JP2000101211A - 積層配線基板構体 - Google Patents

積層配線基板構体

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JP2000101211A
JP2000101211A JP28871698A JP28871698A JP2000101211A JP 2000101211 A JP2000101211 A JP 2000101211A JP 28871698 A JP28871698 A JP 28871698A JP 28871698 A JP28871698 A JP 28871698A JP 2000101211 A JP2000101211 A JP 2000101211A
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wiring board
wiring
wiring layer
layer
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JP28871698A
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Katsuhiko Okazaki
勝彦 岡崎
Shinichi Sasaki
伸一 佐々木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1及び第2の接続点とそれらに対応してい
る第3及び第4の接続点と第1及び第2の接続点間に延
長している第1の配線層とを有する第1の配線基板と、
第3及び第4の接続点に対応している第5及び第6の接
続点とそれら間に延長している第2の配線層とを有する
第2の配線基板が積層して配され、第3及び第4の接続
点が第5及び第6の接続点に第1及び第2の層間接続子
をそれぞれ介して連結されている積層配線基板構体にお
いて、第1及び第2の信号を、第1及び第3の接続点か
らそれぞれ第2及び第4の接続点に、互に伝送遅れ差な
しに伝送させることができるようにする。 【解決手段】 第1の配線層、第2の配線層、及び第1
及び第2の層間接続子が、第1及び第2の接続点間でみ
た電気長と第3及び第4の接続点間でみた電気長とが互
いに等しくなるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板上の第1
の位置側から第2の位置側に少なくとも2つの信号を伝
送させ得るようにした積層配線基板構体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配線基板上の第1の位置側から第
2の位置側に少なくとも2つの信号を伝送させ得るよう
にした積層配線基板構体として、図4を伴って次に述べ
る構成を有する積層配線基板構体が提案されている。
【0003】すなわち、第1及び第2の接続点P1及び
P2と、それら第1及び第2の接続点P1及びP2にそ
れぞれ対応している第3及び第4の接続点P3及びP4
と、第1及び第2の接続点P1及びP2間に延長してい
る第1の配線層M1とを有する第1の配線基板S1を有
する。この第1の配線基板S1は、半導体集積回路を搭
載しているものとし得る。また、第1の配線基板S1上
に2つの半導体集積回路が第1及び第2の半導体集積回
路として搭載されている場合、第1及び第3の接続点
は、第1の半導体集積回路の第1及び第2の信号出力端
に接続されているものとし得、また第2及び第4の接続
点は、第2の半導体集積回路の信号入力端に接続されて
いるものとし得る。
【0004】また、第1の配線基板S1上の第3及び第
4の接続点P3及びP4にそれぞれ対応している第5及
び第6の接続点P5及びP6と、それら第5及び第6の
接続点P5及びP6間に延長している第2の配線層M2
とを有する第2の配線基板S2を有する。この第2の配
線基板S2も、半導体集積回路を搭載しているものとし
得る。
【0005】そして、第1及び第2の配線基板S1及び
S2が積層して配され、その状態で、第1の配線基板S
1上の第3及び第4の接続点P3及びP4が、第2の配
線基板S2上の第5及び第6の接続点P5及びP6に、
第1及び第2の層間接続子C1及びC2をそれぞれ介し
て連結されている。それら第1及び第2の層間接続子C
1及びC2は、第1の配線基板S1上の第3及び第4の
接続点P3及びP4から、第3及び第4の接続点P3及
びP4下において予め穿設された貫通孔を通って第2の
配線基板S2上の第5及び第6の接続点P5及びP6に
延長している導体層または導線とし得る。
【0006】この場合、第1の配線基板S1上の第1の
配線層M1は、第1及び第2の接続点P1及びP2間
に、配線層形成禁止領域が存在していないことから、一
直線上にストライプ状に延長している。
【0007】また、第2の配線基板S2は、本来、第1
の配線基板S1上の第3及び第4の接続点P3及びP4
間に、第2の配線基板S2上の第2の配線層M2と同様
の配線層を、第1の配線基板S1上の第1の配線層M1
の場合と同様に、一直線上にストライプ状に延長して形
成することができれば、そのように形成することで、設
けなくてもよいのであるが、第3及び第4の接続点P3
及びP4間に、搭載された半導体集積回路などによる配
線層形成禁止領域Bが存在しているので、第2の配線層
M2と同様の配線層を形成できないことから、設けられ
たものであり、そして、そのような理由で設けられた第
2の配線基板S2上の第2の配線層M2は、第5及び第
6の接続点P5及びP6間に、配線層形成禁止領域Bと
同様の配線層形成禁止領域が存在していないことから、
一直線上にストライプ状に延長している。
【0008】さらに、第1の配線基板S1上の第1及び
第2の接続点P1及びP2間の間隔L12と、第1の配
線基板S1上の第3及び第4の接続点P3及びP4間の
間隔L34と、第2の配線基板S2上の第5及び第6の
接続点P5及びP6間の間隔L56とが互に等しい。
【0009】また、第2の配線基板S2の第5及び第6
の接続点P5及びP6が、第1の配線基板S1上の第3
及び第4の接続点P3及びP4の直下または直上(図に
おいては直下)にそれぞれ位置している。
【0010】さらに、第1の配線基板S1上の第1の配
線層M1と第2の配線基板S2上の第2の配線層M2と
が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ幅と厚さと長
さとを有し、従って互に等しい電気長を有し、且つ第1
及び第2の層間接続子C1及びC2が、互に同じ材料で
形成され且つ互に同じ大きさと長さとを有し、従って互
に等しい電気長を有する。以上が、従来提案されている
積層配線基板構体の構成である。
【0011】このような構成を有する積層配線基板構体
によれば、第1の配線基板S1上の第1の位置側(第1
及び第3の接続点P1及びP3側)の第1及び第3の接
続点P1及びP3に第1及び第2の信号がそれぞれ与え
られれば、第1の信号については、それを、第1の配線
基板S1上の第1の位置側の第1の接続点P1から、第
2の位置側(第2及び第4の接続点P2及びP4側)の
第2の接続点P2に、第1の配線層M1を通じて、伝送
させることができ、また、第2の信号については、それ
を、第1の位置側の第3の接続点P3から第2の位置側
の第4の接続点P4に、第1の層間接続子C1、第2の
配線層M2及び第2の層間接続子C2を通じて伝送させ
ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す上述した従
来の積層配線基板構体の場合、上述したように、第1の
配線基板S1上の第1の配線層M1と第2の配線基板S
2上の第2の配線層M2とが、互に同じ材料で形成され
且つ互に同じ幅と厚さと長さとを有し、従って互に等し
い電気長を有し、且つ第1及び第2の層間接続子C1及
びC2が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大きさ
と長さとを有し、従って互に等しい電気長を有する。
【0013】このため、もし、第1及び第2の層間接続
子C1及びC2の電気長が零であるとすれば、第1の配
線基板S1上の第1及び第2の接続点P1及びP2間で
みた第1の配線層M1を通る電気長と、第1の配線基板
S1上の第3及び第4の接続点P3及びP4間でみた第
1の層間接続子C1、第2の配線層M2及び第2の層間
接続子C2を通る電気長との間に差を有しないことか
ら、第1及び第2の信号が、第1の配線基板S1上の第
1及び第3の接続点P1及びP3からそれぞれ第2及び
第4の接続点P2及びP4に、互に伝送遅れ差なしに伝
送されるが、第1及び第2の層間接続子C1及びC2の
電気長が零でないので、第1の配線基板S1上の第1及
び第2の接続点P1及びP2間でみた第1の配線層M1
を通る電気長と、第1の配線基板S1上の第3及び第4
の接続点P3及びP4間でみた第1の層間接続子C1、
第2の配線層M2及び第2の層間接続子C2を通る電気
長との間に、第1及び第2の層間接続子C1及びC2の
電気長の和の分、差を有する。
【0014】よって、図4に示す従来の積層配線基板構
体の場合、第1及び第2の信号を、第1の配線基板S1
上の第1及び第3の接続点P1及びP3からそれぞれ第
2及び第4の接続点P2及びP4に、互に伝送遅れ差な
しに伝送させることが望まれていても、互に伝送遅れ差
を有してしか伝送させることができない、という欠点を
有していた。よって、本発明は、上述した欠点のない新
規な積層配線基板構体を提案せんとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
る積層配線基板構体は、(1)第1及び第2の接続点
と、それら第1及び第2の接続点にそれぞれ対応してい
る第3及び第4の接続点と、上記第1及び第2の接続点
間に延長している第1の配線層とを有する第1の配線基
板と、(2)その第1の配線基板上の第3及び第4の接
続点にそれぞれ対応している第5及び第6の接続点と、
それら第5及び第6の接続点間に延長している第2の配
線層とを有する第2の配線基板とを有し、そして、
(3)第1及び第2の配線基板が積層して配され、
(4)第1の配線基板上の第3及び第4の接続点が、第
2の配線基板上の第5及び第6の接続点に、第1及び第
2の層間接続子をそれぞれ介して連結され、(5)第1
の配線基板上の第1の配線層、第2の配線基板上の第2
の配線層、及び第1及び第2の層間接続子が、第1の配
線基板上の第1及び第2の接続点間でみた電気長と、第
1の配線基板上の第3及び第4の接続点間でみた電気長
とが互いに等しくなるように、形成されている。
【0016】この場合、(6)第1の配線基板上の第1
及び第2の接続点間間隔と、第1の配線基板上の第3及
び第4の接続点間間隔と、第2の配線基板上の第5及び
第6の接続点間間隔とが互に等しく、(7)第2の配線
基板の第5及び第6の接続点が、第1の配線基板上の第
3及び第4の接続点の直下または直上にそれぞれ位置
し、(8)第1の配線基板上の第1の配線層と第2の配
線基板上の第2の配線層とが、互に同じ材料で形成され
且つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ第1及び第2の層
間接続子が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大き
さと長さとを有するが、第1の配線基板上の第1の配線
層が、第2の配線基板上の第2の配線層に比し長い長さ
を有するのを可とする。
【0017】本願第2番目の発明による積層配線基板構
体は、(1)第1及び第2の接続点と、それら第1及び
第2の接続点にそれぞれ対応している第3及び第4の接
続点と、第1及び第2の接続点にそれぞれ対応している
第5及び第6の接続点と、第1及び第3の接続点間、及
び第4及び第2の接続点間にそれぞれ延長している第
1、及び第2の配線層とを有する第1の配線基板と、
(2)その第1の配線基板上の第3及び第4の接続点に
それぞれ対応している第7及び第8の接続点と、第1の
配線基板上の第5及び第6の接続点にそれぞれ対応して
いる第9及び第10の接続点と、第7及び第8の接続点
間、及び第9及び第10の接続点間にそれぞれ延長して
いる第3、及び第4の配線層とを有する第2の配線基板
とを有し、そして、(3)第1及び第2の配線基板が積
層して配され、(4)第1の配線基板上の第3及び第4
の接続点が、第2の配線基板上の第7及び第8の接続点
に、第1及び第2の層間接続子をそれぞれ介して連結さ
れ、(5)第1の配線基板上の第5及び第6の接続点
が、第2の配線基板上の第9及び第10の接続点に、第
3及び第4の層間接続子をそれぞれ介して連結され、
(6)第1の配線基板上の第1及び第2の配線層、第2
の配線基板上の第3及び第4の配線層、及び第1、第
2、第3及び第4の層間接続子が、第1の配線基板上の
第1及び第2の接続点間でみた電気長と、第1の配線基
板上の第5及び第6の接続点間でみた電気長とが互いに
等しくなるように、形成されている。
【0018】この場合、(7)第1の配線基板上の第1
及び第2の接続点間間隔と、第1の配線基板上の第5及
び第6の接続点間間隔と、第2の配線基板上の第9及び
第10の接続点間間隔とが互に等しく、(8)第1の配
線基板上の第3及び第4の接続点間間隔と、第2の配線
基板上の第7及び第8の接続点間間隔とが、第1の配線
基板上の第1及び第2の接続点間間隔よりも短く且つ互
に等しく、(9)第2の配線基板の第7、第8、第9及
び第10の接続点が、第1の配線基板上の第3、第4、
第5及び第6の接続点の直下または直上にそれぞれ位置
し、(10)第1の配線基板上の第1の配線層と第2の
配線基板上の第2の配線層とが、互に同じ材料で形成さ
れ且つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ上記第1、第
2、第3及び第4の層間接続子が、互に同じ材料で形成
され且つ互に同じ大きさを有するとともに、第1及び第
2の層間接続子の長さの和と第3及び第4の層間接続子
の長さの和とが互に等しいのを可とする。
【0019】本願第3番目の発明による積層配線基板構
体は、(1)第1及び第2の接続点と、第1及び第2の
接続点にそれぞれ対応している第3及び第4の接続点
と、第1及び第2の接続点にそれぞれ対応している第5
及び第6の接続点と、第1及び第3の接続点間、及び上
記第4及び第2の接続点間にそれぞれ延長している第
1、及び第2の配線層とを有する第1の配線基板と、
(2)その第1の配線基板上の第3及び第4の接続点に
それぞれ対応している第7及び第8の接続点と、それら
第7及び第8の接続点間に延長している第3の配線層と
を有する第2の配線基板と、(3)第1の配線基板上の
第5及び第6の接続点にそれぞれ対応している第9及び
第10の接続点と、それら第9及び第10の接続点間に
延長している第4の配線層とを有する第3の配線基板と
を有し、そして、(4)第1、第2及び及び第3の配線
基板が積層して配され、(5)第1の配線基板上の第3
及び第4の接続点が、第2の配線基板上の第7及び第8
の接続点に、第1及び第2の層間接続子をそれぞれ介し
て連結され、(6)第1の配線基板上の第5及び第6の
接続点が、第3の配線基板上の第9及び第10の接続点
に、第3及び第4の層間接続子をそれぞれ介して連結さ
れ、(7)第1の配線基板上の第1及び第2の配線層、
第2の配線基板上の第3及び第4の配線層、及び第1、
第2、第3及び第4の層間接続子が、第1の配線基板上
の第1及び第2の接続点間でみた電気長と、第1の配線
基板上の第5及び第6の接続点間でみた電気長とが互い
に等しくなるように、形成されている。
【0020】この場合、(8)第1の配線基板上の第1
及び第2の接続点間間隔と、第1の配線基板上の第5及
び第6の接続点間間隔と、上記第3の配線基板上の第9
及び第10の接続点間間隔とが互に等しく、(9)第1
の配線基板上の第3及び第4の接続点間間隔と、第2の
配線基板上の第7及び第8の接続点間間隔とが、第1の
配線基板上の第1及び第2の接続点間間隔よりも短く且
つ互に等しく、(10)第2の配線基板の第7、第8、
第9及び第10の接続点が、第1の配線基板上の第3、
第4、第5及び第6の接続点の直下または直上にそれぞ
れ位置し、(11)第1の配線基板上の第1の配線層と
第2の配線基板上の第2の配線層とが互に同じ材料で互
に同じ幅と厚さとを有し、且つ第1、第2、第3及び第
4の層間接続子が、互に同じ材料で形成され且つ互に同
じ大きさを有するとともに、第1及び第2の層間接続子
の長さの和と第3及び第4の層間接続子の長さの和とが
互に等しいのを可とする。
【0021】
【発明の実施の形態1】次に、図1を伴って、本発明に
よる積層配線基板構体の第1の実施の形態を述べよう。
図1において、図4との対応部分には同一符号を付して
示す。
【0022】図1に示す本発明による積層配線基板構体
は、次に述べる構成を有する。すなわち、図4に示す従
来の積層配線基板構体の場合に準じた第1及び第2の接
続点P1及びP2と、それら第1及び第2の接続点P1
及びP2にそれぞれ対応している第3及び第4の接続点
P3及びP4と、第1及び第2の接続点P1及びP2間
に延長している第1の配線層M1とを有する第1の配線
基板S1を有する。この第1の配線基板S1は、図4に
示す従来の積層配線基板構体の場合と同様に、半導体集
積回路を搭載しているものとし得る。また、第1の配線
基板S1上に2つの半導体集積回路が第1及び第2の半
導体集積回路として搭載されている場合、第1及び第3
の接続点は、第1の半導体集積回路の第1及び第2の信
号出力端に接続されているものとし得、また第2及び第
4の接続点は、第2の半導体集積回路の信号入力端に接
続されているものとし得る。
【0023】また、図4に示す従来の積層配線基板構体
の場合と同様の、第1の配線基板S1上の第3及び第4
の接続点P3及びP4にそれぞれ対応している第5及び
第6の接続点P5及びP6と、それら第5及び第6の接
続点P5及びP6間に延長している第2の配線層M2と
を有する第2の配線基板S2とを有する。この第2の配
線基板S2も、図4に示す従来の積層配線基板構体の場
合と同様に、半導体集積回路を搭載しているものとし得
る。
【0024】そして、図4に示す従来の積層配線基板構
体の場合と同様に、第1及び第2の配線基板S1及びS
2が積層して配され、その状態で、第1の配線基板S1
上の第3及び第4の接続点P3及びP4が、第2の配線
基板S2上の第5及び第6の接続点P5及びP6に、第
1及び第2の層間接続子C1及びC2をそれぞれ介して
連結されている。それら第1及び第2の層間接続子C1
及びC2は、図4に示す従来の積層配線基板構体の場合
と同様に、第1の配線基板S1上の第3及び第4の接続
点P3及びP4から、第3及び第4の接続点P3及びP
4下において予め穿設された貫通孔を通って第2の配線
基板S2上の第5及び第6の接続点P5及びP6に延長
している導体層または導線とし得る。
【0025】この場合、第1の配線基板S1上の第1の
配線層M1は、図4に示す従来の積層配線基板構体の場
合に準じて、第1及び第2の接続点P1及びP2間に、
配線層形成禁止領域が存在していないことから、一直線
上にストライプ状に延長している。
【0026】また、第2の配線基板S2は、図4に示す
従来の積層配線基板構体で述べたように、本来、第1の
配線基板S1上の第3及び第4の接続点P3及びP4間
に、第2の配線基板S2上の第2の配線層M2と同様の
配線層を、第1の配線基板S1上の第1の配線層M1の
場合と同様に、一直線上にストライプ状に延長して形成
することができれば、そのように形成することで、設け
なくてもよいのであるが、第3及び第4の接続点P3及
びP4間に、搭載された半導体集積回路などによる配線
層形成禁止領域Bが存在しているので、第2の配線層M
2と同様の配線層を形成できないことから、設けられた
ものであり、そして、そのような理由で設けられた第2
の配線基板S2上の第2の配線層M2は、第5及び第6
の接続点P5及びP6間に、配線層形成禁止領域Bと同
様の配線層形成禁止領域が存在していないことから、一
直線上にストライプ状に延長している。
【0027】さらに、図4に示す従来の積層配線基板構
体の場合と同様に、第1の配線基板S1上の第1及び第
2の接続点P1及びP2間の間隔L12と、第1の配線
基板S1上の第3及び第4の接続点P3及びP4間の間
隔L34と、第2の配線基板S2上の第5及び第6の接
続点P5及びP6間の間隔L56とが互に等しい。
【0028】また、図4に示す従来の積層配線基板構体
の場合と同様に、第2の配線基板S2の第5及び第6の
接続点P5及びP6が、第1の配線基板S1上の第3及
び第4の接続点P3及びP4の直下または直上(図にお
いては直下)にそれぞれ位置している。
【0029】さらに、図4に示す従来の積層配線基板構
体の場合に準じて、第1の配線基板S1上の第1の配線
層M1と第2の配線基板S2上の第2の配線層M2と
が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ幅と厚さとを
有し、且つ第1及び第2の層間接続子C1及びC2が、
互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大きさと長さとを
有し、従って互に等しい電気長を有するが、図4に示す
従来の積層配線基板構体の場合とは異なり、第1の配線
基板S1上の配線層M1が、第2の配線基板S2上の第
2の配線層M2に比し長い長さを有していることによっ
て、第2の配線層M2に比し第1及び第2の層間接続子
C1及びC2のそれぞれの電気長の和の分、長い電気長
を有する。以上が、本発明による積層配線基板構体の構
成である。
【0030】このような構成を有する本発明による積層
配線基板構体によれば、図4に示す従来の積層配線基板
構体の場合と同様に、第1の配線基板S1上の第1の位
置側(第1及び第3の接続点P1及びP3側)の第1の
接続点P1から、第2の位置側(第2及び第4の接続点
P2及びP4側)の第2の接続点P2に、第1の信号
を、第1の配線層M1を通じて、伝送させることがで
き、また、第1の位置側の第3の接続点P3から第2の
位置側の第4の接続点P4に、第2の信号を、第1の層
間接続子C1、第2の配線層M2及び第2の層間接続子
C2を通じて伝送させることができる。
【0031】また、図1に示す本発明による積層配線基
板構体によれば、上述したように、第1の配線基板S1
上の第1の配線層M1と第2の配線基板S2上の第2の
配線層M2とが、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ
幅と厚さとを有し、且つ第1及び第2の層間接続子C1
及びC2が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大き
さと長さとを有し、従って互に等しい電気長を有する
が、第1の配線基板S1上の配線層M1が、図4に示す
従来の積層配線基板構体の場合とは異なり、第2の配線
基板S2上の第2の配線層M2に比し長い長さを有して
いることによって、第2の配線層M2に比し第1及び第
2の層間接続子C1及びC2のそれぞれの電気長の和の
分、長い電気長を有し、従って、第1の配線基板S1上
の第1及び第2の接続点P1及びP2でみた電気長と、
第1の配線基板S1上の第3及び第4の接続点P3及び
P4でみた電気長とが互に等しくなるように、形成され
ている。
【0032】このため、第1の配線基板S1上の第1及
び第2の接続点P1及びP2間でみた第1の配線層M1
を通る電気長と、第1の配線基板S1上の第3及び第4
の接続点P3及びP4間でみた第1の層間接続子C1、
第2の配線層M2及び第2の層間接続子C2を通る電気
長との間に差を有しない。
【0033】よって、図1に示す本発明による積層配線
基板構体によれば、第1及び第2の信号を、第1の配線
基板S1上の第1及び第3の接続点P1及びP3からそ
れぞれ第2及び第4の接続点P2及びP4に、互に伝送
遅れ差なしに伝送させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態2】次に、図2を伴って、本発明に
よる積層配線基板構体の第2の実施の形態を述べよう。
図2に示す本発明による積層配線基板構体の第2の実施
の形態は、図1に示す本発明による積層配線基板構体の
第1の実施の形態の場合に準じて、次に述べる構成を有
する。
【0035】すなわち、第1及び第2の接続点P1及び
P2と、それら第1及び第2の接続点P1及びP2にそ
れぞれ対応している第3及び第4の接続点P3及びP4
と、第1及び第2の接続点P1及びP2にそれぞれ対応
している第5及び第6の接続点P5及びP6と、第1及
び第3の接続点P1及びP3間、及び第4及び第2の接
続点P4及びP2間にそれぞれ延長している第1、及び
第2の配線層M1、及びM2とを有する第1の配線基板
S1を有する。この第1の配線基板S1は、図4に示す
従来の積層配線基板構体の場合と同様に、半導体集積回
路を搭載しているものとし得る。また、第1の配線基板
S1上に2つの半導体集積回路が第1及び第2の半導体
集積回路として搭載されている場合、第1及び第3の接
続点は、第1の半導体集積回路の第1及び第2の信号出
力端に接続されているものとし得、また第5及び第6の
接続点は、第2の半導体集積回路の信号入力端に接続さ
れているものとし得る。
【0036】また、第1の配線基板S1上の第3及び第
4の接続点P3及びP4にそれぞれ対応している第7及
び第8の接続点P7及びP8と、第1の配線基板S1上
の第5及び第6の接続点P5及びP6にそれぞれ対応し
ている第9及び第10の接続点P9及びP10と、第7
及び第8の接続点P7及びP8間、及び第9及び第10
の接続点P9及びP10間にそれぞれ延長している第
3、及び第4の配線層M3、及びM4とを有する第2の
配線基板S2を有する。この第2の配線基板S2も、図
4に示す従来の積層配線基板構体の場合と同様に、半導
体集積回路を搭載しているものとし得る。そして、図4
に示す従来の積層配線基板構体の場合と同様に、第1及
び第2の配線基板S1及びS2が積層して配されてい
る。
【0037】また、第1の配線基板S1上の第3及び第
4の接続点P3及びP4が、第2の配線基板S2上の第
7及び第8の接続点P7及びP8に、第1及び第2の層
間接続子C1及びC2をそれぞれ介して連結されてい
る。それら第1及び第2の層間接続子C1及びC2は、
図4に示す従来の積層配線基板構体の場合に準じて、第
1の配線基板S1上の第3及び第4の接続点P3及びP
4から、第3及び第4の接続点P3及びP4下において
予め穿設された貫通孔を通って第2の配線基板S2上の
第7及び第8の接続点P7及びP8に延長している導体
層または導線とし得る。
【0038】さらに、第1の配線基板S1上の第5及び
第6の接続点P5及びP6が、第2の配線基板S2上の
第9及び第10の接続点P9及びP10に、第3及び第
4の層間接続子C3及びC4をそれぞれ介して連結され
ている。それら第3及び第4の層間接続子C3及びC4
は、第1の配線基板S1上の第5及び第6の接続点P5
及びP6から、第5及び第6の接続点P5及びP6下に
おいて予め穿設された貫通孔を通って第2の配線基板S
2上の第9及び第10の接続点P9及びP10に延長し
ている導体層または導線とし得る。
【0039】この場合、第1の配線基板S1上の第1及
び第2の配線層M1、及びM2は、第1及び第3の接続
点P1及びP3間、及び第4及び第2の接続点P4及び
P2間に、配線層形成禁止領域が存在していないことか
ら、一直線上にストライプ状に延長している。
【0040】また、第2の配線基板S2は、第1の配線
基板S1が、第5及び第6の接続点P5及びP6間に、
搭載された半導体集積回路などによる配線層形成禁止領
域Bが存在しているので、第2の配線層M2と同様の配
線層を形成できないことから、設けられたものであり、
そして、そのように設けられた第2の配線基板S2上の
第3、及び第4の配線層M3、及びM4は、第7及び第
8の接続点P7及びP8間、及び第9及び第10の接続
点P9及びP10間に、配線層形成禁止領域Bと同様の
配線層形成禁止領域が存在していないことから、一直線
上にストライプ状に延長している。
【0041】さらに、第1の配線基板S1上の第1及び
第2の接続点P1及びP2間の間隔L12と、第1の配
線基板S1上の第5及び第6の接続点P5及びP6間の
間隔L56と、第2の配線基板S2上の第9及び第10
の接続点P9及びP10間の間隔L910とが互に等し
い。
【0042】また、第1の配線基板S1上の第3及び第
4の接続点P3及びP4間の間隔L34と、第2の配線
基板S2上の第7及び第8の接続点P7及びP8間の間
隔L78とが、第1の配線基板S1上の第1及び第2の
接続点P1及びP2間の間隔L12よりも短く且つ互に
等しい。
【0043】さらに、第2の配線基板S2の第7、第
8、第9及び第10の接続点P7、P8、P9及びP1
0が、第1の配線基板S1上の第3、第4、第5及び第
6の接続点P3、P4、P5及びP6の直下または直上
にそれぞれ位置している。
【0044】また、第1の配線基板S1上の第1及び第
2の配線層M1及びM2と第2の配線基板S2上の第3
及び第4の配線層M3及びM4とが、互に同じ材料で形
成され且つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ第1、第
2、第3及び第4の層間接続子C1、C2、C3及びC
4が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大きさを有
するとともに、第1及び第2の層間接続子C1及びC2
の長さの和と第3及び第4の層間接続子C3及びC4の
長さの和とが互に等しく、従って第1及び第2の層間接
続子C1及びC2の電気長の和と第3及び第4の層間接
続子C3及びC4の電気長の和とが互に等しく、よっ
て、第1の配線基板S1上の第1及び第2の配線層M1
及びM2、第2の配線基板S2上の第3及び第4の配線
層M3及びM4、及び第1、第2、第3及び第4の層間
接続子C1、C2、C3及びC4が、第1の配線基板S
1上の第1及び第2の接続点P1及びP2間でみた電気
長と、第1の配線基板S1上の第5及び第6の接続点P
5及びP6間でみた電気長とが互いに等しくなるよう
に、形成されている。
【0045】以上が、本発明による積層配線基板構体の
第2の実施の形態の構成である。このような構成を有す
る積層配線基板構体によれば、図1に示す本発明による
積層配線基板構体の場合に準じて、第1の配線基板S1
上の第1の位置側(第1及び第5の接続点P1及びP5
側)の第1の接続点P1から、第2の位置側(第2及び
第6の接続点P2及びP6側)の第2の接続点P2に、
第1の信号を、第1の配線層M1、第1の層間接続子C
1、第3の配線層M3、第2の層間接続子C2及び第2
の配線層M2を通じて、伝送させることができ、また、
第1の位置側の第5の接続点P5から第2の位置側の第
6の接続点P6に、第2の信号を、第3の層間接続子C
3、第4の配線層M4及び第4の層間接続子C4を通じ
て伝送させることができる。
【0046】また、図2に示す本発明による積層配線基
板構体によれば、上述したように、第1の配線基板S1
上の第1及び第2の配線層M1及びM2、第2の配線基
板S2上の第3及び第4の配線層M3及びM4、及び第
1、第2、第3及び第4の層間接続子C1、C2、C3
及びC4が、第1の配線基板S1上の第1及び第2の接
続点P1及びP2間でみた電気長と、第1の配線基板S
1上の第5及び第6の接続点P5及びP6間でみた電気
長とが互いに等しくなるように、形成されているので、
第1及び第2の信号を、第1の配線基板S1上の第1及
び第5の接続点P1及びP5からそれぞれ第2及び第6
の接続点P2及びP6に、互に伝送遅れ差なしに伝送さ
せることができる。
【0047】
【発明の実施の形態3】次に、図3を伴って、本発明に
よる積層配線基板構体の第3の実施の形態を述べよう。
図3に示す本発明による積層配線基板構体の第3の実施
の形態は、次に述べる構成を有する。
【0048】すなわち、図2に示す本発明による積層配
線基板構体の場合と同様の、第1及び第2の接続点P1
及びP2と、それら第1及び第2の接続点P1及びP2
にそれぞれ対応している第3及び第4の接続点P3及び
P4と、第1及び第2の接続点P1及びP2にそれぞれ
対応している第5及び第6の接続点P5及びP6と、第
1及び第3の接続点P1及びP3間、及び第4及び第2
の接続点P4及びP2間にそれぞれ延長している第1、
及び第2の配線層M1、及びM2とを有する第1の配線
基板S1を有する。
【0049】また、図2に示す本発明による積層配線基
板構体における第2の配線基板S2において、第7及び
第8の接続点P7及びP8、及びそれら間の第3の配線
層M3が省略されていることを除いて、図2に示す本発
明による積層配線基板構体における第2の配線基板S2
と同様の構成を有し、よって、第1の配線基板S1上の
第5及び第6の接続点P5及びP6にそれぞれ対応して
いる第9及び第10の接続点P9及びP10と、第9及
び第10の接続点P9及びP10間に延長している第4
の配線層M4とを有する第2の配線基板S2を有する。
【0050】さらに、図2に示す本発明による積層配線
基板構体における第2の配線基板S2において、第9及
び第10の接続点P9及びP10、及びそれら間の第4
の配線層M4が省略されていることを除いて、図2に示
す本発明による積層配線基板構体における第2の配線基
板S2と同様の構成を有し、よって、第1の配線基板S
1上の第3及び第4の接続点P3及びP4にそれぞれ対
応している第7及び第8の接続点P7及びP8と、第7
及び第8の接続点P7及びP8間に延長している第3の
配線層M3とを有する第3の配線基板S3を有する。
【0051】そして、第1及び第2の配線基板S1、S
2及びS3が、例えばそれらの順に、積層して配されて
いる。
【0052】また、第1の配線基板S1上の第3及び第
4の接続点P3及びP4が、第3の配線基板S3上の第
7及び第8の接続点P7及びP8に、第1及び第2の層
間接続子C1及びC2をそれぞれ介して連結されてい
る。
【0053】さらに、第1の配線基板S1上の第5及び
第6の接続点P5及びP6が、第2の配線基板S2上の
第9及び第10の接続点P9及びP10に、第3及び第
4の層間接続子C3及びC4をそれぞれ介して連結され
ている。
【0054】この場合、第1の配線基板S1上の第1及
び第2の配線層M1及びM2と第2の配線基板S2上の
第4の配線層M4及び第3の配線基板S3上の第3の配
線層M3が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ幅と
厚さとを有し、且つ第1、第2、第3及び第4の層間接
続子C1、C2、C3及びC4が、互に同じ材料で形成
され且つ互に同じ大きさを有するとともに、第1及び第
2の層間接続子C1及びC2の長さの和と第3及び第4
の層間接続子C3及びC4の長さの和とが互に等しく、
従って第1及び第2の層間接続子C1及びC2の電気長
の和と第3及び第4の層間接続子C3及びC4の電気長
の和とが互に等しく、従って、第1の配線基板S1上の
第1及び第2の配線層M1及びM2、第2の配線基板S
2上の第3及び第4の配線層M3及びM4、及び第1、
第2、第3及び第4の層間接続子C1、C2、C3及び
C4が、第1の配線基板S1上の第1及び第2の接続点
P1及びP2間でみた電気長と、第1の配線基板S1上
の第5及び第6の接続点P5及びP6間でみた電気長と
が互いに等しくなるように、形成されている。
【0055】以上が、本発明による積層配線基板構体の
第3の実施の形態の構成である。このような構成を有す
る積層配線基板構体によれば、図2に示す本発明による
積層配線基板構体の場合に準じて、第1の配線基板S1
上の第1の位置側(第1及び第5の接続点P1及びP5
側)の第1の接続点P1から、第2の位置側(第2及び
第6の接続点P2及びP6側)の第2の接続点P2に、
第1の信号を、第1の配線層M1、第1の層間接続子C
1、第3の配線層M3、第2の層間接続子C2及び第2
の配線層M2を通じて、伝送させることができ、また、
第1の位置側の第5の接続点P5から第2の位置側の第
6の接続点P6に、第2の信号を、第3の層間接続子C
3、第4の配線層M4及び第4の層間接続子C4を通じ
て伝送させることができる。
【0056】また、図3に示す本発明による積層配線基
板構体によれば、上述したように、第1の配線基板S1
上の第1及び第2の配線層M1及びM2、第2の配線基
板S2上の第4の配線層M4及び第3の配線基板S3上
の第3の配線層M3、及び第1、第2、第3及び第4の
層間接続子C1、C2、C3及びC4が、第1の配線基
板S1上の第1及び第2の接続点P1及びP2間でみた
電気長と、第1の配線基板S1上の第5及び第6の接続
点P5及びP6間でみた電気長とが互いに等しくなるよ
うに、形成されているので、第1及び第2の信号を、第
1の配線基板S1上の第1及び第5の接続点P1及びP
5からそれぞれ第2及び第6の接続点P2及びP6に、
互に伝送遅れ差なしに伝送させることができる。
【0057】なお、上述においては、本発明による積層
配線基板構体の3つの実施の形態を示したに留まり、本
発明の精神を脱することなしに、種々の変型、変更をな
し得るであろう。
【0058】
【発明の効果】第1及び第2の信号を、第1の配線基板
S1上の第1及び第3の接続点P1及びP3からそれぞ
れ第2及び第4の接続点P2及びP4に、互に伝送遅れ
差なしに伝送させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層配線基板構体の第1の実施の
形態を示す略線図である。
【図2】本発明による積層配線基板構体の第2の実施の
形態を示す略線図である。
【図3】本発明による積層配線基板構体の第3の実施の
形態を示す略線図である。
【図4】従来の積層配線基板構体を示す略線図である。
【符号の説明】
B 配線層形成禁止領域 C1、C2 層間接続子 M1〜M4 配線層 P1〜P10 接続点 S1、S2 配線基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の接続点と、それら第1及び
    第2の接続点にそれぞれ対応している第3及び第4の接
    続点と、上記第1及び第2の接続点間に延長している第
    1の配線層とを有する第1の配線基板と、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点にそれぞ
    れ対応している第5及び第6の接続点と、それら第5及
    び第6の接続点間に延長している第2の配線層とを有す
    る第2の配線基板とを有し、 上記第1及び第2の配線基板が積層して配され、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点が、上記
    第2の配線基板上の第5及び第6の接続点に、第1及び
    第2の層間接続子をそれぞれ介して連結され、 上記第1の配線基板上の第1の配線層、上記第2の配線
    基板上の第2の配線層、及び上記第1及び第2の層間接
    続子が、上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点
    間でみた電気長と、上記第1の配線基板上の第3及び第
    4の接続点間でみた電気長とが互いに等しくなるよう
    に、形成されていることを特徴とする積層配線基板構
    体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の積層配線基板構体におい
    て、 上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点間間隔
    と、上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点間間
    隔と、上記第2の配線基板上の第5及び第6の接続点間
    間隔とが互に等しく、 上記第2の配線基板の第5及び第6の接続点が、上記第
    1の配線基板上の第3及び第4の接続点の直下または直
    上にそれぞれ位置し、 上記第1の配線基板上の第1の配線層と上記第2の配線
    基板上の第2の配線層とが、互に同じ材料で形成され且
    つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ上記第1及び第2の
    層間接続子が、互に同じ材料で形成され且つ互に同じ大
    きさと長さとを有するが、上記第1の配線基板上の第1
    の配線層が、上記第2の配線基板上の第2の配線層に比
    し長い長さを有することを特徴とする積層配線基板構
    体。
  3. 【請求項3】第1及び第2の接続点と、上記第1及び第
    2の接続点にそれぞれ対応している第3及び第4の接続
    点と、上記第1及び第2の接続点にそれぞれ対応してい
    る第5及び第6の接続点と、上記第1及び第3の接続点
    間、及び上記第4及び第2の接続点間にそれぞれ延長し
    ている第1、及び第2の配線層とを有する第1の配線基
    板と、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点にそれぞ
    れ対応している第7及び第8の接続点と、上記第1の配
    線基板上の第5及び第6の接続点にそれぞれ対応してい
    る第9及び第10の接続点と、上記第7及び第8の接続
    点間、及び上記第9及び第10の接続点間にそれぞれ延
    長している第3、及び第4の配線層とを有する第2の配
    線基板とを有し、 上記第1及び第2の配線基板が積層して配され、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点が、上記
    第2の配線基板上の第7及び第8の接続点に、第1及び
    第2の層間接続子をそれぞれ介して連結され、 上記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点が、上記
    第2の配線基板上の第9及び第10の接続点に、第3及
    び第4の層間接続子をそれぞれ介して連結され、 上記第1の配線基板上の第1及び第2の配線層、上記第
    2の配線基板上の第3及び第4の配線層、及び上記第
    1、第2、第3及び第4の層間接続子が、上記第1の配
    線基板上の第1及び第2の接続点間でみた電気長と、上
    記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点間でみた電
    気長とが互いに等しくなるように、形成されていること
    を特徴とする積層配線基板構体。
  4. 【請求項4】請求項3記載の積層配線基板構体におい
    て、 上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点間間隔
    と、上記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点間間
    隔と、上記第2の配線基板上の第9及び第10の接続点
    間間隔とが互に等しく、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点間間隔
    と、上記第2の配線基板上の第7及び第8の接続点間間
    隔とが、上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点
    間間隔よりも短く且つ互に等しく、 上記第2の配線基板の第7、第8、第9及び第10の接
    続点が、上記第1の配線基板上の第3、第4、第5及び
    第6の接続点の直下または直上にそれぞれ位置し、 上記第1の配線基板上の第1の配線層と上記第2の配線
    基板上の第2の配線層とが、互に同じ材料で形成され且
    つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ上記第1、第2、第
    3及び第4の層間接続子が、互に同じ材料で形成され且
    つ互に同じ大きさを有するとともに、上記第1及び第2
    の層間接続子の長さの和と上記第3及び第4の層間接続
    子の長さの和とが互に等しいことを特徴とする積層配線
    基板構体。
  5. 【請求項5】第1及び第2の接続点と、上記第1及び第
    2の接続点にそれぞれ対応している第3及び第4の接続
    点と、上記第1及び第2の接続点にそれぞれ対応してい
    る第5及び第6の接続点と、上記第1及び第3の接続点
    間、及び上記第4及び第2の接続点間にそれぞれ延長し
    ている第1、及び第2の配線層とを有する第1の配線基
    板と、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点にそれぞ
    れ対応している第7及び第8の接続点と、それら第7及
    び第8の接続点間に延長している第3の配線層とを有す
    る第2の配線基板と、 上記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点にそれぞ
    れ対応している第9及び第10の接続点と、それら第9
    及び第10の接続点間に延長している第4の配線層とを
    有する第3の配線基板とを有し、 上記第1、第2及び及び第3の配線基板が積層して配さ
    れ、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点が、上記
    第2の配線基板上の第7及び第8の接続点に、第1及び
    第2の層間接続子をそれぞれ介して連結され、 上記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点が、上記
    第3の配線基板上の第9及び第10の接続点に、第3及
    び第4の層間接続子をそれぞれ介して連結され、 上記第1の配線基板上の第1及び第2の配線層、上記第
    2の配線基板上の第3及び第4の配線層、及び上記第
    1、第2、第3及び第4の層間接続子が、上記第1の配
    線基板上の第1及び第2の接続点間でみた電気長と、上
    記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点間でみた電
    気長とが互いに等しくなるように、形成されていること
    を特徴とする積層配線基板構体。
  6. 【請求項6】請求項5記載の積層配線基板構体におい
    て、 上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点間間隔
    と、上記第1の配線基板上の第5及び第6の接続点間間
    隔と、上記第3の配線基板上の第9及び第10の接続点
    間間隔とが互に等しく、 上記第1の配線基板上の第3及び第4の接続点間間隔
    と、上記第2の配線基板上の第7及び第8の接続点間間
    隔とが、上記第1の配線基板上の第1及び第2の接続点
    間間隔よりも短く且つ互に等しく、 上記第2の配線基板の第7、第8、第9及び第10の接
    続点が、上記第1の配線基板上の第3、第4、第5及び
    第6の接続点の直下または直上にそれぞれ位置し、 上記第1の配線基板上の第1の配線層と上記第2の配線
    基板上の第2の配線層とが、互に同じ材料で形成され且
    つ互に同じ幅と厚さとを有し、且つ上記第1、第2、第
    3及び第4の層間接続子が、互に同じ材料で形成され且
    つ互に同じ大きさを有するとともに、上記第1及び第2
    の層間接続子の長さの和と上記第3及び第4の層間接続
    子の長さの和とが互に等しいことを特徴とする積層配線
    基板構体。
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