JP2005308957A - 接眼レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】 瞳位置が変動しても軸外収差が良好に保ち得るようにした。
【解決手段】 物体側から順に、曲率の緩い面を物体側に向けた凸レンズの第1レンズと、凹面を物体側に向けた凹レンズの第2レンズと凸レンズの第3レンズとを接合した負の接合メニスカスレンズと、凸レンズの第4レンズと、曲率の強い面を物体側に向けた凸レンズの第5レンズとよりなり、下記条件(1)、(2)を満足するようにした。
(1) 0.32<F・(1/r2)・[(1/n1)−1]<0.4
(2) 0.35<F・(1/r3)・[(1/n2)−1]<0.65
【選択図】 図1
【解決手段】 物体側から順に、曲率の緩い面を物体側に向けた凸レンズの第1レンズと、凹面を物体側に向けた凹レンズの第2レンズと凸レンズの第3レンズとを接合した負の接合メニスカスレンズと、凸レンズの第4レンズと、曲率の強い面を物体側に向けた凸レンズの第5レンズとよりなり、下記条件(1)、(2)を満足するようにした。
(1) 0.32<F・(1/r2)・[(1/n1)−1]<0.4
(2) 0.35<F・(1/r3)・[(1/n2)−1]<0.65
【選択図】 図1
Description
本発明は、顕微鏡等にて用いられる広視野ハイアポイントの接眼レンズに関するものである。
顕微鏡にて用いられる接眼レンズの従来例として、下記のものがある。
特許第3140497号
特開平6−148534号
特開平6−175045号
特開平6−194583号
特開平9−251130号
特開平9−54257号
特開平9−251133号
特開平11−160631号
特開平11−174345号
近年、顕微鏡において、無限遠補正方式のシステムが採用されている。このシステムによれば、対物レンズと結像レンズとの間隔を任意に設定することが可能である。それにより、対物レンズと結像レンズとの間に落射投光管や、変倍装置等の各種装置の配置が可能であり、時には複数の装置を重ねての使用も可能である。この場合、像の収差があまり変化しないような結像レンズの設計配慮がなされるが、結像レンズの射出瞳位置と像位置との間隔が変動する。瞳位置が像位置から遠い場合、接眼レンズにおける光線高が高くなり、レンズ径が大になり、また軸外収差も劣化する。
本発明は、瞳位置が変動しても軸外収差を十分良好に保ち得る接眼レンズを提供するものである。
本発明の接眼レンズは、物体側から順に、曲率の緩い面を物体側に向けた凸レンズの第1レンズと、凹面を物体側に向けた凹レンズの第2レンズと凸レンズの第3レンズとを接合した負の屈折力を持つ接合メニスカスレンズと、凸レンズの第4レンズと、曲率の強い面を物体側に向けた凸レンズの第5レンズの5枚のレンズにて構成され、下記条件(1)、(2)を満足する。
(1) 0.32<F・(1/r2)・[(1/n1)−1]<0.4
(2) 0.35<F・(1/r3)・[(1/n2)−1]<0.65
ただし、Fは全系の焦点距離、r2は第1レンズのアイポイント側の面の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、n1は第1レンズのd線に対する屈折率、n2は第2レンズのd線に対する屈折率である。
(2) 0.35<F・(1/r3)・[(1/n2)−1]<0.65
ただし、Fは全系の焦点距離、r2は第1レンズのアイポイント側の面の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、n1は第1レンズのd線に対する屈折率、n2は第2レンズのd線に対する屈折率である。
本発明の接眼レンズは、第1、第3、第4、第5レンズが凸の単レンズで、第2レンズが凹の単レンズである。このように本発明の接眼レンズは、凸レンズの第1レンズにて光束を絞って光線高を低くし、次の第2レンズの物体側の面の強い負の屈折力により再び光線高を高くするようにしている。このように、第2レンズの物体側の凹面における光線高を低くし、また第2レンズの負の屈折力を強くしてレンズ系の像面湾曲を決めるペッツバール和を小にしている。更に、第3、第4、第5レンズの三つの凸レンズにより、順次光線高を低くしていって十分なアイレリーフを確保し、しかもレンズの外径が大にならないようにしている。これにより瞳位置に近い場合でも光線がけられないようにしている。
また、本発明の接眼レンズは、条件(1)、(2)を満足することにより、像面湾曲、非点収差、歪曲収差を良好に補正している。
これら条件のうち、条件(1)において、その上限を超えると歪曲収差が大になり、像が糸巻き形に歪む。また条件(1)の下限値を下回ると、像面湾曲が悪化し、平均像面を起こしても非点収差が大になる。
また、条件(2)において、上限値を超えると歪曲収差が大になり、像が糸巻き状に歪む。条件(2)の下限値より下回ると像面湾曲が悪化し、平均像面を起こしても非点数差が大になる。
また、本発明において、下記条件(3)を満足することが望ましい。
(3) 0.2<|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|<0.35
ただし、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
ただし、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。
条件(3)は、倍率の色収差およびアイポイントにおける瞳の色収差を良好に補正するための条件である。
本発明の接眼レンズにおいて、唯一の凹レンズである第2レンズは、ペットバール和を小さくして像面湾曲を補正すると共に、この第2レンズと第3レンズとを接合して、接合レンズとして色収差を補正するようにしている。
この条件(3)の上限値を超えると倍率色収差が補正不足になり、アイポイントにおける瞳の色収差が大になる。また下限値を下回ると倍率色収差の補正過剰になる。
本発明の接眼レンズにおいて、次の条件(4)、(5)を満足することが好ましい。
(4) 0.6<|de/r2|<0.7
(5) 0.15<(d2/F)<0.24
ただし、deは全系の後側焦点距離、d2は第1レンズと第2レンズの空気間隔である。
(5) 0.15<(d2/F)<0.24
ただし、deは全系の後側焦点距離、d2は第1レンズと第2レンズの空気間隔である。
全系の後側焦点距離deは、入射瞳が無限遠の時のアイレリーフに相当する。この条件(4)はコマ収差を良好に補正するためのものである。
条件(4)の上限値を超えると、コマ収差を良好に補正できない。また、条件(4)の下限値を下回ると像面湾曲の補正が困難になる。
本発明の接眼レンズは、瞳位置が変動しても、収差特に軸外収差が悪化しないという効果を有する。
本発明の実施の形態を各実施例をもとに述べる。
本発明の接眼レンズの実施例1は、図1に示す通りの構成で、下記データに示す通りである。
r1 =251.186 d1 =4.5 n1 =1.72 ν1 =43.69
r2 =-29.379 d2 =4.61
r3 =-18.592 d3 =2.8 n2 =1.71736 ν2 =29.52
r4 =30.011 d4 =8.5 n3 =1.60311 ν3 =60.64
r5 =-29.833 d5 =0.2
r6 =41.187 d6 =5.5 n4 =1.60311 ν4 =60.64
r7 =-71.347 d7 =0.2
r8 =47.446 d8 =4 n5 =1.56883 ν5 =56.36
r9 =∞
F=25
de=18.5
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.36
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.56
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.29
|de/r2|=0.63
(d2/F)=0.18
上記のデータ中r1,r2,・・・は各レンズ面の曲率半径(mm)、d1,d2,・・・は各レンズの肉厚および空気間隔(mm)、n1,n2,・・・は各レンズのd線に対する屈折率、ν1,ν2,・・・は各レンズのd線に対するアッベ数である。また、Iは物体像位置、EPはアイポイントである。
r1 =251.186 d1 =4.5 n1 =1.72 ν1 =43.69
r2 =-29.379 d2 =4.61
r3 =-18.592 d3 =2.8 n2 =1.71736 ν2 =29.52
r4 =30.011 d4 =8.5 n3 =1.60311 ν3 =60.64
r5 =-29.833 d5 =0.2
r6 =41.187 d6 =5.5 n4 =1.60311 ν4 =60.64
r7 =-71.347 d7 =0.2
r8 =47.446 d8 =4 n5 =1.56883 ν5 =56.36
r9 =∞
F=25
de=18.5
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.36
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.56
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.29
|de/r2|=0.63
(d2/F)=0.18
上記のデータ中r1,r2,・・・は各レンズ面の曲率半径(mm)、d1,d2,・・・は各レンズの肉厚および空気間隔(mm)、n1,n2,・・・は各レンズのd線に対する屈折率、ν1,ν2,・・・は各レンズのd線に対するアッベ数である。また、Iは物体像位置、EPはアイポイントである。
この実施例1の接眼レンズは、図1に示すように入射側より順に、正レンズの第1レンズL1と、凹面を物体側に向けた負レンズの第2レンズL2と正レンズの第3レンズL3とを接合したメニスカス形状の接合レンズと、正レンズの第4レンズL4と、曲率の強い面を物体側に向けた正レンズの第5レンズL5とより構成されている。
また、上記のデータに示すように、この実施例1は、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する接眼レンズである。
図2はこの実施例1の接眼レンズの球面収差、図3は、入射瞳位置が物体側像位置から物体側に165mmにある時の非点収差と歪曲収差、図4は入射瞳位置が物体側像位置から物体側に330mmにある時の非点収差と歪曲収差、図5は、入射瞳位置が無限遠の時の非点収差と歪曲収差を示す収差曲線図である。
これら図に示すように、本発明の実施例1の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
これら図に示すように、本発明の実施例1の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
本発明の実施例2の接眼レンズは、図1に示す通りで実施例1と同じ構成のレンズ系であり、下記データを有するものである。
r1 =-447.534 d1 =4.5 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.374 d2 =4.92
r3 =-18.685 d3 =2.8 n2 =1.7552 ν2 =27.51
r4 =49.315 d4 =7 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-30.501 d5 =0.2
r6 =54.461 d6 =5 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-54.328 d7 =0.2
r8 =32.344 d8 =4 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19.6
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.39
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.58
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.24
|de/r2|=0.69
(d2/F)=0.20
この実施例2も、上記データに示す通り、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
r1 =-447.534 d1 =4.5 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.374 d2 =4.92
r3 =-18.685 d3 =2.8 n2 =1.7552 ν2 =27.51
r4 =49.315 d4 =7 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-30.501 d5 =0.2
r6 =54.461 d6 =5 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-54.328 d7 =0.2
r8 =32.344 d8 =4 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19.6
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.39
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.58
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.24
|de/r2|=0.69
(d2/F)=0.20
この実施例2も、上記データに示す通り、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
図6はこの実施例2の接眼レンズの球面収差、図7は、入射瞳位置が物体側像位置から物体側に165mmにある時の非点収差と歪曲収差、図8は入射瞳位置が物体側像位置から物体側に330mmにある時の非点収差と歪曲収差、図9は、入射瞳位置が無限遠の時の非点収差と歪曲収差を示す収差曲線図である。
これら図に示すように、本発明の実施例2の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
これら図に示すように、本発明の実施例2の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
本発明の実施例3の接眼レンズは、図1に示す通りで実施例1と同じ構成のレンズ系であり、下記データを有するものである。
r1 =-444.777 d1 =4.44 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.944 d2 =5.42
r3 =-17.497 d3 =2.8 n2 =1.76182 ν2 =26.52
r4 =141.096 d4 =7.45 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-21.859 d5 =0.2
r6 =69.335 d6 =3.27 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-263.872 d7 =0.2
r8 =26.239 d8 =5.25 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.38
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.62
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.27
|de/r2|=0.66
(d2/F)=0.22
この実施例3は、データに示すように条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
r1 =-444.777 d1 =4.44 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.944 d2 =5.42
r3 =-17.497 d3 =2.8 n2 =1.76182 ν2 =26.52
r4 =141.096 d4 =7.45 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-21.859 d5 =0.2
r6 =69.335 d6 =3.27 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-263.872 d7 =0.2
r8 =26.239 d8 =5.25 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.38
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.62
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.27
|de/r2|=0.66
(d2/F)=0.22
この実施例3は、データに示すように条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
図10はこの実施例3の接眼レンズの球面収差、図11は、入射瞳位置が物体側像位置から物体側に165mmにある時の非点収差と歪曲収差、図12は入射瞳位置が物体側像位置から物体側に330mmにある時の非点収差と歪曲収差、図13は、入射瞳位置が無限遠の時の非点収差と歪曲収差を示す収差曲線図である。
これら図に示すように、本発明の実施例3の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
本発明の実施例4の接眼レンズは、図1に示す通りで実施例1と同じ構成のレンズ系であり、下記データを有するものである。
r1 =∞ d1 =4.5 n1 =1.744 ν1 =44.78
r2 =-29.036 d2 =4.82
r3 =-17.828 d3 =2.8 n2 =1.71736 ν2 =29.52
r4 =43.786 d4 =8.5 n3 =1.60311 ν3 =60.64
r5 =-23.623 d5 =0.2
r6 =34.434 d6 =5.5 n4 =1.60311 ν4 =60.64
r7 =500.000 d7 =0.2
r8 =36.856 d8 =4 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=18.6
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.37
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.59
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.32
|de/r2|=0.64
(d2/F)=0.19
この実施例の接眼レンズは、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足するレンズ系である。
r1 =∞ d1 =4.5 n1 =1.744 ν1 =44.78
r2 =-29.036 d2 =4.82
r3 =-17.828 d3 =2.8 n2 =1.71736 ν2 =29.52
r4 =43.786 d4 =8.5 n3 =1.60311 ν3 =60.64
r5 =-23.623 d5 =0.2
r6 =34.434 d6 =5.5 n4 =1.60311 ν4 =60.64
r7 =500.000 d7 =0.2
r8 =36.856 d8 =4 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=18.6
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.37
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.59
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.32
|de/r2|=0.64
(d2/F)=0.19
この実施例の接眼レンズは、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足するレンズ系である。
図14はこの実施例4の接眼レンズの球面収差、図15は、入射瞳位置が物体側像位置から物体側に165mmにある時の非点収差と歪曲収差、図16は入射瞳位置が物体側像位置から物体側に330mmにある時の非点収差と歪曲収差、図17は、入射瞳位置が無限遠の時の非点収差と歪曲収差を示す収差曲線図である。
これら図に示すように、本発明の実施例4の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
本発明の実施例5の接眼レンズは、図1に示す通りで実施例1と同じ構成のレンズ系であり、下記データを有するものである。
r1 =∞ d1 =4.8 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.197 d2 =4.74
r3 =-18.175 d3 =2.7 n2 =1.76182 ν2 =26.52
r4 =61.082 d4 =7 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-30.368 d5 =0.2
r6 =61.295 d6 =5.7 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-45.646 d7 =0.2
r8 =34.872 d8 =3.9 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19.1
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.39
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.59
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.22
|de/r2|=0.68
(d2/F)=0.19
この実施例の接眼レンズは、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
r1 =∞ d1 =4.8 n1 =1.7859 ν1 =44.2
r2 =-28.197 d2 =4.74
r3 =-18.175 d3 =2.7 n2 =1.76182 ν2 =26.52
r4 =61.082 d4 =7 n3 =1.58913 ν3 =61.14
r5 =-30.368 d5 =0.2
r6 =61.295 d6 =5.7 n4 =1.58913 ν4 =61.14
r7 =-45.646 d7 =0.2
r8 =34.872 d8 =3.9 n5 =1.51633 ν5 =64.14
r9 =∞
F=25
de=19.1
F・(1/r2)・[(1/n1)−1]=0.39
F・(1/r3)・[(1/n2)−1]=0.59
|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|=0.22
|de/r2|=0.68
(d2/F)=0.19
この実施例の接眼レンズは、条件(1)乃至条件(5)のすべての条件を満足する。
図18はこの実施例5の接眼レンズの球面収差、図19は、入射瞳位置が物体側像位置から物体側に165mmにある時の非点収差と歪曲収差、図20は入射瞳位置が物体側像位置から物体側に330mmにある時の非点収差と歪曲収差、図21は、入射瞳位置が無限遠の時の非点収差と歪曲収差を示す収差曲線図である。
これら図に示すように、本発明の実施例5の接眼レンズは、諸収差が良好に補正されており、また瞳位置が変動しても軸外収差の変動が少なく、良好な状態を保っている。
本発明の接眼レンズは、無限遠補正方式の採用される顕微鏡に用いられるもので、対物レンズと結像レンズとの間に配置される各種装置により瞳位置が変動する場合にいおいても良好な光学性能を保ち得る、特に軸外収差を良好に保ち得る。
Claims (3)
- 物体側から順に、曲率の緩い面を物体側に向けた凸レンズの第1レンズと、凹面を物体側に向けた凹レンズの第2レンズと凸レンズの第3レンズとを接合した負の屈折力を有する接合メニスカスレンズと、凸レンズの第4レンズと、曲率の強い面を物体側に向けた凸レンズの第5レンズの5枚のレンズよりなり、下記条件(1)、(2)を満足する接眼レンズ。
(1) 0.32<F・(1/r2)・[(1/n1)−1]<0.4
(2) 0.35<F・(1/r3)・[(1/n2)−1]<0.65
ただし、Fは全系の焦点距離、r2は第1レンズのアイポイント側の面の曲率半径、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、n1は第1レンズのd線に対する屈折率、n2は第2レンズのd線に対する屈折率である。 - 下記条件(3)を満足する請求項1の接眼レンズ。
(3) 0.2<|{1/(f3ν3)}/{1/(f2ν2)}|<0.35 ただし、f2は第2レンズの焦点距離、f3は第3レンズの焦点距離、ν2は第2レンズのアッベ数、ν3は第3レンズのアッベ数である。 - 下記条件(4)、(5)を満足する請求項1、2の接眼レンズ。
(4) 0.6<|de/r2|<0.7
(5) 0.15<(d2/F)<0.24
ただし、deは全系の後側焦点距離、d2は第1レンズと第2レンズの空気間隔、r2は第1レンズのアイポイント側の面の曲率半径である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004124058A JP2005308957A (ja) | 2004-04-20 | 2004-04-20 | 接眼レンズ |
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