JP2000102115A - 電動車輌の車速制御装置 - Google Patents

電動車輌の車速制御装置

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JP2000102115A
JP2000102115A JP10290063A JP29006398A JP2000102115A JP 2000102115 A JP2000102115 A JP 2000102115A JP 10290063 A JP10290063 A JP 10290063A JP 29006398 A JP29006398 A JP 29006398A JP 2000102115 A JP2000102115 A JP 2000102115A
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vehicle speed
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Akira Shibata
亮 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリング時の車体の安定を車輌の速度や
路面の傾斜状態に応じて最適に確保することのできる電
動車輌の車速制御装置を提供すること。 【解決手段】 ハンドルの切角に応じて車輌の速度を制
限する電動車輌の車速制御装置において、車輌の速度を
検出する車速検出手段3を備えると共に、少なくともこ
の車速検出手段3の出力に応じてハンドルの切角に対す
る車速制限の度合を変化させる制御部4を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動車輌の車速制
御装置に係り、特に、ハンドルが切られたときの車体の
安定性を維持するための電動車輌の車速制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11を用いて第1の従来例を説明す
る。この従来例は、ハンドルが大きく切られるほどアク
セル出力を制限するようにし、結果的に車速を制限し、
車体の安定性を確保するようにしたものである。ハンド
ルの切角の検出は、ハンドルに連動する可変抵抗器によ
って行われる。即ち、図11(a)に示すように、ハン
ドルの回転軸であるステアリングシャフト51にロータ
リ型の可変抵抗器52とを併設し、ステアリングシャフ
ト51の回転が可変抵抗器52に伝わるように間にセン
サギヤ53を噛ませた構造となっている。図11(b)
は、可変抵抗器52を接続したハンドル切角の検出回路
であり、+5[V]の電圧源とアースとの間に可変抵抗
器52を接続した構成となっている。ここで、この可変
抵抗器52から取り出される電圧出力Vkは、ハンドル
がセンターに位置するときに電圧Vcとなり、ハンドル
を右に切るほど漸増し、ハンドルを左に切るほど漸減す
るようになっている。図11(c)の実線は、この特性
を表している。ここで、アクセル出力の制限は、ハンド
ルが右に切られたときも左に切られたときも同じように
行う必要があるため、図11(c)の実線の特性を電圧
Vcを境に上下に折り返す信号変換回路(図示略)を通
し、その後の信号(図11(c)の点線)をアクセル出
力の制御に用いるようになっていた。
【0003】図12は、ハンドルの切角と出力電圧Vk
との関係が予め左右対称になるように、ステアリングセ
ンサの構成を改良した従来例である。図12(a)にス
テアリングセンサ50の構成を示す。両端接地の可変抵
抗器54の出力端子に抵抗55の一端を接続すると共に
当該抵抗55の他端を+5[V]の電圧源に接続してい
る。ここで、可変抵抗器54は、図11(a)で示した
可変抵抗器52と同一である。本従来例では、可変抵抗
器54の抵抗値と抵抗55の抵抗値とによる分圧をセン
サ出力Vkとしている。そして、このセンサ出力Vkの
特性が、図12(b)に示すように、ハンドルがセンタ
ーに位置するとき最大値を取ると共に左右に切られたと
き左右対称に変化するようになっている。
【0004】ここで、図12(a)のステアリングセン
サ50を図13に示すようにアクセル回路55に接続す
る。アクセル回路55は、アクセルの度合に応じて抵抗
値が線形に変化する可変抵抗器55aを+5[V]電源
とアースとの間に接続し、その電圧出力端子に抵抗55
bの一端を接続して成る。また、当該抵抗55bの他端
は、ダイオード56を介しステアリングセンサ50の出
力端子に接続されている。ここで、ダイオード56は、
カソードがステアリングセンサ50の出力端子に接続さ
れ、アノードはアクセル回路55側に接続されている。
そして、抵抗55bとダイオード56との間から電圧V
a1を取り出すと、アクセル及びハンドルの切角の状態に
応じて図14の実線に示す出力特性が得られる。即ち、
アクセル回路55に含まれる可変抵抗器55aの出力電
圧Vaがステアリングセンサ50の出力電圧Vkより低
いとき、Va1はVaに等しくなる。一方、VaがVk以
上のときV1はVkに等しくなる。そこで、この電圧Va
1に応じて走行モータを駆動すると、Va1=aの範囲
(比較的ハンドルの切角が小さい範囲)では、アクセル
に応じたモータの駆動が行われるが、Va1=Vkの範囲
(比較的ハンドルの切角が大きい範囲)では、アクセル
一定であってもハンドルの切角に応じてモータ駆動が制
限される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、ハンドルの切角に応じてアクセル出力
を制限し、これによって、車速を制限するにすぎなかっ
たため、アクセル一定の下では、車輌が高速で走行して
いようが、低速で走向していようが、ハンドルの切角に
応じた制御特性が一定であった。このため、例えば、車
輌が低速で走向しており、車体の安定を確保しやすい状
況であっても、ハンドルが大きく切られることによって
過度な減速が行われる場合があった。
【0006】また、路面が上り坂や下り坂であっても、
制御特性は一定であった。このため、比較的車体の安定
を確保しやすい上り坂でのステアリングでも、比較的車
体の安定を確保し難い下り坂でのステアリングでも、ア
クセル出力の制限度合は一定であり、状況に応じた制御
の最適化に改善の余地があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、ステアリング時の車体の安定を車輌の
速度や路面の傾斜状態に応じて最適に確保することので
きる電動車輌の車速制御装置を提供することを、その目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ハンドルの切角に応じて
車輌の速度を制限する電動車輌の車速制御装置におい
て、車輌の速度を検出する車速検出手段を備えると共
に、少なくともこの車速検出手段の出力に応じてハンド
ルの切角に対する車速制限の度合を変化させる制御部を
備えた、という構成を採っている。
【0009】本発明では、同じハンドルの切角であって
も、そのときの車速が大きいほど、車速の制限を厳しく
するように制御する。
【0010】請求項2記載の発明では、ハンドルの切角
に応じて車輌の速度を制限する電動車輌の車速制御装置
において、車輌の走行モータの消費電流を検出する電流
検出手段を備えると共に、少なくともこの電流検出手段
の出力に応じてハンドルの切角に対する車速制限の度合
を変化させる制御部を備えた、という構成を採ってい
る。
【0011】本発明では、同じハンドルの切角であって
も、そのときの走行モータの消費電流が小さいほど、車
速の制限を厳しくするように制御する。ここで、走行モ
ータの消費電流は、登り坂がきついほど大きくなり、下
り坂がきついほど小さくなる。下り坂の傾斜が一定以上
きつければ、モータの消費電流はマイナスになる。
【0012】請求項3記載の発明では、 ハンドルの切
角に応じて車輌の速度を制限する電動車輌の車速制御装
置において、車輌の傾斜を検出する傾斜検出手段を備え
ると共に、少なくともこの傾斜検出手段の出力に応じて
ハンドルの切角に対する車速制限の度合を変化させる制
御部を備えた、という構成を採っている。
【0013】請求項4記載の発明では、傾斜検出手段
は、車輌の前後方向の傾斜を検出する、という構成を採
っている。
【0014】本発明では、同じハンドルの切角であって
も、例えばそのときの車輌の傾斜が下り方向にきつくな
るほど、車速の制限を厳しくするように制御する。
【0015】請求項5記載の発明では、傾斜検出手段
は、車輌の側方への傾斜を検出する、という構成を採っ
ている。
【0016】本発明では、同じハンドルの切角であって
も、車輌の旋回に伴う遠心力により車体が側方に傾くほ
ど、車速の制限を厳しくするように制御する。
【0017】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7に基づいて説明する。
【0019】図1は、車速制御装置のブロック図であ
る。車輌は、モータ1によって車輪を回させ走行する。
モータ1は、モータ駆動回路2から駆動電流の入力を受
け、所定の回転数で回転する。符号8は、モータ駆動回
路2の動作用バッテリである。回転センサ3は、モータ
1の回転数を検出する。この回転センサ3は、車輌の速
度vを検出する車速検出手段として機能する。回転セン
サ3の出力vは、信号処理回路4に入力される。また、
本実施形態では、信号処理回路4に、モータ1の消費電
流を検出する電流検出手段として電流検出回路5を併設
している。更に、信号処理回路4には、ハンドルの切角
Vkを出力するステアリングセンサ50と、アクセルの
度合に応じた電圧Vaを出力するアクセル回路6とが併
設されている。このうち、ステアリングセンサ50の構
成は、図12(a)の従来例と同一である。一方、アク
セル回路6は、図2のように構成されている。即ち、ア
クセルの度合に応じて抵抗値の変化する可変抵抗器6a
を+5[V]電源とアースの間に接続し、可変抵抗器6
aの出力電圧Vaを出力とする。
【0020】本実施形態において、信号処理回路4は、
回転センサ3の出力vとハンドルの切角Vkと電流検出
回路5の出力Iとに基づいて車輌の速度を制限する制御
部として機能する。
【0021】符号7は、信号処理回路4が車速の制限量
を算定するために用いるテーブル群を記憶したテーブル
記憶部である。本実施形態において、テーブル記憶部7
には、3種類の補正テーブルが記憶されている。第1の
補正テーブルは、車速補正テーブルである。この車速補
正テーブルは、図3に示すように、車速(回転センサ3
の出力)vに応じた減速係数Bを定めたものである。図
3の例では、車速0≦v<v1において減速係数B=0
であり、v1≦v<v3においてBがBmax(=0.
5)まで漸増し、v3≦v<vmaxにおいてB=Bmaxで
ある。つまり、一定以下の低速域では減速の度合を0と
し、一定以上の高速域で速度が速くなるにつれて減速の
度合も大きくする。第2の補正テーブルは、ハンドル切
角補正テーブルである。このハンドル切角補正テーブル
は、図4に示すように、ハンドルの切角に応じた減速率
B1を定めたものであり、横軸の切角は、ステアリング
センサ50の出力Vkに対応する。図4の例では、Vc
≦Vk<Vk1においてB1=0であり、Vk1≦Vo<V
kmaxにおいてB1=1まで漸増する。図4では、ハンド
ルが右又は左のいずれか一方に切られた場合を示してい
るが、ハンドルが他方に切られた場合も同様である。第
3の補正テーブルは、モータ電流補正テーブルである。
このモータ電流補正テーブルは、図5に示すように、モ
ータ1の消費電流に応じた減速係数B2を定めたもので
あり、横軸のモータ1の消費電流は、電流検出回路5の
出力Iに対応する。図5の例では、車輌が最高速度で平
坦路を走行しているときにモータ1が消費する電流(平
坦路最高速消費電流)をiとして、i≦IにおいてB2
=0であり、I<iの範囲では、Iが小さくなるに従っ
てB2が漸増し一定値B2max(例えば0.5)に収束
する。今車輌が走行してる場合、モータ1の消費電流
は、平坦路よりも上り坂のほうが大きくなり、平坦路よ
りも下り坂のほうが小さくなる(一定より傾斜のきつい
下り坂であれば負の電流となる)という特性をモータ1
が有している。このため、図5のように、モータ1の消
費電流に応じて減速係数B2が変化する補正テーブルを
用意し、走行路の傾斜に応じて減速制御の特性を変化さ
せる。
【0022】信号処理回路4は、回転センサ3、ステア
リングセンサ50及び電流検出回路5の出力に基づいて
テーブル記憶部7から減速係数B、減速率B1及び減速
係数B2を読み出し、次式によって車速の目標値v0を
算出する。
【0023】 v0=vm×(1−B・B1−B2) …(1)
【0024】上式において、vmは、アクセル回路6の
出力Vaに応じて設定される車速の基準値であり、信号
処理回路4によって算出される。信号処理回路4は、ア
クセル回路6の出力Vaが大きいほど車速の基準値v2
を高速に設定し、逆にアクセル回路6の出力Vaが小さ
いほど車速の基準値v2を低速に設定するようになって
いる。信号処理回路4は、この車速の基準値v2から減
速係数B等により減速させた速度を制御目標値v0とし
て算出する。
【0025】次に、本実施形態の動作を図6に基づいて
説明する。図6は、信号処理回路が行う動作のフローチ
ャートである。
【0026】装置が稼動状態に設定されると、信号処理
回路4は、回転センサ3の出力として車速vを取込み
(S1)、車速vに対応する減速係数Bをテーブル記憶
部7に格納された車速補正テーブルから取得する(S
2)。続いて、信号処理回路4は、ステアリングセンサ
50の出力としてハンドルの切角Vkを読み込み(S
3)、これに対応する減速率B1をハンドル切角補正テ
ーブルから取得する(S4)。続いて、信号処理回路4
は、電流検出回路5の出力Iを読み込み(S5)、これ
に対応する減速係数B2をモータ電流補正テーブルから
取得する(S6)。そして、上述した式(1)によって
車速の制御目標値v0を算出し、モータ駆動回路2に制
御信号を送ってモータ1の駆動電流を制御する。信号処
理回路4は、車速を回転センサ3からフィードバック
し、車速が目標値v0に近づくようにフィードバック制
御を行う(S7)。以降S1からの動作が繰り返し行わ
れる。
【0027】例えば、車速補正テーブルから取得した減
速係数が0.3、ハンドル切角補正テーブルから取得し
た減速率が0.4、モータ電流補正テーブルから取得し
た減速係数が0.2の場合、車速の目標値vは、
【0028】v0=vm×(1−0.3×0.4−0.
2)=0.68vm
【0029】となり、アクセルに対応した基準速度の7
割程度の速度に制御される。
【0030】これによると、同じようにハンドルを切っ
たときでも、車速が遅いときは速度制限が比較的緩やか
になり、車速が速いときは速度制限が比較的厳しくな
り、また例えば、登り坂のときはモータの消費電流が増
加するところ速度制限が比較的緩やかになり、下り坂の
ときはモータの消費電流が減少するところ速度制限が比
較的厳しくなる。このため、ステアリング時の車体の安
定を車輌の速度や路面の傾斜状態に応じて最適に確保す
ることができる。
【0031】次に、本発明の他の実施形態を図7乃至図
9に基づいて説明する。先の実施形態と同一部分につい
ては同一符号を付して重複説明を省略する。
【0032】本実施形態の車速制御装置では、図7に示
すように、傾斜センサ9を設けている。この傾斜センサ
9は、車輌の前後方向の傾き、即ち、車輌の進行方向に
おける路面の水平からの傾斜を検出するものであり、先
の実施形態で走行モータの電流を検出した電流検出回路
5とほぼ同等の機能を果たす。テーブル記憶部17に
は、傾斜センサ9の出力に応じて減速係数B2を変化さ
せる傾斜補正テーブルが格納されている。この傾斜補正
テーブルは、先の実施形態における電流補正テーブルに
変わるものである。図8に傾斜補正テーブルの例を示
す。この例では、傾斜が登りのとき減速係数を0とし、
傾斜が下りになると、傾斜がきつくなるにつれて減速係
数が漸増する。そして、一定の傾斜を越えると、減速係
数はB2max(例えば0.5)に収束する。
【0033】信号処理回路14は、先の実施形態の電流
補正テーブルに変え、この傾斜補正テーブルから得られ
る減速係数B2を用い、前述した式(1)によって車速
の目標値v0を算出し、車速の制御を行う。その他の構
成及び動作は先の実施形態と同一である。図9は本実施
形態において信号処理回路14が行う動作のフローチャ
ートであるが、電流検出回路に変えて傾斜センサを用い
る点と、電流補正テーブルに変えて傾斜補正テーブルを
用いる点と、処理の順序が一部異なる点をのぞき、他は
先の実施形態と同一である。
【0034】このようにしても、先の実施形態と同様の
作用効果を得ることができる。
【0035】次に、本発明の更に他の実施形態を図10
に基づいて説明する。装置全体の構成は図7のブロック
図と同一であるが、傾斜センサ9の配置と、テーブル記
憶部17に記憶された傾斜補正テーブルの内容が先の実
施形態と異なる。
【0036】本実施形態では、図7の車速制御装置にお
いて、傾斜センサ9が車輌の側方への傾斜を検出するも
のとする。例えば、三輪の電動車輌に装備する場合、図
10に示すように、3つの車輪の中心を結ぶ三角形を想
定し、そのうちの前輪と結ばれる2辺(a辺とb辺)の
側への車輌の傾斜を検出するように傾斜センサ9を配置
する。そして、傾斜補正テーブルの特性は、傾斜センサ
9の出力が大きくなる(傾斜が大きくなる)につれて、
減速係数を大きくするように設定する。
【0037】これによると、ハンドルの切角が同じであ
っても、例えば車輌がカーブを曲がるときの遠心力によ
る傾きが大きいほど、車速が厳しく制限されることにな
る。このため、車速と車体の状態に応じた適切な速度制
限を行うことができる。
【0038】ここで、本実施形態では、ハンドル切角に
応じた速度制限を、車速とモータ電流、または車速と車
体の傾斜という複合的な条件に基づいて補正するように
なっているが、車速のみによる補正、モータ電流のみに
よる補正又は傾斜センサのみによる補正を行っても十分
に効果を発揮するものである。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、ハンドルの切角に応じた速度制
限の度合を、車速に応じて補正し、走行モータの消費電
流に応じて補正し、又は車体の傾斜を検出する傾斜セン
サの出力に応じて補正するので、ステアリング時の車体
の安定を車輌の速度や路面の傾斜状態に応じて最適に確
保することのできる、という従来にない優れた電動車輌
の車速制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1のアクセル回路の構成を示す回路図であ
る。
【図3】車速補正テーブルの特性を示す線図である。
【図4】ハンドル切角補正テーブルの特性を示す線図で
ある。
【図5】電流補正テーブルの特性を示す線図である。
【図6】図1の信号処理回路の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の他の実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図8】傾斜補正テーブルの特性を示す線図である。
【図9】図7の信号処理回路の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の更に他の実施形態を説明する説明図
である。
【図11】第1の従来例の説明図であり、(a)はステ
アリングセンサの要部構成図、(b)はステアリングセ
ンサの回路図、(c)はステアリングセンサの出力特性
を示す線図をそれぞれ示す。
【図12】第2の従来例を示す図であり、(a)はステ
アリングセンサの回路図、(b)はステアリングセンサ
の出力特性図である。
【図13】ステアリングセンサをアクセル回路に接続
し、車速の制御信号Va1を得るための回路図ある。
【図14】図13の回路の出力Va1の特性図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 モータ駆動回路 3 回転センサ(車速検出手段) 4,14 信号処理回路(制御部) 5 電流検出回路(電流検出手段) 6 アクセル回路 7,17 テーブル記憶部 8 バッテリ 9 傾斜センサ 50 ステアリングセンサ Vk ハンドル切角 v 車速 B,B2 減速係数 B1 減速率 I モータ消費電流

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの切角に応じて車輌の速度を制
    限する電動車輌の車速制御装置において、 前記車輌の速度を検出する車速検出手段を備えると共
    に、 少なくともこの車速検出手段の出力に応じて前記ハンド
    ルの切角に対する車速制限の度合を変化させる制御部を
    備えたことを特徴とする電動車輌の車速制御装置。
  2. 【請求項2】 ハンドルの切角に応じて車輌の速度を制
    限する電動車輌の車速制御装置において、 前記車輌の走行モータの消費電流を検出する電流検出手
    段を備えると共に、 少なくともこの電流検出手段の出力に応じて前記ハンド
    ルの切角に対する車速制限の度合を変化させる制御部を
    備えたことを特徴とする電動車輌の車速制御装置。
  3. 【請求項3】 ハンドルの切角に応じて車輌の速度を制
    限する電動車輌の車速制御装置において、 前記車輌の傾斜を検出する傾斜検出手段を備えると共
    に、 少なくともこの傾斜検出手段の出力に応じて前記ハンド
    ルの切角に対する車速制限の度合を変化させる制御部を
    備えたことを特徴とする電動車輌の車速制御装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜検出手段は、車輌の前後方向の
    傾斜を検出することを特徴とした請求項3記載の電動車
    輌の車速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記傾斜検出手段は、車輌の側方への傾
    斜を検出することを特徴とした請求項3記載の電動車輌
    の車速制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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