JP2000100800A - 有機化合物膜の除去方法 - Google Patents

有機化合物膜の除去方法

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JP2000100800A
JP2000100800A JP27322599A JP27322599A JP2000100800A JP 2000100800 A JP2000100800 A JP 2000100800A JP 27322599 A JP27322599 A JP 27322599A JP 27322599 A JP27322599 A JP 27322599A JP 2000100800 A JP2000100800 A JP 2000100800A
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伸夫 早坂
Haruo Okano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトレジストを残渣を生じることなくドライ
処理で除去すること。 【解決手段】予めフォトレジスト24の表層又は表層に
付着した付着物をスパッタにより除去した後、フォトレ
ジスト24をO* +F* を含むダウンフロ―型のドライ
灰化を行うことにより除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子製造プ
ロセス、又はその他の分野の表面処理で用いられるフォ
トレジスト等の有機化合物膜の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等の製造プロセスにおける微
細加工技術、又はその他の分野の加工技術(例えば、プ
リント基板加工,コンパクトディスク,レ―ザディスク
の加工プロセス)等において、感光性フォトレジスト等
の有機化合物膜の有機レジストを用いたフォトエッチン
グプロセス(Photo Etching Process ;PEP) は、重要且
つ必須のプロセスである。有機レジストは、これをマス
クとして下地の処理(エッチング,イオン打ち込み等
々)が終った段階で取り除く必要がある。有機レジスト
の除去方法としては、H2 SO4 とH2 2 の混合溶
液、或いはこれにH2Oを加えた溶液等に代表される溶
液中で除去する方法、又はこれらの溶液を用いずして、
酸素(O2 )ガスの放電中でドライアッシングする方法
が、現在主に用いられている。
【0003】ところで、前者の溶液を用いたプロセスで
は、溶液の管理,作業の安全性等の点が問題である。特
に、液体を用いたプロセスを嫌う半導体素子の製造プロ
セス等には不向きである。また、半導体素子製造プロセ
ス等で用いられる電極材料のアルミニウム(Al)金属
等のパタ―ニングに有機化合物膜のフォトレジストを用
いた場合、H2 SO4 とH2 2 の混合溶液中では、金
属が腐蝕されるため、用途が限られてしまうという問題
がある。
【0004】一方、後者のO2 プラズマを用いたプロセ
スでは、バレル型又は平行平板型等の放電を発生せしめ
る反応容器中に有機レジストの形成された被処理基体を
配置し、O2 ガスを放電させてドライアッシング(灰
化)によりレジストを剥離する。この方法によれば、前
述の溶液を用いる方法に比べ、簡単で且つ下地材料が金
属等でもよく下地の材料を制限する必要がない。しかし
ながら、このドライアッシング方法においては、有機レ
ジストの除去後に残渣を生じるという問題がある。
【0005】O2 プラズマによるフォトエッチングプロ
セスの具体的な例を、図4を参照して簡単に説明する。
この図は、例えばシリコン等の基板にMOS型デバイス
の配線電極を形成する工程を示した斜視図である。ま
ず、図4(a) に示すように、表面にゲ―ト酸化膜4
1の形成された半導体基板40上に配線電極となるAl
膜42を形成した後、有機化合物膜であるレジスト膜4
3を全面に塗布する。その後、図4(b) に示すよう
に、Al膜42の所望の部分上にレジスト層43aが残
るようにパタ―ン露光を行い現像する。次いで、図4
(c) に示すようにレジスト層43aをマスクとし
て、反応性イオンエッチング(RIE)法等により配線
電極42aを残して、その他のAl膜42を除去する。
その後、前述したO2 プラズマを使用してレジスト層4
3aを除去するが、この際に図4(d)に示す如く、配
線電極42aの表面或いは酸化膜41上に残渣44が残
る。
【0006】このような工程を経てMOS型デバイスを
形成しても、その後のプロセスで残渣が悪影響を及ぼし
たり、半導体素子の特性への悪影響が生じるという問題
がある。試料表面への残渣の問題は、バレル型と平行平
板型いずれのアッシング装置を用いた場合にも起こる。
また、O2 プラズマドライアッシングによるフォトエッ
チングプロセスでは、図4の説明において述べたよう
に、試料を反応性イオンエッチング(RIE)法でエッ
チングする場合のように放電に晒された有機レジスト
か、イオン打ち込みのマスクとして用いイオン衝撃に晒
された有機レジストを除去する場合、これらのプロセス
工程を経ない場合に比較して、除去し難く残渣が残りや
すいという問題がある。
【0007】反応性イオンエッチングを用いた微細加工
では、基板表面からスパッタされたエッチング生成物等
がパタ―ンやエッチングマスクであるレジストの側壁等
に付着して、薄膜を形成する。図5は、この様子を模式
的に示した図である。図5(a) では、シリコン基板
50上に酸化シリコン膜51が熱酸化により形成され、
その上にアルミニウム膜52をスパッタリング法によっ
て堆積し、レジスト53をマスクとしてエッチングして
いる途中を模式的に示している。イオン54は、基板5
0に対して垂直に入射し、被エッチング面を衝撃する。
このとき、蒸気圧の低いエッチング生成物55がイオン
によってスパッタリングされて飛んでいくが、そのうち
の一部は、側壁に再付着して側壁保護膜56を形成す
る。また、このエッチング生成物は側壁のみならずレジ
スト上面にも付着して付着物57を形成する。側壁保護
膜56は、ラジカルの被エッチング薄膜へのアタックを
防止し、垂直なパタ―ンを形成する上では重要である。
しかし、エッチングが終了し、レジスト灰化後も容易に
除去されず、図5(b) に示すようにあたかも耳のよ
うにパタ―ンの両側面上に残留したり、38や39で示
すような残渣となって灰化後にもパタ―ン上に残り、ゴ
ミの原因になる等の問題があった。
【0008】このように有機レジストをマスクとして下
地材料をRIEでエッチングした場合には、上述のよう
な無機物質の付着物(スパッタ物、エッチング生成物
等)がレジスト表層に形成され、一般に無機物質はO*
(ラジカル)等との反応性が低いために灰化後も残渣と
して残り易い。特に、Ti等の金属が表面にあり、Ti
がRIE中にレジスト表面に付着した場合、Tiの酸化
物は極めて強固でありOラジカルとFラジカルを用いる
灰化方法を用いても除去できない場合がある。実際に
は、TiはAl配線の下のバリアメタルとして用いられ
ることがあり、Al又はAl−Si−Cu単層の場合に
比較し、下地にTiがある場合のほうが、残渣の発生が
多いことが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、有機
化合物膜の除去に溶液を用いる方法では、溶液管理が難
しく安全性の確保も困難であり、また下地の材料が限定
されるという欠点がある。また、O2 プラズマ等により
有機化合物膜を除去する方法では、有機化合物膜の表層
等に付着した付着物が除去されず、処理プロセス後にも
残渣が残るという問題があった。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、溶液を用いることなく
ドライ処理で有機化合物膜を除去することができ、且つ
残渣を生じることなく有機化合物膜を除去することので
きる有機化合物膜の除去方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明の骨子
は、RIE等の工程で有機化合物膜上に付着した半導体
又は金属やその酸化物、窒化物等を前処理により除去
し、その後ドライ除去方法により有機化合物膜を除去す
ることにある。
【0012】すなわち、上記目的を達成するために、本
発明(請求項1)に係る半導体装置は、有機化合物膜が
表面に形成された被処理基体を反応容器内に収容し、少
なくとも酸素元素を含むガスを用いて、該有機化合物膜
を除去する有機化合物膜の除去方法において、予め前記
有機化合物膜の表層又は表層に付着した付着物をスパッ
タにより除去した後、前記有機化合物膜をフッ素ラジカ
ルと酸素ラジカルとを含むプラズマ中での処理或いはダ
ウンフロー型の処理により除去することを特徴とする。
【0013】また、本発明(請求項2)に係る半導体装
置は、有機化合物膜が表面に形成された被処理基体を反
応容器内に収容し、少なくとも酸素元素を含むガスを用
いて、該有機化合物膜を除去する有機化合物膜の除去方
法において、予め前記有機化合物膜の表層又は表層に付
着した付着物をエッチングする溶液中に浸すことにより
除去した後、前記有機化合物膜をフッ素ラジカルと酸素
ラジカルとを含むプラズマ中での処理或いはダウンフロ
ー型の処理により除去することを特徴とする。
【0014】これらの半導体装置の製造方法において、
酸素とCF4 との反応により、酸素ラジカルとフッ素ラ
ジカルを生じさせることが好ましい。
【0015】[作用]有機物化合物膜上に付着した金属
等の付着物の除去方法(前処理)としては、プラズマ中
での反応を用いる方法やスパッタによる方法、さらに
酸、アルカリ等の溶液中の反応を用いる方法等がある。
例えば、金属が表面に付着した場合について考えると、
Ar等の不活性イオンビ―ムを照射するか不活性ガ
スプラズマ中に被処理基体を晒すことにより、表面に付
着した金属は、表面有機物とともにスパッタされて除去
される。また、不活性ガスの代りに反応性のガスを用い
ることにより、スパッタに合せて化学的反応により金属
を除去することもできる。例えば、ハロゲン等の反応種
を用いると金属のハロゲン化合物が形成されて除去され
ることになる。
【0016】しかし、金属のF化物、Cl化物等は蒸気
圧が低く除去できない場合もある。また、この方法で
は、有機化合物表面がF化又はCl化等のハロゲン化さ
れてしまう。有機化合物の表面がF等のハロゲンで置換
された場合、次の処理でO* で有機物を除去しようとし
た時に、O* と有機物の反応を妨げ、除去できない場合
がある。
【0017】この場合は反応性ガスとして、ハロゲンの
代わりに、HやCO等を用いるとより有効である。Hや
COを用いた場合、金属と結合して、金属のH化物やカ
ルボニル化合物を生成し除去される。HやCOは有機化
合物と反応しても、後のドライエッチングで有機物除去
をさまたげる物質を形成しない。従って、前処理として
極めて有効である。以上のドライ処理の他に、酸やアル
カリ等の溶液中に被処理体を晒すことにより、表面の金
属を除去することもできる。
【0018】このように本発明によれば、有機化合物膜
の表面の金属,半導体又は絶縁物等の付着物(一般には
無機物)を除去した後に、O* +F* を含むプラズマ中
での処理あるいはダウンフロー型の処理により有機化合
物膜を除去することにより、残渣なく有機化合物膜を除
去することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態方法に使用した平行平板型ドライエッチング装
置を示す概略構成図である。一対の平行平板電極11,
12が配置された反応容器10には、ガス導入口10a
から所定のガス(Ar,H2 )が導入され、また容器1
0内のガスをガス排気口10bから排気される。上部電
極11は接地され、また被処理基体13が載置される下
部電極12には高周波電源14により高周波電圧が印加
されるものとなっている。
【0021】図2は上記装置を用いたレジスト除去方法
を示す工程断面図である。図2(a) に示す如く被処
理基体は、Si基板20上にTi−N/Ti層21,2
3及びAl−Si−Cu層23を形成し、その上にフォ
トレジスト24のパタ―ンを形成し、RIEによりレジ
スト24をマスクとして下地のAl−Si−Cu,Ti
−N/Tiを方向性加工したものである。この被処理基
体のレジスト表面には、Al−Si−Cu及びTi−
N,Ti等をエッチングした場合のスパッタ物やエッチ
ング生成物が付着している。
【0022】上記の被処理基体に対し、通常のドライ灰
化技術(O2 アッシング等)によりレジスト24の除去
を行った場合、Al−Si−Cu層23の表面に残渣が
残る。従って、ドライ灰化を行う前に、図1に示す如き
平行平板型ドライエッチング装置を用い、被処理基体を
Arプラズマに晒す。この場合、被処理基体をカソ―ド
側(下部電極12)に設置し、電極11,12間に13.5
6MHzの高周波電力(500W)を印加し、Arの圧力を 0.05T
orr として放電させる。処理時間は、1分以上がよい。
このような処理を行った後に、O* +F* を含むダウン
フロ―型のドライ灰化を行うことにより、図2(b)
に示す如く、フォトレジスト24を残渣なく除去でき
る。
【0023】かくして本実施形態方法によれば、レジス
ト24を除去するドライ灰化工程の前処理として、被処
理基体をArガスのプラズマに晒すことにより、レジス
ト24及び下地の各21,22,23に付着した付着物
を容易に除去することができ、その後続く処理でレジス
ト24を残渣なく除去することができる。このとき、A
rガスのプラズマのみでレジスト24を最後まで除去す
るのではダメージが問題となるが、上記付着物除去程度
の短い時間であればダメージは殆ど問題とならない。
【0024】なお、上記方法ではArガスのプラズマを
用いて付着物を除去したが、容器10中でプラズマを生
成することなく、Arガスのスパッタで付着物を除去す
ることも可能である。また、フォトレジスト表面の付着
物を除去する方法として、Arプラズマを用いる代り
に、H2 ガスプラズマを用いてもよい。この場合も、H
2 ガスプラズマのみでレジスト全体の除去を行うのでは
ダメージが問題となるが、付着物除去程度の短い時間で
あればダメージの問題は生じない。
【0025】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態方法に使用したダウンフロー型のドライエッチ
ング装置を示す概略構成図である。反応容器30内には
試料台32が配置され、この試料台32上に被処理基体
33が載置される。反応容器30には放電管35が接続
されており、この放電管35にはアプリケータ36を介
して高周波電源34から高周波電圧が印加される。そし
て、ガス導入管37から放電管35内に導入されたガス
は放電管35内で励起され、この励起されたガスが容器
30内に導入されるものとなっている。なお、図中30
aは容器30のガス導入口、30bはガスガス排気口を
示している。
【0026】本実施形態方法では、上記の装置を用い
て、H2 ガスを被処理基体33が設置されている場所と
は別の領域で励起し、そこで生成されたH* を被処理基
体33に供給して前処理を行う。この場合、H* と金属
との反応により、表面から金属等の付着物が除去され
る。またここで、引き続き酸素とCF4 との混合ガス等
に切り替え、レジスト灰化を行うことができる。前記水
素ラジカルでのしょりは、H2 放電中で処理を行う方法
に比較し、ダメージ等の点でメリットがある。即ち、放
電中での処理でHイオン等のエネルギーが大きい場
合にはレジスト以外の物質の表面までも変質させてしま
うことがあるが、本実施形態のように被処理基体とは別
の領域でH2 ガスを励起すれば、このような問題を未然
に防止することができる。
【0027】ここで、上記の前処理を行うことなく、O
2 ガスとH2 ガスとを混合した気体のプラズマによりレ
ジストと共に付着物を同時に除去する方法も考えられる
が、この場合H* とO* との反応等でH* が少なくな
り、付着物除去の効果が少なくなってしまい、さらにレ
ジスト除去速度も遅いものとなる。本実施形態では、レ
ジスト除去の前処理としてH* を作用させて付着物を確
実に除去した後に、O*を作用させてレジストを除去し
ているので、残渣を確実に除去することができ、且つレ
ジスト除去速度の高速化をはかり得るのである。
【0028】なお、上記の前処理の際に反応容器とは別
の領域で励起するガスは、H2 ガスに限るものではな
く、NH3 ,H2 O,CH3 OH,C2 5 OH,アル
コール又はそれらの混合物を用いてもよい。さらに、こ
れらとAr,He等の希ガスとの混合ガスを用いること
も可能である。
【0029】(第3の実施形態)本実施形態では、フォ
トレジスト表面の付着物を除去する前処理工程として、
被処理基体をエッチング溶液に浸している。前述の被処
理基体において表面に付着している金属は、Al,Ti
であり、その除去のために、例えばHF:CH3COO
H:H2 O=1:50:50の溶液に5〜30秒間浸すことに
より表面の付着金属は除去できる。この場合、下層のA
l−Si−CuやTi−N/Tiも同時にエッチングさ
れるために短時間の処理を行わなければならない。
【0030】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。例えば、前記下地の金属はTiを
含む化合物に限るものではなく、Al,W,Mo,C
u,Ti及びそれらの化合物、さらにこれと他の物質と
の混合物であってもよい。また、有機化合物膜はフォト
レジストに限るものではなく、遠紫外線レジスト、X線
レジスト、電子線レジストであってもよい。さらに、有
機化合物膜を除去する工程には、O2 プラズマ若しくは
少なくともOを含むガスを用いるプラズマ中での処理或
いはダウンフロ―型の処理、FとH2 O,H2 若しくは
アルコ―ルとの反応を用いるプラズマ中での処理或いは
ダウンフロ―型の処理、又はオゾンを用いる処理のいず
れかを用いればよい。その他本発明の要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、R
IE等の工程で有機化合物膜上に付着した半導体又は金
属やその酸化物、窒化物等を前処理により除去し、その
後フッ素ラジカルと酸素ラジカルとを含むプラズマ中で
の処理或いはダウンフロー型の処理により有機化合物膜
を除去しているので、溶液を用いることなくドライ処理
で有機化合物膜を除去することができ、且つ残渣を生じ
ることなく有機化合物膜を速やかに除去することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態方法に使用した平行平
板型ドライエッチング装置を示す概略構成図
【図2】同実施形態方法に係わるレジスト除去工程を示
す断面図
【図3】本発明の第2の実施形態方法に使用したダウン
フロー型ドライエッチング装置を示す概略構成図
【図4】従来の問題点を説明するためもの斜視図
【図5】従来の問題点を説明するためもの断面図
【符号の説明】
10,20…反応容器 11,12…平行平板電極 13,33…被処理基体 14,34…高周波電源 31…試料台 35…放電管 36…アプリケータ 37…ガス導入管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機化合物膜が表面に形成された被処理基
    体を反応容器内に収容し、少なくとも酸素元素を含むガ
    スを用いて、該有機化合物膜を除去する有機化合物膜の
    除去方法において、 予め前記有機化合物膜の表層又は表層に付着した付着物
    をスパッタにより除去した後、前記有機化合物膜をフッ
    素ラジカルと酸素ラジカルとを含むプラズマ中での処理
    或いはダウンフロー型の処理により除去することを特徴
    とする有機化合物膜の除去方法。
  2. 【請求項2】有機化合物膜が表面に形成された被処理基
    体を反応容器内に収容し、少なくとも酸素元素を含むガ
    スを用いて、該有機化合物膜を除去する有機化合物膜の
    除去方法において、 予め前記有機化合物膜の表層又は表層に付着した付着物
    をエッチングする溶液中に浸すことにより除去した後、
    前記有機化合物膜をフッ素ラジカルと酸素ラジカルとを
    含むプラズマ中での処理或いはダウンフロー型の処理に
    より除去することを特徴とする有機化合物膜の除去方
    法。
  3. 【請求項3】酸素とCF4 との反応により、前記酸素ラ
    ジカルと前記フッ素ラジカルを生じさせることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の有機化合物膜の除
    去方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002025728A2 (en) * 2000-09-21 2002-03-28 Infineon Technologies North America Corp. Dual thickness gate oxide fabrication method using plasma surface treatment
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