JP2000101538A - 同期式多重伝送装置 - Google Patents

同期式多重伝送装置

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JP2000101538A
JP2000101538A JP10271088A JP27108898A JP2000101538A JP 2000101538 A JP2000101538 A JP 2000101538A JP 10271088 A JP10271088 A JP 10271088A JP 27108898 A JP27108898 A JP 27108898A JP 2000101538 A JP2000101538 A JP 2000101538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一系統内、複数系統間においてフレーム同期
をとる。 【解決手段】同期信号発生装置4から生成出力される系
統間同期用マスタクロックS1と系統間同期用フレーム
同期信号S2を各系統A1、A2の制御装置1、11に伝
送し、制御装置1、11では系統間同期用マスタクロッ
クS1と系統間同期用フレーム同期信号S2を基準に下り
データS3に同期用リセット信号S4を付与して各系統A
1、A2の終端器2、12に伝送し、終端器2、12にて
系統内フレーム同期信号S12を検出し各系統A1、A2の
制御装置1、11および端末3a、3b、・・・3n、1
3a、13b、・・・13nにそれぞれ伝送することによ
り同一系統内、複数系統間においてフレーム同期をと
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期式多重伝送装置
に係わり、特に同一系統内、複数系統間においてフレー
ム同期がとられた同期式多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の同期式多重伝送装置
として、図4のブロック図に示す全体構成の同期式多重
伝送装置が提案されている。同図に示す同期式多重伝送
装置は、系統a1、a2の同期式多重伝送装置が接続され
複数系統化されている。各系統a1、系統a2の同期式多
重伝送装置はそれぞれ同様な構成であり、制御装置10
1、201と、制御装置101、201に延線接続され
た伝送路L100、L200の終端にそれぞれ接続され伝送路
L100、L200の特性インピーダンスで終端させる終端器
102、202と、伝送路L100、L200上の分岐点をそ
れぞれ介して伝送路L100、L200にハイインピーダンス
でバス接続された複数の端末103a、103b、・・・
103n、203a、203b、・・・203nと、各制
御装置101、201を接続するライン間に設置された
FIFO(先着順処理)メモリ104、204とで構成され
ている。
【0003】図5のブロック図に示すように、制御装置
101、201はそれぞれ同様な構成であり、制御回路
(以下、CPUと称す)110と、タイミング発生回路
111と、データ加工回路112と、変調回路113
と、復調回路114と、トランシーバ回路115とが備
えられている。終端器102、202はそれぞれ同様な
構成であり、マスタクロック発生回路120と、フレー
ム同期信号発生回路121と、変調回路122と、トラ
ンシーバ回路123とが備えられている。複数の端末1
03a、103b、・・・103n、203a、203
b、・・・203nはそれぞれ同様な構成であり、制御回
路(以下、CPUと称す)130と、選局スイッチ13
1と、データ加工回路132と、変調回路133と、復
調回路134と、タイミング発生回路135と、トラン
シーバ回路136と、音声コーデック回路137と、ス
ピーカ138と、マイク139とが備えられている。
【0004】このように複数系統化された同期式多重伝
送装置間においてフレーム同期をとるためには、各系統
a1、a2の同期式多重伝送装置内でそれぞれフレーム同
期をとる必要があった。ここでは、系統a1の同期式多
重伝送装置内でフレーム同期をとるための動作(制御動
作)について説明する。系統a1の終端器102のマス
タクロック発生回路120から図6のタイミングチャー
トに示す系統内マスタクロックS101が生成出力される
と、この系統内マスタクロックS101のタイミングでフ
レーム同期信号発生回路121から下りデータ、上りデ
ータのフレーム同期をとるための図6のタイミングチャ
ートに示す系統内フレーム同期信号S102が生成出力さ
れる。変調回路122に入力された系統内フレーム同期
信号S102は同様に入力された系統内マスタクロックS1
01の搬送波でPSK(Phase Shift Keying)変調され、
トランシーバ回路123から伝送路L100および伝送路
L100上の分岐点をそれぞれ介して制御装置101、複
数の端末103a、103b、・・・103nにそれぞれ
伝送される。制御装置101に入力された系統内マスタ
クロックS101および系統内フレーム同期信号S102は、
トランシーバ回路115にて受信され復調回路114を
介してNRZ復調され、タイミング発生回路111、デ
ータ加工回路112にそれぞれ伝送される。また、複数
の端末103a、103b、・・・103nにそれぞれ入
力された系統内マスタクロックS101および系統内フレ
ーム同期信号S102は、トランシーバ回路136にて受
信され復調回路134を介してNRZ復調され、データ
加工回路132、タイミング発生回路135にそれぞれ
伝送される。よって、上述の制御動作により系統a1の
同期式多重伝送装置内のフレーム同期がとられる。
【0005】ここで、系統a1の制御装置101のポー
リング制御により、複数の端末103a、103b、・・
・103nを順次動作させるためには、制御装置101
のCPU110に予め記憶されていたアドレステーブル
およびデータテーブルから順に読み出されたポーリング
アドレスおよび制御データが含有された下り制御データ
S110a、S110b、・・・S110nを順次サイクリックに出力
させる。ここでは、複数の端末103a、103b、・・
・103nのうち、端末103aを動作させるための下
り制御データS110aがCPU110から出力された場合
の動作について説明する。
【0006】この下り制御データS110aはデータ加工回
路112に入力され、タイミング発生回路111の制御
によるタイミングで下りデータの伝送フォーマット(N
RZデータ)に波形整形され、変調回路113を介して
系統内マスタクロックS101の搬送波でPSK変調され
たスタートビットを先頭に、ポーリングアドレス、制御
データ、PCM(パルス符号変調)データからなる図6
のタイミングチャートに示す下りデータS111aとして系
統内フレーム同期信号S102に同期させて時分割でフレ
ーム毎に送出される。この下りデータS111aはトランシ
ーバ回路115から伝送路L100および伝送路L100上の
分岐点をそれぞれ介して複数の端末103a、103
b、・・・103nにそれぞれ伝送される。この下りデー
タS111aが端末103aに入力されたとすると、下りデ
ータS111aはトランシーバ回路136にてスタートビッ
トを基準に受信され復調回路134を介してNRZ復調
され、データ加工回路132、タイミング発生回路13
5にそれぞれ伝送される。データ加工回路132は入力
された下りデータS111aのポーリングアドレスと自局ア
ドレスとを比較参照する。ここでは、比較参照されたポ
ーリングアドレスと自局アドレスとが一致することか
ら、データ加工回路132は下りデータS111aから制御
データを取り出して下り制御データS112aとしてCPU
130に出力する。尚、他の端末103b、・・・103
nに入力された下りデータS111aのポーリングアドレス
と自局アドレスとは一致しない(詳述せず)。
【0007】ここで、例えば端末103aの使用者によ
り端末103nの使用者との通話を成立させるために選
局スイッチ131が押下されていたすると、端末103
aのCPU130は上述の下り制御データS112aを入力
検出するとともにこの発呼データを上り制御データS12
0aとしてデータ加工回路132に出力する。データ加工
回路132に入力された上り制御データS120aは、タイ
ミング発生回路135の制御によるタイミングで上りデ
ータの伝送フォーマット(NRZデータ)に波形整形さ
れ、変調回路133を介して系統内マスタクロックS10
1の搬送波でPSK変調されたポーリングアドレスを先
頭に、制御データ、PCMデータからなる図6のタイミ
ングチャートに示す上りデータS121aとして系統内フレ
ーム同期信号S102に同期させてトランシーバ回路13
6から分岐点および伝送路L100を介して制御装置10
1に伝送される。
【0008】制御装置101に入力された上りデータS
121aは、トランシーバ回路115にて受信され復調回路
114を介してNRZ復調されデータ加工回路112に
伝送される。データ加工回路112は入力された上りデ
ータS121aから制御データを取り出して上り制御データ
S122aとしてCPU110に出力する。CPU110は
入力された上り制御データS122aを検出し、回線が空い
ていれば制御装置101からの下り制御データS130aと
してPCMデータに割り付けて、伝送路L100および伝
送路L100上の分岐点を介して端末103nに送信す
る。よって、端末103a、103nはそのタイムスロ
ットの割付情報にしたがって、一方の端末(または他方
の端末)のマイク139からのアナログ音声信号を音声
コーデック回路137を介してA/D変換し、デジタル
音声データとしてPCMデータに割り付けて送信すると
ともに、このデジタル音声データを他方の端末(または
一方の端末)の音声コーデック回路137を介してD/
A変換し、アナログ音声信号としてスピーカ138から
鳴動させることによって通話を成立させることができ
る。
【0009】尚、系統a2の同期式多重伝送装置内の動
作(フレーム同期制御動作、ポーリング動作、通話動
作)等については、上述の系統a1の同期式多重伝送装
置内の各動作と同様であることからその説明は省略す
る。また、系統a1、a2の同期式多重伝送装置間のデー
タ送受信については、制御データ、音声データをFIFOメ
モリ104、204をそれぞれ介して相互にデータ交換
し、各制御装置101、201のデータ加工回路112
内のレジスタに格納させることで行なっていた(詳述せ
ず)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
同期式多重伝送装置は上述のように構成されているの
で、複数系統化された同期式多重伝送装置において、各
系統の終端器から生成出力される系統内マスタクロック
の周波数偏差によりフレーム同期の滑りが生じることか
ら、音声などのリアルタイム性を要するものではFIFOメ
モリのバッファの容量を越えてしまうと音飛びなどが生
じるので大容量のFIFOメモリを用意しなければならず、
該装置が大規模、複雑になるといった難点があった。
【0011】本発明はこのような難点を解消するために
なされたもので、同一系統内、複数系統間の同期式多重
伝送装置においてそれぞれフレーム同期をとることで、
各系統の終端器から生成出力される系統内マスタクロッ
クの周波数偏差によるフレーム同期の滑りを除去するこ
とが可能な同期式多重伝送装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明による同期式多重伝送装置は、制御装
置、端末間の同期をとる系統内マスタクロックとデータ
フレームの同期をとる系統内フレーム同期信号の発生回
路を、伝送路を終端する終端器にもたせた同期式多重伝
送装置であって、同期式多重伝送装置を複数接続し、複
数系統化したときに、各系統の同期式多重伝送装置間の
同期をとるための系統間同期用マスタクロックと系統間
同期用フレーム同期信号の発生回路を備え、発生回路か
らの系統間同期用フレーム同期信号が各系統の制御装置
を介して入力され同期をとって端末への系統内フレーム
同期信号を発生するための起動信号として出力する検出
回路を終端器に備えることにより各系統間のフレーム同
期をとるようにしたものである。
【0013】このような同期式多重伝送装置によれば、
同期信号発生装置から系統間同期用マスタクロックと系
統間同期用フレーム同期信号とを各系統の制御装置に伝
送し、各系統の制御装置では系統間同期用マスタクロッ
クと系統間同期用フレーム同期信号を基準に下りデータ
にリセット同期信号を付与し、これを終端器に伝送さ
せ、終端器において系統間同期用フレーム同期信号を検
出し系統内の制御装置および端末に伝送させことによ
り、同一系統内、複数系統間においてフレーム同期をと
ることが可能で各系統の終端器から生成出力される系統
内マスタクロックの周波数偏差によるフレーム同期の滑
りを除去することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による同期式多重伝
送装置を適用した好ましい形態の一実施例について、図
面を参照して説明する。図2は本発明による同期式多重
伝送装置の一実施例の全体構成を示すブロック図であ
り、系統A1、A2の同期式多重伝送装置が接続され複数
系統化されている。各系統A1、系統A2の同期式多重伝
送装置はそれぞれ同様な構成であり、制御装置1、11
と、制御装置1、11に延線接続された伝送路L1、L2
の終端に接続され伝送路L1、L2の特性インピーダンス
で終端させる終端器2、12と、伝送路L1、L2上の分
岐点をそれぞれ介して伝送路L1、L2にハイインピーダ
ンスでバス接続された複数の端末3a、3b、・・・3
n、13a、13b、・・・13nと、複数系統化された
系統A1、A2の同期式多重伝送装置間のフレーム同期を
とる同期信号発生装置4とで構成されており、各制御装
置1、11はデータ送受信用バスラインL3を介してバ
ス接続されている。
【0015】図1は図2のブロック図に示す同期式多重
伝送装置の具体的な構成を示すブロック図である。図1
のブロック図に示すように、制御装置1、11はそれぞ
れ同様な構成であり、制御回路(以下、CPUと称す)
20と、タイミング発生回路21と、データ加工回路2
2と、変調回路23と、復調回路24と、トランシーバ
回路25とが備えられている。終端器2、12はそれぞ
れ同様な構成であり、マスタクロック発生回路30と、
フレーム同期信号発生回路31と、リセット検出回路3
2と、変調回路33と、トランシーバ回路34とが備え
られている。複数の端末3a、3b、・・・3n、13
a、13b、・・・13nはそれぞれ同様な構成であり、
制御回路(以下、CPUと称す)40と、選局スイッチ
41と、データ加工回路42と、変調回路43と、復調
回路44と、タイミング発生回路45と、トランシーバ
回路46と、音声コーデック回路47と、スピーカ48
と、マイク49とが備えられている。同期信号発生装置
4にはマスタクロック発生回路50と、フレーム同期信
号発生回路51とが備えられている。
【0016】このように構成された同期式多重伝送装置
において、以下、その動作について図1、図2のブロッ
ク図および図3のタイミングチャートをそれぞれ参照し
て説明する。図2のブロック図に示す複数系統化された
系統A1、A2の同期式多重伝送装置間のフレーム同期を
とるためには、図1のブロック図に示す同期信号発生装
置4のマスタクロック発生回路50から系統間同期用マ
スタクロックS1を生成出力させ、この系統間同期用マ
スタクロックS1のタイミングでフレーム同期信号発生
回路51から下りデータ、上りデータのフレーム同期を
とるための系統間同期用フレーム同期信号S2を生成出
力させる。この系統間同期用マスタクロックS1および
系統間同期用フレーム同期信号S2は各系統A1、A2の
制御装置1、11にそれぞれ伝送される。尚、ここで
は、各系統A1、A2の制御装置1、11にそれぞれ伝送
された系統間同期用マスタクロックS1および系統間同
期用フレーム同期信号S2のうち、系統A1の制御装置1
に伝送された場合について説明する。
【0017】系統A1の制御装置1に伝送された系統間
同期用マスタクロックS1および系統間同期用フレーム
同期信号S2はタイミング発生回路21に入力され、タ
イミング発生回路21は入力された系統間同期用マスタ
クロックS1および系統間同期用フレーム同期信号S2か
ら制御装置1のタイミングを形成する。よって、このタ
イミングで制御装置1のデータ加工回路22から下りデ
ータの伝送フォーマット(NRZデータ)に波形整形さ
れ、変調回路23を介して系統間同期用マスタクロック
S1の搬送波でPSK変調されたスタートビットを先頭
に、ポーリングアドレス、制御データ、PCM(パルス
符号変調)データからなる図3のタイミングチャートに
示す下りデータS3が同期用リセット信号S4が付与され
て生成出力され、系統間同期用フレーム同期信号S2に
フレーム同期させてトランシーバ回路25から伝送路L
1を介して終端器2に伝送される。系統A1の終端器2に
入力された同期用リセット信号S4が付与された下りデ
ータS3は、トランシーバ回路34にてスタートビット
を基準に受信されリセット検出回路32に伝送される。
リセット検出回路32は入力された下りデータS3のス
タートビットから図3のタイミングチャートに示すリセ
ット信号S5を検出してフレーム同期信号発生回路31
に出力する。
【0018】ここで、系統A1の同期式多重伝送装置内
のフレーム同期をとるために、マスタクロック発生回路
30から生成出力される図3のタイミングチャートに示
す系統内マスタクロックS11のタイミングでフレーム同
期信号発生回路31から生成出力される図3のタイミン
グチャートに示す系統内フレーム同期信号S12のカウン
トを、リセット検出回路32にて検出されたリセット信
号S5でリセットすることにより、上述の系統間同期用
フレーム同期信号S2と系統内フレーム同期信号S12と
のフレーム同期がとられ、この系統内フレーム同期信号
S12を変調回路33を介して系統内マスタクロックS11
の搬送波でPSK変調させ、トランシーバ回路34から
伝送路L1および伝送路L1上の分岐点をそれぞれ介して
制御装置1、複数の端末3a、3b、・・・3nにそれぞ
れ伝送させる。制御装置1に入力された系統内マスタク
ロックS11および系統内フレーム同期信号S12は、トラ
ンシーバ回路25にて受信され復調回路24を介してN
RZ復調され、タイミング発生回路21、データ加工回
路22にそれぞれ伝送される。また、複数の端末3a、
3b、・・・3nにそれぞれ入力された系統内マスタクロ
ックS11および系統内フレーム同期信号S12は、トラン
シーバ回路46にて受信され復調回路44を介してNR
Z復調され、データ加工回路42、タイミング発生回路
45にそれぞれ伝送される。よって、上述の制御動作に
より系統A1の同期式多重伝送装置内のフレーム同期が
とられるとともに、同様の制御動作を系統A2の同期式
多重伝送装置において行なうことにより、複数系統化さ
れた系統A1、A2の同期式多重伝送装置間のフレーム同
期がとられる。
【0019】次に、複数系統化され、且つフレーム同期
がとられた系統A1、A2の同期式多重伝送装置におい
て、例えば、系統A1の制御装置1のポーリング制御に
より、複数の端末3a、3b、・・・3nを順次動作させ
るためには、制御装置1のCPU20に予め記憶されて
いたアドレステーブルおよびデータテーブルから順に読
み出されたポーリングアドレスおよび制御データが含有
された下り制御データS20a、S20b、・・・S20nを順次サ
イクリックに出力させる。ここでは、複数の端末3a、
3b、・・・3nのうち、端末3aを動作させるための下
り制御データS20aがCPU20から出力された場合の
動作について説明する。
【0020】この下り制御データS20aはデータ加工回
路22に入力され、タイミング発生回路21の制御によ
るタイミングで下りデータの伝送フォーマット(NRZ
データ)に波形整形され、変調回路23を介して系統内
マスタクロックS11の搬送波でPSK変調されたスター
トビットを先頭に、ポーリングアドレス、制御データ、
PCM(パルス符号変調)データからなる図3のタイミ
ングチャートに示す下りデータS21aとして系統内フレ
ーム同期信号S12に同期させて時分割でフレーム毎に送
出される。この下りデータS21aはトランシーバ回路2
5から伝送路L1および伝送路L1上の分岐点をそれぞれ
介して複数の端末3a、3b、・・・3nにそれぞれ伝送
される。この下りデータS21aが端末3aに入力された
とすると、下りデータS21aはトランシーバ回路46に
てスタートビットを基準に受信され復調回路44を介し
てNRZ復調され、データ加工回路42、タイミング発
生回路45にそれぞれ入力される。データ加工回路42
は入力された下りデータS21aのポーリングアドレスと
自局アドレスとを比較参照する。ここでは、比較参照さ
れたポーリングアドレスと自局アドレスとが一致するこ
とから、データ加工回路42は下りデータS21aから制
御データを取り出して下り制御データS22aとしてCP
U40に出力する。尚、他の端末3b、・・・3nに入力
された下りデータS21aのポーリングアドレスと自局ア
ドレスとは一致しない(詳述せず)。
【0021】ここで、例えば端末3aの使用者により端
末3nの使用者との通話を成立させるために選局スイッ
チ41が押下されていたすると、端末3aのCPU40
は上述の下り制御データS22aを入力検出するとともに
この発呼データを上り制御データS30aとしてデータ加
工回路42に出力する。データ加工回路42に入力され
た上り制御データS30aは、タイミング発生回路45の
制御によるタイミングで上りデータの伝送フォーマット
(NRZデータ)に波形整形され、変調回路43を介し
て系統内マスタクロックS11の搬送波でPSK変調され
たポーリングアドレスを先頭に制御データ、PCMデー
タからなる図3のタイミングチャートに示す上りデータ
S31aとして系統内フレーム同期信号S12に同期させて
トランシーバ回路46から分岐点および伝送路L1を介
して制御装置1に伝送される。
【0022】制御装置1に入力された上りデータS31a
は、トランシーバ回路25にて受信され復調回路24を
介してNRZ復調されデータ加工回路22に伝送され
る。データ加工回路22は入力された上りデータS31a
から制御データを取り出して上り制御データS32aとし
てCPU20に出力する。CPU20は入力された上り
制御データS32aを検出し、回線が空いていれば制御装
置1からの下り制御データS40aとしてPCMデータに
割り付けて、伝送路L1および伝送路L1上の分岐点を介
して端末3nに送信する。よって、端末3a、3nはそ
のタイムスロットの割付情報にしたがって、一方の端末
(または他方の端末)のマイク49からのアナログ音声
信号を音声コーデック回路47を介してA/D変換し、
デジタル音声データとしてPCMデータに割り付けて送
信するとともに、このデジタル音声データを音声コーデ
ック回路47を介してD/A変換し、アナログ音声信号
としてスピーカ48から鳴動させることによって通話を
成立させることができる。
【0023】尚、複数系統化され、且つフレーム同期が
とられた系統A2の同期式多重伝送装置内の動作(ポー
リング制御動作、通話動作)等については、上述の系統
A1の同期式多重伝送装置内の各動作と同様であること
からその説明は省略する。また、系統A1、A2の同期式
多重伝送装置間のデータ送受信については、データ送受
信用バスラインL3を介して、系統A1の制御装置1から
順次、割り当てられたPCMデータのタイムスロットを
用いて1フレーム内に相互にデータ交換し、各制御装置
1、11のデータ加工回路22内のレジスタに格納させ
ることで行なう(詳述せず)。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の同期式多重伝送装置によれば、同期信号発生装置から
系統間同期用マスタクロックと系統間同期用フレーム同
期信号生成出力し、各系統の制御装置においてこれらに
同期した同期用リセット信号を下りデータに付与して各
系統の終端器に伝送させ、終端器にて検出されるリセッ
ト信号を用いて系統内のフレーム同期をとるように構成
したので、接続されるすべての系統でフレーム同期がと
られ、系統間で通信を行なう際に各系統の終端器から生
成出力される系統内マスタクロックの周波数偏差による
フレーム同期の滑りに起因したデータの取りこぼしがな
くなり、また、フレーム同期の滑り対策として大容量の
FIFOメモリを使う必要がないことから、該装置の回路構
成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同期式多重伝送装置の一実施例の
具体的な構成を示すブロック図。
【図2】図1の同期式多重伝送装置の全体構成を示すブ
ロック図。
【図3】本発明の一実施例で送受信された信号(下りデ
ータ、系統内マスタクロック、リセット信号、系統内フ
レーム同期信号、上りデータ)を示すタイミングチャー
ト。
【図4】従来の同期式多重伝送装置の全体構成を示すブ
ロック図。
【図5】図4の同期式多重伝送装置の具体的な構成を示
すブロック図。
【図6】従来例で送受信された信号(下りデータ、系統
内マスタクロック、系統内フレーム同期信号、上りデー
タ)を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
1、11・・・・・制御装置 2、12・・・・・終端器 3a、3b、・・・3n、13a、13b、・・・13n ・・・
・・(複数の)端末 30、31・・・・・発生回路(マスタクロック発生回路、
フレーム同期信号発生回路) 32・・・・・検出回路(リセット検出回路) 50、51・・・・・発生回路(マスタクロック発生回路、
フレーム同期信号発生回路) S1・・・・・系統間同期用マスタクロック S2・・・・・系統間同期用フレーム同期信号 S11・・・・・系統内マスタクロック S12・・・・・系統内フレーム同期信号 L1、L2・・・・・伝送路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御装置(1、11)、端末(3a、3
    b、・・・3n、13a、13b、・・・13n)間の同期を
    とる系統内マスタクロック(S11)とデータフレームの
    同期をとる系統内フレーム同期信号(S12)の発生回路
    (30、31)を、伝送路(L1、L2)を終端する終端
    器(2、12)にもたせた同期式多重伝送装置であっ
    て、 前記同期式多重伝送装置を複数接続し、複数系統化した
    ときに、各系統の同期式多重伝送装置間の同期をとるた
    めの系統間同期用マスタクロック(S1)と系統間同期
    用フレーム同期信号(S2)の発生回路(50、51)
    を備え、前記発生回路からの前記系統間同期用フレーム
    同期信号が各系統の前記制御装置を介して入力され同期
    をとって前記端末への前記系統内フレーム同期信号を発
    生するための起動信号として出力する検出回路(32)
    を前記終端器に備えることにより各系統間のフレーム同
    期をとるようしたことを特徴とする同期式多重伝送装
    置。
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