JP2000098902A - 印刷用シート及び印刷シート - Google Patents

印刷用シート及び印刷シート

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克也 久米
Katsuyuki Okazaki
功到 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 臨機に情報を付与して加熱処理下に被着体に
固着できる、曲面固着性や多品種少量生産体制に必要な
多種多様な印刷シートの現場等での臨機形成性、被着体
への簡便な固着性等の利点を満足させつつ、ブラウン管
の製造からそのサルベイジまで有効利用できる管理ラベ
ルなどの、耐薬品性や耐熱性、耐候性や隠蔽力ないし反
射率等に優れる焼成シートを形成できる印刷用シートの
開発。 【解決手段】 少なくとも無機粉末とMQレジンとシリ
コーンゴムを用いた混合物をシート形態に保形してなる
印刷用シート(1)、及びその印刷用シートに熱転写方
式によるインク情報(2)を付与した印刷シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、隠蔽力ないし反射率に優
れて管理ラベル等の形成に好適な印刷用シート、及びそ
れを用いた耐熱性に優れる熱転写式の印刷シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ブラウン管の製造工程における管
理ラベルなどとして用いうる印刷シートとしては、ガラ
ス系グリーンシートにガラス粉末含有のインク情報を付
与して焼成により焼き付けるようにしたもの、ポリオル
ガノシロキサンにて無機粉末を保形したシートにインク
情報を付与したものが知られていた(特開平7−334
088公報、特願平8−228667号、特許第265
4735号、WO93/07844)。
【0003】しかしながら、ブラウン管等の被着体より
再利用可能なリワーク部品を回収するリサイクル工程ま
で当該管理ラベルを活用できないことが判明した。ちな
みに前記のブラウン管では、熱硝酸に浸漬してパネルと
ファンネルを分離するサルベージ工程を介してリワーク
部品が回収されるが、その場合にブラウン管に付与した
管理ラベルのインク情報が消失し、その管理ラベルを利
用してリワーク部品を管理することができない。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、臨機に情報を付与して
加熱処理下に被着体に固着できる、曲面固着性や多品種
少量生産体制に必要な多種多様な印刷シートの現場等で
の臨機形成性、被着体への簡便な固着性等の利点を満足
させつつ、例えばブラウン管の製造からそのサルベイジ
まで有効利用できる管理ラベルなどの、耐薬品性や耐熱
性、耐候性や隠蔽力ないし反射率等に優れる焼成シート
を形成できる印刷用シートの開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、少なくとも無機粉末とM
Qレジンとシリコーンゴムを用いた混合物をシート形態
に保形してなることを特徴とする印刷用シート、及びそ
の印刷用シートに熱転写方式によるインク情報を付与し
たことを特徴とする印刷シートを提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明による印刷用シートは、柔軟で熱
転写方式等の適宜な方式でインク情報を付与して多種多
様な印刷シートを臨機に形成でき、それを曲面被着体等
にも良好に密着させて加熱処理下に付与情報を良好に温
存した焼成シートとして簡便に固着することができる。
また形成された焼成シートは、耐薬品性や耐熱性、耐候
性や隠蔽力ないし反射率等に優れ、例えばブラウン管の
製造からそのサルベイジまで有効利用できる管理ラベル
などとして利用することができる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明の印刷用シートは、少なくと
も無機粉末とMQレジンとシリコーンゴムを用いた混合
物をシート形態に保形してなる保形層を有するものであ
り、印刷シートはかかる保形層に熱転写方式によるイン
ク情報を付与したものである。その印刷シートの例を図
1に示した。1が印刷用シート、2がインク情報であ
る。なお3は必要に応じて設けられる粘着層であり、4
は被着体である。
【0008】印刷用シートは、前記の保形層がシート形
態で存在すればよく、従って適宜な形態に形成すること
ができる。その例としては、保形層そのものからなる形
態(図1)、図2に例示の如く保形層11を補強基材1
2で補強した形態、粘着層を有する形態などがあげられ
る。
【0009】前記の補強形態は、図2の如く補強基材上
に保形層を設ける方式、補強基材に保形層形成材を含浸
させる方式、保形層内に補強基材を介在させる方式など
の適宜な方式で形成したものであってよい。補強基材と
しては、樹脂の塗布層やフィルム、繊維や布、不織布、
金属箔やネットなどの適宜なものを用いうる。
【0010】補強基材は、例えばポリエステルやポリイ
ミド、フッ素樹脂やポリアミドなどからなるポリマーの
如く加熱処理時に消失するもので形成されていてもよい
し、ガラスないしセラミックや金属の如く加熱処理によ
り消失しないもので形成されていてもよい。
【0011】保形層の形成に用いる無機粉末は、耐熱性
の向上(通常約500℃以下、好ましくは約800℃以
下)と印刷シートの地色を形成するためのものである。
従って金属粉やセラミック粉などの適宜なものを用いる
ことができる。無機粉末は1種又は2種以上を用いるこ
とができ、粒径は50μm以下、就中0.05〜20μm
が一般的であるがこれに限定されない。なお無機粉末を
マイカの如き薄片母体に付着させてフレーク状の粉末と
して配合することは、隠蔽力ないし反射率の向上に有効
である。
【0012】一般に用いられる無機粉末の例としては、
シリカやチタニア、アルミナや亜鉛華、ジルコニアや酸
化カルシウム、マイカやチタン酸カリウム、ホウ酸アル
ミニウムなどの白色物があげられる。また印刷シートを
加熱処理する際の温度以下で酸化されてかかる酸化型の
白色系セラミックとなる炭酸塩や硝酸塩や硫酸塩の如き
金属化合物などもあげられる。就中、チタン酸カリウム
やホウ酸アルミニウムの如く針状結晶物であるものが白
色度や焼結強度等の点より好ましく用いうる。
【0013】また酸化マンガン・アルミナ、酸化クロム
・酸化錫、酸化鉄、硫化カドミウム・硫化セレン等の赤
色物、酸化コバルト、ジルコニア・酸化バナジウム、酸
化クロム・五酸化二バナジウム等の青色物、酸化クロム
・酸化コバルト・酸化鉄・酸化マンガンやクロム酸塩、
過マンガン酸塩等の黒色物なども無機粉末の例としてあ
げられる。
【0014】さらにジルコニウム・珪素・プラセオジ
ム、バナジウム・錫、クロム・チタン・アンチモン等の
黄色物、酸化クロム、コバルト・クロム、アルミナ・ク
ロム等の緑色物、アルミニウム・マンガン、鉄・珪素・
ジルコニウム等の桃色物なども無機粉末の例としてあげ
られる。
【0015】MQレジンとしては、シリコーン系粘着剤
のタッキファイアーなどとして公知の、一般式:R3Si
O−にて表される一官能性のM単位と、Si(O−)4
て表される四官能性のQ単位との重合体からなる適宜な
ものを用いうる。なお前記一般式における、Rは例え
ば、メチル基やエチル基やプロピル基の如き脂肪族炭化
水素基やフェニル基の如き芳香族炭化水素基、ビニル基
の如きオレフィン基等の有機基、又はビドロキシル基の
如き加水分解可能な基などの適宜な構造単位を有するも
のであってよい。好ましく用いうるMQレジンは、保形
力に優れるものである。
【0016】シリコーンゴムについても特に限定はな
く、適宜なものを用いうる。フェノール変性物やメラミ
ン変性物、エポキシ変性物やポリエステル変性物、アク
リル変性物やウレタン変性物等の各種変性シリコーンゴ
ムなども用いうる。好ましく用いうるシリコーンゴム
は、保形力や柔軟性に優れるものである。
【0017】印刷用シートの形成は例えば、無機粉末と
MQレジンとシリコーンゴムのそれぞれ1種又は2種以
上を必要に応じ有機溶剤等を用いてボールミル等で混合
し、その混合液を適宜な方式で必要に応じ補強基材やセ
パレータの如き支持材の上に展開して乾燥させる方法な
どにより行うことができる。
【0018】前記において、無機粉末に対するMQレジ
ンとシリコーンゴムの使用割合は、印刷用シートの取扱
性や印刷シートの強度、隠蔽力などに応じて適宜に決定
しうる。一般には、それらの合計量に基づいて無機粉末
100重量部あたり20〜800重量部、就中30〜5
00重量部、特に100〜300重量部とされる。
【0019】またMQレジンとシリコーンゴムとの使用
割合は、焼結強度や耐薬品性などに応じて適宜に決定し
てよいが、一般にはMQレジン100重量部あたり1〜
1000重量部、就中3〜500重量部、特に5〜20
0重量部のシリコーンゴムが用いられる。MQレジンが
配合不足では焼結強度に乏しくなり、シリコーンゴムが
配合不足では耐熱硝酸性等の耐薬品性に乏しくなる。
【0020】なお上記した必要に応じての有機溶剤とし
ては適宜なものを用いることができ、一般にはトルエン
やキシレン、ブチルカルビトールや酢酸エチル、ブチル
セロソルブアセテートやメチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどが用いられる。混合液は、限定する
ものではないが展開性等の点より固形分濃度が5〜85
重量%となるように調製することが好ましい。その調製
に際しては、必要に応じて分散剤や可塑剤や助燃剤など
の適宜な添加剤を配合することができる。
【0021】展開方式は、ドクターブレード法やグラビ
アロールコータ法等の層厚制御性に優れる方式が好まし
い。消泡剤を併用するなどして展開層中に気泡が残らな
いよう十分に脱泡処理することが好ましい。形成する印
刷用シートないし保形層の厚さは、適宜に決定されるが
一般には5μm〜5mm、就中10μm〜1mm、特に20〜
200μmとされる。
【0022】本発明による印刷用シートは、加熱による
分解ガスのスムーズな揮散などを目的にポーラスな形態
とすることもできる。ちなみに仮着用の粘着層を設けた
場合などにはその加熱による分解ガスで印刷シートが膨
らむときがあり、ポーラスな印刷用シートとすることで
それを予防することができる。
【0023】ポーラスな印刷用シートの形成は例えば、
図3に例示の如く印刷用シート1にパンチング方式等で
微細な孔13を多数形成する方法、補強基材に織布や不
織布、あるいは微細な孔を多数形成した金属箔やネット
等を用いる方法などの適宜な方法にて行うことができ
る。
【0024】上記した保形層には、インク定着性の向上
などを目的に例えば炭化水素系ポリマーやビニル系ない
しスチレン系ポリマー、アセタール系ポリマーやブチラ
ール系ポリマー、アクリル系ポリマーやポリエステル系
ポリマー、ウレタン系ポリマーやセルロース系ポリマ
ー、繊維素系ポリマーや各種のロウないしワックス等の
有機化合物などを必要に応じて配合することができる。
【0025】熱転写方式によるインクの定着性や印刷用
シートの強度向上などの点よりは、エチルセルロースの
如きセルロース系ポリマーの配合が特に好ましい。有機
化合物の使用量は、MQレジンとシリコーンゴムの合計
100重量部あたり5〜200重量部、就中10〜10
0重量部が一般的であるが、これに限定されない。
【0026】本発明による印刷用シートは、そのまま又
はそれに情報を付与した印刷シートとして被着体に仮着
して加熱し、加熱処理下にかかる印刷用シートないし印
刷シートの加熱処理体を被着体に固着する用途に好まし
く用いうる。その加熱処理に際しては、印刷用シートに
被固着物を付設し、これを加熱して当該加熱処理体を介
し被固着物を被着体に固着する方法も採ることができ
る。
【0027】本発明による印刷用シート又は印刷シート
は、それ自体の粘着力にて被着体に仮着しうる場合もあ
るが、その仮着力の向上等を目的に必要に応じて粘着層
を設けることもできる。粘着層は、印刷用シート等を被
着体に仮着して加熱処理に供するまでの適宜な段階で設
けることができる。従って、印刷用シートに情報を付与
して印刷シートとする前に予め設けることもできるし、
印刷シートとしたのちに設けることもできる。
【0028】粘着層の形成には、例えばゴム系やアクリ
ル系、シリコーン系やビニルアルキルエーテル系の粘着
剤などの適宜な粘着性物質を用いうる。粘着層の付設
は、ドクターブレード法やグラビアロールコータ法等の
適宜な塗工方法で粘着性物質を印刷用シートないし印刷
シートに塗工する方式や、前記に準じてセパレータ上に
設けた粘着層を印刷用シートないし印刷シートに移着す
る方式などの、粘着テープ等の形成方法に準じた適宜な
方式で行うことができる。
【0029】また粘着層は、加熱処理時の分解ガスのス
ムーズな揮散などを目的に点在状態に設けることもでき
る。その場合には、印刷用シートを上記したポーラス形
態とすることがより好ましい。図4に粘着層31を点在
状態に設けた印刷用シート1を例示した。また点状等の
粘着層は、例えばロータリースクリーン法などの塗工方
法で形成することができる。
【0030】設ける粘着層の厚さは、使用目的等に応じ
て決定しうるが一般には1〜500μm、就中5〜20
0μmとされる。なお設けた粘着層に対しては、それを
被着体に仮着するまでの間、セパレータ等で被覆して汚
染等を防止することが好ましい。印刷用シートないし印
刷シートの被着体への仮着にはロボットなどによる自動
接着方法なども採ることができる。
【0031】印刷シートの形成は、印刷用シートにイン
ク情報や孔又は凹凸からなる彫刻情報を付与する方式や
印刷用シートを適宜な形態に打抜く方式などの適宜な方
式で行うことができる。前記の情報要素を複合させたも
のや、その他の種々の方式で形成した情報の複合情報を
有するものなどからなる印刷シートも形成することがで
きる。
【0032】前記のインク情報は、手書き方式やパター
ンマスクを介しての塗布方式、転写紙に設けたパターン
の転写方式やプリンタによる形成方式などの適宜な印刷
方式にて付与することができる。就中、プリンタ、特に
熱転写プリンタによる印刷方式が任意なインク情報を臨
機に、かつ精度よく、しかも効率的に付与できる点など
より好ましい。
【0033】インクとしては、顔料等の着色剤、就中、
無機系等の耐熱性の着色剤を用いた適宜なものを用いる
ことができ、加熱処理による定着力の向上などを目的に
ガラスフリットなどを含有していてもよい。熱転写プリ
ンタ等に適用するための印字リボンの如きインクシート
は例えば、かかるインクにワックスやポリマー等のバイ
ンダを添加してフィルムや布等からなる支持基材に保持
させることにより得ることができる。従って熱転写方式
等にて公知のインクやそのインクシートを用いることが
できる。
【0034】付与するインク情報は、任意であり、例え
ば印字情報や絵柄パターン、バーコードパターンなどの
適宜なインク情報を付与してよい。なお管理ラベル等の
識別ラベルを形成する場合などには、加熱処理後におけ
る印刷用シートとインク情報とに良好なコントラスト、
ないし色調の相違が形成されるようにすることが好まし
い。
【0035】印刷用シートにインク情報ないし形態を付
与する段階は、印刷用シートを被着体に仮着する前後の
いずれであってもよい。プリンタによりインク情報を形
成する場合には、予めインク情報を付与した印刷シート
として、それを被着体に仮着する方式が通例である。
【0036】被着体に仮着した印刷用シートないし印刷
シートの加熱処理は、被着体の耐熱性などに応じて適宜
な加熱条件で行うことができる。一般には、800℃以
下、就中200〜650℃、特に250〜550℃の加
熱温度とされる。加熱処理により、粘着層等の有機成分
は消失しつつ、印刷用シートを形成するMQレジンとシ
リコーンゴムがインク情報と融和しつつ硬化し、焼成シ
ート化して被着体と固着する。
【0037】本発明による印刷用シートないし印刷シー
トは、例えば陶磁器やガラス製品、セラミック製品や金
属製品、琺瑯製品等の種々の物品への絵付け、着色ない
し色別情報やバーコード等からなる識別マークの付与な
どの種々の目的に好ましく用いうる。
【0038】就中、熱硝酸への浸漬にも耐えてそのイン
ク情報を良好に保持する等の優れた耐薬品性を有するこ
となどより、例えばブラウン管の製造から、それをリサ
イクルしてリワーク部品を回収するまでの管理ラベルの
形成などに好ましく用いうる。なお被着体は、平板形態
や容器等の曲面形態などの任意な形態を有するものであ
ってよい。
【0039】
【実施例】実施例1 MQレジン130部(重量部、以下同じ)及びシリコー
ンゴム30部(いずれも信越化学工業社製)、チタン酸
カリウム80部、エチルセルロース60部をトルエンに
て均質に混合し、その分散液を厚さ75μmのPETフ
ィルム上にドクターブレード法にて塗工し乾燥させて厚
さ65μmの保形層を形成し、印刷用シートを得た。
【0040】一方、重量平均分子量が約100万のポリ
ブチルアクリレート100部を含むトルエン溶液をシリ
コーン系剥離剤で処理した厚さ70μmのグラシン紙か
らなるセパレータ上にドクターブレード法にて塗工し乾
燥させて厚さ20μmの粘着層を形成し、それを前記の
保形層面に接着してPETフィルムを剥離し、粘着層付
きの印刷用シートとした。
【0041】ついで前記印刷用シートの保形層に、金属
酸化物系黒色顔料とビスマスガラスを含有するワックス
系インクを保持した市販のインクリボンと熱転写プリン
タを用いてバーコードからなるインク情報を付与し、印
刷シートを得た。
【0042】実施例2 チタン酸カリウムに代えて、ホウ酸アルミニウムを用い
たほかは実施例1に準じて、印刷用シートと印刷シート
を得た。
【0043】比較例1 シリコーンゴムをMQレジンで置換したほかは実施例1
に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0044】比較例2 MQレジンをシリコーンゴムで置換したほかは実施例1
に準じて、印刷用シートと印刷シートを得た。
【0045】評価試験 実施例、比較例で得た印刷シートよりセパレータを剥が
してその粘着層を介しガラス板に仮着し、470℃で3
0分間加熱処理(空気中)し、白色地の上に黒色のバー
コードからなるインク情報を鮮明な状態で有する焼成シ
ートが固着したガラス板を得、下記の試験に共した。な
お前記の加熱処理により、印刷用シートのエチルセルロ
ースや粘着層等における有機成分は焼失した。また焼成
シートは、MQレジン又は/及びシリコーンゴムが硬化
物として残存したものであった。
【0046】焼結強度 焼成シートの表面を綿布で擦りインク情報の定着力、及
びガラス板との固着力を調べ、次の基準で評価した。 良好:焼成シートの脱落なく、インク情報が試験前と同
じ判読性を維持した場合。 不良:焼成シートが欠落し、インク情報が判読不能とな
った場合。
【0047】反射率 焼成シートの白色地における反射率を波長400〜80
0nmの光について調べた。
【0048】耐薬品性 焼成シートをガラス板と共に80℃、15%硝酸液に2
分間浸漬したのち取りだして、前記の焼結強度試験と同
じ方法により評価した。
【0049】前記の結果を次表に示した。 *1:焼成シート表面の欠落でインク情報が消失 *2:インク情報のニジミ
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷シート例の断面図
【図2】印刷用シート例の断面図
【図3】他の印刷用シート例の平面図
【図4】さらに他の印刷用シート例の断面図
【符号の説明】
1:印刷用シート 11:保形層 12:補強基材 13:微細な孔 2:インク情報層 3:粘着層 31:点状に分布した粘着層 4:被着体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA09 AA66 AA67 AB20 AB26 AB27 AD07 AE20 AH19 BA02 BC01 4F100 AA00A AA33A AJ04A AK42B AK52A AL05A AL09A AR00B BA02 DE01A DE03A GB90 JJ03 JL13B JN06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも無機粉末とMQレジンとシリ
    コーンゴムを用いた混合物をシート形態に保形してなる
    ことを特徴とする印刷用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1において、無機粉末が針状結晶
    物である印刷用シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、セルロース系
    ポリマーを併用した印刷用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、シートの片面に
    粘着層を有する印刷用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の印刷用シートに、
    熱転写方式によるインク情報を付与したことを特徴とす
    る印刷シート。
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