JP2000102650A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000102650A
JP2000102650A JP10290107A JP29010798A JP2000102650A JP 2000102650 A JP2000102650 A JP 2000102650A JP 10290107 A JP10290107 A JP 10290107A JP 29010798 A JP29010798 A JP 29010798A JP 2000102650 A JP2000102650 A JP 2000102650A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Katsuhiro Tsuchiya
万博 土屋
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の機種が変わり主制御部に関する回路
構成や配線パターンが設計変更されても、その都度、音
声制御部やランプ制御部の設計変更をする必要のない遊
抜機を提供する。 【解決手段】 遊技を全体的に制御するための主制御基
板7とは別体に、音声制御基板9及びランプ制御基板8
を設け、音声を専用に制御する音声制御部を音声制御基
板9に配備すると共にランプを専用に制御するランプ制
御部をランプ制御基板8に配備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に、機種変更に伴う主制御部に関する回路構成や配線パ
ターンが設計変更されても、その都度、音声制御部やラ
ンプ制御部の設計変更が不要となる遊抜機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機全体の遊技状態を制御する
主制御基板は、その回路内に音声を制御する音声制御部
やランプを制御するランプ制御部を含み、駆動する音声
やランプは主制御基板に配備された主制御部により直接
制御される構成であった。
【0003】このような構成の遊技機では、新機種を製
作する場合、その都度、主制御基板全体を新たに製作す
る必要があり、遊技状態に応じた回路や配線パターンの
設計、その設計に基づいた基板の製作等の多大な工数を
要していた。
【0004】しかし、斯る従来の主制御基板上の音声制
御部やランプ制御部については、音声の種類や点滅パタ
ーンが相違しても、その相違は遊技制御プログラム上の
相違(具体的には、遊技制御プログラムを格納したRO
Mの相違)であって、音声制御部やランプ制御部の主制
御基板上の回路構成や配線パターン自体は変更されてい
ない場合が多い。このような場合、音声制御部やランプ
制御部の回路構成や配線パターンについて、これら以外
の主制御部と共に改めて設計・製造し直すのは効率的で
はない。
【0005】また、例えば、パチンコ遊技機では、一般
的に制御基板収納ボックスはパチンコ機裏面側に配置さ
れることが多いが、裏面側には入賞装置、図柄表示装置
の後方部が部分的に突出している。そのため、複数の制
御基板を同一収納ボックス内に収めようとする場合に
は、パチンコ台の背面側にまとまった配置スペースを確
保することは容易でない。また、機種が変わる場合、遊
技盤面に取り付けた各部材が裏面側にて突出するが、そ
の突出形態が相違すれば(配置可能領域が変動する)、
同様の困難がその都度生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、遊技
機の機種が変わり主制御部に関する回路構成や配線パタ
ーンが設計変更されても、その都度、音声制御部やラン
プ制御部の設計変更をする必要のない遊抜機を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊技機
は、遊技を全体的に制御するための主制御基板とは別体
に、音声制御基板及びランプ制御基板を設け、音声を専
用に制御する音声制御部を前記音声制御基板に配備する
と共にランプを専用に制御するランプ制御部を前記ラン
プ制御基板に配備したことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記
載のものにおいて、主制御基板用の基板収納ボックス
と、音声制御基板用の基板収納ボックスと、ランプ制御
基板用の基板収納ボックスとを備え、前記主制御基板、
音声制御基板及びランプ制御基板の各々が、前記専用の
基板収納ボックスに別々に収納されていることを特徴と
するものである。
【0009】請求項3に記載の遊技機は、請求項2に記
載のものにおいて、遊技機の裏面側に支持部材を有し、
主制御基板用の基板収納ボックス、音声制御基板用の基
板収納ボックス及びランプ制御基板用の基板収納ボック
スが、前記支持部材上に支持されていることを特微とす
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に
おける遊技機としてのパチンコ遊技機の裏面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤(図示せず)裏面の略中央に
は、回路基板配設部2が設けられている。図2は回路基
板配設部2の正面図であり、図3は図2のX1−X1線
で破断して示す断面図である。なお、以下の説明では、
図3において左側を前方とし、図3の右側を後方として
説明する。
【0011】図2乃至図3に示すように、回路基板配設
部2は遊技盤1の裏面略中央に確保され、該回路基板配
設部2には、裏カバー3からなる支持部材が取り付けら
れ、裏カバー3の前面下部には主制御基板収納ボックス
4が取り付けられ、裏カバー3の前面左側にはランプ制
御基板収納ボックス5が取り付けられ、裏カバー3の前
面右側には音声制御基板収納ボックス6が取り付けられ
ている。
【0012】主制御基板収納ボックス4には主制御基板
7が収納され、ランプ制御基板収納ボックス5にはラン
プ制御基板8が収納され、音声制御基板収納ボックス6
には音声制御基板9が収納されている。
【0013】なお、主制御基板7には、当該パチンコ遊
技を全体的に制御するための主制御部(図示せず)が配
備されている。また、ランプ制御基板8にはランプを専
用に制御するランプ制御部(図示せず)が配備され、音
声制御基板9には音声を専用に制御する音声制御部(図
示せず)が配備されている。
【0014】以下、裏カバー3、主制御基板収納ボック
ス4、ランプ制御基板収納ボックス5及び音声制御基板
収納ボックス6について順次説明する。
【0015】図4は、裏カバー3の正面図である。裏カ
バー3は、合成樹脂製の略方形箱形状をなしたカバー本
体10と、合成樹脂製の取付用板部材11とにより構成
されている。図3及び図4に示すように、取付用板部材
11は、カバー本体10の縦方向の長さと略同じ長さの
長尺な板状をなしており、その裏面の両端寄りには(上
端寄り及び下端寄りには)支脚体12,12がそれぞれ
一体に設けられ、支脚体12,12には、軸心を貫通す
るようにネジ孔13,13がそれぞれ設けられている。
【0016】取付用板部材11の2つの支脚体12,1
2は、裏カバー3における左側の支脚体をなすものであ
って、該取付用板部材11は、長手方向を遊技盤1の上
下方向に合わせて遊技盤1の裏面に確保された回路基板
配設部2の左側に配置される。図3に示すように、支脚
体12,12に設けられたネジ孔13,13にネジ1
4,14を通し、各ネジ14,14を遊技盤1の裏側に
ねじ込むことにより、取付用板部材11が遊技盤1に固
定される。
【0017】カバー本体10は、後側が開口した略方形
箱形状をなす。図4に示すように、カバー本体10の右
側部103の後端縁には右側方に張り出したフランジ部
15が設けられ、フランジ部15の裏面の上端寄り及び
下端寄りには支脚体16,16がそれぞれ一体に設けら
れ、支脚体16には、軸心を貫通するようにネジ孔1
7,17がそれぞれ設けられている。なお、カバー本体
10に設けられた2つの支脚体16,16は、裏カバー
3における右側の支脚体をなすものである。
【0018】また、カバー本体10の右側に設けたフラ
ンジ部15の略中央には、後述する裏カバー3用の係止
フック20を介入させるための切欠部18が設けられて
いる。
【0019】本実施形態では、取付用板部材11とカバ
ー本体10とは、図4に示すように、取付用板部材11
の上面の上部とカバー本体10の左側部102の上部お
よび取付用板部材の上面の下部とカバー本体10の左側
部102の下部とがそれぞれヒンジ部材19,19を介
して接続され、カバー本体10が左側部102の後端縁
を回転中心として回動し、パチンコ遊技機の裏方向に開
閉可能な構成となっている。すなわち、裏カバー3にお
ける右側の2つの支脚体16,16は(カバー部材10
に設けられた2つの支脚体は)、遊技盤裏面に対してね
じ止めされていない。
【0020】なお、カバー本体10をパチンコ遊技機の
裏方向に開閉可能とする構成をヒンジ部材19,19を
使用しないで次のように構成することもできる。すなわ
ち、上述の本実施の形態における取付用板部材11をカ
バー本体10と共に例えば、ポリプロピレン等の耐曲げ
疲労性(耐ストレスクラック性)の優れた合成樹脂で一
体成形すると共に、取付用板部材11の右側端とカバー
本体10の左側端102の後端部との境界を線状薄肉部
に形成し、該線状薄肉部を回動中心としてカバー本体1
0を回動させる構成とする。斯かる構成によれば、取付
用板部材11とカバー本体10とをヒンジ部材19,1
9で接続する工程が不用なため、カバー本体10をパチ
ンコ遊技機の裏面に回動可能に組み付ける時間を短縮す
ることができる。
【0021】なお、裏カバー3における左側の2つの支
脚体12,12と同様に右側の2つの支脚体16,16
にもネジ孔17,17が形成されているので、必要に応
じて、右側の2つの支脚体16,16を遊技盤1の裏面
にねじ止めし、裏カバーを4つの支脚体12,12,1
6,16で遊技盤1の裏面に固定することができる。
【0022】遊技盤1の裏面には、カバー本体10の右
側のフランジ部15に設けた切欠部18に対応して、カ
バー本体10を閉じた状態で遊技盤1に係止するための
弾性を有する係止フック20がねじ止めされている。な
お、本実施の形態では係止フック20を遊技盤1の裏面
に取り付けているが、誘導樋上に取り付け固定する場合
もある。係止フック20の先端部はテーパ状の係止爪2
1であり、この係止爪21の根元部分がカバー本体10
の右側部103のフランジ部15に設けた切欠部18に
嵌り込んでカバー本体10を遊技盤1に固定している。
なお、カバー本体10を開く場合には、係止フック20
の中間部分を外側にたわませて係止爪21を切欠部18
から外せばよい。
【0023】図4に示すように、カバー本体10の前面
を形成する前板部101の上下方向の中間から下側部分
に、主制御基板収納ボックス4のボックス配置部22が
設けられている。前板部101には、ボックス配置部2
2の左側上部、左側下部、右側上部及び右側下部に相当
する領域に、それぞれ横長な矩形状の開口23,23,
23,23が設けられている。また、前板部101の左
側縁寄りの中央及び右側縁寄りの中央には、軸受部2
4,24がそれぞれ突設され、左右の軸受部24,24
と前板部101の下端との中間位置に、互いに向き合う
ようにして一対の挟持突部25,25がそれぞれ設けら
れている。
【0024】図5は、図4の矢視X2方向から示す軸受
部24の拡大上面図であり、図6は、図4の矢視X3方
向から示す軸受部24及び挟持突部25の拡大側面図で
ある。軸受部24は、前板部101から前方に立ち上が
ると共にカバー本体10の外側に向く側壁部26、同じ
く前板部101から前方に立ち上がると共にカバー本体
10の下方に向く下壁部27および側壁部26の前端及
び下壁部27の前端に連設された前壁部28を有し、前
壁部28の裏面には、前壁部28の上端から前壁部28
の中間に向けてテーパ状に肉厚となる爪部29が設けら
れると共に、当該爪部29の下側である前壁部28の中
間から下壁部27に亘って軸係止凹部30が形成されて
おり、軸受部24の上側及び内側が開放されている。ま
た、図6に示すように、互いに向き合った挟持突部25
の内側面中央には係合凹部31がそれぞれ設けられてい
る。
【0025】図4に示すように、前板部101の上下方
向の中間から上側において、中央から左側部分にランプ
制御基板収納ボックス8のボックス配置部32が設けら
れ、中央から右側部分に音声制御基板収納ボックス9の
ボックス配置部33が設けられている。
【0026】カバー本体10の前板部101には、ラン
プ制御基板収納ボックス5のボックス配置部32の中央
並びに音声制御基板収納ボックス6のボックス配置部3
3の中央に相当する領域に、それぞれ矩形状の開口34
及び開口35が設けられている。
【0027】また、前板部101には、ランプ制御基板
収納ボックス5のボックス配置部32の上縁略中央に相
当する位置に、主制御基板収納ボックス4のボックス配
置部22に設けた挟持突部25と同等に構成された係合
突片36が突設され、係合突片36に向き合うボックス
配置部32の下縁略中央に相当する位置に、左右方向に
亘ってフランジ受部37が設けられている。
【0028】これと同様に、音声制御基板収納ボックス
6のボックス配置部33の上縁略中央に相当する位置
に、主制御基板収納ボックス4のボックス配置部22に
設けた挟持突部25と同等に構成された係合突片38が
突設され、係合突片38に向き合うボックス配置部33
の下縁略中央に相当する位置に、左右方向に亘ってフラ
ンジ受部39が設けられている。
【0029】図7は主制御基板収納4ボックスの正面図
であり、図8は主制御基板収納ボックスの底面図であ
る。また、図9は図7のY1−Y1線で破断し拡大して
示す縦断面図であり、図10は図7のY2−Y2線で破
断し拡大して示す横断面図であり、図11は、図7のY
3−Y3線で破断し拡大して示す断面図である。
【0030】主制御基板収納ボックス4は、ボックス本
体40とボックスカバー41とを備える。図9及び図1
0に示すように、ボックス本体40の左右の側部の内側
並びに上下の側部の内側には、主制御基板7を支持する
ための段部42,42,42,42がそれぞれ形成され
ており、主制御基板7は、各制御素子を取り付けた面を
正面に向けた状態で、長方形状をなす主制御基板7の左
右及び上下の側縁が各段部42に支持されてボックス本
体40の内側に収納され、主制御基板7の左上隅と右下
隅を貫通するネジ43,43でボックス本体40にねじ
止めされている(図7参照)。
【0031】また、ボックス本体40は、少なくとも主
制御基板7の裏面に対向したボックス本体40の後面が
透明であり、ボックス本体40の後面外側から主制御基
板7の裏面が透視可能となっている。
【0032】図8乃至図11に示すように、主制御基板
収納ボックス4の外側には、即ち、主制御基板7の裏面
に対向したボックス本体40の後面の外側(底面)に
は、導電性部材からなるシールド板44が、ボックス内
部の主制御基板7を被うようにして脱着可能に配設され
ている。シールド板44はシールド板44の一部が主制
御基板7のアース端子部45に接触するように構成され
ている。
【0033】図8に示すように、シールド板44は略長
方形状をなし、その板面全体には円形の孔46が多数穿
設されている。また、シールド板44は、右上隅と左下
隅の2箇所が隅取りされ、左上隅と右下隅の2箇所に
は、基端を略前方に折曲され、先端を水平に折曲してな
る導電片47,47がそれぞれ設けられている。また、
図8におけるシールド板44の左上隅と右下隅とに対応
ところの図7のボックス本体40の右上隅と左下隅とに
は、図11の断面図に示すように通孔48,48それぞ
れが設けられ、シールド板44をボックス本体40の後
面に装着した状態において、導電片47,47がボック
ス本体40に設けた通孔48,48内にそれぞれ挿入す
ると共に各導電片47,47の水平部49,49が主制
御基板7の裏面に当接する。
【0034】図11に示すように、シールド板44に設
けた導電片47の水平部49にはタップ孔50が設けら
れ、該タップ孔50の後面側の縁にバーリング部51が
設けられている。また、主制御基板7の右上隅と左下隅
には、導電片47,47に設けられたタップ孔50,5
0に対応する位置にビス通孔52,52がそれぞれ設け
られ、該ビス通孔52,52の周囲の主制御基板7の導
電片47,47の水平部49,49との接触部分には、
該主制御基板7のアース端子部45,45が設けられて
いる。なお、アース端子部45,45は、主制御基板7
上のマスクされた配線パターンの一部である。
【0035】シールド板44は、図7及び図11におい
て、正面側から主制御基板7の右上隅と左下隅の2箇所
にネジ53,53をそれぞれ挿通し、ネジ53,53の
先端をそれぞれシールド板44に設けたタップ孔50,
50にねじ込むことにより、主制御基板7に対して取り
付けられると共に、ボックス本体40の後面に露出して
配設される。
【0036】シールド板44の一部がねじ止めされて主
制御基板7のアース端子部45,45と接触することに
より、シールド板44に帯電した静電気を逃がすことが
でき、静電気は最終的には電源供給回路のマイナス側に
流れる。
【0037】なお、シールド板44の4箇所(4隅)を
取り付け固定せず、2箇所のみ(2隅のみ)をねじで取
り付け固定する構成としているのは、2箇所固定である
ので固定箇所が少なく取り外しが簡単であり、シールド
板44の取り付け固定も2箇所で十分固定が可能である
からである。
【0038】図7及び図9に示すように、ボックス本体
40の上側部の前端には、左右に亘って所定長さのヒン
ジフック部54が形成されている。ヒンジフック部54
は、ボックス本体40の上側部の先端から内側に張り出
し、その先端を後方に折り返したように形成されてお
り、その内側には係合凹溝55が形成されている。
【0039】ボックスカバー41は、少なくとも主制御
基板7上の各制御素子を被う部分、即ち、前面部が、透
視可能な(透明、半透明、透かし)構造となっており、
ボックスカバー41をボックス本体40に装着した状態
で、正面から主制御基板収納ボックス4の内部に収納し
た主制御基板7の各制御素子等が目視により確認検査可
能となっている。
【0040】ボックスカバー41の上縁には、ボックス
本体40に形成されているヒンジフック部54に対応し
て、左右に亘って前方に立ち上がる所定長さの立上り片
部56が形成されている。また、ボックスカバー41の
上部には、ボックスカバー41をボックス本体40に対
して装着した状態において、主制御基板7に設けられた
各接続コネクタを外部に露出させるための各窓孔57a
〜57dがそれぞれ開設されている。
【0041】ボックス本体40に対するボックスカバー
41の取り付け及び取り外しは、ボックスカバー41の
立上り片部56をボックス本体40のヒンジフック部5
4の係合凹溝55に差し込んでボックスカバー41の下
端をボックス本体40に離間/接近させるように回動さ
せると、ヒンジフック部54に立上り片部56が係合し
た状態でボックスカバー41をボックス本体40に対し
開閉させることができる(図9参照)。
【0042】なお、図7に示すように、ボックスカバー
41は、少なくとも主制御基板7の四隅に取り付けられ
るネジ43,43,53,53が正面側に露出されるよ
うに、ボックスカバー41の上部の左右の隅部と主制御
基板7の下縁の前方となる部分が欠落された形状とされ
ている。
【0043】このような構造としたのは、主制御基板収
納ボックス4は不正防止を目的としたROM検査のため
にボックスカバー41を開く機会が予定されており、こ
の際、後述の封印部60(図10を参照)の封印を解く
だけで、ボックスカバー41がすぐに開けられるように
する必要がある。そのため、ボックスカバー41とシー
ルド板44を取り付けたネジ53,53とが干渉しない
構造としている。
【0044】また、図7及び図8に示すように、ボック
ス本体40の左側部及び右側部の上部には、それぞれ側
方に突出した軸部58,58が設けられ、ボックス本体
40の左側部及び右側部の中間部には、それぞれ係合突
起59,59が設けられている。なお、軸部58,58
及び係合突起59,59は、主制御基板収納ボックス4
を裏カバー3の前面下部に対して取り付けるためのもの
である。
【0045】図7、図8及び図10に示すように、主制
御基板収納ボックス4の左右の両側部下部には、上下方
向に4つの封印部60,60,60,60が並設されて
いる。なお、封印部60は、4組のうちの1組を封印に
使用する。前述のようにボックスカバー41をボックス
本体40に対して装着した後、ボックスカバー41及び
ボックス本体40の左右両側に形成された1組の封印部
60,60で封印し、内部の素子(ROM等)に対する
不正行為を防止する。
【0046】図12乃至図15は、封印手順を示す封印
部60の拡大断面図である。なお、図12乃至図15に
おいて、上方側が正面側となり、下方が遊技盤面側とな
る。図12に示すように、封印部60は、概略として、
ボックスカバー41の側部に突設された挿入側ボス部6
1とこれに対応してボックス本体40の側部に突設され
た受側ボス部62とにより構成され、挿入側ボス部61
と受側ボス部62とを合致させ、封印具63で封印する
構造となっている。
【0047】ボックスカバー41に突設された挿入側ボ
ス部61は、前方に突出して形成され、挿入側ボス部6
1の後端は、ボックス本体40に設けられた受側ボス部
62と合致する平坦面に形成されている。挿入側ボス部
61の内側には、挿入側ボス部61の前端から後方に向
けて所定の深さの挿入孔64が設けられ、該挿入孔64
と同心に挿入孔64の終端から挿入側ボス部61の後端
面に貫通する貫通孔65が設けられている。貫通孔65
の内径は、挿入孔64の内径よりも小さい径であって、
挿入孔64の終端と貫通孔65の始端との間に内径差に
よる段部66が形成されている。
【0048】一方、ボックス本体40に突設された受側
ボス部62は、後方に突出して形成され、受側ボス部6
2の前端は、ボックスカバー41に設けられた挿入側ボ
ス部61と合致する平坦面に形成されている。受側ボス
部62の内側には、挿入側ボス部61に設けた貫通孔6
5と同じ内径の貫通孔67が、受側ボス部62の前端面
から後方に向けて所定の深さで設けられ、貫通孔67の
終端から後方に向けて所定の深さの係止孔68が設けら
れ、係止孔68の終端から受側ボス部62の後端に開口
した嵌め込み孔69が設けられている。
【0049】受側ボス部62の内側中間に設けられた係
止孔68の内径は、受側ボス部62の内側前部に設けら
れた貫通孔67の内径よりも大きい径であって、貫通孔
67の終端と係止孔68の始端との間に内径差による係
止段部70が形成されている。また、嵌め込み孔69の
内径は、係止孔68の内径よりもやや大きく形成され、
係止孔68の終端と嵌め込み孔69の始端との間には、
内径差による嵌合段部71が形成されている。なお、受
側ボス部62の嵌め合み孔69には、後側から封止部材
72が嵌め込まれる。
【0050】また、封印具63は、拡張栓からなる。詳
しくは、ビス73及びビス73のネジ部73aを保持す
る拡張スリーブ74により構成されている。拡張スリー
ブ74は、ビス73の圧入により拡張変形可能な材料で
構成され、その上部(ビスの頭部73b側)には、中間
部並びに下部を形成する筒部74aの径よりも径大とな
るストッパ部75が形成されている。なお、拡張スリー
ブ74の筒部74aの外径は、挿入側ボス部61に設け
られた貫通孔65と受側ボス部62に設けられた貫通孔
67の内径よりも僅かに小さい。また、拡張スリーブ7
4のストッパ部75の外径は、挿入側ボス部61に設け
られた挿入孔64の内径よりも僅かに小さい。拡張スリ
ーブ74の内部下部には、ビス73と同心に、下方に向
けて縮径するテーパ状の絞り孔76がビス73の下端か
ら拡張スリーブ74の下端面に開口して設けられてい
る。
【0051】次に、封印部60の封印手順を説明する。
ボックス本体40に対してボックスカバー41を装着す
ると、ボックスカバー41に設けられた挿入側ボス部6
1がボックス本体40に設けられた受側ボス部62に合
致した状態となる。図12に示すように、前方から封印
具63を挿入側ボス部61の挿入孔64に挿入する。拡
張スリーブ74の筒部74aの下端が、挿入側ボス部6
1に設けられた貫通孔65及び受側ボス部62に設けら
れた貫通孔67を貫通して係止孔68に入り、封印具6
3の拡張スリーブ74に形成されたストッパ部75が、
挿入孔64の終端に形成された段部66に引っ掛かり、
封止具63が挿入方向において位置決めされる(図13
参照)。
【0052】次いで、工具(例えば、マイナスドライバ
77)を用いて、封止具63のビス73を拡張スリーブ
74に対してねじ込む。ビス73の先端が拡張スリーブ
74の内側下部に設けたテーパ状の絞り孔76に入り込
み、絞り孔76がビス73の径だけ押し広げられ、係止
孔68の内部において拡張スリーブ74の下部の径が拡
張し、係止段部70に引っ掛かり抜け止めされる(図1
4参照)。
【0053】そして、前方からキャップ78を挿入側ボ
ス部61の挿入孔64に挿入する。なお、キャップ78
の下端の外周縁には係止爪79が設けられ、挿入孔64
の内周壁の中途には凹溝80が設けられており、キャッ
プ78の係止爪79が挿入孔64の凹溝80に入り込ん
で係止され、キャップ78が抜け止めされる(図15参
照)。
【0054】以上のように、封印部60を封印具63で
封印することにより、ボックス本体40に対してボック
スカバー41が取り外し不可能となる。なお、ROM検
査時には、ねじ込みされている1組の封印部60,60
を根元から切断破棄してボックスカバー41を開ける。
再封印の際には、隣の封印部1組に封印具63を挿入
し、ビス73をねじ込んで再封印する。
【0055】主制御基板収納ボックス4の裏カバー3に
対する取り付けについて説明する。図16に示すよう
に、ボックス本体40の両側部の上部に設けられた軸部
58,58を上方から裏カバー3の左右に設けた軸受部
24,24にそれぞれ挿入して軸部58,58を軸受部
24,24にそれぞれ支持した状態とし、その軸部5
8,58を回転中心にして回転させながら主制御基板収
納ボックス4の下側を裏カバー3に押し付けると、ボッ
クス本体40の左右に設けた係合突起59,59に押さ
れて裏カバー3に設けた挟持突片25,25がそれぞれ
弾性的に外側にたわんで係合突起59,59が通過し、
係合突起59,59が挟持突片25,25の内側に設け
た係合凹部31,31にそれぞれ嵌まり込んで係止され
る。同時に、ボックス本体40の両側部の上部に設けら
れた軸部58,58が、裏カバー3の左右に設けた軸受
部24,24の軸係止凹部30,30にそれぞれ嵌まり
込む(図17参照)。なお、主制御基板収納ボックス4
は両側上部に設けた軸部58,58と両側中央部に設け
た係合突起59,59とで裏カバー3に固定されて揺れ
も防止される。
【0056】次に、音声制御基板ボックス6及びランプ
制御基板ボックス5について説明する。音声制御基板ボ
ックス6及びランプ制御基板ボックス5は、収容する基
板は相違してもその構成・構造は同じであるので、以
下、代表として音声制御基板ボックス6について説明
し、ランプ制御基板ボックス5については説明を省く。
【0057】図18は音声制御基板ボックス6の正面図
であり、図19は図18の矢視Z1−Z1線で破断して
示す音声制御基板ボックス6の断面図であり、図20は
図18の矢視Z2−Z2線で破断して示す音声制御基板
ボックス6の要部断面図である。
【0058】音声制御基板ボックス6は、ボックス本体
81とボックスカバー82とを備える。なお、本実施形
態では、ボックス本体81及びボックスカバー82は、
透視可能な合成樹脂(透明、半透明、透かし)で構成さ
れている。図18乃至図19に示すように、音声制御基
板ボックス6の内部には音声制御基板9が各制御素子を
取り付けた面を正面に向けた状態で収納され、音声制御
基板収納ボックス6の外側には、即ち、ボックス本体8
1の後面(底面)には、導電性部材からなるシールド板
83が、ボックス内部の音声制御基板9を被うようにし
て脱着可能に配設されている。シールド板83はその一
部が音声制御基板9のアース端子部84に接触するよう
に構成されている。
【0059】ボックス本体81は、前方が開口した箱形
状をなし、右上隅、左上隅、左下隅及び右下隅の四隅
に、図20の断面図に示すように通孔85が設けられて
いる。また、図18及び図19に示すように、ボックス
本体81の上側部の中央には係合突起86が設けられ、
ボックス本体81の下側部の中央部下端には、下方に突
出するフランジ部87が左右方向に所定の長さに亘って
設けられている。なお、係合突起86及びフランジ部8
7は、音声制御基板収納ボックス6を裏カバー3の前面
上部の右側に対して取り付けるためのものである。
【0060】ボックスカバー82は、図18及び図20
に示すように、後方が開口した略長方形状の蓋体であっ
て、ボックスカバー82の左上隅、左下隅及び右上隅に
は、正面視において略矩形状の領域が前方に張り出して
張出部88,88,88が形成され、ボックスカバー8
2の右下隅から左方と右下隅から上方にそれぞれ所定幅
に亘って前方に張り出した張出部89が形成され、張出
部88,88,88と張出部89とに連続して、張出部
88,88,88及び張出部89よりもさらに前方に大
きく張り出した張出カバー部90が形成されている。
【0061】ボックスカバー82の四隅となる張出部8
8,88,88及び張出部89の隅には、図20の断面
図に示すように、後方に向かって柱状にボス部91が設
けられ、該ボス部91にはネジ受孔92が設けられてい
る。また、音声制御基板9の四隅の同じ位置にはネジ通
孔93が設けられている。なお、図に示すように、ボッ
クスカバー82の右下部に形成された張出部89には、
音声制御基板9に設けられた各接続コネクタを外部に露
出させるための各窓孔94a,94bがそれぞれ開設さ
れている。
【0062】また、シールド板83は、全体を図示して
いないが、主制御基板収納ボックス4に取り付けられた
シールド板44と同様に、略長方形状をなし、その板面
全体には円形の孔が多数穿設されている。また、図20
に示すように、シールド板83は、右上隅及び左下隅に
シールド板44と同等に構成された導電片95がそれぞ
れ設けられ、左上隅及び右下隅はシールド板44と同様
に隅取りされている。シールド板83に設けた導電片9
5の水平部96にはネジ通孔97が設けられており、シ
ールド板83をボックス本体81の後面に装着した状態
において、導電片95がボックス本体81に設けた通孔
85内に挿入すると共に導電片95の水平部96が音声
制御基板9の裏面に当接する。
【0063】なお、音声制御基板9の導電片95の水平
部96との接触部分には、該音声制御基板9のアース端
子部84が設けられている。なお、アース端子部84
は、音声制御基板9上のマスクされた配線パターンの一
部である。
【0064】音声制御基板収納ボックス6は、次のよう
に組み立てられる。シールド板83の前面にボックス本
体81を配置し、ボックス本体81の前側に音声制御基
板9を載置し、音声制御基板9の前面を覆うようにして
ボックスカバー82をボックス本体81に重ね、ボック
スカバー82とシールド板83との間に音声制御基板9
及びボックス本体81を挟み込む。
【0065】この状態で、音声制御基板収納ボックス6
の後側から、シールド板83の右上隅及び左下隅の水平
部96に設けたネジ通孔97にネジ98を差し込んで、
音声制御基板9の隅に設けたネジ通孔93に挿通し、当
該ネジ98の先端をボックスカバー82の隅に形成され
たボス部91のネジ受孔92に対してタップを切り込み
ながらねじ込んでいく。そして、右上隅及び左下隅にお
いて、ボックスカバー82、音声制御基板9、ボックス
本体81、シールド板83を該ネジ98で固定する(図
20参照)。また、左上隅及び右上隅にもネジ98を差
し込んで、ボックスカバー82、音声制御基板9、ボッ
クス本体81を該ネジ98で固定する(図示せず)。
【0066】このようにして、ボックスカバー82の開
放が阻止される。そして、ドライバー等で音声制御基板
収納ボックス6の裏面の右上隅及び左下隅のネジ98を
緩めれば、ボックスカバー82を閉じた状態でシールド
板83をボックス本体81から取り外すことができる。
また、音声制御基板収納ボックス6の裏面の4隅のネジ
98をすべて取り外せば、ボックスカバー82を開放で
きると共に音声制御基板9をボックス本体81から取り
外すことができる。
【0067】シールド板83の一部がねじ止めされて音
声制御基板9のアース端子部84と接触することによ
り、シールド板83に帯電した静電気を逃がすことがで
き、静電気は最終的には電源供給回路のマイナス側に流
れる。
【0068】なお、音声制御基板収納ボックス6やラン
プ制御基板収納ボックス5には、4隅の4箇所でねじ止
めされているのみで主制御基板収納ボックス4に設けた
封入部60は形成されていない。この理由としては、音
声制御基板ボックス6やランプ制御基板収納ボックス5
は、ROM等の検査対象にはならないので、主制御基板
収納ボックス4のように予定されるROM等の検査に対
応して検査後に再封印可能な封印部60を設けて封印す
る構造にする必要がないからである。
【0069】また、音声制御基板収納ボックス6のネジ
98が外されボックスカバー82が不正に開けられる可
能性があるが、主制御基板7との交信は、主制御基板7
から音声制御基板9やランプ制御基板8等(液晶制御基
板も同様)のサブ制御基板への1方向のみ可能にされて
いるため、サブ制御基板に働きかけ主制御基板に誤った
信号を送り大当り確率改変等による不正利益を得ること
はできないようになっている。従って、不正に開けられ
ても大きな不利益(大当りに関する作動が不正になされ
る等)を被ることがないと推定されるので封印はされて
いない。
【0070】音声制御基板収納ボックス6の裏カバー3
に対する取り付けについて説明する。裏カバー3のボッ
クス配置部33の下縁略中央に設けられたフランジ受部
39に、音声制御基板収納ボックス6の下側縁に設けら
れたフランジ部87を差し込む(図21参照)。この状
態で、音声制御基板収納ボックス6の上縁側を裏カバー
3に押し付け、音声制御基板収納ボックス6の上部に設
けた係合突起86をボックス配置部33の上縁略中央に
設けられた係合突片38に押し込むと、音声制御基板収
納ボックス6の係合突起86が、係合突片38の内側に
設けた係合凹部99に嵌まり込んで係止される(図22
参照)。なお、音声制御基板収納ボックス6を外すに
は、係合突片38を上側にたわませ、音声制御基板収納
ボックス6の上縁側を手前側に引っ張ればよい。
【0071】実施の形態では、1つの裏カバー3(支持
部材)に対して複数の制御基板収納ボックス(主制御基
板収納ボックス4、ランプ制御基板収納ボックス5及び
音声制御基板収納ボックス6)を支持する構成としてあ
る。
【0072】従来、複数の制御基板ボックスを遊技機の
組み立て時に個々に組付ける形態では、制御基板ボック
スの各々について在庫管理や機種の正誤確認の手間が必
要であった。
【0073】これに対して、本実施の形態のように、支
持部材に複数の制御基板ボックスを支持させてユニット
とし、ユニット毎に工程管理し、ユニットで入荷させ在
庫し、製造時にはそのユニットごとに遊技機に組付ける
ようにすれば、在庫管理及び機種の正誤確認の部品点数
を減少させることができ、部品管理を容易にすることが
できる。
【0074】本実施の形態において、主制御基板収納ボ
ックス4に設けられたシールド板44並びに音声制御基
板収納ボックス6に設けられたシールド板83につい
て、制御基板(回路基板)の裏面に対向した基板収納ボ
ックスの後面を透視可能とし、この基板収納ボックスの
後面の外側に、導電性部材からなるシールド板を脱着可
能に取り付けているので、基板収納ボックスに収納され
ている制御基板の裏面を検査等のため目視したい場合
は、シールド板を基板収納ボックスから取り外すだけ
で、基板収納ボックスの後面外側から制御基板の裏面が
透視することができ、基板収納ボックスを開放する必要
はない。また、シールド板を基板収納ボックスから簡単
に取り外すことができる。
【0075】また、シールド板の一部が制御基板のアー
ス端子部に接触するように構成されているので、シール
ド板が基板収納ボックスの外側に配置されていても、帯
電した静電気を制御基板のアース端子部に逃がすことが
でき、静電気によって制御基板上に配置された回路素子
を破壊したり、ノイズを発生させて誤動作を発生させる
のを防止することができる。
【0076】次に、実施形態のパチンコ遊技機の制御ブ
ロックを概略で説明する。図23は、実施形態のパチン
コ遊技機に配備された制御系の概略ブロック図である。
主制御基板7には、CPU110、ROM111、RA
M112、通信インタフェース113及びスイッチ入力
回路114からなる主制御部が配備され、CPU110
にROM111、RAM112、通信インタフェース1
13及びスイッチ入力回路114が内部バスを介して接
続されている。なお、ROM111には当該パチンコ遊
技を全体的に制御するための制御プログラムや設定デー
タが格納されている。スイッチ入力回路114には、例
えば、各種始動入賞口や特定入賞口に配備された各種入
賞検出スイッチ115が接続され、各種入賞検出スイッ
チの信号がCPU110に入力される。
【0077】なお、図示していないが、当該パチンコ遊
技機には、役物を駆動するための駆動源(ソレノイドや
モータ)を作動するドライバ、図柄表示装置としての液
晶表示装置、賞品球排出装置等が配備されている。
【0078】CPU110は、各種入賞検出スイッチ1
15からの検出信号や液晶表示装置の状態等に応じて当
該パチンコ遊技を全体的に制御する。
【0079】ランプ制御基板8には、CPU116、R
OM117、RAM118及び通信インタフェース11
9からなるランプ制御部が配備されている。なお、RO
M117にはランプを専用に制御するための制御プログ
ラムやランプ点灯用の制御データが記憶されている。C
PU116には、各種ドライバ120を介して各種ラン
プ121が接続されている。
【0080】音声制御基板9には、CPU122、RO
M123、RAM124及び通信インタフェース125
からなる音声制御部が配備されている。なお、ROM1
23には音声を専用に制御するための制御プログラムや
音声用の制御データが記憶されている。
【0081】CPU122には、SSG(ソフトウェア
・コントロールド・サウンドジェネレータ)126、ア
ンプ127及びスピーカ128により構成された音声発
生部が2系統(図23においてはa,bで表わしてい
る)接続されている。
【0082】また、主制御基板7の通信インタフェース
113は、ランプ制御基板8に配備された通信インタフ
ェース125並びに音声制御基板9に配備された通信イ
ンタフェース125に接続されており、主制御基板7か
ら音声制御基板9やランプ制御基板8への1方向通信の
み可能とされている。
【0083】例えば、主制御基板7から音声制御基板9
の音声制御部への通信を一例として説明する。主制御部
が遊技状態に応じて音声出力する場合、例えば、電源投
入後、始動口入賞検出時、図柄変動中、図柄リーチ発
生、図柄大当り成立、大入賞口開放中、大当り中におけ
る大入賞口閉鎖時、遊技機の異常発生時等に応じて音声
出力する場合、通信インタフェース113を介して各遊
技状態に応じたコマンドデータを音声制御基板9へ送信
する。
【0084】主制御部から送られたコマンドデータは、
音声制御部の通信インタフェース125を介してRAM
124に記憶される。CPU122は、コマンドデータ
の種別に従ってROM123から音声データを読み出し
てSSG126に出力し、SSG126がアナログ波形
を作成してアンプ127に供給し、アンプ127にて増
幅されてスピーカ128から所定の音声が出力される。
【0085】また、主制御基板7からランプ制御基板8
のランプ制御部への通信も、同様に、通信インタフェー
ス113を介して、主制御部が各種遊技状態に応じたコ
マンドデータをランプ制御基板8へ送信する。
【0086】主制御部から送られたコマンドデータは、
ランプ制御部の通信インタフェース119を介してRA
M118に記憶される。CPU116は、コマンドデー
タの種別に従ってROM117からランプ点灯用データ
を読み出して各種ドライバ120を駆動し、各種ランプ
を点灯駆動あるいは点滅駆動する。
【0087】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、音声制
御部を主制御基板から分離した形態の音声制御基板に、
ランプ制御部を主制御基板から分離した形態のランプ制
御基板に設けたことにより、実装部品の一部、例えば、
遊技機の各機種に固有の音声制御プログラムやランプの
制御プログラムを格納したROMだけを交換すれば、機
種が相違しても所定の素子や配線パターンを有する音声
制御基板やランプ制御基板を共用することができる。そ
の結果、従来、機種毎に設計及び製作を要する主制御基
板において、音声制御部及びランプ制御部に相当する部
分の設計や製作が不用となり、基板設計・製作を迅速に
行うことができる。
【0088】請求項2に記載の構成によれば、制御基板
を基板収納ボックスに収容することにより、制御基板を
埃や破損から保護し、制御基板に対する不正行為を防止
することができると共に、制御基板を別々の制御基板収
納ボックスに分け収納することで、例えば、配線で結ぶ
構成にすれば、パチンコ台の背面側にまとまった配置ス
ペースを要しないので、遊技機上の配置スペースが確保
しやすく、配置の自由度を高くすることができる。ま
た、機種によって配置可能領域が変動しても対応しやす
い。
【0089】請求項3に記載の構成によれば、主制御基
板ボックスと音声制御基板ボックスとランプ制御基板ボ
ックスとを、1つの支持部材に支持させる構成としたの
で、遊技機の製造工程における制御基板ボックスの部品
管理を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技機としてのパ
チンコ遊技機の裏面図
【図2】図1のパチンコ遊技機の回路基板配設部の正面
【図3】図2のX1−X1線で破断して示す断面図
【図4】裏カバーの正面図
【図5】図4の矢視X2方向から示す裏カバーの軸受部
の拡大上面図
【図6】図4の矢視X3方向から示す裏カバーの軸受部
及び挟持突部の拡大側面図
【図7】主制御基板収納ボックスの正面図
【図8】主制御基板収納ボックスの底面図
【図9】図7のY1−Y1線で破断し拡大して示す縦断
面図
【図10】図7のY2−Y2線で破断し拡大して示す横
断面図
【図11】図7のY3−Y3線で破断し拡大して示す断
面図
【図12】主制御基板収納ボックスの封印部の拡大断面
【図13】主制御基板収納ボックスの封印部の拡大断面
図(封印具の挿入時)
【図14】主制御基板収納ボックスの封印部の拡大断面
図(封印具のビスのねじ込み時)
【図15】主制御基板収納ボックスの封印部の拡大断面
図(封印具による封印状態完了時)
【図16】裏カバーの軸受部に対する主制御基板収納ボ
ックスの軸部の取り付けを示す側面図
【図17】主制御基板収納ボックスの裏カバーへの装着
状態を示す側面図
【図18】音声制御基板ボックスの正面図
【図19】図18の矢視Z1−Z1線で破断して示す音
声制御基板ボックスの断面図
【図20】図18の矢視Z2−Z2線で破断して示す音
声制御基板ボックスの要部断面図
【図21】裏カバーに対する音声制御基板収納ボックス
の取り付け方法を示す断面図
【図22】音声制御基板収納ボックスの裏カバーへの装
着状態を示す断面図
【図23】実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御
系の概略ブロック図
【符号の説明】
1 遊技盤 2 回路基板配設部 3 裏カバー 4 主制御基板収納ボックス 5 ランプ制御基板収納ボックス 6 音声制御基板収納ボックス 7 主制御基板 8 ランプ制御基板 9 音声制御基板 10 カバー本体 11 取付用板部材 12 支脚体 13 ネジ孔 14 ねじ 15 フランジ部 16 支脚体 17 ネジ孔 18 切欠部 19 ヒンジ部材 20 係止フック 21 係止爪 22 ボックス配置部(主制御基板収納ボックス) 23 開口 24 軸受部 25 挟持突部 26 側壁部 27 下壁部 28 前壁部 29 爪部 30 軸係止凹部 31 係合凹部 32 ボックス配置部(ランプ制御基板収納ボックス
5) 33 ボックス配置部(音声制御基板収納ボックス6) 34 開口 35 開口 36 係合突片 37 フランジ受部 38 係合突片 39 フランジ受部 40 ボックス本体(主制御基板収納ボックス) 41 ボックスカバー(主制御基板収納ボックス) 42 段部 43 ネジ 44 シールド板 45 アース端子部 46 孔 47 導電片 48 通孔 49 水平部 50 タップ孔 51 バーリング部 52 ビス通孔 53 ネジ 54 ヒンジフック部 55 係合凹溝 56 立上り片部 57 窓孔 58 軸部 59 係合突起 60 封印部 61 挿入側ボス部 62 受側ボス部 63 封印具 64 挿入孔 65 貫通孔 66 段部 67 貫通孔 68 係止孔 69 嵌め込み孔 70 係止段部 71 嵌合段部 72 封止部材 73 ビス 73a ネジ部 73b 頭部 74 拡張スリーブ 74a 筒部 75 ストッパ部 76 絞り孔 77 マイナスドライバ 78 キャップ 79 係止爪 80 凹溝 81 ボックス本体(音声制御基板ボックス) 82 ボックスカバー(音声制御基板ボックス) 83 シールド板 84 アース端子部 85 通孔 86 係合突起 87 フランジ部 88 張出部 89 張出部 90 張出カバー部 91 ボス部 92 ネジ受孔 93 ネジ通孔 94 窓孔 95 導電片 96 水平部 97 ネジ通孔 98 ネジ 99 係合凹部 101 前板部 102 左側部 103 右側部 110 CPU 111 ROM 112 RAM 113 通信インタフェース 114 スイッチ入力回路 115 各種スイッチ 116 CPU 117 ROM 118 RAM 119 通信インタフェース 120 各種ドライバ 121 各種ランプ 122 CPU 123 ROM 124 RAM 125 通信インタフェース 126 SSG 127 アンプ 128 スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技を全体的に制御するための主制御基
    板とは別体に、音声制御基板及びランプ制御基板を設
    け、音声を専用に制御する音声制御部を前記音声制御基
    板に配備すると共にランプを専用に制御するランプ制御
    部を前記ランプ制御基板に配備したことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 主制御基板用の基板収納ボックスと、音
    声制御基板用の基板収納ボックスと、ランプ制御基板用
    の基板収納ボックスとを備え、前記主制御基板、音声制
    御基板及びランプ制御基板の各々が、前記専用の基板収
    納ボックスに別々に収納されていることを特徴とする請
    求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技機の裏面側に支持部材を有し、前記
    主制御基板用の基板収納ボックス、音声制御基板用の基
    板収納ボックス及びランプ制御基板用の基板収納ボック
    スが、前記支持部材上に支持されていることを特微とす
    る請求項2に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327729A (ja) * 2000-05-22 2001-11-27 Aruze Corp 遊技機の基板保護装置
JP2008520295A (ja) * 2004-11-23 2008-06-19 リナック エー/エス 特に調節可能な家具のための電動アクチュエータ用の制御ボックス

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