JP2000102730A - 固体触媒からの触媒成分の溶出抑制方法 - Google Patents

固体触媒からの触媒成分の溶出抑制方法

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JP2000102730A
JP2000102730A JP11185738A JP18573899A JP2000102730A JP 2000102730 A JP2000102730 A JP 2000102730A JP 11185738 A JP11185738 A JP 11185738A JP 18573899 A JP18573899 A JP 18573899A JP 2000102730 A JP2000102730 A JP 2000102730A
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Yasuyuki Oki
泰行 沖
Hironobu Koike
宏信 小池
Yoshiaki Takeuchi
美明 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体触媒と水とを混合したり、固体触媒を水
で洗浄する等の固体触媒と水を接触させる場合に、固体
触媒から触媒成分が水に溶出することを抑制する。 【解決手段】 固体触媒と水を接触させる各種操作にお
いて、界面活性剤の存在下で固体触媒と水を接触させる
ことを特徴とする固体触媒からの触媒成分の溶出抑制方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体触媒からの触
媒成分の溶出抑制方法に関する。詳細には、藻、黴等の
分解、排ガスの浄化、窒素酸化物の還元、ダイオキシン
の分解等に用いる固体触媒と水を接触させる各種操作に
おける固体触媒からの触媒成分の溶出抑制方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、藻、黴等の分解、排ガスの浄化、
窒素酸化物の還元、ダイオキシンの分解等に固体触媒を
用いることは公知であり、例えば、酸化チタン粉末にバ
ナジウム化合物等を含浸した粉末状固体触媒や、チタン
アルコキシドを加水分解および重合反応させた後、バナ
ジウム化合物等を添加して得られた溶液を紡糸し、焼成
した繊維状固体触媒等がある。
【0003】固体触媒は、藻、黴等の分解、排ガスの浄
化、窒素酸化物の還元、ダイオキシンの分解等への適用
に際して、通常、その成形加工時、使用時、再生時等
に、固体触媒と水を接触させる各種操作がある。例え
ば、排ガスの浄化用固体触媒の成形に際しては、固体触
媒と水とをスラリー状に混合する操作がある(例えば、
特公平7−114967号公報)。また、焼結炉等から
の窒素酸化物の還元用固体触媒の再生に際して、固体触
媒を水で洗浄する操作がある(例えば、触媒講座第7巻
工業触媒反応編1 基本工業触媒反応、講談社 19
85年7月10日発行、263頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固体触
媒と水とを混合したり、固体触媒を水で洗浄する等の固
体触媒と水を接触させる場合に、固体触媒から触媒成分
が水に溶出する問題があった。
【0005】この様な状況に鑑み、本発明者等は、かか
る問題点を解決すべく鋭意検討した結果、特定物質の存
在下で固体触媒と水を接触させる場合には、固体触媒か
らの触媒成分の溶出を抑制できることを見出し本発明を
完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、固体触
媒と水を接触させる各種操作において、界面活性剤の存
在下で固体触媒と水を接触させることを特徴とする固体
触媒からの触媒成分の溶出抑制方法を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の固体触媒は、従来公知の藻、黴の分解、排
ガスの浄化、窒素酸化物の還元、ダイオキシンの分解等
に用いる固体触媒であればよく、特に制限はないが、通
常、触媒成分としてバナジウム、チタン、タングステ
ン、アルミニウム、砒素、ニッケル、ジルコニウム、モ
リブデン、ルテニウム、マグネシウム、カルシウム、
鉄、クロム及び白金からなる群より選ばれた化合物の少
なくとも1種、好ましくはバナジウム化合物を含有する
ものである。該化合物の含有量は、その種類により異な
り一義的ではないが、通常、固体触媒に対して約0.0
01重量%〜約50重量%である。
【0008】固体触媒の形状は、通常、粉末状、繊維
状、顆粒状または球状、パイプ状、蜂の巣状等の各種形
状の成形体である。固体触媒の形状が粉末状である場
合、固体触媒の平均粒子径は、通常、約0.005μm
〜約100μm、好ましくは約0.01μm〜約10μ
mである。固体触媒の形状が繊維状である場合、固体触
媒の繊維径は、通常、約1μm〜約100μm、好まし
くは約5μm〜約50μmであり、繊維長さは、通常、
約100μm以上、好ましくは約50cm以上であり、
アスペクト比(繊維長さを繊維径で除した値を表す。)
は5以上、好ましくは10以上である。固体触媒の形状
が顆粒状である場合、固体触媒の平均粒子径は、通常、
約5μm〜約500μm、好ましくは約10μm〜約1
00μmである。固体触媒の形状が球状、パイプ状、ハ
ニカム等の成形体である場合、固体触媒の大きさは、通
常、+10メッシュである(10タイラーメッシュの篩
を通過しないことを意味する)。
【0009】本発明の固体触媒の製造方法としては、従
来公知の方法が適用でき特に制限はない。例えば、触
媒成分元素を含む塩の水溶液を攪拌しながら沈澱剤を加
える方法〔沈澱法〕、担体を触媒成分を含む塩の水溶
液に浸すか、または担体上にこの水溶液をスプレーで吹
き付ける方法〔含浸法〕等がある(例えば、ファインセ
ラミックスハンドブック、第5版、株式会社朝倉書店発
行、628頁〜632頁)。また、繊維状の固体触媒を
得る場合には、シリカ等の高温の融液を紡糸する方法
〔溶融法〕、ポリアミノン酸等無機ポリマーを有機溶媒
に溶解して得られる粘性液を紡糸し、焼成する方法〔有
機質プリカーサー分解法〕等を適用すればよい(例え
ば、ファインセラミックスハンドブック、第5版、株式
会社朝倉書店発行、166頁〜173頁)。
【0010】顆粒状の固体触媒を得るには、、等の
方法により得られた粉末状の固体触媒を、噴霧乾燥装置
等を使って顆粒に成形すればよい。さらに、ハニカム等
の成形体を得るには、上述した粉末状、繊維状、顆粒状
の固体触媒に結合剤を添加し、一軸押出機等公知の成形
機により成形すればよい。
【0011】本発明の界面活性剤は、通常、1分子中に
親水基と疎水基を共有する従来公知の陰イオン性界面活
性剤、陽イオン界面活性剤、両イオン性界面活性剤及び
非イオン性界面活性剤からなる群より選ばれた少なくと
も1種である。理由は詳らかではないが、特に固体触媒
の溶出抑制効果が大きいことから、界面活性剤として、
一般式 化1 で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、一般
式 化2 で示されるアルキルアミンアセテートおよび一般式 化
で示されるアミン類からなる群より選ばれた少なくとも
1種が推奨される。
【0012】置換基R1はC8−C22アルキル基である。
置換基R1としては、通常、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミ
リスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基
等である。
【0013】置換基R2はC8−C22アルキル基である。
置換基R2としては、通常、オクチル基、ノニル基、デ
シル基、ウンデシル基、ラウリル基、トリデシル基、ミ
リスチル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基
等である。
【0014】Xは水素原子またはメチル基である。Yは
水素原子またはメチル基である。置換基R3はC8−C22
アルキル基である。置換基R3としては、通常、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル
基、トリデシル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステ
アリル基、ベヘニル基等である。
【0015】本発明の界面活性剤の具体例としては、例
えば、オクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ノニルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、デシルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、トリ
デシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、パルミチルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ベ
ヘニルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアルキルジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン、オクチルアミンアセテート、ノ
ニルアミンアセテート、デシルアミンアセテート、ラウ
リルアミンアセテート、トリデシルアミンアセテート、
ミリスチルアミンアセテート、パルミチルアミンアセテ
ート、ステアリルアミンアセテート、ベヘニルアミンア
セテート等のアルキルアミンアセテート、オクチルアミ
ン、ノニルアミン、デシルアミン、ラウリルアミン、ト
リデシルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルアミ
ン、ステアリルアミン、ベヘニルアミン、オクチルモノ
メチルアミン、ノニルモノメチルアミン、デシルモノメ
チルアミン、ラウリルモノメチルアミン、トリデシルモ
ノメチルアミン、ミリスチルモノメチルアミン、パルミ
チルモノメチルアミン、ステアリルモノメチルアミン、
ベヘニルモノメチルアミン、オクチルジメチルアミン、
ノニルジメチルアミン、デシルジメチルアミン、ラウリ
ルジメチルアミン、トリデシルジメチルアミン、ミリス
チルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、ステ
アリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン等のア
ミン類であり、
【0016】好ましくは、ラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、トリデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミ
リスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルアミン
アセテート、トリデシルアミンアセテート、ミリスチル
アミンアセテート、ラウリルジメチルアミン、トリデシ
ルジメチルアミン、ミリスチルジメチルアミン等であ
る。
【0017】界面活性剤の量は、通常、固体触媒に対し
て約0.1重量%以上、好ましくは約1重量%〜約30
0重量%である。界面活性剤の量が約0.1重量%より
少ない場合には、固体触媒から触媒成分が溶出すること
を十分に抑制できないことがある。
【0018】本発明の固体触媒と水を接触させる操作と
しては、固体触媒の成形加工時、使用時、再生時、廃棄
時等における従来公知の操作がある。具体例としては、
1)固体触媒と水とを混合する操作、2)固体触媒を水
で洗浄する操作3)固体触媒を水に浸漬させて藻、黴等
を分解する操作、4)固体触媒を反応槽から排出する移
送操作等がある。
【0019】本発明の溶出抑制方法の実施に際しては、
界面活性剤の存在下で固体触媒と水を接触させればよ
く、予め混合等により水中に界面活性剤を存在させても
よいし、被覆処理等により固体触媒に界面活性剤を存在
させてもよい。具体例としては、水と界面活性剤とを混
合した液に固体触媒を混合する方法、水と界面活性剤と
を混合した液に固体触媒を浸漬する方法、水と界面活性
剤とを二流体ノズルを使って固体触媒に噴射する方法、
水溶液またはエマルジョンである界面活性剤を固体触媒
に吹き付ける方法等がある。
【0020】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明は、界面活性剤
存在下で固体触媒と水を接触させるという方法により、
固体触媒と水を接触させる各種操作における固体触媒か
らの触媒成分の溶出を抑制するものであり、藻、黴の分
解、排ガスの浄化、窒素酸化物の還元、ダイオキシンの
分解等に用いる固体触媒の溶出抑制方法として、その産
業上の利用価値は大である。
【0021】
【実施例】以下、実施例により更に詳細に説明するが、
本発明はかかる実施例によりその範囲を制限されるもの
ではない。
【0022】粉末状固体触媒の調製法:メタバナジン酸
アンモニウム10.7g、シュウ酸8.3gを水550
gに溶解させて、バナジウム塩水溶液を調製した。次い
で、バナジウム塩水溶液に平均粒子径7nmの酸化チタ
ン粉末(商品名:ST−01、石原産業株式会社製)3
0.6gを攪拌しながら添加混合した後、120℃、5
時間乾燥し、500℃、1時間焼成して、酸化バナジウ
ム21重量%を含浸した酸化チタン粉末(以下、粉末状
固体触媒と称する。)を得た。
【0023】繊維状固体触媒の調製法:チタンイソプロ
ポキシド(試薬1級、和光純薬工業株式会社製)30
0.0gおよびアセト酢酸エチル(試薬特級、和光純薬
工業株式会社製)55.0gを、イソプロピルアルコー
ル(試薬特級、和光純薬工業株式会社製)73.6gに
溶解し、窒素雰囲気下でリフラックスした後、攪拌しな
がら、水36.0gとイソプロピルアルコール324.
8gとの混合液を添加して加水分解、重合させて重合体
スラリーを得た。次いで、得られた重合体スラリーを加
熱してアルコールを留出させ、テトラヒドロフラン(試
薬特級、和光純薬工業株式会社製)37.2gを加えて
重合体を溶解した後、エチルシリケート(エチルシリケ
ート40、多摩化学工業株式会社製)23.4gを加
え、トリエトキシバナジル(高純度化学株式会社製)5
1.2gを加えて紡糸液を得た。次いで、紡糸液を孔径
50μmのノズルから押し出して、前駆体繊維を作製
し、温度85℃、相対湿度95%の条件で15時間水蒸
気処理した後、500℃、1時間焼成して、シリカ8重
量%、酸化バナジウム20重量%を含有する繊維径15
μmの酸化チタン繊維(以下、繊維状固体触媒と称す
る。)を得た。
【0024】バナジウム濃度(ppm)の測定方法:I
CP発光分析装置(SPS−4000型、セイコー電子
工業株式会社製)により測定した。
【0025】実施例1 界面活性剤として、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン(商品名:アンヒトール24B、有効成分 26%、
花王株式会社製)0.4gを、水250gに溶解し、界
面活性剤を含有する水(液A)を調製した。粉末状固体
触媒1gを、液A250.4gに浸漬し、室温下、スタ
ーラーで攪拌しながら20分間接触させた後、濾過し
た。濾液のバナジウム濃度は15ppmであった。バナ
ジウム溶出率は3.2%であった。界面活性剤(有効成
分換算)の量は固体触媒に対して10.4重量%であっ
た。その結果を表1に示す。尚、バナジウム溶出率は下
式(I)により求めた。 バナジウム溶出率(%)=〔濾液重量(g)×濾液のバナジウム濃度(ppm )×10−6〕×〔V(=181.88)/V(=101.88)〕/〔浸漬前の固体 触媒重量(g)×浸漬前の固体触媒の酸化バナジウム含有量(重量%)×10 〕×100 (I)
【0026】比較例1 実施例1において、界面活性剤を使用しない以外は、同
様にして行った。濾液のバナジウム濃度は143ppm
であった。その結果を表1に示す。
【0027】実施例2 繊維状固体触媒1gを、実施例1と同様にして調製した
液A250.4gに混合し、室温下、スターラーで攪拌
しながら20分間接触させた後、濾過した。濾液のバナ
ジウム濃度は3.2ppmであった。その結果を表1に
示す。
【0028】比較例2 実施例2において、界面活性剤を使用しない以外は、同
様にして行った。濾液のバナジウム濃度は97ppmで
あった。その結果を表1に示す。
【0029】実施例3 界面活性剤として、ラウリルアミンアセテートを主成分
とするアルキルアミンアセテート(商品名:アセタミン
24、花王株式会社製)0.1gを、水250gに溶解
し、界面活性剤を含有する水(液B)を調製した。繊維
状固体触媒1gを、液B250.1gに混合し、室温
下、スターラーで攪拌しながら20分間接触させた後、
濾過した。濾液のバナジウム濃度は4.5ppmであっ
た。
【0030】実施例4 界面活性剤として、ラウリルジメチルアミン(商品名:
ファーミンDM−2098、花王株式会社製)0.1g
を、水250gに溶解し、界面活性剤を含有する水(液
C)を調製した。繊維状固体触媒1gを、液C250.
1gに混合し、室温下、スターラーで攪拌しながら20
分間接触させた後、濾過した。濾液のバナジウム濃度は
7.8ppmであった。
【0031】実施例5、6 実施例2において、界面活性剤の混合量及び水の量を変
えて行った以外は同様にして行った。それらの結果を表
1に示す。
【表1】
【0032】界面活性剤の混合量(固体触媒に対する界
面活性剤<有効成分換算>の重量)が同じである場合、
界面活性剤を混合して得られた水と繊維状固体触媒を接
触させた時のバナジウム溶出率が、該水と繊維状以外の
固体触媒(粉末状固体触媒)を接触させた時のバナジウ
ム溶出率より低くなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 23/16 B01J 23/16 M 23/22 23/22 M 23/40 23/40 M 23/70 23/70 M 35/06 35/06 J 37/04 102 37/04 102

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体触媒と水を接触させる各種操作にお
    いて、界面活性剤の存在下で固体触媒と水を接触させる
    ことを特徴とする固体触媒からの触媒成分の溶出抑制方
    法。
  2. 【請求項2】 固体触媒が、触媒成分としてバナジウ
    ム、チタン、タングステン、アルミニウム、砒素、ニッ
    ケル、ジルコニウム、モリブデン、ルテニウム、マグネ
    シウム、カルシウム、鉄、クロム及び白金からなる群よ
    り選ばれた化合物の少なくとも1種を含有することを特
    徴とする請求項1記載の固体触媒からの触媒成分の溶出
    抑制方法。
  3. 【請求項3】 固体触媒が、触媒成分としてバナジウム
    化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の固体
    触媒からの触媒成分の溶出抑制方法。
  4. 【請求項4】 界面活性剤が、一般式 化1 〔式中、R1はC8−C22アルキル基を表す。〕で示され
    るアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、一般式 化2 〔式中、R2はC8−C22アルキル基を表す。〕で示され
    るアルキルアミンアセテートおよび一般式 化3 〔式中、Xは水素原子またはメチル基を表す。Yは水素
    原子またはメチル基を表す。R3はC8−C22アルキル基
    を表す。〕で示されるアミン類からなる群より選ばれた
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項に記載の固体触媒からの触媒成分の溶出
    抑制方法。
  5. 【請求項5】 界面活性剤が、オクチルジメチルアミノ
    酢酸ベタイン、ノニルジメチルアミノ酢酸ベタイン、デ
    シルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルア
    ミノ酢酸ベタイン、トリデシルジメチルアミノ酢酸ベタ
    イン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パルミ
    チルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチル
    アミノ酢酸ベタイン、ベヘニルジメチルアミノ酢酸ベタ
    イン、オクチルアミンアセテート、ノニルアミンアセテ
    ート、デシルアミンアセテート、ラウリルアミンアセテ
    ート、トリデシルアミンアセテート、ミリスチルアミン
    アセテート、パルミチルアミンアセテート、ステアリル
    アミンアセテート、ベヘニルアミンアセテート、オクチ
    ルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、ラウリルアミ
    ン、トリデシルアミン、ミリスチルアミン、パルミチル
    アミン、ステアリルアミン、ベヘニルアミン、オクチル
    モノメチルアミン、ノニルモノメチルアミン、デシルモ
    ノメチルアミン、ラウリルモノメチルアミン、トリデシ
    ルモノメチルアミン、ミリスチルモノメチルアミン、パ
    ルミチルモノメチルアミン、ステアリルモノメチルアミ
    ン、ベヘニルモノメチルアミン、オクチルジメチルアミ
    ン、ノニルジメチルアミン、デシルジメチルアミン、ラ
    ウリルジメチルアミン、トリデシルジメチルアミン、ミ
    リスチルジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、
    ステアリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミンか
    らなる群より選ばれた少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固体触媒
    からの触媒成分の溶出抑制方法。
  6. 【請求項6】 固体触媒と水を接触させる各種操作が、
    固体触媒と水とを混合する操作、固体触媒を水で洗浄す
    る操作、固体触媒を水に浸漬させて藻、黴を分解する操
    作及び固体触媒を反応槽から排出する移送操作からなる
    群より選ばれた操作であることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の固体触媒からの触媒成分の
    溶出抑制方法。
  7. 【請求項7】 固体触媒が繊維状であることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれか1項に記載の固体触媒から
    の触媒成分の溶出抑制方法。
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US9243128B2 (en) 2009-12-11 2016-01-26 Kao Corporation Composite material

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