JP2000098265A - 接眼レンズ - Google Patents

接眼レンズ

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JP2000098265A
JP2000098265A JP10266781A JP26678198A JP2000098265A JP 2000098265 A JP2000098265 A JP 2000098265A JP 10266781 A JP10266781 A JP 10266781A JP 26678198 A JP26678198 A JP 26678198A JP 2000098265 A JP2000098265 A JP 2000098265A
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lens
eyepiece
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image
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JP10266781A
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English (en)
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Yasushi Fujimoto
靖 藤本
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives

Abstract

(57)【要約】 【課題】結像光学系の像位置からアイポイントまでの距
離が長く、且つ視野数が大きくて良好な光学性能を持っ
た接眼レンズを提供すること。 【解決手段】全体で負の屈折力を有する第1レンズ群G
1は、正の接合レンズG11と凹平の負レンズG12と
で構成されている。全体で正の屈折力を有する第2レン
ズ群G2は、正の単レンズと、負の接合メニスカスレン
ズと、正の単レンズとで構成されている。また、Iは中
間像位置である。物体側の瞳位置を無限遠とし、ディオ
プターを0としたとき、結像光学系の像位置I0 からア
イポイント位置Eまでの距離dが、120mmと非常に
長く、接眼レンズの焦点距離20mmの6倍となってい
る。それに対して、第1レンズ群G1の面r1 から上記
の像位置I0 までの距離d0は、18.4mmと短くな
っている。また、アイリリーフは、35.6mmと非常
に長く、焦点距離の1.78倍となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡,望遠鏡,
双眼鏡などに使用される接眼レンズのうち、特に全長の
長い接眼レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工業用の検査に使用する最近の
顕微鏡は、その検査対象である半導体ウェハーや液晶パ
ネル基板の大型化に伴い、ステージが大型化されていく
傾向にある。ところが、既存の顕微鏡をステージだけ大
型化すると、観察者のアイポイントが離れたところに位
置することになるため、観察者は身を乗り出すような姿
勢で観察しなければならず、観察時の姿勢が非常に苦し
くなる。
【0003】この問題を解決するための一つの方法は、
アイポイントを手前に引き出すようにした新規の顕微鏡
鏡筒ユニットを製作することである。しかしながら、鏡
筒ユニットは、数多くの光学部品や機械部品から構成さ
れているため、新規に開発し製作するということになる
と、開発費用は基より生産に要する費用も大きくなり、
コスト的に問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平5−1
19273号公報や特開平6−148534号公報に
は、顕微鏡用の接眼レンズが記載されている。しかし、
それらは、焦点距離が25mm、視野数が26.5であ
って、検査対象を広く観察できるという特徴があるもの
の、結像光学系の像位置からアイポイントまでの距離が
70mm程度しかないため、上記のような問題を解決す
るのには適していない。
【0005】また、特開平6−175047号公報の実
施例6,7,8には、結像光学系の像位置からアイポイ
ントまでの距離が100mmを超えるものが示されてい
る。しかし、これらの接眼レンズは、焦点距離が5〜1
0mmと短いため、視野数が6〜13程度しかとれず、
検査対象を広く観察することができないという問題点が
ある。
【0006】他方、接眼レンズの設計においては、従来
から、アイリリーフを伸ばす試みが盛んに行われてき
た。そして、それに関する発明が、特開昭61−228
411号公報,特開平6−109983号公報,特開平
7−225344号公報,特開平8−76032号公
報,特開平9−5646号公報,特開平9−90246
号公報等に記載されている。しかしながら、これらの発
明においては、接眼レンズをコンパクトにすることに主
眼がおかれているため、結像光学系の像位置からアイポ
イントまでの距離は短い。よって、上記の問題を解決す
るのには適していない。更に、これらの発明では、焦点
距離が7〜15mmと短いために、視野数を大きくする
ことができず、検査対象を広く観察することができない
という問題点がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、結
像光学系の像位置からアイポイントまでの距離が100
mm以上あり、また、視野数が18以上と大きく、良好
な光学性能を持った接眼レンズを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の接眼レンズは、結像光学系によって形成
された像を観察眼に導く接眼レンズにおいて、光の入射
側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群
と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群とが配置さ
れており、それらのレンズ群の間に中間像が形成され、
以下の条件を満足するようにする。 d≧100mm 19mm<f<32mm ただし、 d:結像光学系のみで形成された像の像位置から、接眼
レンズのアイポイント位置までの距離 f:接眼レンズの焦点距離
【0009】その場合、以下の条件を満足するようにす
ると、一層好ましいものとなる。 −4<f1/f<−2 −3<f1/f2<−1.2 ただし、 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離
【0010】また、第1レンズ群は、光の入射側から順
に配置されている、光の入射側に凹面を向けた正レンズ
群と、光の入射側に凹面を向けたメニスカス負レンズ群
又は凹平負レンズ群とで構成されているようにすると、
更に好ましいものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の接眼レンズにおいては、
光の入射側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レ
ンズ群と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群とを
配置し、それらのレンズ群の間に中間像が形成され、以
下の条件が満足されるようにする。 d≧100mm ・・・(1) 19mm<f<32mm ・・・(2) ただし、 d:結像光学系のみで形成された像の像位置から、接眼
レンズのアイポイント位置までの距離 f:接眼レンズの焦点距離
【0012】従来の接眼レンズよりもアイポイント位置
を手前に引き出すためには、条件式(1)のように、結
像光学系のみで形成された像の像位置から接眼レンズの
アイポイント位置までの距離dを、100mm以上にす
ることが好ましい。そのために、第1レンズ群に負の屈
折力を持たせ、その像位置を手前位置に引き伸ばし、全
長を長くするようにしている。また、第1レンズ群の負
の屈折力は、軸外の光線を発散させるため、第2レンズ
群には、その発散光線が入射することになり、結果的に
は、アイリリーフが伸びるという効果も有するようにな
っている。
【0013】また、この場合、接眼レンズの全体の焦点
距離fを余り短くしてしまうと、視野数を大きくするこ
とができなくなる。何故なら、同じ視野角の接眼レンズ
を設計した場合、焦点距離fを短くすればするほど視野
数が小さくなるからである。そして、視野数が小さくな
ると、観察する対象物の観察範囲が狭くなり、検査等で
使用するのには不利となるからである。他方、焦点距離
が長すぎると、せっかく大きな視野数で観察できたとし
ても、視野角が小さくなるので、見た目の虚像の広がり
が狭くなり、観察時の印象が悪くなってしまう。そこ
で、本発明においては、焦点距離fを、条件式(2)の
範囲とした。
【0014】尚、一般に、顕微鏡で使用する接眼レンズ
の倍率は、ルーペの倍率として定義されており、その倍
率βは、以下の式で表される。 β=250/f 従って、この式によれば、焦点距離fが20mmで1
2.5倍、25mmで10倍、31.25mmで8倍の
接眼レンズということになる。
【0015】また、本発明においては、以下の条件式
(3),(4)を満足させるようにすることが望まし
い。 −4<f1/f<−2 ・・・(3) −3<f1/f2<−1.2 ・・・(4) ただし、 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離
【0016】条件式(3)は、第1レンズ群の負のパワ
ーの大きさを規定している。もし、下限値よりも小さい
場合には、負のパワーが弱すぎ、像面湾曲を良好に補正
するためには、第2レンズ群の正のパワーを弱くしなけ
ればならなくなり、結果として、全体の焦点距離fが長
くなるから、条件式(2)を満足させることができなく
なってしまう。
【0017】また、上限値よりも大きい場合には、逆に
負のパワーが強くなりすぎるため、像面湾曲を良好に補
正するためには、第2レンズ群の正のパワーも強くしな
ければならなくなる。その結果、全体の焦点距離fが短
くなり、条件式(2)を満足させることができなくなっ
てしまう。更に、第1レンズ群の負のパワーが強すぎる
ために、軸外光線が発散しすぎ、第2レンズ群の外径が
大きくなってしまうという弊害も生じてしまう。
【0018】条件式(4)は、第1レンズ群と第2レン
ズ群のパワーの比を規定している。もし、下限値よりも
小さい場合には、第1レンズ群の負のパワーが、第2レ
ンズ群の正のパワーに比較して弱くなり、像面湾曲を良
好に補正することが困難になる。また、上限値よりも大
きい場合には、第1レンズ群の負のパワーが、第2レン
ズ群の正のパワーに比較して大きくなり、第1レンズ群
で発生した諸収差を第2レンズ群で補正することが困難
となってしまう。
【0019】更に、本発明においては、第1レンズ群
が、光の入射側から順に配置されている、光の入射側に
凹面を向けた正レンズ群(以下、正レンズ群という)
と、光の入射側に凹面を向けたメニスカス負レンズ群又
は凹平負レンズ群(以下、各々を負レンズ群という)と
で構成されているようにすると、更に好ましいものとな
る。
【0020】第1レンズ群を、このようにして、正レン
ズ群と負レンズ群とで構成した場合には、第1レンズ群
の中に、正パワーと負パワーを持たせることができ、中
間像の非点収差の補正が容易になる。その場合、正レン
ズ群の光の入射側の面を凹面にすることが、像面湾曲を
良好に補正するための条件となる。第1レンズ群が、負
の屈折力を有する一つのレンズ群だけで構成されている
場合には、このような非点収差の補正が行えず、中間像
に焦点板を挿入するような用途には使用することができ
ない。
【0021】また、第1レンズ群を、負の屈折力を有す
る一つのレンズ群だけで構成した場合には、第1レンズ
群から出た発散光線は、急激に光線高が上がるのに対し
て、第1レンズ群を、上記のようにして正レンズ群と負
レンズ群とで構成した場合には、正レンズ群によって集
束された光線を負レンズ群によって発散させることにな
るため、その発散光線の光線高が急激に上がるのを防止
でき、第2レンズ群のレンズ外径を小さくすることが可
能になる。
【0022】尚、第1レンズ群を、上記のようにして正
レンズ群と負レンズ群とで構成した場合には、更に、以
下の条件式を満足させるようにすることが望ましい。 −2.5<f11/f12<−1.5 ・・・(5) ただし、 f11:正レンズ群の焦点距離 f12:負レンズ群の焦点距離 この条件式(5)において、f11/f12は、正レン
ズ群と負レンズ群のパワーの比を規定している。もし、
下限値よりも小さい場合には、正レンズ群の正のパワー
が弱くなり、中間像の非点収差を充分に補正することが
困難になる。また、上限値よりも大きい場合には、正レ
ンズ群の正のパワーが強くなり、そこで発生した諸収差
を良好に補正することが困難となる。
【0023】本発明は、第1レンズ群を、上記のように
して正レンズ群と負レンズ群とで構成する代わりに、正
レンズと負レンズの一つの接合レンズで構成しても差し
支えない。そのようにした場合には、第1レンズ群を2
枚のレンズで構成することになるから、コスト的にはメ
リットが大きいことになる。しかし、上記したように、
中間像に非点収差が残ることと、第2レンズ群に入射す
る光線の光線高が大きくなるため、第2レンズ群のレン
ズ外径が大きくなるというデメリットもある。
【0024】更に、本発明は、第1レンズ群の最も光の
入射側にある面から、結像光学系のみで形成された像の
像位置までの距離をd0としたとき、以下の条件式を満
足するようにすることが望ましい。 d0≦30mm ・・・(6)
【0025】この条件は、接眼レンズを、既存の顕微鏡
の鏡筒ユニットで使用する場合の制限条件である。通常
の顕微鏡の鏡筒ユニットでは、接眼レンズの差し込み口
の深さが、せいぜい40mm程度しかない。従って、鏡
筒ユニットの内部の部品にぶつからないようにするため
には、条件式(6)を満足することが望ましいことにな
る。但し、結像光学系のみで形成された像の像位置から
接眼レンズのアイポイント位置までの距離dを更に伸ば
す場合や、収差補正を行うという観点からは、d0は大
きい方が望ましく、条件式(6)は、あくまでも、既存
の顕微鏡で使用する場合においての現実的な制限条件で
ある。従って、差し込み口の深さに余裕がある場合は、
条件式(6)を満足させる必要がない。
【0026】
【実施例】以下、四つの実施例を図面と数値データによ
って説明する。尚、図1,図3,図5,図7は、夫々の
実施例のレンズ構成図である。また、図2,図4,図
6,図8は、夫々の実施例における、アイポイント側か
ら物体側に光線を追跡したときの諸収差図である。ただ
し、このとき、物体側の瞳位置を無限遠とし、接眼レン
ズのディオプターを0として追跡している。
【0027】また、各実施例に用いられている記号は、
fが接眼レンズの焦点距離、f1が第1レンズ群G1の
焦点距離、f2が第2レンズ群G2の焦点距離、f11
が正レンズ群G11の焦点距離(但し、実施例4を除
く)、f12が負レンズ群G12の焦点距離(但し、実
施例4を除く)、dは結像光学系のみで形成された像の
像位置I0 から接眼レンズのアイポイント位置Eまでの
距離、d0は第1レンズ群G1の面r1 から上記の像位
置I0 までの距離、r1 ,r2 ,・・・は各レンズ面の
曲率半径、d1 ,d2 ,・・・は各レンズの肉厚又は空
気間隔、n1 ,n 2 ,・・・は各レンズの屈折率、
ν1 ,ν2 ,・・・は各レンズのアッベ数であって、長
さの単位はいずれもmmである。
【0028】〔実施例1〕先ず、図1及び図2を用い
て、実施例1を説明する。本実施例は、f=20mmの
接眼レンズの設計例であり、図1に示すように、光の入
射側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群G2か
ら構成されていて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G
2との間の位置Iに中間像が形成される。
【0029】第1レンズ群G1は、光の入射側に凹面を
向けた正の接合レンズG11と、光の入射側に凹面を向
けた凹平の負レンズG12とで構成されている。また、
第2レンズ群G2は、光の入射側にゆるい曲率を有した
正の単レンズと、光の入射側に凹面を向けた負の接合メ
ニスカスレンズと、眼側にゆるい曲率を有した正の単レ
ンズとで構成されている。
【0030】本実施例の数値データは、下記表1の通り
であって、物体側の瞳位置を無限遠とし、ディオプター
を0としたとき、結像光学系のみで形成された像の像位
置I 0 から接眼レンズのアイポイント位置Eまでの距離
dが、120mmと非常に長く、接眼レンズの焦点距離
fの6倍となっている。それに対して、第1レンズ群G
1の面r1 から上記の像位置I0 までの距離d0は、1
8.4mmと短くなっている。また、アイリリーフは、
35.6mmと非常に長く、焦点距離fの1.78倍と
なっている。
【0031】 表1 f=20 d=120 d0=18.4 f1=-49.4 f11=74.5 f12=-38.3 f2=33.2 f1/f=-2.47 f1/f2=-1.49 f11/f12=-1.94 入射側NA 0.05 視野数 18 r1 = -19.559 d1 = 6.3 n1 = 1.60311 ν1 =60.70 r2 = ∞ d2 =11.7 n2 = 1.74000 ν2 =28.28 r3 = -22.210 d3 = 3.0 r4 = -29.166 d4 =10.0 n3 = 1.76182 ν3 =26.52 r5 = ∞ d5 =27.0 r6 = 143.337 d6 =10.0 n4 = 1.64000 ν4 =60.07 r7 = -30.281 d7 = 2.6 r8 = -27.251 d8 = 3.0 n5 = 1.74000 ν5 =28.28 r9 = 23.273 d9 =15.0 n6 = 1.70154 ν6 =41.24 r10= -43.680 d10= 0.2 r11= 38.905 d11=14.0 n7 = 1.70154 ν7 =41.24 r12= ∞ d12=35.6 r13(アイポイント)
【0032】〔実施例2〕図3及び図4を用いて、実施
例2を説明する。本実施例は、f=25mmの接眼レン
ズの設計例であり、図3に示すように、光の入射側から
順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、
全体で正の屈折力を有する第2レンズ群G2から構成さ
れていて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間
の位置Iに中間像が形成される。
【0033】第1レンズ群G1は、光の入射側に凹面を
向けた正の接合レンズG11と、光の入射側に凹面を向
けた凹平の負レンズG12とで構成されている。また、
第2レンズ群G2は、光の入射側にゆるい曲率を有した
正の単レンズと、光の入射側に凹面を向けた負の接合メ
ニスカスレンズと、眼側にゆるい曲率を有した正の単レ
ンズとで構成されている。
【0034】本実施例の数値データは、下記表2の通り
であって、物体側の瞳位置を無限遠とし、ディオプター
を0としたとき、結像光学系のみで形成された像の像位
置I 0 から接眼レンズのアイポイント位置Eまでの距離
dが、120mmと非常に長く、接眼レンズの焦点距離
fの4.8倍となっている。それに対して、第1レンズ
群G1の面r1 から上記の像位置I0 までの距離d0
は、18.4mmと短くなっている。また、アイリリー
フは、38.5mmと非常に長く、焦点距離fの1.5
4倍となっている。
【0035】 表2 f=25 d=120 d0=18.4 f1=-61.2 f11=105.9 f12=-46.3 f2=36.4 f1/f=-2.45 f1/f2=-1.68 f11/f12=-2.28 入射側NA 0.05 視野数 22 r1 = -22.602 d1 = 4.5 n1 = 1.60311 ν1 =60.70 r2 = ∞ d2 = 9.8 n2 = 1.74000 ν2 =28.28 r3 = -25.095 d3 = 3.3 r4 = -35.279 d4 = 8.1 n3 = 1.76182 ν3 =26.52 r5 = ∞ d5 =31.7 r6 = 89.345 d6 =11.0 n4 = 1.64000 ν4 =60.07 r7 = -32.898 d7 = 2.6 r8 = -27.239 d8 = 3.2 n5 = 1.74000 ν5 =28.28 r9 = 40.294 d9 =11.5 n6 = 1.70154 ν6 =41.24 r10= -47.394 d10= 0.2 r11= 44.827 d11=14.0 n7 = 1.70154 ν7 =41.24 r12= ∞ d12=38.5 r13(アイポイント)
【0036】〔実施例3〕図5及び図6を用いて、実施
例3を説明する。本実施例は、f=31.25mmの接
眼レンズの設計例であり、図5に示すように、光の入射
側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群G
1と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群G2から
構成されていて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2
との間の位置Iに中間像が形成される。
【0037】第1レンズ群G1は、光の入射側に凹面を
向けた正の接合レンズG11と、光の入射側に凹面を向
けたメニスカス負レンズG12とで構成されている。ま
た、第2レンズ群G2は、光の入射側にゆるい曲率を有
した正の単レンズと、光の入射側に凹面を向けた負の接
合メニスカスレンズと、眼側にゆるい曲率を有した正の
単レンズとで構成されている。
【0038】本実施例の数値データは、下記表3の通り
であって、物体側の瞳位置を無限遠とし、ディオプター
を0としたとき、結像光学系のみで形成された像の像位
置I 0 から接眼レンズのアイポイント位置Eまでの距離
dが、120mmと非常に長く、これは、接眼レンズの
焦点距離fの3.84倍となっている。それに対して、
第1レンズ群G1の面r1 から上記の像位置I0 までの
距離d0は、17.29mmと短くなっている。また、
アイリリーフは、36.49mmと非常に長く、焦点距
離fの1.17倍となっている。
【0039】 表3 f=31.25 d=120 d0=17.29 f1=-104.2 f11=113.2 f12=-62.3 f2=40.0 f1/f=-3.33 f1/f2=-2.6 f11/f12=-1.82 入射側NA 0.05 視野数 25 r1 = -25.220 d1 = 3.4 n1 = 1.60562 ν1 =43.70 r2 = ∞ d2 = 8.6 n2 = 1.74000 ν2 =28.28 r3 = -26.350 d3 = 4.1 r4 = -34.541 d4 = 8.6 n3 = 1.76182 ν3 =26.52 r5 = -140.584 d5 =32.5 r6 = 65.697 d6 =11.5 n4 = 1.65844 ν4 =50.88 r7 = -38.292 d7 = 2.6 r8 = -31.020 d8 = 4.2 n5 = 1.74000 ν5 =28.28 r9 = 38.780 d9 =11.1 n6 = 1.70154 ν6 =41.24 r10= -64.096 d10= 0.2 r11= 50.215 d11=14.0 n7 = 1.70154 ν7 =41.24 r12= ∞ d12=36.49 r13(アイポイント)
【0040】〔実施例4〕最後に、図7及び図8を用い
て、実施例4を説明する。本実施例は、f=25mmの
接眼レンズの設計例であり、図7に示すように、光の入
射側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群G2か
ら構成されていて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G
2との間の位置Iに中間像が形成される。また、第1レ
ンズ群G1は、正レンズと負レンズを接合した負の接合
レンズからなり、第2レンズ群G2は、正の単レンズ
と、正レンズと負レンズを接合した正の接合レンズとで
構成されている。
【0041】本実施例の数値データは、下記表4の通り
であって、物体側の瞳位置を無限遠とし、ディオプター
を0としたとき、結像光学系のみで形成された像の像位
置I 0 から接眼レンズのアイポイント位置Eまでの距離
dが、120mmと非常に長く、これは、接眼レンズの
焦点距離fの4.8倍となっている。それに対して、第
1レンズ群G1の面r1 から上記の像位置I0 までの距
離d0は、18.4mmと短くなっている。また、アイ
リリーフは、42.9mmと非常に長く、焦点距離fの
1.72倍となっている。
【0042】
【0043】以上説明したことからも明らかなように、
各請求項に記載の構成のほか、以下に示す構成も本願発
明の特徴である。 (1)第1レンズ群G1は、正レンズと負レンズの接合
レンズから構成されていることを特徴とする請求項1又
は2に記載の接合レンズ。 (2)第1レンズ群G1の最も前側の面から結像光学系
のみで形成された像の像位置までの距離をd0としたと
き、以下の条件を満足するようにしたことを特徴とする
請求項1乃至3の何れか、又は上記(1)に記載の接眼
レンズ。d0≦30mm
【0044】
【発明の効果】上記したように、本発明による接眼レン
ズは、結像光学系のみで形成された像の像位置からアイ
ポイントまでの距離を長くすることができ、また、視野
数が大きくて、良好な光学性能が得られるという利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレンズ構成図である。
【図2】実施例1における諸収差図である。
【図3】実施例2のレンズ構成図である。
【図4】実施例2における諸収差図である。
【図5】実施例3のレンズ構成図である。
【図6】実施例3における諸収差図である。
【図7】実施例4のレンズ構成図である。
【図8】実施例4における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G11 第1レンズ群中の正レンズ群 G12 第1レンズ群中の負レンズ群 I 第1レンズ群と第2レンズ群の間にでき
た中間像の位置 I0 結像光学系のみで形成された像の位置 E 接眼レンズのアイポイント位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像光学系によって形成された像を観察
    眼に導く接眼レンズにおいて、 光の入射側から順に、全体で負の屈折力を有する第1レ
    ンズ群と、全体で正の屈折力を有する第2レンズ群とが
    配置されており、それらのレンズ群の間に中間像が形成
    され、以下の条件を満足するようにしたことを特徴とす
    る接眼レンズ。 d≧100mm 19mm<f<32mm ただし、 d:結像光学系のみで形成された像の像位置から、接眼
    レンズのアイポイント位置までの距離 f:接眼レンズの焦点距離
  2. 【請求項2】 以下の条件を満足するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。 −4<f1/f<−2 −3<f1/f2<−1.2 ただし、 f1:第1レンズ群の焦点距離 f2:第2レンズ群の焦点距離
  3. 【請求項3】 前記第1レンズ群は、光の入射側から順
    に配置されている、光の入射側に凹面を向けた正レンズ
    群と、光の入射側に凹面を向けたメニスカス負レンズ群
    又は凹平負レンズ群とで構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の接眼レンズ。
JP10266781A 1998-09-21 1998-09-21 接眼レンズ Withdrawn JP2000098265A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103226235A (zh) * 2013-04-22 2013-07-31 北京首量科技有限公司 双波段光纤传输内窥镜镜头光学系统
CN106405819A (zh) * 2014-12-26 2017-02-15 歌尔科技有限公司 一种目镜镜头和头戴光学系统
CN108663782A (zh) * 2018-08-13 2018-10-16 浙江舜宇光学有限公司 摄像镜头

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