JP3025142B2 - 重ね打ちによるpc板の製造方法 - Google Patents

重ね打ちによるpc板の製造方法

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JP3025142B2
JP3025142B2 JP5313632A JP31363293A JP3025142B2 JP 3025142 B2 JP3025142 B2 JP 3025142B2 JP 5313632 A JP5313632 A JP 5313632A JP 31363293 A JP31363293 A JP 31363293A JP 3025142 B2 JP3025142 B2 JP 3025142B2
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正雄 川原
弘 吉田
卓司 山田
秀昭 青山
秀夫 大河原
太 岸川
憲一 須長
幹 青山
好正 林
晴果 小川
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重ね打ちによるPC
(プレキャストコンクリート)板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からPC板の製作においては、、ス
ペースの利用効率を高めるべく、重ね打ち工法が採用さ
れている。
【0003】この重ね打ち工法は、第1段目のPC板の
コンクリート打設後、その硬化を待って、該PC板をベ
ッド面として、その上にまた第2段目のPC板を打設し
て行く方法であり、その際、図4(a)に示すように、
ベッド面21のインサート固定治具22に予めインサー
ト23を設けておき、コンクリート打設によってPC板
24に埋め込むようになっている。このインサート23
には、図4(b)に示すように、後に吊り金物25のボ
ルト26が取り付けられ、吊り下げの便に供せられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
重ね打ち工法においては、通常のPC板用のインサート
が用いられており、これはPC板24の片面から厚み方
向の途中まで埋め込む形式のものであるため、第2段目
のPC板の位置決めに不便であり、重ね打ちのメリット
が発揮されないという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、PC板の位置決めを容易にして生産効率を高めるこ
とができる重ね打ちによるPC板の製造方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による重ね打ちによるPC板の製造方法は、
ベッド面に設けたインサート固定治具に、PC板の厚さ
に相当する長さを有する中空筒状のインサートを嵌装
し、その状態で第1段目のPC板のコンクリートを打設
し、その硬化を待って上記インサート内に固定用ロッド
を差込んで上部を突出させ、その固定用ロッドの突出上
部に第2段目のPC板のインサートを嵌装し、その状態
で第2段目のPC板のコンクリートを打設するものであ
る(請求項1)。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1の製造方法では、中空筒状のインサー
トが、第1段目のPC板の厚さを貫通して存在するた
め、これに固定用ロッドを差込んで上部を突出させる
と、その固定用ロッドの突出上部が、第2段目のPC板
のインサートを取り付ける際の位置決め部として機能し
得る。従って、これにインサートを嵌装し、その状態で
第2段目のPC板のコンクリートを打設できる。
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。図1において、1は重ね打ち工法で製作さ
れる第1段目のPC板、2は第2段目のPC板、3はそ
の製作時に使用され各PC板に埋め込まれる重ね打ち用
インサート、4はインサート内に挿入される固定用ロッ
ドである。
【0011】上記インサート3は金属製のパイプから成
り、そのパイプ長さhは、ほぼ各PC板1,2の厚さに
相当するように設定されており、内側面にはネジ5が刻
設されている。
【0012】PC板の製作においては、ベッド面6の所
定位置に、インサート3の内径に対応する外径、正確に
はインサート3の内径より若干小さい外径を有するイン
サート固定治具7が設けられ、このインサート固定治具
7に予めインサート3が図に3aとして示す如く嵌装さ
れる。このインサート3aが嵌装された状態で、第1段
目のPC板1のコンクリートが打設される。従って、イ
ンサート3aはPC板1に埋め込まれる。
【0013】第1段目のPC板1のコンクリート打設
後、その硬化を待って、該PC板1をベッド面として、
その上に剥離材8を介し、第2段目のPC板2が打設さ
れる。その際、インサート3の内径に対応する外径、正
確にはインサート3の内径より若干小さい外径を有する
固定用ロッド4が、インサート3a内に上方から差し込
まれる。
【0014】この固定用ロッド4は、ほぼ各PC板1,
2の厚さに相当するか若しくはそれ以上の長さを有して
いる。このため、固定用ロッド4はその下方部分がイン
サート3aに挿入され、上方部分が上方に突出した状態
となる。この突出しているインサート3aの上部分に、
インサート3bを嵌装し、位置決めし、第2段目のPC
板2のコンクリートを打設する。
【0015】以下、同様にして、第3段目以降のPC板
を重ね打ち工法で製作することができる。
【0016】上記のようにしてPC板に埋め込まれたイ
ンサート3は、PC板に貫通孔をもたらし且つ内面にネ
ジ5を有する形態であるため、(1) PC板脱型用、(2)
PC板建て込み用、(3) 重ね打ち時インサート固定・位
置決め用、(4) RC板厚さ管理用、(5) セパ穴用(PC
板を型枠使いにする場合)といった各種の用途に向けた
機能を発揮する。即ち、1種類のPC板重ね打ち専用イ
ンサートを用意するだけで、前掲の5つの用途に兼用で
きる。
【0017】図2に、上記インサート3にボルト9をネ
ジ込んで吊り治具10をPC板1に取り付けて吊り下げ
の便に供した例を示す。図3は、PC板1,2を型枠使
いとし、セパレータ11をインサート3の孔内に通して
止結部材12で止め、所定間隔を保持するようにした例
である。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0019】1)請求項1の製造方法によれば、中空筒
状のインサートが、第1段目のPC板の厚さを貫通して
貫通孔を形成するため、これに固定用ロッドを差込んで
上部を突出させると、その固定用ロッドの突出上部が、
第2段目のPC板のインサートを取り付ける際の位置決
め部として機能する。従って、これにインサートを嵌装
し、その状態で第2段目のPC板のコンクリートを打設
できる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPC板の重ね打ち製造方法を示した図
である。
【図2】本発明の製造方法で得られたPC板のインサー
トに吊り治具を取り付けた例を示す図である。
【図3】本発明の製造方法で得られたPC板を型枠使い
とした例を示す図である。
【図4】従来の重ね打ち工法を示した図である。
【符号の説明】 1 第1段目のPC板 2 第2段目のPC
板 3 インサート 3a,3b インサ
ート 4 固定用ロッド 5 ネジ 6 ベッド面 7 インサート固定
治具 8 剥離材 9 ボルト 10 吊り治具 11 セパレータ 12 止結部材 21 ベッド面 22 インサート固定治具 23 インサート 24 PC板 25 吊り金物 26 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 卓司 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 青山 秀昭 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 大河原 秀夫 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 岸川 太 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 須長 憲一 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株式会社大林組東京本社内 (72)発明者 青山 幹 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 林 好正 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (72)発明者 小川 晴果 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株 式会社大林組技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−294511(JP,A) 特開 昭63−118206(JP,A) 特開 昭58−14715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 23/00 E04B 1/41 502

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド面に設けたインサート固定治具
    に、PC板の厚さに相当する長さを有する中空筒状のイ
    ンサートを嵌装し、その状態で第1段目のPC板のコン
    クリートを打設し、その硬化を待って上記インサート内
    に固定用ロッドを差込んで上部を突出させ、その固定用
    ロッドの突出上部に第2段目のPC板のインサートを嵌
    装し、その状態で第2段目のPC板のコンクリートを打
    設することを特徴とする重ね打ちによるPC板の製造方
    法。
JP5313632A 1993-12-14 1993-12-14 重ね打ちによるpc板の製造方法 Expired - Lifetime JP3025142B2 (ja)

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JPH07164426A JPH07164426A (ja) 1995-06-27
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