JP2007036629A - ブースタ及びテレビ放送受信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ブースタにおいて、十分な駆動電力供給能力がないチューナに対応可能とし、放送信号を受信するときのみに駆動電力が消費されるようにし、テレビ放送受信システムを省電力化させる。
【解決手段】チューナ5は衛星放送信号又は地上波放送信号を受信しようとすると、選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力、又は地上波受信制御電力をブースタ1に向け出力する。電力検出/出力部1iは、アンテナ駆動制御電力又は地上波受信制御電力が入力されると、スイッチ1hを切り替えることにより衛星放送増幅部1d又は地上波放送増幅部1eを動作させる。また、アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、衛星放送信号受信用アンテナ2aに電源部1gから供給される電力から生成される駆動電力を供給して駆動させる。チューナ5が放送信号を受信しないときには駆動電力が供給されず、テレビ放送受信システムが省電力化される。
【選択図】図1
【解決手段】チューナ5は衛星放送信号又は地上波放送信号を受信しようとすると、選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力、又は地上波受信制御電力をブースタ1に向け出力する。電力検出/出力部1iは、アンテナ駆動制御電力又は地上波受信制御電力が入力されると、スイッチ1hを切り替えることにより衛星放送増幅部1d又は地上波放送増幅部1eを動作させる。また、アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、衛星放送信号受信用アンテナ2aに電源部1gから供給される電力から生成される駆動電力を供給して駆動させる。チューナ5が放送信号を受信しないときには駆動電力が供給されず、テレビ放送受信システムが省電力化される。
【選択図】図1
Description
本発明は、衛星放送信号受信用アンテナで受信された衛星放送信号及び地上波放送信号受信用アンテナで受信された地上波放送信号を増幅させるブースタ及びそのブースタを用いたテレビ放送受信システムに関する。
従来、テレビ放送として、放送衛星や通信衛星を用いて衛星放送が行われている。このような衛星放送を受信して視聴する場合には、衛星から送信される電波を受信するための衛星放送信号受信用アンテナを用いる必要がある。この衛星放送信号受信用アンテナは、外部から駆動電力が供給されて動作する。一般に、駆動電力は、衛星放送信号受信用アンテナに接続されたチューナから供給されたり、また、衛星放送信号受信用アンテナにブースタが接続されている場合には、このブースタから供給されたりする。
図4は、衛星放送を視聴するための従来のテレビ放送受信システムの一例を示す。このテレビ放送受信システムは、衛星放送と地上波放送とを視聴するためのものであり、ブースタ81と、ブースタ81に接続される衛星放送信号受信用アンテナ82a及び地上波放送信号受信用アンテナ82bと、分配器83と、分配器83に接続される2つのTVコンセント84と、TVコンセント84にそれぞれ接続されるチューナ85とを備えている。
ブースタ81は、衛星放送信号受信用アンテナ82a及び地上波放送信号受信用アンテナ82bにそれぞれ接続される、衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eと、これらの衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eによりそれぞれ増幅される衛星放送信号と地上波放送信号を1つの信号に混合して出力する混合部81fと、外部の商用電源に接続されており、衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eに駆動電力を供給する電源部81gとを有している。一般に、衛星放送を多箇所で視聴する場合には、衛星放送信号を分配器83で分配するときに分配ロスが生じたり、配線ロスが生じたりする。そのため、ブースタ81を用いて衛星放送信号受信用アンテナ82aで受信された衛星放送信号や地上波放送信号受信用アンテナ82bで受信された地上波放送信号のレベルを上げることにより、上述のように分配ロスや配線ロスが生じても衛星放送や地上波放送を視聴することができるようにしている。
従来、例えば2つの通信衛星から各通信衛星につき垂直偏波と水平偏波の2つの偏波をそれぞれ利用した衛星放送信号のような、複数種類の衛星放送信号を受信して視聴することが行われる場合もある。このような場合には、一般に、ブースタ81内部に各種類の衛星放送信号に対応した複数の衛星放送増幅部81dが設けられる。すなわち、衛星と偏波が異なる合計4種類の衛星放送信号を受信するような場合には、衛星放送増幅部81dが4つ設けられる。そして、複数のチューナ85がそれぞれ複数種類の衛星放送信号のうちから1種類の衛星放送信号を選択して受信する。
ここで、このようなテレビ放送受信システムでは、衛星放送信号受信用アンテナ82aは、ブースタ81の電源部81gから例えばDC15Vの駆動電力が供給されることにより動作している。ブースタ81には、図に示すように、電源部81gから衛星放送信号受信用アンテナ82aへ駆動電力を出力するための電力供給経路81mが設けられている。この電力供給経路81mの途中にはスイッチ81kが設けられており、スイッチ81kは、衛星放送信号受信用アンテナ82aがブースタ81に接続されるときには、通常はオン状態とされている。これにより、スイッチ81kがオンのとき、衛星放送信号受信用アンテナ82aに電源部81gから駆動電力が常時供給されて、この衛星放送信号受信用アンテナ82aが駆動される。
しかしながら、上述のようなテレビ放送受信システムにおいては、一般に、スイッチ81kはブースタ81及び衛星放送信号受信用アンテナ82aが設置されたときにオンされ、ユーザがオフすることは困難である。そのため、ブースタ81の電源部81gから衛星放送信号受信用アンテナ82aに駆動電力が常時供給される。また、ブースタ81が設置されたときには、衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eに動作させるための駆動電力が常時供給される。すなわち、このテレビ放送受信システムでは、衛星放送を視聴していない場合でも、衛星放送信号受信用アンテナ82aと衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eでは駆動電力として余分な電力が消費されており、経済的ではない。
一方、チューナ85として、上述のように衛星放送受信時のみに衛星放送信号受信用アンテナ82aに駆動電力を供給可能であり、衛星放送信号受信用アンテナ82aの駆動電力を無駄に消費しないようにするものがある。しかしながら、このようなチューナ85には、出力可能な電流値が小さく駆動電力供給能力が低いものがある。駆動電力供給能力が低いチューナ85は、駆動電力の供給開始時に衛星放送信号受信用アンテナ82aに向けて流れる突入電流が過大になったときに、チューナ85自身で駆動電力の供給を停止してしまうことがある。このように駆動電力の供給が停止されると、衛星放送信号受信用アンテナ82aを駆動できず衛星放送信号を受信することができなくなる。
上述のように余分な電力を消費せず、また十分な駆動電力供給能力がないチューナ85に対応したブースタ81として、接続されたチューナ85のうち電源オンのものがあるかどうか検出する直流電圧検出回路を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。直流電圧検出回路は、電源オンの状態のチューナ85から出力される直流電圧を検出する。そして、接続されているチューナ85の中で電源オンであるものがあるときに、ブースタ81の電源部81gが衛星放送信号受信用アンテナ82aと衛星放送増幅部81dに駆動電力を供給し、省電力化を図る。しかしながら、このブースタ81は、1つの衛星放送増幅部81dに対して駆動電力の供給をオン/オフするものであり、衛星放送増幅部81dが複数設けられているようなものではなく、また、衛星放送増幅部81d及び地上波放送増幅部81eを両方有しているようなものではない。
特開2003−283351号公報
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、十分な駆動電力供給能力がないチューナに対応可能であると共に、衛星放送信号を受信するときに衛星放送信号受信用アンテナと衛星放送用の増幅部に駆動電力を供給することができ、地上波放送信号を受信するときに地上波放送用の増幅部に駆動電力を供給することができるブースタを用い、駆動電力を浪費することがなく、省電力化させることが可能なテレビ放送受信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、衛星放送信号受信用アンテナが接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナから複数種類の衛星放送信号が入力されると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナに対して駆動電力を出力するための第1入出力端子と、地上波放送信号受信用アンテナが接続され、この地上波放送信号受信用アンテナから地上波放送信号が入力される入力端子と、それぞれにチューナが接続され、前記チューナからそのチューナが地上波放送信号を受信しようとするときに地上波受信制御電力が入力され、そのチューナが受信しようとする衛星放送信号の種類を選択するための選択制御信号及び前記衛星放送信号受信用アンテナを駆動させるためのアンテナ駆動制御電力が入力されると共に、前記選択制御信号により選択された種類の衛星放送信号又は地上波放送信号を前記チューナに出力するための複数の第2入出力端子と、前記第1入出力端子から入力される複数種類の衛星放送信号にそれぞれ対応して設けられ、各衛星放送信号を増幅する複数の衛星放送増幅部と、前記入力端子から入力される地上波放送信号に対応して設けられ、その地上波放送信号を増幅する地上波放送増幅部と、前記衛星放送増幅部により増幅された複数種類の衛星放送信号のうち、前記選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を選択して、その選択制御信号が入力された第2入出力端子に出力すると共に、前記地上波放送信号が前記地上波放送増幅部により増幅されたときには、この地上波放送信号を前記第2入出力端子に出力する放送信号選択出力部と、前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部を動作させる駆動電力を供給可能な電源部と、前記電源部から衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給して動作させるかどうかを切り替えるためのスイッチと、前記第1入出力端子と第1電力経路を介して接続され、前記第2入出力端子と第2電力経路を介して接続され、前記電源部と接続されており、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応して設けられる衛星放送増幅部を動作させると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナのうち、前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号を受信するための衛星放送信号受信用アンテナに、その衛星放送信号受信用アンテナの駆動電力を前記第1電力経路を介して供給し、また、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記地上波放送増幅部を動作させる電力検出/出力部とを備えたものである。
請求項2の発明は、衛星放送信号受信用アンテナが接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナから複数種類の衛星放送信号が入力されると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナに対して駆動電力を出力するための第1入出力端子と、地上波放送信号受信用アンテナが接続され、この地上波放送信号受信用アンテナから地上波放送信号が入力される入力端子と、チューナが接続される分配器が接続され、前記チューナからそのチューナが地上波放送信号を受信しようとするときに地上波受信制御電力が入力され、そのチューナが受信しようとする衛星放送信号の種類を選択するための選択制御信号が前記分配器を介して入力されると共に、前記選択制御信号により選択された種類の衛星放送信号又は地上波放送信号を前記分配器を介して前記チューナに出力するための第2入出力端子と、前記分配器が接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナを駆動させるためのアンテナ駆動制御電力が前記分配器を介して入力される電力入力端子と、前記第1入出力端子から入力される複数種類の衛星放送信号にそれぞれ対応して設けられ、各衛星放送信号を増幅する複数の衛星放送増幅部と、前記入力端子から入力される地上波放送信号に対応して設けられ、その地上波放送信号を増幅する地上波放送増幅部と、前記衛星放送増幅部により増幅された複数種類の衛星放送信号のうち、前記選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を選択して、その選択制御信号が入力された第2入出力端子に出力すると共に、前記地上波放送信号が前記地上波放送増幅部により増幅されたときには、この地上波放送信号を前記第2入出力端子に出力する放送信号選択出力部と、前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部を動作させる駆動電力を供給可能な電源部と、前記電源部から衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給して動作させるかどうかを切り替えるためのスイッチと、前記第1入出力端子と第1電力経路を介して接続され、前記第2入出力端子と第2電力経路を介して接続され、前記電源部と接続されており、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応して設けられる衛星放送増幅部を動作させると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナのうち、前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号を受信するための衛星放送信号受信用アンテナに、その衛星放送信号受信用アンテナの駆動電力を前記第1電力経路を介して供給し、また、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記地上波放送増幅部を動作させる電力検出/出力部とを備えたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記スイッチは、前記衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部にそれぞれ対応するように複数設けられており、前記電力検出/出力部は、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより、前記衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部のうち前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応する衛星放送増幅部のみを動作させ、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより、前記地上波放送増幅部のみを動作させるものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記電力検出/出力部と前記電源部とを接続する経路に挿入される経路切替スイッチをさらに備え、前記経路切替スイッチが前記電源部側に切り替えられているときは、前記電源部から、前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部に対して駆動電力を常時出力するものである。
請求項5の発明は、衛星放送信号を受信するときにのみ前記選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力を出力し、地上波放送信号を受信するときにのみ前記地上波受信制御電力を出力するチューナと、請求項1乃至4のいずれかに記載のブースタで構成され、衛星放送信号及び地上波放送信号を受信しない場合には、衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給しないことにより省電力化を可能とするものである。
請求項1の発明によれば、電力検出/出力部が、チューナからアンテナ駆動制御電力が入力されたとき、スイッチを切り替えることにより衛星放送増幅部を動作させるとともに、衛星放送信号受信用アンテナに駆動電力を供給し、チューナから地上波受信制御電力が入力されたとき、スイッチを切り替えることにより地上波放送増幅部を動作させる。従って、チューナが衛星放送信号を受信するときに衛星放送信号受信用アンテナと衛星放送増幅部に駆動電力が供給され、地上波放送信号を受信するときに地上波放送増幅部に駆動電力が供給されるので、ブースタが十分な駆動電力供給能力がないチューナに対応可能であると共に、駆動電力を浪費することがなく、テレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となる。
請求項2の発明によれば、第2入出力端子と電力入力端子に分配器が接続され、この分配器を介して選択制御信号、アンテナ駆動制御電力、及び地上波受信制御電力が入力されるので、上述のようにテレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となると共に、第2入出力端子及び電力入力端子を一定数備えた1つのブースタで種々の数のチューナに対応することが可能となり、ブースタの製造コストを低減させることが可能となる。
請求項3の発明によれば、スイッチが衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部にそれぞれ対応するように複数設けられており、電力検出/出力部は、チューナからアンテナ駆動制御電力が入力されたとき、選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応する衛星放送増幅部のみを動作させ、チューナから地上波受信制御電力が入力されたときに地上波放送増幅部のみを動作させるので、チューナが受信しようとする衛星放送信号に対応する衛星放送増幅部又は地上波放送増幅部のみで駆動電力が消費され、テレビ放送受信システムをより省電力化させることが可能となる。
請求項4の発明によれば、経路切替スイッチが電源部側に切り替えられているときには、駆動電力が電源部から常時出力されるので、チューナとブースタの間に設置されるTVコンセント等のテレビ配線器具が電流非通過形である場合でも、衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部を動作させて衛星放送信号又は地上波放送信号を受信することが可能となる。従って、チューナがブースタへアンテナ駆動制御電力及び地上波受信制御電力を供給可能であるときにはテレビ放送受信システムを省電力化することが可能なブースタを、より多様な構成のテレビ放送受信システムに用いることが可能となる。
請求項5の発明によれば、チューナが衛星放送信号及び地上波放送信号を受信しない場合には、衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給しないので、テレビ放送受信システムを省電力化することが可能となり、経済的にすることが可能となる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態において、テレビ放送受信システムは、2種類の衛星放送信号及び1種類の地上波放送信号(以下、放送信号と称する)を受信する場合について説明している。この2種類の衛星放送信号は、例えば偏波や使用する通信衛星等が互いに異なるようなものであるが、これに限られるものではない。
図1は、本実施形態に係るブースタを用いたテレビ放送受信システムの構成を示す。このテレビ放送受信システムは、ブースタ1と、このブースタ1に接続される衛星放送信号受信用アンテナ2a及び地上波放送信号受信用アンテナ2bと、このブースタ1に接続されるコネクタである2つのTVコンセント4と、これらのTVコンセント4にそれぞれ接続される2つのチューナ5とを備えている。
ブースタ1は、衛星放送信号受信用アンテナ2aが接続される2つの第1入出力端子1aと、地上波放送信号受信用アンテナ2bが接続される入力端子1bと、TVコンセント4を介してチューナ5が接続される第2入出力端子1cとを有している。ブースタ1の内部には、第1入出力端子1aから入力される2種類の衛星放送信号にそれぞれ対応して設けられ、この衛星放送信号を増幅させる衛星放送増幅部1dと、入力端子1bから入力される1種類の地上波放送信号に対応して設けられ、この地上波放送信号を増幅させる地上波放送増幅部1eと、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eで増幅されたそれぞれの放送信号を各第2入出力端子1cに混合して出力する放送信号選択出力部1fと、例えば外部の商用電源と接続され、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eに電力を供給する電源部1gと、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eに電力を供給するための経路に設けられる3つのスイッチ1hと、電源部1gに経路1jを介して接続される電力検出/出力部1iとを備えている。各第1入出力端子1aと衛星放送増幅部1dとの間の2つの経路及び放送信号選択出力部1fと各第2入出力端子1cとの間の2つの経路には、例えばコンデンサ等の、直流電流をカットするためのフィルタ1pがそれぞれ挿入されている。また、図に示すように、電力検出/出力部1iと各第1入出力端子1aとは、第1電力経路1mを介して接続されており、電力検出/出力部1iと各第2入出力端子1cとは、第2電力経路1nを介して接続されている。各第1電力経路1m及び各第2電力経路1nには、例えばコイル等、放送信号をカットするためのフィルタ1qが挿入されている。
衛星放送信号受信用アンテナ2aは、外部から駆動電力が供給されることで動作し、放送衛星や通信衛星から送信される衛星放送信号の電波を受信する。本実施形態において、衛星放送信号受信用アンテナ2aの駆動電力は、後述のようにブースタ1から供給される。この駆動電力としては、衛星放送信号受信用アンテナ2aが受信する2種類の衛星放送信号にそれぞれ対応する、例えば互いに電圧が異なる2種類の直流電力がある。衛星放送信号受信用アンテナ2aは、2種類のそれぞれの駆動電力が供給されることで、その駆動電力と対応する種類の衛星放送信号を受信可能となる。一方、地上波放送信号受信用アンテナ2bは、駆動電力が供給されなくても、地上波放送信号の電波を受信可能なものである。なお、この衛星放送信号受信用アンテナ2aの動作はこれに限られるものではなく、例えば1種類の駆動電力が供給されることで、複数種類の衛星放送信号を受信可能となるように構成されているものであってもよい。
TVコンセント4は、第2入出力端子1c及びチューナ5と例えば同軸ケーブル等により接続されており、ブースタ1から出力される放送信号をチューナ5へと伝送する。なお、このTVコンセント4は、チューナ5からブースタ1へ向けて電流を通過させる電流通過形のものであり、後述のようにチューナ5から供給されるアンテナ駆動制御電力をブースタ1に通過させる。
チューナ5は、ブースタ1からTVコンセント4を介して送信される放送信号が入力されて衛星放送及び地上波放送を受信するものである。チューナ5は、衛星放送を受信しようとする直前に、衛星放送信号受信用アンテナ2aを駆動させるための直流電力であるアンテナ駆動制御電力と、2種類の衛星放送信号のうち受信しようとする衛星放送信号の種類を選択するための選択制御信号をブースタ1に向けて送信する機能を有している。アンテナ駆動制御電力としては、例えば偏波や使用する通信衛星等が互いに異なる2種類の衛星放送信号にそれぞれ応じて、DC15VとDC11V程度の電圧が異なる複数種類の電力が用いられる。また、チューナ5は、地上波放送を受信しようとする直前に、ブースタ1に向けて地上波受信制御電力を送信する機能を有している。この地上波受信制御電力は、後述のように、地上波放送増幅部1eを駆動させるために送信されるものであり、上述のアンテナ駆動制御電力とは異なり、例えばDC5V程度の電圧の電力である。なお、アンテナ駆動制御電力及び地上波受信制御電力の電圧等はこれに限られるものではない。
以下に、このテレビ放送受信システムの動作を説明する。チューナ5が、衛星放送信号又は地上波放送信号を受信しようとしていないとき、衛星放送信号受信用アンテナ2a、衛星放送増幅部1d、及び地上波放送増幅部1eには駆動電力は供給されていない状態である。この状態において、チューナ5は2種類のうちどちらかの種類の衛星放送信号を受信しようとすると、その種類の衛星放送信号を選択するための選択制御信号をアンテナ駆動制御電力と共にブースタ1に向け出力する。この選択制御信号、アンテナ駆動制御電力は、第2入出力端子1cから第2電力経路1nを経由して電力検出/出力部1iに入力される。一方、チューナ5は地上波放送信号を受信しようとすると、地上波受信制御電力をブースタ1に向け出力する。この地上波受信制御電力は、アンテナ駆動制御電力と同様に、第2入出力端子1cから第2電力経路1nを経由して電力検出/出力部1iに入力される。
電力検出/出力部1iは、アンテナ駆動制御電力が入力されると、チューナ5から入力される選択制御信号に応じて、上述のようなチューナ5が受信しようとする種類の衛星放送信号に対応する種類の駆動電力を、第1電力経路1mを介して第1入出力端子1aより衛星放送信号受信用アンテナ2aに出力する。この衛星放送信号受信用アンテナ2aの駆動電力は、電源部1gから経路1jを介して供給される電力から生成される。このように衛星放送信号受信用アンテナ2aに駆動電力が供給されることで、衛星放送信号受信用アンテナ2aは衛星放送信号を受信可能となる。また、電力検出/出力部1iは、衛星放送信号受信用アンテナ2aの駆動電力を出力すると共に、チューナ5が受信しようとする種類の衛星放送信号に対応して設けられている衛星放送増幅部1dに電源部1gから駆動電力が送られるようにスイッチ1hを切り替え、その衛星放送増幅部1dを駆動させる。これにより、チューナ5が受信しようとする種類の衛星放送信号が、衛星放送信号受信用アンテナ2aからブースタ1に入力されて衛星放送増幅部1dにより増幅された後、放送信号選択出力部1fに入力される。なお、複数のチューナ5が互いに異なる種類の衛星放送信号を受信しようとするときには、それぞれのチューナ5が出力する選択制御信号に基づき、複数種類の衛星放送信号が同時に受信されるように衛星放送信号受信用アンテナ2a及び衛星放送増幅部1dが駆動される。
一方、電力検出/出力部1iは、地上波受信制御電力が入力されると、地上波放送増幅部1eに電源部1gから駆動電力が送られるようにスイッチ1hを切り替え、地上波放送増幅部1eを駆動させる。上述したように、地上波放送信号受信用アンテナ2bは外部から駆動電力が与えられることなく地上波放送信号を受信可能であり、地上波放送信号は、地上波放送信号受信用アンテナ2bからブースタ1に入力されて地上波放送増幅部1eにより増幅された後、放送信号選択出力部1fに入力される。
放送信号選択出力部1fに入力された衛星放送信号は、選択制御信号を出力したチューナ5が接続されている第2入出力端子1cに出力される。このとき、例えば2つのチューナ5が互いに異なる種類の衛星放送信号を受信しようとする場合には、放送信号選択出力部1fには2種類の衛星放送信号が入力される。放送信号選択出力部1fは、各チューナ5からそれぞれ入力された選択制御信号に基づいて、各チューナ5に向けてそれぞれ対応する種類の衛星放送信号を選択して出力する。すなわち、放送信号選択出力部1fは、選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を選択してその選択制御信号が入力された第2入出力端子1cに出力する。
また、地上波放送信号が地上波放送増幅部1eにより増幅されたときには、放送信号選択出力部1fは、入力された地上波放送信号を各第2入出力端子1cに分配して出力する。ここで、放送信号選択出力部1fに衛星放送信号と地上波放送信号とが同時に入力されているとき、選択制御信号を出力したチューナ5が接続されている第2入出力端子1cには、この衛星放送信号と地上波放送信号とが混合された1つの放送信号が出力される。なお、放送信号選択出力部1fの動作はこれに限られるものではなく、例えば地上波放送信号も、衛星放送信号と同様に、地上波受信制御電力を出力したチューナ5に選択的に送信されるように動作するものであってもよい。
そして、第2入出力端子1cからは、選択制御信号により選択された種類の衛星放送信号又は地上波放送信号がチューナ5に出力される。このようにして、放送信号選択出力部1fから出力された混合された放送信号は、第2入出力端子1cからTVコンセント4を介してチューナ5に入力され、チューナ5が衛星放送信号又は地上波放送信号を受信して衛星放送又は地上波放送を視聴可能となる。
このように、電力検出/出力部1iが、チューナ5が衛星放送信号を受信しようとするときに、衛星放送信号受信用アンテナ2a及び衛星放送増幅部1dに駆動電力を供給し、チューナ5が地上波放送信号を受信しようとするときに、地上波放送増幅部1eに駆動電力を供給するので、衛星放送信号及び地上波放送信号を受信しないときには駆動電力を浪費することがなく、テレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となる。このとき、本実施形態においては、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eそれぞれに対応してスイッチ1hが設けられており、増幅される衛星放送信号が1種類のとき、又は地上波放送信号を受信するときには、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eのうち使用されないものには駆動電力が供給されないので、より省電力化させることが可能となる。
さらに、衛星放送信号受信用アンテナ2aの駆動電力が、電力検出/出力部1iから出力されるので、アンテナ駆動制御電力の電流値が高くなく、十分な駆動電力供給能力がないチューナ5を接続した場合にも衛星放送信号受信用アンテナ2aを駆動することが可能となる。また、本実施形態においては、ブースタ1は地上波放送信号を衛星放送信号と混合して出力可能であり、地上波放送と衛星放送を共に視聴する際に1つのブースタで対応することが可能となる。従って、地上波放送と衛星放送を視聴するテレビ放送受信システムの配線をより単純にすることが可能となる。
なお、ブースタ1が対応する衛星放送信号の種類は2種類に限られるものではなく、さらに多種類であってもよい。このとき、衛星放送増幅部1dは衛星放送信号の種類の数に応じてそれぞれ設けられる。なお、スイッチ1hは、上述のように、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eにそれぞれ対応するように設けられるものでなく、これらの衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eのうち複数のものを一括して、駆動電力を供給するかどうか切り替えるようなものであってもよい。このような場合にも、チューナ5が放送信号を受信しようとするときにスイッチ1hが切り替えられて、少なくとも受信しようとする放送信号を増幅させる衛星放送増幅部1d又は地上波放送増幅部1eが動作されるので、上述と同様にテレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係るブースタを用いたテレビ放送受信システムの構成を示す。以下の実施形態において、上述の第1の実施形態と同様のものは同一の符号を付し、上述の第1の実施形態と相違する部分についてのみ説明する。このテレビ放送受信システムは、ブースタ21及び複数のチューナ5が接続される専用のまたは互換性のある分配器3を有している点が上述の第1の実施形態と異なっている。このテレビ放送受信システムにおいては、放送信号がブースタ21から分配器3を介してチューナ5へ出力されると共に、各チューナ5から出力される選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力が分配器3を介してブースタ21に入力される。なお、このテレビ放送受信システムは、上述の第1の実施形態と同様に、2種類の衛星放送信号及び1種類の地上波放送信号を受信するものであるが、これに限られるものではない。
ブースタ21の第2入出力端子1cは、放送信号選択出力部1fにフィルタ1p等を介さずに接続されている。第2の実施形態において、この第2入出力端子1cは、衛星放送信号受信用アンテナ2aからブースタ21に入力される衛星放送信号の種類の数に応じた数だけ設けられている。すなわち、ブースタ21は、このテレビ放送受信システムに用いられるチューナ5の数に関らず一定数の第2入出力端子1cを有している。また、このブースタ21は、後述のように分配器3が接続される電力入力端子21rを有している。電力検出/出力部1iは、この電力入力端子21rに第2電力経路21nを介して接続されている。
分配器3は、第2入出力端子1cに接続される分配/信号切替部3fと、電力入力端子21rに接続される電力伝達部3iとを有している。図に示すように、分配/信号切替部3fは、チューナ5が接続される2つの入出力端子(図示せず)と、直流電流をカットするためのフィルタ3pが挿入された経路を介して接続されている。また、電力伝達部3iはこれらの入出力端子と、それぞれ放送信号をカットするためのフィルタ3qが挿入された第3電力経路3nを介して接続されている。入出力端子には、それぞれTVコンセント4を介してチューナ5が接続されている。なお、入出力端子の数はこれに限られるものではなく、また、TVコンセント4を介さずチューナ5が直接入出力端子に接続される様な構成であってもよい。
第2の実施形態において、チューナ5から出力される選択制御信号、アンテナ駆動制御電力、及び地上波受信制御電力は、分配器3を介してブースタ21に入力される。すなわち、選択制御信号、アンテナ駆動制御電力及び地上波受信制御電力は、分配器3の入出力端子から第3電力経路3nを経由して電力伝達部3iに入力される。そして、電力伝達部3iから電力入力端子21r及び第2電力経路21nを介してブースタ21の電力検出/出力部1iに入力される。
上述のように選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力、又は地上波受信制御電力がブースタ21に入力されると、第1の実施形態と同様に、衛星放送信号受信用アンテナ2a、衛星放送増幅部1d、地上波放送増幅部1eに駆動電力が供給されて、衛星放送信号又は地上波放送信号が放送信号選択出力部1fから第2入出力端子1cに出力される。これらの放送信号は、第2入出力端子1cを介して分配器3の分配/信号切替部3fに入力される。この第2の実施形態では、分配/信号切替部3fに入力された衛星放送信号は、選択制御信号に基づいて、その衛星放送信号を受信しようとするチューナ5が接続された入出力端子に出力される。衛星放送信号と地上波放送信号が同時に放送信号選択出力部1fに入力されるときには、これらの放送信号が放送信号選択出力部1fで混合された後に分配/信号切替部3fに出力されるように構成されている。なお、このようなとき、衛星放送信号と地上波放送信号とが別々に分配/信号切替部3fに入力され、分配/信号切替部3fにてこれらの放送信号が混合された後に、各入出力端子に出力されるような構成であってもよい。チューナ5は、この放送信号を受信することにより、衛星放送と地上波放送を受信可能となる。なお、分配/信号切替部3fの動作はこれに限られるものではなく、例えば、放送信号選択出力部1fから出力された放送信号が各入出力端子にそのまま分配するように構成されていてもよい。
このように、第2の実施形態においては、ブースタ21の第2入出力端子1cと電力入力端子21rに分配器3が接続され、この分配器3を介して選択制御信号、アンテナ駆動制御電力、及び地上波受信制御電力がチューナ5からブースタ21に入力されている。従って、第1の実施形態と同様にテレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となると共に、第2入出力端子1c及び電力入力端子21rを一定数備えた1つのブースタ21で種々の数のチューナ5に対応することが可能となり、ブースタ21の製造コストを低減させることが可能となる。
図3は、本発明の第3の実施形態に係るテレビ放送受信システムを示す。このテレビ放送受信システムのブースタ31は、第1の実施形態のブースタ1において、電源部1gから衛星放送増幅部1d、地上波放送増幅部1e、及び衛星放送信号受信用アンテナ2aに対して直接駆動電力を供給可能な経路をさらに設け、この経路と上述のようにチューナ5が出力する選択制御信号、アンテナ駆動制御電力、及び地上波受信制御電力に基づいて駆動電力を供給するための経路とを切り替えるための経路切替スイッチ31kを後述のように設けたものである。このテレビ放送受信システムは、例えば通信衛星等が異なるような2種類の衛星放送信号を2つの衛星放送信号受信用アンテナ2aを用いて受信し、1種類の地上波放送信号を1つの地上波放送信号受信用アンテナ2bにより受信するものである。なお、衛星放送信号受信用アンテナ2aの数及び受信する放送信号の種類等はこれに限られるものではない。
図に示すように、ブースタ31の2つの第1電力経路1mにはそれぞれスイッチ31sが挿入されている。電源部1gと電力検出/出力部1iとを接続する経路1jには、経路切替スイッチ31kが挿入されている。経路切替スイッチ31kは、第3の実施形態において、各スイッチ1hの衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1e寄りに接続され、また、電源部1gから各スイッチ31sの衛星放送信号受信用アンテナ2a寄りに接続される経路の途中に設けられている。すなわち、経路切替スイッチ31kは、この経路を電力を供給可能に導通させるか、経路1jを導通させて電源部1gと電力検出/出力部1iとを接続させるかを切り替えることができるように構成されている。
第3の実施形態においては、経路切替スイッチ31kを切り替えて経路1jを導通させることにより、上述の第1の実施形態と同様に、選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力、又は地上波受信制御電力がブースタ31に入力されたとき、衛星放送信号受信用アンテナ2a、衛星放送増幅部1d、及び地上波放送増幅部1eに駆動電力が供給される。これにより、このテレビ放送受信システムを省電力化させることが可能となる。一方、経路切替スイッチ31kを電源部1g側に切り替えることにより、駆動電力が電源部1gから衛星放送信号受信用アンテナ2a、衛星放送増幅部1d及び地上波放送増幅部1eに常時出力させることもできる。これにより、例えばチューナ5とブースタ31の間に設置されるTVコンセント4等のテレビ配線器具が電流非通過形である場合でも、衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部1d、及び地上波放送増幅部1eを動作させて衛星放送信号を受信することが可能となり、ブースタ31を、より多様な構成のテレビ放送受信システムに用いることが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。衛星放送信号受信用アンテナ2a、TVコンセント4、及びチューナ5の数は、上述の数に限られるものではない。例えば、衛星放送信号受信用アンテナ2aの数が複数であるときには、ブースタ1から送られた駆動電圧を、チューナ5が出力する選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を受信するための衛星放送信号受信用アンテナ2aに出力するようにブースタ1を構成すればよい。これにより、衛星放送信号受信用アンテナ2aでの駆動電力が、その衛星放送信号の受信時のみ消費されるようになり、テレビ放送受信システムを省電力化して経済的にすることが可能となる。
1,21,31 ブースタ
1a 第1入出力端子
1b 入力端子
1c 第2入出力端子
1d 衛星放送増幅部
1e 地上波放送増幅部
1f 放送信号選択出力部
1g 電源部
1h スイッチ
1i 電力検出/出力部
1j 経路
1m 第1電力経路
1n,21n 第2電力経路
2a 衛星放送信号受信用アンテナ
2b 地上波放送信号受信用アンテナ
3 分配器
4 TVコンセント
5 チューナ
21r 電力入力端子
31k 経路切替スイッチ
1a 第1入出力端子
1b 入力端子
1c 第2入出力端子
1d 衛星放送増幅部
1e 地上波放送増幅部
1f 放送信号選択出力部
1g 電源部
1h スイッチ
1i 電力検出/出力部
1j 経路
1m 第1電力経路
1n,21n 第2電力経路
2a 衛星放送信号受信用アンテナ
2b 地上波放送信号受信用アンテナ
3 分配器
4 TVコンセント
5 チューナ
21r 電力入力端子
31k 経路切替スイッチ
Claims (5)
- 衛星放送信号受信用アンテナが接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナから複数種類の衛星放送信号が入力されると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナに対して駆動電力を出力するための第1入出力端子と、
地上波放送信号受信用アンテナが接続され、この地上波放送信号受信用アンテナから地上波放送信号が入力される入力端子と、
それぞれにチューナが接続され、前記チューナからそのチューナが地上波放送信号を受信しようとするときに地上波受信制御電力が入力され、そのチューナが受信しようとする衛星放送信号の種類を選択するための選択制御信号及び前記衛星放送信号受信用アンテナを駆動させるためのアンテナ駆動制御電力が入力されると共に、前記選択制御信号により選択された種類の衛星放送信号又は地上波放送信号を前記チューナに出力するための複数の第2入出力端子と、
前記第1入出力端子から入力される複数種類の衛星放送信号にそれぞれ対応して設けられ、各衛星放送信号を増幅する複数の衛星放送増幅部と、
前記入力端子から入力される地上波放送信号に対応して設けられ、その地上波放送信号を増幅する地上波放送増幅部と、
前記衛星放送増幅部により増幅された複数種類の衛星放送信号のうち、前記選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を選択して、その選択制御信号が入力された第2入出力端子に出力すると共に、前記地上波放送信号が前記地上波放送増幅部により増幅されたときには、この地上波放送信号を前記第2入出力端子に出力する放送信号選択出力部と、
前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部を動作させる駆動電力を供給可能な電源部と、
前記電源部から衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給して動作させるかどうかを切り替えるためのスイッチと、
前記第1入出力端子と第1電力経路を介して接続され、前記第2入出力端子と第2電力経路を介して接続され、前記電源部と接続されており、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応して設けられる衛星放送増幅部を動作させると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナのうち、前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号を受信するための衛星放送信号受信用アンテナに、その衛星放送信号受信用アンテナの駆動電力を前記第1電力経路を介して供給し、また、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記地上波放送増幅部を動作させる電力検出/出力部とを備えたことを特徴とするブースタ。 - 衛星放送信号受信用アンテナが接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナから複数種類の衛星放送信号が入力されると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナに対して駆動電力を出力するための第1入出力端子と、
地上波放送信号受信用アンテナが接続され、この地上波放送信号受信用アンテナから地上波放送信号が入力される入力端子と、
チューナが接続される分配器が接続され、前記チューナからそのチューナが地上波放送信号を受信しようとするときに地上波受信制御電力が入力され、そのチューナが受信しようとする衛星放送信号の種類を選択するための選択制御信号が前記分配器を介して入力されると共に、前記選択制御信号により選択された種類の衛星放送信号又は地上波放送信号を前記分配器を介して前記チューナに出力するための第2入出力端子と、
前記分配器が接続され、前記衛星放送信号受信用アンテナを駆動させるためのアンテナ駆動制御電力が前記分配器を介して入力される電力入力端子と、
前記第1入出力端子から入力される複数種類の衛星放送信号にそれぞれ対応して設けられ、各衛星放送信号を増幅する複数の衛星放送増幅部と、
前記入力端子から入力される地上波放送信号に対応して設けられ、その地上波放送信号を増幅する地上波放送増幅部と、
前記衛星放送増幅部により増幅された複数種類の衛星放送信号のうち、前記選択制御信号に対応する種類の衛星放送信号を選択して、その選択制御信号が入力された第2入出力端子に出力すると共に、前記地上波放送信号が前記地上波放送増幅部により増幅されたときには、この地上波放送信号を前記第2入出力端子に出力する放送信号選択出力部と、
前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部を動作させる駆動電力を供給可能な電源部と、
前記電源部から衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給して動作させるかどうかを切り替えるためのスイッチと、
前記第1入出力端子と第1電力経路を介して接続され、前記第2入出力端子と第2電力経路を介して接続され、前記電源部と接続されており、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応して設けられる衛星放送増幅部を動作させると共に、前記衛星放送信号受信用アンテナのうち、前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号を受信するための衛星放送信号受信用アンテナに、その衛星放送信号受信用アンテナの駆動電力を前記第1電力経路を介して供給し、また、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより少なくとも前記地上波放送増幅部を動作させる電力検出/出力部とを備えたことを特徴とするブースタ。 - 前記スイッチは、前記衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部にそれぞれ対応するように複数設けられており、
前記電力検出/出力部は、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記アンテナ駆動制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより、前記衛星放送増幅部及び地上波放送増幅部のうち前記選択制御信号により選択される種類の衛星放送信号に対応する衛星放送増幅部のみを動作させ、前記チューナから前記第2電力経路を介して前記地上波受信制御電力が入力されたとき、前記スイッチを切り替えることにより、前記地上波放送増幅部のみを動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載のブースタ。 - 前記電力検出/出力部と前記電源部とを接続する経路に挿入される経路切替スイッチをさらに備え、
前記経路切替スイッチが前記電源部側に切り替えられているときは、前記電源部から、前記衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部に対して駆動電力を常時出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のブースタ。 - 衛星放送信号を受信するときにのみ前記選択制御信号及びアンテナ駆動制御電力を出力し、地上波放送信号を受信するときにのみ前記地上波受信制御電力を出力するチューナと、請求項1乃至4のいずれかに記載のブースタで構成され、衛星放送信号及び地上波放送信号を受信しない場合には、衛星放送信号受信用アンテナ、衛星放送増幅部、及び地上波放送増幅部に駆動電力を供給しないことにより省電力化を可能とするテレビ放送受信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005216571A JP2007036629A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ブースタ及びテレビ放送受信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005216571A JP2007036629A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ブースタ及びテレビ放送受信システム |
Publications (1)
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ID=37795342
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005216571A Withdrawn JP2007036629A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | ブースタ及びテレビ放送受信システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055154A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 放送受信装置 |
-
2005
- 2005-07-26 JP JP2005216571A patent/JP2007036629A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011055154A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Toshiba Corp | 放送受信装置 |
US8442379B2 (en) | 2009-08-31 | 2013-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Broadcast reception apparatus |
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