JP2000096279A - Na含有塩からのNa回収法 - Google Patents

Na含有塩からのNa回収法

Info

Publication number
JP2000096279A
JP2000096279A JP10266303A JP26630398A JP2000096279A JP 2000096279 A JP2000096279 A JP 2000096279A JP 10266303 A JP10266303 A JP 10266303A JP 26630398 A JP26630398 A JP 26630398A JP 2000096279 A JP2000096279 A JP 2000096279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
alloy
low
salt
low melting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10266303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3245118B2 (ja
Inventor
Yoichi Karita
陽一 刈田
Shunji Inoue
俊二 井上
Katsuichi Iwata
克一 岩田
Masamichi Obata
政道 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP26630398A priority Critical patent/JP3245118B2/ja
Publication of JP2000096279A publication Critical patent/JP2000096279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3245118B2 publication Critical patent/JP3245118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の寿命を低下させたりシール材を腐食さ
せることなく、Na含有塩から高純度のNaのみを確実
に回収することができる方法を提供する。 【解決手段】第1の発明では電解槽1にNa伝導性隔壁
2を設け、陽極室液をNa含有塩の溶融塩とし、陰極室
液を低融点合金として電解することによりNaを低融点
合金に移動させ、その後に低融点合金からNaを分離回
収する。低融点合金としてはBi−In等の融点が10
0℃以下のものが適している。第2と第3の発明では、
陽極室液をNa含有塩の溶融塩又は水溶液とし、陰極室
液を低融点合金として電解することによりNaを低融点
合金に含有させる。次にNa伝導性隔壁を備えた第2の
電解槽において電解を行い、この低融点合金からNaを
分離回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性廃液の処理
等に適したNa含有塩からのNa回収法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所や核燃料再処理施設等から
は、NaNO3 、Na2SO4 、NaCl等のNa含有
塩を主成分とする放射性廃液が発生するが、従来これら
はセメント、アスファルト、プラスチック等と混練して
固化し、処分されてきた。しかしこの処分方法は増量と
なるだけでなく、処分場の地下水によりNa含有塩が溶
出し、それに伴い含有される放射性核種も溶出して環境
汚染となるうえ、Na含有塩が溶出することにより固化
体は空洞化して崩壊し、処分場の陥没などにつながるお
それがあり、処分施設の高コスト化を招いている。そこ
でこれらのNa含有塩を非放射性のNaと酸とに分解す
ることによりリサイクルを図ったり、放射性廃棄物の減
容を図る試みがなされている。
【0003】従来のNa含有塩からのNa回収法の代表
的なものとしては、イオン交換膜電気分解法や、バイポ
ーラ膜電気透析法がある。これはイオン交換膜を使用し
て電気分解し、酸と水酸化ナトリウムを回収する方法で
ある。しかしこの方法ではNaイオンのみが回収される
わけではなく、陽イオンは全て水酸化ナトリウム液に移
行するため、高純度のNaのみを回収することは難し
く、微量の放射性物質がNa側に混入したり、不純物が
混入する可能性があった。また、イオン交換膜の特性か
ら高濃度の酸とアルカリを回収することは困難で、電解
の後に濃縮する必要がある。さらには電流効率が低いと
いう欠点があった。
【0004】そこで本発明者等は、図10に示すように
電解槽1にβアルミナ等のNa伝導性隔壁2を設け、陽
極室液をNa含有塩の溶融塩、陰極室液を溶融NaOH
とし、陽極3と陰極4間に直流電流を通電して電解する
ことにより、NaイオンのみをNa伝導性隔壁2を介し
て陰極側に移動させる方法を先に発明し、特許出願済み
である。
【0005】ところがこの方法には次のような問題があ
った。 βアルミナの寿命延長や電極、電解槽材料選択の観
点から溶融塩の温度に制限があり、添加物を加えて溶融
塩の融点を降下させる必要がある。例えばNaClの融
点は800℃であるが、ZnCl2 を添加すると融点を
250℃まで降下させることができる。しかしこのよう
な添加物によって回収されたNaに不純物が入ったり、
βアルミナの寿命を低下させたり、電解槽1や電極材料
の寿命を縮めるおそれがある。また、これらの添加剤は
二次廃棄物になるという欠点がある。 溶融NaOHは融点が302℃であり操作温度とし
ては350℃程度が必要となる。しかしこのような高温
の溶融NaOHは腐食性が強く、シール材の寿命が短
い。このため、テフロン等の耐熱性のシール材を用いて
も短期間に腐食されてしまう。 回収されたNaをNaOH水溶液としたい場合に
も、溶融NaOHが高温であるために水溶液を直接作る
ことができず、溶融NaOHを水に溶かすための余分の
装置が必要となる。 Na含有廃液は水溶液であり、溶融塩電解するには
乾燥し溶融する必要があるが、加熱装置が必要でエネル
ギーがかかること以外に、廃液の中の不純物によっては
爆発などの危険性も無しとは言えず、安全対策のコスト
がかかる欠点もある。例えば硝酸ソーダ廃液にNH4
3 や有機酸が相当量混入した場合にこのようなことが
懸念される。 また溶融塩の電解残査は放射能や不純物が濃縮され
ており、その処理には水を加え水溶液にした方がやりや
すい場合が多く、前項と合わせて水溶液状態で電解した
いというニーズがあるが、このニーズに対応できない。
【0006】なお、陽極室液をNa含有塩の水溶液とし
て上記の温度の問題を回避することも考えられるが、水
溶液は80℃以下の低温で操作する必要あるためにβア
ルミナ等のNa伝導性隔壁のイオン伝導度が低く、電力
原単位が高くなり装置も大型化する欠点がある。しかも
Na伝導性隔壁は水と接触すると陽極で発生するヒドロ
ニウムイオンのため寿命が著しく低下する欠点があるの
で、この方法は実用的ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、装置の寿命を低下させたりシール材
を腐食させることなく、Na含有塩から高純度のNaの
みを確実に回収することができるNa含有塩からのNa
回収法を提供するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた請求項1の発明は、電解槽にNa伝導性隔
壁を設け、その陽極室液をNa含有塩の溶融塩とし、陰
極室液を低融点合金として電解することによりNaを陰
極側に移動させて低融点合金に含有させ、その後に低融
点合金からNaを分離回収することを特徴とするもので
ある。また請求項2の発明は、陽極室液をNa含有塩の
溶融塩とし、陰極室液を低融点合金として電解すること
によりNaを陰極側に移動させて低融点合金に含有さ
せ、次にNa伝導性隔壁を備えた第2の電解槽において
この低融点合金を陽極室液として電解を行い、Naを分
離回収することを特徴とするものである。また請求項3
の発明は、陽極室液をNa含有塩の水溶液とし、陰極室
液を低融点合金として電解することによりNaを陰極側
に移動させて低融点合金に含有させ、次にNa伝導性隔
壁を備えた第2の電解槽においてこの低融点合金を陽極
室液として電解を行い、Naを分離回収することを特徴
とするものである。
【0009】本発明では、電解槽の陰極室液を低融点合
金としてNa含有塩の電解を行うようにしたので、図1
0に示した従来法のように陰極室液として溶融NaOH
を循環させる必要がなく、溶融NaOHによるシール材
の腐食の問題を回避することができる。また、本発明で
はNa伝導性隔壁を用いて純粋なNaのみを分離するこ
とができるので、Na含有塩から高純度のNaのみを確
実に回収することができる。なお低融点合金としては、
カセイソーダ溶融塩を回収できる融点350℃以下の金
属もしくは合金を用いることができるが、特にGa,B
i−In,Bi−Pb−In,Bi−Pb−Cd−I
n,Bi−Pb−Cd−Sn,Bi−Pb−Cd−Sn
−In等の融点が100℃以下の金属または合金を用い
ることが好ましい。以下に各発明の好ましい実施形態を
示す。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態・・請求項1の
発明)図1は請求項1の発明の実施形態を示す図であ
り、1は電解槽、2はβアルミナ等のNa伝導性隔壁で
ある。陽極室液はNa含有塩の溶融塩であり、前記した
ように例えば核燃料再処理施設等から排出されたNaN
3 を主成分とする放射性廃液である。この実施形態で
はKNO3 を加えることにより融点を221℃程度まで
下げたNaNO3 −KNO3 が陽極室に供給される。
【0011】一方、陰極室液としては低融点合金が用い
られる。低融点合金の中でも、特に融点が100℃以下
でありしかも毒性のないBi−In,Bi−Pb−I
n,Bi−Pb−Cd−In,Bi−Pb−Cd−S
n,Bi−Pb−Cd−Sn−In,Gaの何れかを用
いることが好ましい。これらの低融点合金を陰極室液と
して用いれば低温で電解が可能である。この実施形態で
は、融点が70℃のBi−In合金を使用し、電解槽1
内を250℃に保ちながら陽極3と陰極4とに直流電流
を通電し、電解を行った。
【0012】この結果、陽極室液であるNa含有塩の溶
融塩中のNaはNa伝導性隔壁2を透過して陰極室側に
移動し、陰極室液である低融点合金中に溶け込むが、N
a以外の元素はNa伝導性隔壁2を透過できないため、
陽極室液は次第に濃縮されて行く。この陽極室液は放射
性物質が十分に濃縮された段階で、固化等の手段により
処理される。
【0013】第1の実施形態では、Naが溶け込んだ低
融点合金は陽極室から取り出され、熱交換器5で冷却さ
れたうえで約80℃で水槽6に投入される。Naは水と
反応してNaOH水溶液となり取り出される。このNa
OHには放射性物質が全く含まれないので、一般的な工
業用原料として使用することができる。またNaがなく
なった低融点合金は比重差により水槽6の底部に沈殿す
るので、図示しないポンプにより抜き出し、熱交換器5
で加熱したうえで陰極室に戻せばよい。この低融点合金
自体は性状が変化しないため、何度でも循環させて使用
することが可能である。
【0014】請求項1の発明によれば、従来のように陰
極室液として溶融NaOHを循環させる必要がないた
め、溶融NaOHによるシールの腐食の問題を回避する
ことができる。また溶融NaOHを循環させる場合には
循環性を高めるために350℃位の高温にしないと運転
が行えず、βアルミナ等のNa伝導性隔壁2の寿命を低
下させていたが、本発明によれば実施形態のように25
0℃まで温度を下げることができ、Na伝導性隔壁2の
寿命を延長させることができる。
【0015】(第2の実施形態・・請求項1の発明)図
2は請求項1の発明の第2の実施形態を示す図である。
この実施形態では、Naが溶け込んだ低融点合金は陽極
室から取り出され、高温のまま水添加槽7に投入され
る。この水添加槽7では低融点合金中のNaと反応する
に必要なだけの水が添加され、溶融NaOHが生成され
る。この実施形態では溶融NaOHが生成されるが、従
来のように溶融NaOHを循環させる訳ではないので、
シール性等の問題はない。
【0016】(第3の実施形態・・請求項2の発明)図
3は請求項2の発明の実施形態を示す図である。請求項
2、3の発明では、Na伝導性隔壁のない電解槽1が用
いられる。陽極室液は第1の実施形態と同様の放射性廃
液であるが、この第3の実施形態ではNa含有塩の溶融
塩はNaClとされている。一方、陰極室液は前記した
低融点合金である。電解槽1内はNaClの融点(80
0℃)よりも高温の900℃に保たれ、Na含有塩の溶
融塩との比重差により低融点合金は底部に沈殿してい
る。この場合、沸点の低いCd,Zn,Hg等を含む低
融点金属や合金は好ましくない。
【0017】この状態で陽極3と陰極4とに直流電流を
通電して電解を行うと、陽極室液であるNa含有塩の溶
融塩中のNaは陰極側に移動し、陰極室液である低融点
合金中に溶け込む。しかし請求項1の発明のようにNa
伝導性隔壁2を使用する訳ではないので、放射性物質を
含む不純物も低融点合金中に溶け込むことが避けられな
い。そこでこの低融点合金をNa伝導性隔壁12を備え
た第2の電解槽11の陽極室液とし、陰極室液を溶融N
aOHとして陽極13と陰極14とに直流電流を通電し
て電解を行う。この場合には、第2の電解槽11の運転
温度は350℃程度でよく、低融点合金中のNaのみが
陰極室側に移動し、放射性物質が全く含まれない溶融N
aOHとして回収される。この実施形態によれば、融点
が高いNaClの溶融塩からのNaの取り出しを、高温
でNa伝導性隔壁を使用することなく行える利点があ
る。第2の電解槽11内の低融点合金は熱交換器5を経
由して電解槽1に循環される。なお、この方法で溶融N
aOHの回収の代わりに金属Naを回収することもで
き、この場合は120〜300℃で電解操作を行うこと
ができる。この場合の第2の電解槽11は、図3の下段
に示す通りである。
【0018】(第4の実施形態・・請求項2の発明)図
4に示す第4の実施形態では、第2電解槽11の陰極室
液をも低融点合金とし、Na伝導性隔壁12を介して放
射性物質が全く含まれないNaを第2の電解槽11の陰
極室液である低融点合金に移動させる。そしてこの低融
点合金を水槽6又は水添加槽7に導き、NaOHとして
回収する。この場合には第2の電解槽11の陰極室液と
陽極室液とがともに低融点合金であるため、運転温度を
250℃程度に設定できるので、電力原単位が高くなる
ことはない。
【0019】(第5の実施形態・・請求項2の発明)図
5に示す第5の実施形態では、第2の電解槽11の陰極
室液をNaOH水溶液とし、Naを含む低融点合金から
Na伝導性隔壁12を介してNaOH水溶液にNaを移
動させる。この実施形態では低温(80℃)のためにN
a伝導性隔壁12の伝導率が低く電力原単位が高くなる
が、陽極液に水がないためNa伝導性隔壁12の寿命が
低下することはない。またプロセスが簡単になるという
利点がある。
【0020】(第6の実施形態・・請求項3の発明)図
6は、請求項3の発明の実施形態を示す図である。請求
項3の発明では電解槽1の陽極室液をNa含有塩の水溶
液とし、陰極室液を低融点合金として80℃程度の低温
で電解を行う。低融点合金の種類によっては電流効率は
必ずしも高くはないが(但し、Hgの場合には高効
率)、材料面での制約がなくプロセスが簡単であり、機
器が単純となる。第6の実施形態では、Na及び不純物
を含んだ低融点合金を第2の電解槽11の陽極室液と
し、陰極室液をNaOH水溶液として電解を行い、Na
伝導性隔壁12を介してNaのみを陰極側に移動させ、
NaOH水溶液として取り出す。
【0021】(第7の実施形態・・請求項3の発明)図
7は、請求項3の発明の他の実施形態を示す図である。
この実施形態では、低融点合金とNa含有塩の水溶液と
が収納された電解槽1の内部に、Na伝導性隔壁12が
設置されている。ただしNa伝導性隔壁12は水溶液と
接しないように常に低融点合金中に浸漬されており、そ
の上部にはNa含有塩の水溶液に対して耐性のあるアル
ファアルミナなどの電気絶縁性材料等の筒15が気密に
接合されている。Na含有塩の水溶液中のNaは電解に
より低融点合金に移動し、次にこの低融点合金を陽極室
液とした電解を行うことによりNa伝導性隔壁12を通
過してNaOH水溶液中に移動する。この第7の実施形
態によれば、Na含有塩の水溶液に対する耐性の良くな
いNa伝導性隔壁12を保護し、長持ちさせることが利
点がある。
【0022】(第8の実施形態・・請求項3の発明)図
8は、請求項3の発明の他の実施形態を示す図である。
この実施形態では電解槽1の陰極室から取り出された低
融点合金を熱交換器5によりNaの融点以上の任意の温
度にまで加熱し、第2の電解槽11の陽極室液とする。
そしてNa伝導性隔壁12を介してNaのみを陰極側に
移動させ、金属Naとして取り出す。この方法によれ
ば、任意の温度でNaを回収することができる。
【0023】(第9の実施形態・・請求項3の発明)図
9は、請求項3の発明の他の実施形態を示す図である。
この実施形態では電解槽1の陰極室から取り出された低
融点合金を第2の電解槽11の陽極室液とする。そして
第2の電解槽11の陰極室液をも低融点合金とし、Na
伝導性隔壁12を介して放射性物質が全く含まれないN
aを第2の電解槽11の陰極室液である低融点合金に移
動させる。そしてこの低融点合金を水槽6又は水添加槽
7に導き、NaOHとして回収する。この方法はNa伝
導性隔壁12を使用する温度を任意に選ぶことができる
ため、イオン伝導性がよく、しかもNa伝導性隔壁12
やシール材の寿命が長く取れる温度条件で運転できる利
点がある。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
装置の寿命を低下させたりシール材を腐食させることな
く、Na含有塩から高純度のNaのみを確実に回収する
ことができる。このため本発明は特に放射性廃液の処理
等に適したものであるが、その他のNa含有塩からのN
a回収法としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】第2の実施形態を示す断面図である。
【図3】第3の実施形態を示す断面図である。
【図4】第4の実施形態を示す断面図である。
【図5】第5の実施形態を示す断面図である。
【図6】第6の実施形態を示す断面図である。
【図7】第7の実施形態を示す断面図である。
【図8】第8の実施形態を示す断面図である。
【図9】第9の実施形態を示す断面図である。
【図10】先願の方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電解槽、2 Na伝導性隔壁、3 陽極、4 陰
極、5 熱交換器、6水槽、7 水添加槽、11 第2
の電解槽、12 Na伝導性隔壁、13 陽極、14
陰極、15 筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 克一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 (72)発明者 小畑 政道 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内 Fターム(参考) 4K021 AB01 BA01 BA02 DB01 4K058 AA10 AA21 BA03 BB05 CB01 CB04 DD12 EB13 FA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽にNa伝導性隔壁を設け、その陽
    極室液をNa含有塩の溶融塩とし、陰極室液を低融点合
    金として電解することによりNaを陰極側に移動させて
    低融点合金に含有させ、その後に低融点合金からNaを
    分離回収することを特徴とするNa含有塩からのNa回
    収法。
  2. 【請求項2】 陽極室液をNa含有塩の溶融塩とし、陰
    極室液を低融点合金として電解することによりNaを陰
    極側に移動させて低融点合金に含有させ、次にNa伝導
    性隔壁を備えた第2の電解槽においてこの低融点合金を
    陽極室液として電解を行い、Naを分離回収することを
    特徴とするNa含有塩からのNa回収法。
  3. 【請求項3】 陽極室液をNa含有塩の水溶液とし、陰
    極室液を低融点合金として電解することによりNaを陰
    極側に移動させて低融点合金に含有させ、次にNa伝導
    性隔壁を備えた第2の電解槽においてこの低融点合金を
    陽極室液として電解を行い、Naを分離回収することを
    特徴とするNa含有塩からのNa回収法。
  4. 【請求項4】 低融点合金として、融点350℃以下の
    金属もしくは合金を用いる請求項1〜3の何れかに記載
    のNa含有塩からのNa回収法。
  5. 【請求項5】 Na伝導性隔壁として、βアルミナを用
    いる請求項1〜4の何れかに記載のNa含有塩からのN
    a回収法。
JP26630398A 1998-09-21 1998-09-21 放射性Na含有塩からの非放射性Na回収法 Expired - Fee Related JP3245118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26630398A JP3245118B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 放射性Na含有塩からの非放射性Na回収法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26630398A JP3245118B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 放射性Na含有塩からの非放射性Na回収法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000096279A true JP2000096279A (ja) 2000-04-04
JP3245118B2 JP3245118B2 (ja) 2002-01-07

Family

ID=17429068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26630398A Expired - Fee Related JP3245118B2 (ja) 1998-09-21 1998-09-21 放射性Na含有塩からの非放射性Na回収法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3245118B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010099360A (ko) * 2001-09-21 2001-11-09 전길순 나트륨 재생기와(Na) 제조방법
JP2010523821A (ja) * 2007-04-03 2010-07-15 セラマテック・インク イオン伝導固体セラミック膜を使用した水性アルカリ化学品のリサイクルのための電気化学的プロセス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010099360A (ko) * 2001-09-21 2001-11-09 전길순 나트륨 재생기와(Na) 제조방법
JP2010523821A (ja) * 2007-04-03 2010-07-15 セラマテック・インク イオン伝導固体セラミック膜を使用した水性アルカリ化学品のリサイクルのための電気化学的プロセス

Also Published As

Publication number Publication date
JP3245118B2 (ja) 2002-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Mecucci et al. Leaching and electrochemical recovery of copper, lead and tin from scrap printed circuit boards
JP4726943B2 (ja) 高アルカリ炭酸塩溶液系による使用済核燃料からのウラン回収方法
KR102274666B1 (ko) 중수의 전해농축 방법
EP1366218B1 (en) Electrorefining process for separating metals
CN104152905A (zh) 酸性氯化铜蚀刻液电解再生循环及铜板回收装置及方法
CN101914785B (zh) 一种回收银铜合金废料中银和铜的方法
KR101368216B1 (ko) 폐 리튬 이차전지로부터의 유가금속 회수 방법
EP0125401B1 (en) Method for decontaminating metals contaminated with radioactive substances
EP1481401B1 (en) Electrochemical cell for metal production
JP2008200563A (ja) 鉛含有ガラス廃棄物の処理方法
CN102286746A (zh) 酸性蚀刻液循环再生与铜回收装置
JP2009023847A (ja) ヨウ化水素酸の製造方法
JP3245118B2 (ja) 放射性Na含有塩からの非放射性Na回収法
JP7460181B2 (ja) ベリリウム溶液の製造方法、ベリリウムの製造方法、水酸化ベリリウムの製造方法、酸化ベリリウムの製造方法、溶液の製造装置、ベリリウムの製造システム、及びベリリウム
RU2742864C2 (ru) Способ обработки твердого углеродсодержащего материала, содержащего алюминий, фториды и ионы натрия
WO1989010981A1 (en) Apparatus and method for dissolving hazardous waste materials by catalyzed electrochemical dissolution
JP4311811B2 (ja) 放射性廃液の処理方法
US20200024146A1 (en) Recycling of Nuclear Liquid Waste with Boron Control
EP1601819A2 (en) Process for separating metals
CN205974673U (zh) 一种氯气回收装置
KR100753587B1 (ko) 전해생성된 염소 또는 염소화합물을 이용한 전해침출장치
JP6419470B2 (ja) 電解処理方法及び電解処理装置
KR100326480B1 (ko) 아연페라이트가 함유된 제강분진으로부터 염산과 금속아연의 회수방법
GB2395958A (en) Electrolytic separation of metals
JP2003147566A (ja) スクラップからの有価金属の回収方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011012

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees