JP2000097271A - 緩衝装置 - Google Patents
緩衝装置Info
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- JP2000097271A JP2000097271A JP10269652A JP26965298A JP2000097271A JP 2000097271 A JP2000097271 A JP 2000097271A JP 10269652 A JP10269652 A JP 10269652A JP 26965298 A JP26965298 A JP 26965298A JP 2000097271 A JP2000097271 A JP 2000097271A
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Abstract
えた中間板とを用いて、空気の圧縮による荷重増加を利
用することで、滑らかな荷重増加を得ることが出来、任
意の荷重特性を設計することが出来る緩衝装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 10は複数のセル11の側面12を気密
的に構成したハニカムブロックを示し、前記セル11の
前後部は、開口部11aより開口されている。前記各ハ
ニカムブロック10間には、通気孔を備えていない中間
板13aと、通気孔10aを備えた中間板13bとを配
設して積層させて構成してある。この通気孔を備えてい
ない中間板13aと、通気孔10aを備えた中間板13
bと配置は、任意に設定することが出来、これにより積
層ハニカムブロックの座屈変形時の空気の圧縮による荷
重増加を利用して衝撃吸収性能を制御することが出来、
この結果、滑らかな荷重増加を得ることが出来ると共
に、任意の荷重特性を設計することが出来るものであ
る。
Description
クを使用した緩衝装置にかかわり、更に詳しくは空気の
圧縮による荷重増加を利用した緩衝装置に関するもので
ある。
部材として、積層させたハニカムブロックを使用するこ
とが知られている。
ックを自動車の側面衝突試験用として用いる場合には、
法規で定められた特性を満足する必要がある。またその
特性は自動車の前面剛性を想定したもので、変形量の増
加に伴い荷重も増加すると言うものである。更に、任意
の変形量に対して荷重の上下限値が設定されており、そ
の範囲に荷重を入れることが要求されている。
用されている積層ハニカムブロックとしては、例えば、
図5に示すように、前後面にセルの開口部1aを備えた
複数のハニカムブロック1の間に、金属板等から成る中
間板2を介在させ、該中間板2には、ハニカムブロック
1の内部と外部との通気性を確保するために多数の通気
孔3が形成されている。また、この他に図6に示すよう
に、通気孔3が全く無い中間板2aを介在させたものも
知られている。
中間板2または通気孔3が全く無い中間板2aを用いた
積層ハニカムブロック1の荷重特性は、図7の(A)線
図に示すように段階状の荷重増加を示し、直線的に荷重
増加を示す要求範囲を満足するような特性を得ることが
難しいと言う問題があった。
配設する中間板として、通気孔を備えていない中間板
と、通気孔を備えた中間板とを用いて、空気の圧縮によ
る荷重増加を利用することで、滑らかな荷重増加を得る
ことが出来、任意の荷重特性を設計することが出来る緩
衝装置を提供することにある。
達成するため、ハニカムブロックの側面を密閉すると共
に、前記ハニカムブロック間に、通気孔を備えていない
中間板と、通気孔を備えた中間板とを配設したことを要
旨とするものである。
時に積層ハニカムブロックの側面から空気が漏れないよ
うに密閉構造にすると共に、中間板として通気孔を備え
ていない中間板と、通気孔を備えた中間板とを任意の位
置に配置することで、滑らかな荷重増加を得ることが出
来、任意の荷重特性を設計することが出来るものであ
る。
の実施の形態を説明する。図1は、この発明の第1実施
形態を示す緩衝装置の斜視図を示し、10は複数のセル
11の側面12は気密的に構成された軽金属材料、(例
えば、アルミニュウム材料)または樹脂材料からなるハ
ニカムブロックを示し、前記セル11の前後部は、蜂の
巣状の開口部11aより開口されている。
板または樹脂板等から成る通気孔を備えていない中間板
13aと、通気孔10aを備えた中間板13bとを配設
した積層構造になっている。
と、通気孔10aを備えた中間板13bとの配置は、任
意に設定することが出来、これにより積層ハニカムブロ
ックの座屈変形時の空気の圧縮による荷重増加を利用し
て衝撃吸収性能を制御することが出来、この結果、滑ら
かな荷重増加を得ることが出来ると共に、任意の荷重特
性を設計することが出来るものである。
の他の実施形態としては、図2に示すように、通気孔1
0aの数の増減及び通気孔10aの形成する位置を任意
に設定した中間板13bを準備しておくことで、積層ハ
ニカムブロックの座屈変形時の空気の圧縮による荷重増
加を利用して衝撃吸収性能を制御し、任意の荷重特性を
設計することも可能である。
試験方法の説明図であって、車両14のバンパー部に複
数の積層ハニカムブロック10(この実験例では、縦2
50mm,横500mmのハニカムブロックを3ブロック二
列配設してある)を取付け、ロードセル15を取付けた
固定ブロック16に一定の速度(この実験例では35km
/h)で衝突することにより、衝撃吸収性能を測定する
ものである。
ニカムブロック10の側面12を気密的に構成すると共
に、各ハニカムブロック10に介在させる複数枚の中間
板として、通気孔10aを備えていない中間板13a
と、通気孔10aを備えた中間板13bとを任意の位置
に配設することで、座屈変形時の空気の圧縮による荷重
増加を任意に設定して衝撃吸収性能を制御するものであ
る。これにより、図6の荷重−変位線図(B)及び
(C)に示すように滑らかな荷重増加を得ることが出
来、任意の荷重特性を設計することが出来る。
ックの側面を密閉すると共に、前記ハニカムブロック間
に、通気孔を備えていない中間板と、通気孔を備えた中
間板とを配設したので、空気の圧縮による荷重増加を利
用でき、これにより衝撃吸収性能を制御して滑らかな荷
重増加を得ることが出来ると共に、任意の荷重特性を設
計することが出来る効果がある。
ロックの緩衝装置の分解斜視図である。
である。
ックの緩衝装置の斜視図である。
斜視図である。
斜視図である。
特性を比較したグラフ説明図である。
ック
Claims (3)
- 【請求項1】 ハニカムブロック間に中間板を介在させ
て複数層に積層させて成る緩衝装置において、 前記ハニカムブロックの側面を密閉すると共に、前記ハ
ニカムブロック間に、通気孔を備えていない中間板と、
通気孔を備えた中間板とを配設して成る緩衝装置。 - 【請求項2】 前記通気孔を備えた中間板は、該中間板
の少なくとも一部に通気孔を設けた請求項1に記載の緩
衝装置。 - 【請求項3】 前記ハニカムブロックを、軽金属材料ま
たは樹脂材料により構成すると共に、中間板を金属板ま
たは樹脂板により構成した請求項1または2に記載の緩
衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26965298A JP4052365B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26965298A JP4052365B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000097271A true JP2000097271A (ja) | 2000-04-04 |
JP4052365B2 JP4052365B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
ID=17475344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26965298A Expired - Fee Related JP4052365B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4052365B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100441448B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2004-07-23 | 박준평 | 자동차의 시간차 충격흡수 장치 |
JP2006337305A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 衝突荷重の計測システム及び計測方法 |
JP2021096136A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | Jfeスチール株式会社 | 衝突試験用台車及び衝突試験装置 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP26965298A patent/JP4052365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100441448B1 (ko) * | 2001-11-06 | 2004-07-23 | 박준평 | 자동차의 시간차 충격흡수 장치 |
JP2006337305A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 衝突荷重の計測システム及び計測方法 |
JP2021096136A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | Jfeスチール株式会社 | 衝突試験用台車及び衝突試験装置 |
JP7103335B2 (ja) | 2019-12-17 | 2022-07-20 | Jfeスチール株式会社 | 衝突試験用台車及び衝突試験装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4052365B2 (ja) | 2008-02-27 |
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