JP2000101533A - 信号調整装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

信号調整装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000101533A
JP2000101533A JP10264822A JP26482298A JP2000101533A JP 2000101533 A JP2000101533 A JP 2000101533A JP 10264822 A JP10264822 A JP 10264822A JP 26482298 A JP26482298 A JP 26482298A JP 2000101533 A JP2000101533 A JP 2000101533A
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Japan
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button
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JP10264822A
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English (en)
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Takayuki Hirasawa
孝之 平澤
Kimiyasu Sato
公保 佐藤
Michio Mita
道男 三田
Jun Furukawa
潤 古川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整値が初期値と等しい場合と、等しくない
場合、それぞれ異なる表示をすることができるようにす
る。 【解決手段】 ステップS1で、調整条件が設定された
か否かが判定され、調整条件が設定された場合、ステッ
プS2に進み、設定された調整条件から調整値が抽出さ
れる。ステップS3で、ステップS1で設定された調整
条件の調整項目の初期値が、フラッシュROMから読み出
される。ステップS4で、抽出された調整値と、読み出
された初期値が等しいか否かが判定され、調整値と初期
値が等しいと判定された場合、ステップS5に進み、調
整ボタンを緑色に点灯させるための処理を実行させる。
ステップS4において、調整値と初期値が異なると判定
された場合、ステップS6に進み、調整ボタンをオレン
ジ色に点灯させるための処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号調整装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、信号に対する調
整値を、容易に確認することができるようにした信号調
整装置および方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来のデジタル放送システム
の構成例を表している。放送番組編成部1は、番組素材
提供部2に供給される、例えば、番組供給業者からの番
組素材の放送時間を管理するための番組編成表を登録す
るとともに、登録した番組編成表を、番組素材提供部2
および多重化部3に供給する。
【0003】番組素材提供部2は、番組供給業者から供
給される番組のビデオ信号およびオーディオ信号に対
し、必要に応じて調整を施し、放送番組編成部1からの
番組編成表に基づいた番組(ビデオ信号およびオーディ
オ信号)を多重化部3に出力する。
【0004】多重化部3は、放送番組編成部1からの番
組編成表に基づいて、番組素材提供部2から供給される
ビデオ信号およびオーディオ信号を、例えば、別途供給
されるEPGなどとともに符号化し、多重化して、図示せ
ぬ衛星に伝送する。
【0005】図18は、番組素材提供部2の構成例を表
している。N個の調整装置11−1乃至11−N(以
下、これらを個々に区別する必要がない場合、単に、調
整装置11と記述する。他の装置についても同様であ
る)には、番組供給業者からの番組のビデオ信号または
オーディオ信号が入力される。調整装置11−1は、例
えば、RS−422Cをインタフェースとして9Pケー
ブルで接続されている、遠隔制御装置12−1により制
御され、入力されるビデオ信号またはオーディオ信号を
調整し、ルータ13に出力する。
【0006】調整装置11−2乃至調整装置11−N
も、調整装置11−1と同様に、9Pケーブルで接続さ
れている遠隔制御装置12−2乃至12−Nにより制御
され、入力されるビデオ信号またはオーディオ信号をそ
れぞれ調整し、ルータ13に出力する。
【0007】遠隔制御装置12は、調整項目とその調整
値(以下、これらをまとめて、調整条件と称する)を設
定することができる操作部(図示せず)を有しており、
ユーザによりその操作部が操作され、設定された調整条
件に基づいて、調整装置11を遠隔制御する。
【0008】ルータ13は、モニタ選択部14により選
択されたチャンネルの番組を調整する調整装置11−i
(i=1,2,3,・・・,N)からのビデオ信号また
はオーディオ信号が、モニタリング部15に供給される
ようにルーティング処理を実行する。
【0009】モニタリング部15は、モニタやスピーカ
を有しており、調整装置11−iからのビデオ信号を、
モニタに表示させ、オーディオ信号を、スピーカから出
力させる。
【0010】このようにして、ユーザは、調整装置11
−iを、それに接続される遠隔制御装置12−iの操作
部を操作して遠隔操作し、選択したチャンネルの番組の
ビデオ信号またはオーディオ信号を調整する。
【0011】この番組素材提供部2において、例えば、
多チャンネル放送のように、チャンネル数が100を超
えるような場合、調整装置11に、1対1の割合で設け
られる遠隔制御装置12の数は膨大となり、装置が大型
化するばかりでなく、例えば、それらを、ユーザ(オペ
レータ)が、1つ1つ操作して、調整装置11における
調整条件を設定することは、多大な手間を要し、管理が
困難になる課題があった。
【0012】そこで、例えば、1つの遠隔制御装置12
−iを操作して、任意の調整装置11に対し、調整条件
を設定できるようにすることが想定される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
遠隔制御装置12−iにより、多くのチャンネルの番組
を調整することができるようになると、設定した調整条
件を確認するのに手間がかかる課題がある。特に、通
常、調整値の変更は、その調整項目に対して、はじめに
設定された値(初期値)に対応させて行われるので、こ
のとき、ユーザは、現在設定されている調整値が初期値
であるか否かの確認をしなければならなく、それに手間
がかかる課題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、容易に、調整値を確認することができるよ
うにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号調
整装置は、複数の信号の所定の特性を調整する調整手段
と、調整手段により調整される特性の初期値を記憶する
記憶手段と、調整手段により調整される特性の調整値を
設定する設定手段と、記憶手段により記憶されている初
期値と、設定手段により設定された調整値とを比較し、
その比較結果に基づいて、所定の表示を制御する制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の信号調整方法は、複数の
信号の所定の特性を調整する調整ステップと、調整ステ
ップで調整される特性の初期値を記憶する記憶ステップ
と、調整ステップで調整される特性の調整値を設定する
設定ステップと、記憶ステップで記憶された初期値と、
設定ステップで設定された調整値とを比較し、その比較
結果に基づいて、所定の表示を制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の提供媒体は、複数の信号
の所定の特性を調整する調整ステップと、調整ステップ
で調整される特性の初期値を記憶する記憶ステップと、
調整ステップで調整される特性の調整値を設定する設定
ステップと、記憶ステップで記憶された初期値と、設定
ステップで設定された調整値とを比較し、その比較結果
に基づいて、所定の表示を制御する制御ステップとを含
むことを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の信号調整装置、請求項2
に記載の信号調整方法、および請求項3に記載の提供媒
体においては、複数の信号の所定の特性が調整され、調
整される特性の初期値が記憶され、調整される特性の調
整値が設定され、記憶されている初期値と、設定された
調整値とが比較され、その比較結果に基づいて、所定の
表示が制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0020】請求項1に記載の信号調整装置は、複数の
信号の所定の特性を調整する調整手段(例えば、図2の
AV調整装置33)と、調整手段により調整される特性
の初期値を記憶する記憶手段(例えば、図8のフラッシ
ュROM42)と、調整手段により調整される特性の調整
値を設定する設定手段(例えば、図8の操作部44)
と、記憶手段により記憶されている初期値と、設定手段
により設定された調整値とを比較し、その比較結果に基
づいて、所定の表示を制御する制御手段(例えば、図8
の表示部45)とを備えることを特徴とする。
【0021】図1は、本発明を適用したデジタル放送シ
ステムの構成例を表している。なお、図中、図17にお
ける場合と対応する部分については、同一の符号を付し
てあり、その説明は、省略する。この例においては、番
組素材提供部2に代えて、番組素材提供部100が設け
られている。
【0022】図2は、番組素材提供部100の構成例を
表している。この例においては、ルータバス20および
PCNS(Processor Control Network System)バス30
の2つのバスが存在し、ルータバス20には、N個のモ
ニタセレクタ21−1乃至21−N、ビデオルータ2
2、オーディオルータ23、モニタセレクタ制御装置2
4、およびアウトプットコントローラ25が接続されて
いる。また、PCNSバス30には、N個のAVリモー
トコントローラ31−1乃至31−N、PCNS制御装
置32、L個のAV調整装置33−1乃至33−Lが接
続されている。
【0023】モニタセレクタ21−1は、モニタセレク
タコントロールパネル(以下、モニタセレクタCPと略
称する)21A−1がユーザにより操作されて、選択さ
れたチャンネルの番組の映像を、モニタ26−1に表示
させ、またその音声をスピーカ27−1から出力させる
ための制御信号を生成し、ルータバス20を介して、モ
ニタセレクタ制御装置24に出力するようになされてい
る。モニタセレクタCP21A−1は、図3に示すよう
に、チャンネルを選択する場合に操作されるチャンネル
ボタンMCの他、このモニタセレクタCP21A−1を
使用不能にするためのロックボタンML、選択されたチ
ャンネルに対する調整を不能にするためのプロテクトボ
タンMT、およびエラー表示部DEから構成される。
【0024】モニタセレクタ21−1はまた、AVリモ
ートコントローラ31−1と、RS−422Cをインタ
ーフェースとして、9Pケーブル10−1で接続されて
おり、選択されたチャンネルの番号をAVリモートコン
トローラ31−1に供給する。
【0025】モニタセレクタ21−2乃至21−Nも、
モニタセレクタ21−1と同様の構成とされているの
で、その説明は省略する。
【0026】モニタセレクタ制御装置24は、モニタセ
レクタ21から出力された制御信号を、内蔵するメモリ
に記憶するとともに、それを読み出し、ルータバス20
を介して、ビデオルータ22およびオーディオルータ2
3に出力するようになされている。
【0027】ビデオルータ22は、AV調整装置33お
よびモニタ26と直接接続されており、モニタセレクタ
制御装置24からの制御信号により指定されたチャンネ
ルに対応するAV調整装置33からのビデオ信号が、同
様に指定されたモニタ26に供給されるようにルーティ
ング処理を実行するようになされている。これにより、
ユーザは、選択したチャンネルの番組の映像をモニタリ
ングすることができる。
【0028】オーディオルータ23は、AV調整装置3
3およびスピーカ27と直接接続されており、モニタセ
レクタ制御装置24からの制御信号により指定されたチ
ャンネルに対応するAV調整装置33からのオーディオ
信号が、指定されたスピーカ27に供給されるようにル
ーティング処理を実行するようになされている。これに
より、ユーザは、選択したチャンネルの番組の音声をモ
ニタリングすることができる。
【0029】ビデオルータ22およびオーディオルータ
23からのビデオ信号およびオーディオ信号は、多重化
部3にも出力されるが、これは、ルータバス20に接続
されているアウトプットコントローラ25により制御さ
れる。
【0030】AVリモートコントローラ31−1は、P
CNSバス30を介して、PCNS制御装置32から送
信されてくる制御信号(後述)を受信し、それを記憶す
る。AVリモートコントローラ31−1は、9Pケーブ
ル10−1を介して、リモートコントローラ21−1か
らチャンネルの番号が供給される。
【0031】AVリモートコントローラ31−1は、A
Vリモートコントローラコントロールパネル(以下、A
VリモートコントローラCPと略称する)31A−1が
ユーザにより操作され、調整条件(調整項目とその調整
値)が設定されると、記憶している、PCNS制御装置
32からの制御信号により設定されている調整条件と、
設定された調整条件とを比較し、それらが異なる場合、
モニタセレクタ21−1から供給されたチャンネルの番
号と設定された調整条件に基づいて、制御信号を生成
し、PCNSバス30を介して、PCNS制御装置32
に出力する。
【0032】なお、この例の場合、AVリモートコント
ローラ31−1とPCNS制御装置32との通信は、A
Vリモートコントローラ31−1がスレーブとされ、P
CNS制御装置32がホストとされるポーリングに基づ
いて行われるので、AVリモートコントローラ31−1
は、PCNS制御装置32により送信が許可された後、
生成した制御信号をPCNS制御装置32に出力する。
【0033】図4は、AVリモートコントローラCP3
1Aの例を表している。この例の場合、AVリモートコ
ントローラCP31Aにおいて、1チャンネル分の番組
のビデオ信号と、4チャンネル分の番組のオーディオ信
号とが調整される。4個の調整ボタンC−1乃至C−4
は、ビデオ信号を調整するときに選択されるボタンで、
ユーザは、それらのボタンを選択し、ボリュームダイヤ
ルTを操作することにより、調整値を設定する。
【0034】ユーザは、調整ボタンC−1を選択するこ
とで、図5(A)に示すように、ビデオ信号のゲインを
-20IRE乃至+20IREの範囲内で調整することができる。同
様に、ユーザは、調整ボタンC−2を選択することで、
クロマ信号のゲインを-30%乃至+30%の範囲内で調整し、
調整ボタンC−3を選択することで、オフセットを-7.5
IRE乃至+7.5IREの範囲内で調整し、調整ボタンC−4を
選択することで、色相を-20deg乃至+20degの範囲内で調
整することができる。それぞれの調整値は、表示部D−
1に、パーセント表示(-100%乃至+100%)またはヘキサ表
示(00h乃至FFh)される。なお、図5(B)には、ビデ
オ信号のゲイン、クロマ信号のゲイン、オフセット、色
相の初期値、および表示部D−1におけるパーセント表
示の場合の表示例(000%)とヘキサ表示の場合の表
示例(80h)が示されている。
【0035】調整ボタンC−4の右側に配置されてい
る、4個の調整ボタンC−5乃至C−8は、オーディオ
信号のレベルを調整するときに選択されるボタンで、ユ
ーザは、それらのボタンを選択し、ボリュームダイヤル
Tを操作することで、図6(A)の”C−5”乃至”C
−8”の欄に示すように、-6dB乃至+6dBの範囲内で、対
応する4つのチャンネルCH1乃至CH4の番組のオー
ディオ信号のレベルを調整することができる。それぞれ
の調整値は、表示部D−2に、パーセント表示(-100%乃
至+100%)またはヘキサ表示(00h乃至FFh)される。図6
(B)の”C−5”乃至”C−8”の欄には、オーディ
オ信号のレベルの初期値、および表示部D−2における
パーセント表示の場合の表示例(000%)とヘキサ表示の場
合の表示例(80h)が示されている。
【0036】調整ボタンC−8の右側に配置されてい
る、4個の調整ボタンC−9乃至C−12は、オーディ
オ信号のフェーズを調整するときに選択されるボタン
で、ユーザは、それらのボタンを選択し、ボリュームダ
イヤルTを操作することにより、図6(A)の”C−
9”、”C−10”、”C−11”、および”C−1
2”の欄に示すように、対応する番組のオーディオ信号
の正位相のフェーズを調整することができる。
【0037】ユーザはまた、設定ボタンS−1を操作す
ることにより、図6(A)の”RP−1”、”RP−
2”、RP−3”、および”RP−4”の欄に示すよう
に、対応する番組のオーディオ信号の負位相のフェーズ
を調整することができる。このときの設定の切換は、ト
グル動作により行われる。なお、それぞれの調整値は、
表示部D−3に表示される。図6(B)の”C−
9”、”C−10”、”C−11”、および”C−1
2”の欄には、オーディオ信号のフェーズの初期設定、
および表示部D−3における、パーセント表示の場合と
ヘキサ表示の場合の表示例が示されている。
【0038】調整ボタンC−13は、オーディオ信号の
ディレイを調整するときに選択されるボタンで、ユーザ
は、それを選択し、ボリュームダイヤルTを操作するこ
とにより、図6(A)の”C−13”の欄に示すよう
に、0フィールド乃至15フィールドの範囲内で、ディ
レイを調整することができる。その調整値は、表示部D
−4Dに表示される。図6(B)の”C−13”の欄に
は、オーディオ信号のディレイの初期値と、表示部D−
4Dにおける、パーセント表示の場合とヘキサ表示の場
合の表示例が示されている。
【0039】調整ボタンC−14は、選択された番組の
ビデオ信号の状態を表示させるためのボタンである。調
整ボタンC−14が選択されると、ビデオ信号の状態に
応じて、例えば、図7(A)に示すような表示が、表示
部D−4に表示される。図7(A)には、表示の内容の
説明と、表示に対応するヘキサデータが示されている。
【0040】また、調整ボタンC−15は、選択された
番組のオーディオ信号の状態を表示させるためのボタン
でる。調整ボタンC−16は、全ての調整値を初期値に
設定するとき、操作されるボタンである。調整ボタンC
−15または調整ボタンC−16が操作されると、図7
に示すような表示が、表示部D−4に表示される。図7
には、表示部D−4における表示例の他に、表示の内容
と、表示に対応するヘキサデータが表示されている。
【0041】調整ボタンC−16は、全ての調整値を初
期値に設定するとき、操作されるボタンである。表示部
D−4には、選択されているチャンネルの番号が表示さ
れる。
【0042】設定ボタンS−2は、選択された調整項目
に初期値を設定するときに操作され、設定ボタンS−3
は、このAVリモートコントローラCP31A−1を使
用不能にするとき選択され、設定ボタンS−4は、選択
されたチャンネルに対する調整を不能にするときに選択
される。
【0043】AVリモートコントローラ31−2乃至3
1−Nは、AVリモートコントローラ31−1と同様の
構成を有するので、その説明は省略する。
【0044】図2に戻り、PCNS制御装置32は、A
Vリモートコントローラ31に、送信要求の有無を定期
的に問い合わせ、送信要求がある場合、他に急いで処理
すべき事項がないときは、AVリモートコントローラ3
1に送信許可を与える。これにより、AVリモートコン
トローラ31から制御信号(調整条件)が送信される
が、PCNS制御装置32は、それを受信し、記憶する
とともに、PCNSバス30に出力する。
【0045】AV調整装置33には、番組供給業者から
供給される番組(ビデオ信号およぼオーディオ信号)が
入力されるようになされている。AV調整装置33は、
例えば、DIPスイッチのように、操作されることより、
アドレスを設定することができるスイッチ(図示せず)
を有しており、PCNSバス30を介して送信されてく
るPCNS制御装置32からの制御信号が、その設定さ
れたアドレス宛の場合、それを取得する。そして、AV
調整装置33は、入力されるビデオ信号とオーディオ信
号に対して、取得した制御信号に基づいた調整を施し、
ビデオ信号をビデオルータ22に、またオーディオ信号
をオーディオルータ23に、それぞれ出力する。
【0046】次に、モニタセレクタ21乃至スピーカ2
7の動作について説明する。ユーザが、例えば、モニタ
セレクタ21−1の、図3に示したモニタセレクタCP
21A−1のチャンネルボタンMCを操作し、所定のチ
ャンネルPの番組の映像と音声を共にモニタリングする
設定をすると、モニタセレクタ21−1は、設定された
チャンネルPの番号を、9Pケーブル10−1を介し
て、AVリモートコントローラ31−1に供給するとと
もに、ビデオルータ22およびオーディオルータ23を
制御するための制御信号を生成し、ルータバス20を介
して、モニタセレクタ制御装置24に出力する。
【0047】モニタセレクタ制御装置24は、モニタセ
レクタ21−1からのチャンネルPの番号を、内蔵する
メモリに記憶するとともに、それを読み出し、ビデオル
ータ22およびオーディオルータ23に、ルータバス2
0を介して出力する。
【0048】ビデオルータ22は、モニタセレクタ制御
装置24からの制御信号により指定されたチャンネルP
の番組を調整する、AV調整装置33−i(i=1,
2,3,・・・,L)から出力されるビデオ信号が、モ
ニタ26−1に供給されるようにルーティング処理を実
行する。オーディオルータ23は、制御信号により指定
されたAV調整装置33−iから出力されるオーディオ
信号が、スピーカ27−1に供給されるようにルーティ
ング処理を実行する。これにより、モニタ26−1に
は、チャンネルPの番組の映像が表示され、スピーカ2
7−1からは、チャンネルPの番組の音声が出力され
る。
【0049】このように、モニタセレクタ21乃至スピ
ーカ27の動作により、選択されたチャンネルPの番組
がモニタリングされる。
【0050】次に、AVリモートコントローラ31乃至
AV調整装置33の動作について説明するが、はじめ
に、AVリモートコントローラ31、PCNS制御装置
32、AV調整装置33の構成例を説明する。
【0051】AVリモートコントローラ31−1の構成
例は、図8に示されている。フラッシュROM42には、C
PU41が実行する各種のプログラムの他、AVリモート
コントローラ31−1のID、調整項目(調整ボタンCに
より選択できる調整項目)の初期値が記憶されている。
RAM43には、CPU41が各種の処理を実行する上におい
て必要な各種のデータが適宜記憶される他、PCNS制
御装置32からの制御信号が記憶される。
【0052】操作部44は、図4に示したAVリモート
コントローラCP31A−1の設定ボタンS−1乃至S
−4、調整ボタンC−1乃至C−16、およびボリュー
ムダイヤルTなどからなり、ユーザによりそれらが操作
されると、その操作に対応する指令を、CPU41に出力
する。
【0053】表示部45は、図4に示したAVリモート
コントローラCP31A−1の表示部D−1乃至D−5
を有し、それらに所定の英数文字を表示する。表示部4
5はまた、設定ボタンS−1乃至S−4を点灯させるこ
とができる、図9に示すような構成、および調整ボタン
C−1乃至C−16を点灯させることができる、図10
に示すような構成を有している。
【0054】図9は、操作部44の設定ボタンS−4に
対応する、表示部45の部分の構成例を表している。デ
コーダ50は、CPU41からの指令をデコードし、ドラ
イバー51に出力する。ドライバ51は、デコーダ50
からの信号に従って、LED52に供給する出力をHまた
はLに切り換える。LED52は、一方の端子が、5V電
圧電源に接続され、他方の端子が、ドライバ51に接続
されており、ドライバ51からの出力がLのとき、発光
する。例えば、LED52が発光すると、AVリモートコ
ントローラCP31A−1の設定ボタンS−4の中央に
設けられた窓Wが光る。ユーザは、窓の点滅を確認し、
設定ボタンS−4が適切に操作されたか否かを確認する
ことができる。なお、操作部44の設定ボタンS−2乃
至S−4に対応する表示部45の部分においても、設定
ボタンS−1に対応する表示部45の部分と同様の構成
を有しているので、その図示と説明は省略する。
【0055】図10は、操作部44の調整ボタンC−1
に対応する部分の表示部45の構成例を表している。設
定ボタンS−1乃至S−4に対応する部分の表示部45
と同一のデコーダ50は、ドライバ61に接続されてお
り、CPU41からの指令をデコードし、出力する。ドラ
イバ61は、緑色の光を発光するLED62と、オレンジ
色の光を発光するLED63のそれぞれのカソードに接続
されている。LED62およびLED63のそれぞれのアノー
ドは、5V電源に接続されている。
【0056】ドライバ61のラッチ71は、NPNトラ
ンジスタ72のベースに接続されている。トランジスタ
72のエミッタは、接地されている。また、そのコレク
タは、抵抗74を介して5V電源に接続されているとと
もに、抵抗75を介して、LED62のカソードに接続さ
れている。NPNトランジスタ73のベースは、トラン
ジスタ72のコレクタに接続されている。またトランジ
スタ73のエミッタは接地されており、そのコレクタ
は、抵抗76を介して、LED63のカソードに接続され
ている。
【0057】図8の通信部46は、例えば、SIO(Serial
I/O Interface)を有しており、それが接続されている
PCNSバス30を介して、信号を出力したり、信号を
受信する。また通信部46は、RS−422Cを有して
おり、それが接続されている9Pケーブル10−1を介
して、例えばモニタセレクタ21−1から、チャンネル
の番号を受信する。インターフェース47は、入力部4
4乃至通信部46とCPU41との間に配置され、インタ
フェース処理を実行する。
【0058】AVリモートコントローラ31−2乃至3
1−Nも、AVリモートコントローラ31−1の同様の
構成を有しているので、その図示と説明は省略する。
【0059】図11は、PCNS制御装置32の構成例
を示している。CPU81は、フラッシュROM82に記憶さ
れている各種のプログラムに従って、各種の処理を実行
する。RAM83には、CPU81が各種の処理を実行する上
において必要な各種のデータが適宜記憶される。不揮発
性RAM84は、例えば、図12に示すように、AV調整
装置33−1乃至33−Lに設定されたアドレスに対応
するメモリ領域が設けられており、AVリモートコント
ローラ31からの制御信号に設定された調整条件や設定
条件(後述)が、対応するメモリ領域に記憶される。
【0060】入力部85は、CPU81に所定の指令を入
力するときユーザにより適宜操作される。表示部86
は、所定の文字、または画像を表示する。通信部87
は、例えば、SIOで構成されており、それが接続されて
いるPCNSバス30に信号を出力したり、信号を受信
する。インターフェース88は、入力部85乃至通信部
87とCPU81との間に配置され、インタフェース処理
を実行する。
【0061】図13は、AV調整装置33−1の構成例
を表している。バスインターフェース92は、PCNS
バス30に接続されており、PCNSバス30を介し
て、データを受信したり、データを出力する。アドレス
設定部93は、例えば、DIPスイッチで構成され、AV
調整装置33−1のアドレスが設定される。AV調整部
94は、番組供給業者から入力されるビデオ信号または
オーディオ信号に対し、所定の調整を施し、ビデオ信号
をビデオルータ22そしてオーディオ信号をオーディオ
信号23に出力する。
【0062】制御部91は、バスインターフェース92
乃至AV調整部94を制御し、各種の処理を実行する。
例えば、制御部91は、PCNSバス30を介して伝送
されてくる制御信号が、アドレス設定部93に設定され
ているアドレス宛であるとき、バスインターフェース9
1を制御し、それを受信させる。また、制御部91は、
受信させた制御信号から、調整条件を抽出し、AV調整
部94を制御する。
【0063】AVリモートコントローラ31、PCNS
制御装置32、およびAV調整装置33はこのように構
成される。次に、これらの動作について説明する。
【0064】例えば、モニタセレクタ21−1から出力
されたチャンネルPの番号が、9Pケーブル10−1を
介して受信され、その番号が、AVリモートコントロー
ラCP31A−1の表示部D−5に表示されている状態
において、AVリモートコントローラCP31A−1の
調整ボタンCが選択され、ボリュームダイヤルTが操作
され、調整条件が設定されると、操作部44は、その設
定された調整条件を、CPU41に出力する。また、AV
リモートコントローラCP31A−1の設定ボタンSが
操作された場合、操作部44は、その操作に対応した信
号を、CPU41に出力する。
【0065】なお、モニタセレクタ21からチャンネル
の番号が供給されるとき、または調整ボタンCや設定ボ
タンSが操作されるとき、調整ボタンCや設定ボタンS
が点灯される処理が実行されるが、その処理手順は、後
述する。
【0066】AVリモートコントローラ31−1のCPU
41は、チャンネルPに対応するAV調整装置33−i
のアドレス、およびフラッシュROM42に記憶されてい
るAVリモートコントローラ31−1のIDの他、調整ボ
タンCが操作され、調整条件が設定された場合、その調
整条件を含む制御信号を生成し、また、設定ボタンSが
操作された場合、操作された設定ボタンSに対応した設
定条件を含む制御信号を生成する。なお、この例の場
合、ここで生成される制御信号は、ビデオ信号の調整の
ための10バイトと、オーディオ信号の調整のための1
0バイトの合計20バイトのデータで構成される。ま
た、設定ボタンS−4が操作された場合の制御信号生成
処理の詳細は、後述する。
【0067】AVリモートコントローラ31−1のCPU
41は、PCNS制御装置32により送信が許可された
後、生成した制御信号を、PCNSバス30を介して、
PCNS制御装置32に出力する。
【0068】PCNS制御装置32のCPU81は、通信
部87を制御し、AVリモートコントローラ31−1か
ら送信されてくる制御信号を受信させると、制御信号か
ら調整条件や設定条件などを抽出し、それを、制御信号
に設定されているAV調整装置33−iのアドレスに対
応する、不揮発性RAM84のメモリ領域に記憶させる。
PCNS制御装置32は、このように、AVリモートコ
ントローラ31から制御信号を受信すると、このとき、
不揮発性RAM84に記憶した調整条件や設定条件を、直
ちに読み出し、AV調整装置33−iのアドレスを付加
して、制御信号を生成し、それを、通信部87を制御
し、PCNSバス30に出力させる。
【0069】PCNS制御装置32はまた、一定の周期
で、不揮発性RAM82に記憶されている、調整条件また
は設定条件を読み出し、対応するAV調整装置33−i
のアドレスを付加して、制御信号を生成し、PCNSバ
ス30に出力する。
【0070】AV調整装置33−iの制御部91は、バ
スインタフェース92を制御し、PCNSバス30を介
して送信されてくる、AV調整装置33−i宛の制御信
号を受信させる。制御部91は、受信させた制御信号か
ら調整条件を抽出し、AV調整部94に供給する。AV
調整部94は、制御部91から供給された調整条件に基
づいて、入力されるチャンネルPの番組のビデオ信号ま
たはオーディオ信号に対して、調整を施し、出力する。
【0071】AV調整装置33−iのAV調整部94か
らのビデオ信号は、ビデオルータ22により、モニタ2
6−1に供給されるようにルーティングされているの
で、モニタ26−1には、チャンネルPの番組の調整さ
れた映像が表示される。また、AV調整装置33−iの
AV調整部94からのオーディオ信号は、オーディオル
ータ23により,スピーカ27−1に供給されるように
ルーティングされているので、スピーカ27−1から
は、チャンネルPの番組の調整された音声が出力され
る。
【0072】また、PCNS制御装置32によりPCN
Sバス30に出力されたAVリモートコントローラ31
−1からの制御信号(AV調整装置33−i宛の制御信
号)は、AVリモートコントローラ31−1の他、AV
リモートコントローラ31−2乃至31−Nにより受信
され、それぞれのRAM43に記憶される。これにより、
各チャンネルに設定されている調整条件や設定条件など
を、各AVリモートコントローラ31が把握することが
でき、後述する、所定のチャンネルの番組の調整を禁止
する処理が可能となる。
【0073】次に、調整ボタンCが点灯される場合のA
Vリモートコントローラ31の処理手順を、図14のフ
ローチャートを参照して説明する。例えば、AVリモー
トコントローラ31−1において、選択されたチャンネ
ルPの番号がモニタセレクタ21−1から供給され、A
VリモートコントローラCP31A−1の表示部D−5
に表示されている状態において、AVリモートコントロ
ーラ31−1のCPU41は、ステップS1で、調整ボタ
ンC−iが選択され、ボリュームダイヤルTが操作され
て、調整条件(調整項目と調整値)が設定されたか否か
を判定し、調整条件が設定された場合、ステップS2に
進み、設定された調整条件から調整値を抽出する。
【0074】次に、ステップS3において、CPU41
は、ステップS1で設定された調整条件の調整項目の初
期値を、フラッシュROM42から読み出す。ステップS
4において、CPU41は、ステップS2で抽出した調整
値と、ステップS3で読み出した初期値が等しいか否か
を判定し、調整値と初期値が等しいと判定した場合、ス
テップS5に進み、調整ボタンC−iを緑色に点灯させ
るための処理を実行させる。
【0075】なお、調整ボタンC−iに対応する表示部
45の部分(図示せず)は、図10に示した調整ボタン
C−1に対応する表示部45の部分と同様の構成を有す
るので、以下では、調整ボタンC−iに対応する表示部
45の部分において、調整ボタンC−1に対応する表示
部45の部分と対応する要素には、対応する番号の数枝
に、それぞれ、−iを付して表す。
【0076】ここで、調整ボタンC−iを緑色に点灯さ
せるための処理を説明する。CPU41は、図10のLED6
2に対応するLED62−iを発光させる指令を、インタ
フェース47を介して、表示部45のデコーダ50に出
力する。デコーダ50は、CPU41からの指令を受信す
ると、それをデコードし、ドライバ61−iに出力す
る。デコーダ50から出力された信号に基づいて、ドラ
イバ61−iのラッチ71−iの出力がHとされる。こ
れにより、トランジスタ72−iがオンされ、LED62
−iに電流が流れ、LED62−iが発光する。このと
き、トランジスタ73−iのベースは低電位とされてい
る(トランジスタ72を介して接地されている)ので、
トランジスタ73−iはオフされている。その結果、LE
D63−iには、電流が流れないので、LED63−iは、
発光されない。
【0077】このようにして、LED62−iが発光され
ると、調整ボタンC−iは、緑色に点灯する。
【0078】ステップS4において、調整値と初期値が
異なると判定された場合、ステップS6に進み、調整ボ
タンC−iを、オレンジ色に点灯させるための処理が実
行される。
【0079】ここで、調整ボタンC−iをオレンジ(ア
ンバ)色に点灯させるための処理を説明する。CPU41
は、LED63−iを発光させる指令を、インタフェース
47を介して、表示部45のデコーダ50に出力する。
デコーダ50は、CPU41からの指令を受信すると、そ
れをデコードし、ドライバ61−iに出力する。デコー
ダ50から出力された信号に基づいて、ドライバ61−
iのラッチ71−iの出力がLとされる。これにより、
トランジスタ72−iがオフされると、トランジスタ7
3−iのベースには、抵抗74を介して高い電圧が印可
され、トランジスタ73−iがオンされる。その結果、
LED63−iに、電流が流れ、LED63−iは、発光す
る。このとき、トランジスタ72−iがオフされている
ので、LED62−iには、電流が流れず、LED62−i
は、発光しない。
【0080】このようにして、LED63−iが発光され
ると、調整ボタンC−iは、オレンジ色(アンバ)に点
灯する。
【0081】ステップS1において、調整条件が設定さ
れていないと判定した場合、CPU41は、ステップS7
に進み、RAM43に記憶されている、1つの調整ボタン
C−i宛の制御信号から、それに設定されている調整値
を抽出し、ステップS8において、その調整項目の初期
値を、フラッシュROM42から読み出す。
【0082】次に、ステップS9において、CPU41
は、ステップS7で抽出した調整値と、ステップS8で
読み出した初期値が等しいか否かを判定し、調整値と初
期値が等しいと判定した場合、ステップS10に進み、
またそれらが異なると判定した場合、ステップS11に
進む。
【0083】ステップS10において、調整ボタンC−
iを緑色に点灯させるための処理が実行される。ここで
は、ステップS5における処理と同様の処理が実行され
るので、その説明は省略する。また、ステップS11に
おいて、調整ボタンC−iをオレンジ(アンバ)色に点
灯させる処理が実行される。ここでは、ステップS6に
おける処理と同様の処理が実行されるので、その説明は
省略する。
【0084】ステップS10およびステップS11にお
ける処理の後、ステップS12に進み、CPU41は、全
ての調整ボタンC−1乃至C−16が、緑色またはオレ
ンジ色に点灯されたか否かを判定し、まだ、点灯されて
いない調整ボタンCが残ってる場合、ステップS7に戻
り、次の、調整ボタンC−i(i=i+1)に対応する
表示部45の部分に対して、それ以降の処理を、全ての
調整ボタンCが点灯するまで繰り返し実行する。
【0085】なお、この例の場合、LED62またはLED6
3のいずれかが、常に発光するようになされている。
【0086】図15は、ドライバ61の他の例を表して
いる。この例においては、LED62およびLED63の発光
強度を調整することができるようにするために、ラッチ
101,102、NPNトランジスタ103,104、
および抵抗105,106がさらに付加されている。ラ
ッチ101は、トランジスタ103のベースに接続され
ている。トランジスタ103のエミッタは、接地されて
いる。また、そのコレクタは、抵抗105を介して、LE
D62のカソードに接続されている。ラッチ102は、
トランジスタ104のベースに接続されている。トラン
ジスタ104のエミッタは、接地されている。また、そ
のコレクタは、抵抗106を介して、LED63のカソー
ドに接続されている。
【0087】例えば、LED62が発光している状態にお
いて(ラッチ71の出力がHとされ、トランジスタ72
がオンされている状態において)、ラッチ101の出力
がHとされ、トランジスタ103がオンされると、LED
62を流れる電流が、トランジスタ103に流れ出る電
流分だけ増加するので、LED62は、その増加した電流
分だけより強く発光する。また、LED63が発光してい
る状態において(ラッチ71の出力がLとされ、トラン
ジスタ72がオフされ、トランジスタ73がオンされて
いる状態において)、ラッチ102の出力がHとされ、
トランジスタ104がオンされると、LED63を流れる
電流が、トランジスタ104に流れ出る電流分だけ増加
するので、LED63は、その増加した電流分だけより強
く発光する。
【0088】このように、LED62およびLED63の発光
強度を調整することができるようにしたので、例えば、
全ての調整ボタンCが緑色またはオレンジ(アンバ)色
に点灯されている状態において(ステップS7乃至S1
2)、調整ボタンC−iが操作されたとき(ステップS
1)、その調整ボタンC−iをより強く点灯させ(ステ
ップS3乃至S6)、調整ボタンC−iが選択されたこ
とを、ユーザが認識しやすいようにすることができる。
【0089】次に、所定のチャンネルの番組の調整を禁
止する場合の処理手順を、図16のフローチャートを参
照して説明する。
【0090】例えば、モニタセレクタ21−1から出力
されたチャンネルPの番号が、9Pケーブル10−1を
介して受信され、チャンネルPの番号が、AVリモート
コントローラCP31A−1の表示部D−5に表示され
ている状態において、AVリモートコントローラ31−
1のCPU41は、ステップS21において、AVリモー
トコントローラCP31A−1の調整ボタンCが選択さ
れ、ボリュームボタンTが操作されて、調整条件が設定
されたか否かを判定し、設定されていない場合、ステッ
プS22に進み、設定ボタンS−4が操作されたか否か
を判定する。
【0091】ステップS22において、設定ボタンS−
4が操作されなかったと判定された場合、ステップS2
1に戻る。すなわち、CPU41は、調整ボタンCまたは
設定ボタンS−4が操作されるまで待機する。ステップ
S22において、設定ボタンS−4が操作されたと判定
された場合、ステップS23に進み、CPU41は、チャ
ンネルPに対応するAV調整装置33−iのアドレス、
フラッシュROM42に記憶されているAVリモートコン
トローラ31−1のID、および設定条件としてのAV調
整装置33−iの制御を禁止する条件(制御禁止設定条
件)からなる制御信号を生成する。なお、AVリモート
コントローラCP31A−1の設定ボタンS−4が操作
されると、その窓Wが点灯する。
【0092】次に、ステップS24において、CPU41
は、通信部46を制御し、PCNS制御装置32により
送信が許可された後、PCNSバス30を介して、PC
NS制御装置32に制御信号を出力させる。その後、処
理は終了される。
【0093】このように生成され、PCNS制御装置3
2に出力された、AV調整装置33−iに対する制御禁
止設定条件が設定された制御信号(AV調整装置33−
i宛の制御信号)は、PCNS制御装置32により、A
Vリモートコントローラ31−1乃至31−Nの全てに
供給され、そこで記憶される。
【0094】ステップS21において、調整条件が設定
されたと判定された場合、ステップS25において、CP
U41は、RAM43に、AV調整装置33−i宛の制御信
号が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場
合、ステップS26に進み、その制御信号に、制御禁止
設定条件が設定されているか否かを判定する。
【0095】ステップS26において、RAM43に記憶
されているAV調整装置33−i宛の制御信号に制御禁
止設定条件が含まれていると判定された場合、ステップ
S27に進み、CPU41は、その制御信号に、自分(A
Vリモートコントローラ31−1)のIDが設定されてい
るか否かを判定し、自分のIDが設定されていない場合、
処理は終了される。すなわち、AV調整装置33−iに
対する制御信号が生成されないので、チャンネルPの番
組の調整が行われない。
【0096】ステップS25において、RAM43に、A
V調整装置33−i宛の制御信号が記憶されていないと
判定された場合、ステップS26において、RAM43に
記憶されているAV調整装置33−i宛の制御信号に制
御禁止情報が含まれていないと判定された場合、また
は、ステップ27において、RAM43に記憶されている
AV調整装置33−i宛の制御信号に自分のIDが設定さ
れていると判定された場合、ステップS28に進み、CP
U41は、AV調整装置33−iのアドレス、および調
整条件からなる制御信号を生成する。すなわち、ここで
生成された制御信号には、制御禁止設定条件が設定され
ていない。
【0097】ステップ29において、CPU41は、通信
部46を制御し、PCNS制御装置32により送信が許
可された後、ステップS28で生成した制御信号を、P
CNSバス30を介して、PCNS制御装置32に出力
させる。その後、処理は終了される。
【0098】このようにして、AVリモートコントロー
ラCP31A−1の設定ボタンS−4が操作されること
で、選択されたチャンネルに対する調整を禁止するため
の制御信号を生成することができる(ステップS22乃
至S23)。また、調整が禁止されたチャンネルに対応
するAV調整装置33に対し、新たな調整条件が設定さ
れた制御信号が生成されないようになるので(ステップ
S25乃至S27)、そのチャンネルの番組の調整が行
われない。すなわち、例えば、ユーザが、AVリモート
コントローラ31−1のAVリモートコントローラCP
31A−1を操作し、調整条件を設定して(ステップS
28、29)、チャンネルPの番組が調整された後、設
定ボタンS−4を操作することで、他のユーザが他のA
Vリモートコントローラ31−2乃至31−NのAVリ
モートコントローラCPを操作し、チャンネルPに対し
て設定された調整条件を変更することを防止することが
できる。
【0099】また、ユーザが、AVリモートコントロー
ラ31−1のAVリモートコントローラCP31A−1
の設定ボタンS−4を操作し、チャンネルPの調整を禁
止するようにした状態の場合、そのAVリモートコント
ローラCP31A−1の設定ボタンS−4を再度操作す
ることで、チャンネルPに対する調整の禁止の設定が解
除される。
【0100】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0101】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の信号調
整装置、請求項2に記載の信号調整方法、および請求項
3に記載の提供媒体によれば、調整される特性の初期値
を記憶するようにしたので、初期値と調整値の比較結果
に基づいて、所定の表示を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル放送システムの構成
例を表すブロック図である。
【図2】図1の番組素材提供部2の構成例を表すブロッ
ク図である。
【図3】図2のモニタセレクタCP21A−1の例を表
す図である。
【図4】図2のAVリモートコントローラCP31A−
1の例を表す図である。
【図5】ビデオ信号の調整項目を説明する図である。
【図6】オーディオ信号の調整項目を説明する図であ
る。
【図7】表示部D−4の表示例を示す図である。
【図8】図2のAVリモートコントローラ31−1の構
成例を表す図である。
【図9】図8の操作部44の設定ボタンS−4に対応す
る表示部45の構成例を表す図である。
【図10】図8の操作部44の調整ボタンC−1に対応
する表示部45の構成例を表す図である。
【図11】図2のPCNS制御装置32の構成例を表す
ブロック図である。
【図12】図11の不揮発性RAM84のメモリ領域を説
明する図である。
【図13】図2のAV調整装置33−1の構成例を表す
ブロック図である。
【図14】LED点灯処理を説明するフローチャートで
ある。
【図15】図8の操作部44の調整ボタンC−1に対応
する表示部45の他の構成例を表す図である。
【図16】番組の調整を禁止する処理を説明するフロー
チャートである。
【図17】従来のデジタル放送システムの構成例を表す
ブロック図である。
【図18】図17の番組素材提供部2の構成例を表すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 放送番組編成部, 2 番組素材提供部, 3 多
重化部, 20 ルータバス, 21 モニタセレク
タ, 22 ビデオルータ, 23 オーディオルー
タ, 24 モニタセレクタ制御装置, 25 アウト
プットコントローラ, 26 モニタ, 27 スピー
カ, 30 PCNSバス, 31 AVリモートコン
トローラ, 32 PCNS制御装置, 33 AV調
整装置, 50 デコーダ, 61 ドライバ, 62
LED, 63 LED,100 番組素材提供部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田 道男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 古川 潤 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA00 AB19 AB65 AC01 AC69 AC71

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号の所定の特性を調整する調整
    手段と、 前記調整手段により調整される前記特性の初期値を記憶
    する記憶手段と、 前記調整手段により調整される前記特性の調整値を設定
    する設定手段と、 前記記憶手段により記憶されている前記初期値と、前記
    設定手段により設定された前記調整値とを比較し、その
    比較結果に基づいて、所定の表示を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする信号調整装置。
  2. 【請求項2】 複数の信号の所定の特性を調整する調整
    ステップと、 前記調整ステップで調整される前記特性の初期値を記憶
    する記憶ステップと、 前記調整ステップで調整される前記特性の調整値を設定
    する設定ステップと、 前記記憶ステップで記憶された前記初期値と、前記設定
    ステップで設定された前記調整値とを比較し、その比較
    結果に基づいて、所定の表示を制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする信号調整方法。
  3. 【請求項3】 複数の信号の所定の特性を調整する調整
    ステップと、 前記調整ステップで調整される前記特性の初期値を記憶
    する記憶ステップと、 前記調整ステップで調整される前記特性の調整値を設定
    する設定ステップと、 前記記憶ステップで記憶された前記初期値と、前記設定
    ステップで設定された前記調整値とを比較し、その比較
    結果に基づいて、所定の表示を制御する制御ステップと
    を含む処理を信号調整装置に実行させるコンピュータが
    読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする
    提供媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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