは、図示以外の適宜形状に成形し
ても良く、また、前述した形状記憶樹脂材並びに吊り
Aの成形法に限定されることなく、その他の形状記憶樹
脂材、適宜成形法を用いても良い。また、第3図に示し
たように、本体1を常温で真っ直に成形〔(イ)参
照〕し、所定温度の液体等に浸漬することで変形
〔(ロ)参照〕して抜止部3を形成するようにしても構
わない。尚、図中4は型枠、5は凹みである。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、吊りの少なくとも抜止
部を所定温度で変形する形状記憶樹脂材にて成形したこ
とによって、石鹸が凝固する前の取付、殊に半固状態で
の取付にあっては、本体を碇型に成形したり、或いは
突部若しくは返し等の抜止部が施された吊りを埋設す
る場合であっても、成形後に少なくとも抜止部を変形さ
せて予め小さくしておけば、適温に加熱された半固状態
の石鹸内に浸漬された後に、本体等が元の形状に復元
され、前記抜止部が石鹸内で広がるため、石鹸表面への
開口が最小限で済むこととなり、従って、石鹸の仕上り
後に、吊りの植え際に不要な凹みが生じることがな
く、取付石鹸の商品価値を向上させることができること
となった。
しかも、石鹸製造時における吊りの取付にあって、吊
りの位置決め及び抜止部を別途に設けることなく簡単
に行なえるため、機械による自動組付けが可能になると
共に、従来のねじ込み作業による亀裂或いは欠損の問題
及び石鹸の螺旋孔の拡径に伴う吊りの止着の手間を省
くことができることとなった。
このように本考案の吊りは、吊りの位置決め及び抜
け防止が簡単に行なえ、しかも石鹸に取付けた際、石鹸
の表面に凹み等の欠損部を生じさせない有用な吊りを
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本考案に係る吊りを常温で変形させた
後の正面図、(ロ)は原形に復元した後の同正面図、第
2図(イ)は他の実施例を示す吊りを常温で変形させ
た後の正面図、(ロ)は原形に復元した後の同正面図、
第3図(イ)は他の実施例を示す吊りの常温成形の正面
図、(ロ)は変形後の同正面図、第4図乃至第5図は従
来例を示す説明図である。 A…吊り、1…本体 2…係合部、3…抜止部 4…型枠、5…凹み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】石鹸等を吊り下げるために使用されるフッ
    ク等の吊りにおいて、該吊りは、棒状の本体と、
    該本体の上端に設けられた係止部と、前記本体の下
    端に設けられた抜止部とを備え、かつ、該吊りの少な
    くとも前記抜止部を、所定温度で元の形状に復元する形
    状記憶樹脂材にて成形したことを特徴とする吊り。
JP6750188U 1988-05-24 1988-05-24 吊り杆 Expired - Lifetime JPH0623552Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6750188U JPH0623552Y2 (ja) 1988-05-24 1988-05-24 吊り杆

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Publication Number Publication Date
JPH01173150U JPH01173150U (ja) 1989-12-08
JPH0623552Y2 true JPH0623552Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=31292873

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JPH01173150U (ja) 1989-12-08

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