JP2000101049A - 絶縁カラ―を有するトレンチコンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

絶縁カラ―を有するトレンチコンデンサおよびその製造方法

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JP2000101049A
JP2000101049A JP11269054A JP26905499A JP2000101049A JP 2000101049 A JP2000101049 A JP 2000101049A JP 11269054 A JP11269054 A JP 11269054A JP 26905499 A JP26905499 A JP 26905499A JP 2000101049 A JP2000101049 A JP 2000101049A
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capacitor
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Lars-Peter Heineck
ハイネック ラルス−ペーター
Tobias Jacobs
ヤーコプス トビアス
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/02Manufacture or treatment for one transistor one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/03Making the capacitor or connections thereto
    • H10B12/038Making the capacitor or connections thereto the capacitor being in a trench in the substrate

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁カラーを有する改善されたトレンチコン
デンサを提供する。 【解決手段】 半導体メモリセルに使用するためのトレ
ンチコンデンサであって、基板(10)に形成された溝
(100)と、基板(10)に設けられた、第1のコン
デンサプレートとしての領域と、コンデンサ誘電体とし
ての、溝壁の誘電層(60)と、溝(100)に充填さ
れた、第2のコンデンサプレートとしての導電性充填材
料(50)と、溝(100)の上部領域に形成された絶
縁カラー(110)とを有し、前記誘電層(60)は絶
縁カラー(110)を少なくとも部分的に取り囲むよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁カラーを有す
るトレンチコンデンサおよび相応の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)またはチップはコンデ
ンサを電荷記憶のために使用する。コンデンサを電荷の
記憶に使用するICの例は、メモリIC、例えばランダ
ムアクセス可能なダイナミック書き込み/読み出しメモ
リ(DRAM)に対するチップである。ここではコンデ
ンサの電荷状態(0または1)がデータビットを表す。
【0003】DRAMチップはメモリセルのマトリクス
を含んでおり、これらメモリセルは行および列の形態に
網目化されている。通常、行接続路はワード線路、列接
続路はビット線路と称される。メモリセルからのデータ
の読み出し、またはメモリセルへのデータの書き込み
は、適切なワード線路およびビット線路の作動によって
処理される。
【0004】通常、DRAMメモリセルはコンデンサと
接続されたトランジスタを有する。トランジスタは2つ
の拡散領域を含み、これら拡散領域はチャネルによって
分離されている。このチャネルの上部にはゲートが配置
されている。電流の方向に依存して、拡散領域の一方を
ドレイン、他方をソースと称する。ドレインおよびソー
スは、ここでは拡散領域に関して相互に交換して使用さ
れる。ゲートはワード線路と接続され、拡散領域の一方
はビット線路と接続されている。拡散領域の他方はコン
デンサと接続されている。適切な電圧をゲートに印加す
ることによりトランジスタは投入接続され、拡散領域間
でチャネルを通って電流の流れることを可能にし、これ
によりコンデンサとビット線路との間の接続を形成す
る。トランジスタの遮断によりこの接続は分離される。
これによりチャネルを流れる電流が中断される。
【0005】コンデンサに蓄積された電荷は、時間と共
にその内部漏れ電流によって減少する。電荷が不安定な
レベル(閾値以下)まで低下する前にメモリコンデンサ
をリフレッシュしなければならない。
【0006】記憶装置を小型化するための努力が続けら
れているが、これには実装密度が大きく、メモリセル面
積の小さなDRAMの設計が必要である。比較的に小さ
な表面領域を有するメモリセルを製造するために、比較
的に小さな素子、例えばコンデンサが使用される。しか
し比較的に小さなコンデンサを低減されたメモリキャパ
シタンスで使用すると、このことがまたメモリ装置の機
能性および使用性に不利に影響することがある。例えば
読み出し増幅器は、メモリセルの情報を確実に読み出す
ために十分な信号レベルを必要とする。メモリキャパシ
タンスとビット線路キャパシタンスとの比が信号レベル
の検出の際に重要である。メモリキャパシタンスが過度
に小さくなれば、この比も十分な信号を形成するのには
小さくなり得る。同じように小さなメモリキャパシタン
スは比較的に高いリフレッシュ周波数を必要とする。
【0007】通常DRAMで使用されるコンデンサ形式
はトレンチコンデンサである。トレンチコンデンサは3
次元構造体を有し、この構造体はシリコン基板に構成さ
れている。トレンチコンデンサの容積ないしはキャパシ
タンスを増大することは、基板に深くエッチングするこ
とによって達成できる。この場合、トレンチコンデンサ
のキャパシタンスが上昇しても、メモリセルにより占有
される表面の増大にはつながらない。
【0008】通常のトレンチコンデンサは基板にエッチ
ングされた溝を有している。この溝は典型的にはp
たはn+でドープされたポリシリコンにより充填されて
いる。このポリシリコンはコンデンサ電極として用いる
(メモリコンデンサとも称される)。第2のコンデンサ
電極は基板または“溝切りされたプレート”である。例
えばニトライドを含むコンデンサ誘電体は通常は2つの
コンデンサ電極の絶縁に用いる。
【0009】溝の上部領域には誘電性カラー(有利には
酸化領域)が形成され、これにより漏れ電流を阻止し、
ないしはコンデンサの上部部分を絶縁している。
【0010】コンデンサ誘電体は溝の上部領域(ここに
カラーが形成される)で通常はこの溝の形成前に除去さ
れる。なぜならコンデンサ誘電体のこの上部部分は後の
プロセスステップに対して妨げになるからである。
【0011】とりわけこのことにより、ゲート導体路エ
ッチングが困難になる。なぜなら、コンデンサ誘電体が
前もってデポジットされたゲート・ポリシリコンの一部
をエッチングから遮蔽し、このことによりゲート導体路
とトレンチコンデンサとの間に短絡の危険性が生じるか
らである。
【0012】さらにトランジスタへのブリッジの集積が
次の場合に非常に困難になる。すなわち、コンデンサ誘
電体がトレンチ側壁に留まったままでいる場合には非常
に困難になる。この場合、トランジスタのドレイン拡散
領域への接触面が大きく低減される。このことにより移
行抵抗が増大し、相応の問題がメモり駆動に対して生じ
る。
【0013】さらに突出したコンデンサ誘電体は、障害
箇所形成および混合形成を助長し、例えばピンホールな
いしは針状穴がカラーの下側部分とコンデンサ誘電体の
上側部分との間の移行部に、後での高温処理時に容易に
形成される。このようなエラー箇所はコンデンサ誘電体
の品質を悪化させ、溝からの電荷崩壊の重大な原因とな
る。このことはトレンチコンデンサの保持時間を低下さ
せ、従ってその機能性を損なう。
【0014】この問題を回避するために、コンデンサ誘
電体の上側部分を除去すべきである。しかしそれは絶対
に必要な場合だけである。なぜなら、コンデンサ誘電体
は有利には絶縁体および拡散バリアとしても用いられる
からである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、絶縁カラーを有する改善されたトレンチコンデンサ
を提供することであり、このトレンチコンデンサではコ
ンデンサ誘電体が必要な深さにまでだけ除去され、カラ
ーの全深さにわたって除去されることはない。本発明の
さらなる課題は、相応の製造方法を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題は請求項1に記
載された、絶縁カラーを有するトレンチコンデンサによ
り解決される。さらにこの課題は請求項5に記載された
方法によって解決される。
【0017】
【発明の実施の形態】有利な改善形態はそれぞれ従属請
求項の対象である。
【0018】本発明の基礎とする思想は、コンデンサ誘
電体を絶対に必要な場所でだけ、すなわちコンデンサ接
続領域で除去することである。本発明の方法では、コン
デンサ誘電体を絶縁溝領域でも除去することが必要であ
る。この除去は、絶縁カラーエッチングステップの実行
により、第2のポリシリコンの埋め込みの後に達成され
る。言い替えれば、コンデンサ誘電体ないしはONO層
は、有利にはTEOS酸化物からなる元から形成された
絶縁カラーが除去される箇所でだけ除去される。これに
より、誘電層は絶縁カラーを少なくとも一部で取り囲
む。
【0019】本発明の方法は、公知の溶解エッチングに
対して、絶縁カラー・エッチングステップを第2のポリ
シリコンの埋め込み後に実行することにより、すなわち
公知の方法と比較して後の時点で実行することにより、
格段にコストと時間が節約されるという利点を有する。
2つのポリシリコン充填の境界面における問題も格段に
低減される。
【0020】この手段の重要な利点は、通常のプロセス
では順次連続するプロセス、すなわちポリシリコンの埋
め込み、カラー酸化物のデポジット、およびカラーエッ
チングを分解して処理することである。このことにより
処理速度が格段に向上する。
【0021】本発明の実施例が図面に示されており、以
下に詳細に説明する。
【0022】
【実施例】任意のトレンチコンデンサに適用することが
できるが、本発明とその基礎となる問題点について、D
RAMメモリセルで使用されるトレンチコンデンサに基
づき説明する。このようなメモリセルは集積回路(I
C)、例えばランダムアクセス可能メモリ(RAM)、
ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SD
RAM)、静的RAM(SRAM)および読み出し専用
メモリ(ROM)に使用される。別の集積回路は論理装
置、例えばプログラム可能論理アレイ(PLA)、アプ
リケーション専用IC(ASIC)、混合ロジック/メ
モリIC(埋め込み形DRAM)、またはその他の回路
装置を含む。通常は多数のICが1つの半導体基板、例
えばシリコンウェハに平行して作製される。処理後にウ
ェハは分割され、ICは多数の個別のチップに分離され
る。次にチップは最終製品にパッケージされ、消費製
品、例えばコンピュータシステム、セルラー電話、パー
ソナルデジタルアシスタント(PAD)等の製品で使用
される。論議のために本発明を、個々のメモリセルの形
成について説明する。
【0023】通常の、1段階エッチングプロセスで作製
される、DRAMメモリセルに対するトレンチコンデン
サの製造について説明する。
【0024】一般的にトレンチコンデンサは基板10に
形成される。基板はp形ドープ物質(p-)、例えばボ
ロン(B)により弱くドーピングされている。溝100
には通常はポリシリコン50が充填されており、このポ
リシリコンはn形ドープ物質(n+)、例えば砒素(A
s)またはホウ素(P)によりドーピングされている。
オプションとして(図示しない)溝切りプレートを、基
板10の溝100の下部領域の周辺に設けることができ
る。この溝切りプレートは例えば砒素によりドーピング
されている。砒素はシリコン基板10にドープ物質源、
例えばASGから拡散され、溝付きプレートが溝100
の側壁に形成される。ポリシリコン50と溝付きプレー
トないし基板10はコンデンサ電極として用いる。コン
デンサ誘電体60はこのコンデンサ電極を分離する。
【0025】トレンチコンデンサを使用するDRAMメ
モリセルは(同じように図示しない)トランジスタを有
する。このトランジスタはゲート並びに拡散領域を有し
ている。チャネルにより分離される拡散領域はn形ドー
プ物質、例えばホウ素(P)の注入によって形成され
る。コンデンサ接続拡散領域(コンデンサ接続部と称す
る)はトレンチコンデンサをトランジスタと接続する。
コンデンサ接続拡散領域はドープ物質を溝ポリシリコン
からブリッジ(プラグストラップまたはバリアストラッ
プ)により拡散することによって形成される。
【0026】前述のカラーは溝100の上部領域に形成
される。溝100の上部領域とは、カラーを含む部分の
ことであり、溝100の下部領域とはカラーの下側部分
を意味する。カラーはコンデンサ接続部から溝付きプレ
ートないしは基板への漏れ電流を阻止する。漏れ電流は
不所望のものである。なぜなら、漏れ電流はメモリセル
の保持時間を悪化させ、このことはリフレッシュサイク
ルを上昇させ、従って機能性を損なうことになる。
【0027】適切な電圧をゲートおよびビット線路に印
加することによりトランジスタ作動され、トレンチコン
デンサへの接続が形成される。一般的にゲートはワード
線路と接続されており、拡散領域はDRAMマトリクス
でビット線路と接点を介して接続されている。ビット線
路185は拡散領域からこの間にある誘電性中間相を介
して絶縁されている。
【0028】細い絶縁溝(STI絶縁部)が、トレンチ
コンデンサを有するDRAMメモリセルを別のメモリセ
ルないしはその他の電気装置から絶縁するために設けら
れる。
【0029】図2A〜Eは、本発明の基礎となる問題点
を理解するため、通常のトレンチコンデンサの製造のた
めの方法ステップを示す。
【0030】図2Aを参照すると、基礎ステープルが基
板10の表面に形成されている。基礎ステープルは複数
の異なる層を有しており、これらはとりわけ基礎窒化層
70と基礎酸化層80である。基礎ステープルは通常の
フォトリソグラフ技術を使用して構造化され、溝100
を形成すべき領域を定める。反応性イオンエッチングが
溝100を形成するために実行される。
【0031】続いて、酸化物−窒化物−酸化物層60が
溝壁に設けられ、この層はコンデンサ誘電体として用い
られる。コンデンサ誘電体層60はコンデンサ電極を分
離する。コンデンサ誘電体層60は、酸化物/窒化物/
酸化物の代わりに例えば窒化物または窒化物/酸化物ま
たはその他の誘電層であってもよく、または誘電層の別
のステープルを含んでもよい。
【0032】ポリシリコン半導体層50が次にウェハに
デポジットされ、溝100が満たされる。アモルファス
シリコンも同じように使用することができる。1050
から1100℃までの温度安定性を有し、窒化物または
酸化物に対して選択的に除去することのできる別の金属
タイプも使用することができる。
【0033】図2Aに示すように、ポリシリコン50は
次に、形成すべきカラーの下側まで除去される。ポリシ
リコンの除去は例えば、化学機械的研磨による平坦化、
化学的乾式エッチング(CDE)または反応性イオンエ
ッチングにより行い、溝100内にポリシリコンの上側
と同じ高さの表面を形成する。次に反応性イオンエッチ
ングが、ポリシリコン50を溝100に埋め込むために
実行される。化学的乾式エッチングを、ポリシリコン5
0を溝100に埋め込むために使用することも可能であ
る。
【0034】次に誘電層が、図2Bに示すように、ウェ
ハの上にデポジットされる。この誘電層は基礎ステープ
ルおよび溝側壁を覆う。この誘電層はカラーを形成する
ために使用される。誘電層は例えば酸化物からなる。こ
の実施例では、誘電層は熱酸化物90からなる層の成長
と、これに続く酸化層110のデポジットによりTEO
Sを使用して形成される。酸化物は温度ステップにより
濃縮される。酸化層は、垂直方向の漏れ電流を回避する
のに十分な厚さであり、例えば10〜50nmである。
択一的に、誘電層は熱酸化物からなる1つの層だけを有
することができる。
【0035】別の実施例では、誘電層はCVD酸化物か
ら形成される。CDV酸化物を形成した後、酸化物を濃
縮するための温度ステップを実行することができる。温
度ステップは例えば、Ar、N2、O2、HO、N
O、NO、またはNHの雰囲気中で実行される。酸
化雰囲気、例えばO2またはH2Oも、CVD酸化物の
下に熱酸化層を形成するために使用できる。酸素が雰囲
気からCVD酸化物によって拡散され、熱酸化物を基板
表面に形成する。このことにより有利には熱酸化物の形
成が可能であり、所望の場合にはCVD酸化物のデポジ
ットの前での熱的酸化ステップが必要ない。典型的には
温度ステップは、約1000〜1100℃の温度で約
0.5〜3時間、実行される。
【0036】さらに図2Cを参照すると、誘電層が例え
ば反応性イオンエッチングによりエッチングされ、カラ
ー自体が形成され、ポリシリコン50が溝に露出され
る。
【0037】これに続いて、第2のポリシリコンデポジ
ットが溝100を充填するために行われ、ポリシリコン
50が図2Cに示すレベルまでエッチバックされる。
【0038】図2Dに示すように、次にフォトラッカー
層150が設けられ、それぞれ溝の左半分が露出される
ように構造化される。
【0039】次にそれ自体公知の絶縁溝−エッチングス
テップが実行され、絶縁溝がTEOS酸化物160によ
り満たされ平坦化される。このときに付加的に熱酸化物
130がポリシリコン充填物50の上側に形成される。
このようにして図2Eに示す構造体が得られる。
【0040】最後に公知のように、図2Fに示すよう
に、コンデンサ接続領域180が溝100の右半分にト
ランジスタないしは他の集積回路素子へのブリッジとし
て形成される。このことは、溝に上側絶縁物をエッチン
グにより埋め込み、これに続いてポリシリコンをデポジ
ットし、構造化することにより達成される。典型的には
ここでは反応性イオンエッチングが使用される。
【0041】さらなるプロセスステップは従来技術から
十分に公知であり、従ってここで詳細には説明しない。
【0042】本発明に対して重要なことは、コンデンサ
誘電体60がポリシリコン50の最初の埋め込みの後に
(図2B参照)、カラーの全高さから除去され、続いて
カラーがデポジットされ、構造化されることである。
【0043】この手段の重大な欠点は、順次連続するプ
ロセス、すなわちポリシリコン50の埋め込み、カラー
酸化物のデポジット、およびカラーのエッチングを別々
に行うことである。このことにより処理速度が非常に低
下する。さらに、NON層60を除去するために使用す
る化学薬品が残ってしまい、この残余物のためにさらな
るクリーニングステップが必要である。
【0044】コンデンサ誘電体60を除去した後に実行
される熱酸化によって、溝側壁とカラーとの間に安定し
た境界面が形成される。これにより同時に、熱酸化層が
第1のポリシリコン50上に形成される。このことはカ
ラーエッチングを困難にする。なぜなら、第2のポリシ
リコン50のデポジットの前に酸化物を完全に除去しな
ければならないからである。これは、残った絶縁性の境
界面が2つのポリシリコン充填物の間に形成される危険
性を回避するためである。後者はキャパシタンスを低下
させ、コンデンサを完全に故障させることもある。
【0045】従って、第1のポリシリコン50上の熱酸
化層を除去するために、付加的な湿式エッチングステッ
プ、有利にはDHFステップを実行しなければならな
い。このステップもまたカラー酸化物を侵襲する。従っ
て、厚いカラー酸化物を再度デポジットする必要があ
り、このことはプロセスコントロールの悪化に結び付
く。
【0046】さらに付加的にカラー酸化物−アニールス
テップが、カラーの側壁への湿式エッチング侵襲性を低
減し、カラー酸化物エッチングの均質性を改善するため
に導入される。このことはプロセス時間およびプロセス
コストに不利に作用する。
【0047】図1A〜Fは、図2A〜Fと同様に、本発
明のトレンチコンデンサの実施例の製造のための方法ス
テップを、本発明の理解のために示す。
【0048】図1Aに示されたプロセス段階に達するた
めに必要なステップは、前に図2Aに基づいて説明した
ステップに相応する。
【0049】しかしこのプロセス段階での酸化物−窒化
物―酸化物層60の形態のコンデンサ誘電体の除去は本
発明の実施例では省略され、その代わりにTEOS酸化
層の形態の絶縁カラー110が溝100の上部に設けら
れる。
【0050】図1Bに示すように、次に第2のポリシリ
コン充填と、基板表面下でのその埋め込みが行われる。
【0051】図1Cによれば、前もって絶縁カラー11
0を所望の深さまでエッチバックした後、コンデンサ誘
電体60が溝100の上部領域から除去される。このエ
ッチバックは例えば簡単な湿式化学エッチングにより、
例えばBHFによって行うことができる。この際にほと
んど酸化物だけがエッチングされ、基礎窒化物70とポ
ロシリコン充填物50は実質的に侵襲されない。酸化物
−窒化物−酸化物層60は有利にはHF/グリセロール
またはHF/エチレン−グリセロールにより除去され
る。
【0052】その後、標準のクリーニングステップが行
われる。付加的にさらに、酸化層120を形成するため
に薄く熱酸化を行い、溝100の上部領域の溝側壁を、
図1Dで行われるプロセスステップでのフォトラッカー
による汚染から保護することができる。
【0053】図1D〜Fに示されたさらなるプロセスス
テップでは、実質的にプロセス変更はそれ以上必要な
い。図1Dでのフォトラッカー構造化の後、絶縁溝構造
化が溝左半分で行われ、フォトラッカーの除去後、さら
なる熱酸化が行われ、溝側壁が付加的に封印されるよう
にする。TEOS酸化物を引き続きデポジットして、絶
縁カラーのエッチバックにより生じた空隙を充填する。
【0054】次に、溝右半分においてコンデンサ接続領
域180が、絶縁カラー110が除去された領域と、溝
酸化物が除去された後に溝100の上部領域の充填材料
の上に形成される。
【0055】本発明を有利な実施例に基づいて説明した
が、本発明はこれに制限されるものではなく、多種多様
に変形することができる。
【0056】コンデンサ誘電体はON、NO、ONO、
またはその他の適切な絶縁層とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図1B】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図1C】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図1D】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図1E】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図1F】本発明のトレンチコンデンサの実施例を製造
するための方法をステップを説明する図である。
【図2A】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【図2B】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【図2C】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【図2D】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【図2E】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【図2F】通常のトレンチコンデンサを製造するため
の、本発明の基礎となる問題点を説明するための方法ス
テップを説明する図である。
【符号の説明】
10 基板 50 ポリシリコン 60 コンデンサ誘電体 100 溝 110 絶縁カラー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリセルに使用するためのトレ
    ンチコンデンサであって、 基板(10)に形成された溝(100)と、 基板(10)に設けられた、第1のコンデンサプレート
    としての領域と、 コンデンサ誘電体としての、溝壁の誘電層(60)と、 溝(100)に充填された、第2のコンデンサプレート
    としての導電性充填材料(50)と、 溝(100)の上部領域に形成された絶縁カラー(11
    0)とを有し、 前記誘電層(60)は絶縁カラー(110)を少なくと
    も部分的に取り囲む、 ことを特徴とするトレンチコンデンサ。
  2. 【請求項2】 誘電層(60)は、溝(100)に設け
    られたコンデンサ接続領域(180)の深さまで除去さ
    れている、請求項1記載のトレンチコンデンサ。
  3. 【請求項3】 誘電層(60)は、溝(100)に設け
    られた絶縁溝領域(160)の深さまで除去されてい
    る、請求項1または2記載のトレンチコンデンサ。
  4. 【請求項4】 誘電層(60)は、1つまたは複数の酸
    化物および窒化物層を有する、請求項1から3までのい
    ずれか1項記載のトレンチコンデンサ。
  5. 【請求項5】 半導体メモリセルで使用するためのトレ
    ンチコンデンサの製造方法において、 溝(100)を基板(10)に形成し、該溝は第1のコ
    ンデンサプレートとして用いる領域を有し、 第1の誘電層(60)を溝壁に、コンデンサ誘電体とし
    て形成し、 充填材料(50)を溝(100)の下部領域に第2のコ
    ンデンサプレートとして設け、 絶縁カラー(110)を、溝の上部領域で第1の誘電層
    (60)の上に形成し、 充填材料(50)を溝(100)の上部領域に設ける、
    ことを特徴とする、トレンチコンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁カラー(110)を酸化層から形成
    するステップを有する、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 絶縁カラー(110)の一部と、その下
    にある第1の誘電層(60)を溝(100)の上部領域
    で除去する捨てプを有する、請求項5または6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 第2の誘電層(120)を、絶縁カラー
    (110)が除去された領域と、充填材料の上であって
    溝(100)の上部領域に設けるステップを有する、請
    求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 絶縁溝領域(160)を溝(100)の
    上部領域であって、絶縁カラー(110)の上と、場合
    により第2の誘電層(120)の上に設けるステップを
    有する、請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 コンデンサ接続領域(180)を、絶
    縁カラー(110)が除去された領域と、充填物の上で
    あって溝(100)の上部領域に設けるステップを有す
    る、請求項7から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 絶縁溝領域(160)を溝(100)
    の上部領域に設けるステップを有する、請求項7を引用
    した請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 絶縁溝領域を形成する際に、コンデン
    サ接続領域を除去する、請求項11記載の方法。
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